JPH0719381Y2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JPH0719381Y2
JPH0719381Y2 JP1989102464U JP10246489U JPH0719381Y2 JP H0719381 Y2 JPH0719381 Y2 JP H0719381Y2 JP 1989102464 U JP1989102464 U JP 1989102464U JP 10246489 U JP10246489 U JP 10246489U JP H0719381 Y2 JPH0719381 Y2 JP H0719381Y2
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heater
inner pot
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partition plate
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弘 青木
義明 小倉
務 大山
一夫 植田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば米等の調理物を均一に加熱して調理す
る炊飯器に関するものである。
〔従来の技術〕
調理器には、米等を調理する場合に多用される炊飯器が
ある。この炊飯器は、第3図および第4図に示すよう
に、断熱部材63が巻装された外鍋61と、この外鍋61に着
脱自在に遊嵌され、米等の調理物を収容する内鍋62とを
有している。そして、炊飯器は、上記の内鍋62をヒータ
64の発熱を利用して加熱することで調理が行えるように
なっている。
従来、上記の内鍋62の加熱を行う方式には、熱板方式と
輻射方式とがあり、熱板方式とは、第3図に示すよう
に、ヒータ64を埋め込んだ円盤状の熱板65が内鍋62の底
面に当接するようにして配設され、ヒータ64の熱を熱板
65で内鍋62の底面全体に分配するようにしたものであ
る。一方、輻射方式とは、第4図に示すように、内鍋62
の外周部に空間部66を設け、この空間部66にヒータ64を
配設することで、ヒータ64の熱を内鍋62全体に分配する
ようにしたものである。
このように、炊飯器は、ヒータ64の熱を内鍋62に分配す
ることで、内鍋62に収容された調理物を均一に加熱され
るようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の炊飯器では、調理物を均一に
加熱することが困難なものとなっている。
即ち、第3図に示す熱板方式の炊飯器の場合には、内鍋
62の底面と熱板65の上面とが面状で当接することがヒー
タ64の熱を内鍋62に均一に分配するために必要なことと
なっている。ところが、面状で当接させるためには、内
鍋62と熱板65との当接面が高度の加工精度を要求される
ことになり、炊飯器の高コスト化を招来することにな
る。さらに、上記の内鍋62または熱板65の当接面が経年
使用により変形したり、或いは腐蝕したりした場合に
は、内鍋62から熱板65への熱伝達が不均一となり、炊き
ムラが増大することになる。
また、第4図に示す輻射方式の炊飯器の場合には、ヒー
タ64が空間部に配設されているため、高度の加工精度が
要求されることがない。ところが、この場合には、ヒー
タ64の取付け金具や端子部付近の輻射熱が他の部分の輻
射熱と比較して弱いため、、内鍋62の底面に温度ムラが
発生することになる。
このように、従来の炊飯器では、ヒータ64の熱を内鍋62
に均一に分配することが困難なものとなっている。さら
に、上記の炊飯器では、ヒータ64が内鍋62の下方に配設
されているため、内鍋62の上部と下部とで温度上昇時に
大きな温度差を生じることになる。これにより、従来の
炊飯器は、内鍋62全体が不均一に加熱されることとな
り、ひいては調理物への不均一な加熱により、調理物の
炊きムラを防止することが困難なものとなっている。
従って、本考案においては、ヒータ64の熱を内鍋62全体
に均一に分配できるようにすることで、内鍋62および調
理物への加熱を均一なものとし、炊きムラを防止するこ
とができる炊飯器を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る炊飯器は、上記課題を解決するために、炊
飯器本体と蓋体とからなり、炊飯器本体は、調理物を収
