JPH08172383A - 電話回線によるディジタルデータ送/受信システム - Google Patents
電話回線によるディジタルデータ送/受信システムInfo
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- JPH08172383A JPH08172383A JP7063299A JP6329995A JPH08172383A JP H08172383 A JPH08172383 A JP H08172383A JP 7063299 A JP7063299 A JP 7063299A JP 6329995 A JP6329995 A JP 6329995A JP H08172383 A JPH08172383 A JP H08172383A
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L25/00—Baseband systems
-
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- H04B—TRANSMISSION
- H04B3/00—Line transmission systems
- H04B3/02—Details
- H04B3/20—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
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- H04L25/00—Baseband systems
- H04L25/02—Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
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- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 銅製の電話回線で、データ信号を伝送したと
きに発生するエコーノイズを、リピータを用いないで効
率的に除去する。 【構成】 擬似ランダムコードのディジタル信号で変調
された、アナログレベルを表わすディジタル信号はアナ
ログ信号に変換後伝送される。受信機22では、ディジ
タル信号に変換後、リニアエコーキャンセラ34と第1
アダー32によって、受信機から同一回線に送信された
第2のアナログ信号から生じるエコーを除去する。更
に、ノンリニアエコーキャンセラ42と第2アダー40
によって、エコーを減少させると共に、エコー中のノン
リニア成分を減少させる。信号の遅延量を変えて、両エ
コーキャンセラの最適性能が得られる。
きに発生するエコーノイズを、リピータを用いないで効
率的に除去する。 【構成】 擬似ランダムコードのディジタル信号で変調
された、アナログレベルを表わすディジタル信号はアナ
ログ信号に変換後伝送される。受信機22では、ディジ
タル信号に変換後、リニアエコーキャンセラ34と第1
アダー32によって、受信機から同一回線に送信された
第2のアナログ信号から生じるエコーを除去する。更
に、ノンリニアエコーキャンセラ42と第2アダー40
によって、エコーを減少させると共に、エコー中のノン
リニア成分を減少させる。信号の遅延量を変えて、両エ
コーキャンセラの最適性能が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中央局と、この中央局
によってサービスが提供される加入者との間で、銅製の
電話回線を介して、ディジタルデータを、アナログ形態
で高速に伝送するシステムおよび方法に関し、更に、こ
れら電話回線の受信端でこのディジタルデータを復元す
る方法に関するものである。また、本発明は、電話回線
に中継器(リピータ)を設置せずに、このような送信お
よび受信を行なうシステムおよび方法に関する。
によってサービスが提供される加入者との間で、銅製の
電話回線を介して、ディジタルデータを、アナログ形態
で高速に伝送するシステムおよび方法に関し、更に、こ
れら電話回線の受信端でこのディジタルデータを復元す
る方法に関するものである。また、本発明は、電話回線
に中継器(リピータ)を設置せずに、このような送信お
よび受信を行なうシステムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電話システムは、系統的な基準に基いて
構築されている。中央局は、例えばこの局から約1マイ
ルのような特定の半径以内における加入者の総てに対し
てサービスを提供するものである。この中央局によって
サービスを受けている加入者が電話をしたい場合には、
彼は被呼者を特定する数字列をダイアルする。次に、こ
の数字列を表わす信号が、この呼出者から電話回線を介
して中央局へ伝送される。次に、これらダイアルされた
数字列が、この中央局から他の電話回線を介して被呼者
の中央局へ送信される。そして、この中央局によって、
この電話呼出しを被呼者の電話機に対してチャネル形成
する。
構築されている。中央局は、例えばこの局から約1マイ
ルのような特定の半径以内における加入者の総てに対し
てサービスを提供するものである。この中央局によって
サービスを受けている加入者が電話をしたい場合には、
彼は被呼者を特定する数字列をダイアルする。次に、こ
の数字列を表わす信号が、この呼出者から電話回線を介
して中央局へ伝送される。次に、これらダイアルされた
数字列が、この中央局から他の電話回線を介して被呼者
の中央局へ送信される。そして、この中央局によって、
この電話呼出しを被呼者の電話機に対してチャネル形成
する。
【0003】最近、テレフォンシステムは、部分的に品
質向上されてきた。例えば、光ファィバによって、銅製
の電話回線の大部分が置換されてきた。これら電話回線
は、発呼者の電話にサービスを提供している中央局と、
被呼者の中央局との間に設けられている。このような置
換は、特に、長距離通話の場合に行われている。光ファ
イバは以下の理由により有益なものである。即ち、これ
ら光ファイバによって、高周波信号を、最小限の電力損
失で、且つ、システムの忠実度に最小限の低下で送信で
きるからである。また、これら光ファイバは以下の理由
によっても有益なものである。即ち、多数の別個の呼出
しを、これらの間で干渉を起さずに、同時に取扱うこと
ができるからである。
質向上されてきた。例えば、光ファィバによって、銅製
の電話回線の大部分が置換されてきた。これら電話回線
は、発呼者の電話にサービスを提供している中央局と、
被呼者の中央局との間に設けられている。このような置
換は、特に、長距離通話の場合に行われている。光ファ
イバは以下の理由により有益なものである。即ち、これ
ら光ファイバによって、高周波信号を、最小限の電力損
失で、且つ、システムの忠実度に最小限の低下で送信で
きるからである。また、これら光ファイバは以下の理由
によっても有益なものである。即ち、多数の別個の呼出
しを、これらの間で干渉を起さずに、同時に取扱うこと
ができるからである。
【0004】一般に、現在、異なる中央局間で、光ファ
イバが使用されていたとしても、中央局と、このような
中央局によってサービスを受ける加入者との間で、依然
として銅のワイヤ(線)が使用されているのが一般的で
ある。これら銅のワイヤには、固有の欠点が存在する。
これら銅のワイヤは、特に光ファイバと対比して、比較
的大きな電力損失を有している。このことによって、信
号がこのような銅製の電話回線を通過する場合に、これ
ら信号の忠実度が低下してしまう。また、銅のワイヤに
よって、隣接した銅のワイヤを通って、それぞれ異なっ
た呼出し間で干渉が生じてしまう。このような、電話シ
ステムにおける銅のワイヤの使用によるマイナス要因が
存在するために、これら銅のワイヤを光ファイバで可能
な限り迅速に置き換えることが望まれている。しかし乍
ら、このような置き換えは途方もない作業であり、特
に、極めて多数の加入者の存在の観点から考えると、大
変な作業である。現時点において、21世紀の中頃まで
これら光ファイバによって、銅のワイヤを完全に置換で
きないことが予想されている。
イバが使用されていたとしても、中央局と、このような
中央局によってサービスを受ける加入者との間で、依然
として銅のワイヤ(線)が使用されているのが一般的で
ある。これら銅のワイヤには、固有の欠点が存在する。
これら銅のワイヤは、特に光ファイバと対比して、比較
的大きな電力損失を有している。このことによって、信
号がこのような銅製の電話回線を通過する場合に、これ
ら信号の忠実度が低下してしまう。また、銅のワイヤに
よって、隣接した銅のワイヤを通って、それぞれ異なっ
た呼出し間で干渉が生じてしまう。このような、電話シ
ステムにおける銅のワイヤの使用によるマイナス要因が
存在するために、これら銅のワイヤを光ファイバで可能
な限り迅速に置き換えることが望まれている。しかし乍
ら、このような置き換えは途方もない作業であり、特
に、極めて多数の加入者の存在の観点から考えると、大
変な作業である。現時点において、21世紀の中頃まで
これら光ファイバによって、銅のワイヤを完全に置換で
きないことが予想されている。
【0005】銅のワイヤにおける電力損失および信号の
忠実度の低下のために、中央局と加入者との間の所定距
離の間隔で、中継器(リピータ)を配置する必要があっ
た。信号が電話回線を通過中に劣化してしまった後で、
これら信号をリピータによって増大する。場合によって
は、中央局と加入者との間に、2台または3台ものリピ
ータを設置する必要があった。これらリピータにも欠点
がある。即ち、電力を消費すると共に、それ用のスペー
スを必要とする。更にまた、適切に動作させるために、
これらリピータを、中央局と加入者との間の設置位置の
地面より下側(マンホールのような中に)に配置するこ
ともある。中央局と特定の加入者との間の信号を増大す
るために、この地面より下側に、予じめリピータを配置
することによって、移動に困難をきたすことがある。特
に、その理由としては、この中央局と特定の加入者との
間の銅のラインを、最初に配置させる必要があると共
に、これらラインを、地面より下側に配置するからであ
る。
忠実度の低下のために、中央局と加入者との間の所定距
離の間隔で、中継器(リピータ)を配置する必要があっ
た。信号が電話回線を通過中に劣化してしまった後で、
これら信号をリピータによって増大する。場合によって
は、中央局と加入者との間に、2台または3台ものリピ
ータを設置する必要があった。これらリピータにも欠点
がある。即ち、電力を消費すると共に、それ用のスペー
スを必要とする。更にまた、適切に動作させるために、
これらリピータを、中央局と加入者との間の設置位置の
地面より下側(マンホールのような中に)に配置するこ
ともある。中央局と特定の加入者との間の信号を増大す
るために、この地面より下側に、予じめリピータを配置
することによって、移動に困難をきたすことがある。特
に、その理由としては、この中央局と特定の加入者との
間の銅のラインを、最初に配置させる必要があると共
に、これらラインを、地面より下側に配置するからであ
る。
【0006】最近、中央局と、この中央局によってサー
ビスを受ける加入者との間に、リピータを設置する要望
が増えてきた。このことは以下のような事実に基因する
ものである。即ち、音声信号のみならずデータ信号も、
これら銅製のラインを介して送信しているからである。
データ信号は、音声信号より高いレートで発生する。こ
のことによって、銅のラインに電力損失が生じると共
に、これら銅のラインを介して送信される信号の忠実度
の低下が拡大するようになる。また、中央局から加入者
まで実例的に送信されたデータ信号が、加入者の位置で
反射されて、この中央局へ戻るようになる。これらの信
号は、この中央局において、加入者の位置から中央局ま
で送信されたデータ信号と干渉するようになると共に、
これらデータ信号が明瞭にデコードされるのを阻止する
ようになる。データの明瞭なデコーディング処理は、以
下の理由により重要なことである。即ち、データ中のエ
ラーは、音声中のエラーのように、安易に許容できない
からである。例えば、数値を表わすデータの伝送におけ
るエラーは、そのようなエラーの増大を含むような数値
演算のように、相当複雑なものとなってしまう。
ビスを受ける加入者との間に、リピータを設置する要望
が増えてきた。このことは以下のような事実に基因する
ものである。即ち、音声信号のみならずデータ信号も、
これら銅製のラインを介して送信しているからである。
データ信号は、音声信号より高いレートで発生する。こ
のことによって、銅のラインに電力損失が生じると共
に、これら銅のラインを介して送信される信号の忠実度
の低下が拡大するようになる。また、中央局から加入者
まで実例的に送信されたデータ信号が、加入者の位置で
反射されて、この中央局へ戻るようになる。これらの信
号は、この中央局において、加入者の位置から中央局ま
で送信されたデータ信号と干渉するようになると共に、
これらデータ信号が明瞭にデコードされるのを阻止する
ようになる。データの明瞭なデコーディング処理は、以
下の理由により重要なことである。即ち、データ中のエ
ラーは、音声中のエラーのように、安易に許容できない
からである。例えば、数値を表わすデータの伝送におけ
るエラーは、そのようなエラーの増大を含むような数値
演算のように、相当複雑なものとなってしまう。
【0007】
【発明の要旨】本発明の一実施例では、個々のディジタ
ル値(+/−1,+/−3)を表わすアナログ信号が電
話回線を介して受信機へ送信される。これら信号は、最
初、擬似ランダムシーケンスで与えることができる。リ
ニア(線形)エコーキャンセラおよび第1アダーによっ
て、この受信機によって同じ電話ライン上を送信された
第2アナログ信号から生じたエコー信号を、ある程度除
去する。更に、非線形エコーキャンセラおよび第2アダ
ーによってこれらエラー信号を除去すると共に、特に、
これらエコー信号中の非線形成分を減少する。調整可能
な信号遅延によって、これら線形および非線形エコーキ
ャンセラの性能の最適値が達成される。
ル値(+/−1,+/−3)を表わすアナログ信号が電
話回線を介して受信機へ送信される。これら信号は、最
初、擬似ランダムシーケンスで与えることができる。リ
ニア(線形)エコーキャンセラおよび第1アダーによっ
て、この受信機によって同じ電話ライン上を送信された
第2アナログ信号から生じたエコー信号を、ある程度除
去する。更に、非線形エコーキャンセラおよび第2アダ
ーによってこれらエラー信号を除去すると共に、特に、
これらエコー信号中の非線形成分を減少する。調整可能
な信号遅延によって、これら線形および非線形エコーキ
ャンセラの性能の最適値が達成される。
【0008】次に、4つの異なるモジュールを有するイ
コライザによって、電話回線によって導入された信号の
歪を補償すると共に、この回線内に現われたノイズによ
る影響を最小限に押えられる。これらイコライザモジュ
ールは、ディジタルゲインコントロール素子、フィード
フォワードディジタルフィルタ、および2つのフィード
バックディジタルフィルタである。
コライザによって、電話回線によって導入された信号の
歪を補償すると共に、この回線内に現われたノイズによ
る影響を最小限に押えられる。これらイコライザモジュ
ールは、ディジタルゲインコントロール素子、フィード
フォワードディジタルフィルタ、および2つのフィード
バックディジタルフィルタである。
【0009】受信機において、数種類の異なった方法の
1方法で、検出器モジュールによって、電話回線の他端
において送信されたディジタルデータ(+/−1,+/
−3)の予測値を発生する。この検出器によって、受信
した(等価処理されていない)信号におけるピークに基
いて、ディジタル情報を抽出するか、または、等価処理
された信号を現在のスレッシュホールド値に加算する。
1方法で、検出器モジュールによって、電話回線の他端
において送信されたディジタルデータ(+/−1,+/
−3)の予測値を発生する。この検出器によって、受信
した(等価処理されていない)信号におけるピークに基
