JPH0662060A - 2線式全二重モデム - Google Patents

2線式全二重モデム

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Publication number
JPH0662060A
JPH0662060A JP21517392A JP21517392A JPH0662060A JP H0662060 A JPH0662060 A JP H0662060A JP 21517392 A JP21517392 A JP 21517392A JP 21517392 A JP21517392 A JP 21517392A JP H0662060 A JPH0662060 A JP H0662060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
charging pulse
transmission
unit
duplex modem
Prior art date
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Pending
Application number
JP21517392A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kako
尚 加來
Toyomitsu Obikawa
豊充 帯川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Meter Arrangements (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 2線交換回線に接続して、データの変復調を
行う2線式全二重モデムに関し、課金パルスの入力レベ
ルが大きくても、広範囲で充分な抑圧を行うことを目的
とする。 【構成】 送信データを変調して出力し、入力された受
信信号を受信データに復調する送受信部1と、該送受信
部1からの送信信号を2線回線に送出し、該2線回線か
らの受信信号を該送受信部1に入力するハイブリッド回
路6とを有する2線式全二重モデムにおいて、該ハイブ
リッド回路6と該送受信部1との間に、課金パルス除去
用フィルタ8を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図5) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用 実施例 (a) 2線式全二重モデムの説明(図2) (b) 課金パルス除去用フィルタの説明(図3乃至図4) (c) 他の実施例の説明 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、2線交換回線に接続し
て、データの変復調を行う2線式全二重モデムに関す
る。
【0003】専用回線、交換回線を利用したデータ伝送
のために、モデム(変復調装置)が広く利用されてお
り、専用回線を用いたモデムでも、4線式全二重モデム
から2線式全二重モデムに市場がシフトしつつある。
【0004】2線とすることにより、4線の引き込み料
金が不要となり、月額5000円/本程度の回線料金の
低減が可能である。このような2線式全二重モデムで
は、専用回線障害時に、交換回線に自動バックアップを
行うことができるが、交換回線上の課金パルスの影響を
受けないよう考慮する必要がある。
【0005】
【従来の技術】図5は従来技術の説明図である。図5
(A)に示すように、交換回線では、モデムMから発呼
して、交換局を介してモデムMを呼び出して、データ伝
送するが、交換局から発呼側に、課金パルスが発せられ
る。
【0006】この課金パルスを、発呼側モデムで除去す
る必要があるが、課金パルスは、100Hz以下の低周
波数であり、従来の2線式半二重モデムでは、受信部内
部のデジタルフィルタで除去されてしまい、問題となら
なかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、次の問題があった。 全二重モデムでは、線路インピーダンスの影響を大き
く受けるため、図5(B)に示すように、課金パルスの
入力レベルが大きく、モデム受信部内部のフィルタで
は、充分に抑圧できなく、データエラーが多発してい
た。
【0008】又、交換局によっては、大きいレベルの
課金パルスを発するものもあり、このような場合も、充
分な抑圧ができない。 従って、本発明は、課金パルスの入力レベルが大きくて
も、広範囲で充分な抑圧を行うことができる2線式全二
重モデムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。本発明の請求項1は、送信データを変調して出力
し、入力された受信信号を受信データに復調する送受信
部1と、該送受信部1からの送信信号を2線回線に送出
し、該2線回線からの受信信号を該送受信部1に入力す
るハイブリッド回路6とを有する2線式全二重モデムに
おいて、該ハイブリッド回路6と該送受信部1との間
に、課金パルス除去用フィルタ8を設けたことを特徴と
する。
【0010】本発明の請求項2は、請求項1において、
前記課金パルス除去用フィルタ8を、純ディスクリート
部品で構成し、電源電圧を±12Vとしたことを特徴と
する。
【0011】本発明の請求項3は、請求項1又は2にお
いて、前記課金パルス除去用フィルタ8を、5次以上の
