JP3572805B2 - 印刷装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は主に金銭処理に関する記録の出力として、各種記録用紙に印刷を行う印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
前述した印刷装置の従来例に関し、図11にて説明する。
【0003】
記録用の紙としてロール紙を使用し、主に一方向にのみ紙送りを行うものであり、紙送り駆動を司り紙送りローラ5を具備した紙送りローラ軸7は、フレーム等の固定部材に設置してある。
【0004】
紙押さえローラ1を具備する紙押さえローラ軸2は、回動可能な紙押さえレバー21に設置してあり、該レバー21に取り付けた紙押さえレバーバネ22により、紙押さえローラ1を紙送りローラ5に押しつけ、前記両ローラ間にてロール紙20を挟持している。
【0005】
別の従来例に関する図12に於いて、記録用の紙として帳票紙を使用し、主に正逆双方向の紙送りを行うものであり、紙送り駆動を司り紙送りローラ5を具備した紙送りローラ軸7は、フレーム3等の固定部材に設置してある。
【0006】
紙押さえローラ1を具備する紙押さえローラ軸2は、回動可能な紙押さえレバー21に設置してあり、該レバー21とフレーム3間に設置した紙押さえレバーバネ22により紙押さえローラ1を紙送りローラ5に押しつけ、前記両ローラ間にて帳票紙20を挟持している。
【0007】
かかる従来の紙送り機構では、使用する各種用紙の送り力を、想定できる最大負荷時に対してさらに安全率を考慮して決定する為、紙押さえレバーバネ力は平常の紙送りに必要な力を大きく越えて設定しなくてはならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前述の従来技術では、過大に設定された紙押さえレバーバネ力によって、紙送りローラ/紙押さえローラのつぶれ変形量が大きくなり、放置後のローラ変形による紙送り量の不均一が発生すること、紙の挟み力が強くなることで複写紙等を使用した場合に、鮮明なローラ痕が発生すること、摺動部の負荷増により磨耗系が促進されること、常時駆動源に高負荷が加わることで消費電力が向上する等の課題がある。
【0009】
本発明はかかる課題を解決する為になされたものであり、その目的は紙の送り負荷増加にあわせて紙送り力を自動的に向上させ、常に最適な紙送り力を得ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の印刷装置は、記録紙を挟持して搬送させる印字装置において、紙送りの駆動源となるモータによって回転され、フレームに固定された駆動歯車と、駆動歯車と噛合して回転される従動歯車と一体回転し、且つフレームに移動可能に配置された紙送りローラと、フレームに紙送りローラと記録紙を介して対向するように配置された紙押えローラとを有し、紙送りローラは、駆動歯車が従動歯車を回転させる作用線荷重により紙押えローラに付勢するように移動されることを特徴とする。
【0011】
上記構成によれば、小さな紙送り力で十分な場合は、小さな作用線荷重で従動歯車が回転するので作用線荷重は大きくならないことから紙押えローラを付勢する力は小さく、また、大きな負荷が必要の場合いは、従動歯車が回転しないので、噛合する場所には大きな作用線荷重が作用するので、紙押えローラを付勢する力は大きくなる。このように、紙送り負荷状況にあわせて自動的に紙押さえ力が向上し、紙送り力を向上を図ることができる為、常時の紙押さえ力を司るバネ力は低く設定したうえで、高い紙送り能力が得られることになる。
【0012】
よって、紙送りローラと紙押さえローラの付勢力によるつぶれ変形量が抑えられ、経時的なローラ変形による紙送り量の不均一も抑えられる。
【0013】
また、常時の紙押さえ力を低下させることで、複写紙等を使用した場合のローラ痕発生が避けられること、摺動部に加わる負荷減により磨耗が抑えられること、駆動源の負荷が低減し消費電力が低減する等の効果がある。
【0014】
また本発明は、従動歯車及び紙送りローラを回転可能に支持し、フレームに回動可能に配置された支持部材とを有し、支持部材は、駆動歯車が従動歯車を回転するときに発生する作用線荷重により紙押えローラに紙送りローラが付勢するように回動されることを特徴とする。
【0015】
上記構成によれば、設計の自由度が大きくなり、駆動歯車と従動歯車等の配置や、紙送り方向も変化させることができる。
【0016】