いて、ディジタル情報を抽出するか、または、等価処理
された信号を現在のスレッシュホールド値に加算する。
【0010】スクランブル/逆スクランブルモジュール
によって、電話回線の他端においてアナログ形態で送信
されたディジタルシンボル(符号)の複製を、正しく検
出したディジタル値の限られた数(例えば、23)に基
いて、局部的に生成する。また、このスクランブル/逆
スクランブルモジュールは、他端で送信機によってスク
ランブル処理されたデータを元に戻すための逆スクラン
ブラーとして動作することもできる。
によって、電話回線の他端においてアナログ形態で送信
されたディジタルシンボル(符号)の複製を、正しく検
出したディジタル値の限られた数(例えば、23)に基
いて、局部的に生成する。また、このスクランブル/逆
スクランブルモジュールは、他端で送信機によってスク
ランブル処理されたデータを元に戻すための逆スクラン
ブラーとして動作することもできる。
【0011】
【実施例】図1は、現在使用されているシステムを現わ
し、このシステムは、中央局10と加入者の位置12と
の間で、聴覚(例えば、音声)信号およびデータ信号を
送信するのに用いられる。この中央局10は、これから
約1マイル離れたような特定の直径以内における、この
加入者12を含む、すべての加入者と通信できるように
なっている。一般に、この通信は、銅製のライン(線
路)14を介して行われる。これらの銅製ラインは、長
年に亘って利用されている。これらラインによって、中
央局10と加入者12との間で、音声信号を効率的に送
信しているが、電力損失およびある程度の信号の歪が存
在している。
し、このシステムは、中央局10と加入者の位置12と
の間で、聴覚(例えば、音声)信号およびデータ信号を
送信するのに用いられる。この中央局10は、これから
約1マイル離れたような特定の直径以内における、この
加入者12を含む、すべての加入者と通信できるように
なっている。一般に、この通信は、銅製のライン(線
路)14を介して行われる。これらの銅製ラインは、長
年に亘って利用されている。これらラインによって、中
央局10と加入者12との間で、音声信号を効率的に送
信しているが、電力損失およびある程度の信号の歪が存
在している。
【0012】図1に示したシステムは、相対的に効率的
なものである。その理由は、音声信号が比較的低い周波
数で発生するからである。一般に、この周波数は、約
3,000Hz(3KHz)が最大周波数である。更
に、これら銅製のラインを介して送信される信号中に、
時々、歪を生じる場合には、このような時々生じる歪に
よって、受信端において、音声メッセージを聴いたり理
解したりする聴者の能力を阻害するものでない。換言す
れば、加入者が、音声情報を理解できると共に、この情
報が聴覚上、歪んだものであると聴えない限りにおいて
は、このような小規模で瞬時の歪を、好意的に見すごす
ようにしている。
なものである。その理由は、音声信号が比較的低い周波
数で発生するからである。一般に、この周波数は、約
3,000Hz(3KHz)が最大周波数である。更
に、これら銅製のラインを介して送信される信号中に、
時々、歪を生じる場合には、このような時々生じる歪に
よって、受信端において、音声メッセージを聴いたり理
解したりする聴者の能力を阻害するものでない。換言す
れば、加入者が、音声情報を理解できると共に、この情
報が聴覚上、歪んだものであると聴えない限りにおいて
は、このような小規模で瞬時の歪を、好意的に見すごす
ようにしている。
【0013】最近、データが、この中央局と加入者との
間の銅製のライン14を介して送信されるようになっ
た。このデータは、アナログ形態で、このライン14を
介して送信され、これは、このラインを経て送信される
音声情報の周波数より、かなり高いデータレートで送信
される。このようなデータは、加入者側では、かなり正
確に受信される必要があった。例えば、このデータによ
って数字情報が現わされている場合には、このような数
字情報の受信時におけるエラーによって、このエラーと
一緒に、この数字情報から取出した、次の数字情報は不
正確となってしまう。数字情報を受信した時のエラー
は、エラーが多大となるような数字情報を包含した続行
する演算によって、複雑なものとなる。
間の銅製のライン14を介して送信されるようになっ
た。このデータは、アナログ形態で、このライン14を
介して送信され、これは、このラインを経て送信される
音声情報の周波数より、かなり高いデータレートで送信
される。このようなデータは、加入者側では、かなり正
確に受信される必要があった。例えば、このデータによ
って数字情報が現わされている場合には、このような数
字情報の受信時におけるエラーによって、このエラーと
一緒に、この数字情報から取出した、次の数字情報は不
正確となってしまう。数字情報を受信した時のエラー
は、エラーが多大となるような数字情報を包含した続行
する演算によって、複雑なものとなる。
【0014】これら銅製のライン14を介して送信され
るデータは、比較的高い周波数であるために、これらラ
イン14における電力損失が増大すると共に、電話回線
を介して送信されるデータ中に生じる歪もまた増大する
ようになる。これらの問題点を補償するために、リピー
タ(中継器)16が、中央局10と加入者12との間の
適当な距離離間して、これら銅製ライン14中に設置し
てある。これらリピータ16は、電力をデータ信号に戻
すと共に、高周波成分をこのような信号に戻す増幅器と
見なすことができる。一般に、1台から3台のリピータ
16が中央局10と加入者12との間の銅製ライン14
中に配置されている。
るデータは、比較的高い周波数であるために、これらラ
イン14における電力損失が増大すると共に、電話回線
を介して送信されるデータ中に生じる歪もまた増大する
ようになる。これらの問題点を補償するために、リピー
タ(中継器)16が、中央局10と加入者12との間の
適当な距離離間して、これら銅製ライン14中に設置し
てある。これらリピータ16は、電力をデータ信号に戻
すと共に、高周波成分をこのような信号に戻す増幅器と
見なすことができる。一般に、1台から3台のリピータ
16が中央局10と加入者12との間の銅製ライン14
中に配置されている。
【0015】上述の中央局10と、加入者12との間の
銅製のライン10内に、リピータ16を設置すること
は、前述した種々の問題を解決するための最良策ではな
いことが、認識されている。これらリピータは高価なも
のである。また、電力を消費するものである。更に、こ
れらリピータによって、ライン14中の信号の特性のか
なりな(しかし、完壁性からは、程遠く)回復がもたら
される。また、これらリピータを、地面の下へ配置す
る。このために、個々の加入者12の銅製のライン14
を設置することは、困難であると共に、これらライン中
に、1個またはそれ以上のリピータ16を接続すること
は困難である。
銅製のライン10内に、リピータ16を設置すること
は、前述した種々の問題を解決するための最良策ではな
いことが、認識されている。これらリピータは高価なも
のである。また、電力を消費するものである。更に、こ
れらリピータによって、ライン14中の信号の特性のか
なりな(しかし、完壁性からは、程遠く)回復がもたら
される。また、これらリピータを、地面の下へ配置す
る。このために、個々の加入者12の銅製のライン14
を設置することは、困難であると共に、これらライン中
に、1個またはそれ以上のリピータ16を接続すること
は困難である。
【0016】最近、これら銅製のライン14を通過する
データ信号上で作動するペアゲイン技術(Pairga
in Technologies)によるシステムが得
られており、この結果、データ情報を中央局10と加入
者位置12との間で、所定の忠実度で送信することがで
きる。この技術のために、リピータ16を、中央局10
と加入者位置12との間の銅のライン14中に設置する
必要がなくなってきた。このようなシステムは、急速に
認知されてきた。このシステムのユニットが、地区の電
話会社および他の顧客に対して、大量に販売されてい
る。
データ信号上で作動するペアゲイン技術(Pairga
in Technologies)によるシステムが得
られており、この結果、データ情報を中央局10と加入
者位置12との間で、所定の忠実度で送信することがで
きる。この技術のために、リピータ16を、中央局10
と加入者位置12との間の銅のライン14中に設置する
必要がなくなってきた。このようなシステムは、急速に
認知されてきた。このシステムのユニットが、地区の電
話会社および他の顧客に対して、大量に販売されてい
る。
【0017】本発明によれば、ほぼ同一の効果が得られ
る、このペアゲインシステムとは異なったシステムを提
供することができる。本発明のシステムは、少なくと
も、ペアゲイン技術によって得られたシステムと等価な
ものである。例えば、このシステムにおいて、銅のライ
ン14を介して伝送されるデータ信号におけるエラーレ
ートは、ペアゲイン技術によるシステムによって、この
ようなデータ信号を伝送する場合のエラーレートより、
高いものでない、むしろ僅かに低いものである。更にま
た、本発明のシステムを、中央局10と加入者位置12
とに設置した場合には、リピータ16を、これら10と
12との間の銅のライン14内に設置する必要がなくな
る。
る、このペアゲインシステムとは異なったシステムを提
供することができる。本発明のシステムは、少なくと
も、ペアゲイン技術によって得られたシステムと等価な
ものである。例えば、このシステムにおいて、銅のライ
ン14を介して伝送されるデータ信号におけるエラーレ
ートは、ペアゲイン技術によるシステムによって、この
ようなデータ信号を伝送する場合のエラーレートより、
高いものでない、むしろ僅かに低いものである。更にま
た、本発明のシステムを、中央局10と加入者位置12
とに設置した場合には、リピータ16を、これら10と
12との間の銅のライン14内に設置する必要がなくな
る。
【0018】本発明の一実施例によれば、図2に、概し
て、20で表わされている送信機と、図3に、概して、
22で表わされている受信機とを、中央局10および加
入者12の各々における合成したハウジング中に設置す
る。一般に、これら送信機20と受信機22とを共通の
ハウジング(外匣)内に設置している。しかし乍ら、明
瞭にするために、これら送信機20と受信機22とは別
個の図面に表示されている。この送信機20には、ステ
ージ23が設けられ、このステージ23によって、4つ
のアナログレベルを有するデータ信号が得られ、これら
レベルは、+3,+1,−1および−3のデータ値を表
わしている。4つのアナログレベルの各各によって、こ
のようなアナログレベルとは別個のコード化パターンを
有する一対のディジタル信号が表わされる。これは、以
下の表より理解できるものである。
て、20で表わされている送信機と、図3に、概して、
22で表わされている受信機とを、中央局10および加
入者12の各々における合成したハウジング中に設置す
る。一般に、これら送信機20と受信機22とを共通の
ハウジング(外匣)内に設置している。しかし乍ら、明
瞭にするために、これら送信機20と受信機22とは別
個の図面に表示されている。この送信機20には、ステ
ージ23が設けられ、このステージ23によって、4つ
のアナログレベルを有するデータ信号が得られ、これら
レベルは、+3,+1,−1および−3のデータ値を表
わしている。4つのアナログレベルの各各によって、こ
のようなアナログレベルとは別個のコード化パターンを
有する一対のディジタル信号が表わされる。これは、以
下の表より理解できるものである。
【表1】
【0019】ステージ23において、アナログ値の特有
のシーケンスを表わすために発生させたディジタルデー
タを、二進数の1および0の擬似ランダムパターン中の
ディジタル信号と、24において合成する。この擬似ラ
ンダムパターンは、特定の送信機に対して特有なもので
ある。例えば、中央局10における送信機20によっ
て、加入者位置12における送信機のものとは異なっ
た、擬似ランダムコードを得ることができる。この結果
として得られるディジタル信号を、26においてフィル
タ処理して、銅製のライン14の伝送能力以内で特定の
周波数範囲の信号のみを通過させるようにする。これら
フィルタ処理した信号を、D/Aコンバータ28によっ
て、これと対応するアナログ信号に変換して、これらア
ナログ信号を、銅のライン14を介して伝送する。図2
に示すと共に、上述した送信機20は、従来より周知な
ものである。しかし乍ら、このような送信機20を、図
3に示した受信機22とシステム内で組合せたことが新
規性を有するようになる。
のシーケンスを表わすために発生させたディジタルデー
タを、二進数の1および0の擬似ランダムパターン中の
ディジタル信号と、24において合成する。この擬似ラ
ンダムパターンは、特定の送信機に対して特有なもので
ある。例えば、中央局10における送信機20によっ
て、加入者位置12における送信機のものとは異なっ
た、擬似ランダムコードを得ることができる。この結果
として得られるディジタル信号を、26においてフィル
タ処理して、銅製のライン14の伝送能力以内で特定の
周波数範囲の信号のみを通過させるようにする。これら
フィルタ処理した信号を、D/Aコンバータ28によっ
て、これと対応するアナログ信号に変換して、これらア
ナログ信号を、銅のライン14を介して伝送する。図2
に示すと共に、上述した送信機20は、従来より周知な
ものである。しかし乍ら、このような送信機20を、図
3に示した受信機22とシステム内で組合せたことが新
規性を有するようになる。
【0020】図3に示した受信機22を、本発明の一実
施例において、包含するものと考えられる。この受信機
22によって、この送信機20から銅のライン14を経
て通過するアナログデータ信号(上述の擬似ランダムコ
ードとディジタル的に合成されたアナログ信号)を受信
する。これらアナログデータ信号を、A/Dコンバータ
30によって、これと対応するディジタル信号に変換す
る。これらディジタル信号を、アダー、即ち加算デバイ
ス32に導入して、A/Dコンバータ30からのディジ
タル信号と、リニア(線形)エコーキャンセラ34から
のディジタル信号とを比較する。次に、このリニアエコ
ーキャンセラ34によって、ステージ36から擬似ラン
ダムコードの信号を受信する。これらアダー、即ち加算
デバイス32とリニアエコーキャンセラ34とは、一般
に35で表わされたステージ内に設けられ、受信機22
によって受信した信号からエコーをキャンセル(除去)
している。このステージ35は、破線内のボックスに包
含されている。
施例において、包含するものと考えられる。この受信機
22によって、この送信機20から銅のライン14を経
て通過するアナログデータ信号(上述の擬似ランダムコ
ードとディジタル的に合成されたアナログ信号)を受信
する。これらアナログデータ信号を、A/Dコンバータ
30によって、これと対応するディジタル信号に変換す
る。これらディジタル信号を、アダー、即ち加算デバイ
ス32に導入して、A/Dコンバータ30からのディジ
タル信号と、リニア(線形)エコーキャンセラ34から
のディジタル信号とを比較する。次に、このリニアエコ
ーキャンセラ34によって、ステージ36から擬似ラン
ダムコードの信号を受信する。これらアダー、即ち加算
デバイス32とリニアエコーキャンセラ34とは、一般
に35で表わされたステージ内に設けられ、受信機22
によって受信した信号からエコーをキャンセル(除去)
している。このステージ35は、破線内のボックスに包
含されている。
【0021】ここで、図2の送信機20は、中央局10
に配置されると共に、図3の受信機22は、加入者位置
12に配置されているものとする。前述したように、中
央局10における擬似ランダムコードは、この中央局に
独特なものであると共に、加入者位置12における擬似
ランダムコードは、この加入者位置に独特なものであ
る。加入者位置における擬似ランダムコードは、この加
入者位置12から中央局10へ送信されたディジタルデ
