JPH07193291A - 積層圧電素子及びその分極処理方法、及び棒状超音波モータ - Google Patents

積層圧電素子及びその分極処理方法、及び棒状超音波モータ

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JPH07193291A
JPH07193291A JP33184893A JP33184893A JPH07193291A JP H07193291 A JPH07193291 A JP H07193291A JP 33184893 A JP33184893 A JP 33184893A JP 33184893 A JP33184893 A JP 33184893A JP H07193291 A JPH07193291 A JP H07193291A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全体としての厚みを薄くして超小型化を図
れ、棒状超音波モータの駆動源として使用する場合、小
電力で大きな力を取り出せる積層圧電素子を提供する。 【構成】 片面側に4分割の電極膜が形成された圧電素
子板4−1〜4〜23を含み、各圧電素子板の片面側に
のみ電極膜が形成されている複数の圧電素子板からな
り、その片面側が同じ方向に向けて積層されていて、対
向する電極膜同士を逆極性とし、積層されている各圧電
素子板の同位相にある電極膜同士を接続して構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は積層圧電素子及びその分
極処理方法、及び棒状超音波モータに関する。
【0002】
【従来の技術】すでに例えば、特開平3−40767号
や特開平3−289375等に棒状超音波モータは記載
されている。図13は棒状超音波振動子の分解斜視図で
あり、図14は棒状超音波モータの縦断面図である。
【0003】図13に示す振動子は、2枚の圧電素子P
ZT1,2を1群とする駆動用のA相圧電素子a1、同
様に2枚の圧電素子PZT3,4を1群とする駆動用の
B相圧電素子a2、及び1枚の圧電素子からなるセンサ
用圧電素子S1を図示のように積層すると共に、これら
の圧電素子間に電圧を供給するための電極板A1,A2
及びセンサ信号取り出し用の電極板Sがある。また、そ
れらと共にGND用電極板G1,G2,G3もGND電
位を与えるためにある。そしてこれらの圧電素子及び電
極板を挟持するように前後に黄銅やステンレス鋼等の振
動の減衰の比較的小さい金属製ブロックb1,b2を設
け、締め付けボルトcにより金属ブロックb1,b2を
締め付けることにより一体化し圧電素子に圧縮応力を付
与している。又この時センサ用圧電素子S1を1枚です
ませるため締め付けボルトcと金属ブロックb2の間に
絶縁シートdを配置している。
【0004】なお、各電極板には電極板の凸部にハンダ
付けによりワイヤなどを取付け不図示の駆動回路に接続
される。
【0005】このときA相圧電素子a1とB相圧電素子
a2は位置的にπ/2radずれて配置されており各々
が該振動子の軸を含む直行する2つの面内方向の屈曲振
動を励振させ、かつ適当な時間的位相差を持たせること
により、振動子の表面粒子に円あるいは楕円運動を生ぜ
しめ振動子上部に押圧された移動体の摩擦駆動を行う。
【0006】このような振動子を棒状超音波モータに用
いた例を図14に示す。この例では、振動子の締結ボル
トcは、先端部に細径の支柱部c2を有し、この支柱部
c2の先端部に固定された固定部材gによりモータ自体
の固定を行えるようにし、又ロータr等の回転支持の作
用も兼用している。ロータrは金属ブロックb1の先端
部に接触し、加圧は固定部材gからベアリング部材eと
ギアgを介してロータrに内装されたバネケースiのコ
イルバネhを押圧することで与えられる。
【0007】この棒状超音波モータに使用する圧電素子
について更に詳しく説明すると、1枚の圧電素子である
各PZT1〜4は図15のように、粉末から成形後、焼
成して作った圧電セラミックス200を直径10mmの
円盤形状に機械加工し、両面ラップ加工を行い厚さ0.
