JP4001762B2 - 撮像装置及び撮像方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、撮像装置及び撮像方法に係わり、特に、全画素を複数のフィールドに分けて転送する撮像素子を用いた撮像装置及び全画素を複数のフィールドに分けて転送する撮像素子を用いた撮像方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、撮像装置に用いられるCCDは、図4に示すように、マトリクス状に配列された画素Sと、各画素Sの水平方向の一側に沿って垂直ライン毎に設けられた垂直転送レジスタVRと、各垂直転送レジスタVRの終端側に設けられた水平転送レジスタHRとを備えている。このCCDにおいて、各画素Sには、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の三原色フィルタの何れか1つが各々配置される。そして、Rフィルタが配置された画素Sは、Rの光を変換してR信号を出力し、Gフィルタが配置された画素Sは、Gの光を変換してG信号を出力し、Bフィルタが配置された画素Sは、Bの光を変換してB信号を出力する。
【0003】
上記三原色フィルタは、各信号を出力する領域が水平方向にR、G、R、G…又はG、B、G、B…の順に配列され、R、G、R、G…の色フィルタ配列の水平ライン(以下、RGラインという)と、G、B、G、B…の色フィルタ配列の水平ライン(以下、GBライン)が交互に設けられている。なお、図中には、RGラインからのG信号とGBラインからのG信号とを区別するために、RGラインのG信号をGr信号、GBラインのG信号をGb信号と記載している。
【0004】
従来のインタレース式転送方法では、上述した構成のCCDに蓄積された電荷を、転送する際に、GBラインから構成されるフィールド(図4(a)参照)と、RGラインから構成されるフィールド(図4(b)参照)とに分けて、2フィールドで転送を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の転送方式では、GBラインから構成されるフィールドはGb信号とB信号しか含まれておらず、RGラインから構成されるフィールドはR信号と、Gr信号しか含まれていない。つまり、2フィールドの転送が終了して初めて、RGB全種類の信号が転送されるため、全フィールドの転送が終了するまで、RGB全種類が揃わなかった。
【0006】
このため、転送完了まで、画像全体における画像特徴データを作成することができず、その後の画像処理を開始することができなかった。従って、画像処理完了までに時間がかかり、撮影してから次の撮影が可能になるまでに時間がかかりすぎると言う問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、撮影してから次の撮影が可能になるまでの時間の短縮を図った撮像装置、インタレース式転送方法及び撮像方法を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、撮像素子に蓄積された全画素数に対応する電荷を転送する際に、前記電荷のデータ転送をM(4以上の整数)フィールドに分割してインタレース転送を行い、かつ色分解用の色フィルタを設けた撮像素子を用いる撮像装置であって、前記色フィルタに用いられる全ての色信号が揃うm(1以上M未満の整数)フィールドの転送が完了した時点で当該mフィールド分の転送データから構成される画像中の特徴データを検出する特徴検出手段と、前記検出した特徴から画像処理に用いる制御値を算出する算出手段と、Mフィールド分の転送が完了した時点で該Mフィールドの転送データから構成される画像に対して前記算出手段で算出した前記制御値を用いて画像処理を行う画像処理手段と、画像処理された画像データを記録する記録手段とを備えたことを特徴とする撮像装置に存する。
【0009】
請求項2記載の発明は、撮像素子に蓄積された全画素数に対応する電荷を転送する際に、前記電荷のデータ転送をM(4以上の整数)フィールドに分割してインタレース転送を行い、かつ色分解用の色フィルタを設けた撮像素子を用いる撮像装置であって、前記色フィルタに用いられる全ての色信号が揃うm(1以上M未満の整数)フィールドの転送が完了した時点で当該mフィールド分の転送データから構成される画像中の特徴データを検出する特徴検出手段と、前記検出した特徴から画像処理に用いる制御値を算出する算出手段と、前記mフィールド分の転送データよりも後に転送された転送データから構成される画像に対して前記算出手段で算出した前記制御値を用いて画像処理を行う画像処理手段と、画像処理された画像データを記録する記録手段とを備えたことを特徴とする撮像装置に存する。
【0010】