更に、本発明は、支持部材が、駆動歯車が従動歯車を回転させる作用線荷重により紙押えローラに付勢するように回動した最大の量を記憶する記憶手段を有することを特徴とする。
【0017】
上記構成によれば、支持部材が紙押さえローラから離れる方向に作用線荷重が働いても記憶手段により紙押さえローラを付勢する力は減らないから、モータの回転を正逆させて記録紙を両方向に搬送することも可能である。
【0018】
また更に、本発明の記憶手段は、支持部材と楔係合し、差し込む量が増える方向に付勢された移動可能な係止部を備えていることを特徴とする。
【0019】
上記構成によれば、簡単な機構で従来技術より部材を多く増やすこともなく達成することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の第1の実施形態を図1〜図4を用いて、本発明を詳細に説明する。これは、記録用の紙として帳票紙を使用し、正逆双方向の紙送りを行う形態である。
【0021】
紙押さえローラ1を具備する紙押さえローラ軸2は、本体フレーム3に固定設置してあり、複写紙等の多枚紙をズレ無く送る目的にて、前記軸2には紙押さえローラ軸歯車4を具備し、紙押さえローラ1にも駆動を伝達している。
【0022】
紙送り駆動を司り、紙送りローラ5と紙送りローラ軸歯車6を具備した紙送りローラ軸7は、本体フレーム3に設けた紙送りレバー支持部3aに、回動可能に支持した紙送りレバー8に設置してある。
【0023】
該レバー8は紙送り伝達歯車9と紙送り第2減速歯車10の輪列を具備する支持部材であり、本体フレーム3はモータ歯車11を挿着したモータ12と、紙送り第1減速歯車13とを具備する支持部材として、モーター12から紙送りローラ軸7までの駆動伝達手段である輪列の支持部材を分割した形態となっている。
【0024】
分割した各支持部材間の係合を司る、紙送り第1減速歯車13と紙送り第2減速歯車10間に於いて、帳票紙挿着後の正方向紙送り動作にて印字を行うときには、前記両歯車13、10はa方向に回転しており、このとき伝達される駆動力Pにより前記レバー支持部3aを回動中心として、前記レバー8を紙押さえローラ1方向に回動するモーメント力が発生し、これが紙送りローラ5の紙押さえローラ1への押圧力となり、紙送り力が補正できる。
【0025】
この押圧力は帳票紙の紙送り負荷増加にあわせて大きくなり、紙送り力を自動的に向上させるものであり、押圧力の紙送り負荷に対する変化割合いは、前記レバー支持部3aから紙送り第1減速歯車13、紙送り第2減速歯車10間の係合部までの距離と、前記支持部3aから紙送りローラ軸7中心までの距離の比率によって決めている。
【0026】
帳票紙の逆方向紙送り動作のときには、紙送り第1減速歯車13と紙送り第2減速歯車10はb方向に回転しており、このとき伝達される駆動力P’により、前記レバー支持部3aを回動中心として、前記レバー8には紙送りローラ5が紙押さえローラ1から離れる方向にモーメント力が発生し、押圧力を低減させることになる。
【0027】
しかし逆方向紙送り動作のときには、オペレータが帳票紙に手を添える等の外的要因による負荷が無いこと、さらに逆方向紙送り動作を排出のみの手段とした場合は、帳票紙への外的要因による負荷が無く、すべりによる多少の紙送り量変動も問題とならない等、必要な紙送り力はかなり小さくできる。
【0028】
かかる構成にて、前記レバー8と本体フレーム3間には紙送りレバーバネ14が設置してあり、該バネ14の力は平常紙送りに最低限必要な押圧力としている。
【0029】
図3、図4は帳票紙の挿脱時に於ける、紙送りレバー8の開閉動作説明図であり、前記レバー8下の本体フレーム3面には開閉レバー15がスライド動作可能に設置してあり、該レバー15は開閉レバー軸16とプランジャ鉄心17を具備し、該鉄心17は開閉ソレノイド18によって作動するものである。
【0030】
紙送りレバー8を開動する時、開閉ソレノイド18に通電するとプランジャ鉄心17が開閉レバー15と共に吸引され、開閉レバー軸16が紙送りレバー8の斜面部8aと係合して、前記レバー8を下方(図の右側)へ回動するものである。
【0031】
紙送りレバー8を閉じる時、前記ソレノイド18の前記鉄心17に対する吸引を解除することで、復帰バネ19と紙送りレバーバネ14により前記レバー8は上方へ回動して、紙押さえローラ1と紙送りローラ5が当接するものである。
【0032】
