JPH07193658A - アナログ及びデータ通信における側路情報通信方法及び装置 - Google Patents
アナログ及びデータ通信における側路情報通信方法及び装置Info
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- JPH07193658A JPH07193658A JP6302647A JP30264794A JPH07193658A JP H07193658 A JPH07193658 A JP H07193658A JP 6302647 A JP6302647 A JP 6302647A JP 30264794 A JP30264794 A JP 30264794A JP H07193658 A JPH07193658 A JP H07193658A
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- Signal Processing (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 側路チャネルを用いた同時音声・データ通信
の改善。 【構成】 同時音声・データ通信システムにおいて信号
点のストリームが、各々1個のデータセグメント406
と1個の制御セグメント407とを有するような複数の
記号ブロック405、410に区分される。データセグ
メント406はユ−ザからの情報すなわちユ−ザデータ
を搬送し制御セグメント407は制御情報を供給する。
音声信号が各記号ブロック405、410の信号点の少
なくとも一部分又は全てに付加され、これによって他側
終端への同時音声・データ送信が得られる。制御情報は
2次データ源からの情報を表すこと及び/又は次の記号
ブロック410の特性(ユ−ザデータレートのような)
についての情報及び通信チャネルの特性に関する情報を
含ませることができる。
の改善。 【構成】 同時音声・データ通信システムにおいて信号
点のストリームが、各々1個のデータセグメント406
と1個の制御セグメント407とを有するような複数の
記号ブロック405、410に区分される。データセグ
メント406はユ−ザからの情報すなわちユ−ザデータ
を搬送し制御セグメント407は制御情報を供給する。
音声信号が各記号ブロック405、410の信号点の少
なくとも一部分又は全てに付加され、これによって他側
終端への同時音声・データ送信が得られる。制御情報は
2次データ源からの情報を表すこと及び/又は次の記号
ブロック410の特性(ユ−ザデータレートのような)
についての情報及び通信チャネルの特性に関する情報を
含ませることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ通信装置に関
し、詳しくは同時アナログ及びデータ通信システムにお
ける側路チャネルの使用に関する。
し、詳しくは同時アナログ及びデータ通信システムにお
ける側路チャネルの使用に関する。
【0002】本出願と同時継続出願中で被譲渡人が本出
願と共通の、ゴードン・ブレーマー(Gordon Bremer)
及びケンネス・D・コー(Kenneth D. Ko) の米国特許
出願(標題「同時アナログ及びディジタル通信」、シリ
アル番号第08/076505、1993年6月14日
出願)は、受信側モデムへ通信チャネルを介して送信す
るための、音声信号がデータ信号に付加される、「音声
及びデータを同時に伝送する通信システム」(以下、同
時音声・データ(SVD)通信システム)について記述
している。
願と共通の、ゴードン・ブレーマー(Gordon Bremer)
及びケンネス・D・コー(Kenneth D. Ko) の米国特許
出願(標題「同時アナログ及びディジタル通信」、シリ
アル番号第08/076505、1993年6月14日
出願)は、受信側モデムへ通信チャネルを介して送信す
るための、音声信号がデータ信号に付加される、「音声
及びデータを同時に伝送する通信システム」(以下、同
時音声・データ(SVD)通信システム)について記述
している。
【0003】
【従来の技術】この同時アナログ及びデータ通信システ
ムにおいては、送信すべきデータ信号は、一連のデータ
記号(データ記号シーケンス)で表され、各データ記号
は、信号空間から取られた特定のN次元信号点の値に連
関する。
ムにおいては、送信すべきデータ信号は、一連のデータ
記号(データ記号シーケンス)で表され、各データ記号
は、信号空間から取られた特定のN次元信号点の値に連
関する。
【0004】同様に、音声信号によって表されるアナロ
グ信号は、N次元信号空間へのマッピング(写し込み)
処理がなされて、音声信号点が得られる。この音声信号
点は、信号空間の原点に関する音声信号ベクトルの大き
さ及び角度を定義する。それからデータ記号及び音声信
号ベクトルが互いに付加されて、付加結果N次元信号点
が選択され、他端側のモデムへ送信される。
グ信号は、N次元信号空間へのマッピング(写し込み)
処理がなされて、音声信号点が得られる。この音声信号
点は、信号空間の原点に関する音声信号ベクトルの大き
さ及び角度を定義する。それからデータ記号及び音声信
号ベクトルが互いに付加されて、付加結果N次元信号点
が選択され、他端側のモデムへ送信される。
【0005】送信されたN次元信号点の受信時には、他
端側モデムの受信部が、内蔵されたデータ記号を検出
し、受信された(又は単に、受信)N次元信号点からこ
のデータ記号を減じ、音声信号ベクトルを生成する。こ
の音声信号ベクトルは、音声信号を回復するために用い
られる。
端側モデムの受信部が、内蔵されたデータ記号を検出
し、受信された(又は単に、受信)N次元信号点からこ
のデータ記号を減じ、音声信号ベクトルを生成する。こ
の音声信号ベクトルは、音声信号を回復するために用い
られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の手法を用いて音
声及びデータを同時に送信する際には、音声及びデータ
情報に加えてこれらとは別個の付加情報を送信する必要
が時々ある。
声及びデータを同時に送信する際には、音声及びデータ
情報に加えてこれらとは別個の付加情報を送信する必要
が時々ある。
【0007】例えば、本出願と同時継続出願中で被譲渡
人が本出願と共通の、ゴードン・ブレーマー(Gordon B
remer)、 ケンネス・D・コー(Kenneth D. Ko)、 ル
ーク・J・スミスウイック(Luke J. Smithwick)、 及
びエドワード・S・ズランスキー(Edward S. Zuransk
i) の米国特許出願(標題「音声及びデータの同時送信
のためのオートレート方法」、シリアル番号第08/0
76525、1993年6月21日出願)がこれについ
て述べている。
人が本出願と共通の、ゴードン・ブレーマー(Gordon B
remer)、 ケンネス・D・コー(Kenneth D. Ko)、 ル
ーク・J・スミスウイック(Luke J. Smithwick)、 及
びエドワード・S・ズランスキー(Edward S. Zuransk
i) の米国特許出願(標題「音声及びデータの同時送信
のためのオートレート方法」、シリアル番号第08/0
76525、1993年6月21日出願)がこれについ
て述べている。
【0008】すなわち同出願は、「無音表示子」メッセ
−ジを2次チャネル、又は側路チャネル上で付加的に送
信することが可能であると記述している。ここで、この
側路チャネル送信は、同時音声・データ送信に加えてこ
れらとは別個に行われるものである。
−ジを2次チャネル、又は側路チャネル上で付加的に送
信することが可能であると記述している。ここで、この
側路チャネル送信は、同時音声・データ送信に加えてこ
れらとは別個に行われるものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、側路チ
ャネルがデータ信号と多重化され、結果として得られる
多重信号がアナログ信号、例えば音声信号、に付加され
ることによって、音声及びデータを同時に伝送する「同
時音声及びデータ伝送」(以下、同時音声・データ伝
送)が得られるような有利な側路チャネル手法を実現で
きる。
ャネルがデータ信号と多重化され、結果として得られる
多重信号がアナログ信号、例えば音声信号、に付加され
ることによって、音声及びデータを同時に伝送する「同
時音声及びデータ伝送」(以下、同時音声・データ伝
送)が得られるような有利な側路チャネル手法を実現で
きる。
【0010】本発明の一実施例において、同時音声・デ
ータ通信モデムが記号のストリームを、各記号ブロック
が1個のデータセグメントと1個の制御セグメントとを
有するような複数の記号ブロックに区分する。「デー
タ」モードの動作においては、データセグメントはユ−
ザから他側終端への情報すなわちユ−ザデータを搬送
し、制御セグメントは制御情報を供給する。
ータ通信モデムが記号のストリームを、各記号ブロック
が1個のデータセグメントと1個の制御セグメントとを
有するような複数の記号ブロックに区分する。「デー
タ」モードの動作においては、データセグメントはユ−
ザから他側終端への情報すなわちユ−ザデータを搬送
し、制御セグメントは制御情報を供給する。
【0011】「データ及びアナログ」モードの動作にお
いては、アナログ信号、例えば音声信号、が各記号ブロ
ック内の記号の少なくとも一部分、又は全て、に付加さ
れ、これによって他側終端への同時音声・データ送信が
得られる。
いては、アナログ信号、例えば音声信号、が各記号ブロ
ック内の記号の少なくとも一部分、又は全て、に付加さ
れ、これによって他側終端への同時音声・データ送信が
得られる。
【0012】本発明の特徴の1つとして、この制御情報
はどのような付加情報も表すことができる。例えば、こ
の制御情報は、2次データ源を表すことができ、そして
/又は次の記号ブロックの特性(ユ−ザデータレートの
ような)についての情報及び通信チャネルの特性に関す
る情報を含ませることもできる。
はどのような付加情報も表すことができる。例えば、こ
の制御情報は、2次データ源を表すことができ、そして
/又は次の記号ブロックの特性(ユ−ザデータレートの
ような)についての情報及び通信チャネルの特性に関す
る情報を含ませることもできる。
【0013】又、記号ブロックを用いることにより、開
始ビット及び停止ビットを送ることなしに、データ端末
から「なま」の非同期データ(後に説明)を送ることが
可能になる。これが可能になる理由は、記号ブロックに
よって与えられるフレ−ム分割が、データ接続の受信側
端部において文字境界が適切に再構築されるようにこれ
ら文字境界を保存するために用いられるからである。そ
の結果、開始ビット及び停止ビットを送信する必要がな
いので、利用可能なデータ帯域幅を効果的に25%増加
することが可能となる。
始ビット及び停止ビットを送ることなしに、データ端末
から「なま」の非同期データ(後に説明)を送ることが
可能になる。これが可能になる理由は、記号ブロックに
よって与えられるフレ−ム分割が、データ接続の受信側
端部において文字境界が適切に再構築されるようにこれ
ら文字境界を保存するために用いられるからである。そ
の結果、開始ビット及び停止ビットを送信する必要がな
いので、利用可能なデータ帯域幅を効果的に25%増加
することが可能となる。
【0014】
【実施例】同時音声・データ通信システムのブロック図
を図1に示す。以下の説明においては、通信路が図1の
ユ−ザ1とユ−ザ2との間に既に設立されているものと
仮定する。ユ−ザ1の通信装置はデータ端末装置(DT
E)10、電話機20、及び同時音声及びデータ通信モ
デム100(以下、同時音声・データ通信モデム)から
なる。同時音声・データ通信モデム100は、同時音声
・データ通信モデム300への送信用として2種類の信
号、すなわちデータ端末装置10からのデータ信号と電
話機20からの音声信号とを受信する。
を図1に示す。以下の説明においては、通信路が図1の
ユ−ザ1とユ−ザ2との間に既に設立されているものと
仮定する。ユ−ザ1の通信装置はデータ端末装置(DT
E)10、電話機20、及び同時音声及びデータ通信モ
デム100(以下、同時音声・データ通信モデム)から
なる。同時音声・データ通信モデム100は、同時音声
・データ通信モデム300への送信用として2種類の信
号、すなわちデータ端末装置10からのデータ信号と電
話機20からの音声信号とを受信する。
【0015】同時音声・データ通信モデム100は、デ
ータ信号と音声信号との両方を符号化して、音声及びデ
ータ組み合せ信号を得る。この組み合せ信号は、市内回
線101、公衆交換電話ネットワーク200、市内回線
301を介して同時音声・データ通信モデム300へ送
信される。
ータ信号と音声信号との両方を符号化して、音声及びデ
ータ組み合せ信号を得る。この組み合せ信号は、市内回
線101、公衆交換電話ネットワーク200、市内回線
301を介して同時音声・データ通信モデム300へ送
信される。
【0016】同時音声・データ通信モデムの、本発明の
概念以外の基本動作については、上記のブレーマーほか
(Bremer et al.) のの米国特許出願(標題「同時アナ
ログ及びディジタル通信」、シリアル番号第08/07
6505、1993年6月14日出願)に記述されてい
る。ここに同出願を引用文献とする。
概念以外の基本動作については、上記のブレーマーほか
(Bremer et al.) のの米国特許出願(標題「同時アナ