請求項3記載の発明は、撮像素子に蓄積された全画素数に対応する電荷を転送する際に、前記電荷のデータ転送をM(4以上の整数)フィールドに分割してインタレース転送を行い、かつ色分解用の色フィルタを設けた撮像素子を用いる撮像装置であって、全画素記録可能な第1記録モードと前記全画素より少ない画素記録可能な第2記録モードとを切り替える切替手段と、前記mフィールドの転送が完了した時点で当該mフィールド分の転送データから構成される画像中の特徴データを検出する特徴検出手段と、前記検出した特徴から画像処理に用いる制御値を算出する算出手段と、前記切替手段によって第1記録モードに切り替えられている場合は該Mフィールドの転送データから構成される画像に対して前記算出手段で算出した前記制御値を用いて画像処理を行い、前記第2記録モードに切り替えられている場合は前記mフィールド分の転送データよりも後に転送された転送データから構成される画像に対して前記算出手段で算出した前記制御値を用いて画像処理を行う画像処理手段と、前記画像処理された画像データを記録する記録手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置に存する。
【0011】
請求項11記載の発明は、撮像素子に蓄積された全画素数に対応する電荷を転送する際に、前記電荷のデータ転送をM(4以上の整数)フィールドに分割してインタレース転送を行い、かつ色分解用の色フィルタを設けた撮像素子を用いた撮像方法であって、前記色フィルタに用いられる全ての色信号が揃うm(1以上M未満の整数)フィールドの転送が完了した時点で当該mフィールド分の転送データから構成される画像中の特徴データを検出し、前記検出した特徴から画像処理に用いる制御値を算出し、Mフィールド分の転送が完了した時点で該Mフィールドの転送データから構成される画像に対して前算出した前記制御値を用いて画像処理を行い、画像処理された画像データを記録することを特徴とする撮像方法に存する。
【0012】
請求項12記載の発明は、撮像素子に蓄積された全画素数に対応する電荷を転送する際に、前記電荷のデータ転送をM(4以上の整数)フィールドに分割してインタレース転送を行い、かつ色分解用の色フィルタを設けた撮像素子を用いた撮像方法であって、前記色フィルタに用いられる全ての色信号が揃うm(1以上M未満の整数)フィールドの転送が完了した時点で当該mフィールド分の転送データから構成される画像中の特徴データを検出し、前記検出した特徴から画像処理に用いる制御値を算出し、前記mフィールド分の転送データよりも後に転送された転送データから構成される画像に対して前記算出した前記制御値を用いて画像処理を行い、画像処理された画像データを記録するを備えたことを特徴とする撮像方法に存する。
【0013】
請求項13記載の発明は、撮像素子に蓄積された全画素数に対応する電荷を転送する際に、前記電荷のデータ転送をM(4以上の整数)フィールドに分割してインタレース転送を行い、かつ色分解用の色フィルタを設けた撮像素子を用いた撮像方法であって、全画素記録可能な第1記録モードと前記全画素より少ない画素記録可能な第2記録モードとを切り替え、前記mフィールドの転送が完了した時点で当該mフィールド分の転送データから構成される画像中の特徴データを検出し、前記検出した特徴から画像処理に用いる制御値を算出し、前記第1記録モードに切り替えられている場合は該Mフィールドの転送データから構成される画像に対して前記算出した前記制御値を用いて画像処理を行い、前記第2記録モードに切り替えられている場合は前記mフィールド分の転送データよりも後に転送された転送データから構成される画像に対して前記算出した前記制御値を用いて画像処理を行い、前記画像処理された画像データを記録することを特徴とする撮像方法に存する。
【0014】
請求項1〜3、11〜13記載の発明によれば、mフィールドの転送が完了した時点で当該mフィールド分の色信号から構成される画像中の特徴データを検出する。
【0015】
今、色フィルタとしてRGB三原色フィルタを用い、画素に対してベイヤー型に配置した場合について説明する。この場合、まず、全画素を第1RGフィールドと、第2RGフィールドと、第1GBフィールドと、第2GBフィールドとに分ける。
【0016】
そして、例えば、第1RG→第1GB→第2RG→第2GBフィールドの順に転送すれば、4つのフィールドに分けて転送する際、最初の2フィールドの転送だけで、RGBの全種類の色信号を転送することができる。このため、全フィールドの転送を待たなくても、一部のフィールドが転送された時点で、画像処理に用いる制御値を求めたり、求めた制御値を用いて画像処理を開始することができる。
【0017】
また、請求項2、3及び12、13によれば、全フィールドの画素を必要としないサイズの画像を記録する場合は、残りのフィールドより前に転送されたフィールドから算出した制御値を用いて、残りの一組のフィールドから構成される画像の画像処理を行うことができる。従って、全フィールドの転送を待たなくても、mフィールドが転送された時点で、画像処理に用いる制御値を求め、求めた制御値を用いて画像処理を開始することができる。
【0018】
請求項記載の発明は、請求項1〜3何れか1項記載の撮像装置であって、前記特徴データが、画像の色分布データであり、前記制御値が、ホワイトバランス制御処理に用いられるホワイトバランスゲインである
ことを特徴とする撮像装置に存する。
【0019】