ハイパスフィルタで構成したことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の請求項1では、課金パルス除去用フィ
ルタ8を別に、且つハイブリッド回路6の後段に設けた
ので、課金パルスの入力レベルが大きくても、課金パル
スを除去でき、しかも復調前に除去できるので、復調デ
ータに影響を与えない。
【0013】本発明の請求項2では、課金パルス除去用
フィルタ8を、ディスクリートのアナログ回路で構成し
たので、デジタルフィルタのような不要波が発生せず、
確実に課金パルスを除去できるとともに、電源電圧を±
12Vとしたので、広いダイナミックレンジを確保で
き、ピーク6V程度の課金パルスを容易に除去できる。
【0014】本発明の請求項3では、課金パルスが10
0Hz以下であるから、フィルタ特性を100Hzで4
0dBを確保するため、5次のハイパスフィルタとした
ものである。
【0015】
【実施例】(a) 2線式全二重モデムの説明 図2は本発明の一実施例モデムの全体構成図である。
【0016】図中、20はスクランブルであり、所定の
生成多項式により、送信データSDをスクランブルし
て、ランダム化するもの、21は符号化部であり、スク
ランブルデータを符号化するもの、22はロールオフフ
ィルタであり、不要帯域成分をカットするためのもの、
23は変調部であり、ロールオフフィルタ22の出力を
変調波で変調するもの、24はアッテネータであり、レ
ベル調整のためのもの、25はエコー推定部であり、符
号化部21の送信出力から推定エコー成分を算出するも
の、10はD/A(デジタル/アナログ)コンバータで
あり、アッテネータ24のデジタル出力をアナログ信号
に変換するもの、11はローパスフィルタであり、不要
高周波数成分をカットするものであり、これらにより送
信部2を構成する。
【0017】6はハイブリッド回路であり、2線回線に
接続され、送信信号の送信、受信信号の受信を行うため
のもの、7は回線トランスであり、ハイブリッド回路6
を2線回線と接続するもの、8は課金パルス除去フィル
タであり、図3にて後述するものである。
【0018】12はローパスフィルタであり、ハイブリ
ッド回路6から課金パルス除去用フィルタ8を介する受
信信号の高周波数成分をカットするもの、13はA/D
(アナログ/デジタル)コンバータであり、ローパスフ
ィルタ12からのアナログ信号をデジタル信号に変換す
るもの、30は加算部であり、A/Dコンバータ13か
らの受信信号からエコー推定部25の推定エコー成分を
差し引くもの、31は復調部であり、加算部30の出力
を復調波信号で復調するもの、32はロールオフフィル
タであり、不要帯域成分をカットするためのものであ
る。
【0019】33はAGC(自動利得制御)部であり、
ロールオフフィルタ32の出力のレベルを自動調整する
もの、34は自動等化部であり、AGC部33の出力を
信号等化するもの、35はキャリア自動位相補償部であ
り、キャリアの位相を自動補償するもの、36は判定部
であり、キャリア自動位相補償部35の出力を判定する
もの、37は復号部であり、判定出力を復号化するも
の、38はデスクランブラであり、データをデスクラン
ブルして、受信データRDを出力するもの、39はキャ
リア検出部であり、加算部30の出力からキャリアを検
出して、キャリア検出信号を発生するものであり、これ
らにより受信部3を構成する。
【0020】9はDTMF受信部であり、課金パルス除
去フィルタ8の出力からDTMF(Dial Tone
Multi Frequency)を受信するもので
ある。
【0021】尚、4はマイクロプロセッサであり、スク
ランブラ20、符号化部21、復号部27、デスクラン
ブラ28の機能をプログラム制御により行うもの、5は
デジタル・シグナル・プロセッサであり、ロールオフフ
ィルタ22、変調部23、アッテネータ24、エコー推
定部25、加算部30、復調部31、ロールオフフィル
タ32、AGC部33、自動等化部34、キャリア自動
位相補償部35、判定部36、キャリア検出部39の機
能をプログラム制御により行うものである。
【0022】この構成の動作を説明すると、送信データ
SDは、スクランブラ20でスクランブルされ、符号化
部21で符号化され、ロールオフフィルタ22で帯域制
限され、変調部23で変調され、アッテネータ24でレ
ベル調整され、D/Aコンバータ10でアナログ信号に
変換され、ローパスフィルタ11で高周波数成分がカッ
トされ、ハイブリッド回路6より回線トランス7を介し
て2線交換回線に送信される。
【0023】一方、ハイブリッド回路6からの信号は、
±12Vで駆動される課金パルス除去用フィルタ8で課
金パルスが抑圧された後、ローパスフィルタ12で高周
波数がカットされ、A/Dコンバータ13でデジタル信
号に変換され、加算部30でエコー推定部25からの推
定エコー信号が差し引かれ、純粋の受信信号となる。
【0024】この受信信号は、復調部31で復調され、
ロールオフフィルタ32で帯域制限され、AGC部33
でレベル調整され、自動等化部34で信号等化され、キ
ャリア自動位相補償部35でキャリアの位相成分を補償
され、判定部36で判定され、復号部37で復号され、
デスクランブラ38でデスクランブルされ、受信データ
RDとして出力される。
【0025】(b) 課金パルス除去用フィルタの説明 図3は本発明の一実施例課金パルス除去用フィルタの回
路図、図4は本発明の一実施例フィルタの特性図であ
る。
【0026】図3において、課金パルス除去用フィルタ