ログ及びディジタル通信」、シリアル番号第08/07
6505、1993年6月14日出願)に記述されてい
る。ここに同出願を引用文献とする。
【0017】同時音声・データ通信モデム300は、同
時音声・データ通信モデム100によって送信された音
声及びデータ組み合せ信号を受信し、データ信号をデー
タ端末装置30に、又音声信号を電話機40に供給す
る。音声信号及びデータ信号の逆方向での、すなわち同
時音声・データ通信モデム300から同時音声・データ
通信モデム100への送信は同様な仕方で発生する。以
下の説明では、同時音声・データ通信モデム100だけ
について述べるが、同時音声・データ通信モデム300
も本発明の概念を実現しているものと仮定する。
時音声・データ通信モデム100によって送信された音
声及びデータ組み合せ信号を受信し、データ信号をデー
タ端末装置30に、又音声信号を電話機40に供給す
る。音声信号及びデータ信号の逆方向での、すなわち同
時音声・データ通信モデム300から同時音声・データ
通信モデム100への送信は同様な仕方で発生する。以
下の説明では、同時音声・データ通信モデム100だけ
について述べるが、同時音声・データ通信モデム300
も本発明の概念を実現しているものと仮定する。
【0018】さきに述べたように、図1の同時音声・デ
ータ通信終端部、すなわち同時音声・データ通信モデム
100と300との間で付加情報を伝送することが望ま
しい場合が時々ある。例えば、同時音声・データ通信モ
デム100と300との間の音声及びデータ通信中に音
声信号が実在しない時間長さが有り得る。音声信号が実
在か又は不在かは、どの同時音声・データ通信オートレ
ーティング手法にとっても重要であるだけでなく、記号
当りのデータビットの数にも影響を与える。
ータ通信終端部、すなわち同時音声・データ通信モデム
100と300との間で付加情報を伝送することが望ま
しい場合が時々ある。例えば、同時音声・データ通信モ
デム100と300との間の音声及びデータ通信中に音
声信号が実在しない時間長さが有り得る。音声信号が実
在か又は不在かは、どの同時音声・データ通信オートレ
ーティング手法にとっても重要であるだけでなく、記号
当りのデータビットの数にも影響を与える。
【0019】これについては、本出願と同時継続出願中
で被譲渡人が本出願と共通の、ゴードン・ブレーマー
(Gordon Bremer)、 ケネス・D・コー(Kenneth D. K
o)、及びルーク・J・スミスウイック(Luke J. Smith
wick)の米国特許出願(標題「同時音声・データ通信シ
ステムにおける形成された信号空間」、シリアル番号第
08/076530、1993年6月14日出願)に記
述されている。
で被譲渡人が本出願と共通の、ゴードン・ブレーマー
(Gordon Bremer)、 ケネス・D・コー(Kenneth D. K
o)、及びルーク・J・スミスウイック(Luke J. Smith
wick)の米国特許出願(標題「同時音声・データ通信シ
ステムにおける形成された信号空間」、シリアル番号第
08/076530、1993年6月14日出願)に記
述されている。
【0020】概していえば、データに音声を加えたもの
を送信する場合に、音声伝送の品質を増加するためにデ
ータ信号空間内の記号の数が削減される。側路チャネル
を用いることによって、他端側の同時音声・データ通信
モデムに対して現在のデータ信号空間についての情報を
中継する能力が得られる。これによって更に、音声で起
動される(音声起動)データレート変更をサポートする
能力が得られる(これについては下に述べる)。
を送信する場合に、音声伝送の品質を増加するためにデ
ータ信号空間内の記号の数が削減される。側路チャネル
を用いることによって、他端側の同時音声・データ通信
モデムに対して現在のデータ信号空間についての情報を
中継する能力が得られる。これによって更に、音声で起
動される(音声起動)データレート変更をサポートする
能力が得られる(これについては下に述べる)。
【0021】この目的のため、又本発明の概念に基づい
て、図2に同時音声・データ通信信号内に側路チャネル
を有するような記号ブロック伝送内容構成図を示す。こ
の同時音声・データ通信システム側路チャネルによっ
て、図1の同時音声・データ通信システム終端点間にお
ける付加情報の伝送が得られるだけでなく、同時音声・
データ通信システムのデータ接続の完全(フル)帯域幅
にわたって音声信号を伝送させることができるようにな
る。
て、図2に同時音声・データ通信信号内に側路チャネル
を有するような記号ブロック伝送内容構成図を示す。こ
の同時音声・データ通信システム側路チャネルによっ
て、図1の同時音声・データ通信システム終端点間にお
ける付加情報の伝送が得られるだけでなく、同時音声・
データ通信システムのデータ接続の完全(フル)帯域幅
にわたって音声信号を伝送させることができるようにな
る。
【0022】図2から判るように、同時音声・データ通
信モデムからの情報は、フレ−ム又は記号ブロック(例
えば記号ブロック405)の形で与えられる。本例にお
いては説明上、1つの記号ブロックが70個の記号から
なるものとする。各記号ブロック内の互いに続く記号を
S1、S2、S3、....、S70と名付ける。
信モデムからの情報は、フレ−ム又は記号ブロック(例
えば記号ブロック405)の形で与えられる。本例にお
いては説明上、1つの記号ブロックが70個の記号から
なるものとする。各記号ブロック内の互いに続く記号を
S1、S2、S3、....、S70と名付ける。
【0023】各記号ブロックは更に、1個のデータセグ
メント(例えばデータセグメント406)と1個の制御
セグメント(例えば制御セグメント407)とに分割さ
れる。データセグメント内の記号グループを、例えばS
1〜S56とする。これらはデータ記号で、常にデータ
端末装置のデータを搬送する。以下の説明の目的から、
記号レートを例えば3000記号/秒とする(他のレー
ト例えば2800記号/秒を用いてもよいが)。
メント(例えばデータセグメント406)と1個の制御
セグメント(例えば制御セグメント407)とに分割さ
れる。データセグメント内の記号グループを、例えばS
1〜S56とする。これらはデータ記号で、常にデータ
端末装置のデータを搬送する。以下の説明の目的から、
記号レートを例えば3000記号/秒とする(他のレー
ト例えば2800記号/秒を用いてもよいが)。
【0024】3000記号/秒の記号レートにおいて
は、記号ブロックの平均データ記号レートは(56/7
0)×3000=2400記号/秒に等しい。したがっ
て、もしデータ記号当り6ビットのデータがある場合、
結果データレートは14400ビット/秒(bps)で
ある。
は、記号ブロックの平均データ記号レートは(56/7
0)×3000=2400記号/秒に等しい。したがっ
て、もしデータ記号当り6ビットのデータがある場合、
結果データレートは14400ビット/秒(bps)で
ある。
【0025】ここで仮定として、このデータレートがユ
−ザの必要を満たすに十分な高さであり、これにより同
時音声・データ通信データ接続の残存帯域幅を制御セグ
メントに割り当てることができ、これで側路チャネルが
得られるものとする。
−ザの必要を満たすに十分な高さであり、これにより同
時音声・データ通信データ接続の残存帯域幅を制御セグ
メントに割り当てることができ、これで側路チャネルが
得られるものとする。
【0026】残りの、すなわち制御セグメントの記号S
57〜S70は「制御記号」である。通常、後者すなわ
ち制御記号は「データ端末装置」データは搬送せず、制
御情報を搬送する。制御記号は各々、或る数の制御ビッ
トを表す。制御記号は「データ端末装置」データと同じ
く符号化され、スクランブルされる。すなわちデータ記
号と制御記号とは同じ信号空間を使用する。
57〜S70は「制御記号」である。通常、後者すなわ
ち制御記号は「データ端末装置」データは搬送せず、制
御情報を搬送する。制御記号は各々、或る数の制御ビッ
トを表す。制御記号は「データ端末装置」データと同じ
く符号化され、スクランブルされる。すなわちデータ記
号と制御記号とは同じ信号空間を使用する。
【0027】制御記号は、同時音声・データ通信モデム
100と同時音声・データ通信モデム300との間で付
加情報を搬送するための側路チャネルを用意する。本発
明の概念により、データ記号はユ−ザデータを表し制御
記号は制御情報を表すが、データ記号及び制御記号は両
方共、アナログデータをも搬送する。このアナログデー
タは、本例の場合、電話機20によって同時音声・デー
タ通信モデム100に供給される音声信号である(下に
説明する)。すなわち結果的に、側路チャネルは同時音
声・データ伝送の一部分である。
100と同時音声・データ通信モデム300との間で付
加情報を搬送するための側路チャネルを用意する。本発
明の概念により、データ記号はユ−ザデータを表し制御
記号は制御情報を表すが、データ記号及び制御記号は両
方共、アナログデータをも搬送する。このアナログデー
タは、本例の場合、電話機20によって同時音声・デー
タ通信モデム100に供給される音声信号である(下に
説明する)。すなわち結果的に、側路チャネルは同時音
声・データ伝送の一部分である。
【0028】ここで注記したいのは、もしより低いレー
ト、例えば2800記号/秒が用いられる場合、データ
セグメント及び制御セグメントの大きさが変わることで
ある。例えば、もし両方の記号ブロックの大きさが各々
記号70個に固定され且つ平均記号レート2400記号
/秒が維持されるものと仮定すると、レート2800記
号/秒の記号ブロック1個は、60個の記号からなるデ
ータセグメントと10個の記号からなる制御セグメント
とを有する。
ト、例えば2800記号/秒が用いられる場合、データ
セグメント及び制御セグメントの大きさが変わることで
ある。例えば、もし両方の記号ブロックの大きさが各々
記号70個に固定され且つ平均記号レート2400記号
/秒が維持されるものと仮定すると、レート2800記
号/秒の記号ブロック1個は、60個の記号からなるデ
ータセグメントと10個の記号からなる制御セグメント
とを有する。
【0029】制御セグメントの記号はどの種類の情報を
表すことも可能であるが、本例においては、制御情報は
図3に示すように更に分割されて、アナログパラメータ
情報、状態識別子、2次データ、及び完全性フィールド
を表す。アナログパラメータ情報を表すために利用可能
なビットの数は、記号部の「状態」と制御記号当りのビ
ットの数との両方の関数である(下に説明する)。
表すことも可能であるが、本例においては、制御情報は
図3に示すように更に分割されて、アナログパラメータ
情報、状態識別子、2次データ、及び完全性フィールド
を表す。アナログパラメータ情報を表すために利用可能
なビットの数は、記号部の「状態」と制御記号当りのビ
ットの数との両方の関数である(下に説明する)。
【0030】記号ブロックの「状態」は、前の記号ブロ
ックの「状態識別子フィールド」の値によって表され
る。例えば、図2の記号ブロック410の状態は、記号
ブロック410に先行する記号ブロック405の状態識
別子フィールドの値によって定義される。
ックの「状態識別子フィールド」の値によって表され
る。例えば、図2の記号ブロック410の状態は、記号
ブロック410に先行する記号ブロック405の状態識
別子フィールドの値によって定義される。
【0031】本例における記号ブロックの状態はどれ
も、2種類、すなわち「データ単独」又は「データ及び
アナログ」に限られる。この結果として、状態識別子フ
ィールドは、1個のビット、図3の例では制御ビット番
号14、で表されるので便利である。値「1」が「デー
タ及びアナログ」状態を表し、値「0」が「データ単
独」状態を表す。
も、2種類、すなわち「データ単独」又は「データ及び
アナログ」に限られる。この結果として、状態識別子フ
ィールドは、1個のビット、図3の例では制御ビット番
号14、で表されるので便利である。値「1」が「デー
タ及びアナログ」状態を表し、値「0」が「データ単
独」状態を表す。
【0032】同時音声・データ通信モデムは、例えば電
源投入時に、指定省略時の暗黙値(デフォルト値)とし
て「データ単独」状態を取る。そして同時音声・データ
通信モデム300との間にこれに続いて設立されるデー
タ接続において、状態識別子ビットは「データ単独」状
態を表すように初期セットされる。
源投入時に、指定省略時の暗黙値(デフォルト値)とし
て「データ単独」状態を取る。そして同時音声・データ
通信モデム300との間にこれに続いて設立されるデー
タ接続において、状態識別子ビットは「データ単独」状
態を表すように初期セットされる。
【0033】図4は、同時音声・データ通信モデム終端
点間で情報を送信するためのいくつかの信号空間例を示
す。データ記号はユ−ザデータを表し制御記号は制御情
報を表すが、データ記号及び制御記号は両方共同じ信号
空間から選択される。「データ単独」状態においては、
同時音声・データ通信モデム終端点間で情報を送信する
ためにこれら6個の信号空間のどれでも使用できる。
点間で情報を送信するためのいくつかの信号空間例を示
す。データ記号はユ−ザデータを表し制御記号は制御情
報を表すが、データ記号及び制御記号は両方共同じ信号
空間から選択される。「データ単独」状態においては、
同時音声・データ通信モデム終端点間で情報を送信する
ためにこれら6個の信号空間のどれでも使用できる。