請求項14記載の発明は、請求項11〜13何れか1項記載の撮像方法であって、前記特徴データが、画像の色分布データであり、前記制御値が、ホワイトバランス制御処理に用いられるホワイトバランスゲインであることを特徴とする撮像方法に存する。
【0020】
請求項4及び14記載の発明によれば、全フィールドの転送を待たなくても、一部のフィールドが転送された時点で、ホワイトバランス制御処理に用いるホワイトバランスゲインを求めたり、求めたホワイトバランスゲインを用いてホワイトバランス制御処理を開始することができる。
【0021】
請求項5記載の発明は、請求項1〜3何れか1項記載の撮像装置であって、前記特徴データが、明るさの分布データであり、前記制御値が、コントラスト補正処理に用いられる補正値であることを特徴とする撮像装置に存する。
【0022】
請求項15記載の発明は、請求項11〜13何れか1項記載の撮像方法であって、前記特徴データが、明るさの分布データであり、前記制御値が、コントラスト補正処理に用いられる補正値であることを特徴とする撮像方法に存する。
【0023】
請求項5及び15記載の発明によれば、全フィールドの転送を待たなくても、一部のフィールドが転送された時点で、コントラスト補正処理に用いる補正値を求めたり、求めた補正値を用いてコントラスト補正処理を開始することができる。
【0024】
請求項6記載の発明は、請求項1〜3何れか1項記載の撮像装置であって、前記特徴データが、前記mフィールド分の色信号から構成される画像中のエッジ成分を抽出したデータであり、前記制御値は、エッジ強調処理に用いられるエッジ強調係数である
ことを特徴とする撮像装置に存する。
【0025】
請求項16記載の発明は、請求項11〜13何れか1項記載の撮像方法であって、前記 特徴データが、前記mフィールド分の色信号から構成される画像中のエッジ成分を抽出したデータであり、前記制御値は、エッジ強調処理に用いられるエッジ強調係数であることを特徴とする撮像方法に存する。
【0026】
請求項6及び16記載の発明によれば、全フィールドの転送を待たなくても、一部のフィールドが転送された時点で、エッジ強調処理に用いるエッジ強調係数を求めたり、求めたエッジ強調係数を用いてエッジ強調処理を開始することができる。
【0027】
請求項7記載の発明は、請求項1〜3何れか1項記載の撮像装置であって、前記特徴データが、色分布データであり、前記制御値が、色変換処理用の色変換係数であることを特徴とする撮像装置に存する。
【0028】
請求項17記載の発明は、請求項11〜13何れか1項記載の撮像方法であって、前記特徴データが、色分布データであり、前記制御値が、色変換処理用の色変換係数であることを特徴とする撮像方法に存する。
【0029】
請求項7及び17記載の発明によれば、全フィールドの転送を待たなくても、一部のフィールドが転送された時点で、色変換処理に用いる色変換係数を求めたり、求めた色変換係数を用いて色変換処理を開始することができる。
【0030】
請求項8記載の発明は、請求項1〜3何れか1項記載の撮像装置であって、前記特徴データが、明るさの分布データであり、前記制御値が、二値化処理の閾値であることを特徴とする撮像装置に存する。
【0031】
請求項18記載の発明は、請求項11〜13何れか1項記載の撮像方法であって、前記特徴データが、明るさの分布データであり、前記制御値が、二値化処理の閾値であることを特徴とする撮像方法に存する。
【0032】
請求項8及び18記載の発明によれば、全フィールドの転送を待たなくても、一部のフィールドが転送された時点で、二値化処理の閾値を求めることができる。
【0033】
請求項9記載の発明は、請求項1〜8何れか1項記載の撮像装置であって、前記色フィルタは、R(レッド)G(グリーン)B(ブルー)の原色系の色フィルタから構成されることを特徴とする撮像装置に存する。
【0034】
請求項19記載の発明は、請求項11〜18何れか1項記載の撮像方法であって、前記色フィルタは、R(レッド)G(グリーン)B(ブルー)の原色系の色フィルタから構成されることを特徴とする撮像方法に存する。
【0035】
請求項9及び19記載の発明によれば、色フィルタは、原色系である。従って、全フィールドの転送を待たなくても、一部のフィールドが転送された時点で、画像処理に用いる制御値を求めたり、求めた制御値を用いて画像処理を開始することができる。
【0036】
請求項10記載の発明は、請求項1〜8何れか1項記載の撮像装置であって、前記色フィルタは、Ye(イエロー)Cy(シアン)Mg(マゼンタ)G(グリーン)の補色系の色フィルタから構成されることを特徴とする撮像装置に存する。
【0037】
請求項20記載の発明は、請求項11〜18何れか1項記載の撮像方法であって、前記色フィルタは、Ye(イエロー)Cy(シアン)Mg(マゼンタ)G(グリーン)の補色系の色フィルタから構成されることを特徴とする撮像方法に存する。
【0038】
