JP2763990B2 - 2線式全二重モデム - Google Patents

2線式全二重モデム

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JP2763990B2
JP2763990B2 JP4215172A JP21517292A JP2763990B2 JP 2763990 B2 JP2763990 B2 JP 2763990B2 JP 4215172 A JP4215172 A JP 4215172A JP 21517292 A JP21517292 A JP 21517292A JP 2763990 B2 JP2763990 B2 JP 2763990B2
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    • H04B3/20Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
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    • H04L25/06Dc level restoring means; Bias distortion correction ; Decision circuits providing symbol by symbol detection
    • H04L25/068Dc level restoring means; Bias distortion correction ; Decision circuits providing symbol by symbol detection by sampling faster than the nominal bit rate
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/14Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex
    • H04L5/143Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex for modulated signals

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図7) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用 実施例 (a) 2線式全二重モデムの説明(図2) (b) 回線断検出部の説明(図3乃至図4) (c) 多数決回路の説明(図5乃至図6) (d) 他の実施例の説明 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、2線回線を利用して、
メインチャネルとセカンダリチャネルとに時分割して、
送受信する2線式全二重モデムに関する。
【0003】専用回線用モデムにおいては、回線コスト
の低減の要求から4線式全二重モデムから2線式全二重
モデムに市場がシフトしつつある。2線とすることによ
り、4線の引き込み料金が不要となり、月額5000円
/本程度の回線料金の低減が可能である。
【0004】このような2線式全二重モデムでは、回線
障害の対応として、自動バックアップへの要求は年々高
まりつつあり、ネットワークの監視要求も増大してい
る。
【0005】
【従来の技術】図7は従来技術の説明図である。図7
(A)に示すように、例えば、9600bpsの2線式
全二重モデム1、2は、CCITT V.32bisの
12000bpsを、9600bpsのメインチャネル
データと、2400bpsのセカンダリチャネルデータ
を、図7(B)に示すように、時分割回路11で4チャ
ネルのメインと、1チャネルのセカンダリとに時分割し
て、送信部20でスクランブル、変調し、ハイブリッド
回路14を介し専用回線に送信する。
【0006】一方、ハイブリッド回路14からの受信信
号には、送信信号のエコー成分が含まれているから、全
二重通信では、ハイブリッド回路14からの受信信号か
らエコー推定部35より算出した送信信号のエコー成分
を加算部40で差引き、受信部21で復調、デスクラン
ブルして、時分割回路11で、9600bpsのメイン
チャネルデータと、2400bpsのセカンダリチャネ
ルデータに分離して、端末側に送出する。
【0007】このようにして、2線式の全二重通信が実
現される。ところで、このセカンダリチャネルは、ネッ
トワークの監視信号、制御信号の伝達のためのものであ
り、75bps程度の低速の信号であるから、割り当て
られた2400bpsの速度にするために、図7(C)
に示すように、入力75bpsの信号を多点サンプリン
グして、出力2400bpsの信号としている。
【0008】このようなモデムでは、専用回線の異常に
対し、公衆回線(バックアップ回線)に切り換えて、バ
ックアップ動作している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、次の問題があった。 専用回線が切断されても、2線式全二重モデムでは、
ハイブリッド回路14が回線に接続されているため、回
線インピーダンスがオープンとなり、インピーダンスが
