JPH0719258U - シート材搬送機構 - Google Patents

シート材搬送機構

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JPH0719258U
JPH0719258U JP4879793U JP4879793U JPH0719258U JP H0719258 U JPH0719258 U JP H0719258U JP 4879793 U JP4879793 U JP 4879793U JP 4879793 U JP4879793 U JP 4879793U JP H0719258 U JPH0719258 U JP H0719258U
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JP
Japan
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roller
sheet material
driving
swing
engaging member
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Pending
Application number
JP4879793U
Other languages
English (en)
Inventor
誠治 岩石
定夫 平岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kowa Co Ltd
Original Assignee
Kowa Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kowa Co Ltd filed Critical Kowa Co Ltd
Priority to JP4879793U priority Critical patent/JPH0719258U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート材を挟んで一対のローラーを互いに圧
接させ、回転させてシート材を送るシート材搬送機構に
おいて、シート材の搬送開始と停止を瞬時に実行でき、
かつ消費電力を節約できるようにする。 【構成】 プランジャー20に瞬時通電することによ
り、揺動レバー7が反時計方向に揺動され、揺動ローラ
ー6が駆動ローラー3から離間し、フィルム22の搬送
が停止される。そして、バネ16に付勢された制御レバ
ー14が揺動レバー7を係止して搬送停止状態が維持さ
れる。また、プランジャー18に瞬時通電することによ
り制御レバー14の係止が外され、バネ12の付勢で揺
動レバー7が時計方向に揺動し、揺動ローラー6がフィ
ルム22を挟んで駆動ローラー3に圧接し、フィルム2
2の搬送が開始される。この搬送状態はバネ12の付勢
で維持される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はシート材搬送機構に関し、特にシート材を挟んで一対のローラーを互 いに圧接させ、回転させてシート材を送るシート材搬送機構に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
フィルムや紙等のシート材を送るシート材搬送機構では、シート材を挟んで一 対のローラーを互いに圧接させ、回転させてシート材を送る構造が広く採用され ている。このようなシート材搬送機構において、ローラーの回転と停止によらず に、シート材の搬送開始と停止を制御するために、ローラーどうしを圧接、離間 可能に設け、ローラーを常時回転させ、駆動手段として例えば電磁石のプランジ ャーのオン(駆動)によりローラーどうしを圧接させてシート材の搬送を開始し 、プランジャーのオフによりローラーどうしを離間させて搬送を停止する構成を 採用したものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記のようにローラーどうしの圧接、離間によりシート材の搬送開 始と停止を制御するシート材搬送機構の従来の構成では、ローラーどうしを圧接 させている間中プランジャーをオンしているため、消費電力が多くなるという問 題があった。また、これに対して特殊な機構により消費電力を少なくしたものも あるが、シート材の搬送開始と停止を瞬時に実行できるものはなかった。
【0004】 そこで本考案の課題は、この種のシート材搬送機構において、シート材の搬送 開始と停止を瞬時に実行でき、かつ消費電力を節約できるようにすることにある 。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記の課題を解決するため、本考案によれば、固定位置に設けられた第1のロ ーラーと、このローラーに対し圧接、離間する方向に可動に設けられた第2のロ ーラーとをシート材を挟んで互いに圧接させ、回転させてシート材を送るシート 材搬送機構であって、前記第2のローラーを支持し、前記圧接、離間方向に可動 に設けられた支持部材と、前記支持部材を前記圧接方向に付勢する第1の弾性部 材と、前記支持部材を前記離間方向に駆動する第1の駆動手段と、前記支持部材 に係合し、前記第2のローラーが第1のローラーから離間する所定の離間位置に 前記支持部材を係止し得るように可動に設けられた係合部材と、前記係合部材を 前記支持部材に係合し得る方向に付勢する第2の弾性部材と、前記係合部材を前 記係合が外れる方向に駆動する第2の駆動手段とを有する。そして、前記第1の 駆動手段の駆動により、前記支持部材が前記離間方向に駆動され、前記第2の弾 性部材に付勢された前記係合部材により前記離間位置に係止される。また前記第 2の駆動手段の駆動により、前記係合部材による係止が外され、前記支持部材が 前記第1の弾性部材の付勢により前記圧接方向に移動するように構成される。
【0006】
【作用】