ータを表わすディジタル信号と組合わされる。これら合
成ディジタル信号は、中央局10において、送信機20
によって、ある強度で反射される。これら反射された信
号、即ち、エコー信号が加入者位置12における受信機
22で受信されるようになる。従って、受信機22で受
信されたディジタル信号は、中央局12における送信機
20から送信されたディジタル信号(第1コードと合成
された)および、加入者位置から送信されたディジタル
信号(第2擬似ランダムコードで変調された信号)との
合成信号である。この第2擬似ランダムコードと組合わ
せたディジタル信号を、アナログ形態で、加入者位置1
2から中央局10へ送信すると共に、この中央局によっ
て、加入者位置へ反射されて戻るようになる。
に配置されると共に、図3の受信機22は、加入者位置
12に配置されているものとする。前述したように、中
央局10における擬似ランダムコードは、この中央局に
独特なものであると共に、加入者位置12における擬似
ランダムコードは、この加入者位置に独特なものであ
る。加入者位置における擬似ランダムコードは、この加
入者位置12から中央局10へ送信されたディジタルデ
ータを表わすディジタル信号と組合わされる。これら合
成ディジタル信号は、中央局10において、送信機20
によって、ある強度で反射される。これら反射された信
号、即ち、エコー信号が加入者位置12における受信機
22で受信されるようになる。従って、受信機22で受
信されたディジタル信号は、中央局12における送信機
20から送信されたディジタル信号(第1コードと合成
された)および、加入者位置から送信されたディジタル
信号(第2擬似ランダムコードで変調された信号)との
合成信号である。この第2擬似ランダムコードと組合わ
せたディジタル信号を、アナログ形態で、加入者位置1
2から中央局10へ送信すると共に、この中央局によっ
て、加入者位置へ反射されて戻るようになる。
【0022】リニアエコーキャンセラ34は、アダー3
2と協働して、大まかな基準で、この第2擬似ランダム
コードと組合わされたエコー信号(反射信号)を除去す
る。このアダー32によって、以下の方法により、これ
ら反射(エコー)信号を除去する。即ち、コンバータ3
0およびリニアエコーキャンセラ34からの約128個
のディジタル信号列を、同時に、加算または減算するこ
とによって除去する。このアダー32の出力において得
られる信号を、リニアエコーキャンセラ34まで戻し、
これによってリニアエコーキャンセラ34における12
0個のタップでの係数を変化させる。
2と協働して、大まかな基準で、この第2擬似ランダム
コードと組合わされたエコー信号(反射信号)を除去す
る。このアダー32によって、以下の方法により、これ
ら反射(エコー)信号を除去する。即ち、コンバータ3
0およびリニアエコーキャンセラ34からの約128個
のディジタル信号列を、同時に、加算または減算するこ
とによって除去する。このアダー32の出力において得
られる信号を、リニアエコーキャンセラ34まで戻し、
これによってリニアエコーキャンセラ34における12
0個のタップでの係数を変化させる。
【0023】このアダー、即ち加算デバイス32におけ
る比較結果に従って、リニアエコーキャンセラ34にお
ける異なったタップにおける係数を、連続的に調整する
ことによって、このリニアエコーキャンセラ34は、こ
のコンバータから得られたディジタル信号からの、あら
ゆるエコーまたは反射波を除去する場合において、最良
の効果を持つようになる。リニアエコーキャンセラ34
の係数の連続的な調整は、リニアエコーキャンセラを表
わす長方形の頂部および底部における線(特に破線)に
よって表わされている。このような線は、アダー32の
出力から、リニアエコーキャンセラ34として指定され
たボックスを、垂直方向に通り、このようなボックスの
寸度下側の位置において、下方向に指示する矢印で終端
する。同様の構成が、他のステージに表わされており、
ここでは、係数の連続的調整が実行されている。
る比較結果に従って、リニアエコーキャンセラ34にお
ける異なったタップにおける係数を、連続的に調整する
ことによって、このリニアエコーキャンセラ34は、こ
のコンバータから得られたディジタル信号からの、あら
ゆるエコーまたは反射波を除去する場合において、最良
の効果を持つようになる。リニアエコーキャンセラ34
の係数の連続的な調整は、リニアエコーキャンセラを表
わす長方形の頂部および底部における線(特に破線)に
よって表わされている。このような線は、アダー32の
出力から、リニアエコーキャンセラ34として指定され
たボックスを、垂直方向に通り、このようなボックスの
寸度下側の位置において、下方向に指示する矢印で終端
する。同様の構成が、他のステージに表わされており、
ここでは、係数の連続的調整が実行されている。
【0024】リニアエコーキャンセラは、従来より公知
である。しかし乍ら、本発明のシステムには、この従来
公知のリニアエコーキャンセラと比べて、簡単な構成で
あるが、比較可能な性能を有する新規なリニアエコーキ
ャンセラが組込まれている。この新規なリニアエコーキ
ャンセラは、1993年 日に、米国特許庁へ
出願された、ダニエル・エル・イッシングによる単独発
明者の名前の特許明細書に開示されている(出願人のフ
ァイル名D−2756)この出願(ファイル名D−27
56)は、本出願の被譲渡人へ譲渡されている。本出願
における開示を完全にするために、このような明細書お
よび図面が必要な場合には、この出願第 号(出願人のフ
ァイルD−2756)の明細書および図面を参考のため
に記載している。
である。しかし乍ら、本発明のシステムには、この従来
公知のリニアエコーキャンセラと比べて、簡単な構成で
あるが、比較可能な性能を有する新規なリニアエコーキ
ャンセラが組込まれている。この新規なリニアエコーキ
ャンセラは、1993年 日に、米国特許庁へ
出願された、ダニエル・エル・イッシングによる単独発
明者の名前の特許明細書に開示されている(出願人のフ
ァイル名D−2756)この出願(ファイル名D−27
56)は、本出願の被譲渡人へ譲渡されている。本出願
における開示を完全にするために、このような明細書お
よび図面が必要な場合には、この出願第 号(出願人のフ
ァイルD−2756)の明細書および図面を参考のため
に記載している。
【0025】アダー32からの信号を、他のアダー、即
ち、加算デバイス40に導入する。このアダー40は、
ノンリニア(非線形)エコーキャンセラ42からのディ
ジタル信号も受信する。このノンリニアエコーキャンセ
ラ42を設けることは、本発明による主要特徴の1つを
構成するものである。アダー、即ち加算デバイス40お
よびノンリニアエコーキャンセラ42を、図3の破線3
5で表わしたステージに設ける。このノンリニアエコー
キャンセラ42によって、リニアエコーキャンセラ34
と同じ擬似ランダムコードで、変調器36から信号を受
信する。しかし乍ら、このノンリニアエコーキャンセラ
42は、前述のリニアエコーキャンセラ34における1
20個のタップと比較して、最小数のタップ(例えば3
個)のみを有している。
ち、加算デバイス40に導入する。このアダー40は、
ノンリニア(非線形)エコーキャンセラ42からのディ
ジタル信号も受信する。このノンリニアエコーキャンセ
ラ42を設けることは、本発明による主要特徴の1つを
構成するものである。アダー、即ち加算デバイス40お
よびノンリニアエコーキャンセラ42を、図3の破線3
5で表わしたステージに設ける。このノンリニアエコー
キャンセラ42によって、リニアエコーキャンセラ34
と同じ擬似ランダムコードで、変調器36から信号を受
信する。しかし乍ら、このノンリニアエコーキャンセラ
42は、前述のリニアエコーキャンセラ34における1
20個のタップと比較して、最小数のタップ(例えば3
個)のみを有している。
【0026】このノンリニアエコーキャンセラ42のタ
ップ上の信号を、アダー、即ち、加算デバイス40に同
時に導入して、送信機20から反射(エコー反射)した
信号を更に除去する。このアダー、即ち、加算デバイス
40からの出力を、ノンリニアエコーキャンセラ42の
タップに導入して、このようなキャンセラのタップにお
ける係数を調整する。これによって、送信機20から送
信され、受信機22で受信したエコー、即ち、反射を、
各瞬間に除去するような、このノンリニアエコーキャン
セラ42の最適な動作が達成される。
ップ上の信号を、アダー、即ち、加算デバイス40に同
時に導入して、送信機20から反射(エコー反射)した
信号を更に除去する。このアダー、即ち、加算デバイス
40からの出力を、ノンリニアエコーキャンセラ42の
タップに導入して、このようなキャンセラのタップにお
ける係数を調整する。これによって、送信機20から送
信され、受信機22で受信したエコー、即ち、反射を、
各瞬間に除去するような、このノンリニアエコーキャン
セラ42の最適な動作が達成される。
【0027】このノンリニアエコーキャンセラ42は、
前述のリニアエコーキャンセラ34では、120種の調
整可能な係数で動作するのに対して、僅か3種の調整可
能な係数で動作するので、このノンリニアエコーキャン
セラ42によって、送信機20から受信機22まで電話
回線14を通過するエコー信号を、相当程度、更に、減
少させることができる。このことは、エコー信号成分を
かなり減少させることによって、リニアエコーキャンセ
ラの動作を補足するもので、これらエコー信号成分は、
特性上、非線形であると共に、このリニアエコーキャン
セラ34によって除去することができない。
前述のリニアエコーキャンセラ34では、120種の調
整可能な係数で動作するのに対して、僅か3種の調整可
能な係数で動作するので、このノンリニアエコーキャン
セラ42によって、送信機20から受信機22まで電話
回線14を通過するエコー信号を、相当程度、更に、減
少させることができる。このことは、エコー信号成分を
かなり減少させることによって、リニアエコーキャンセ
ラの動作を補足するもので、これらエコー信号成分は、
特性上、非線形であると共に、このリニアエコーキャン
セラ34によって除去することができない。
【0028】このエコーキャンセラ42は、他のエコー
キャンセラ34と同様な方法で構成することができる。
しかし乍ら、例えば、キャンセラ42のようなノンリニ
アエコーキャンセラの利用方法は、従来知られたもので
なく、電話回線14において、エコー信号を、追加的
に、かなり減少するような方法は知られていない。前述
したダニエル・エル・イージングの特許出願明細書に開
示/請求されたエコーキャンセラを、このノンリニアエ
コーキャンセラ42のように利用して、銅の回線14に
おけるエコーを大幅に除去することができる。
キャンセラ34と同様な方法で構成することができる。
しかし乍ら、例えば、キャンセラ42のようなノンリニ
アエコーキャンセラの利用方法は、従来知られたもので
なく、電話回線14において、エコー信号を、追加的
に、かなり減少するような方法は知られていない。前述
したダニエル・エル・イージングの特許出願明細書に開
示/請求されたエコーキャンセラを、このノンリニアエ
コーキャンセラ42のように利用して、銅の回線14に
おけるエコーを大幅に除去することができる。
【0029】アダー、即ち、加算デバイス40からのデ
ィジタル信号を、イコライザ中のゲインコントロール
(利得制御)ステージ46に与える。このイコライザ
は、破線で図示されており、一般に、図3では48で表
わされている。このゲインコントロールステージ46に
よって、この加算デバイス46からのディジタル信号の
ゲインを調整することによって、特定のレベルにする。
このゲインコントロールステージ46には、複数個のタ
ップが設けられており、これらタップは個々の係数を持
っている。これら係数を、アダー、即ち加算デバイス5
0からの出力信号によって、連続的に調整する。このア
ダー、即ち加算デバイス50の動作については、次に詳
述するものとする。このゲインコントロールステージ4
6に対応する、調整可能な係数を有するゲインコントロ
ールステージは、従来から知られている。
ィジタル信号を、イコライザ中のゲインコントロール
(利得制御)ステージ46に与える。このイコライザ
は、破線で図示されており、一般に、図3では48で表
わされている。このゲインコントロールステージ46に
よって、この加算デバイス46からのディジタル信号の
ゲインを調整することによって、特定のレベルにする。
このゲインコントロールステージ46には、複数個のタ
ップが設けられており、これらタップは個々の係数を持
っている。これら係数を、アダー、即ち加算デバイス5
0からの出力信号によって、連続的に調整する。このア
ダー、即ち加算デバイス50の動作については、次に詳
述するものとする。このゲインコントロールステージ4
6に対応する、調整可能な係数を有するゲインコントロ
ールステージは、従来から知られている。
【0030】ゲインコントロールステージ46からの出
力を、イコライザ48内のフィードフォワードイコライ
ザ50に導入する。このフィードフォワードイコライザ
50も、公知なものである。これは、ゲインコントロー
ルステージからのディジタル信号で作動して、受信機2
2で受信した信号における、前述したディジタル信号対
から、このような各遅延対における影響を除去する。こ
のことは、アダー、即ち加算デバイス50からフィード
フォワードイコライザ52へフィードバックして、この
イコライザの複数のタップの各々における係数を調整す
ることによって達成される。
力を、イコライザ48内のフィードフォワードイコライ
ザ50に導入する。このフィードフォワードイコライザ
50も、公知なものである。これは、ゲインコントロー
ルステージからのディジタル信号で作動して、受信機2
2で受信した信号における、前述したディジタル信号対
から、このような各遅延対における影響を除去する。こ
のことは、アダー、即ち加算デバイス50からフィード
フォワードイコライザ52へフィードバックして、この
イコライザの複数のタップの各々における係数を調整す
ることによって達成される。
【0031】このフィードフォワードイコライザ50か
らの調整された信号を、イコライザ48内のアダー、即
ち加算デバイス54に供給する。これは、このイコライ
ザ48における決定帰還イコライザ56における信号の
ように供給する。この決定帰還イコライザ56は、公知
なものである。この決定帰還イコライザ56は、マルチ
プレックサ58から、受信機22で受信したデータ信号
を表わすディジタル信号を受信する。このマルチプレッ
クサ58からのディジタル信号によって、これら信号の
特性に従って、決定帰還イコライザ56内の複数の係数
を調整する。また、この決定帰還イコライザ56によっ
て、銅製のライン14を介して受信機22まで通過する
ディジタル信号における、あらゆるテール(後端部)を
除去して、データを表わしている。これらテールは、こ
のデータを表わすディジタル信号における、異なった周
波数に対する銅のラインのレスポンスにおける差から基
因するものである。
らの調整された信号を、イコライザ48内のアダー、即
ち加算デバイス54に供給する。これは、このイコライ
ザ48における決定帰還イコライザ56における信号の
ように供給する。この決定帰還イコライザ56は、公知
なものである。この決定帰還イコライザ56は、マルチ
プレックサ58から、受信機22で受信したデータ信号
を表わすディジタル信号を受信する。このマルチプレッ
クサ58からのディジタル信号によって、これら信号の
特性に従って、決定帰還イコライザ56内の複数の係数
を調整する。また、この決定帰還イコライザ56によっ
て、銅製のライン14を介して受信機22まで通過する
ディジタル信号における、あらゆるテール(後端部)を
除去して、データを表わしている。これらテールは、こ
のデータを表わすディジタル信号における、異なった周
波数に対する銅のラインのレスポンスにおける差から基
因するものである。
【0032】アダー、即ち加算デバイス60によって、
上述のアダー、加算デバイス54からの信号を受信す
る。このアダー、加算デバイス60およびマルチプレッ