変化して、送信信号のエコー成分が変化し、エコー推定
部35からの推定エコー成分を差し引いても、受信信号
として現れ、受信部21でキャリア検出され、自動等化
器が引き込まれて、正常の受信動作を行ってしまい、回
線切断を検出できず、バックアップが困難となる。
【0010】同様に、セカンダリチャネルの品質が、
メインチャネルと同一のため、回線が劣化すると、セカ
ンダリによる監視制御が阻害され、バックアップ等が困
難となる。
【0011】従って、本発明は、回線の劣化、障害に対
し、安定にバックアップ制御等を実行することができる
2線式全二重モデムを提供することを目的とする。又、
本発明は、回線切断障害を検出して、自動バックアップ
制御を行うことができる2線式全二重モデムを提供する
ことを目的とする。
【0012】更に、本発明は、セカンダリの通信品質を
メインの品質より向上させて、多少の回線劣化があって
も、セカンダリによる監視制御を可能とする2線式全二
重モデムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。本発明の請求項1は、メインチャネルとセカンダ
リチャネルとに時分割されたデータをスクランブルした
後、変調して、ハイブリッド回路14より2線回線に送
信し、該ハイブリッド回路14からの信号から該スクラ
ンブルデータから算出したエコー成分を差引いて、復調
し、デスクランブル後、メインチャネルとセカンダリチ
ャネルのデータに分離するとともに、該スクランブルの
生成多項式と、該デスクランブルの生成多項式とを異な
らしめた2線式全二重モデムにおいて、セカンダリのデ
ータを多点サンプリングして、該セカンダリチャネルデ
ータとするとともに、単位時間当たりの該デスクランブ
ルされたセカンダリチャネルデータの変換点の数を検出
し、検出数が所定数を越えたことにより回線異常を出力
する回線異常検出部6を設けたことを特徴とする。
【0014】本発明の請求項2は、請求項1において、
前記回線異常検出部6の回線異常出力に応じて、該ハイ
ブリッド回路14の回線側をバックアップ回線に切り換
え接続することを特徴とする。
【0015】本発明の請求項3は、メインチャネルとセ
カンダリチャネルとに時分割されたデータをスクランブ
ルした後、変調して、ハイブリッド回路14より2線回
線に送信し、該ハイブリッド回路14からの信号から該
スクランブルデータから算出したエコー成分を差引い
て、復調し、デスクランブル後、メインチャネルとセカ
ンダリチャネルのデータに分離するとともに、該スクラ
ンブルの生成多項式と、該デスクランブルの生成多項式
とを異ならしめた2線式全二重モデムにおいて、前記デ
スクランブルされたセカンダリチャネルデータの所定ビ
ットごとの多数決を出力する多数決回路7を設けたこと
を特徴とする。
【0016】本発明の請求項4は、請求項1又は2にお
いて、前記デスクランブルされたセカンダリチャネルデ
ータの所定ビットごとの多数決を出力する多数決回路7
を設けたことを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明の請求項1では、送信側のエコー成分が
除去されていれば、セカンダリのデータ変換点は、最大
75bpsの75個/秒となるが、回線切断により送信
側エコー成分が除去されないと、発呼側と応答側とのス
クランブル生成多項式が相違するため、セカンダリのデ
スクランブルデータは、ランダムとなり、データ変換点
は、最大2400bps/秒となる。
【0018】そこで、単位時間当たりのデスクランブル
データの変換点数を計数して、その値を判定すれば、回
線切断を検出でき、バックアップを確実に可能とする。
本発明の請求項2では、回線異常検出部6の回線異常出
力に応じて、ハイブリッド回路14の回線側をバックア
ップ回線に切り換え接続するので、自動バックアップが
可能となる。
【0019】本発明の請求項3、4では、セカンダリの
デスクランブルデータは、2400bpsであり、セカ
ンダリデータは75bpsと、メインデータに比し低速
で良いため、これを利用して、セカンダリの通信品質の
向上を図る。
【0020】このため、多数決回路7を用いて、若干の
回線劣化に対し、エラー訂正を行い、セカンダリの通信
品質の向上を図り、監視制御を可能とし、バックアップ
等の実行を円滑化する。
【0021】
【実施例】(a) 2線式全二重モデムの説明 図2は本発明の一実施例モデムの全体構成図である。
【0022】図中、10はドライバ/レシーバであり、
Aポートの送信信号SDをドライブし、9600bps
の受信信号をレシーブして、Aポートの受信信号RDと
して出力するもの、11は時分割回路であり、ドライバ
/レシーバ10からの9600bpsのメインデータ
と、後述する監視部5からの2400bpsのセカンダ
リデータを時分割多重して、12000bpsのデータ
とし、デスクランブラ48からの受信データを9600
bpsのメインデータと、2400bpsのセカンダリ
データに分離するものである。
【0023】30はスクランブラであり、図4で示す生
成多項式により、データをスクランブルして、ランダム
化するもの、31は符号化部であり、スクランブルデー
タを符号化するもの、32はロールオフフィルタであ