請求項10及び20記載の発明によれば、色フィルタは、補色系のフィルタである。従って、全フィールドの転送を待たなくても、一部のフィールドが転送された時点で、画像処理に用いる制御値を求めたり、求めた制御値を用いて画像処理を開始することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明のインタレース式転送方法及び撮像方法を実施した撮像装置としてのデジタルカメラの一実施の形態を示す図である。図2は、本発明のインタレース式転送方法及び撮像方法を実施した撮像装置に用いられるCCD(=撮像素子)の構成を示す図である。
【0040】
図1に示すように、被写体光は、まず撮影光学系11を通してCCD12に入射される。また、撮影光学系11とCCD12との間は、メカシャッタ13が配置されており、このメカシャッタ13により、CCD12への入射光を遮断することができる。なお、上述した撮影光学系11及びメカシャッタ13は、モータドライバ14により各々駆動される。
【0041】
上述したCCD12は、図2に示すように、光電変換を行う複数の画素Sを二次マトリクス状に配列した撮像面を有し、被写体光が入射されることにより、撮像面に結像された光学像を電気信号に変換して、アナログの画像データとして出力する。CCD12から出力された画像データは、CDS回路15によりノイズ成分を除去され、A/D変換器16によりディジタル値に変換された後、信号処理回路17に対して出力される。
【0042】
信号処理回路17は、画像データを一時格納するSDRAM18を用いて、YUV変換処理や、画像処理手段として働き、ホワイトバランス制御処理、コントラスト補正処理、エッジ強調処理、色変換処理などの各種画像処理を行う。なお、上記ホワイトバランス処理は画像データの色濃さを、コントラスト補正処理は画像データのコントラストを、エッジ強調処理は画像データのシャープネスを、色変換処理は画像データの色合いを各々調整する画像処理である。また、信号処理回路17は、信号処理や画像処理が施された画像データを液晶ディスプレイ19(以下、「LCD19」と略記する)に表示させる。
【0043】
また、上記信号処理、画像処理が施された画像データは、画像圧縮伸張回路20を介して、メモリカード21(=記録手段)に記録される。上記画像圧縮伸張回路20は、信号処理回路17から出力される画像データを、圧縮してメモリカード21に出力すると共に、メモリカード21から読み出した画像データを、伸張して信号処理回路17に出力する回路である。
【0044】
また、上述したCCD12、CDS回路15及びA/D変換器16は、タイミング信号を発生するタイミング信号発生器22を介してシステムコントローラ23によって、その変換タイミングや除去タイミングが制御されている。さらに、信号処理回路17、画像圧縮伸張回路20、メモリカード21も、上記システムコントローラ23によって、制御されている。
【0045】
上記システムコントローラ23は、カメラ全体の制御を行うためのものであり、プログラムに従って各種演算処理を行うCPU23a、CPU23aが行うプログラムなどを格納したメモリであるPROM23b及びCPU23aでの各種の処理過程で利用するワークエリア、各種データを格納するデータ格納エリアなどを有する読出書込自在のメモリであるSRAM23cなどを内蔵し、これらが図示しないバスラインによって相互接続されている。上述したシステムコントローラ23には、レリーズや、モード切替スイッチなどを有する操作部24と、各種制御値を記憶するEEPROM25とが接続されている。
【0046】
上述した構成のデジタルカメラを構成するCCD12が行う転送方法について以下説明する。
CCD12は、図2に示すように、上述した従来と同様に、マトリクス状に配列された画素Sと、各画素Sの水平方向の一側に沿って垂直ライン毎に設けられた垂直転送レジスタVRと、各垂直転送レジスタVRの終端側に設けられた水平転送レジスタHRとを備えている。三原色フィルタの配列も、上述した従来で説明したように、RGラインと、GBラインが交互に設けられているいわゆるベイヤー型である。
【0047】
上述した構成のCCD12は、全画素を複数のフィールドに分けて、インタレース転送を行う。このフィールドの分け方について説明する。図4に示すように、全画素をRGラインから構成されるRGフィールド(図4(b))と、GBラインから構成されるGBフィールド(図4(a))との2つのフィールドに分けた場合、上述した従来の問題点で説明したように、RG、GBの両フィールドの転送が終了して初めて、RGB全種類の色信号が転送される。
【0048】
本発明では、全画素を第RGフィールド(図2(a))と、第2RGフィールド(図2(c))と、第1GBフィールド(図2(b))と、第2GBフィールド(図2(d))とに分ける。そして、上述したフィールド毎に、インタレース転送を行う。
【0049】
次に、上述したフィールドの転送順番について説明する。まず、上述した複数のフィールドを、第1RGフィールド第1GBフィールドからなる第1組と、第2RGフィールド第2GBフィールドからなる第2組とに分ける。この組分けからも分かるように、各組は、RGB全種類の色信号を含む
【0050】