【0034】図4の配置「A」は、各記号が2ビットの
情報を表すような信号空間を示す。同様に、図4の配置
「E」は、各記号が6ビットの情報を表すような信号空
間を示す。そして、図4の配置「E」の使用が好まし
い。理由は、状況が許すならば、これによって同時音声
・データ通信モデム終端点間で最高の伝送ビットレート
が可能となるからである。
情報を表すような信号空間を示す。同様に、図4の配置
「E」は、各記号が6ビットの情報を表すような信号空
間を示す。そして、図4の配置「E」の使用が好まし
い。理由は、状況が許すならば、これによって同時音声
・データ通信モデム終端点間で最高の伝送ビットレート
が可能となるからである。
【0035】同時音声・データ通信モデム終端点間の音
声伝送は、「データ及びアナログ」状態においてだけ行
われる。上記のように、音声とデータとの両方を同時に
伝送する際には、音声伝送の品質と記号配置のサイズと
の間に、これら同時に満たし得ない条件の取捨選択考慮
の必要性(トレードオフ)が存在する。
声伝送は、「データ及びアナログ」状態においてだけ行
われる。上記のように、音声とデータとの両方を同時に
伝送する際には、音声伝送の品質と記号配置のサイズと
の間に、これら同時に満たし得ない条件の取捨選択考慮
の必要性(トレードオフ)が存在する。
【0036】例えば、もし図4の配置「E」が「データ
及びアナログ」状態において使用される場合、記号密度
がより高いと、この配置から取られた記号に付加された
音声信号のダイナミックレンジが減少し、その結果とし
て音声信号伝送の品質が低下する。
及びアナログ」状態において使用される場合、記号密度
がより高いと、この配置から取られた記号に付加された
音声信号のダイナミックレンジが減少し、その結果とし
て音声信号伝送の品質が低下する。
【0037】したがって、音声伝送中は配置「A」を選
択することが望ましい。理由は、配置「A」においては
その記号の数がより少ないために、音声信号についてよ
り大きなダイナミックレンジが許され、これによって音
声信号伝送の品質が改善されるからである。
択することが望ましい。理由は、配置「A」においては
その記号の数がより少ないために、音声信号についてよ
り大きなダイナミックレンジが許され、これによって音
声信号伝送の品質が改善されるからである。
【0038】同時音声・データ通信モデム100におい
て図3の信号空間間での切り換えのために用いられる方
法の例を図5に示す。電源投入時又は各データ接続開始
時に、ステップ610において、同時音声・データ通信
モデム100が、「データ単独」状態に入る。ステップ
615において、同時音声・データ通信モデム100
が、「データ単独」状態に連関する信号空間を選択、す
なわち同時音声・データ通信モデム100と同時音声・
データ通信モデム300との間で折衝できる最高データ
レートを選択する。
て図3の信号空間間での切り換えのために用いられる方
法の例を図5に示す。電源投入時又は各データ接続開始
時に、ステップ610において、同時音声・データ通信
モデム100が、「データ単独」状態に入る。ステップ
615において、同時音声・データ通信モデム100
が、「データ単独」状態に連関する信号空間を選択、す
なわち同時音声・データ通信モデム100と同時音声・
データ通信モデム300との間で折衝できる最高データ
レートを選択する。
【0039】ステップ620において、同時音声・デー
タ通信モデム100が、電話機20をモニタして、電話
機20が「オフフック」状態になっているかどうかを点
検する。ユ−ザ1が「オフフック」しない限り、同時音
声・データ通信モデム100はステップ610に戻って
「データ単独」状態にとどまる。
タ通信モデム100が、電話機20をモニタして、電話
機20が「オフフック」状態になっているかどうかを点
検する。ユ−ザ1が「オフフック」しない限り、同時音
声・データ通信モデム100はステップ610に戻って
「データ単独」状態にとどまる。
【0040】しかし、同時音声・データ通信モデム10
0が、ユ−ザ1が電話機20を取ってオフフックにした
ことを検知すると、同時音声・データ通信モデム100
は、音声通信が希望されているとみなして状態を「デー
タ及びアナログ」状態に切り換える。
0が、ユ−ザ1が電話機20を取ってオフフックにした
ことを検知すると、同時音声・データ通信モデム100
は、音声通信が希望されているとみなして状態を「デー
タ及びアナログ」状態に切り換える。
【0041】ステップ630において、同時音声・デー
タ通信モデム100が、例えば図2の記号ブロック40
5のような、現在の記号ブロックにおける状態識別子ビ
ットを変えて、同時音声・データ通信モデム300に対
して、例えば記号ブロック410のような、次の記号ブ
ロックは「データ及びアナログ」状態になることを表示
する。
タ通信モデム100が、例えば図2の記号ブロック40
5のような、現在の記号ブロックにおける状態識別子ビ
ットを変えて、同時音声・データ通信モデム300に対
して、例えば記号ブロック410のような、次の記号ブ
ロックは「データ及びアナログ」状態になることを表示
する。
【0042】記号ブロック405の伝送が完了すると、
同時音声・データ通信モデム100は、記号ブロック4
10を伝送するために、ステップ640において配置を
図4の配置Aに切り換える。このように、ユ−ザ1が電
話機20をオフフック状態にすると、同時音声・データ
通信モデム100が、音声信号の存在を受け入れるよう
にビットレートを動的に変更する。
同時音声・データ通信モデム100は、記号ブロック4
10を伝送するために、ステップ640において配置を
図4の配置Aに切り換える。このように、ユ−ザ1が電
話機20をオフフック状態にすると、同時音声・データ
通信モデム100が、音声信号の存在を受け入れるよう
にビットレートを動的に変更する。
【0043】結果として、記号ブロック405の受信時
に同時音声・データ通信モデム300は、記号ブロック
410から着信する記号ストリームを復号化するために
どの信号空間を使用すべきかを知るだけでなく、電話機
20における切り換えフックの状態を推論することもで
きる。
に同時音声・データ通信モデム300は、記号ブロック
410から着信する記号ストリームを復号化するために
どの信号空間を使用すべきかを知るだけでなく、電話機
20における切り換えフックの状態を推論することもで
きる。
【0044】「データ及びアナログ」状態に切り換え
後、同時音声・データ通信モデム100は、ステップ6
50において、電話機20をモニタしてユ−ザ1が「オ
ンフック」状態になったかどうかが点検される。
後、同時音声・データ通信モデム100は、ステップ6
50において、電話機20をモニタしてユ−ザ1が「オ
ンフック」状態になったかどうかが点検される。
【0045】ユ−ザ1が「オンフック」状態になったと
き、同時音声・データ通信モデム100はステップ61
0に戻って、次の記号ブロックについての状態識別子フ
ィールドを「データ単独」状態に切り換え、その後、デ
ータレートを、同時音声・データ通信モデム100と同
時音声・データ通信モデム300との間で折衝された前
回のデータレートに戻す。
き、同時音声・データ通信モデム100はステップ61
0に戻って、次の記号ブロックについての状態識別子フ
ィールドを「データ単独」状態に切り換え、その後、デ
ータレートを、同時音声・データ通信モデム100と同
時音声・データ通信モデム300との間で折衝された前
回のデータレートに戻す。
【0046】図3に戻って、制御セグメント内の制御ビ
ットの数は、28ビットに固定したものとして示してあ
る。しかし、概していえば、記号レートを一定と仮定し
た場合に、制御セグメントに利用可能な制御ビットの数
は、制御記号当りのビットの数によって変化する。
ットの数は、28ビットに固定したものとして示してあ
る。しかし、概していえば、記号レートを一定と仮定し
た場合に、制御セグメントに利用可能な制御ビットの数
は、制御記号当りのビットの数によって変化する。
【0047】例えば、「データ単独」状態においては図
4のどの配置を用いてもよい。もし配置「E」が用いら
れる場合、記号当りのビットの数は6ビットである。し
たがって、同時音声・データ通信モデム100と同時音
声・データ通信モデム300との間で制御情報を搬送す
るためには、どの制御セグメントについても84個のビ
ットが利用可能である。
4のどの配置を用いてもよい。もし配置「E」が用いら
れる場合、記号当りのビットの数は6ビットである。し
たがって、同時音声・データ通信モデム100と同時音
声・データ通信モデム300との間で制御情報を搬送す
るためには、どの制御セグメントについても84個のビ
ットが利用可能である。
【0048】しかし、「データ及びアナログ」状態にお
いては、同時音声・データ通信モデム100は配置
「A」に切り換えるので、結果として、記号当りのビッ
ト数は僅か2ビット、又はS57〜S70の14個の制
御記号についての制御セグメント中では28ビットであ
る。したがって、制御セグメントにおけるビットの数は
実際、選択された信号空間の関数として変化できるが、
本実施例においては、制御セグメントのビットの数は、
「データ及びアナログ」状態において利用可能な制御ビ
ットの数すなわち28ビットにによって制限される。
いては、同時音声・データ通信モデム100は配置
「A」に切り換えるので、結果として、記号当りのビッ
ト数は僅か2ビット、又はS57〜S70の14個の制
御記号についての制御セグメント中では28ビットであ
る。したがって、制御セグメントにおけるビットの数は
実際、選択された信号空間の関数として変化できるが、
本実施例においては、制御セグメントのビットの数は、
「データ及びアナログ」状態において利用可能な制御ビ
ットの数すなわち28ビットにによって制限される。
【0049】「データ及びアナログ」状態において、制
御ビットN1〜N13、N15〜N22、及びN28
が、「アナログパラメータ」情報を表すために用いられ
る。状態識別子フィールドと同様に、これらのアナログ
パラメータは、ビット位置15〜22、及び28におけ
る「適応利得」情報のような、次の記号ブロックに関す
る情報を搬送する。
御ビットN1〜N13、N15〜N22、及びN28
が、「アナログパラメータ」情報を表すために用いられ
る。状態識別子フィールドと同様に、これらのアナログ
パラメータは、ビット位置15〜22、及び28におけ
る「適応利得」情報のような、次の記号ブロックに関す
る情報を搬送する。
【0050】本例においては、「データ及びアナログ」
モードにおけるアナログパラメータビット位置1〜13
が、将来の使用のために取り置かれる。尚、制御セグメ
ントによって搬送される情報は、「次」の記号ブロック
に関する情報に限る必要はない。
モードにおけるアナログパラメータビット位置1〜13
が、将来の使用のために取り置かれる。尚、制御セグメ
ントによって搬送される情報は、「次」の記号ブロック
に関する情報に限る必要はない。
【0051】「データ単独」状態の記号ブロックにおい
て「アナログパラメータ」の伝送は、オプションであ
る。実際は、アナログパラメータ情報の搬送に利用可能
な制御ビットの数は減少するので、「データ単独」状態
においては2次データは制御ビットN6〜N13によっ
て伝送される。「データ単独」状態で伝送される「アナ
ログパラメータ」情報はないが、どのような2次データ
の伝送も、割り当てられた制御ビットを全部使用するこ
とはない。これらの制御ビット割り当てを用いて、2次
データのレートは3000記号/秒において342ビッ
ト/秒となる。
て「アナログパラメータ」の伝送は、オプションであ
る。実際は、アナログパラメータ情報の搬送に利用可能
な制御ビットの数は減少するので、「データ単独」状態
においては2次データは制御ビットN6〜N13によっ
て伝送される。「データ単独」状態で伝送される「アナ
ログパラメータ」情報はないが、どのような2次データ
の伝送も、割り当てられた制御ビットを全部使用するこ
とはない。これらの制御ビット割り当てを用いて、2次
データのレートは3000記号/秒において342ビッ
ト/秒となる。
【0052】上記のように、「データ単独」状態におい
て、より高い密度の信号空間が使用可能であり、結果と
して、上に定義された制御セグメントにおいて実際に用
いられるビットよりも多くのビットが、制御情報の搬送
に利用可能となる。しかし、それにも拘らず、受信され
た同時音声・データ通信記号ブロックの正しい状態の検
出におけるエラーを最小にするために、図1の同時音声
・データ通信システムにおいてこれらの付加データを用
いる方法がある。
て、より高い密度の信号空間が使用可能であり、結果と
して、上に定義された制御セグメントにおいて実際に用
いられるビットよりも多くのビットが、制御情報の搬送
に利用可能となる。しかし、それにも拘らず、受信され
た同時音声・データ通信記号ブロックの正しい状態の検
出におけるエラーを最小にするために、図1の同時音声
・データ通信システムにおいてこれらの付加データを用
いる方法がある。
【0053】もし同時音声・データ通信の受信機が受信
記号ブロックの正しい状態の検出においてエラーを発生
した場合、このエラーはその正しい状態次第でユ−ザに
異なる影響を与える。例えば、もし受信記号ブロックの
状態が「データ単独」であるが受信機がその状態を「デ
ータ及びアナログ」状態と解釈した場合、受信機はデー