5mmにし、表の面にはスリット201を介して、2つ
のほぼ半円形状の分割電極膜202−1と202−2
を、裏面には全面に電極膜203を形成している。そし
てその後、半円形状の電極膜202−1と202−2の
部分を分極の極性が互いに異なる方向(+),(−)に
分極処理を行い、圧電特性を与えている。このような圧
電素子を図13に示したように、例えばA相圧電素子a
1の様に組むと、図16のように、PZT1とPZT2
が電極板A1を挟んで分極の同極性が向かい合うように
し(矢印205は分極の方向を示す)、同時にスリット
も重なるように重ね合わされている。
【0008】またGND用電極板G1,G2も上、下に
各々重ね合せられている。ここで、電極板A1に駆動用
の交流電圧が与えられると、図16の圧電素子PZT1
とPZT2の右側と左側で分極の特性が異なるため一方
が伸びると一方が収縮しこれを交互に繰り返し、振動子
に屈曲振動を起こさせる。なお、B相についてもA相と
スリットの向きがπ/2rad異なる点を除き同様の状
態で屈曲振動を起こさせる。
【0009】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では1枚1枚の圧電素子をあらかじめ粉末から
成形し、その後焼成し、そして機械加工を行い、さらに
電極付後分極処理を行って作ることから、圧電素子の製
造に多大な時間とコストを要していた。
【0010】また、圧電素子の機械加工、分極処理や振
動子の組立て時のハンドリングを考慮すると、機械強度
上、圧電セラミックスの厚さもあまり薄くすることがで
きなかった。その結果、さらに多層化しようとした場
合、多層化した圧電素子部の寸法が大きくなってしま
い、鉛筆と略同径あるいはそれ以下の超音波モータの小
型化の障害となっていた。また多層化により可能となる
はずの超音波モータの大出力化や低電圧駆動化も難しく
していた。
【0011】また、従来例からもわかるように振動子を
組立てる際には多数枚の圧電素子と多数枚の電極板とを
交互に重ね積層化し、その後各々電極板の端部にハンダ
付けによりワイヤを取付けることから、組立てに多くの
時間を要しているばかりでなく組立ての信頼性も満足で
きるものではなかった。
【0012】本発明は、このような従来の問題点を解決
した積層圧電素子、及びその分極処理方法、および本発
明の積層圧電素子を用いた超音波モータを提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の目的を
実現する積層圧電素子、並びにその分極処理方法及び本
発明による積層圧電素子を用いた超音波モータは特許請
求の範囲に記載した通りであり、具体的には、あらかじ
め薄い圧電セラミックスを、表面に設けた電極膜を介し
て多数枚重ね合わせ、各圧電素子の各々の電極膜間を導
電体で導通させ複数の駆動相やセンサー相も内蔵して一
体化した積層圧電素子を作ることで、多数枚の圧電素子
の機械加工や分極処理が1回で行えるばかりでなく薄い
圧電セラミックスを多層化するので素子全体の寸法を大
きくすることなく積層枚数を増やすことが可能となり、
その結果、超音波モータの小型化、大出力化さらに低電
圧駆動化を実現することができる。
【0014】また、積層圧電素子の給電方法に関して、
基板を使用し積層圧電素子の一方の端面から給電し、セ
ンサー出力も同じ基板を介して取り出すことで積層圧電
素子の一体化とともに振動子の組立ての容易化と信頼上
の大幅な向上がもたらされる。
【0015】
【実施例】
(第1実施例)図1は本発明による圧電素子の第1の実
施例を示し、図3はその分極処理方法を示す。図5は本
実施例の積層圧電素子を用いた棒状超音波振動子の構成
を示すものである。図6は本実施例で用いる基板を示し
たものである。
【0016】図1において、積層圧電素子1は圧電素子
4−1,4−2,4−3〜4−23の合計23枚の圧電
素子を図のように重ね合せ積層化した圧電セラミックス
である。
【0017】これらの各圧電素子板には、厚さ方向に貫
通する5つの導通穴9A1,9A2,9B1,9B2,
9Gが形成されている。図1において、最上層である第