容する内鍋と、この内鍋を着脱自在に遊嵌する内ケース
とを有し、上記内鍋と内ケースとの間には、内ケースの
底面から所定の間隔を有しかつ中央部に開口を有する仕
切板が設けられ、この仕切板の上側における内鍋との間
にはヒータが設けられる一方、仕切板と内ケースの底面
との間には外周部から導入された空気を仕切板の中央部
の開口を通してヒータに送出するファンが設けられ、さ
らに、上記ヒータで加熱された空気を内鍋の側周面に沿
って循環可能にする本体空間部が形成される一方、仕切
板における中央部の開口には内鍋の温度を検出するため
の感熱体とこの感熱体の側面を近傍で包囲すべく内ケー
スの底面から立ち上がる包囲板とが設けられ、かつ、こ
の包囲板は、ファンから送出される空気を上記開口を通
してヒータに直接案内導くべく上部が外周側に折曲され
ていることを特徴としている。
〔作用〕
上記の構成によれば、炊飯器本体に形成された本体空間
部の空気は、ファンにより仕切板の外周部から導入され
てヒータへ送出される。送出された空気は、ヒータによ
り加熱された後、本体空間部を循環する。これにより、
内鍋は、ヒータの輻射熱と内鍋の側周面に沿って循環す
る空気とで加熱されることになる。従って、炊飯器は、
内鍋を均一に加熱することが可能になり、調理物の炊き
ムラを防止することが可能になる。
さらに、仕切板は、ヒータの輻射熱の反射とファンに導
入する空気の通路の形成とを兼用したものとなっている
ため、炊飯器のコストの抑制や組み込み時の作業性を容
易にすることができると共に、炊飯器の高さを低くする
ことが可能になっている。
しかも、包囲板にて感熱体の側面を立設包囲することに
より、ファンから送出される空気が感熱体の周囲を通り
ヒータへ導かれるので、ヒータの熱が感熱体に直接伝達
されることがない。このため、感熱体はヒータの影響を
受けることはなく、内鍋の温度を正確に検出することが
できる。
また、包囲板は、ファンから送出される空気を開口を通
してヒータに直接案内導くべく上部が外周側に折曲され
ているので、ヒータにより加熱されていないファンから
の送風が直接内鍋の底部に当たることがなく、内鍋を効
率良く加熱することができる。
従って、炊飯器は、内鍋を均一に加熱することが可能に
なり、調理物の炊きムラをさらに防止することが可能に
なる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図および第2図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。
本実施例に係る炊飯器は、第1図に示すように、米等の
調理物を加熱する炊飯器本体1を有している。上記の炊
飯器本体1は、上面が開口された外ケース22を最外周に
有しており、この外ケース22の下端部は、底面に複数の
脚23…が設けられた底枠3に密嵌して固定されている。
上記の外ケース22の内周側には、断熱材5が外ケース22
に沿って環状に設けられている。また、この断熱材5の
内周側には、上面が開口され、後述の内鍋11を遊嵌して
収容可能な内ケース4が設けられている。この内ケース
4は、良好な熱伝導性を有した例えばアルミニウム板や
アルミメッキ鋼板をプレス成形したものであり、上端部
が外ケース22の上端部内周面に嵌着された例えば耐熱プ
ラスチック製の環状に形成された上枠6にネジ止めまた
は爪止めにより固定されている。また、内ケース4の底
面には、中央部とこの中央部の側方に開口部4a・4bが形
成されており、開口部4aの周囲には、内ケース4の底面
が立ち上げられている。
また、内ケース4の内周側には、米等の調理物を収容す
る内鍋11が着脱自在に遊嵌されている。この内鍋11は、
例えばアルミニウムを有底筒状にプレス成形したもので
あり、上端部の全周には、フランジ部11aが形成されて
いる。また、この内鍋11には、アルマイト処理が外周面
に施されていると共に、フッ素樹脂が内周面にコーティ
ングされている。これにより、内鍋11は、調理後の洗浄
等が容易に行えるようになっている。
上記の内鍋11の下方には、内鍋11の温度を検出する感熱
体24が内鍋11の底面中央部に当接するようにして配設さ
れている。また、感熱体24の側面における近傍には、こ
の感熱体24を包囲する包囲板50が内ケース4の底面から
立設され、かつ、この包囲板50は、ファン9から送出さ
れる空気を開口部4aを通してヒータ7に直接案内導くべ
く上部が外周側に折曲されている。
