JPH07192396A - 録音再生装置 - Google Patents

録音再生装置

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Publication number
JPH07192396A
JPH07192396A JP33223393A JP33223393A JPH07192396A JP H07192396 A JPH07192396 A JP H07192396A JP 33223393 A JP33223393 A JP 33223393A JP 33223393 A JP33223393 A JP 33223393A JP H07192396 A JPH07192396 A JP H07192396A
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JP
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signal
recording
code
encoder
converter
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Application number
JP33223393A
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Inventor
Yoshiaki Asakawa
吉章 淺川
Masatoshi Otake
正利 大竹
Masao Hotta
正生 堀田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】低消費電力で動作し、頭切れが発生せず、かつ
長時間録音ができるディジタル方式の録音再生装置を実
現する。 【構成】A/D変換器10、低消費電力で動作する第1
の符号器21と復号器21、常時一定時間長分の音響信
号を格納するリングメモリ60、第1の符号器21より
も圧縮率の高い第2の符号器31と復号器32、録音用
記憶手段70、D/A変換器80、制御手段100から
なる。 【効果】頭切れの発生しない録音が可能となり、かつ、
常時録音する部分に低消費電力で動作する録音再生機を
使用しているので、低消費電力、長時間の録音再生がで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は録音再生装置に係り、特
に一定時間過去の時点からの録音が可能で、かつ低消費
電力で動作するのに好適な録音再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の録音機(テープレコーダ)やVT
Rでは、基本的には録音(録画)スイッチを起動した時
点から録音(録画)が開始される。あらかじめ録音(録
画)するものがわかっている場合は問題ないが、聞いて
いたりあるいは見ていたものを急に録音(録画)しよう
とするときには先頭部分が記録できないという問題があ
る。これに対し、常時一定時間分を録画しておき、録画
スイッチが起動されたら数秒前の映像から録画できるV
TRが商品化されている。また録音機ではICメモリを
有し、音声スイッチにより音声を検出した時点から所定
時間遡って録音を開始するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】携帯録音スイッチの起
動と同時に過去の時点に遡って録音、録画を開始する機
能を半導体メモリを用いたディジタル式録音機において
実現しようとした場合、以下のような問題が生じる。一
般にディジタル録音する場合には、長時間の録音を可能
とするため音声を高能率符号化し、データ圧縮した後に
メモリに格納する。しかし高能率符号化のアルゴリズム
は複雑であるため、これを実現するためには高速のプロ
セッサが必要であり、消費電力が増大する。過去の時点
に遡って録音するためには常時一定時間分の音声を録音
している必要があるが、高能率符号化を用いると消費電
力が大きくなり、特に携帯用機器に適用する場合に不都
合となる。一方、アルゴリズムが単純な音声符号化方式
では消費電力は低減するものの圧縮率が低いため、長時
間の録音には適していない。
【0004】本発明の目的は、低消費電力かつ長時間の
録音ができ、過去の時点に遡って録音することができる
録音再生装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の録音再生装置は、一定時間長分の最新の音
響信号をディジタル信号にして記憶する第1の記録部
と、上記第1の記録部の記録されたディジタル信号を一
定時間過去に遡り読み出し、上記ディジタル信号より圧
縮された、即ちビット数の少ない符号信号に符号化し記
憶する第2の記憶部と、再生時に上記第2の記録部とか
ら読み出された符号信号を音響信号に変換する再生部と
を設けた。
【0006】上記第1の記録部における音響信号をディ
ジタル信号する手段としては、A/D変換、あるいはA
/D変換の出力信号を符号化するPCM符号のような、
簡易かつ消費電力の少ない符号器を使用する。また、一
定時間長分の最新の音響信号を記憶する記憶手段とし
て、リングメモリ等を用いる。
【0007】第2の記録部における符号化手段は、第1
の記録部におけるA/D変換や符号器より符号化効率の
高い符号化器、例えば、LD−CELP(Low-Delay Co
de Excited Linear Prediction)方式の符号化手段、V
SELP(Vector-Sum Excited Linear Prediction)方
式の符号化手段、PSI−CELP(Pitch Synchronou
s Innovation CELP)方式の符号化手段等を使用する。
【0008】上記再生部は上記第1の記録部、第2の記
録部の構成に対応した復号手段、D/A変換器で構成す
る。
【0009】
【作用】本発明における第1の記録部は、第2の記録部
に比較して極めて長時間動作する部分である。第1の記
録部における記憶手段は、リングメモリのように常に最
新のデータを一定時間長分保持する。また、A/D変換
器、符号器等を第2の記録部を構成する符号器よりも消
費電力の少ない構成とすることにより、録音再生装置全