このような構成によれば、第1の駆動手段の駆動により、支持部材が離間方向 に駆動され、第2のローラーが第1のローラーから離間してシート材の搬送が直 ちに停止される。そして第2の弾性部材に付勢された係合部材によって支持部材 が離間位置に係止されることにより、搬送停止状態が維持される。すなわち、搬 送停止状態を維持するために第1の駆動手段を継続して駆動する必要はなく、そ の維持のための電力は不要である。
【0007】 また第2の駆動手段の駆動により、係合部材による係止が外され、支持部材が 第1の弾性部材の付勢により圧接方向に移動し、第2のローラーが第1のローラ ーに圧接してシート材の搬送が直ちに開始される。搬送状態の維持、すなわち第 1のローラーの圧接状態の維持は第1の弾性部材の付勢によるので、その維持の ための電力も不要である。
【0008】
【実施例】
以下、図を参照して本考案の実施例を説明する。
【0009】 図1は本考案によるシート材搬送機構の実施例の構造を示しており、この機構 は、軸21上に巻回された長尺のフィルム22のロールからフィルム22を引出 し、互いに圧接する駆動ローラー3と揺動ローラー6間にフィルム22を挟んで 両ローラー3,6の回転により矢印Aのようにフィルム22を搬送するものであ る。駆動ローラー3は常時回転され、これに対する揺動ローラー6の圧接、離間 により、搬送の開始と停止が実行される。以下、詳細を説明する。
【0010】 駆動ローラー3は、シート材搬送機構のフレームの側壁4a,4bの固定位置 にベアリング5で回転自在に取り付けられ、モーター1の駆動によりベルト2を 介して回転される。
【0011】 揺動ローラー6は従動ローラーであり、右側と左側の揺動レバー7,8にベア リング9で回転自在に取り付けられている。揺動レバー7,8は、側壁4a,4 bにベアリング10aで回転自在に取り付けられた連結軸10に対し一体化する ようにネジ11でしっかり取り付けられ、連結軸10と一体的にベアリング10 aを支点として揺動可能である。さらに、右側の揺動レバー7の先端に引掛けら れたバネ12が揺動レバー7を矢印B方向に引くことにより、揺動レバー7,8 が図中右側から見て時計方向に揺動するように付勢され、この付勢力により揺動 ローラー6がフィルム22を挟んで駆動ローラー3に対し圧接するようになって いる。
【0012】 また、揺動レバー7の下端部は連結腕13を介して電磁石のプランジャー20 の駆動軸に連結されている。そして、プランジャー20の駆動によって連結腕1 3がC方向に引かれることにより、バネ12の付勢力に抗して揺動レバー7が揺 動レバー8とともに図中反時計方向に揺動し、揺動ローラー6が駆動ローラー3 から離間するようになっている。
【0013】 一方、揺動レバー7の下側近傍には制御レバー14が設けられている。制御レ バー14は軸15を中心に回動自在に取り付けられ、バネ16により上方向に引 かれて反時計方向に付勢され、ストッパー17に当接して反時計方向への回動限 が規制される。制御レバー14の中間部上側に形成された斜面カム部14aは、 揺動レバー7の下端部に形成された斜面カム部7aと係合し得る様に配されてい る。また、制御レバー14の中間部は連結腕19を介してプランジャー18の駆 動軸に連結されており、プランジャー18の駆動によって連結腕19がD方向に 引かれることにより、制御レバー14が時計方向へ回動するようになっている。
【0014】 次に本実施例の動作を説明する。
【0015】 図1は、フィルム搬送中の状態を示している。この場合、プランジャー18, 20は共にオフされており、揺動レバー7の斜面カム部7aと制御レバー14の 斜面カム部14aの斜面どうしが接しており、揺動レバー7は時計方向への揺動 を制御レバー14により規制されていない。これにより、揺動レバー7,8はバ ネ12の引張力によって時計方向に揺動し、揺動ローラー6がフィルム22を挟 んで駆動ローラー3に圧接する。そして、モーター1の駆動によって駆動ローラ ー3が反時計方向に回転しており、これに従って揺動ローラー6が時計方向に回 転してフィルム22がA方向に搬送される。
【0016】 この状態から、フィルム搬送を停止するには、プランジャー20に瞬時通電が なされる。これにより、プランジャー20が連結腕13をC方向に引き込み、揺 動レバー7がバネ12の付勢力に抗して揺動レバー8とともに反時計方向に揺動 され、揺動ローラー6が駆動ローラー3から離間し、フィルム22の搬送が停止 される。
【0017】 この時、揺動レバー7の斜面カム7aは制御レバー14の斜面カム14aを押 し下げながら反時計方向に回動し、カム7aがカム14aを乗り越えると、制御 レバー14がバネ17の引張により反時計方向に上側へ回動し、図2に示すよう に、カム7a,14aが係合する。この係合により、プランジャー20の瞬時の 通電が切れた後にバネ12の付勢で揺動レバー7が時計方向に揺動しようとして も、揺動レバー7は図2の位置に係止され、揺動ローラー6が駆動ローラー3か ら離間した状態が維持され、搬送停止状態が維持される。このように揺動レバー 7の係止により搬送停止状態が維持されるので、その維持のためにプランジャー 20に継続して通電する必要はなく、その維持のための電力は不要である。
【0018】 この状態から再びフィルム搬送を開始するには、プランジャー18に瞬時通電 がなされる。これにより、連結腕19が引き込まれて制御レバー14を引き下げ 、カム7a,14aの係合が外され、係止を外された揺動レバー7はバネ12に 引かれて時計方向に揺動し、図1の状態に戻り、揺動ローラー6がフィルム22 を挟んで回転している駆動ローラー3に圧接し、フィルム22の搬送が再開され る。バネ12の付勢力により揺動ローラー6の圧接状態が維持され、搬送状態が 維持されるので、その維持のための電力も不要である。