タをたぶん間違った決定領域で復号化して、アナログ出
力が、聴取者であるユ−ザに「データブラスト」を生じ
させることになる。
記号ブロックの正しい状態の検出においてエラーを発生
した場合、このエラーはその正しい状態次第でユ−ザに
異なる影響を与える。例えば、もし受信記号ブロックの
状態が「データ単独」であるが受信機がその状態を「デ
ータ及びアナログ」状態と解釈した場合、受信機はデー
タをたぶん間違った決定領域で復号化して、アナログ出
力が、聴取者であるユ−ザに「データブラスト」を生じ
させることになる。
【0054】逆に、もし受信記号ブロックの状態が「デ
ータ及びアナログ」であるが受信機がその状態を「デー
タ単独」状態と解釈した場合、受信機は非意図的にアナ
ログ出力を沈黙化することになる。
ータ及びアナログ」であるが受信機がその状態を「デー
タ単独」状態と解釈した場合、受信機は非意図的にアナ
ログ出力を沈黙化することになる。
【0055】これら可能性ある2つの場合のうち、記号
ブロックが「データ単独」状態にあると誤って決定され
る場合の方が、ユ−ザには沈黙が聞こえるだけであるの
でより受容可能である、ということになりそうである。
一方、「データ及びアナログ」状態にあると誤って決定
される場合には、ユ−ザがデータブラストを聞く可能性
があるためユ−ザにとってよりわずらわしいことにな
る。したがって、後者の形のエラーの可能性が最小にな
る方がよい。特に、データレートが増加するにつれてこ
の形のエラーの可能性が増大するので、その方がよい。
ブロックが「データ単独」状態にあると誤って決定され
る場合の方が、ユ−ザには沈黙が聞こえるだけであるの
でより受容可能である、ということになりそうである。
一方、「データ及びアナログ」状態にあると誤って決定
される場合には、ユ−ザがデータブラストを聞く可能性
があるためユ−ザにとってよりわずらわしいことにな
る。したがって、後者の形のエラーの可能性が最小にな
る方がよい。特に、データレートが増加するにつれてこ
の形のエラーの可能性が増大するので、その方がよい。
【0056】「データ単独」状態にあるときに「データ
及びアナログ」状態にあると誤って決定される可能性を
少なくするために、4800bpsよりも高いデータレ
ートにおいて、各制御記号の中のこれまで使用されてい
ない付加ビットのいくつかをここで「冗長」状態識別子
ビットとして利用する。詳しくは、4800bpsより
も高いデータレートにおいて制御記号当り1個の付加ビ
ットが用いられる。これによって同時音声・データ通信
受信機には、冗長ではあるが14個の追加情報ビットが
得られる。
及びアナログ」状態にあると誤って決定される可能性を
少なくするために、4800bpsよりも高いデータレ
ートにおいて、各制御記号の中のこれまで使用されてい
ない付加ビットのいくつかをここで「冗長」状態識別子
ビットとして利用する。詳しくは、4800bpsより
も高いデータレートにおいて制御記号当り1個の付加ビ
ットが用いられる。これによって同時音声・データ通信
受信機には、冗長ではあるが14個の追加情報ビットが
得られる。
【0057】図6は、この手法の簡単な説明図である。
「データ単独」状態にあるときに、データ伝送は、図4
に示す信号空間から得られるように、4800bpsか
ら14400bpsのデータレートで行われる。したが
って、各制御記号は現在選択されている信号空間の関数
である数のビットを表す。
「データ単独」状態にあるときに、データ伝送は、図4
に示す信号空間から得られるように、4800bpsか
ら14400bpsのデータレートで行われる。したが
って、各制御記号は現在選択されている信号空間の関数
である数のビットを表す。
【0058】このビット数は、図6に示すようにb0か
らb5まで変化する。4800bpsのデータレートで
は、記号当りのビット数は最小のb0及びb1で、データ
レートが増加すると、利用可能なビットが追加される。
例えば7200bpsのデータレートでの1ビット(b
2) から最大は14400bpsでの4ビット (b2〜
b5) までが追加となる。この実施例においては、追加
ビットを1個だけ(例えばb2) 用い、より高いデータ
レートでのビット追加能力については単に無視する。
らb5まで変化する。4800bpsのデータレートで
は、記号当りのビット数は最小のb0及びb1で、データ
レートが増加すると、利用可能なビットが追加される。
例えば7200bpsのデータレートでの1ビット(b
2) から最大は14400bpsでの4ビット (b2〜
b5) までが追加となる。この実施例においては、追加
ビットを1個だけ(例えばb2) 用い、より高いデータ
レートでのビット追加能力については単に無視する。
【0059】これら14個のビットは、現在の記号ブロ
ックの制御セグメントに含めて伝送される状態識別子ビ
ットの単なるコピーである。同時音声・データ通信受信
機は14個の冗長ビットと制御セグメントからの状態識
別子ビットとの「多数票」で票決を行って、次の記号ブ
ロックについての適切な状態を定める。
ックの制御セグメントに含めて伝送される状態識別子ビ
ットの単なるコピーである。同時音声・データ通信受信
機は14個の冗長ビットと制御セグメントからの状態識
別子ビットとの「多数票」で票決を行って、次の記号ブ
ロックについての適切な状態を定める。
【0060】4800bpsよりも高いデータレートに
おいては、次の記号ブロックについて同時音声・データ
通信受信機による誤った判断がないように保護するため
に、制御記号から追加の冗長ビットが1個用いられる
が、より低い4800bpsのデータレートにおいて
は、制御セグメントの完全性フィールドが、4800b
psの配置で得られる空間分離と組み合わされることに
よって、状態識別子ビットの十分な保護が得られる。
おいては、次の記号ブロックについて同時音声・データ
通信受信機による誤った判断がないように保護するため
に、制御記号から追加の冗長ビットが1個用いられる
が、より低い4800bpsのデータレートにおいて
は、制御セグメントの完全性フィールドが、4800b
psの配置で得られる空間分離と組み合わされることに
よって、状態識別子ビットの十分な保護が得られる。
【0061】図3から、5個の制御ビットによって完全
性フィールドが定義されることが判る。本例において、
完全性フィールドは、他の5個の、前に定義された制御
ビットの逆を表す。これらの完全性ビットは、同時音声
・データ通信受信機による制御セグメントの復号化を支
援強化するために用いられる。5個の制御ビット14〜
18は、完全性フィールドによって保護される。これら
の制御ビットは、状態識別子ビット、やがて来る記号ブ
ロックについての等化器ロックビット、及び適応利得の
最上位ビットを表す3個のビットである。
性フィールドが定義されることが判る。本例において、
完全性フィールドは、他の5個の、前に定義された制御
ビットの逆を表す。これらの完全性ビットは、同時音声
・データ通信受信機による制御セグメントの復号化を支
援強化するために用いられる。5個の制御ビット14〜
18は、完全性フィールドによって保護される。これら
の制御ビットは、状態識別子ビット、やがて来る記号ブ
ロックについての等化器ロックビット、及び適応利得の
最上位ビットを表す3個のビットである。
【0062】同時音声・データ通信受信機は、完全性ビ
ットを評価するために「偏りのある票決」手法を用い
る。例えば、もし受信された適応利得ビットがその連関
する完全性ビットに合致しない場合、受信機は、聴取者
にとって音量の少しの減少は音量の予想されなかった増
加よりも受容可能であるとの前提から、可聴周波(オー
ディオ)スピーカの音量がより低くなる結果となるよう
な利得値を用いる。
ットを評価するために「偏りのある票決」手法を用い
る。例えば、もし受信された適応利得ビットがその連関
する完全性ビットに合致しない場合、受信機は、聴取者
にとって音量の少しの減少は音量の予想されなかった増
加よりも受容可能であるとの前提から、可聴周波(オー
ディオ)スピーカの音量がより低くなる結果となるよう
な利得値を用いる。
【0063】図3に示すように、完全性フィールドは、
制御セグメントのどちらかの境界に位置するのではな
く、制御セグメントの内部に位置する。この位置設定
は、タイミングにおけるシフトがエラーを完全性フィー
ルドに発生させる確率、を増大させるためである。同時
音声・データ通信受信機は又、完全性エラーの状況を、
チャネル全体の状況又は記号カウンタ同期喪失の表示子
として、多数の記号ブロックにわたって追跡モニタする
(下に説明する)。
制御セグメントのどちらかの境界に位置するのではな
く、制御セグメントの内部に位置する。この位置設定
は、タイミングにおけるシフトがエラーを完全性フィー
ルドに発生させる確率、を増大させるためである。同時
音声・データ通信受信機は又、完全性エラーの状況を、
チャネル全体の状況又は記号カウンタ同期喪失の表示子
として、多数の記号ブロックにわたって追跡モニタする
(下に説明する)。
【0064】これらの状況のいずれかは、同時音声・デ
ータ通信受信機をして反対側同時音声・データ通信終端
点との再調整を行わせる。
ータ通信受信機をして反対側同時音声・データ通信終端
点との再調整を行わせる。
【0065】上に述べたように、一方の状態から他方の
状態への切り換えエラーが生じ得ることに対して防護す
るのが有利である。アナログパラメータフィールドに
は、「データ及びアナログ」状態ある音声信号について
の利得情報が存在する。しかし、「データ単独」状態に
は音声信号が存在しないので、この状態における利得情
報を得る必要はない。
状態への切り換えエラーが生じ得ることに対して防護す
るのが有利である。アナログパラメータフィールドに
は、「データ及びアナログ」状態ある音声信号について
の利得情報が存在する。しかし、「データ単独」状態に
は音声信号が存在しないので、この状態における利得情
報を得る必要はない。
【0066】したがって、もし同時音声・データ通信受
信機が誤って「データ及びアナログ」状態への切り換え
を行った場合に結果として得られるデータ信号の増幅値
(ユ−ザには雑音として聞こえる)が低くなるように疑
似(ダミー)利得情報を与えることによって、「データ
単独」状態から「データ及びアナログ」状態への誤った
切り換えの発生に対する追加防護を得ることができる。
信機が誤って「データ及びアナログ」状態への切り換え
を行った場合に結果として得られるデータ信号の増幅値
(ユ−ザには雑音として聞こえる)が低くなるように疑
似(ダミー)利得情報を与えることによって、「データ
単独」状態から「データ及びアナログ」状態への誤った
切り換えの発生に対する追加防護を得ることができる。
【0067】次に図7を参照して説明する。図7は、本
発明の原理を実施した同時音声・データ通信モデム10
0の送信機部102のブロック図を示す。本発明の概念
以外、同時音声・データ通信モデム100の個々の構成
要素は周知であり、詳細説明は行わない。例えばCPU
(中央処理装置)105は、マイクロプロセッサをベー
スとする中央処理装置及びプログラムデータ記憶用の付
随メモリである。
発明の原理を実施した同時音声・データ通信モデム10
0の送信機部102のブロック図を示す。本発明の概念
以外、同時音声・データ通信モデム100の個々の構成
要素は周知であり、詳細説明は行わない。例えばCPU
(中央処理装置)105は、マイクロプロセッサをベー
スとする中央処理装置及びプログラムデータ記憶用の付
随メモリである。
【0068】又、「データ単独」状態における、動作中
のデータ記号レート及び記号当りのデータビットの数
は、同時音声・データ通信モデム100及び300の間
で行われる初期調整及びレート折衝のシーケンス中に、
そして両モデム間で行われる再調整によって、定められ
るものと仮定する。記号レートは通信期間中に変わらな
いものと仮定するが、記号当りのデータビット数は、周
知のオートレーティング手法に基づいて変化する。
のデータ記号レート及び記号当りのデータビットの数
は、同時音声・データ通信モデム100及び300の間
で行われる初期調整及びレート折衝のシーケンス中に、
そして両モデム間で行われる再調整によって、定められ
るものと仮定する。記号レートは通信期間中に変わらな
いものと仮定するが、記号当りのデータビット数は、周
知のオートレーティング手法に基づいて変化する。
【0069】電話機20が音声符号器130に音声信号
を供給する。音声符号器130は、予め定義された記号
レート1/T(単位:記号/秒)で一連の2次元信号点
(2次元信号点シーケンス)を回線131上に供給す
る。2次元信号点は各々、信号空間の原点に関する「音
声信号ベクトル」を表す(図示しない)。加えて、回線
104が、電話機20の「オフフック」状態についての
情報、及び他端側同時音声・データ通信モデム300へ
の伝送についてのアナログ利得情報をCPU105に供
給する信号を搬送する。
を供給する。音声符号器130は、予め定義された記号
レート1/T(単位:記号/秒)で一連の2次元信号点
(2次元信号点シーケンス)を回線131上に供給す
る。2次元信号点は各々、信号空間の原点に関する「音
声信号ベクトル」を表す(図示しない)。加えて、回線
104が、電話機20の「オフフック」状態についての
情報、及び他端側同時音声・データ通信モデム300へ
の伝送についてのアナログ利得情報をCPU105に供
給する信号を搬送する。
【0070】上に述べたように、電話機20のユ−ザ1