上記、感熱体24は、内ケース4の開口部4aからリード線
25・25を介して例えばマイクロコンピュータ等を実装し
た制御基板26に接続されている。上記の制御基板26は、
例えばビス等で熱遮断板27に底枠3方向に固定されてお
り、後述のヒータ7からの熱による加熱が防止されるよ
うになっている。また、この制御基板26には、外部から
電力が供給されるように電気コード40が接続されてお
り、この電気コード40は、制御基板26に隣接して底枠3
に設けられたコードリール28に巻回されている。
上記の電気コード40は、例えば制御基板26に実装された
リレーを介してコードリール28の上方に配設された差込
端子10に接続されていると共に、上記のリレーとは異な
るリレーを介して内ケース4の上部外周部に巻装された
横ヒータ30に接続されている。上記の差込端子10には、
内鍋11を加熱するヒータ7の端子部29が着脱可能に差し
込み接続されており、このヒータ7には、例えば容量70
0Wのシーズヒータが用いられている。また、このヒータ
7は、上述の感熱体24を中心として環状に形成されてお
り、支持部材47と硝子8とで仕切板12の上面に固定さ
れ、内ケース4の底面から所定の間隔を有した状態で配
設されるようになっている。
上記のヒータ7を支持する仕切板12は、ヒータ7方向の
面が鏡面状に形成されており、ヒータ7の熱を効率良く
内鍋11に反射するようになっている。また、この仕切板
12は、環状に形成されており、開口部12aが中央部に形
成されていると共に、外周部と内ケース4の側週面とが
所定の間隔を有した状態で配設されている。そして、上
記の開口部12aは、上述の内ケース4の開口部4aの周囲
に立ち上げられた底面に嵌合されている。これにより、
仕切板12と内ケース4の底面との間には、空間部43が形
成されるようになっている。
尚、仕切板12は、外周部が内ケース4の側周面に所定の
間隔を有した状態で配設されているがこれに限定される
ことはなく、例えば外周部と内ケース4の側周面とが当
接され、この当接部に複数の開口部が形成されていても
良い。
また、上記の内ケース4における開口部4aの側方に形成
された開口部4bの下方には、内鍋11と内ケース4との間
に介在する空気を循環するファン9が配設されている。
さらに、このファン9の下方には、フード32が配設され
ており、このフード32の外周端部は、内ケース4の底面
に接続されている。これにより、ファン9は、空間部43
から開口部42bを通過させて導入された空気をフード32
と内ケース4の底面とで形成された空間部44から開口部
4aを通過させてヒータ7に送出し、ヒータ7で加熱され
た空気を内鍋11の側周面と内ケース4の側周面とで形成
された空間部45に流通させ、内鍋11の側周面に沿って循
環させるようになっている。そして、本体空間部は、上
記の全空間部43・44・45により形成されるようになって
いる。
また、上記のファン9には、回転軸31が回転中心に設け
られており、この回転軸31は、上述のフード32と、この
フード32に設けられた断熱材33と、断熱材33を支持する
底板34とを貫設されている。そして、この回転軸31に
は、回転軸31を駆動するモータ36が下端部に設けられ、
このモータ36等を冷却する冷却ファン35がモータ36と底
板34との間に設けられている。また、モータ36の周辺に
位置する底枠3には、上記の冷却ファン35に外部から空
気を導入する通気孔41…が複数形成されている。
上記の底枠3および外ケース22を有する炊飯器本体1に
は、開閉自在に冠着可能な蓋体2が上面に設けられてい
る。この蓋体2には、上方から例えば設定時間等を確認
することができるように表示基板38が設けられている。
この表示基板38の下方には、蓋カバー14とホルダー15と
内蓋13とがこの順に所定の間隔で設けられており、ホル
ダー15と内蓋13とで形成された蓋体空間部46は、炊飯器
本体1の本体空間部に連通されている。
また、蓋体2には、上記の蓋体空間部46および内蓋13と
内鍋11とで形成された空間部を外部に連通させる開口部
39が形成されている。この開口部39の上縁部には、蓋体
2が直接的に蒸気と接触するのを防止するスチームキャ
ップ42が設けられている。また、この開口部39には、上
面が下面よりも大きな径の開口部を有した中空のスチー
ムボス16が遊嵌されており、スチームボス16の下面は、
内蓋13に当接されている。