次に、本発明の第2の実施形態を図5〜図8に基づいて説明する。この実施の形態は、記録用の紙として帳票紙を使用し、正逆双方向の紙送りを行うものであり、前述した第1実施形態が逆方向紙送り時にて、紙送り力の低下を招いてしまうことに対し、逆方向紙送り時の紙送り力低下を回避するものである。
【0033】
紙押さえローラ1を具備する紙押さえローラ軸2は、本体フレーム3に固定設置してあり、複写紙等の多枚紙をズレ無く送る目的にて、前記軸2には紙押さえローラ軸歯車4を具備し、紙押さえローラ1にも駆動を伝達している。
【0034】
紙送り駆動を司り、紙送りローラ5と紙送りローラ軸歯車6を具備した紙送りローラ軸7は、本体フレーム3に設けた紙送りレバー支持部3aに、回動可能に支持した紙送りレバー8に設置してある。
【0035】
該レバー8は紙送り伝達歯車9と紙送り第2減速歯車10の輪列を具備する支持部材であり、本体フレーム3はモータ歯車11を挿着したモータ12と、紙送り第1減速歯車13とを具備する支持部材として、モーター12から紙送りローラ軸7までの駆動伝達手段である輪列の支持部材を分割した形態となっている。
【0036】
分割した各支持部材間の係合を司る、紙送り第1減速歯車13と紙送り第2減速歯車10間に於いて、帳票紙挿着後の正方向紙送り動作にて印字を行うときには、前記両歯車13、10はa方向に回転しており、このとき伝達される駆動力Pにより前記レバー支持部3aを回動中心として、前記レバー8を紙押さえローラ1方向に回動するモーメント力が発生し、これが紙送りローラ5の紙押さえローラ1への押圧力となり、紙送り力が補正できる。
【0037】
この押圧力は帳票紙20の紙送り負荷増加にあわせて大きくなり、紙送り力を自動的に向上させるものであり、押圧力の紙送り負荷に対する変化割合いは、前記レバー支持部3aから紙送り第1減速歯車13、紙送り第2減速歯車10間の係合部までの距離と、前記支持部3aから紙送りローラ軸7中心までの距離の比率によって決めている。
【0038】
かかる構成にて、前記レバー8と本体フレーム3間には紙送りレバーバネ14が設置してあり、該バネ14の力は平常紙送りに最低限必要な押圧力としている。
【0039】
紙送りレバー8下の本体フレーム3面には開閉レバー15がスライド動作可能に設置してあり、該レバー15は開閉レバー軸16とプランジャ鉄心17を具備し、該鉄心17は開閉ソレノイド18によって作動するものである。
【0040】
正方向紙送り動作時に於いて、前記バネ14の力と補正した押圧力をもって、紙送りローラ5が紙押さえローラ1に押しつけられ、前記両ローラのつぶれと紙押さえローラ軸2/紙送りローラ軸7のたわみ量分にて紙送りレバー8は、上方へ回動している。
【0041】
この開閉レバー15に配置した回動止め斜面部15aと紙送りレバー8は、楔係合しており、紙送りレバー8が上方(図の左方)に移動すると回動止め斜面部15aが差し込まれるように移動して紙送りレバー8を支持するので、紙送りレバー8の位置は記憶される。この位置を元へ戻す場合は、開閉ソレノイド18を作動すればよい。
【0042】
このように、開閉レバー15に設けた回動止め斜面部15aが、復帰バネ19によって常に紙押さえレバー8に当接しており、紙送り力が最大となった時の前記レバー8の位置を維持することで、逆方向紙送り動作時でも紙送り力を低下させることがない。
【0043】
図8は帳票紙の挿脱時に於ける、紙送りレバー8の開閉動作説明図であり、前記レバー8下の本体フレーム3面には開閉レバー15がスライド動作可能に設置してあり、該レバー15は開閉レバー軸16とプランジャ鉄心17を具備し、該鉄心17は開閉ソレノイド18によって作動するものである。
【0044】
紙送りレバー8を開動する時、開閉ソレノイド18に通電するとプランジャ鉄心17が開閉レバー15と共に吸引され、開閉レバー15の回動止め斜面部15aが、紙送りレバー8から離れた後の一連動作として、開閉レバー軸16が前記レバー8の斜面部8aと係合して前記レバー8を下方へ回動するものである。
【0045】
紙送りレバー8を閉じる時、前記ソレノイド18の前記鉄心17に対する吸引を解除することで、復帰バネ19と紙送りレバーバネ14により前記レバー8は上方へ回動して、紙押さえローラ1と紙送りローラ5が当接し、開閉レバー15は回動止め斜面部15aにて紙送りレバー8と当接するものである。
【0046】
次に、本発明の第3の実施形態を図9、図10に基づいて説明する。この実施の形態は、記録用の紙としてロール紙を使用し、主に正方向にのみ紙送りを行うものである。
【0047】