クサ58は、一般に、破線61で示した検出器内に包含
されている。このアダー60は、エラー予測器62から
ディジタル信号を受信する。このエラー予測器62は、
従来公知なもので、この検出器61に包含されている。
エラー予測器62には、マルチプレックサ58からの信
号で、周知の方法で動作し、ノイズを除去するノイズ予
測器が含まれている。このようなノイズを除去するに当
り、エラー予測器60によって、予測出来ないパターン
におけるノイズ信号を、予測出来るパターンを有するエ
ラー信号に変更する。エラー予測器62には、このよう
な信号における予測可能なパターン中のエラーを除去す
るステージが含まれている。エラー予測器62には、調
整可能な係数を有する複数のタップが設けられている。
このエラー予測器62によって、アダー、即ち加算デバ
イス63からの信号の特性に従って、これらステップに
おける係数を調整する。これら信号は、アダー、即ち、
加算デバイス60およびマルチプレックサ58からの信
号の比較結果に従って発生される。
上述のアダー、加算デバイス54からの信号を受信す
る。このアダー、加算デバイス60およびマルチプレッ
クサ58は、一般に、破線61で示した検出器内に包含
されている。このアダー60は、エラー予測器62から
ディジタル信号を受信する。このエラー予測器62は、
従来公知なもので、この検出器61に包含されている。
エラー予測器62には、マルチプレックサ58からの信
号で、周知の方法で動作し、ノイズを除去するノイズ予
測器が含まれている。このようなノイズを除去するに当
り、エラー予測器60によって、予測出来ないパターン
におけるノイズ信号を、予測出来るパターンを有するエ
ラー信号に変更する。エラー予測器62には、このよう
な信号における予測可能なパターン中のエラーを除去す
るステージが含まれている。エラー予測器62には、調
整可能な係数を有する複数のタップが設けられている。
このエラー予測器62によって、アダー、即ち加算デバ
イス63からの信号の特性に従って、これらステップに
おける係数を調整する。これら信号は、アダー、即ち、
加算デバイス60およびマルチプレックサ58からの信
号の比較結果に従って発生される。
【0033】数秒の初期期間において、送信機20から
のディジタル信号は、簡易型擬似ランダムコードを有し
ており、これによって、受信機20が送信機20の動作
と迅速に周期化する能力を簡易化する。これら送信機2
0と受信機22との動作間で、迅速に同期化することが
望ましく、この結果として、この受信機22によって、
その後、この送信機20からデータを受信できるように
なる。このような同期動作は、以下の場合に、特に必要
なものである。即ち、送信機20と受信機22との間の
銅のライン14を介して行われる結合動作に中断が行わ
れた後に、同期化が起る場合に、必要なものとなる。こ
の理由は、そのような同期化が起るまで、送信機および
受信機との間で、データを送信できないからである。明
らかなようにこれら、送信機20と受信機22との間の
同期化における差の僅か数秒が重要なものとなる。その
理由は、重要なデータを送信する能力が、非同期期間中
に失われてしまうからである。
のディジタル信号は、簡易型擬似ランダムコードを有し
ており、これによって、受信機20が送信機20の動作
と迅速に周期化する能力を簡易化する。これら送信機2
0と受信機22との動作間で、迅速に同期化することが
望ましく、この結果として、この受信機22によって、
その後、この送信機20からデータを受信できるように
なる。このような同期動作は、以下の場合に、特に必要
なものである。即ち、送信機20と受信機22との間の
銅のライン14を介して行われる結合動作に中断が行わ
れた後に、同期化が起る場合に、必要なものとなる。こ
の理由は、そのような同期化が起るまで、送信機および
受信機との間で、データを送信できないからである。明
らかなようにこれら、送信機20と受信機22との間の
同期化における差の僅か数秒が重要なものとなる。その
理由は、重要なデータを送信する能力が、非同期期間中
に失われてしまうからである。
【0034】送信機20における、簡易型擬似ランダム
コードは、+3および−3のアナログ値のみで、信号の
パターンによって得られる。+3および−3のみのアナ
ログ値を得ることによって、送信機20と受信機22と
の動作間で同期化する時間を最小限とする必要がある。
この簡易型擬似ランダムコードでディジタル信号対を、
7秒間に亘って送信するが、一般に、この7秒間の終期
の十分な前に、同期化が行われる。
コードは、+3および−3のアナログ値のみで、信号の
パターンによって得られる。+3および−3のみのアナ
ログ値を得ることによって、送信機20と受信機22と
の動作間で同期化する時間を最小限とする必要がある。
この簡易型擬似ランダムコードでディジタル信号対を、
7秒間に亘って送信するが、一般に、この7秒間の終期
の十分な前に、同期化が行われる。
【0035】この簡易型擬似ランダムコードでディジタ
ル信号をアダー40から、従来から公知のピーク検出器
66へ導入する。このピーク検出器66は、検出器61
に含まれている。このピーク検出器66は、アダー40
からの信号に基いて動作して、これら信号のパターン中
の正および負のピークを検出する。正のピークは、+3
のアナログ値を表わし、負のピークは、−3のアナログ
値を表わす。このピーク検出器66の動作は、図4から
明らかになっており、この図4には、アダー40からピ
ーク検出器66へ導入されたディジタル信号が例示され
ている。この図4から理解できるように、正のピークの
いくつかを、図4に“+3”として規定し、同様に、負
のピークのいくつかを、図4に“−3”と規定する。+
3および−3のアナログ値を表示するためにピーク検出
器66によって検出された信号を、図1のマルチプレッ
クサ70に導入する。このマルチプレックサ70は、検
出器61に包含されている。
ル信号をアダー40から、従来から公知のピーク検出器
66へ導入する。このピーク検出器66は、検出器61
に含まれている。このピーク検出器66は、アダー40
からの信号に基いて動作して、これら信号のパターン中
の正および負のピークを検出する。正のピークは、+3
のアナログ値を表わし、負のピークは、−3のアナログ
値を表わす。このピーク検出器66の動作は、図4から
明らかになっており、この図4には、アダー40からピ
ーク検出器66へ導入されたディジタル信号が例示され
ている。この図4から理解できるように、正のピークの
いくつかを、図4に“+3”として規定し、同様に、負
のピークのいくつかを、図4に“−3”と規定する。+
3および−3のアナログ値を表示するためにピーク検出
器66によって検出された信号を、図1のマルチプレッ
クサ70に導入する。このマルチプレックサ70は、検
出器61に包含されている。
【0036】このマルチプレックサ70は、検出器61
に包含されているスライサ72からのディジタル信号も
受信する。このスライサ72のようなスライサは、従来
より既知なものである。簡易型擬似ランダムコードを有
する信号対を送信中に、このスライサ72によって、ア
ダー、即ち加算デバイス60からの各ディジタル信号対
のディジタル値が、+3のアナログ値または、−3のア
ナログ値に近いかを決定する。一対のディジタル信号の
ディジタル値が、−3のアナログ値より、+3のアナロ
グ値に近い場合に、このスライサによって+3の値を有
するディジタル信号対が得られる。同様に、スライサ7
2によって、対となっているディジタル信号が、+3よ
り−3に近いアナログ値を表わす場合に、−3の値を有
するディジタル信号対が得られる。
に包含されているスライサ72からのディジタル信号も
受信する。このスライサ72のようなスライサは、従来
より既知なものである。簡易型擬似ランダムコードを有
する信号対を送信中に、このスライサ72によって、ア
ダー、即ち加算デバイス60からの各ディジタル信号対
のディジタル値が、+3のアナログ値または、−3のア
ナログ値に近いかを決定する。一対のディジタル信号の
ディジタル値が、−3のアナログ値より、+3のアナロ
グ値に近い場合に、このスライサによって+3の値を有
するディジタル信号対が得られる。同様に、スライサ7
2によって、対となっているディジタル信号が、+3よ
り−3に近いアナログ値を表わす場合に、−3の値を有
するディジタル信号対が得られる。
【0037】前述したように、マルチプレックサ70
は、ピーク検出器66およびスライサ72からのディジ
タル信号を受信する。通常、このマルチプレックサ70
により、ピーク検出器66に対して、スライサ72より
高い優先度を与えるようになる。換言すれば、マルチプ
レックサ70が、ピーク検出器およびスライサからの信
号を同時に受信した時に、このマルチプレックサ70に
よって、ピーク検出器66から信号が送給されるように
なる。このマルチプレックサ70により、ピーク検出器
66からの信号より、スライサ72からの信号に、優先
度を与えることができる。このマルチプレックサ70を
通過する信号を、図1で74で表わしたスクランブラ/
逆スクランブラに導入する。このスクランブラ/逆スク
ランブラ74は、検出器61に含まれている。このスク
ランブラ/逆スクランブラは、本発明のキーポイントの
1つを構成するものである。
は、ピーク検出器66およびスライサ72からのディジ
タル信号を受信する。通常、このマルチプレックサ70
により、ピーク検出器66に対して、スライサ72より
高い優先度を与えるようになる。換言すれば、マルチプ
レックサ70が、ピーク検出器およびスライサからの信
号を同時に受信した時に、このマルチプレックサ70に
よって、ピーク検出器66から信号が送給されるように
なる。このマルチプレックサ70により、ピーク検出器
66からの信号より、スライサ72からの信号に、優先
度を与えることができる。このマルチプレックサ70を
通過する信号を、図1で74で表わしたスクランブラ/
逆スクランブラに導入する。このスクランブラ/逆スク
ランブラ74は、検出器61に含まれている。このスク
ランブラ/逆スクランブラは、本発明のキーポイントの
1つを構成するものである。
【0038】このスクランブラ/逆スクランブラ74
は、マルチプレックサ70から、特定数(例えば、23
個)の連続した対のディジタル信号を受信すると共に、
マルチプレックサからのそのような特定の数のディジタ
ル信号より、連続するディジタル信号のシーケンスを発
生する。このような信号のシーケンスは、送信機および
受信機の同期の初期期間中に、送信機20から送信され
た簡易型擬似ランダムコードに対するアルゴリズムに相
当するアルゴリズムに依存するものである。
は、マルチプレックサ70から、特定数(例えば、23
個)の連続した対のディジタル信号を受信すると共に、
マルチプレックサからのそのような特定の数のディジタ
ル信号より、連続するディジタル信号のシーケンスを発
生する。このような信号のシーケンスは、送信機および
受信機の同期の初期期間中に、送信機20から送信され
た簡易型擬似ランダムコードに対するアルゴリズムに相
当するアルゴリズムに依存するものである。
【0039】アダー50において、このスクランブラ/
逆スクランブラ74からの信号のシーケンスを、マルチ
プレックサ70からの信号と比較する。この比較動作
は、スクランブラ/逆スクランブラ74からの特定のパ
ーセンテージ(例えば、90%)と、マルチプレックサ
70からの特定のパーセンテージとが一致するまで続行
する。このことが起ると、システムは、同期状態である
と考えられると共に、マルチプレックサ70およびスク
ランブラ/逆スクランブラ74からの信号の比較動作が
中断する。次に、このマルチプレックサ70からの信号
を、マルチプレックサ58を経てアダー50に送給し
て、これと、アダー54からの信号とを比較する。この
アダー70からの信号を、マルチプレックサ58を介し
て、ゲインコントロールステージ46に供給すると共
に、フィードフォワードイコライザ52に供給して、こ
れらステージの動作を調整する。
逆スクランブラ74からの信号のシーケンスを、マルチ
プレックサ70からの信号と比較する。この比較動作
は、スクランブラ/逆スクランブラ74からの特定のパ
ーセンテージ(例えば、90%)と、マルチプレックサ
70からの特定のパーセンテージとが一致するまで続行
する。このことが起ると、システムは、同期状態である
と考えられると共に、マルチプレックサ70およびスク
ランブラ/逆スクランブラ74からの信号の比較動作が
中断する。次に、このマルチプレックサ70からの信号
を、マルチプレックサ58を経てアダー50に送給し
て、これと、アダー54からの信号とを比較する。この
アダー70からの信号を、マルチプレックサ58を介し
て、ゲインコントロールステージ46に供給すると共
に、フィードフォワードイコライザ52に供給して、こ
れらステージの動作を調整する。
【0040】このステージ74によっても、逆スクラン
ブラを構成する。前述したように、このステージ74
は、スクランブラとして動作して、送信機および受信機
22の動作を同期化した時の初期期間の後で、ステージ
74は、マルチプレックサ70からの信号の逆スクラン
ブラとして動作する。逆スクランブラとして動作中に、
ステージ74によって、送信機20からのデータを表わ
すディジタル信号対における擬似ランダムコードを除去
するので、この結果として、出力ライン78を通過する
ディジタル信号は、データのみを表わすようになる。こ
の出力ライン78上の信号を、チャネルユニットインタ
ーフェイス80に導入すると共に、このインターフェイ
ス80からデコーダ82へ導入して、電話ライン14を
通過するディジタル信号中のデータを回復する。
ブラを構成する。前述したように、このステージ74
は、スクランブラとして動作して、送信機および受信機
22の動作を同期化した時の初期期間の後で、ステージ
74は、マルチプレックサ70からの信号の逆スクラン
ブラとして動作する。逆スクランブラとして動作中に、
ステージ74によって、送信機20からのデータを表わ
すディジタル信号対における擬似ランダムコードを除去
するので、この結果として、出力ライン78を通過する
ディジタル信号は、データのみを表わすようになる。こ
の出力ライン78上の信号を、チャネルユニットインタ
ーフェイス80に導入すると共に、このインターフェイ
ス80からデコーダ82へ導入して、電話ライン14を
通過するディジタル信号中のデータを回復する。
【0041】スクランブラ/逆スクランブラ74の一実
施例を図5に示し、これは、本発明の新規な特徴の1つ
であると考えられる。このスクランブラ/逆スクランブ
ラ74にはマルチプレックサ70(図1にも示す)から
の出力を受信する。このライン80上の信号をステージ
82に導入する。このステージ82によって、アナログ
値(+3,+1,−1,−3)を表わす各信号対に対し
て、並列入力を、このような信号の直列入力に変換す
る。このステージ82からの出力を、マルチプレックサ
84の一方の入力端子に導入する。このマルチプレック
サ84の他方の入力は、排他的ORネットワーク86の
出力に接続される。このマルチプレックサ84は、これ
が逆スクランブルモードで動作する場合に、ライン87
上のコントロール信号を受信する。
施例を図5に示し、これは、本発明の新規な特徴の1つ
であると考えられる。このスクランブラ/逆スクランブ
ラ74にはマルチプレックサ70(図1にも示す)から
の出力を受信する。このライン80上の信号をステージ
82に導入する。このステージ82によって、アナログ
値(+3,+1,−1,−3)を表わす各信号対に対し
て、並列入力を、このような信号の直列入力に変換す
る。このステージ82からの出力を、マルチプレックサ
84の一方の入力端子に導入する。このマルチプレック
サ84の他方の入力は、排他的ORネットワーク86の
出力に接続される。このマルチプレックサ84は、これ
が逆スクランブルモードで動作する場合に、ライン87
上のコントロール信号を受信する。
【0042】図5に示したシステムがスクランブラモー
ドで動作中に、マルチプレックサ84からの出力をライ