上記のスチームボス16内には、内蓋13に形成された開口
部13aの径よりも大きな径を有したスチームボール17が
載置されている。これにより、スチームボール17は、内
鍋11に収容された調理物が加熱され、内鍋11と内蓋13と
で形成された空間部の蒸気圧が上昇した場合、開口部13
aから分離して蒸気を排出するようになっている。
上記の構成において、炊飯器を使用した場合の動作を以
下に説明する。
先ず、電気コード40から制御基板26に電力が供給され、
図示しない炊飯スイッチ等が押圧されることでヒータ7
およびモータ36への通電が開始される。そして、内鍋11
の底面は、上記のヒータ7の輻射熱と、この輻射熱が鏡
面状に形成された仕切板12で反射した反射熱とで加熱さ
れることになる。
また、上記のモータ36は、ファン9および冷却ファン35
を回転させ、ファン9は、仕切板12と内ケース4の底面
とで形成された空間部43の空気を開口部4bから吸引す
る。吸引された空気は、ファン9で外周方向に送出さ
れ、フード32と内ケース4の底面とで形成された空間部
44から開口部4aを通過してヒータ7に到達する。そし
て、空気は、ヒータ7の熱により加熱された後、内鍋11
と内ケース4とで形成された空間部45を立ち上がる。さ
らに、この空気は、蓋体2においてホルダー15と内蓋13
とで形成された蓋体空間部46を通過し、一部が開口部39
から外部へ排出されることになる。
この際、上記の内鍋11への加熱で調理物の温度が上昇し
た場合には、内鍋11と内蓋13とで形成された空間部の蒸
気圧が上昇することになる。そして、この蒸気圧がスチ
ームボール17の重量よりも大きくなった場合には、スチ
ームボール17が内蓋13の開口部13aから離反し、蒸気が
開口部39を通過して排出されることになる。
このように、内鍋11への加熱は、ヒータ7の輻射熱や仕
切板12の反射熱に加えて、ヒータ7で加熱された空気が
内鍋11の周囲を循環することで行われるようになってい
る。これにより、炊飯器は、内鍋11を均一に加熱できる
ことで、内鍋11に収容された調理物の炊きムラを防止す
ることが可能になると共に、仕切板12がヒータ7の輻射
熱を効率良く内鍋11に反射することで、熱ロスが少ない
ものになる。
また、仕切板12は、ヒータ7の輻射熱を反射させる反射
板と、ファン9に空気を導入させる通路としての空間部
44を形成する仕切板との機能を兼ね備えたものになって
いる。従って、炊飯器は、この仕切板12を用いることで
高さの低いコンパクトなものを安価に構成することが可
能になり、また、組み立て時の作業性が良好なものにな
っている。
また、包囲板50にて感熱板24の側面を立設包囲すること
により、ファン9から送出される空気が感熱体24の周囲
を通りヒータ7へ導かれるので、ヒータ7の熱が感熱体
24に直接伝達されることがない。このため、感熱体24は
ヒータ7の影響を受けることはなく、内鍋の温度を正確
に検出することができる。
さらに、包囲板50は、ファン9から送出される空気を開
口部4aを通してヒータ7に直接案内導くべく上部が外周
側に折曲されているので、ヒータ7により加熱されてい
ないファン9からの送風が直接内鍋11の底部に当たるこ
とがなく、内鍋11を効率良く加熱することができる。
従って、炊飯器は、内鍋11を均一に加熱することが可能
になり、調理物の炊きムラをさらに防止することが可能
になる。
尚、本実施例に係る炊飯器は、蓋体2の蓋体空間部46が
炊飯器本体1の本体空間部に連通されているがこれに限
定されることはない。即ち、第2図に示すように、蓋体
空間部46は、内鍋11のフランジ部11aと上枠6とが密接
され、本体空間部と空間的に分離されていても良い。そ
して、このように炊飯器本体1と本体空間部とが分離さ
れた炊飯器は、開口部39から排出される水蒸気や煮汁等
が循環する空気に混入することがないため、炊飯器に内
蔵された電装部品を水分による悪影響から保護すること
が可能になる。
〔考案の効果〕
本考案に係る炊飯器は、以上のように、炊飯器本体と蓋
体とからなり、炊飯器本体は、調理物を収容する内鍋
と、この内鍋を着脱自在に遊嵌する内ケースとを有し、
上記内鍋と内ケースとの間には、内ケースの底面から所
定の間隔を有しかつ中央部に開口を有する仕切板が設け
られ、この仕切板の上側における内鍋との間にはヒータ
が設けられる一方、仕切板と内ケースの底面との間には
外周部から導入された空気を仕切板の中央部の開口を通