そして、一組ずつ順番に転送を行う。例えば、第1組、第2組の順に転送する場合、第1RG→第1GB→第2RG→第2GBフィールドの順にインタレース転送される。このような順番で、転送すれば、4つのフィールドに分けて転送する際、最初の2フィールドの転送だけで、RGB全種類の色信号を転送することができる。
【0051】
上述したCCD12から転送されたフィールドは、CDS回路15及びA/D変換器16でデジタル信号に変換された後、信号処理回路17を介してSDRAM18に記憶される。
【0052】
次に、上述したようなインタレース転送を行うCCD12を用いたデジタルカメラの動作について説明する。
本発明のデジタルカメラは、CCD12を構成する全画素記録可能な第1記録モードと、半分の画素の記録可能な第2記録モードとを操作部24内に備えたモード切替スイッチ(=切替手段)によって切り替えられるものとする。
【0053】
まず、モード切替スイッチによって、第1記録モードに切り替えられているときの動作について、図3のCPU23aの処理手順を示すフローチャートを参照して以下説明する。
【0054】
CPU23aは、第1RG、第1GBフィールドの転送が完了され、信号処理回路17を介して、SDRAM18に、第1RG、第1GBフィールドから構成される画像データが格納されると(ステップS1でY、かつ、ステップS2でY)、RGB全種類の色信号を含む画像データが転送されたと判断して、特徴検出手段として働き、信号処理回路17を制御して、第1RG、第1GBフィールドから構成される画像データ中の特徴データを検出する特徴検出処理を行う(ステップS3)。上記特徴検出処理において、CPU23aは、例えば、画像データ中の色分布データ、明るさの分布データ、エッジ成分を特徴データとして検出する。
【0055】
次に、CPU23aは、算出手段として働き、検出した特徴データから各種画像処理に用いられる制御値を算出する算出処理を行う(ステップS4)。この算出処理において、CPU23aは、色分布データからホワイトバランス制御処理用のホワイトバランスゲインを算出したり、明るさの分布データから、例えば画像データ中の明るさ分布が均一になるようなコントラスト補正処理用の補正値を算出する。さらに、算出処理において、CPU23aは、エッジ成分からエッジ強調処理用のエッジ強調係数を算出したり、色分布データから例えば人物撮影がされていると認識される場合は、肌色がより好ましい肌色に再現されるような色変換処理用の色変換係数を算出する。
【0056】
次に、第2RG、第2GBフィールドの転送が完了され、信号処理回路17を介して、SDRAM18に、全フィールドから構成される画像データが格納されると(ステップS5でY、かつ、ステップS6でY)、CPU23aは、SDRAM18に格納された全フィールドから構成される画像データを、信号処理回路17内のYUV変換部(図示せず)でYUV変換させた後、SDRAM18に書き戻させるYUV変換処理を行う(ステップS7)。
【0057】
このYUV変換を行う際に、信号処理回路17は、画像処理手段として働き、算出処理にて算出したホワイトバランスゲイン、補正値、エッジ強調係数、色変換係数を用いて、ホワイトバランス制御処理、コントラスト補正処理、エッジ強調処理、色変換処理などの各種画像処理を行う。
【0058】
次に、CPU23aは、YUV変換された画像データを再度読み出し、画像圧縮伸張回路20によってJPEG圧縮を行わせ、再びSDRAM18に格納するJPEG圧縮処理を行う(ステップS8)。その後、CPU23aは、SDRAM18からJPEG圧縮済の画像データを再び読み出し、ヘッダデータを添付してメモリカード21に記録する記録処理を行って(ステップS9)、処理を終了する。
【0059】
上述したデジタルカメラによれば、全フィールドの転送が完了する前に、RGB全種類の色信号を含み、画像処理可能な一組のフィールド(第1RG、第1GBフィールド)の転送が行われた時点で、画像処理に用いる制御値を算出する。従って、全フィールドの転送を待たなくても、一組のフィールドが転送された時点で、画像処理に用いる制御値を求めることができ、撮影してから次の撮影が可能になるまでの時間の短縮を図ることができる。
【0060】
次に、モード切替スイッチによって、第2記録モードに切り替えられているときの動作について、図3のCPU23aの処理手順を示すフローチャートを参照して以下説明する。なお、上述した第1記録モードと同様の動作については、その詳細な説明を省略する。
まず、CPU23aは、第1記録モード時と同様にステップS1〜S6までの動作を行う。次に、CPU23aは、SDRAM18に格納された第2RG、第2GBフィールドから構成される画像データを、信号処理回路17内のYUV変換部(図示せず)でYUV変換させた後、SDRAM18に書き戻させるYUV変換処理を行う(ステップS7)。
【0061】
このYUV変換を行う際に、信号処理回路17は、算出処理にて、第1RG、第1GBフィールドから構成される画像データに基づき、算出したホワイトバランスゲイン、補正値、エッジ強調係数、色変換係数を用いて、第2RG、第2GBフィールドから構成される記録用の画像データのホワイトバランス制御処理、コントラスト補正処理、エッジ強調処理、色変換処理などの各種画像処理を行う。その後、CPU23aは、第1記録モード時と同様にステップS8及びS9の動作を行って処理を終了する。