り、不要帯域成分をカットするためのものである。
【0024】33は変調部であり、ロールオフフィルタ
32の出力を変調波で変調するもの、34はアッテネー
タであり、レベル調整のためのもの、35はエコー推定
部であり、符号化部31の送信出力から推定エコー成分
を算出するものである。
【0025】12はD/A(デジタル/アナログ)コン
バータであり、アッテネータ34のデジタル出力をアナ
ログ信号に変換するもの、13はローパスフィルタであ
り、不要高周波数成分をカットするもの、14はハイブ
リッド回路であり、2線回線に接続され、送信信号の送
信、受信信号の受信を行うためのもの、15と切り換え
スイッチであり、監視部5からの回線切替え信号CSに
より専用回線と公衆回線とに切り換えるものである。
【0026】16はローパスフィルタであり、ハイブリ
ッド回路14からの受信信号の高周波数成分をカットす
るもの、17はA/D(アナログ/デジタル)コンバー
タであり、ローパスフィルタ16からのアナログ信号を
デジタル信号に変換するものである。
【0027】40は加算部であり、A/Dコンバータ1
7からの受信信号からエコー推定部35の推定エコー成
分を差し引くもの、41は復調部であり、加算部40の
出力を復調波信号で復調するもの、42はロールオフフ
ィルタであり、不要帯域成分をカットするためのもので
ある。
【0028】43はAGC(自動利得制御)部であり、
ロールオフフィルタ42の出力のレベルを自動調整する
もの、44は自動等化部であり、AGC部43の出力を
信号等化するもの、45はキャリア自動位相補償部であ
り、キャリアの位相を自動補償するもの、46は判定部
であり、キャリア自動位相補償部45の出力を判定する
ものである。
【0029】47は復調部であり、判定出力を復号化す
るもの、48はデスクランブラであり、図4で示す生成
多項式により、データをデスクランブルして、時分割回
路11に出力するもの、49はキャリア検出部であり、
加算部40の出力からキャリアを検出して、キャリア検
出信号を発生するものである。
【0030】5は監視部であり、75bpsのセカンダ
リ信号を2400bpsのセカンダリデータに多点サン
プリングして、時分割回路11に出力し、時分割回路1
1からの2400bpsのセカンダリデータを75bp
sのセカンダリ信号に変換して、監視制御するものであ
る。
【0031】6は回線断検出回路であり、時分割回路1
1からのセカンダリデータの変換点から回線切断を検出
するものであり、図3、図4で説明するもの、66はオ
ア回路であり、キャリア検出部49のキャリア切断検出
信号と、回線断検出回路6の回線切断検出信号とのオア
をとり、監視部5に出力するものである。
【0032】7は多数決回路であり、セカンダリデータ
の多数決をとり、エラー訂正して、監視部5に出力する
ものであり、図5、図6で説明するものである。尚、3
はマイクロプロセッサであり、スクランブラ30、符号
化部31、復号部47、デスクランブラ48の機能をプ
ログラム制御により行うもの、4はデジタル・シグナル
・プロセッサであり、ロールオフフィルタ32、変調部
33、アッテネータ34、エコー推定部35、加算部4
0、復調部41、ロールオフフィルタ42、AGC部4
3、自動等化部44、キャリア自動位相補償部45、判
定部46、キャリア検出部49の機能をプロセッサ制御
により行うものである。
【0033】この構成の動作を説明すると、Aポートか
らのメイン送信信号SDは、ドライバ/レシーバ10で
ドライブされ、9600bpsのメインデータとして、
時分割回路11に入力し、制御部5から75bpsのセ
カンダリ信号を図7(C)に示すように2400bps
のセカンダリデータに変換して、時分割回路11に入力
する。
【0034】時分割回路11は、図7(B)に示したよ
うに、9600bpsのメインデータと、2400bp
sのセカンダリデータとを時分割多重して、12000
bpsの送信データとして出力する。
【0035】このデータは、スクランブラ30でスクラ
ンブルされ、符号化部31で符号化され、ロールオフフ
ィルタ32で帯域制限され、変調部33で変調され、ア
ッテネータ34でレベル調整され、D/Aコンバータ1
2でアナログ信号に変換され、ローパスフィルタ13で
高周波数成分がカットされ、ハイブリッド回路14より
2線回線に送信される。
【0036】一方、ハイブリッド回路14からの信号
は、ローパスフィルタ16で高周波数がカットされ、A
/Dコンバータ17でデジタル信号に変換され、加算部
40でエコー推定部35からの推定エコー信号が差し引
かれ、純粋の受信信号となる。
【0037】この受信信号は、復調部41で復調され、
ロールオフフィルタ42で帯域制限され、AGC部43
でレベル調整され、自動等化部44で信号等化され、キ
ャリア自動位相補償部45でキャリアの位相成分を補償
され、判定部46で判定され、復号部47で復号され、
デスクランブラ48でデスクランブルされ、時分割回路
11に入力する。
【0038】時分割回路11は、図7(B)で示した1
2000bpsの時分割多重信号を9600bpsのメ
インデータと、2400bpsのセカンダリデータとに
分離し、メインデータは、ドライバ/レシーバ10に出