1層目の圧電素子板4−1の表の面には全周を概略4分
割し、その分割した一つの領域をさらに内、外周の2つ
の領域に分け合計5つの分割電極膜8A2,8B1,8
B2,8A1,8Sがまた、分割電極膜8A1と8B1
の間には他の5つの分割電極膜と比べ小さい分割電極膜
8Gも形成されている。
【0018】さらに厚さ方向に貫通する5つの導通穴9
A1,9A2,9B1,9B2,9Gは各々分割電極膜
8A1,8A2,8B1,8B2,8Gの領域内に位置
するように開けられている。
【0019】第2層目である圧電素子4−2は表の面に
は、概略全面に電極膜7が形成され、導通穴9A1,9
A2,9B1,9B2の周囲には電極膜の形成されてい
ない非電極膜部11Eを有する。導通穴9Gは電極膜7
を貫通している。
【0020】第3層目である圧電素子板4−3は、表の
面に概略4等分するように分割電極膜12A1,12A
2,12B1,12B2が形成され、分割電極膜12A
1と12B1との間には電極膜の形成されていない非電
極膜部11Gを有し、導通穴9A1,9A2,9B1,
9B2は分割電極膜12A1,12A2,12B1,1
2B2の各領域内を貫通するように設けられ、導通穴9
Gは非電極膜部11Gの領域に位置している。
【0021】同様に第4層である圧電素子板4−4は圧
電素子板4−2と同様の電極膜も導通穴が設けられ、さ
らに第5層である圧電素子板4−5も圧電素子板4−3
と同様の電極膜と導通穴が設けられている。以後第6層
以下偶数層には圧電素子板4−4と同じものが、第7層
以下の奇数層には圧電素子板4−5と同じものを設け
る。そして最下層の第23層には圧電素子板4−23が
圧電素子板4−3と同様に4つに分割された電極膜1
2′A1,12′A2,12′B1,12′B2が形成
され、非電極膜部11′Gも設けられているが導通穴は
各電極膜部、非電極膜部に設けられていない。なお、各
圧電素子板は上記の電極膜が片面側にのみ形成され、他
面側には形成されていない。
【0022】以上のような各圧電素子板4を上から第1
層から第23層まで図1のように電極膜を形成した表の
面を上にして各圧電素子板の電極膜の位置と各導通穴9
の位置を揃えながら各電極膜部が中心軸に対して同一位
相に重ね合せて積層構造を作る。このように積層化する
と、積層圧電素子1には5つの導電穴9A1,9A2,
9B1,9B2,9Gにより貫通するスルーホール10
A1,10A2,10B1,10B2,10Gが形成さ
れる。そして、あらかじめ前述の分割電極を形成する際
に導通穴9の中へ分割電極膜と概略同一の金属電極ペー
ストを充てんしておくことで、スルーホール10中の導
通が計られるだけでなく、導通穴と接する分割電極膜お
よび全面電極膜との導通が計られる。この結果一例をあ
げればスルーホール10A1を介して各層の分割電極
膜、すなわち第1層の圧電素子板4−1上の分割電極膜
9A1、第3層の圧電素子板4−3上の分割電極膜12
A1、第5層の分割電極膜12A−1…そして最終層の
圧電素子板4−23上の分割電極膜12′A1の導通が
計れる。同様にスルーホール10Gを介して第1層の圧
電素子板4−1上の電極膜9G、第2層の圧電素子板4
−2上の全面電極膜7、第4層の圧電素子板4−4上の
全面電極膜7、そして、最終層の圧電素子板4−23の
ひとつ上の層である圧電素子板(図1には図示されてい
ない)の全面電極膜7の導通が計れる。同様にして他の
スルーホール10A2、10B1,10B2と奇数層上
の圧電素子板の各分割電極膜の導通が計れる。
【0023】なお、本実施例では、各圧電素子板4は外
径10mm、内径4.3mm、厚さは0.1mmであ
り、積層圧電素子の長さは2.3mmである。
【0024】このようにして形成された積層圧電素子を
図3(a)のように、2つの100MΩの高抵抗102
を用いて分圧ができるように結線し、積層圧電素子の上
端面の各分割電極膜8の各々にコンタクトピン103を
接触させた。そして、直流電源101により直流電圧5
00Vを30分間、140℃の恒温槽の空気雰囲気中で
印加し分極処理を行った。