【0062】
以上の第2記録モードでの動作によれば、全フィールドの転送を待たなくても、第1RG、第1GBフィールドが転送された時点で、画像処理に用いる制御値を求め、求めた制御値を用いて、後から転送される記録用の第2RG、第2GBフィールドに対して、第2RG、第2GBフィールドの転送が完了した時点から画像処理を開始することができ、この場合も、撮影してから次の撮影が可能になるまでの時間の短縮を図ることができる。
【0063】
なお、上述した実施形態では、色フィルタとしてRGBの原色系の色フィルタを、例に説明していたが、色フィルタとしては、原色系フィルタに限られたものでなく、例えば、Ye(イエロー)、Cy(シアン)Mg(マゼンタ)G(グリーン)の補色系の色フィルタを用いることも考えられる。
【0064】
また、上述した実施形態では、画像処理として、ホワイトバランス制御処理、コントラスト補正処理、エッジ強調処理、色変換処理を挙げていたが、これらに限られたものでなく、例えば、二値化処理を行う場合にも適用することができる。二値化処理をする場合、明るい部分と暗い部分を判別するための閾値が制御値となる。
【0065】
デジタルカメラのように被写体全面が常に同一照度で照らされているとは限らない撮像装置においては、画像を小エリアに分割して、それぞれの明るさ分布を検出し、それぞれのエリアで閾値を決める必要がある。明るさ分布を検出するためには、CCD12においては、RGB全種類の色信号が画面全体にわたって必要となる。本発明では、第1RGフィールドと第1GBフィールドの転送によりSDRAM18に書き込まれたRGBの画像データをもとに、各エリアの閾値を転送終了前に算出でき、全フィールドの転送が完了したところで、その閾値を用いた二値化処理が開始できる。
【0066】
また、上述した実施形態では、上述した組分け順に従って、第1RG→第1GB→第2RG→第2GBフィールドの順で転送している。しかしながら、転送する順は上述した順番に限らず、任意であり、RGB全種類の色信号を含む一組のフィールド(第1RG、第1GBフィールド)の転送が早く終了する順で転送すればよい。上述した組分けに従って転送すれば、速い段階で、制御値の算出、または、制御値を用いた画像処理を開始することができる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1〜3及び11〜13記載の発明によれば、全フィールドの転送を待たなくても、一部のフィールドが転送された時点で、画像処理に用いる制御値を求めたり、求めた制御値を用いて画像処理を開始することができるので、撮影してから次の撮影が可能になるまでの時間の短縮を図った撮像装置及びインタレース式転送方法を得ることができる。
【0068】
請求項4及び14記載の発明によれば、全フィールドの転送を待たなくても、一部のフィールドが転送された時点で、ホワイトバランス制御処理に用いるホワイトバランスゲインを求めたり、求めたホワイトバランスゲインを用いてホワイトバランス制御処理を開始することができるので、撮影してから次の撮影が可能になるまでの時間の短縮を図った撮像装置を得ることができる。
【0069】
請求項5及び15記載の発明によれば、全フィールドの転送を待たなくても、一部のフィールドが転送された時点で、コントラスト補正処理に用いる補正値を求めたり、求めた補正値を用いてコントラスト補正処理を開始することができるので、撮影してから次の撮影が可能になるまでの時間の短縮を図った撮像装置を得ることができる。
【0070】
請求項6及び16記載の発明によれば、全フィールドの転送を待たなくても、一部のフィールドが転送された時点で、エッジ強調処理に用いるエッジ強調係数を求めたり、求めたエッジ強調係数を用いてエッジ強調処理を開始することができるので、撮影してから次の撮影が可能になるまでの時間の短縮を図った撮像装置を得ることができる。
【0071】
請求項7及び17記載の発明によれば、全フィールドの転送を待たなくても、一部のフィールドが転送された時点で、色変換処理に用いる色変換係数を求めたり、求めた色変換係数を用いて色変換処理を開始することができるので、撮影してから次の撮影が可能になるまでの時間の短縮を図った撮像装置を得ることができる。
【0072】
請求項8及び18記載の発明によれば、全フィールドの転送を待たなくても、一部のフィールドが転送された時点で、二値化処理の閾値を求めることができるので、撮影してから次の撮影が可能になるまでの時間の短縮を図った撮像装置を得ることができる。
【0073】
請求項9、10及び19、20記載の発明によれば、全フィールドの転送を待たなくても、一部のフィールドが転送された時点で、画像処理に用いる制御値を求めたり、求めた制御値を用いて画像処理を開始することができるので、撮影してから次の撮影が可能になるまでの時間の短縮を図った撮像装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインタレース式転送方法及び撮像方法を実施した撮像装置としてのデジタルカメラの一実施の形態を示す図である。