してヒータに送出するファンが設けられ、さらに、上記
ヒータで加熱された空気を内鍋の側周面に沿って循環可
能にする本体空間部が形成される一方、仕切板における
中央部の開口には内鍋の温度を検出するための感熱体と
この感熱体の側面を近傍で包囲すべく内ケースの底面か
ら立ち上がる包囲板とが設けられ、かつ、この包囲板
は、ファンから送出される空気を上記開口を通してヒー
タに直接案内導くべく上部が外周側に折曲されている構
成である。
これにより、ヒータの輻射熱に加えて、内鍋の側周面に
沿って循環する加熱された空気により、内鍋を均一に加
熱することが可能になり、内鍋に収容された調理物の炊
きムラを防止することが可能になる。また、仕切板が輻
射熱の反射とファンへの空気の導入とに兼用されること
で、高さの低いコンパクトな炊飯器を安価に且つ容易に
作成することが可能になる。
しかも、包囲板にて感熱体の側面を立設包囲することに
より、ファンから送出される空気が感熱体の周囲を通り
ヒータへ導かれるので、ヒータの熱が感熱体に直接伝達
されることがない。このため、感熱体はヒータの影響を
受けることはなく、内鍋の温度を正確に検出することが
できる。
また、包囲板は、ファンから送出される空気を開口を通
してヒータに直接案内導くべく上部が外周側に折曲され
ているので、ヒータにより加熱されていないファンから
の送風が直接内鍋の底部に当たることがなく、内鍋を効
率良く加熱することができる。
従って、炊飯器は、内鍋を均一に加熱することが可能に
なり、調理物の炊きムラをさらに防止することが可能に
なるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本考案の一実施例を示すもので
ある。 第1図は、蓋体空間部と本体空間部とが連通された炊飯
器の断面構造図である。 第2図は、蓋体空間部と本体空間部とが分離された炊飯
器の断面構造図である。 第3図および第4図は、従来例を示すものである。 第3図は、熱板方式の炊飯器の要部を示す断面構造図で
ある。 第4図は、輻射方式の炊飯器の要部を示す断面構造図で
ある。 1は炊飯器本体、2は蓋体、4は内ケース、4aは開口部
(開口)、7はヒータ、9はファン、11は内鍋、12は仕
切板、24は感熱体、39は開口部、43・44・45は空間部
(本体空間部)、46は蓋体空間部、50は包囲板である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大山 務 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)考案者 植田 一夫 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−175324(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】炊飯器本体と蓋体とからなり、炊飯器本体
    は、調理物を収容する内鍋と、この内鍋を着脱自在に遊
    嵌する内ケースとを有し、上記内鍋と内ケースとの間に
    は、内ケースの底面から所定の間隔を有しかつ中央部に
    開口を有する仕切板が設けられ、この仕切板の上側にお
    ける内鍋との間にはヒータが設けられる一方、仕切板と
    内ケースの底面との間には外周部から導入された空気を
    仕切板の中央部の開口を通してヒータに送出するファン
    が設けられ、さらに、上記ヒータで加熱された空気を内
    鍋の側周面に沿って循環可能にする本体空間部が形成さ
    れる一方、仕切板における中央部の開口には内鍋の温度
    を検出するための感熱体とこの感熱体の側面を近傍で包
    囲すべく内ケースの底面から立ち上がる包囲板とが設け
    られ、かつ、この包囲板は、ファンから送出される空気
    を上記開口を通してヒータに直接案内導くべく上部が外
    周側に折曲されていることを特徴とする炊飯器。
JP1989102464U 1989-08-31 1989-08-31 炊飯器 Expired - Lifetime JPH0719381Y2 (ja)

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JPH0341620U JPH0341620U (ja) 1991-04-19
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