【0025】この結果分割電極膜8A1,8B1,8S
は500V、分割電極膜8Gは250V、分割電極膜8
A2,8B2は0Vになるので、図3の(a)のX−X
断面を示す図3(b)のように、第1層の圧電素子板4
−1の分割電極膜8A1,8Sと全面電極膜7で挟まれ
た領域(分極方向を矢印で示す)と分割電極膜8A2と
全面電極膜7で挟まれた領域(分極方向を矢印で示す)
が分極されるが、図のように向きは異なって分極され
る。
【0026】以下分割電極膜12A1と全面電極膜7、
分割電極膜12A2と全面電極膜7で挟まれた領域の分
極が行なわれ、以下図のように分極される。また図示し
ていないが図3(a)のX−X断面と90°回転した分
割電極膜8B1,8B2を切る断面も図3(b)と同じ
ように分極される。
【0027】ここで積層圧電素子1において図3(b)
に示す第1層が分割電極膜8A1,8A2でその最下層
までの部分を駆動相であるA相Aとし、同様に第1層が
分割電極膜8B1,8B2でその最下層までの部分を駆
動相であるB相Bとし、分割電極膜8Sと全面電極膜7
で挟まれた部分をセンサー相であるS相Sとし、棒状超
音波モータに組み込み使用する。
【0028】前記従来例で示した圧電素子板は、全周を
概略2分割し、各々逆方向に分極することで振動子に屈
曲振動を与えA相、B相を別々の圧電素子板を用いる構
成としていた。本実施例では、一つの積層圧電素子内の
一つの層である圧電素子板を概略4分割し4分割のうち
対向する分割電極を一組みとしてA相およびB相を設け
た。このように4分割にすることで2分割よりも振動子
に大きな屈曲振動を一枚の圧電素子板から発生させるこ
とができる。つまり、棒状超音波モータの高出力化は基
本原理上、圧電素子板の厚み方向に発生する変位をでき
るだけ有効に振動子の屈曲振動の変位に換え得るかにか
かっており、この点4分割化した電極膜を有する圧電素
子板が優れている。以下説明する。
【0029】図4(a)は従来例であり、1枚の圧電素
子板200は、に示す表の面を2分割し、分割電極2
02−1,202−2が形成され、に示す裏の面は全
面電極膜203が形成されている。一方図4の(b)は
本実施例の場合と同じく、に示す1枚の圧電素子板2
00の表の面には4分割された分割電極204−1,2
04−2,205−1,205−2が形成され、に示
す裏の面は全面電極膜203が形成されている。 図4
(a)に示した圧電素子板200の一つの分割電極膜の
部分において発生する曲げ力αは圧電素子板200の領
域dsの面積とY軸からの距離hとの積で下式のように
表される。
【0030】α∝∫S d・E・ds・h 一方図4(b)に示した圧電素子板200の一つの分割
電極膜の部分で発生する曲げ力βは、同様に下式のよう
に表される。
【0031】β∝∫S d・E・ds・h ここでdは圧電常数、Eは印加される電圧、hは領域d
sのY軸からの距離であり、スリットの部分は面積は小
さいので無視した。この結果図4(a)と(b)の1枚
の圧電素子板の振動子の屈曲菱形を起させる変位の比γ
はγ=4β/2α=√2と計算され、4分割電極膜を有
した圧電素子板は√2倍の曲げ力を生じさせる。
【0032】この結果はそのまま棒状超音波モータの振
動子の屈曲量を大きくさせることを示し、棒状超音波モ
ータの出力の増加が可能となる。また、逆に同出力であ
れば印加する電圧を1/√2にすることができ低電圧駆
動の利点がある。以上の理由により積層圧電素子のほぼ
全層を概略4分割電極とした。
【0033】また従来例ではS相を単独の1枚の圧電素
子板を用いていたが、図3(b)に示すように、第1層
目の分割電極膜8A1の外周側に分割電極膜8Sを設
け、第1層目と第1層面の間の全面電極膜7とで構成さ
れる部分をS相とし、一つの積層圧電素子1内へ内蔵さ
せた。
【0034】本例では最上層である第1層の表の面のA
相の一方の分割電極の半分を用いて外周側にS相を設け
たが、積層圧電素子の外周側が棒状超音波モータの駆動
時に、歪が大きくなるので、それだけセンサーとしての
出力が大きくとり出すことができる。しかし、S相の位
置、大きさについてはS相の出力が制御上支障がなけれ