【図2】 本発明のインタレース式転送方法及び撮像方法を実施した撮像装置に用いられるCCD12の構成を示す図である。
【図3】 図1のデジタルカメラを構成するCPU23aの処理手順を示すフローチャートである。
【図4】 従来のインタレース式のCCD12の構成を示す図である。
【符号の説明】
S 画素
12 CCD(撮像素子)
17 信号処理回路(画像処理手段)
21 メモリカード(記録手段)
23a CPU(特徴検出手段、算出手段)

Claims (20)

  1. 撮像素子に蓄積された全画素数に対応する電荷を転送する際に、前記電荷のデータ転送をM(4以上の整数)フィールドに分割してインタレース転送を行い、かつ色分解用の色フィルタを設けた撮像素子を用いる撮像装置であって、
    前記色フィルタに用いられる全ての色信号が揃うm(1以上M未満の整数)フィールドの転送が完了した時点で当該mフィールド分の転送データから構成される画像中の特徴データを検出する特徴検出手段と、
    前記検出した特徴から画像処理に用いる制御値を算出する算出手段と、
    Mフィールド分の転送が完了した時点で該Mフィールドの転送データから構成される画像に対して前記算出手段で算出した前記制御値を用いて画像処理を行う画像処理手段と、
    画像処理された画像データを記録する記録手段と
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 撮像素子に蓄積された全画素数に対応する電荷を転送する際に、前記電荷のデータ転送をM(4以上の整数)フィールドに分割してインタレース転送を行い、かつ色分解用の色フィルタを設けた撮像素子を用いる撮像装置であって、
    前記色フィルタに用いられる全ての色信号が揃うm(1以上M未満の整数)フィールドの転送が完了した時点で当該mフィールド分の転送データから構成される画像中の特徴データを検出する特徴検出手段と、
    前記検出した特徴から画像処理に用いる制御値を算出する算出手段と、
    前記mフィールド分の転送データよりも後に転送された転送データから構成される画像に対して前記算出手段で算出した前記制御値を用いて画像処理を行う画像処理手段と、
    画像処理された画像データを記録する記録手段と
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  3. 撮像素子に蓄積された全画素数に対応する電荷を転送する際に、前記電荷のデータ転送をM(4以上の整数)フィールドに分割してインタレース転送を行い、かつ色分解用の色フィルタを設けた撮像素子を用いる撮像装置であって、
    全画素記録可能な第1記録モードと前記全画素より少ない画素記録可能な第2記録モードとを切り替える切替手段と、
    前記mフィールドの転送が完了した時点で当該mフィールド分の転送データから構成される画像中の特徴データを検出する特徴検出手段と、
    前記検出した特徴から画像処理に用いる制御値を算出する算出手段と、
    前記切替手段によって第1記録モードに切り替えられている場合は該Mフィールドの転送データから構成される画像に対して前記算出手段で算出した前記制御値を用いて画像処理を行い、前記第2記録モードに切り替えられている場合は前記mフィールド分の転送データよりも後に転送された転送データから構成される画像に対して前記算出手段で算出した前記制御値を用いて画像処理を行う画像処理手段と、
    前記画像処理された画像データを記録する記録手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1〜3何れか1項記載の撮像装置であって、
    前記特徴データが、画像の色分布データであり、
    前記制御値が、ホワイトバランス制御処理に用いられるホワイトバランスゲインである
    ことを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1〜3何れか1項記載の撮像装置であって、
    前記特徴データが、明るさの分布データであり、
    前記制御値が、コントラスト補正処理に用いられる補正値である
    ことを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項1〜3何れか1項記載の撮像装置であって、
    前記特徴データが、前記mフィールド分の色信号から構成される画像中のエッジ成分を抽出したデータであり、
    前記制御値は、エッジ強調処理に用いられるエッジ強調係数である
    ことを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項1〜3何れか1項記載の撮像装置であって、
    前記特徴データが、色分布データであり、
    前記制御値が、色変換処理用の色変換係数である
    ことを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項1〜3何れか1項記載の撮像装置であって、
    前記特徴データが、明るさの分布データであり、