【0019】 以上のような本実施例によれば、プランジャー18ないし20に瞬時通電する だけでローラー3,6の圧接ないし離間を瞬時に行なって、フィルム搬送の開始 ないし停止を瞬時に実行することができ、シート材搬送機構を用いる装置のスピ ードアップ化に対応することができる。また、プランジャー18,20への通電 は搬送の開始ないし停止時に瞬時行なうだけでよく、搬送状態ないし搬送停止状 態の維持のために継続して行なう必要はないので、消費電力を最小限にすること ができる。
【0020】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、固定位置に設けられた第1 のローラーと、このローラーに対し圧接、離間する方向に可動に設けられた第2 のローラーとをシート材を挟んで互いに圧接させ、回転させてシート材を送るシ ート材搬送機構であって、前記第2のローラーを支持し、前記圧接、離間方向に 可動に設けられた支持部材と、前記支持部材を前記圧接方向に付勢する第1の弾 性部材と、前記支持部材を前記離間方向に駆動する第1の駆動手段と、前記支持 部材に係合し、前記第2のローラーが第1のローラーから離間する所定の離間位 置に前記支持部材を係止し得るように可動に設けられた係合部材と、前記係合部 材を前記支持部材に係合し得る方向に付勢する第2の弾性部材と、前記係合部材 を前記係合が外れる方向に駆動する第2の駆動手段とを有し、前記第1の駆動手 段の駆動により、前記支持部材が前記離間方向に駆動され、前記第2の弾性部材 に付勢された前記係合部材により前記離間位置に係止され、前記第2の駆動手段 の駆動により、前記係合部材による係止が外され、前記支持部材が前記第1の弾 性部材の付勢により前記圧接方向に移動するように構成したので、第1の駆動手 段ないし第2の駆動手段の瞬時の駆動によって瞬時に第2のローラーを第1のロ ーラーに対し離間ないし圧接させ、シート材の搬送停止ないし搬送開始を瞬時に 実行することができる。しかも搬送停止状態ないし搬送状態の維持のために第1 の駆動手段ないし第2の駆動手段を継続して駆動する必要はなく、その駆動は瞬 時でよいので、消費電力を最小限に節約できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるシート材搬送機構の実施例の構造
および動作を示す斜視図である。
【図2】同実施例の構造および動作を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 モーター 2 ベルト 3 駆動ローラー 4a,4b 側壁 5,9 ベアリング 6 揺動ローラー 7,8 揺動レバー 10 連結軸 11 ネジ 12,16 バネ 13,19 連結腕 14 制御レバー 17 ストッパー 18,20 プランジャー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定位置に設けられた第1のローラー
    と、このローラーに対し圧接、離間する方向に可動に設
    けられた第2のローラーとをシート材を挟んで互いに圧
    接させ、回転させてシート材を送るシート材搬送機構で
    あって、 前記第2のローラーを支持し、前記圧接、離間方向に可
    動に設けられた支持部材と、 前記支持部材を前記圧接方向に付勢する第1の弾性部材
    と、 前記支持部材を前記離間方向に駆動する第1の駆動手段
    と、 前記支持部材に係合し、前記第2のローラーが第1のロ
    ーラーから離間する所定の離間位置に前記支持部材を係
    止し得るように可動に設けられた係合部材と、 前記係合部材を前記支持部材に係合し得る方向に付勢す
    る第2の弾性部材と、 前記係合部材を前記係合が外れる方向に駆動する第2の
    駆動手段とを有し、 前記第1の駆動手段の駆動により、前記支持部材が前記
    離間方向に駆動され、 前記第2の弾性部材に付勢された前記係合部材により前
    記離間位置に係止され、 前記第2の駆動手段の駆動により、前記係合部材による
    係止が外され、前記支持部材が前記第1の弾性部材の付
    勢により前記圧接方向に移動するように構成されたこと
    を特徴とするシート材搬送機構。
JP4879793U 1993-09-08 1993-09-08 シート材搬送機構 Pending JPH0719258U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4879793U JPH0719258U (ja) 1993-09-08 1993-09-08 シート材搬送機構

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4879793U JPH0719258U (ja) 1993-09-08 1993-09-08 シート材搬送機構

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Publication Number Publication Date
JPH0719258U true JPH0719258U (ja) 1995-04-07

Family

ID=12813224

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4879793U Pending JPH0719258U (ja) 1993-09-08 1993-09-08 シート材搬送機構

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JP (1) JPH0719258U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014173209A (ja) * 2013-03-11 2014-09-22 Kao Corp 伸縮シートの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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