紙押さえローラ1を具備する紙押さえローラ軸2は、本体フレーム3に固定設置してあり、紙送り駆動を司り紙送りローラ5と紙送りローラ軸歯車6を具備した紙送り軸7は、本体フレーム3に設けた紙送りレバー支持軸3bに、回動可能に支持した紙送りレバー8に設置してある。
【0048】
前記レバー8には紙送りレバーバネ14が取り付けてあり、常時紙送りローラ5を紙押さえローラ1に押しつけている。
【0049】
該レバー8は紙送りローラ軸歯車6を具備する支持部材であり、本体フレーム3はモータ歯車11を挿着したモータ12と、紙送り第1減速歯車13と紙送り第2減速歯車10と紙送り伝達歯車9を具備する支持部材として、モーター12から紙送りローラ軸7までの駆動伝達手段である輪列の支持部材を分割した形態となっている。
【0050】
分割した各支持部材間の係合を司る、紙送り伝達歯車9と紙送りローラ軸歯車6間に於いて、ロール紙20を挿着後の正方向紙送り動作にて印字を行うときには、前記両歯車はa方向に回転しており、このとき伝達される駆動力Pにより前記レバー支持軸3bを回動中心として、前記レバー8を紙押さえローラ1方向に回動するモーメント力が発生し、これが紙送りローラ5の紙押さえローラ1への押圧力となり、紙送り力が補正できる。
【0051】
この押圧力はロール紙20の紙送り負荷増加にあわせて大きくなり、紙送り力を自動的に向上させるものであり、押圧力の紙送り負荷に対する変化割合いは、前記レバー支持軸3bから紙送り伝達歯車9、紙送りローラ軸歯車6間の係合部までの距離と、前記支持軸3bから紙送りローラ軸7中心までの距離の比率によって決めている。
【0052】
かかる構成にて、前記バネ14の力は平常紙送りに最低限必要な押圧力としている。
【0053】
ロール紙20の挿脱時には、紙送りレバー8を手動にて回動することで紙押さえローラ1と紙送りローラ5を引き離すことができ、前記レバー8はレリーズレバーとしても用いられる。
【0054】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の印刷装置は、記録紙を挟持して搬送させる印字装置において、紙送りの駆動源となるモータによって回転され、フレームに固定された駆動歯車と、駆動歯車と噛合して回転される従動歯車と一体回転し、且つフレームに移動可能に配置された紙送りローラと、フレームに紙送りローラと記録紙を介して対向するように配置された紙押えローラとを有し、紙送りローラは、駆動歯車が従動歯車を回転させる作用線荷重により紙押えローラに付勢するように移動されることを特徴とする。
【0055】
上記構成によれば、小さな紙送り力で十分な場合は、小さな作用線荷重で従動歯車が回転するので作用線荷重は大きくならないことから紙押えローラを付勢する力は小さく、また、大きな負荷が必要の場合いは、従動歯車が回転しないので、噛合する場所には大きな作用線荷重が作用するので、紙押えローラを付勢する力は大きくなる。このように、紙送り負荷状況にあわせて自動的に紙押さえ力が向上し、紙送り力を向上を図ることができる為、常時の紙押さえ力を司るバネ力は低く設定したうえで、高い紙送り能力が得られることになる。
【0056】
よって、紙送りローラと紙押さえローラの付勢力によるつぶれ変形量が抑えられ、経時的なローラ変形による紙送り量の不均一も抑えられる。
【0057】
また、常時の紙押さえ力を低下させることで、複写紙等を使用した場合のローラ痕発生が避けられること、摺動部に加わる負荷減により磨耗が抑えられること、駆動源の負荷が低減し消費電力が低減する等の効果がある。
【0058】
また本発明は、従動歯車及び紙送りローラを回転可能に支持し、フレームに回動可能に配置された支持部材とを有し、支持部材は、駆動歯車が従動歯車を回転するときに発生する作用線荷重により紙押えローラに紙送りローラが付勢するように回動されることを特徴とする。
【0059】
上記構成によれば、設計の自由度が大きくなり、駆動歯車と従動歯車等の配置や、紙送り方向も変化させることができる。
【0060】
更に、本発明は、支持部材が、駆動歯車が従動歯車を回転させる作用線荷重により紙押えローラに付勢するように回動した最大の量を記憶する記憶手段を有することを特徴とする。
【0061】
上記構成によれば、支持部材が紙押さえローラから離れる方向に作用線荷重が働いても記憶手段により紙押さえローラを付勢する力は減らないから、モータの回転を正逆させて記録紙を両方向に搬送することも可能である。
【0062】
また更に、本発明の記憶手段は、支持部材と楔係合し、差し込む量が増える方向に付勢された移動可能な係止部を備えていることを特徴とする。
【0063】