ばとくにこだわらず、内周側でもA相の2つの分割電極
に各々設けても、B相でもA相、B相両方に設けても良
い。さらに積層圧電素子の最上層でなくてもその出力を
素子外部にとり出すことができれば良い。制御上問題が
無ければ無くても良い。
【0035】また、本例では積層圧電素子の層数を23
層としたが、層数についてはとくに拘わる必要はなく、
棒状超音波モータの仕様他、振動子の性能、駆動回路部
の仕様などの諸条件から決める必要がある。
【0036】次に本実施例による積層圧電素子1を振動
子に組み込んだ実施例について説明する。
【0037】図5は本実施例の積層圧電素子1を用いた
棒状超音波振動子の分割斜視図である。振動子は積層圧
電素子1、金属材料で形成される上部振動体b1、下部
振動体b2、積層圧電素子1と電気的に接続し、外部制
御回路との接続を行うプリント基板j及びこれらを一体
とするための締結ボルトcより構成される。
【0038】プリント基板jには高分子材シートででき
たフレキシブルプリント基板2を用いた。図6に示すよ
うにプリント基板jは振動子内にはさみ込まれる円板部
と外部との接続部により構成される。円板部には積層圧
電素子1の上面に形成された分割電極膜8の各々と接触
する位置に基板電極21が配され、さらに基板電極21
A1と21A2の電気的接続を行うパターン21A3及
び基板電極21B1と21B2の接続を行う21B3が
配されている。プリント基板jの接続部には外部制御回
路との接続端子22が配され、プリント配線パターンに
より21A1と22A,21B1と22B,21Gと2
2G,21Sと22Sと各々接続される。そして図5の
ように組むと基板電極21A1と分割電極8A1が、基
板電極21A2と分割電極8A2が、以下同様に他の基
板電極と分割電極が接触し導通される。
【0039】そして要するに、積層圧電素子の最上層に
ある分割電極膜8の各々とプリント基板jの端部にある
端子22S,22A,22G,22Bの導通が計られこ
れら端子と棒状超音波モータ駆動回路部との接続を行う
ことで、振動子に棒状超音波モータとして適当な屈曲振
動を起こさせ、またセンサー相として制御上必要な出力
を駆動回路へフィードバックすることができる。
【0040】図6のプリント基板jはベースには25μ
mのポリイミドのフィルム、電極材料には35μmの銅
箔を用いており、ベースと電極材料の間には接着層のな
いプリント基板材料を用いている。これは、樹脂材料等
を振動子内に存在させることにより振動減衰の増加をな
るべく防ぐためである。
【0041】本実施例で示した積層圧電素子1は外部と
の電気的な接続を一端面で行っている。これらよりプリ
ント基板等超音波振動子に設けられる接続部材は1つで
済み、構成が簡略で信頼性の高い振動子を形成できる。
【0042】本実施例に示した如く、積層圧電素子は低
電圧化をもたらすと共に部品点数減少の効果をもたら
す。これは工程の減少と併せて振動子の低価格をもたら
すと同時に振動子内に存在する部品間の接触界面を減ら
すことになり振動減衰の小さい良好な振動子をもたらす
ことも可能となる。
【0043】第2の実施例を図2に示す。
【0044】第1の実施例と同様に図2の積層圧電素子
2は圧電素子板5を23枚積層している。
【0045】積層圧電素子2は6種類の圧電素子板5よ
り構成される。圧電素子板5−1,5−2,5−3,5
−4,5−5,5−23はそれぞれ異なる分割膜構成と
導通穴の構成を有している。第6層から第22層のうち
偶数層は、第4層(5−4)と同じもの、奇数層は第5
層(5−5)と同じものである。
【0046】最上層(第1層5−1)には、7つの分割
電極膜、13A1,13A2,13B1,13B2,1
3S,13GA,13GB、が形成される。
【0047】第4層から第22層までの偶数層は概略4
等分された分割電極膜、19A1,19A2,19B
1,19B2が形成され、導通穴14、およびスルーホ
ール15により、各層の同記号電極膜が継がれる。さら
に第2層の電極膜16Aと16B及び第3層の16A2
により、電極膜19A1と19A2、電極膜19B1と