8は、コンデンサC1〜C5と、抵抗R1〜R5とのフ
ィルタ回路を5段直列接続した5次のバターワース形ハ
イパスフィルタで構成され、中間点に差動アンプAMP
1、AMP2が設けられている。
【0027】このフィルタの特性は、図4に示すよう
に、課金パルスが、100Hz以下であるから、課金パ
ルスを充分抑圧するには、100Hzで40dB以下に
落とす必要がある。
【0028】一方、データ転送の帯域は、300Hz〜
3400Hzであるから、カットオフ周波数は、250
Hz程度が適当である。1次のフィルタでは、6dB落
とせるから、5次のフィルタとすると、125Hzで
(6×5)の30dB落とせ、100Hzでは、約−3
8.10dBとなり、100Hz以下の課金パルスに対
し、充分な抑圧量を確保できる。
【0029】このフィルタ回路8は、ハイブリッド回路
6の後段直後のため、デジタルの受信部に入る前に、課
金パルスを除去でき、アナログ・ディスクリート回路の
ため、デジタル・フィルタのように、サンプリング定理
に基づく余分の不要波が発生せず、データ帯域内に不要
信号を入り込ませない。
【0030】又、電源電圧を±12Vにとっているの
で、広いダイナミックレンジを得られ、ピークが6V程
度の課金パルスを充分抑圧できる。 (c) 他の実施例の説明上述の実施例の他に、本発明は、
次のような変形が可能である。
【0031】上述の実施例では、5次のフィルタで構
成したが、6次以上のフィルタで構成することもでき
る。 2線式全二重モデムを、メインチャネルとセカンダリ
チャネルを時分割方式のもので説明したが、周波数分割
方式のものでも良い。
【0032】送受信部1を、図2のプロセッサの分散
構成のもので説明したが、他の分散構成のものでも良
い。 以上、本発明を実施例により説明したが、本発明の主旨
の範囲内で種々の変形が可能であり、これらを本発明の
範囲から排除するものではない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。 2線式全二重モデムのハイブリッド回路の後段直後
に、アナログの課金パルス除去用フィルタを設けたの
で、広いダイナミックレンジで、安定した課金パルスの
除去が可能となる。
【0034】このため、モデムを交換回線に接続して
も、課金時のエラー多発を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例構成図である。
【図3】本発明の一実施例課金パルス除去用フィルタの
回路図である。
【図4】本発明の一実施例フィルタの特性図である。
【図5】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 送受信部 2 送信部 3 受信部 4 マイクロ・プロセッサ 5 デジタル・シグナル・プロセッサ 6 ハイブリッド回路 7 回線トランス 8 課金パルス除去用フィルタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信データを変調して出力し、入力され
    た受信信号を受信データに復調する送受信部(1)と、
    該送受信部(1)からの送信信号を2線回線に送出し、
    該2線回線からの受信信号を該送受信部(1)に入力す
    るハイブリッド回路(6)とを有する2線式全二重モデ
    ムにおいて、 該ハイブリッド回路(6)と該送受信部(1)との間
    に、課金パルス除去用フィルタ(8)を設けたことを特
    徴とする2線式全二重モデム。
  2. 【請求項2】 前記課金パルス除去用フィルタ(8)
    を、純ディスクリート部品で構成し、電源電圧を±12
    Vとしたことを特徴とする請求項1の2線式全二重モデ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記課金パルス除去用フィルタ(8)
    を、5次以上のハイパスフィルタで構成したことを特徴
    とする請求項1又は2の2線式全二重モデム。
JP21517392A 1992-08-12 1992-08-12 2線式全二重モデム Pending JPH0662060A (ja)

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JP (1) JPH0662060A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9717930B2 (en) 2013-03-12 2017-08-01 The Procter & Gamble Company Antiperspirant compositions
US10016343B2 (en) 2013-03-12 2018-07-10 The Procter & Gamble Company Solid stick antiperspirant compositions

Cited By (4)

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US10052271B2 (en) 2013-03-12 2018-08-21 The Procter & Gamble Company Antiperspirant compositions

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Effective date: 20000912