力して、Aポートより受信データRDとして出力する。
【0039】一方、セカンダリデータは、多数決回路7
で多数決がとられ、エラー訂正され、監視部5に入力す
るとともに、回線断検出部6に入力し、変換点の数を計
数され、回線断の検出に供され、回線異常検出信号によ
り監視部5は、スイッチ切り換え信号CSを発生して、
スイッチ15を専用回線から公衆回線に切り換える。
【0040】(b) 回線断検出部の説明 図3は本発明の一実施例回線断検出回路のブロック図、
図4は本発明の一実施例回線断検出動作説明図である。
【0041】図3中、60はデータ変換点検出部であ
り、2400bpsの受信(セカンダリ)データの変換
点を検出するもの、61は1秒タイマであり、1秒毎に
制御信号を発生するもの、62はカウンタであり、1秒
タイマ61の制御信号によりリセットされ、1秒間の変
換点の数を計数するものである。
【0042】63はデータ格納RAMであり、16ワー
ドのリングバッファで構成され、カウンタ62の1秒間
の変換点の数を16秒分格納し、1秒タイマ61の出力
によりカウンタ62のデータを取り込むもの、64は1
6ワードデータ加算回路であり、データ格納RAM63
の16ワードのデータの加算を行い、16秒間の変換点
の数を出力するもの、65は判定回路であり、加算回路
64の出力とスレッシュホールド値とを比較して、回線
の異常状態の有無を判定して、回線異常検出信号を出力
するものである。
【0043】図4により、この動作を説明すると、2線
式全二重モデムでは、上りと下りのスクランブル生成多
項式を異ならせて、チャネル間の相関をなくしている。
回線断時には、いきなり回線のインピーダンズが変化す
るため、送信側のエコーが受信側にバックされるが、受
信側のエコーキャンセラーは収束していないため、その
波形をそのまま受信波形として処理すると、受信側で一
瞬瞬断が発生するが、EYEはオープンとなり、回線の
品質状態を示すSQDもオン(良好状態)を示す。
【0044】このため、外部から回線の異常状態を検出
できない。ところで、前述の如く、送信側と受信側とで
生成多項式が相違するため、受信側では、バックされた
エコーは、ランダムデータとして再生される。
【0045】セカンダリの信号速度は、75bpsであ
るため、通常の状態では、変換点は、最大75個である
が、回線異常状態におけるエコー成分は、ランダムのた
め、回線速度(2400bps)に対応して、変換点数
は、最大2400個となる。
【0046】そこで、データの変換点量を監視すれば、
回線の異常を認識できる。このため、2400bpsの
セカンダリデータを、データ変換点検出回路60に入力
し、1サンプリング前のデータと現在のデータとを比較
させ、内容が異なっていれば、変換点有りと認識させ、
後段のカウンタ62にクロックパルスとして供給する。
【0047】1秒タイマ61は、1秒毎にカウンタ62
にリセットパルスを供給し、データ格納RAM63に書
き込みタイミングを供給する。カウンタ62は、データ
変換点検出回路60のクロックパルスにより、カウント
アップし、タイマ61によるリセット信号によりカウン
タ値をリセットするとともに、データ格納RAM63
に、書き込みタイミング信号により、カウンタ62の結
果が順次書き込まれる。
【0048】加算回路64は、データ格納RAM63の
全てのデータを加算するので、カウンタ62のデータ書
き込み毎に、16秒間のデータを加算して、出力する。
この出力は、1秒単位で出力され、秒単位での回線状態
の変化に追従でき、1秒単位で出力された16秒間のカ
ウント結果は、1秒毎に判定回路65に入力され、判定
回路65は、所定のスレッシュホールド値で、回線の異
常状態の有無を判断する。
【0049】ここで、送り側では、75bpsのデータ
が最大値であるため、データ変換点の数は、最大75個
/秒であり、16秒間では、最大1200個であるが、
回線状態が異常時のデータの最大変換点量は、同様に2
400個/秒であり、16秒間では、最大38400個
である。
【0050】従って、例えば、2400個程度をスレッ
シュホールド値とすれば、異常状態を検出できる。この
ように、16秒間のデータ(変換点数)の加算値とした
のは、1〜10秒間程度の回線瞬断はあり得るから、こ
れと区別して認識するため、16秒間の加算値で判定す
るためである。
【0051】(c) 多数決回路の説明 図5は本発明の一実施例多数決回路の構成図、図6は本
発明の一実施例多数決動作の説明図である。
【0052】図5において、70はシフトレジスタであ
り、2400bpsのシリアルセカンダリデータを3ビ
ットのパラレルデータに変換するもの、71は多数決用
ROMであり、図5(B)に示すように、入力データに
対し、3ビットの多数決出力データを格納してあるもの
である。
【0053】この動作を、図6により説明する。メイン
のチャネルを、TDM機能により分解して使用する以
上、単純には、セカンダリの品質はメインの品質と同一
となり、回線劣化に対し、セカンダリによる監視制御が
行えなくなる。
【0054】一方、セカンダリの速度は、メインに比し
極めて低速で良いため、これを利用して、セカンダリの
品質の向上を図る。即ち、メインのセカンダリ用速度
が、2400bpsであり、セカンダリとして最低必要