19B2が接続され、その上の第1層の電極膜13GA
と13GBに接続する。第5層から第23層(最下層)
までの奇数層も、概略4等分された分割電極膜20A1
(20′A1),20A2(20′A2),20B1
(20′B1),20B2(20′B2)が形成され、
そして導通穴により各層の同記号の電極膜が継がれ、第
3層の電極膜18A1,18A2,18B1,18B2
を経由して第1層の電極膜13A1,13A2,13B
1,13B2に接続される。
【0048】このようにして形成された積層圧電素子を
図7(a)のように、2つの100MΩの高抵抗102
を用いて分圧ができるように結線し、積層圧電素子2の
上端面の分割電極膜13の各々にコンタクトピン103
を接触させた。
【0049】そして、直流電源101により直流電圧5
00Vを30分間、140℃の恒温槽の空気雰囲気中で
印加し分極処理を行った。分割電極膜13A2,13B
2は0V、分割電極膜13GA,13GBには250
V、分割電極膜13A1,13B1及び13Sには50
0Vが印加されるので、各圧電素子板4は図7(b)に
示す矢印の方向に分極される。
【0050】本実施例の積層圧電素子を分極するには図
7に示したように7本のコンタクトピンを接触させるこ
とが必要となる。しかし、圧電素子2の外径は10mm
程度であり、この面積の中にこれだけのコンタクトピン
を配置することは困難をともなう。図8はこの点を改善
する1例を示したものである。最上層の圧電素子板は、
図8に示す形状に形成された電極を有する圧電素子板5
−1を用いる。図中鎖線で示された円は仕上がりの外径
寸法を示したものであり、予め各圧電素子板5はこれよ
り大きい円板状に形成されている。そして圧電素子板5
−1には図8に示すように上記した円形の鎖線よりも外
周部に延びて形成される電極膜13C1でつながった分
割電極膜13S,13A1,13B1と、同様の電極膜
13C2でつながった分割電極膜13GA,13GB
と、同様の電極膜13C3でつながった分割電極膜13
B2との内周側にある今までのままの分割電極膜13A
2の4つの分割電極膜が形成される。
【0051】したがって、分極コンタクトピンは4本で
良いことになる。分極後外径を破線まで削ると、第2図
と同じものができる。
【0052】図9は本実施例の積層圧電素子を用いた棒
状超音波振動子を示したものであり、実施例1で示した
振動子と構成は同様である。図10は本実施例の棒状超
音波振動子で用いるプリント基板の電極構成を示す。
【0053】本実施例ではプリント基板にフレキシブル
プリント基板j′を用いている。プリント基板j′の円
板部には積層圧電素子2の上面に形成された分割電極膜
13各々と接触する位置に基板電極24が配される。基
板電極24Aは分割電極膜13A1と13A2と電気的
接続を行う。同様に基板電極24Bは分割電極膜13B
1と13B2と電気的接続を行う。同様に基板電極24
GA,24GBが各々分割電極13GA,13GBと電
気的接続する。プリント基板j′の接続部には外部制御
回路との接続端子25が配され、基板電極20とプリン
トパターンにより25Sと24S、25Aと24A、2
5Bと24B、25GAと24GA、25GBと24G
Bとが各々接続される。
【0054】プリント基板j′は積層圧電素子の分割電
極膜を持つ面と基板電極が接触するように図9のように
振動子に配置される。このように配置することでプリン
ト基板j′の接続端子25Aは積層圧電素子2の分割電
極膜13A1と13A2と電気的に接続されA相の電位
を与える。同様に接続端子25GAは圧電素子2の分割
電極膜13GAと接続され、A相のGND相とみなされ
るA′相の電位を与える。同様にして接続端子25Bは
B相の電位を与え、25GBはB相のGND相とみなさ
れるB′相の電位を与える。接続端子25SはS相電位
を出力する。
【0055】制御上必要がなければ、S相は不要で接続
端子13S,24S,25Sは省くことができる。
【0056】以上のように本実施例では第1の実施例と
異なり、第1実施例でのGND相に相当する全面電極膜
を対向する4分割電極膜と同様に4分割化した積層圧電