上記構成によれば、簡単な機構で従来技術より部材を多く増やすこともなく達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す、印刷装置の上面図。
【図2】本発明の第1実施形態を示す、印刷装置の側面図。
【図3】本発明の第1実施形態を示す、印刷装置の動作説明側面図。
【図4】本発明の第1実施形態を示す、印刷装置の動作説明側面図。
【図5】本発明の第2実施形態を示す、印刷装置の上面図。
【図6】本発明の第2実施形態を示す、印刷装置の側面図。
【図7】本発明の第2実施形態を示す、印刷装置の動作説明側面図。
【図8】本発明の第2実施形態を示す、印刷装置の動作説明側面図。
【図9】本発明の第3実施形態を示す、印刷装置の上面図。
【図10】本発明の第2実施形態を示す、印刷装置の側面図。
【図11】従来技術の第1例を示す、印刷装置の側面図。
【図12】従来技術の第2例を示す、印刷装置の側面図。
【符号の説明】
1 紙押さえローラ
2 紙押さえローラ軸
3 本体フレーム
3a 紙送りレバー支持部
3b 紙送りレバー支持軸
4 紙押さえローラ軸歯車
5 紙送りローラ
6 紙送りローラ軸歯車
7 紙送りローラ軸
8 紙送りレバー
8a 斜面部
9 紙送り伝達歯車
10 紙送り第2減速歯車
11 モータ歯車
12 モータ
13 紙送り第1減速歯車
14 紙送りレバーバネ
15 開閉レバー
15a 回動止め斜面部
16 開閉レバー軸
17 プランジャー鉄心
18 開閉ソレノイド
19 復帰バネ
20 帳票紙/ロール紙
21 紙押さえレバー
22 紙押さえレバーバネ
23 印字ヘッド
Claims (2)
- 記録紙を挟持して搬送させる印字装置において、
紙送りの駆動源となるモータによって回転され、フレームに固定された駆動歯車と、
前記駆動歯車と噛合して回転される従動歯車と一体回転する紙送りローラと、
前記従動歯車及び前記紙送りローラを回転可能に支持し、前記フレームに回動可能に配置された支持部材と、
前記フレームに前記紙送りローラと前記記録紙を介して対向するように配置された紙押えローラと、
前記支持部材と楔係合し、その差し込み量が増える方向に付勢され、前記フレームに移動可能に配置された係止部とを有し、
前記支持部材は、前記駆動歯車が前記従動歯車を回転させるときに発生する作用線荷重により前記紙送りローラが前記紙押えローラに付勢するように回動し、
前記係止部は、前記紙送りローラが前記紙押えローラに付勢するように前記支持部材が回動すると、差し込み量が増える方向に移動して前記支持部材が回動した最大の量を維持することを特徴とする印刷装置。 - 前記係止部を付勢される方向と反対の方向に移動可能なプランジャとソレノイドを有し、
前記係止部を前記反対の方向に移動させることにより、前記係止部によって維持されている前記支持部材の回動量が解除されることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13558296A JP3572805B2 (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13558296A JP3572805B2 (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 印刷装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09314942A JPH09314942A (ja) | 1997-12-09 |
JP3572805B2 true JP3572805B2 (ja) | 2004-10-06 |
Family
ID=15155198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13558296A Expired - Lifetime JP3572805B2 (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3572805B2 (ja) |
-
1996
- 1996-05-29 JP JP13558296A patent/JP3572805B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09314942A (ja) | 1997-12-09 |
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