な速度である75bpsの32倍以上あるため、受信し
たデータを多数決回路7を通して、品質の向上を図る。
【0055】図5で説明すると、受信データは、一端シ
フトレジスタ70に入力され、3ビットのパラレルデー
タに変換され、このパラレルデータは、ROM71にア
ドレス情報として入力され、図5(B)に示すような出
力が得られ、多数決の結果が出力される。
【0056】従って、図6に示すように、セカンダリデ
ータ(2400bps)が、多少の回線劣化により、
「101」や、「010」となっても、多数決により、
これを「111」、「000」と訂正でき、セカンダリ
の通信品質を向上でき、安定なネットワーク監視制御が
可能となる。
【0057】(d) 他の実施例の説明 上述の実施例の他に、本発明は、次のような変形が可能
である。 上述の実施例では、9600bpsのモデムで説明し
たが、12000bps等他の速度のモデムにも適用で
きる。
【0058】回線断検出部6を、ハードで説明した
が、マイクロプロセッサ等で構成しても良く、監視部5
のプロセッサの機能の一部としても良い。 多数決回路7を、ハードで示したが、監視部5のプロ
セッサの機能の一部としても良い。
【0059】多数決回路7において、3ビットの多数
決としたが、4ビット以上であっても良い。 以上、本発明を実施例により説明したが、本発明の主旨
の範囲内で種々の変形が可能であり、これらを本発明の
範囲から排除するものではない。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。 セカンダリチャネルにより回線異常状態を検出でき、
セカンダリチャネルの通信品質を向上できるため、バッ
クアップ制御等を回線劣化があっても実行できる。
【0061】変換点の計数、多数決により実行できる
ので、簡易に且つ安価に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例モデムの全体構成図である。
【図3】本発明の一実施例回線断検出回路のブロック図
である。
【図4】本発明の一実施例回線断検出動作説明図であ
る。
【図5】本発明の一実施例多数決回路の構成図である。
【図6】本発明の一実施例多数決動作の説明図である。
【図7】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1、2 モデム 3 マイクロプロセッサ 4 デジタル・シグナル・プロセッサ 5 監視部 6 回線断検出部 7 多数決回路 11 時分割回路 14 ハイブリッド回路 30 スクランブラ 35 エコー推定部 48 デスクランブラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 27/00 H04L 29/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインチャネルとセカンダリチャネルと
    に時分割されたデータをスクランブルした後、変調し
    て、ハイブリッド回路(14)より2線回線に送信し、
    該ハイブリッド回路(14)からの信号から該スクラン
    ブルデータから算出したエコー成分を差引いて、復調
    し、デスクランブル後、メインチャネルとセカンダリチ
    ャネルのデータに分離するとともに、該スクランブルの
    生成多項式と、該デスクランブルの生成多項式とを異な
    らしめた2線式全二重モデムにおいて、 セカンダリのデータを多点サンプリングして、該セカン
    ダリチャネルデータとするとともに、単位時間当たりの
    該デスクランブルされたセカンダリチャネルデータの変
    換点の数を検出し、検出数が所定数を越えたことにより
    回線異常を出力する回線異常検出部(6)を設けたこと
    を特徴とする2線式全二重モデム。
  2. 【請求項2】 前記回線異常検出部(6)の回線異常出
    力に応じて、該ハイブリッド回路(14)の回線側をバ
    ックアップ回線に切り換え接続することを特徴とする請
    求項1の2線式全二重モデム。
  3. 【請求項3】 メインチャネルとセカンダリチャネルと
    に時分割されたデータをスクランブルした後、変調し
    て、ハイブリッド回路(14)より2線回線に送信し、
    該ハイブリッド回路(14)からの信号から該スクラン
    ブルデータから算出したエコー成分を差引いて、復調
    し、デスクランブル後、メインチャネルとセカンダリチ
    ャネルのデータに分離するとともに、該スクランブルの
    生成多項式と、該デスクランブルの生成多項式とを異な
    らしめた2線式全二重モデムにおいて、 前記デスクランブルされたセカンダリチャネルデータの
    所定ビットごとの多数決を出力する多数決回路(7)を
    設けたことを特徴とする2線式全二重モデム。
  4. 【請求項4】 前記デスクランブルされたセカンダリチ
    ャネルデータの所定ビットごとの多数決を出力する多数
    決回路(7)を設けたことを特徴とする請求項1又は2
    の2線式全二重モデム。
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