ン88に導入する。このスクランブラモードでは、ライ
ン88上の信号は、このスクランブラの出力を構成す
る。このマルチプレックサ84からの出力を、図5のシ
ステムがスクランブラまたは逆スクランブラとして作動
中、スクランブラ/逆スクランブラレジスタ90に送給
する。このスクランブラ/逆スクランブラレジスタ90
は、特別なシフトレジスタとして動作しており、これの
異なった実施例が図6〜図9に示されており、以下詳述
する。
ドで動作中に、マルチプレックサ84からの出力をライ
ン88に導入する。このスクランブラモードでは、ライ
ン88上の信号は、このスクランブラの出力を構成す
る。このマルチプレックサ84からの出力を、図5のシ
ステムがスクランブラまたは逆スクランブラとして作動
中、スクランブラ/逆スクランブラレジスタ90に送給
する。このスクランブラ/逆スクランブラレジスタ90
は、特別なシフトレジスタとして動作しており、これの
異なった実施例が図6〜図9に示されており、以下詳述
する。
【0043】スクランブラ/逆スクランブラレジスタ9
0には、順次接続された複数個(例えば、23個)のフ
リップフロップが設けられている。最後のフリップフロ
ップ(例えば、フリップフロップ23)の出力を、排他
的ORネットワーク92に導入する。このORネットワ
ーク92は、マルチプレックサ94からの出力も受信す
る。このマルチプレックサ94には2つの入力が設けら
れており、一方は、上述のスクランブラ/逆スクランブ
ラレジスタ90の5番目のフリップフロップの出力から
のもので、他方は、このレジスタ90の18番目のフリ
ップフロップの出力からのものである。以下の説明から
明らかなように、スクランブラ/逆スクランブラレジス
タ90からの出力の一方は、中央局10において、レジ
スタの動作で有効なものとなり、他方の出力は、遠隔位
置におけるレジスタの動作で有効なものとなる。
0には、順次接続された複数個(例えば、23個)のフ
リップフロップが設けられている。最後のフリップフロ
ップ(例えば、フリップフロップ23)の出力を、排他
的ORネットワーク92に導入する。このORネットワ
ーク92は、マルチプレックサ94からの出力も受信す
る。このマルチプレックサ94には2つの入力が設けら
れており、一方は、上述のスクランブラ/逆スクランブ
ラレジスタ90の5番目のフリップフロップの出力から
のもので、他方は、このレジスタ90の18番目のフリ
ップフロップの出力からのものである。以下の説明から
明らかなように、スクランブラ/逆スクランブラレジス
タ90からの出力の一方は、中央局10において、レジ
スタの動作で有効なものとなり、他方の出力は、遠隔位
置におけるレジスタの動作で有効なものとなる。
【0044】また、マルチプレックサ94は、排他的O
Rネットワーク96からの出力を、コントロールライン
上で受信する。ライン98から入力を、このORネット
ワーク96へ供給する。このライン98によって、図5
に示したシステムの逆スクランブルモードにおける動作
をコントロールする。このORネットワーク96のもう
1つの入力は、図5に示したシステムが中央局10また
は加入者位置12に存在するかに依存して、図8および
図9に示したシフトレジスタネットワークの特定の1つ
から、ライン99を介して信号を受信する。
Rネットワーク96からの出力を、コントロールライン
上で受信する。ライン98から入力を、このORネット
ワーク96へ供給する。このライン98によって、図5
に示したシステムの逆スクランブルモードにおける動作
をコントロールする。このORネットワーク96のもう
1つの入力は、図5に示したシステムが中央局10また
は加入者位置12に存在するかに依存して、図8および
図9に示したシフトレジスタネットワークの特定の1つ
から、ライン99を介して信号を受信する。
【0045】排他的ORネットワーク92の出力は、排
他的ORネットワーク100の一方の入力端子に対して
共通なものである。このORネットワーク100の第2
の入力端子およびORネットワーク86の第2入力端子
は、ステージ82からの出力信号を受信する。このOR
ネットワーク100の出力を、図5に示したシステムが
逆スクランブラとして動作している場合に、ライン78
(図1にも示す)に導入する。
他的ORネットワーク100の一方の入力端子に対して
共通なものである。このORネットワーク100の第2
の入力端子およびORネットワーク86の第2入力端子
は、ステージ82からの出力信号を受信する。このOR
ネットワーク100の出力を、図5に示したシステムが
逆スクランブラとして動作している場合に、ライン78
(図1にも示す)に導入する。
【0046】図6および図7は、それぞれ擬似ランダム
コードを、送信機20においてどのように発生するかを
表わしている。図6に示したシステムでは、送信機が加
入者位置12に存在し、受信機が中央局10に存在して
いる場合に、送信機20でこの擬似ランダムコードを発
生する。逆に、図7のシステムによって、送信機が中央
局10に存在すると共に、受信機が加入者位置12に存
在する場合に、この送信機20で擬似ランダムコードを
発生する。
コードを、送信機20においてどのように発生するかを
表わしている。図6に示したシステムでは、送信機が加
入者位置12に存在し、受信機が中央局10に存在して
いる場合に、送信機20でこの擬似ランダムコードを発
生する。逆に、図7のシステムによって、送信機が中央
局10に存在すると共に、受信機が加入者位置12に存
在する場合に、この送信機20で擬似ランダムコードを
発生する。
【0047】図6に示したシステムには、複数個のフリ
ップフロップが設けられている。これらを、102a,
102b,……,102nと指定する。これらフリップ
フロップ列の各出力を、次のフリップフロップ列の入力
に接続する。図6に示したシステムにおいて、フリップ
フロップ102nは、シーケンス(列)の23番目のフ
リップフロップである。このフリップフロップの出力
を、18番目のフリップフロップからの出力のように、
アダー、即ち加入者デバイス104に導入する。このア
ダー、即ち加入者デバイス104からの出力を、ライン
108上の入力のように、アダー、加算デバイス106
に供給する。次に、このアダー、加算デバイス106か
らの出力を、シーケンスの第1フリップフロップの入力
に接続された入力ライン110に送給する。
ップフロップが設けられている。これらを、102a,
102b,……,102nと指定する。これらフリップ
フロップ列の各出力を、次のフリップフロップ列の入力
に接続する。図6に示したシステムにおいて、フリップ
フロップ102nは、シーケンス(列)の23番目のフ
リップフロップである。このフリップフロップの出力
を、18番目のフリップフロップからの出力のように、
アダー、即ち加入者デバイス104に導入する。このア
ダー、即ち加入者デバイス104からの出力を、ライン
108上の入力のように、アダー、加算デバイス106
に供給する。次に、このアダー、加算デバイス106か
らの出力を、シーケンスの第1フリップフロップの入力
に接続された入力ライン110に送給する。
【0048】前述したように、図6に示したシステムに
よって、送信機20が加入者位置12に存在すると共
に、受信機22が中央局10に存在する場合に、この中
央局10で擬似ランダムコードを発生する。図7に示し
たシステムは、以下の点を除いて、図6に示したシステ
ムと同一である。即ち、シーケンスの第5番目のフリッ
プフロップの出力を、図6のアダー、即ち加算デバイス
104に対応するアダー、即ち加算デバイス112に接
続する。図7に示したシステムによって、送信機20が
中央局10に存在すると共に、受信機22が加入者位置
に存在する場合に、擬似ランダムコードを発生する。
よって、送信機20が加入者位置12に存在すると共
に、受信機22が中央局10に存在する場合に、この中
央局10で擬似ランダムコードを発生する。図7に示し
たシステムは、以下の点を除いて、図6に示したシステ
ムと同一である。即ち、シーケンスの第5番目のフリッ
プフロップの出力を、図6のアダー、即ち加算デバイス
104に対応するアダー、即ち加算デバイス112に接
続する。図7に示したシステムによって、送信機20が
中央局10に存在すると共に、受信機22が加入者位置
に存在する場合に、擬似ランダムコードを発生する。
【0049】図6および図7に示し、前述した構成は、
従来より周知である。これらの構成により、列中の異な
ったフリップフロップ対の出力を混合することによっ
て、擬似ランダムコードを発生する。例えば、この列中
の18番目と23番目のフリップフロップの出力を、図
6におけるアダー104で混合すると共に、アダー、即
ち加算デバイス104の出力と、ライン108の信号を
アダー106で混合する。発生させた信号は、擬似ラン
ダムである。その理由は、これら信号は、比較的長いも
のであるが、23個のフリップフロップにおける種々の
値から予測できる(しかし、このシーケンスの長さのた
めに、或る困難が存在するが)からである。
従来より周知である。これらの構成により、列中の異な
ったフリップフロップ対の出力を混合することによっ
て、擬似ランダムコードを発生する。例えば、この列中
の18番目と23番目のフリップフロップの出力を、図
6におけるアダー104で混合すると共に、アダー、即
ち加算デバイス104の出力と、ライン108の信号を
アダー106で混合する。発生させた信号は、擬似ラン
ダムである。その理由は、これら信号は、比較的長いも
のであるが、23個のフリップフロップにおける種々の
値から予測できる(しかし、このシーケンスの長さのた
めに、或る困難が存在するが)からである。
【0050】図6に示した構成によって、擬似ランダム
コードで、信号が発生され、これが、送信機が加入者位
置12に存在する場合に、図3の送信機22の変調ステ
ージ23に導入される。これらの信号により、図2のス
テージ23からのデータ信号が変調される。この変調さ
れた信号が図2でフィルタ処理されると共に、アナログ
形態に変更される。図3に示すと共に上述したステージ
によって、これらの信号を擬似ランダムコードで復元す
ると共に、これらの信号を、図3および図5に対して共
通に、マルチプレックサ70に供給する。次に、マルチ
プレックサ70によって、これらの信号をスクランブラ
/逆スクランブラレジスタ90に供給する。
コードで、信号が発生され、これが、送信機が加入者位
置12に存在する場合に、図3の送信機22の変調ステ
ージ23に導入される。これらの信号により、図2のス
テージ23からのデータ信号が変調される。この変調さ
れた信号が図2でフィルタ処理されると共に、アナログ
形態に変更される。図3に示すと共に上述したステージ
によって、これらの信号を擬似ランダムコードで復元す
ると共に、これらの信号を、図3および図5に対して共
通に、マルチプレックサ70に供給する。次に、マルチ
プレックサ70によって、これらの信号をスクランブラ
/逆スクランブラレジスタ90に供給する。
【0051】図8および図9は、このレジスタ90が受
信機22に存在する場合に、図5に示したスクランブラ
/逆スクランブラレジスタ90の構成を示す。図8に示
す実施例は、図6に示した実施例によって、加入者位置
12から擬似ランダムコードで信号を送信する時に、中
央局10における受信機22内で動作する。これから明
らかなように、図8に示した実施例では、18番目のフ
リップフロップからの出力を、図6の18番目のフリッ
プフロップからの出力が図6のアダー104に導入され
るのと同様に、アダー、加算デバイス116に導入され
るようになる。図8において、この入力を、ライン11
7を介して、シフトレジスタ中の連続したフリップフロ
ップの第1番目を構成するフリップフロップ118cに
導入されるようになる。ライン117上の入力およびア
ダー116からの出力を、アダー、即ち加算デバイス1
20に導入する。このアダー120の出力をライン12
1に送給する。このことは、図6に示したシステムにお
ける入力および出力と反対のことである。
信機22に存在する場合に、図5に示したスクランブラ
/逆スクランブラレジスタ90の構成を示す。図8に示
す実施例は、図6に示した実施例によって、加入者位置
12から擬似ランダムコードで信号を送信する時に、中
央局10における受信機22内で動作する。これから明
らかなように、図8に示した実施例では、18番目のフ
リップフロップからの出力を、図6の18番目のフリッ
プフロップからの出力が図6のアダー104に導入され
るのと同様に、アダー、加算デバイス116に導入され
るようになる。図8において、この入力を、ライン11
7を介して、シフトレジスタ中の連続したフリップフロ
ップの第1番目を構成するフリップフロップ118cに
導入されるようになる。ライン117上の入力およびア
ダー116からの出力を、アダー、即ち加算デバイス1
20に導入する。このアダー120の出力をライン12
1に送給する。このことは、図6に示したシステムにお
ける入力および出力と反対のことである。
【0052】同様な方法で、図9に示したシステムを、
送信機20によって中央局10からの信号を加入者位置
12へ送信した時に、加入者位置12における受信機2
2で使用する。図9に示したシステムによって、第5番
目のフリップフロップの出力を、アダー、即ち加算デバ
イス122に導入する。このことは、第5番目のフリッ
プフロップの出力を、図7におけるアダー、即ち、加算
デバイス112へ導入することに相当している。このア
ダー112の出力を、ライン126上の入力の送給と同
様に、アダー、即ち、加算デバイス124に送給する。
ライン126上の入力も、上記列の第1番目のフリップ
フロップを構成するフリップフロップ128に送給す
る。このアダー124からの出力を、ライン130に送
給する。
送信機20によって中央局10からの信号を加入者位置
12へ送信した時に、加入者位置12における受信機2
2で使用する。図9に示したシステムによって、第5番
目のフリップフロップの出力を、アダー、即ち加算デバ
イス122に導入する。このことは、第5番目のフリッ
プフロップの出力を、図7におけるアダー、即ち、加算
デバイス112へ導入することに相当している。このア
ダー112の出力を、ライン126上の入力の送給と同
様に、アダー、即ち、加算デバイス124に送給する。
ライン126上の入力も、上記列の第1番目のフリップ
フロップを構成するフリップフロップ128に送給す
る。このアダー124からの出力を、ライン130に送
給する。
【0053】図5に示すように、第5番目のフリップフ
ロップ、またはレジスタ90内の18番目のフリップフ
ロップからの出力を、スクランブラ/逆スクランブラが
中央局10における受信機22内、または加入者位置1
2内の受信機に存在するかに依存して、マルチプレック
サ94を通過させる。次に、このマルチプレックサ94
からの出力を、レジスタ90の出力(第23番目のフリ
ップフロップ)からの信号と同様に、排他的ORネット
ワーク92に送給する。マルチプレックサ94からの信
号と、レジスタ90内の23番目のフリップフロップか
らの信号とを、排他的ORネットワーク92中で比較す
る。これは、マルチプレックサへの入力信号の内の1つ
(しかし、両信号でない)が二進数の“1”である場合
に、このORネットワーク92を介して、他のORネッ
トワーク86に信号が送給されるように行われる。
ロップ、またはレジスタ90内の18番目のフリップフ
ロップからの出力を、スクランブラ/逆スクランブラが
中央局10における受信機22内、または加入者位置1
2内の受信機に存在するかに依存して、マルチプレック
サ94を通過させる。次に、このマルチプレックサ94
からの出力を、レジスタ90の出力(第23番目のフリ
ップフロップ)からの信号と同様に、排他的ORネット
ワーク92に送給する。マルチプレックサ94からの信
号と、レジスタ90内の23番目のフリップフロップか
らの信号とを、排他的ORネットワーク92中で比較す
る。これは、マルチプレックサへの入力信号の内の1つ
(しかし、両信号でない)が二進数の“1”である場合