    前記制御値が、二値化処理の閾値である
    ことを特徴とする撮像装置。
  9. 請求項1〜8何れか1項記載の撮像装置であって、
    前記色フィルタは、R(レッド)G(グリーン)B(ブルー)の原色系の色フィルタから構成されること
    を特徴とする撮像装置。
  10. 請求項1〜8何れか1項記載の撮像装置であって、
    前記色フィルタは、Ye(イエロー)Cy(シアン)Mg(マゼンタ)G(グリーン)の補色系の色フィルタから構成される
    ことを特徴とする撮像装置。
  11. 撮像素子に蓄積された全画素数に対応する電荷を転送する際に、前記電荷のデータ転送をM(4以上の整数)フィールドに分割してインタレース転送を行い、かつ色分解用の色フィルタを設けた撮像素子を用いた撮像方法であって、
    前記色フィルタに用いられる全ての色信号が揃うm(1以上M未満の整数)フィールドの転送が完了した時点で当該mフィールド分の転送データから構成される画像中の特徴データを検出し、
    前記検出した特徴から画像処理に用いる制御値を算出し、
    Mフィールド分の転送が完了した時点で該Mフィールドの転送データから構成される画像に対して前算出した前記制御値を用いて画像処理を行い、
    画像処理された画像データを記録する
    ことを特徴とする撮像方法。
  12. 撮像素子に蓄積された全画素数に対応する電荷を転送する際に、前記電荷のデータ転送をM(4以上の整数)フィールドに分割してインタレース転送を行い、かつ色分解用の色フィルタを設けた撮像素子を用いた撮像方法であって、
    前記色フィルタに用いられる全ての色信号が揃うm(1以上M未満の整数)フィールドの転送が完了した時点で当該mフィールド分の転送データから構成される画像中の特徴データを検出し、
    前記検出した特徴から画像処理に用いる制御値を算出し、
    前記mフィールド分の転送データよりも後に転送された転送データから構成される画像に対して前記算出した前記制御値を用いて画像処理を行い、
    画像処理された画像データを記録する
    を備えたことを特徴とする撮像方法。
  13. 撮像素子に蓄積された全画素数に対応する電荷を転送する際に、前記電荷のデータ転送をM(4以上の整数)フィールドに分割してインタレース転送を行い、かつ色分解用の色フィルタを設けた撮像素子を用いた撮像方法であって、
    全画素記録可能な第1記録モードと前記全画素より少ない画素記録可能な第2記録モードとを切り替え、
    前記mフィールドの転送が完了した時点で当該mフィールド分の転送データから構成される画像中の特徴データを検出し、
    前記検出した特徴から画像処理に用いる制御値を算出し、
    前記第1記録モードに切り替えられている場合は該Mフィールドの転送データから構成 される画像に対して前記算出した前記制御値を用いて画像処理を行い、前記第2記録モードに切り替えられている場合は前記mフィールド分の転送データよりも後に転送された転送データから構成される画像に対して前記算出した前記制御値を用いて画像処理を行い、
    前記画像処理された画像データを記録する
    ことを特徴とする撮像方法。
  14. 請求項11〜13何れか1項記載の撮像方法であって、
    前記特徴データが、画像の色分布データであり、
    前記制御値が、ホワイトバランス制御処理に用いられるホワイトバランスゲインである
    ことを特徴とする撮像方法。
  15. 請求項11〜13何れか1項記載の撮像方法であって、
    前記特徴データが、明るさの分布データであり、
    前記制御値が、コントラスト補正処理に用いられる補正値である
    ことを特徴とする撮像方法。
  16. 請求項11〜13何れか1項記載の撮像方法であって、
    前記特徴データが、前記mフィールド分の色信号から構成される画像中のエッジ成分を抽出したデータであり、
    前記制御値は、エッジ強調処理に用いられるエッジ強調係数である
    ことを特徴とする撮像方法。
  17. 請求項11〜13何れか1項記載の撮像方法であって、
    前記特徴データが、色分布データであり、
    前記制御値が、色変換処理用の色変換係数である
    ことを特徴とする撮像方法。
  18. 請求項11〜13何れか1項記載の撮像方法であって、
    前記特徴データが、明るさの分布データであり、
    前記制御値が、二値化処理の閾値である
    ことを特徴とする撮像方法。
  19. 請求項11〜18何れか1項記載の撮像方法であって、
    前記色フィルタは、R(レッド)G(グリーン)B(ブルー)の原色系の色フィルタから構成されること
    を特徴とする撮像方法。
  20. 請求項11〜18何れか1項記載の撮像方法であって、
    前記色フィルタは、Ye(イエロー)Cy(シアン)Mg(マゼンタ)G(グリーン)の補色系の色フィルタから構成される
    ことを特徴とする撮像方法。
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