が電話機20を「オフフック」又は「オンフック」にし
たときに、「オフフック」信号がCPU105に注意を
喚起して、同時音声・データ通信モデム100が、上記
のように「データ単独」状態又は「データ及びアナロ
グ」状態のいずれかを選択できるようにする。CPU1
05は、「スクランブル器/符号器」180における適
切な信号空間の選択を回線124上の信号を介して制御
する。
が電話機20を「オフフック」又は「オンフック」にし
たときに、「オフフック」信号がCPU105に注意を
喚起して、同時音声・データ通信モデム100が、上記
のように「データ単独」状態又は「データ及びアナロ
グ」状態のいずれかを選択できるようにする。CPU1
05は、「スクランブル器/符号器」180における適
切な信号空間の選択を回線124上の信号を介して制御
する。
【0071】データ端末装置10がデータ信号をデータ
バッファ125に供給し、データバッファ125は、デ
ータ端末装置10によって供給されたデータを後にマル
チプレクサ(MUX)14への送達用に記憶する。制御
バッファ120が、回線107及び118上で2個の信
号を受信する。回線118上の信号は、2次データ源
(ソース)を表す。実際は、2次データソース60は、
「データ単独」モードでの動作中、制御セグメント内部
ではあるがデータ通信についての追加帯域幅を供給する
ための同時音声・データ通信モデム100の能力を表
す。
バッファ125に供給し、データバッファ125は、デ
ータ端末装置10によって供給されたデータを後にマル
チプレクサ(MUX)14への送達用に記憶する。制御
バッファ120が、回線107及び118上で2個の信
号を受信する。回線118上の信号は、2次データ源
(ソース)を表す。実際は、2次データソース60は、
「データ単独」モードでの動作中、制御セグメント内部
ではあるがデータ通信についての追加帯域幅を供給する
ための同時音声・データ通信モデム100の能力を表
す。
【0072】説明を簡単にするため独立したソースとし
て図示したが、2次データソース60はデータ端末装置
としてもよい。例えば、制御バッファ120をデータバ
ッファ125に結合して、この追加データ帯域幅をデー
タ端末装置10に割り当ててもよい。対照的に、回線1
07上の信号は図3に定義されるようなアナログパラメ
ータ情報を表す。本実施例では種々の異なる形式の制御
情報が送られるが、同時音声・データ通信システムに特
有の情報を制御セグメントに含めて伝送しなければなら
ないという要件は存在しないことが判る。
て図示したが、2次データソース60はデータ端末装置
としてもよい。例えば、制御バッファ120をデータバ
ッファ125に結合して、この追加データ帯域幅をデー
タ端末装置10に割り当ててもよい。対照的に、回線1
07上の信号は図3に定義されるようなアナログパラメ
ータ情報を表す。本実施例では種々の異なる形式の制御
情報が送られるが、同時音声・データ通信システムに特
有の情報を制御セグメントに含めて伝送しなければなら
ないという要件は存在しないことが判る。
【0073】同時音声・データ通信モデム100の状態
が回線119を介して制御バッファ120にCPU10
5から供給される。これは、制御セグメントの状態表示
子ビットについて制御バッファ120によって用いられ
る値を表す。もし同時音声・データ通信モデム100が
「データ単独」状態にある場合、制御バッファ120
が、アナログパラメータ情報(もしあれば)を2次デー
タと多重化して、「データ単独」状態についての図3に
示すような制御セグメントを生成する。
が回線119を介して制御バッファ120にCPU10
5から供給される。これは、制御セグメントの状態表示
子ビットについて制御バッファ120によって用いられ
る値を表す。もし同時音声・データ通信モデム100が
「データ単独」状態にある場合、制御バッファ120
が、アナログパラメータ情報(もしあれば)を2次デー
タと多重化して、「データ単独」状態についての図3に
示すような制御セグメントを生成する。
【0074】他方、もし同時音声・データ通信モデム1
00が「データ及びアナログ」状態にある場合、制御バ
ッファ120は、「データ及びアナログ」制御セグメン
トを生成するが、この場合の制御セグメントは回線10
7を介してCPU105によって供給されるアナログパ
ラメータ情報だけを有する。制御バッファ120は又、
完全性フィールドを生成し、これを受け入れる信号空間
のために状態識別子ビットを複製して、データレートが
4800bpsより大きいときの上記冗長ビットを得
る。
00が「データ及びアナログ」状態にある場合、制御バ
ッファ120は、「データ及びアナログ」制御セグメン
トを生成するが、この場合の制御セグメントは回線10
7を介してCPU105によって供給されるアナログパ
ラメータ情報だけを有する。制御バッファ120は又、
完全性フィールドを生成し、これを受け入れる信号空間
のために状態識別子ビットを複製して、データレートが
4800bpsより大きいときの上記冗長ビットを得
る。
【0075】送信カウンタ110はマルチプレクサ14
0を制御し、マルチプレクサ140はスクランブル器/
符号器180にデータ又は制御情報のいずれかを供給す
る。スクランブル器/符号器180は、スクランブル
化、トレリス符号化、等のような周知の符号化手法を有
し、記号レート1/Tで回線181上に記号シーケンス
を生成する。これらの記号は図4に示す信号空間のうち
の1つから選択される。この信号空間選択は、回線12
4を介してCPU105によって制御される。
0を制御し、マルチプレクサ140はスクランブル器/
符号器180にデータ又は制御情報のいずれかを供給す
る。スクランブル器/符号器180は、スクランブル
化、トレリス符号化、等のような周知の符号化手法を有
し、記号レート1/Tで回線181上に記号シーケンス
を生成する。これらの記号は図4に示す信号空間のうち
の1つから選択される。この信号空間選択は、回線12
4を介してCPU105によって制御される。
【0076】CPU105は、同時音声・データ通信モ
デム100及び300の間での調整又は再調整イベント
に応答して送信カウンタ110を同期させる。技術的に
知られるように、データ接続の両モデムは一般に、各モ
デムの等化器及び反響消去装置(エコーキャンセラ)
(図示しない)を初期化するための調整シーケンスを有
する、折衝調整のための「握手」手順を行う。
デム100及び300の間での調整又は再調整イベント
に応答して送信カウンタ110を同期させる。技術的に
知られるように、データ接続の両モデムは一般に、各モ
デムの等化器及び反響消去装置(エコーキャンセラ)
(図示しない)を初期化するための調整シーケンスを有
する、折衝調整のための「握手」手順を行う。
【0077】再調整シーケンスを行う必要性の有無は同
期喪失の有無によって検出される。同期喪失は、受信さ
れたいくつもの記号ブロックにわたってあまりに多くの
完全性フィールドエラーが発生したことを同時音声・デ
ータ通信モデム100の受信部(下に説明する)が表示
するときにCPU105によって検出される。
期喪失の有無によって検出される。同期喪失は、受信さ
れたいくつもの記号ブロックにわたってあまりに多くの
完全性フィールドエラーが発生したことを同時音声・デ
ータ通信モデム100の受信部(下に説明する)が表示
するときにCPU105によって検出される。
【0078】送信カウンタ110は同期の必要がある。
理由は、送信カウンタ110が記号区間をカウントする
ことによって記号ブロックをフレ−ムに分けるからであ
る。上記のように、又図2に示すように、各記号ブロッ
クは70個の記号を有する。したがって、送信カウンタ
110は「モジューロ70」をカウントする。
理由は、送信カウンタ110が記号区間をカウントする
ことによって記号ブロックをフレ−ムに分けるからであ
る。上記のように、又図2に示すように、各記号ブロッ
クは70個の記号を有する。したがって、送信カウンタ
110は「モジューロ70」をカウントする。
【0079】最初(前半部)の56個の記号区間、すな
わちデータセグメントの間、送信カウンタ110はマル
チプレクサ140を制御して、データセグメント情報を
スクランブル器/符号器180に供給する。最後(後半
部)の14個の記号区間、すなわち制御セグメントの
間、送信カウンタ110はマルチプレクサ140を制御
して、制御セグメント情報をスクランブル器/符号器1
80に供給する。
わちデータセグメントの間、送信カウンタ110はマル
チプレクサ140を制御して、データセグメント情報を
スクランブル器/符号器180に供給する。最後(後半
部)の14個の記号区間、すなわち制御セグメントの
間、送信カウンタ110はマルチプレクサ140を制御
して、制御セグメント情報をスクランブル器/符号器1
80に供給する。
【0080】加算器135は、回線131上の各音声信
号ベクトル(もしあれば)をスクランブル器/符号器1
80によって供給された記号のそれぞれ1個に加算し
て、信号点のストリームを変調器145に供給する。変
調器145は、周知の直角振幅変調(QAM)に基づい
て機能し、公衆交換電話ネットワーク200を介しての
同時音声・データ通信モデム300への送信用に、送信
信号をハイブリッド回路115に供給する。
号ベクトル(もしあれば)をスクランブル器/符号器1
80によって供給された記号のそれぞれ1個に加算し
て、信号点のストリームを変調器145に供給する。変
調器145は、周知の直角振幅変調(QAM)に基づい
て機能し、公衆交換電話ネットワーク200を介しての
同時音声・データ通信モデム300への送信用に、送信
信号をハイブリッド回路115に供給する。
【0081】同時音声・データ通信モデム100の受信
機部103は、上記の送信機部102の補完機能を行う
もので、そのブロック図を図8に示す。受信機部103
及び送信機部102における共通の要素は、例えばCP
U105、ハイブリッド回路115、等のように同じ参
照符号を付ける。ハイブリッド回路115は、公衆交換
電話ネットワーク200を介して同時音声・データ通信
モデム300から送信された信号を受信して、この受信
信号を復調器150に供給する。
機部103は、上記の送信機部102の補完機能を行う
もので、そのブロック図を図8に示す。受信機部103
及び送信機部102における共通の要素は、例えばCP
U105、ハイブリッド回路115、等のように同じ参
照符号を付ける。ハイブリッド回路115は、公衆交換
電話ネットワーク200を介して同時音声・データ通信
モデム300から送信された信号を受信して、この受信
信号を復調器150に供給する。
【0082】復調器150は、受信した信号点シーケン
スを復号器190に供給する。復号器190は、送信器
部102のスクランブル器/符号器180の逆の機能を
行い、情報を保持する信号を各記号区間、デマルチプレ
クサ(DEMUX)155に供給する。
スを復号器190に供給する。復号器190は、送信器
部102のスクランブル器/符号器180の逆の機能を
行い、情報を保持する信号を各記号区間、デマルチプレ
クサ(DEMUX)155に供給する。
【0083】受信カウンタ175は、回線177を介し
てデマルチプレクサ155を制御する。上記のように調
整又は再調整イベントの後、CPU105は、受信カウ
ンタ175をリセットして、モジューロ70のカウント
を開始する。受信カウンタ175は、デマルチプレクサ
155を制御して、最初の56個の記号区間の情報を回
線11を介してデータ端末装置10に供給する。これは
データセグメントである。それから受信カウンタ175
は、デマルチプレクサ155を制御して、最後の14個
の記号区間の情報を制御素子165に送る。
てデマルチプレクサ155を制御する。上記のように調
整又は再調整イベントの後、CPU105は、受信カウ
ンタ175をリセットして、モジューロ70のカウント
を開始する。受信カウンタ175は、デマルチプレクサ
155を制御して、最初の56個の記号区間の情報を回
線11を介してデータ端末装置10に供給する。これは
データセグメントである。それから受信カウンタ175
は、デマルチプレクサ155を制御して、最後の14個
の記号区間の情報を制御素子165に送る。
【0084】受信カウンタ175は、この、受信情報ス
トリームの逆多重化(分離化)動作を、CPU105に
よってリセットさされるまで反復継続する。
トリームの逆多重化(分離化)動作を、CPU105に
よってリセットさされるまで反復継続する。
【0085】上記のように、各同時音声・データ通信モ
デムは、最初に「データ単独」状態で動作を開始する。
したがって、受信機部103は、受信された最初の記号
ブロックが「データ単独」状態にあるものとみなす。そ
して、この最初の記号ブロックの状態識別子フィールド
が次の記号ブロック等の状態を定める。
デムは、最初に「データ単独」状態で動作を開始する。
したがって、受信機部103は、受信された最初の記号
ブロックが「データ単独」状態にあるものとみなす。そ
して、この最初の記号ブロックの状態識別子フィールド
が次の記号ブロック等の状態を定める。
【0086】制御素子(制御復号器)165は、回線1
67上の状態識別子ビットの値、回線169上のアナロ
グパラメータ情報、及び回線159上の完全性フィール
ドにエラーがあるかどうかの指示子をCPU105に供
給する。制御復号器165は、データレートが4800
0bpsより高いとき(上記のように)複製の状態表示