に、このORネットワーク92を介して、他のORネッ
トワーク86に信号が送給されるように行われる。
【0054】続いて、排他的ORネットワーク86は、
排他的ORネットワーク92からの信号およびステージ
86からの信号に応答して、信号をマルチプレックサ8
4に送給する。このマルチプレックサ84によって、ス
クランブラ/逆スクランブラが、スクランブラモードで
動作する場合に、このORネットワーク86からの信号
の、ステージ82からの信号に対する優先度が与えられ
る。このマルチプレックサ84を通過する信号を、レジ
スタ90がこのステージ82から最初の23個の信号を
受信した後で、このレジスタ90に導入する。このよう
な方法で、レジスタ90によってコードが発生する。こ
れは、これら23個の信号がマルチプレックサ70を通
過してしまった後に、排他的ORネットワーク86から
の特性に依存して行われる。スクランブラ/逆スクラン
ブラがスクランブラとして動作している場合に、マルチ
プレックサ86からの信号を、ライン88に送給する。
このライン88上の信号を、マルチプレックサ58(図
3)に送給し、このマルチプレックサ58は、マルチプ
レックサ70からの信号を受信する。ユーザは、以下の
ようなオプションを持っている。即ち、ライン88上の
信号のマルチプレックサ58を通る通路、またはマルチ
プレックサ70からの信号に優先度を与えるかどうか決
定することができる。前述したように、マルチプレック
サ58からの信号を、アダー54からの信号と比較のた
めに、アダー50に供給する。また、このアダー50か
らの信号によって、ステージ46と52におけるタップ
の係数を調整する。
排他的ORネットワーク92からの信号およびステージ
86からの信号に応答して、信号をマルチプレックサ8
4に送給する。このマルチプレックサ84によって、ス
クランブラ/逆スクランブラが、スクランブラモードで
動作する場合に、このORネットワーク86からの信号
の、ステージ82からの信号に対する優先度が与えられ
る。このマルチプレックサ84を通過する信号を、レジ
スタ90がこのステージ82から最初の23個の信号を
受信した後で、このレジスタ90に導入する。このよう
な方法で、レジスタ90によってコードが発生する。こ
れは、これら23個の信号がマルチプレックサ70を通
過してしまった後に、排他的ORネットワーク86から
の特性に依存して行われる。スクランブラ/逆スクラン
ブラがスクランブラとして動作している場合に、マルチ
プレックサ86からの信号を、ライン88に送給する。
このライン88上の信号を、マルチプレックサ58(図
3)に送給し、このマルチプレックサ58は、マルチプ
レックサ70からの信号を受信する。ユーザは、以下の
ようなオプションを持っている。即ち、ライン88上の
信号のマルチプレックサ58を通る通路、またはマルチ
プレックサ70からの信号に優先度を与えるかどうか決
定することができる。前述したように、マルチプレック
サ58からの信号を、アダー54からの信号と比較のた
めに、アダー50に供給する。また、このアダー50か
らの信号によって、ステージ46と52におけるタップ
の係数を調整する。
【0055】簡易型擬似ランダムコード(+3,−3の
み)の信号を送信機20から受信機22まで送給する初
期期間以後において、データを表わす信号を、送信機か
ら受信機へ送信する。この受信機22において、連続す
るアナログ値用のライン80を通過するディジタル信号
を、ステージ82によって、並列表示から直列表示へ変
更する。次に、これら信号がマルチプレックサ84を通
過し、これは、ライン87上の信号によって条件付けら
れることによって、排他的ORネットワーク86からの
信号に対する、ステージ82からの信号の優先度が与え
られる。
み)の信号を送信機20から受信機22まで送給する初
期期間以後において、データを表わす信号を、送信機か
ら受信機へ送信する。この受信機22において、連続す
るアナログ値用のライン80を通過するディジタル信号
を、ステージ82によって、並列表示から直列表示へ変
更する。次に、これら信号がマルチプレックサ84を通
過し、これは、ライン87上の信号によって条件付けら
れることによって、排他的ORネットワーク86からの
信号に対する、ステージ82からの信号の優先度が与え
られる。
【0056】受信機22が中央局10または加入者位置
12に存在するかに依存して、信号が、レジスタ90か
ら、5番目のフリップフロップまたは18番目のフリッ
プフロップの出力へ送給される。マルチプレックサ94
を介しての信号の通過は、図5に示したシステムが逆ス
クランブルモードで動作するのを表示する信号のライン
98および排他的ORネットワーク92を介して通過し
た結果として起るものである。
12に存在するかに依存して、信号が、レジスタ90か
ら、5番目のフリップフロップまたは18番目のフリッ
プフロップの出力へ送給される。マルチプレックサ94
を介しての信号の通過は、図5に示したシステムが逆ス
クランブルモードで動作するのを表示する信号のライン
98および排他的ORネットワーク92を介して通過し
た結果として起るものである。
【0057】マルチプレックサ94を通過する信号が、
レジスタ90から最後(23番目)のフリップフロップ
からの信号と合成される。この合成信号を、排他的OR
ネットワーク100に供給して、このORネットワーク
100は、ステージ82からの信号を受信する。次に、
このORネットワーク100の出力を、送信機20から
のデータのディジタル表示のように、出力ライン78に
送給する。またこのORネットワーク100の出力を、
図3のアダー50に供給して、上述したように、アダー
54からの出力と比較する。
レジスタ90から最後(23番目)のフリップフロップ
からの信号と合成される。この合成信号を、排他的OR
ネットワーク100に供給して、このORネットワーク
100は、ステージ82からの信号を受信する。次に、
このORネットワーク100の出力を、送信機20から
のデータのディジタル表示のように、出力ライン78に
送給する。またこのORネットワーク100の出力を、
図3のアダー50に供給して、上述したように、アダー
54からの出力と比較する。
【0058】前述したシステムおよび方法には、重要な
利点が存在している。受信機22におけるエコー信号を
効果的に除去できる。このことは、以下の場合に、重要
なこととなる。即ち、受信機におけるエコー信号が、デ
ータを表わすライン14を通る信号の強度の少なくとも
500%以上大きな強度を有する場合に重要となる。こ
れらエコー信号の有効な除去は、先ず第1として、図3
に示したリニアエコーキャンセラ34とアダー、即ち加
算デバイスによって達成され、次に第2として、図3の
ノンリニアエコーキャンセラ44とアダー、即ち加算デ
バイス40によって達成される。
利点が存在している。受信機22におけるエコー信号を
効果的に除去できる。このことは、以下の場合に、重要
なこととなる。即ち、受信機におけるエコー信号が、デ
ータを表わすライン14を通る信号の強度の少なくとも
500%以上大きな強度を有する場合に重要となる。こ
れらエコー信号の有効な除去は、先ず第1として、図3
に示したリニアエコーキャンセラ34とアダー、即ち加
算デバイスによって達成され、次に第2として、図3の
ノンリニアエコーキャンセラ44とアダー、即ち加算デ
バイス40によって達成される。
【0059】また、以下のような重要な利点も有してい
る。即ち、図3のブロック線図で示した、スクランブラ
/逆スクランブラステージを設けることに基因してい
る。詳述すれば、図5において、送信機20と受信機2
0との間で、最小の期間内で当初に、同期化することで
ある。これらの間の同期化は、最小数(+3、−3)の
アナログ値で、擬似ランダムコードを得ることによって
実現される。
る。即ち、図3のブロック線図で示した、スクランブラ
/逆スクランブラステージを設けることに基因してい
る。詳述すれば、図5において、送信機20と受信機2
0との間で、最小の期間内で当初に、同期化することで
ある。これらの間の同期化は、最小数(+3、−3)の
アナログ値で、擬似ランダムコードを得ることによって
実現される。
【0060】上述したシステムおよび方法には、他の利
点が存在する。例えば、図5における同一ステージの大
部分は、スクランブラ/逆スクランブラステージ74の
スクランブラとしての動作に対して共通なものとなる。
これは、送信機20と受信機22との動作を初期に同期
化する場合、または、逆スクランブラとして動作させ
て、送信機20から銅製のライン14を介して受信機2
2を通るディジタル信号によって表わされたデータを再
生する場合の動作と共通なものである。
点が存在する。例えば、図5における同一ステージの大
部分は、スクランブラ/逆スクランブラステージ74の
スクランブラとしての動作に対して共通なものとなる。
これは、送信機20と受信機22との動作を初期に同期
化する場合、または、逆スクランブラとして動作させ
て、送信機20から銅製のライン14を介して受信機2
2を通るディジタル信号によって表わされたデータを再
生する場合の動作と共通なものである。
【0061】本発明を、特定の実施例を参照しながら説
明したが、本発明の原理は、他の多くの実施例で適用で
きることは明らかであり、従って、本発明の技術的範囲
は、添付の請求の範囲によってのみ限定されるものであ
る。
明したが、本発明の原理は、他の多くの実施例で適用で
きることは明らかであり、従って、本発明の技術的範囲
は、添付の請求の範囲によってのみ限定されるものであ
る。
【図1】図1は、従来のアナログ信号を、銅製の電話回
線を介して送信/受信するシステムを簡単に表わすブロ
ック線図。
線を介して送信/受信するシステムを簡単に表わすブロ
ック線図。
【図2】図2は、本発明の一実施例による、ディジタル
データを表わすアナログ信号を、銅製の電話回線を介し
て中央局と加入者位置との間で送信/受信するシステム
の送信機の構成を表わすブロック線図。
データを表わすアナログ信号を、銅製の電話回線を介し
て中央局と加入者位置との間で送信/受信するシステム
の送信機の構成を表わすブロック線図。
【図3】図3は、図2のシステムの受信機の構成を表わ
すブロック線図。
すブロック線図。
【図4】図4は、図3に示した各ステージにおいて各瞬
時に発生させた信号列を表わす図。
時に発生させた信号列を表わす図。
【図5】図5は、図3のステージの他の例の回路図。
【図6】図6は、図5に示したシステムを中央局で利用
した時に、擬似ランダムコードで、ディジタル信号を発
生するシステムの回路ブロック図。
した時に、擬似ランダムコードで、ディジタル信号を発
生するシステムの回路ブロック図。
【図7】図7は、図5に示したシステムを、加入者位置
で利用した時に、擬似ランダムコードでディジタル信号
を発生するシステムの回路ブロック図。
で利用した時に、擬似ランダムコードでディジタル信号
を発生するシステムの回路ブロック図。
【図8】図8は、図5に示したシステムを利用して、加
入者位置から中央局へデータ信号を送信する時に、擬似
ランダムコードで、ディジタル信号を発生するシステム
の回路ブロック図。
入者位置から中央局へデータ信号を送信する時に、擬似
ランダムコードで、ディジタル信号を発生するシステム
の回路ブロック図。
【図9】図9は、図5に示したシステムを利用して、中
央局から加入者位置へデータ信号を送信する時に、擬似
ランダムコードでディジタル信号を発生するシステムの
回路ブロック図。
央局から加入者位置へデータ信号を送信する時に、擬似
ランダムコードでディジタル信号を発生するシステムの
回路ブロック図。
10 中央局 12 加入者位置 14 銅製の電話回線 16 リピータ 20 送信機 22 受信機 24,36 擬似ランダムコード変調器 26 フィルタ 32,4,54,60,63,104,106,12
0,126,122 アダー 34 リニアエコーキャンセラ 42 ノンリニアエコーキャンセラ 46 ゲインコントロールステージ 52 フィードフォワードイコライザ 58,70,84,94 マルチプレックサ 62 エラー予測器 66 ピーク検出器 74 スクランブラ/逆スクランブラ 90 スクランブラ/逆スクランブラレジスタ
0,126,122 アダー 34 リニアエコーキャンセラ 42 ノンリニアエコーキャンセラ 46 ゲインコントロールステージ 52 フィードフォワードイコライザ 58,70,84,94 マルチプレックサ 62 エラー予測器 66 ピーク検出器 74 スクランブラ/逆スクランブラ 90 スクランブラ/逆スクランブラレジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ボアズ リピン イスラエル国テル アビブ,プリ メガデ ィム ストリート 5 (72)発明者 エフド ロカチ イスラエル国テル アビブ,タゴア スト リート 29
Claims (46)
- 【請求項1】 複数のデータの増加分でアナログレベル
を表わす連続するディジタル信号によって表示されたデ
ータを、電話回線を介して送信および受信するに当り、 前記連続するディジタル信号を、擬似ランダムコードの
ディジタル信号で変調する第1手段と;この第1手段か
らの前記ディジタル信号を、対応するアナログ信号に変
換すると共に、前記アナログ信号を前記電話回線に導入
して、この電話回線を介して伝送する第2手段と;前記
電話回線を通過する前記アナログ信号を受信すると共
に、このアナログ信号を、対応するディジタル信号に変
換する、第3手段と;複数の第1調整可能な係数を有す
るリニア(線形)エコーキャンセラと;前記リニアエコ
ーキャンセラを包含し、前記第3手段からのディジタル
信号と、前記第1の調整可能な係数に従って調整され
た、前記擬似ランダムコードのディジタル信号とを比較
して、前記受信機から前記送信機へ伝送されると共に、
この送信機から受信機へ反射して戻されるディジタル信
号をキャンセルすると共に、この比較結果に基いて、前
記リニアエコーキャンセラ中で前記第1の係数を調整す
る第4手段と;複数の第2の調整可能な係数を有するノ
ンリニア(非線形)エコーキャンセラと;前記ノンリニ
アエコーキャンセラを包含し、前記第4手段からのディ
ジタル信号と、前記第2の調整可能な係数に基いて調整
された、前記擬似ランダムコードのディジタル信号とを
比較して、前記データを表わすディジタル信号の強調さ
れた近似値を得ると共に、この比較結果に基いて、前記
第2の係数を調整する第5手段と;前記第5手段からの
前記ディジタル信号に応答し、このようなディジタル信
号を処理して、前記データを表わす前記ディジタル信号
を回復させる第6手段とを具備したことを特徴とする送
/受信システム。 - 【請求項2】 前記第6手段に、 前記第5手段によって受信した、あらゆる前述のディジ
タル信号の影響を、この第5手段からのディジタル信号
から除去する第7手段と;前述第7手段からのディジタ
ル信号の前縁から、これらディジタル信号における、あ
らゆるテイル(後縁)部分を除去する第8手段とを設け
たことを特徴とする請求項1記載のシステム。 - 【請求項3】 前記第6手段からのディジタル信号に応
答し、これらディジタル信号をデコードして、前記デー
タを回復させる第7手段を設けた請求項1記載のシステ
ム。 - 【請求項4】 前記複数のアナログ値の最小数のみを包
含した、簡易型擬似ランダムコードでディジタル信号
を、最初に送信する第7手段と、 前記擬似ランダムコードの前記ディジタル信号を処理し
て、前記第4、第5、第6手段の続行する動作を、デー
タを表わすディジタル信号を、前記送信機から受信機へ
の送信と同期した関係で得るような第8手段とを設けた
請求項1記載のシステム。 - 【請求項5】 前記第3手段からの前記ディジタル信号
と、前記アナログ値の最小数のみを含んだ簡易型擬似ラ
ンダムコードの前記ディジタル信号とを、最初に同期化
して、前記第4、第5、第6手段の続行する動作を、動
作を表わすディジタル信号を前記送信機から受信機へ送
信するのと同期した関係で得るようにした第8手段を設