素子であり、A相,B相各々の対向するGND相が互い
に独立している構造とした。第1の実施例に用いる駆動
回路を図17に示す。第2の実施例に用いる駆動回路を
図11に示す。
【0057】図17中、AおよびBは積層圧電素子に交
番電圧を印加するための駆動電極、GNDは積層圧電素
子にCND電位をを与えるための駆動電極、2は交番電
圧を発生する発振器、3は90°移相器、44A、45
Bは該発振器および移相器からの交番電圧を電源電圧で
スイッチングするスイッチング回路44A、45Bでス
イッチングされたパルス電圧を増幅する昇圧コイルであ
る。
【0058】A相を例にして説明すると、A相を構成す
る圧電素子1の端面に位置する駆動電極Aにはスイッチ
ング回路4Aの出力する電圧が印加される。圧電素子1
のもう一方の端面に位置する駆動電極GNDはGND電
位であることから圧電素子2に印加される電圧はスイッ
チング回路44Aの出力する電圧となる。B相について
も同様の構成である。
【0059】図11中A,A′及びB,B′は積層圧電
素子2に交番電圧を印加するための駆動電極を表わす。
42は交番電圧を発生する発振器、43はπ/2rad
位相器、44A,44A′,45B,45B′は発振器
及び位相器からの交番電圧を電源電圧でスイッチングを
行うスイッチング回路、46,47はスイッチング回路
44A,44A′,45B,45B′でスイッチングさ
れたパルス電圧を増幅する昇圧コイルである。48は制
御用マイコンである。
【0060】制御用マイコン48は超音波モータが駆動
すべき周波数の交番電圧を与えるように発振器に指令を
与える。このときスイッチング回路44A,44A′及
び45B,45B′には位相がπradずれた信号が入
力され、そのタイミングでスイッチングされる。
【0061】A相を例にして説明すると、A相を構成す
る圧電素子2の端面に位置する駆動電極Aにはスイッチ
ング回路44Aの出力する電圧が印加され、駆動電極
A’にはスイッチング回路44A’の出力する電圧が印
加される。これらの電圧の電圧差が圧電素子2に印加さ
れる駆動電圧である。スイッチング回路44A、44
A’の出力する電圧はπradずれており、圧電素子2
に印加される駆動電圧は駆動電極A’をGND電位とす
る回路構成(例えば図17)と比較して2倍の印加電圧
を与えられる。B相についても同様の構成である。この
ため、第2の実施例では第1のと比較して電源電圧が半
分で済む。
【0062】コイル46,47は制御上必要が無ければ
省略できる。
【0063】図12は本発明による積層圧電素子1を組
み込んだ棒状超音波モータを用いた駆動装置を示す。
【0064】この棒状超音波モータの基本構造は図14
に示す従来例と同じであるが、積層圧電素子、及び、外
部との接続に振動子に基板が内挿される点が異なってい
る。超音波モータと一体的に組みつけられているギアf
はギア伝達機構Gの入力ギアGIに噛合し、その出力ギ
アG0はレンズL1を保持するレンズ保持部材Hに形成
されたギアHIに噛合している。このレンズ保持部材H
は固定筒Kにヘリコイド結合し、超音波モータの駆動力
によりギア伝達機構Gを介して回転駆動されて合焦動作
が行われる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、4分割
の電極膜を形成することによって、低電圧でも充分な駆
動ができ、棒状超音波モータに使用することにより超小
型で大出力のモータを提供することができる。
【0066】また、棒状超音波モータの駆動回路との接
続にはフレキシブルプリント基板等を介装しているの
で、振動子の組立性や信頼性が向上する。
【0067】さらに、4分割以上の電極膜についての分
極処理も、分極処理後に不要な部分を切除するだけで済
むので、4分割での分極作業と同様の作業で行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による積層圧電素子の構
成を示す図。
【図2】本発明の第2の実施例による積層圧電素子の構
成を示す図。
【図3】図1の積層圧電素子の分極処理方法を示す図。