子ビットについて「多数票」票決を行う。加えて、制御
復号器165は完全性ビットを(上記のように)処理す
る。最後に制御復号器165は回線168を介して2次
データを供給する。
67上の状態識別子ビットの値、回線169上のアナロ
グパラメータ情報、及び回線159上の完全性フィール
ドにエラーがあるかどうかの指示子をCPU105に供
給する。制御復号器165は、データレートが4800
0bpsより高いとき(上記のように)複製の状態表示
子ビットについて「多数票」票決を行う。加えて、制御
復号器165は完全性ビットを(上記のように)処理す
る。最後に制御復号器165は回線168を介して2次
データを供給する。
【0087】制御復号器165によって供給された情報
に応答して、CPU105は、いくつもの機能を行う。
まずCPU105は、状態表示子情報に基づいて、復号
器190によって用いられる信号空間を制御して、回線
109を介して次の記号ブロックを復号化する。これに
よって、受信機部103が、受信信号点シーケンスを正
しく分離化及び復号化することが可能となる。
に応答して、CPU105は、いくつもの機能を行う。
まずCPU105は、状態表示子情報に基づいて、復号
器190によって用いられる信号空間を制御して、回線
109を介して次の記号ブロックを復号化する。これに
よって、受信機部103が、受信信号点シーケンスを正
しく分離化及び復号化することが可能となる。
【0088】次に、CPU105は、回線172を介し
て、アナログパラメータ情報に基づきアナログ設定を調
整する。本実施例においては、アナログパラメータ情報
は音声復号器170によって用いられるだけである。こ
れによって、受信機部103が、音声信号及び他のアナ
ログパラメータ(もしあれば)について利得設定を容易
に適応させることが可能となる。
て、アナログパラメータ情報に基づきアナログ設定を調
整する。本実施例においては、アナログパラメータ情報
は音声復号器170によって用いられるだけである。こ
れによって、受信機部103が、音声信号及び他のアナ
ログパラメータ(もしあれば)について利得設定を容易
に適応させることが可能となる。
【0089】最後に、CPU105は、或る時間長さに
わたっての完全性フィールドにおけるエラーの数の累積
統計値に基づき再調整信号を生成する。再調整イベント
が生じると、CPU105は受信カウンタ175をリセ
ットする。尚注記したいのは、もし他端側同時音声・デ
ータ通信モデムからの調整または再調整シーケンスが復
調器150によって検出された場合は、復調器150が
回線152を介してCPU105にこの旨を通報し、こ
れによってもCPU105がは受信カウンタをリセット
することである。
わたっての完全性フィールドにおけるエラーの数の累積
統計値に基づき再調整信号を生成する。再調整イベント
が生じると、CPU105は受信カウンタ175をリセ
ットする。尚注記したいのは、もし他端側同時音声・デ
ータ通信モデムからの調整または再調整シーケンスが復
調器150によって検出された場合は、復調器150が
回線152を介してCPU105にこの旨を通報し、こ
れによってもCPU105がは受信カウンタをリセット
することである。
【0090】音声復号器170は、「データ及びアナロ
グ」状態の間、音声信号を電話機20に供給する。音声
復号器170は、「データ及びアナログ」状態の間、回
線171を介してCPU105によって使用可能化され
る。受信カウンタ175は、回線151によって搬送さ
れた受信信号点シーケンスから正しい受信信号が減じら
れるように、音声復号器170に同期信号を供給する。
受信記号シーケンスは、復号器190の回線191によ
って供給される。
グ」状態の間、音声信号を電話機20に供給する。音声
復号器170は、「データ及びアナログ」状態の間、回
線171を介してCPU105によって使用可能化され
る。受信カウンタ175は、回線151によって搬送さ
れた受信信号点シーケンスから正しい受信信号が減じら
れるように、音声復号器170に同期信号を供給する。
受信記号シーケンスは、復号器190の回線191によ
って供給される。
【0091】音声復号器170は、受信信号点の復号化
の際に復号器190によって生じる遅延を受け入れるた
めのバッファ機能を有する。
の際に復号器190によって生じる遅延を受け入れるた
めのバッファ機能を有する。
【0092】このように、上記の本発明概念によって、
音声信号を搬送するためにデータ記号及び制御記号の両
方がそこで利用可能な、同時音声・データ通信側路チャ
ネルが形成される。
音声信号を搬送するためにデータ記号及び制御記号の両
方がそこで利用可能な、同時音声・データ通信側路チャ
ネルが形成される。
【0093】図9及び図10に、本発明概念の別の実施
例を示す。図9は、同時音声・データ通信モデムの送信
機部のブロック図で、データセグメント及び制御セグメ
ントに用いられるそれぞれの信号空間が異なることを除
いては図7に類似である。
例を示す。図9は、同時音声・データ通信モデムの送信
機部のブロック図で、データセグメント及び制御セグメ
ントに用いられるそれぞれの信号空間が異なることを除
いては図7に類似である。
【0094】データ端末装置10が、データ符号器52
5にデータ信号を供給し、データ符号器525は、2次
元信号点のシーケンスを記号レート1/Tで供給する。
これらの2次元信号点は、図4に示す信号空間のうちの
1つから選択される。この信号空間選択は、回線524
を介してCPU105によって制御される。各信号点
は、特定の2次元データ記号と連関する。データ符号器
525は、スクランブル化、トレリス符号化、等のよう
な周知の符号化手法を有し、記号レート1/Tで回線1
81上にデータ記号シーケンスを生成する。
5にデータ信号を供給し、データ符号器525は、2次
元信号点のシーケンスを記号レート1/Tで供給する。
これらの2次元信号点は、図4に示す信号空間のうちの
1つから選択される。この信号空間選択は、回線524
を介してCPU105によって制御される。各信号点
は、特定の2次元データ記号と連関する。データ符号器
525は、スクランブル化、トレリス符号化、等のよう
な周知の符号化手法を有し、記号レート1/Tで回線1
81上にデータ記号シーケンスを生成する。
【0095】制御符号器520は、回線107及び11
9上で2個の信号を受信し、記号レート1/Tで回線5
21上に制御記号のシーケンスを生成する。制御符号器
520がデータ符号器525と同様の仕方で機能し、ス
クランブル化、トレリス符号化、等のような周知の符号
化手法を有し、制御記号シーケンスを生成する。上記の
データ符号器525と同様に、これらの2次元信号点
は、図4に示す信号空間のうちの1つから選択される。
これらの制御記号は制御セグメントを表す。
9上で2個の信号を受信し、記号レート1/Tで回線5
21上に制御記号のシーケンスを生成する。制御符号器
520がデータ符号器525と同様の仕方で機能し、ス
クランブル化、トレリス符号化、等のような周知の符号
化手法を有し、制御記号シーケンスを生成する。上記の
データ符号器525と同様に、これらの2次元信号点
は、図4に示す信号空間のうちの1つから選択される。
これらの制御記号は制御セグメントを表す。
【0096】同時音声・データ通信モデム100の状態
は、回線119を介してCPU105から供給される。
もし同時音声・データ通信モデム100が「データ単
独」状態にある場合、制御符号器520が、アナログパ
ラメータ情報(もしあれば)を2次データと多重化し
て、「データ単独」状態についての図3に示すような制
御セグメントを生成する。
は、回線119を介してCPU105から供給される。
もし同時音声・データ通信モデム100が「データ単
独」状態にある場合、制御符号器520が、アナログパ
ラメータ情報(もしあれば)を2次データと多重化し
て、「データ単独」状態についての図3に示すような制
御セグメントを生成する。
【0097】他方、もし同時音声・データ通信モデム1
00が「データ及びアナログ」状態にある場合、制御符
号器520は、「データ及びアナログ」制御セグメント
を生成するが、この場合の制御セグメントは回線107
を介してCPU105によって供給されるアナログパラ
メータ情報だけを有する。制御符号器520は又、完全
性フィールドを生成し、これを受け入れる信号空間のた
めに状態識別子ビットを複製して、データレートが48
00bpsより大きいときの上記冗長ビットを得る。
00が「データ及びアナログ」状態にある場合、制御符
号器520は、「データ及びアナログ」制御セグメント
を生成するが、この場合の制御セグメントは回線107
を介してCPU105によって供給されるアナログパラ
メータ情報だけを有する。制御符号器520は又、完全
性フィールドを生成し、これを受け入れる信号空間のた
めに状態識別子ビットを複製して、データレートが48
00bpsより大きいときの上記冗長ビットを得る。
【0098】送信カウンタ110は、マルチプレクサ5
40を制御し、マルチプレクサ540は回線541上に
上記記号ブロックを生成する。CPU105は、同時音
声・データ通信モデム100及び300の間での調整又
は再調整イベントに応答して送信カウンタ110を同期
させる。最初の56個の記号区間、すなわちデータセグ
メントの間、送信カウンタ110はマルチプレクサ54
0を制御して、データ記号をデータ符号器525から加
算器135に供給する。
40を制御し、マルチプレクサ540は回線541上に
上記記号ブロックを生成する。CPU105は、同時音
声・データ通信モデム100及び300の間での調整又
は再調整イベントに応答して送信カウンタ110を同期
させる。最初の56個の記号区間、すなわちデータセグ
メントの間、送信カウンタ110はマルチプレクサ54
0を制御して、データ記号をデータ符号器525から加
算器135に供給する。
【0099】最後の14個の記号区間、すなわち制御セ
グメントの間、送信カウンタ110はマルチプレクサ5
40を制御して、制御記号を制御符号器520から加算
器135に送信カウンタ110はデータ符号器525と
制御符号器520との間でマルチプレクサ540切り換
えるので、これらの符号器は各々、他方の符号器が記号
をマルチプレクサ540に供給しているときにその時間
長さの間、蓄積されたデータを記憶するバッファを備え
る必要がある。供給する。
グメントの間、送信カウンタ110はマルチプレクサ5
40を制御して、制御記号を制御符号器520から加算
器135に送信カウンタ110はデータ符号器525と
制御符号器520との間でマルチプレクサ540切り換
えるので、これらの符号器は各々、他方の符号器が記号
をマルチプレクサ540に供給しているときにその時間
長さの間、蓄積されたデータを記憶するバッファを備え
る必要がある。供給する。
【0100】加算器135は、回線131上の各音声信
号ベクトル(もしあれば)を、マルチプレクサ5401
によって供給された記号のそれぞれ1個に加算して、信
号点ストリームを変調器145に供給する。変調器14
5は、周知の直角振幅変調(QAM)に基づいて機能
し、公衆交換電話ネットワーク200を介しての同時音
声・データ通信モデム300への送信用に、送信信号を
ハイブリッド回路115に供給する。
号ベクトル(もしあれば)を、マルチプレクサ5401
によって供給された記号のそれぞれ1個に加算して、信
号点ストリームを変調器145に供給する。変調器14
5は、周知の直角振幅変調(QAM)に基づいて機能
し、公衆交換電話ネットワーク200を介しての同時音
声・データ通信モデム300への送信用に、送信信号を
ハイブリッド回路115に供給する。
【0101】同時音声・データ通信モデム100の受信
機部503は、図9の送信機部502の補完機能を行う
もので、そのブロック図を図10に示す。ハイブリッド
回路115は、公衆交換電話ネットワーク200を介し
て同時音声・データ通信モデム300から送信された信
号を受信して、この受信信号を復調器150に供給す
る。
機部503は、図9の送信機部502の補完機能を行う
もので、そのブロック図を図10に示す。ハイブリッド
回路115は、公衆交換電話ネットワーク200を介し
て同時音声・データ通信モデム300から送信された信
号を受信して、この受信信号を復調器150に供給す
る。
【0102】復調器150は、受信された信号点シーケ
ンスをデマルチプレクサ(DEMUX)555に供給す
る。デマルチプレクサ555は、回線177を介して受
信カウンタ175によって制御される。上記のように調
整又は再調整イベントの後、CPU105は、受信カウ
ンタ175をリセットして、モジューロ70のカウント
を開始する。受信カウンタ175は、デマルチプレクサ
555を制御して、最初の56個の受信信号点の情報を
データ復号器560に供給する。
ンスをデマルチプレクサ(DEMUX)555に供給す
る。デマルチプレクサ555は、回線177を介して受
信カウンタ175によって制御される。上記のように調
整又は再調整イベントの後、CPU105は、受信カウ
ンタ175をリセットして、モジューロ70のカウント
を開始する。受信カウンタ175は、デマルチプレクサ
555を制御して、最初の56個の受信信号点の情報を
データ復号器560に供給する。
【0103】それから受信カウンタ175は、デマルチ
プレクサ555を制御して、受信記号ブロックの最後の
14個の受信信号点の情報を制御復号器565に送る。