けた請求項2に記載のシステム。 - 【請求項6】 電話回線を介して、送信機から連続する
ディジタル信号によって表わされたデータの送信動作
と、受信機において、これらディジタル信号が、複数の
データの増加分でアナログレベルの特定のレベルを表わ
すようなデータを受信する動作とを最初に同期化するに
当り、 前記送信機側において擬似ランダムコードを有すると共
に、複数のアナログレベルの限られた数のレベルのみを
表わす連続信号を、最初に供給する第1手段と;前記送
信機側において前記第1手段からの連続信号を、対応す
るアナログ信号に変換して、前記電話回線を介して送信
する第2手段と;前記受信機側において、前記電話回線
を介して送信したアナログ信号を受信すると共に、これ
らアナログ信号を対応するディジタル信号に変換する第
3手段と;前記受信機側において、前記擬似ランダムパ
ターンを有する連続ディジタル信号を供給する第4手段
と;前記受信機側において、前記第3手段からの限られ
た数のディジタル信号に応答して、前記限られた数のア
ナログレベルと一緒に、擬似ランダムコードのディジタ
ル信号列を発生する第5手段と;前記第3および第5手
段からの信号を処理して、前記受信機の動作と送信機の
動作とを同期させる第6手段とを具備したことを特徴と
する送/受信システム。 - 【請求項7】 前記受信機側において前記第3手段から
のディジタル信号のピークを検出して、前記擬似ランダ
ムパターン中のアナログレベルの限られた数のレベル間
で識別する第7手段と;前記受信機側において選択的優
先度を基準にして、前記第5および第7手段からのディ
ジタル信号の個々の信号を作用させて、前記第7手段へ
導入するディジタル信号を得、この第3手段からのディ
ジタル信号を処理する第8手段とを設けた請求項6記載
のシステム。 - 【請求項8】 前記送信機および受信機の同期化処理の
後に、前記データを表わすと共に、前記複数のアナログ
レベルの全てにより、擬似ランダムコードで変調した前
記ディジタル信号を送信する第7手段を設け、 前記送信機および受信機の同期化処理の後に、前記複数
のアナログレベルのすべてのレベルを有する、前記擬似
ランダムコードのディジタル信号列を発生するように、
前記第5手段を動作させ、および、 前記同期化動作の後、前記第3および第5手段からの信
号に応答して、データを表わし送信された前記ディジタ
ル信号を回復するように、前記第6手段を動作させたこ
とを特徴とする請求項6記載のシステム。 - 【請求項9】 前記第5手段は、前記送信機と受信機と
の間の同期動作中に、動作の第1モードを有し、この同
期動作後に、動作の第2モードを有することを特徴とす
る請求項6記載のシステム。 - 【請求項10】 電話回線を介して、データを表わすデ
ィジタル信号に対応するアナログ信号を、複数のアナロ
グレベルの個々のレベルに従って受信するための受信機
において、これらディジタル信号を、第1擬似ランダム
コードのディジタル信号に従って変調し、この第1擬似
ランダムーコードとは異なった第2擬似ランダムコード
で変調され、前記受信機から送信機へ送信されると共
に、この送信機から受信機へ反射して戻されるディジタ
ル信号を前記受信機で受信するに当り、 前記電話回線を通過する前記アナログ信号を受信する第
1手段と;これらアナログ信号を対応のディジタル信号
に変換する第2手段と;前記第2擬似ランダムコードの
ディジタル信号を供給する第3手段と;複数の第1係数
を有し、前記第3手段から、特定の個数の連続ディジタ
ル信号を受信すると共に、このようなディジタル信号
を、前記第1係数に従って変調するリニアエコーキャン
セラと;このリニアエコーキャンセラからの変調済みデ
ィジタル信号に従って、前記第2手段からのディジタル
信号を変調すると共に、このような変調済みディジタル
信号をこのリニアエコーキャンセラに導入して、このよ
うな変調済みディジタル信号に従って、第1のエコーに
おける係数を変調する第4手段と;前記第1の係数より
少ない複数の第2の係数を有し、前記第3手段から前記
擬似ランダムコードのディジタル信号を受信すると共
に、これら第2係数に従ってこれらディジタル信号を変
調するノンリニアエコーキャンセラと;このノンリニア
エコーキャンセラからの変調済みディジタル信号に従っ
て、前記第4手段からのディジタル信号を変調すると共
に、このような変調済みディジタル信号を、前記ノンリ
ニアエコーキャンセラに導入して、これら変調済みディ
ジタル信号に従って、前記第2の係数で変調した第5手
段とを具備したことを特徴とする送/受信システム。 - 【請求項11】 前記第5手段からの変調済みディジタ
ル信号に応答して動作し、前記データを表わすディジタ
ル信号を回復する第6手段を設けたことを特徴とする請
求項10記載のシステム。 - 【請求項12】 前記第5手段からの変調済みディジタ
ル信号の各々から、この第5手段からの変調済みディジ
タル信号の前縁による影響を除去する第6手段と;この
第5手段からの変調済みディジタル信号の各々の後縁に
よって動作し、この第5手段からの変調済みディジタル
信号の連続した信号に応答して、変調済みディジタル信
号の各々のテイル部による影響を除去する第7手段とを
設けたことを特徴とする請求項10記載のシステム。 - 【請求項13】 前記データは、複数の異なったアナロ
グレベルを有し、前記送信機から電話回線を介して受信
機に送信される前記ディジタル信号は、これら異なった
アナログレベルを表わし;最小数のアナログレベルを表
わすディジタル信号を、前記データを表わすディジタル
信号の送信の前に、電話回線を介して、最初に送信し;
前記受信機側において、前記最小数のアナログレベルを
表わすディジタル信号を最初に供給する第3手段と;前
記受信機に包含され、前記最小数のアナログレベルを表
わし、この受信機で最初に受信された前記ディジタル信
号に応答して作動して、前記第3手段の動作を同期化
し、および前記第1手段によって電話回線を介して受信
した信号によって動作する手段とを設けたことを特徴と
する請求項10記載のシステム。 - 【請求項14】 複数のアナログレベルの各々のレベル
に従ってデータを表わすディジタル信号対に対応するア
ナログ信号を、電話回線を介して受信し、これらディジ
タル信号を、最初に、最小数のアナログレベルを表わ
し、第1の擬似ランダムコードのディジタル信号に従っ
て、変調して、受信機の動作中、続いて前記電話回線を
通過するディジタル信号と同期を達成してデータを表わ
し、この受信機から送信機へ送信され、この送信機によ
って受信機へ反射され、前記第1の擬似ランダムコード
とは異なった第2の擬似ランダムコードで変調された信
号をこの受信機で受信するに当り、 この受信機側において、前記アナログ信号を受信し、こ
のアナログ信号を、前記最小数のアナログレベルを有
し、第1擬似ランダムコードのディジタル信号に変換す
る第1手段と;前記受信機側において、前記最小数のア
ナログレベルを有する、前記第2の擬似ランダムコード
のディジタル信号を得る第2手段と;前記受信機側にお
いて、前記第1および第2手段からのディジタル信号で
動作して、前記第1の擬似ランダムコードを有し、最初
に電話回線を介して送信された前記アナログ信号に対応
するディジタル信号の復元を行なう第3手段と;前記第
3手段からのディジタル信号のピークを検出して、前記
最小数のアナログレベルを有する、第1の擬似ランダム
コードの前記ディジタル信号の第1近似信号を得る第4
手段と;前記第3手段からのディジタル信号に応答して
動作して、この第3手段からのディジタル信号のアナロ
グレベルに最も近似した最小数のアナログレベルの個々
のレベルに対応するディジタル信号を得る第5手段と;
前記第4および第5手段の各々から、前記ディジタル信
号を選択的に送給する第6手段と;この第6手段からの
ディジタル信号の限られた信号列に応答して、前記最小
数のアナログレベルを表わす、前記擬似ランダムコード
のディジタル信号の延長した信号列を発生する第7手段
と;前記第6および第7手段の一方からの信号および、
第3手段からの信号に応答して、前記受信機の動作が、
前記最小数のアナログレべルを有し、前記受信機に送信
され、前記擬似ランダムコードのディジタル信号と何
時、同期するかを表わす第8手段とを具備したことを特
徴とする送/受信システム。 - 【請求項15】 前記第8手段からの信号に応答して、
前記電話回線を介して、前記受信機まで、複数のアナロ
グレベルを表わす連続したディジタル信号によって表わ
されたデータを送信することを開始させる第9手段を設
けたことを特徴とする請求項14記載のシステム。 - 【請求項16】 前記ディジタル信号の各々を前記第4
および第5手段に導入するに先立って、前記第3手段か
らのディジタル信号の各々から、これら個々のディジタ
ル信号の前縁における、これらディジタル信号の先行信
号の影響を除去する第10手段と;これら個々のディジ
タル信号を前記第4および第5手段に導入するのに先立
って、これらディジタル信号の各々のテイル部のディジ
タル信号の後続信号の影響を除去する第11手段とを設
けた請求項14記載のシステム。 - 【請求項17】 前記第1手段は、前記データを表わす
ディジタル信号を受信するように作動し、これら信号
は、複数のアナログレベルを表わし、複数のアナログレ
ベルの全てを表わす擬似ランダムコードで変調されてお
り;前記第2手段は、前記複数のアナログレベルの全て
を表わす擬似ランダムコードのディジタル信号を得るよ
うに動作し;前記第3手段は、エコーキャンセラを有
し、このキャンセラによって、前記第1手段からのディ
ジタル信号から、前記受信機から送信機へ送信されると
共に、この送信機によって反射されて受信機へ戻り、更
に、第2擬似ランダムコードで変調されたディジタル信
号をキャンセルした請求項14記載のシステム。 - 【請求項18】 複数のアナログレベルの各々に従っ
て、データを表わすディジタル信号に相当するアナログ
信号を、電話回線を介して受信し、これらディジタル信
号を、第1擬似ランダムコードのディジタル信号に従っ
て変調するに当り、 この電話回線を介して、前記データを表わすディジタル
信号を受信する第1手段と;前記第1擬似ランダムコー
ドとは異なった第2の擬似ランダムコードでディジタル
信号を得る第2手段と;この第2擬似ランダムコードに
よって、前記受信機から送信機へ送信されると共に、こ
の送信機から受信機へ反射して戻るディジタル信号を変
調するようにし;前記第1および第2手段からのディジ
タル信号に応答して、前記第1手段からのディジタル信
号中のディジタル信号を除去する第3手段と、これら除
去されるディジタル信号は、第2の擬似ランダムコード
で変調されると共に、前記受信機から送信機へ送信され
ると共に、この送信機によって受信機へ反射し戻され;
前記第2および第3手段からのディジタル信号に応答し
て、前記第3手段からのディジタル信号中のディジタル
信号を更に除去する第4手段と、これら除去されるディ
ジタル信号は、前記第2擬似ランダムコードで変調され
ると共に、前記受信機から送信機へ送信され、且つ、こ
の送信機によって受信機へ反射し戻され;前記第4手段
からの信号より、前記データを表わす信号を回復させる
第5手段とを設けたことを特徴とする送/受信システ
ム。 - 【請求項19】 前記第3手段に、前記第1および第2
手段から得られる、第1の特定数の連続ディジタル信号
を比較する第6手段を設け、これによって、前記第1手
段からのディジタル信号中のディジタル信号を除去する
ようにし、これらディジタル信号は第2擬似ランダムコ
ードで変調され、前記受信機から送信機へ送信され、且
つこの送信機から受信機へ反射されて戻るようになり;
前記第4手段に、前記第2および第3手段からの、第2
の特定数の連続ディジタル信号を比較する第7手段を設
け、これによって、前記第3手段からのディジタル信号
中のディジタル信号を更に除去し、これらディジタル信
号は、第2擬似ランダムコードで変調され、前記受信機
から送信機へ送信され、且つこの送信機から受信機へ反
射されて戻るようになり;この第2の特定数は、第1の
特定数より少ない請求項18記載のシステム。 - 【請求項20】 前記第5手段に、前記第4手段からの
ディジタル信号に応答して動作する第6手段を設け、こ
れによって、前記第4手段からのディジタル信号の各々
によって表わされたパターンに、最も近似した複数のア
ナログレベルの特定のレベルを決定すると共に、このよ
うなディジタル信号を、上記近似したアナログレベルを
表わすパターンに変換した請求項18記載のシステム。 - 【請求項21】 前記第5手段に、前記第4手段からの
ディジタル信号に応答して作動する第6手段を設け、こ
のようなディジタル信号中のノイズを除去すると共に、
この第6手段によって生じたエラーを予測してこのよう
なエラーを除去した請求項18記載のシステム。 - 【請求項22】 前記第5手段に、第6手段を設け、こ
の第6手段によって、前記ディジタル信号の各信号の前
に、あらゆる遅延の影響を、第4手段からのディジタル
信号の各々の前縁から除した請求項18記載したシステ
ム。 - 【請求項23】 前記第3手段に、複数のターミナルを
有する第1エコーキャンセラを設け、これらターミナル
はそれぞれ係数を持ち、これら個々の係数に従って、前
記第2手段からの第2擬似ランダムコードでディジタル
信号に調整を行なうようにし;前記第3手段に、前記第
2手段と第1エコーキャンセラからの信号に応答する第
6手段を設け、この第1エコーキャンセラにおけるそれ
ぞれ異なるターミナルにおける係数を調整するように;
前記第4手段に、複数の第2のターミナルを有する第2
エコーキャンセラを設け、これら第2ターミナルはそれ
ぞれの係数を有し、これら係数の各々に従って、第2手
段から第2擬似ランダムコードのディジタル信号を調整
するようにし;前記第4手段に、前記第6手段と第2エ
コーキャンセラからの信号に応答する第7手段を設け、
前記第2エコーキャンセラにおける異なったターミナル
における係数を調整するように;これら第2ターミナル
を、第1ターミナルより少なくした請求項18記載のシ
ステム。 - 【請求項24】 複数のアナログレベルに従って、デー
タを表わすディジタル信号対に相当するアナログ信号
を、電話回線を介して受信し、これらディジタル信号
を、最小数のアナログレベルを有する擬似ランダムコー
ドのディジタル信号に従って、最初に変調するに当り、 この電話回線を通過すると共に、この擬似ランダムコー
ドで変調されたアナログ信号を受信する第1手段と;こ
の受信したアナログ信号を、対応するディジタル信号に
変換する第2手段と;この第2手段からのディジタル信
号の限られた数の信号を利用して、送信機において、前
記擬似ランダムコードに対応する擬似ランダムコードを
発生する第3手段と;これら第2および第3手段からの
信号に応答して、前記受信機の動作と送信機の動作とを
同期させる第4手段とを具備したことを特徴とする送/
受信システム。 - 【請求項25】前記擬似ランダムコードは、第1擬似ラ
ンダムコードを構成し;前記受信機によって受信した前
記ディジタル信号に、前記第1擬似ランダムコードとは
異なった第2擬似ランダムコードのディジタル信号が包
含され、この第2擬似ランダムコードのディジタル信号
を、前記受信機から送信機へ送信すると共に、この送信
機から受信機へ反射させて戻し;前記受信機側におい
て、前記第2擬似ランダムコードのディジタル信号を発
生する第5手段と;前記第2および第5手段からのディ
ジタル信号に応答して、この第2手段のディジタル信号
から、第2擬似ランダムコードで変調されると共に、こ
の受信機から送信機へ送信され、且つ、送信機から受信
機へ反射されて戻るディジタル信号を除去する第6手段
とを設け、 前記第2および第6手段からのディジタル信号に応答し
て、前記第4手段を動作させて、この受信機の動作と送
信機の動作とを同期させた請求項24記載のシステム。 - 【請求項26】 前記第6手段からのディジタル信号に
応答して、このようなディジタル信号によって表わされ
た値に最も近似したアナログレベルを決定すると共に、
前記第6手段からのディジタル信号の代りのアナログレ
ベルを表わすディジタル信号を供給する第7手段と;前