【図4】圧電素子の電極膜構成を示す図。
【図5】図1の積層圧電素子を用いた棒状超音波振動子
の分解斜視図。
【図6】図5の棒状超音波振動子で用いるフリキシブル
プリント基板を示す図。
【図7】図2の積層圧電素子の分極処理方法を示す図。
【図8】図2の積層圧電素子の別の構成を示す図。
【図9】図2の積層圧電素子を用いた棒状超音波振動子
の分解斜視図。
【図10】図9の棒状超音波振動子で用いるフリキシブ
ルプリント基板を示す図。
【図11】第2の実施例に使用する超音波モータの駆動
回路構成を示す図。
【図12】図1又は図2の積層圧電素子を有する棒状超
音波モータを駆動源とするレンズ駆動機構を組み込んだ
レンズ鏡筒の断面図。
【図13】従来の棒状超音波振動子の分解斜視図。
【図14】従来の棒状超音波モータの断面図。
【図15】従来の圧電セラミックの構造を示す平面図。
【図16】従来の圧電セラミックの作用を示す平面図。
【図17】第1の実施例に使用する超音波モータの駆動
回路の構成を示す図。
【符号の説明】
1,2…積層圧電素子 4,5…圧電素
子板 7…全面電極膜 8,12,12′,13,16,18,19,20,2
0′…分割電極膜 9,14…導通穴 11…非電極膜
部 21…接続端子

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面側に4分割の電極膜が形成された圧
    電素子部を含み、各圧電素子部の片面側にのみ電極膜が
    形成されている複数の圧電素子部からなり、その片面側
    が同じ方向に向けて積層されていて、対向する電極膜同
    士を逆極性とし、積層されている各圧電素子部の同位相
    にある電極膜同士を接続していることを特徴とする積層
    圧電素子。
  2. 【請求項2】 請求項1において、複数の圧電素子部に
    は、分割されない一様電極膜が形成された圧電素子部を
    含むことを特徴とする積層圧電素子。
  3. 【請求項3】 請求項1において、4以上の分割電極膜
    が形成される最上層の電極膜形成面を除く他の層の電極
    膜形成面が概略4分割の電極膜にて形成されていること
    を特徴とする積層圧電素子。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の積層圧電素子の分極処
    理方法であって、任意の層の電極膜形成面を構成する圧
    電素子部は、分極時に同電位となる分割電極膜部分同士
    を使用部分以外で電極膜を用いて接続し、該接続された
    電極膜を利用して分極処理を施した後、該使用部分以外
    の箇所を切除することを特徴とする積層圧電素子の分極
    処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1、2又は3に記載した積層圧電
    素子を振動弾性体間に挟持した棒状の振動子を有するこ
    とを特徴とする棒状超音波モータ。
  6. 【請求項6】 請求項5において、積層圧電素子の端面
    に形成された分割電極膜を振動検出用とすることを特徴
    とする棒状超音波モータ。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6において、積層圧電素子
    と振動弾性体との間に、該積層圧電素子と振動回路とを
    接続するプリント基板を介装したことを特徴とする超音
    波モータ。
  8. 【請求項8】 請求項7において、プリント基板は、フ
    レキシブルプリント基板であることを特徴とする棒状超
    音波モータ。
  9. 【請求項9】 請求項5、6、7又は8に記載した棒状
    超音波モータを駆動源として被駆動体を駆動することを
    特徴とする装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、被駆動体はレンズ
    であることを特徴とする装置。
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