受信カウンタ175は、受信信号点ストリームの逆多重
化(分離化)動作を、CPU105によってリセットさ
されるまで反復継続する。
プレクサ555を制御して、受信記号ブロックの最後の
14個の受信信号点の情報を制御復号器565に送る。
受信カウンタ175は、受信信号点ストリームの逆多重
化(分離化)動作を、CPU105によってリセットさ
されるまで反復継続する。
【0104】制御復号器565は、回線167上の状態
識別子ビットの値、回線169上のアナログパラメータ
情報、及び回線159上の完全性フィールドにエラーが
あるかどうかの指示子をCPU105に供給する。制御
復号器565は、データレートが48000bpsより
高いとき(上記のように)複製の状態表示子ビットにつ
いて「多数票」票決を行う。加えて、制御復号器565
は完全性ビットを(上記のように)処理する。最後に制
御復号器565は回線168を介して2次データを供給
する。
識別子ビットの値、回線169上のアナログパラメータ
情報、及び回線159上の完全性フィールドにエラーが
あるかどうかの指示子をCPU105に供給する。制御
復号器565は、データレートが48000bpsより
高いとき(上記のように)複製の状態表示子ビットにつ
いて「多数票」票決を行う。加えて、制御復号器565
は完全性ビットを(上記のように)処理する。最後に制
御復号器565は回線168を介して2次データを供給
する。
【0105】制御復号器565によって供給された情報
に応答して、CPU105は、いくつもの機能を行う。
まずCPU105は、状態表示子情報に基づいて、デー
タ復号器560及び制御復号器565によって用いられ
る信号空間を制御して、回線109を介して次の記号ブ
ロックを復号化する。これによって、受信機部503
が、受信信号点シーケンスを正しく分離化及び復号化す
ることが可能となる。
に応答して、CPU105は、いくつもの機能を行う。
まずCPU105は、状態表示子情報に基づいて、デー
タ復号器560及び制御復号器565によって用いられ
る信号空間を制御して、回線109を介して次の記号ブ
ロックを復号化する。これによって、受信機部503
が、受信信号点シーケンスを正しく分離化及び復号化す
ることが可能となる。
【0106】次に、CPU105は、回線172を介し
て、アナログパラメータ情報に基づきアナログ設定を調
整する。最後に、CPU105は、前に述べた調整又は
再調整イベントに応答して受信カウンタ175をリセッ
トする。
て、アナログパラメータ情報に基づきアナログ設定を調
整する。最後に、CPU105は、前に述べた調整又は
再調整イベントに応答して受信カウンタ175をリセッ
トする。
【0107】データ復号器560及び制御復号器565
は両方共、データ符号器525及び制御符号器520の
符号化機能のそれぞれ逆の機能を行う。音声復号器57
0は、「データ及びアナログ」状態の間、音声信号を電
話機20に供給する。音声復号器570は、「データ及
びアナログ」状態の間、回線171を介してCPU10
5によって使用可能化される。
は両方共、データ符号器525及び制御符号器520の
符号化機能のそれぞれ逆の機能を行う。音声復号器57
0は、「データ及びアナログ」状態の間、音声信号を電
話機20に供給する。音声復号器570は、「データ及
びアナログ」状態の間、回線171を介してCPU10
5によって使用可能化される。
【0108】受信カウンタ175は、回線151によっ
て搬送された受信信号点シーケンスから正しい受信信号
が減じられるように、音声復号器570に同期信号を供
給する。音声復号器570は、受信記号の復号化の際に
データ復号器560及び制御復号器565によって生じ
る遅延を受け入れるためのバッファ機能を有する。
て搬送された受信信号点シーケンスから正しい受信信号
が減じられるように、音声復号器570に同期信号を供
給する。音声復号器570は、受信記号の復号化の際に
データ復号器560及び制御復号器565によって生じ
る遅延を受け入れるためのバッファ機能を有する。
【0109】同時音声・データ通信記号ブロックは、同
期データ又は非同期データのどちらかのデータストリー
ムを搬送する。しかし、同時音声・データ通信記号ブロ
ックを用いることにより、「なま」の非同期データの送
出が、このデータの開始ビット及び停止ビットを送るこ
となしに可能となる。開始及び停止ビットは、データ端
末装置から1個の文字が受信された後に除去され、この
文字をデータ端末装置に送る前に回路の他端側で回復さ
れる。
期データ又は非同期データのどちらかのデータストリー
ムを搬送する。しかし、同時音声・データ通信記号ブロ
ックを用いることにより、「なま」の非同期データの送
出が、このデータの開始ビット及び停止ビットを送るこ
となしに可能となる。開始及び停止ビットは、データ端
末装置から1個の文字が受信された後に除去され、この
文字をデータ端末装置に送る前に回路の他端側で回復さ
れる。
【0110】同時音声・データ通信ブロック符号化によ
って得られるフレ−ム分割処理が、文字境界を保存する
のに用いられ、これによって、回線の受信側終端におけ
る文字境界の適切な再構築が可能となる。開始及び停止
ビットなしに非同期フォーマットデータを送ることがで
きる能力によって、システム全体の応答が顕著に改善さ
れ、利用可能なデータ帯域幅が効果的に25%増加す
る。
って得られるフレ−ム分割処理が、文字境界を保存する
のに用いられ、これによって、回線の受信側終端におけ
る文字境界の適切な再構築が可能となる。開始及び停止
ビットなしに非同期フォーマットデータを送ることがで
きる能力によって、システム全体の応答が顕著に改善さ
れ、利用可能なデータ帯域幅が効果的に25%増加す
る。
【0111】用語「なまの非同期データ」の「なま」と
は、モデム自体のエラー制御及びデータ圧縮機能が用い
られないようにモデムが構成されることを意味する。こ
のモード(普通、バッファ処理されたモード(バッファ
モード)と称する)においては、データ端末装置から受
信された文字は、他方のモデムへ「ビット対ビット」で
送られる。
は、モデム自体のエラー制御及びデータ圧縮機能が用い
られないようにモデムが構成されることを意味する。こ
のモード(普通、バッファ処理されたモード(バッファ
モード)と称する)においては、データ端末装置から受
信された文字は、他方のモデムへ「ビット対ビット」で
送られる。
【0112】流れ制御機構がまだ利用可能なので、デー
タ端末装置とモデムとの間のデータレートは、公衆交換
電話ネットワークを通して用いられるレートとは個とな
るレートとすることが可能である。しかし、2つのデー
タストリームのデータ内容は同一である。
タ端末装置とモデムとの間のデータレートは、公衆交換
電話ネットワークを通して用いられるレートとは個とな
るレートとすることが可能である。しかし、2つのデー
タストリームのデータ内容は同一である。
【0113】本実施例において、この「なま」データモ
ードは、「バッファモード」コマンドを出すデータ端末
装置10に応答して、CPU105によって使用可能化
される。技術的に知られているように、「データ端末装
置10」のようなデータ端末装置は、「コマンドモー
ド」にモデムを入れることによって、同時音声・データ
通信モデム100のようなモデムにおいて種々のオプシ
ョンを構成し又は制御することができる。
ードは、「バッファモード」コマンドを出すデータ端末
装置10に応答して、CPU105によって使用可能化
される。技術的に知られているように、「データ端末装
置10」のようなデータ端末装置は、「コマンドモー
ド」にモデムを入れることによって、同時音声・データ
通信モデム100のようなモデムにおいて種々のオプシ
ョンを構成し又は制御することができる。
【0114】コマンドモード動作の間、モデムは、デー
タ端末装置からのデータをそのモデムに対する命令とし
て解釈する。モデムのユ−ザは、コマンドモードを、種
々の仕方で、例えばモデムに電源を投入すること、又は
予め定義された文字シーケンス(「ATコマンドセッ
ト」において定義されている「+++」のような)をモ
デムに送信することによって入力できる。本説明の目的
から、同時音声・データ通信モデム100は「ATコマ
ンドセット」に類似のコマンドモードを生成するものと
する。
タ端末装置からのデータをそのモデムに対する命令とし
て解釈する。モデムのユ−ザは、コマンドモードを、種
々の仕方で、例えばモデムに電源を投入すること、又は
予め定義された文字シーケンス(「ATコマンドセッ
ト」において定義されている「+++」のような)をモ
デムに送信することによって入力できる。本説明の目的
から、同時音声・データ通信モデム100は「ATコマ
ンドセット」に類似のコマンドモードを生成するものと
する。
【0115】図7に戻って、バッファモデムコマンドを
受信後、同時音声・データ通信モデム100のCPU1
05は、データバッファ125に現在の状態識別子を供
給するだけでなく、回線123を用いて、データ端末装
置10によって供給されたデータから開始及び停止ビッ
トを除去する信号をデータバッファ125に供給する。
それから、アナログパラメータフィールドからの1ビッ
トが、この「なま」データモードを識別して次のデータ
セグメントが「なま」データを有することを明記するた
めに用いられる。
受信後、同時音声・データ通信モデム100のCPU1
05は、データバッファ125に現在の状態識別子を供
給するだけでなく、回線123を用いて、データ端末装
置10によって供給されたデータから開始及び停止ビッ
トを除去する信号をデータバッファ125に供給する。
それから、アナログパラメータフィールドからの1ビッ
トが、この「なま」データモードを識別して次のデータ
セグメントが「なま」データを有することを明記するた
めに用いられる。
【0116】その結果、受信側同時音声・データ通信モ
デム300は、アナログパラメータフィールドにおいて
この情報を検出後、デマルチプレクサ155を制御し
て、データをデータ端末装置10に送る前に開始及び停
止ビットを付加することによりデータバイトを再構築す
る。
デム300は、アナログパラメータフィールドにおいて
この情報を検出後、デマルチプレクサ155を制御し
て、データをデータ端末装置10に送る前に開始及び停
止ビットを付加することによりデータバイトを再構築す
る。
【0117】このデータ転送構成は、公衆交換電話ネッ
トワーク回路を通しての図形情報の効率的な転送用に設
計されたPCアプリケーションソフトウエアである「テ
レグラフィックス」プログラムを用いる際に利用しても
よい。これらのプログラムは、非同期データフォーマッ
トを用いてモデムと通信する必要がある。理由は、パー
ソナルコンピュータがより帯域幅効率のよい同期伝送に
必要なインタフェ−スハードウエアを備えていないから
である。
トワーク回路を通しての図形情報の効率的な転送用に設
計されたPCアプリケーションソフトウエアである「テ
レグラフィックス」プログラムを用いる際に利用しても
よい。これらのプログラムは、非同期データフォーマッ
トを用いてモデムと通信する必要がある。理由は、パー
ソナルコンピュータがより帯域幅効率のよい同期伝送に
必要なインタフェ−スハードウエアを備えていないから
である。
【0118】データ記号の数が8の倍数であるような同
時音声・データ通信記号ブロックについては、追加フレ
−ム分割情報は必要ない。その理由は、記号当りのデー
タビットの数に関係なく各ブロックが、開始及び停止ビ
ットを除去することによって非同期文字から導かれた8
の倍数を有するからである。しかし、記号の数が8の倍
数ではないような同時音声・データ通信記号ブロックに
ついては、「スーパーフレ−ム」構造が要求さされる。
時音声・データ通信記号ブロックについては、追加フレ
−ム分割情報は必要ない。その理由は、記号当りのデー
タビットの数に関係なく各ブロックが、開始及び停止ビ
ットを除去することによって非同期文字から導かれた8
の倍数を有するからである。しかし、記号の数が8の倍
数ではないような同時音声・データ通信記号ブロックに
ついては、「スーパーフレ−ム」構造が要求さされる。
【0119】このことから、スーパーフレ−ムの始点を
定期的にマーク付けするために利用可能な「アナログパ
ラメータビット」(又はこれらのビットの或る独特なパ
ターン)の少なくとも1個のビットを確保する必要が生
じる。
定期的にマーク付けするために利用可能な「アナログパ
ラメータビット」(又はこれらのビットの或る独特なパ
ターン)の少なくとも1個のビットを確保する必要が生
じる。
【0120】以上の説明は、本発明の原理の単なる実施
例に関するもので、この技術分野の当業者であれば、本
発明の、ここに明記されていない種々の変形例を考え得
るが、それらはいずれも本発明を体現するものであり、
本発明の精神及び技術的範囲に包含される。
例に関するもので、この技術分野の当業者であれば、本
発明の、ここに明記されていない種々の変形例を考え得
るが、それらはいずれも本発明を体現するものであり、
本発明の精神及び技術的範囲に包含される。
【0121】例えば、上記説明においては本発明を、分
散機能ブロック、例えば符号器、復号器、送信機部、等
を用いて実現するものとして述べているが、これら機能
ブロックの1個以上の機能を、1個以上の適切にプログ
ラミングされたプロセッサ、例えばディジタル信号処理
装置を用いて実行することができる。
散機能ブロック、例えば符号器、復号器、送信機部、等