記第2および第7手段からのディジタル信号に、前記第
4手段を応答させて、受信機の動作と送信機の動作とを
同期させた請求項25記載のシステム。 - 【請求項27】 前記第6手段からのディジタル信号に
応じて、このようなディジタル信号中のピークを検出す
ると共に、このようなピークの決定に従って、これらデ
ィジタル信号の値を調整する第7手段を設け;前記第4
手段を、前記第2および第7手段からのディジタル信号
に応答して、受信機の動作と送信機の動作とを同期させ
た請求項25記載のシステム。 - 【請求項28】 複数のアナログレベルの各々に従って
データを表わすと共に、これらアナログレベルの全べて
を含んだ擬似ランダムコードで変調されたディジタル信
号に対応するアナログ信号を、電話回線を介して受信す
る受信機において、これらディジタル信号を、最小数の
アナログレベルを表わす擬似ランダムコードで最初に設
け、これによってこの受信機の動作と、送信機の動作と
を同期させ;この受信機側において、前記アナログ信号
を対応するディジタル信号に変換する第1手段と;この
受信機側において、これら受信した信号から、予じめ受
信機から送信機へ送信されると共にこの送信機によって
反射されて受信機へ戻るディジタル信号を除去する第2
手段と;この受信機側において、第2手段からのディジ
タル信号における影響を、送信機から受信機へ送信され
たアナログ信号に相当する先行するディジタル信号中の
遅延の影響から除去する第3手段と;前記第3手段から
のディジタル信号のピークを検出する第4手段と;前記
第3手段からの信号を、この第3手段からのディジタル
信号のアナログ値に、最も近似した複数のアナログレベ
ルを表わすディジタル信号に変換する第5手段と;前記
第4手段および第5手段からのディジタル信号を、特定
の関係で優先順位を決めると共に、このように優先順位
を決められた信号を送給する第6手段と;この第6手段
によって送給された、順位決めされた信号に応答して、
前記送信機において簡易型擬似ランダムコードの生成中
に、限定された数の順位決めされた信号に最初に依存
し、次に、送信機によって発生された擬似ランダムコー
ドに依存して、擬似ランダムコードの信号を発生する第
7手段と;前記第4手段からの信号と、第7手段からの
信号とを、この簡易擬似ランダムコードの生成中に比較
して、この受信機の動作と送信機の動作とを同期化する
第8手段とを具備したことを特徴とする送/受信システ
ム。 - 【請求項29】 前記第7手段には、複数の連続した位
置を経るシーケンスでディジタル信号をシフトするよう
に構成されたシフトレジスタを得る第9手段と;このシ
フトレジスタにおける信号の各シフト動作に応答して、
このシフトレジスタ中の特定の配置位置の対からの信号
を、このシフトレジスタから送給する第10手段とを設
けて、このシフトレジスタへ導入するディジタル信号を
発生した請求項28記載のシステム。 - 【請求項30】 前記第6手段と第11手段からのディ
ジタル信号を受信して、これら信号をこの第8手段に選
択的に送給して、第4手段からの信号と比較する第11
手段を設けた請求項29記載のシステム。 - 【請求項31】 前記第10手段に、第1の排他的OR
ネットワークを設け、これによって、前記シフトレジス
タにおける特定の配置位置対からのディジタル信号のデ
ィジタル特性に従って、ディジタル信号を発生し、更
に、前記第6手段からのディジタル信号およびこの第1
排他的ORネットワークからのディジタル信号に応答す
る第2の排他的ORネットワークを設け、これによっ
て、この第2ORネットワークへ導入されるディジタル
信号の特性に従ってディジタル信号を発生すると共に、
このような信号を前記第9手段に供給するようにした請
求項30記載のシステム。 - 【請求項32】 電話回線を介して、送信機から、アナ
ログ信号を受信する受信機において、このアナログ信号
は、複数のアナログレベルの個々のレベルに従って、デ
ータを表わすディジタル信号に対応し、このディジタル
信号は、これらアナログレベルの全部を含んだ擬似ラン
ダムコードで変調されており、これらディジタル信号
を、最小数のアナログレベルを表わす擬似ランダムコー
ドで最初に得られ、これによって前記受信機の動作と送
信機の動作とを同期するに当り、この受信機側におい
て、前記アナログ信号を表わすディジタル信号を発生す
る第1手段と;この受信機側において、前記最小数のア
ナログレベルを含んだ擬似ランダムコードでこの受信機
で最初に受信した信号に応答して動作すると共に、これ
らディジタル信号をこのようなコードで回復させる第2
手段と;この受信機側に配置されると共に、複数の連続
した位置を有し、前記第2手段からの限られた数のディ
ジタル信号を、第2手段の連続した位置まで順次シフト
する第3手段と;この受信機側に配置されると共に、第
3手段の順次位置までシフトされたディジタル信号に応
答して、これら信号を、これら順次位置の特定位置にタ
ップ付けする第4手段と;これらタップ処理されたディ
ジタル信号および、第2手段からのディジタル信号に応
答して、特定の関係で動作して、この第3手段に導入す
るディジタル信号を得る第5手段と;前記第2手段から
のディジタル信号と、第5手段からのディジタル信号と
を比較して、受信機の動作と、送信機の動作とを同期化
する第6手段とを具備したことを特徴とする送/受信シ
ステム。 - 【請求項33】 前記第2手段からのデータを表わす信
号を第3手段に送信中に、第2手段から第3手段にディ
ジタル信号を連続的に導入する第7手段と;前記タップ
処理したディジタル信号および第2手段からのディジタ
ル信号に対して、特定の関係で応答して前記データを表
わすディジタル信号を得る第8手段とを設けた請求項3
2記載のシステム。 - 【請求項34】 前記第6手段は、データを表わす第2
手段からのディジタル信号と、第9手段からのディジタ
ル信号とを比較して、第3手段に導入するディジタル信
号を生成した請求項33記載のシステム。 - 【請求項35】 前記受信機によって、第2擬似ランダ
ムコードで変調されたディジタル信号に対応するアナロ
グ信号を得、この第2擬似ランダムコードは、前記第1
擬似ランダムコードとは異なり、このディジタル信号
は、この受信機から送信機へ送信されると共に、この送
信機によって反射されて受信機に戻り;前記受信機側に
おいて、第2擬似ランダムコードでディジタル信号を供
給する第9手段と;第2、第9手段からのディジタル信
号に応答して作動して、前記第2手段からのディジタル
信号より、送信機から受信機への前記アナログ信号の反
射による影響を除去する第10手段とを設け、 この第10手段からの信号を、第2手段からの信号の代
りに、第3手段へ導入し;前記第6手段によって、第1
0手段からのディジタル信号と、第5手段からのディジ
タル信号とを比較して、データを表わすディジタル信号
の生成を強調するようにした請求項33記載のシステ
ム。 - 【請求項36】 前記第10手段に、第9手段から、擬
似ランダムコードのディジタル信号を受信する複数の第
1ターミナルを有する第1エコーキャンセラを設け、こ
れによって、調整可能な係数が得られ、これら係数に従
って、第9手段からの信号を調整すると共に、この第9
手段からの調整済み信号と、第2手段からの信号で動作
して、この第9手段からのディジタル信号から、送信機
から受信機へ向けて反射した信号の影響を除去し、この
第10手段によって、前記第1エコーキャンセラ中のタ
ーミナルにおける係数を調整する信号を供給するように
し;第11手段に、この第9手段からの、擬似ランダム
コードの信号を受信する複数の第2ターミナルを有する
第2エコーキャンセラを設け、このキャンセラによって
調整可能な係数を得、これら係数によって、第9手段か
らの信号を調整すると共に、これら調整済み信号および
第9手段からの信号に応答して作動して、第10手段か
らのディジタル信号より、送信機から受信機へ反射した
ディジタル信号の影響を除去するようにし、この第11
手段によって、第2エコーキャンセラのターミナルにお
ける係数を調整するためのディジタル信号を提供し;こ
の第2エコーキャンセラ中のターミナルの数量を、第1
エコーキャンセラ中のターミナルの数量より少なくし;
この第11手段からの信号を、第2手段の信号の代り
に、第3手段に導入し;および第6手段によって、この
第11手段からのディジタル信号と、第5手段からのデ
ィジタル信号とを比較して、前記データを表わすディジ
タル信号の生成を強調した請求項35記載のシステム。 - 【請求項37】 送信機から電話回線を介して、アナロ
グ信号を受信機で受信するに当り、このアナログ信号
は、複数のアナログレベルの各レベルに従ってデータを
表わすディジタル信号に対応すると共に、これらアナロ
グレベルを含んだ第1擬似ランダムコードで変調されて
おり、 この受信機側において、送信機から送信されたディジタ
ル信号と、この受信機から送信機へ送信され、この送信
機から反射されて受信機へ戻り、更に、第1擬似ランダ
ムコードとは異なる第2擬似ランダムコードで変調され
たディジタル信号とを受信する第1手段と;この受信機
側において、前記アナログ信号を、これらアナログ信号
を表わすディジタル信号に変換する第2手段と;この受
信機側において、第2擬似ランダムコードのディジタル
信号を得る第3手段と;調整可能な係数を有する複数の
第1ターミナルを有する第1エコーキャンセラを規定す
る第4手段と、これら第1ターミナルによって、第3手
段からの擬似ランダム信号を受信すると共に、このよう
な調整可能な係数に従って、これら信号を調整するよう
にし;前記第2手段および第4手段からのディジタル信
号を比較すると共に、この比較結果に従って第4手段に
おけるターミナルの係数を調整する第5手段と;調整可
能な係数を有し、前記第1のターミナルより少ない数の
第2ターミナルを有する第2エコーキャンセラを規定す
る第6手段と、これによって、第3手段からの第2擬似
ランダム信号を受信すると共に、これら信号を前記調整
可能な係数に従って調整し;前記第5手段と第6手段か
らのディジタル信号対を比較すると共に、これら比較結
果に基いて第6手段における係数を調整する第7手段と
を設けたことを特徴とする送/受信システム。 - 【請求項38】 前記第7手段からのディジタル信号を
処理して、前記データを表わすディジタル信号を回復さ
せる第8手段を設けた請求項37記載のシステム。 - 【請求項39】 前記送信機からのディジタル信号を、
最小数のアナログレベルを含んだ第3の擬似ランダムコ
ードで、初期期間中に送信し;この初期期間中に、第7
手段からのディジタル信号に応答して、このような信号
を第3の擬似ランダムコードで処理する第8手段と;第
8手段および第5手段からのディジタル信号に応答し
て、受信機の動作を、送信機動作に同期させる第9手段
とを設けた請求項37記載のシステム。 - 【請求項40】 第8手段からのディジタル信号を、前
記連続したディジタル信号によって規定されたピークお
よび、調整に基いて選択的に変形する第9手段と、この
調整は、第8手段からのディジタル信号によって表示さ
れた複数の値のアナログ値のもっとも近い値を表わすデ
ィジタル信号に対して行われ;第9手段からのディジタ
ル信号に応答して、この第8手段を作動させ、これによ
って、このようなディジタル信号を処理して、データを
表わすディジタル信号を回復させた請求項38記載のシ
ステム。 - 【請求項41】 前記送信機からのディジタル信号を、
初期期間において、最小数のアナログレベルを含む第3
擬似ランダムコードで送信し;第7手段からのディジタ
ル信号を、このようなディジタル信号に規定されたピー
クに基くと共に、ディジタル信号に対する調整に基い
て、選択的に変形する第8手段と、これらディジタル信
号は、第7手段からの信号によって表わされた複数値の
アナログレベルの内の最も近い値を表わし;前記送信機
からのディジタル信号を、初期期間中に、最小数のアナ
ログレベルを含む第3擬似ランダムコードで送信し;こ
の初期期間中に、第8手段からのディジタル信号に応答
して、第3擬似ランダムコードに基いてこれら信号を処
理する第9手段と;この第9手段からのディジタル信号
に応答して、受信機の動作を送信機の動作に同期させる
第10手段と;前記送信機から受信機へのデータを表わ
すディジタル信号を送信中に、第8手段からのディジタ
ル信号に応答して、これらディジタル信号を処理してデ
ータを表わすディジタル信号を回復させる第11手段と
を設けた請求項37記載のシステム。 - 【請求項42】 電話回線を介して、複数のアナログレ
ベルの各々に従ってデータを表わすディジタル信号に対
応するアナログ信号を、受信機で受信するに当り、これ
らディジタル信号を、最小数のアナログレベルを有する
擬似ランダムコードでディジタル信号に基いて最初に変
調するようにし;これらアナログ信号を表わすディジタ
ル信号を発生する第1手段と;この第1手段からの限ら
れた数のディジタル信号に応答する複数のレジスタを有
する第2手段と、これによって、これら複数のレジスタ
中でディジタル信号列を、最小数のアナログレベルを有
する擬似ランダムコードに基いて発生するようにし;こ
れらレジスタからのディジタル信号列に応答して作動
し、これによって第2手段へ導入するための信号を発生
する第3手段と;第1手段からのディジタル信号と、第
3手段からのディジタル信号とを比較して、受信機の動
作と送信機の動作とを同期化する第4手段と;複数のレ
ジスタを有し、この受信機によって、データを表わすデ
ィジタル信号を受信している場合に、第1手段からのデ
ィジタル信号列を送給する第5手段と;これらレジスタ
からのディジタル信号列に応答して作動して、この受信
機がデータを表わすディジタル信号を受信する場合に、
このデータを表わすディジタル信号を発生する第6手段
とを具備したことを特徴とする送/受信システム。 - 【請求項43】 第1および第2の動作モードを有し、
この第1モードで動作する場合に、第1手段から限られ
た数の信号を、第2手段に最初に送給し、次に、第3手
段からの信号を第2手段に送給し、および第2モードで
動作する場合に、第1手段から連続した信号列でディジ
タル信号を第2手段に送給する第7手段を設けた請求項
42記載のシステム。 - 【請求項44】 第1モードで動作中に、第7手段を通
る信号に応答して、このような信号を第4手段に導入し
て、第1手段からのディジタル信号と比較する第8手段
を設けた請求項43記載のシステム。 - 【請求項45】 前記第3手段に、前記限られた数のア
ナログレベルを有する擬似ランダムコードを生成中に、
複数のレジスタからのディジタル信号および第1手段か
らのディジタル信号に応答するロジックネットワーク手
段を設け、これによって、第1手段からの限られた数の
ディジタル信号の後に、第2手段へ導入するためのディ
ジタル信号を発生するようにし;前記第6手段に、複数
のレジスタからのディジタル信号および第1手段からの
ディジタル信号に応答するロジックネットワーク手段を
設け、受信機がデータを表わすディジタル信号を受信し
ている時に、データを表わすディジタル信号を発生する
ようにした請求項42記載のシステム。 - 【請求項46】 前記第3および第6手段に、複数のレ
ジスタからのディジタル信号に応答して、出力ディジタ
ル信号を発生する共通の排他的ORネットワークを設
け;この共通の排他的ORネットワークからのディジタ
ル信号および第1手段からのディジタル信号に応答する
第2の排他的ORネットワークを設け、 これによって、第1手段からの限定された数のディジタ
ル信号の後、および最小数のアナログレベルを有する擬
似ランダム信号を発生中に、第2手段に導入するディジ
タル信号を発生し;および前記第6手段に、共通の排他
的ORネットワークおよび第1手段からのディジタル信
号に応答して、受信機がデータを表わすディジタル信号
を受信している時に、データを表わすディジタル信号を
発生する第3の排他的ORネットワークを設けた請求項
42記載のシステム。
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