を用いて実現するものとして述べているが、これら機能
ブロックの1個以上の機能を、1個以上の適切にプログ
ラミングされたプロセッサ、例えばディジタル信号処理
装置を用いて実行することができる。
【0122】加えて、アナログ信号は音声信号に限られ
るものではなく、どのようなアナログ信号、例えば別の
データ保持信号を用いることも可能である。制御セグメ
ント及びデータセグメントの順序も無関係であり、又本
発明の概念はどのようなN次元信号空間にも適用でき
る。同時音声・データ通信モデムの状態の関数として適
切な信号空間を選択するのに、他の手法、例えば電話機
からの音声エネルギーの存在を検知する手法を用いるこ
とも可能である。
るものではなく、どのようなアナログ信号、例えば別の
データ保持信号を用いることも可能である。制御セグメ
ント及びデータセグメントの順序も無関係であり、又本
発明の概念はどのようなN次元信号空間にも適用でき
る。同時音声・データ通信モデムの状態の関数として適
切な信号空間を選択するのに、他の手法、例えば電話機
からの音声エネルギーの存在を検知する手法を用いるこ
とも可能である。
【0123】又、完全性フィールドは、逆ビット手法に
限られず、パリティのような、他のエラー検出手法も制
御セグメントの一部又は全てに対して行うことができ
る。最後に、図1においては、例として同時音声・デー
タ通信モデム100を市内回線101を介してデータ端
末装置10及び電話機20に連結したが、本発明の概念
は、セルラーのような他の通信環境にも適用可能であ
る。
限られず、パリティのような、他のエラー検出手法も制
御セグメントの一部又は全てに対して行うことができ
る。最後に、図1においては、例として同時音声・デー
タ通信モデム100を市内回線101を介してデータ端
末装置10及び電話機20に連結したが、本発明の概念
は、セルラーのような他の通信環境にも適用可能であ
る。
【0124】尚、特許請求の範囲に記載した参照番号は
発明の容易な理解のためで、その技術的範囲を制限する
よう解釈されるべきではない。
発明の容易な理解のためで、その技術的範囲を制限する
よう解釈されるべきではない。
【0125】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、側
路チャネルがデータ信号と多重化され、結果として得ら
れる多重信号がアナログ信号、例えば音声信号、に付加
されることによって、音声及びデータを同時に伝送する
「同時音声及びデータ伝送」が得られるような有利な側
路チャネル手法を実現できる。
路チャネルがデータ信号と多重化され、結果として得ら
れる多重信号がアナログ信号、例えば音声信号、に付加
されることによって、音声及びデータを同時に伝送する
「同時音声及びデータ伝送」が得られるような有利な側
路チャネル手法を実現できる。
【0126】信号を構成するセグメント中の制御情報は
どのような付加情報も表すことができる。又、記号ブロ
ックを用いることにより、データ端末から「なま」の非
同期データを送ることが可能になり、開始ビット及び停
止ビットを送信する必要がないので、利用可能なデータ
帯域幅を効果的に25%増加することが可能となる。し
たがって、同時音声及びデータ通信の利用効率が顕著に
改善される。
どのような付加情報も表すことができる。又、記号ブロ
ックを用いることにより、データ端末から「なま」の非
同期データを送ることが可能になり、開始ビット及び停
止ビットを送信する必要がないので、利用可能なデータ
帯域幅を効果的に25%増加することが可能となる。し
たがって、同時音声及びデータ通信の利用効率が顕著に
改善される。
【図1】本発明の原理の一実施例である同時アナログ及
びデータ通信システムのブロック図である。
びデータ通信システムのブロック図である。
【図2】本発明の原理の一実施例としての記号ブロック
の説明図である。
の説明図である。
【図3】「データ単独」及び「データ及びアナログ」の
両方の状態についての記号ブロックの制御セグメントに
対する制御ビット割り当て例を示す説明図である。
両方の状態についての記号ブロックの制御セグメントに
対する制御ビット割り当て例を示す説明図である。
【図4】異なるビットレートを有するいくつかの信号空
間例の説明図である。
間例の説明図である。
【図5】音声起動によるデータレート変更方法の例を示
す流れ図である。
す流れ図である。
【図6】4800bpsよりも高いデータレートにおけ
る制御セグメントについての冗長ビットの利用可能性の
説明図である。
る制御セグメントについての冗長ビットの利用可能性の
説明図である。
【図7】本発明の原理の実施例としての同時音声・デー
タ通信モデムの送信部のブロック図である。
タ通信モデムの送信部のブロック図である。
【図8】本発明の原理の実施例としての同時音声・デー
タ通信モデムの受信部のブロック図である。
タ通信モデムの受信部のブロック図である。
【図9】本発明の原理の別の実施例としての同時音声・
データ通信モデムの送信部のブロック図である。
データ通信モデムの送信部のブロック図である。
【図10】本発明の原理の別の実施例としての同時音声
・データ通信モデムの受信部のブロック図である。
・データ通信モデムの受信部のブロック図である。
10 データ端末装置(DTE) 20 電話機 60 2次データ源(ソース) 100、300 同時音声・データ通信モデム 101、301 市内回線 102 送信機部(同時音声・データ通信モデム100
の) 103 受信機部(同時音声・データ通信モデム100
の) 104、107、109、118、119、124、1
31、146、151、152、167、168、16
9、171、172、177、181、191、52
1、524、541 回線 105 CPU(中央処理装置) 110 送信カウンタ 115 ハイブリッド回路 120 制御バッファ 125 データバッファ 130 音声符号器 135 加算器 140、540 マルチプレクサ(MUX)(多重化装
置) 145 変調器 150 復調器 155、555 デマルチプレクサ(DEMUX)(逆多重
化(分離化)装置) 165、565 制御復号器 170、570 音声復号器 175 受信カウンタ 180 スクランブル器/符号器 190 復号器 200 公衆交換電話ネットワーク 405、410 記号ブロック 406、411 データセグメント 407、412 制御セグメント 520 制御符号器 525 データ符号器 560 データ復号器
の) 103 受信機部(同時音声・データ通信モデム100
の) 104、107、109、118、119、124、1
31、146、151、152、167、168、16
9、171、172、177、181、191、52
1、524、541 回線 105 CPU(中央処理装置) 110 送信カウンタ 115 ハイブリッド回路 120 制御バッファ 125 データバッファ 130 音声符号器 135 加算器 140、540 マルチプレクサ(MUX)(多重化装
置) 145 変調器 150 復調器 155、555 デマルチプレクサ(DEMUX)(逆多重
化(分離化)装置) 165、565 制御復号器 170、570 音声復号器 175 受信カウンタ 180 スクランブル器/符号器 190 復号器 200 公衆交換電話ネットワーク 405、410 記号ブロック 406、411 データセグメント 407、412 制御セグメント 520 制御符号器 525 データ符号器 560 データ復号器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カート アービン ホルムクイスト アメリカ合衆国、フロリダ、ラーゴ、ナイ ンティー サード ストリート ノース 11367 (72)発明者 ケンネス デビッド コー アメリカ合衆国、フロリダ、クレアーウォ ーター、セイバー ドライブ 2956 (72)発明者 ケイス アラン ソウダーズ アメリカ合衆国、フロリダ、タンパ、シュ ガー クリーク ドライブ 3627
Claims (21)
- 【請求項1】 同時アナログ及びデータ通信システムに
おいて側路情報を送信するための側路情報通信方法であ
って、 T1 に等しい時間長さにわたって、J個のデータ記号を
得るためにデータ信号を符号化するステップと、 T2 に等しい時間長さにわたって、制御情報を表すK個
の制御記号を得るために少なくとも1個の制御信号を符
号化するステップと、 前記J+K個の記号からなる記号ブロックを得るために
前記J個のデータ記号と前記K個の制御記号とを多重化
するステップと、 時間長さT1+T2にわたって或る数の信号点を得るため
にアナログ信号を符号化するステップと、 或る数の、付加結果信号点を得るために、前記信号点の
各々を前記記号ブロックのそれぞれの記号に付加するス
テップと、 前記或る数の付加結果信号点を送信するステップと、か
らなることを特徴とする、側路情報通信方法。 - 【請求項2】 前記方法において、前記記号ブロックが
1個のデータセグメントと1個の制御セグメントとを有
し前記J個のデータ記号が前記データセグメントの範囲
内に位置し且つ前記K個の制御記号が前記制御セグメン
トの範囲内に位置する、ことを特徴とする請求項1の方
法。 - 【請求項3】 前記方法において、 前記データ記号と前記制御記号とが同じ信号空間から選
択されることを特徴とする請求項1の方法。 - 【請求項4】 前記方法が更に、 現在の記号ブロックによって搬送される制御情報が次の
記号ブロックの関数であることを特徴とする請求項1の
方法。 - 【請求項5】 前記方法において、 前記制御情報が前記次の記号ブロックについての適応利
得情報を表すことを特徴とする請求項4の方法。 - 【請求項6】 前記方法において、 前記制御情報が前記次の記号ブロックについてのデータ
レート情報を搬送することを特徴とする請求項4の方
法。 - 【請求項7】 前記方法において、 前記制御セグメントが固定数Y個のビットを表し、この
固定数Yが記号ブロック内の前記制御記号の個数Kにこ
れらの制御記号の各々のビットの個数yを乗じたものに
等しい、ことを特徴とする請求項2の方法。 - 【請求項8】 前記方法において、 各制御記号がx個のビットを表し、x>yであることを
特徴とする請求項7の方法。 - 【請求項9】 前記方法において、 (x−y)個数のビット部分が制御情報の写しの情報を
搬送することを特徴とする請求項8の方法。 - 【請求項10】 前記方法において、 前記データ記号が同期データストリームを表すことを特
徴とする請求項1の方法。 - 【請求項11】 前記方法において、 前記データ信号が、各非同期文字が開始ビットと停止ビ
ットとを有するような非同期文字のストリームを表すこ
とを特徴とする、請求項1の方法。 - 【請求項12】 前記方法において、 前記データ符号化ステップが各非同期文字から前記開始
ビットと前記停止ビットとを除去することを特徴とする
請求項11の方法。 - 【請求項13】 モデム装置であって、 データ信号525に応答して、各データ記号が第1の信
号空間から選択されるようなデータ記号のストリームを
得るための手段と、 少なくとも1個の制御信号520に応答して、各制御記
号が第2の信号空間から選択されるような制御記号のス
トリームを得るための手段と、 各記号ブロック107、110、540が或る数のデー
タ記号と或る数の制御記号とからなるような或る数の記
号ブロックを展開するための手段と、 アナログ信号に応答して、信号点のストリーム130を
得るための手段と、 付加結果信号点のストリーム135を得るために、前記
信号点の各々を各前記記号ブロックの記号のうちの少な
くともいくつかの記号に付加するための手段と前記付加
結果信号点の前記ストリーム145、115を送信する
ための手段とからなることを特徴とするモデム装置。 - 【請求項14】 前記装置において、 前記アナログ信号が音声信号であることを特徴とする請
求項13の装置。 - 【請求項15】 前記装置において、 前記展開するための手段が、各記号ブロック110内の
各データ記号と各制御記号とをカウントするためのカウ
ント手段を有することを特徴とする請求項13の装置。 - 【請求項16】 前記装置において、 前記送信するための手段が、直角振幅変調器であること
を特徴とする請求項13の装置。 - 【請求項17】 前記装置において、 各記号ブロックが、1個のデータセグメントと1個の制
御セグメントとを有し前記或る数のデータ記号が前記デ
ータセグメントの範囲内に位置し且つ前記或る数の制御
記号が前記制御セグメントの範囲内に位置する、ことを
特徴とする請求項13の装置。 - 【請求項18】 前記装置において、 前記制御記号のうちの少なくとも1個の制御記号が次の
記号ブロックについての情報を表すことを特徴とする請
求項17の装置。 - 【請求項19】 前記装置において、 前記制御記号が二次データを表すことを特徴とする請求
項17装置。 - 【請求項20】 前記装置において、 前記データ記号が同期データストリームを表すことを特
徴とする請求項17の装置。 - 【請求項21】 前記装置において、 前記データ信号が、各非同期文字が開始ビットと停止ビ
ットとを有するような非同期文字のストリームを表し、 前記データ信号に応答する手段が、各非同期文字から前
記開始ビットと前記停止ビットとを除去することを特徴
とする請求項17の装置。
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