体の低消費電力を実現するものである。
【0010】一方、第2の記録部を構成する符号器は、
録音開始の制御信号により、第1の記録部の記憶手段よ
り、録音開始時に過去に遡った時点から、格納されてい
る符号データを読み出し、高能率符号化を行う。そのた
め、記憶すべきビット数は圧縮されるので、一定の容量
の記憶手段される情報量を増大させることができる。上
述のように、第1の記録部と第2の記録部の組合せによ
って、録音開始時に過去に遡った時点から記録できる録
音再生装置の問題であった省電力と記録容量(記録時
間)の増大の要求を同時に満たすことができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。 <実施例1>図1は本発明による録音再生装置の第1の
実施例の構成を示すブロック図である。本装置は機能的
に3つに分けられる。第1は入力された音声を常時一定
時間長分録音する部分である。第2は録音要求に対して
音声を高い圧縮率で符号化して記憶手段(以下メモリと
も呼ぶ)に格納する部分である。第3は再生要求に対し
てメモリに格納されている符号データから音声等の音響
信号を復号する部分である。以下個々の機能部分を詳細
に説明する。
【0012】第1の部分は録音要求の有無ににかかわら
ず常時動作している。マイクロホン等によって音響−電
気変換されたアナログ音声信号1は、A/D変換器10
によってディジタル音声信号aに変換される。A/D変
換器10の特性は、必要とする音質に依存する。例えば
通常の電話音声並の音質を確保するためには、標本化周
波数が8kHz、分解能は線形で13ビット程度必要で
ある。この場合、ディジタル音声信号aのビットレート
は104kbpsとなる。
【0013】ディジタル音声信号aはデータバス90を
介して第1の記憶手段60に格納される。第1の記憶手
段60はリングメモリとして用いられる。すなわち、書
き込みアドレスを巡回的に指定することにより、古いデ
ータの上に新しいデータを上書きし、常に一定量の最新
データを保持するものである。リングメモリの記憶容量
は最低限録音要求があった時点に過去にさかのぼる時間
分あれば良い。例えば、過去に遡って再生する時間を5
秒とすれば、記憶容量は最低限520kビットあれば良
いことになる。このリングメモリは次に述べるように書
き込みと読み出しを独立に行う必要があるため、デュア
ルポートRAMが用いられる。
【0014】第2の部分は録音要求があった場合に作動
する。録音要求があると、記憶手段60から格納されて
いる音声信号の読み出しを開始する。読み出しアドレス
は、音声信号の現在の書き込みアドレスから定数を差し
引いたもの、すなわち一定時間長(例えば5秒間)分だ
け過去にさかのぼったアドレスである。なお、音声信号
aの読み出しを行っている場合にも、A/D変換された
音声信号aの書き込みは同時に行っている。このため、
記憶手段60には、書き込みと読み出しを独立に行うこ
とのできるデュアルポートRAMが適している。
【0015】記憶手段60から読み出された音声信号a
は、第1のバッファメモリ65に一旦格納される。これ
は符号器21では数10msの音声からなるフレームを
単位に処理するためであり、1フレーム分の音声信号a
が溜った時点でデータバス90を介して音声符号器21
に転送される。
【0016】符号器21は、圧縮率の高い符号化を行な
う。一般に音質とビットレート、処理の複雑さはトレー
ドオフの関係にある。すなわち、音質を一定にしてビッ
トレートを下げようとすると処理は複雑化する傾向にあ
る。音声符号化方式の具体例としては、16kbpsの
LD−CELP(Low-Delay Code Excited Linear Pred
iction)方式がある。これは国際標準として選定された
ものであり、通常の電話音質からの劣化はほとんど無
い。この場合、1分間の音声を録音するために960k
ビットの記憶容量が必要である。さらにビットレートを
下げたものとして、6.7kbpsのVSELP(Vect
or-Sum Excited Linear Prediction)方式がある。これ
は日本の自動車・携帯電話のフルレート標準方式として
選定されたものであり、音質的には通常の電話音声より
も若干低い。また、ハーフレート方式として近く標準化
される予定のPSI−CELP(Pitch Synchronous In
novation CELP)方式はビットレートが3.45kbp
sであり、1分間の音声を録音するための記憶容量は2
07kビットで済む。その反面、処理は複雑である。こ
のように符号器21は、音質や第2の記憶手段(蓄積用
メモリ)75の記憶容量、処理の複雑さ等を勘案して、
適切な方式を選定すれば良い。
【0017】上記の符号化方式はフレーム単位の処理で
あり、例えばPSI−CELP方式ではフレーム長は4
0msである。第1のバッファメモリ65から1フレー
ム分の音声信号bが読み出され、符号器21に入力され
る。1フレーム分の音声信号は符号器21によって所定
のビットレートの符号cに変換される。フレーム単位に
出力された符号cは、データバス90を介して第2の記
憶手段(蓄積用メモリ)70のデータ領域に順次格納さ
れる。なお、録音される音声データは通常1つだけでは
なく複数個あるので、再生時の利便性を向上させるため
に、録音データごとに格納開始アドレス、シーケンシャ
ル番号、録音開始時刻等の情報をディレクトリ領域に記
録しておく。
【0018】録音停止要求により、録音動作を停止す
る。記憶手段(リングメモリ)60の読み出しには一定
時間長分の遅れがあるため、実際の録音停止は以下の動
作が完了した時点となる。すなわち、リングメモリ60
からの音声信号aの読み出しは、録音停止要求が出た時
点に格納された信号が読み出されるまで続行される。リ
ングメモリ60からの読み出しが完了した時点で、第1
のバッファメモリ65に格納された信号が1フレーム分
に満たない場合は、1フレーム分になるまで値が0の信
号を付加し、符号器21に転送する。あるいは、リング
メモリ60からの音声信号の読み出しを、録音停止要求
が出た時点に格納された音声データの読み出しが完了し
たあとも、バッファメモリ65に1フレーム分の音声信
号が溜るまで続行しても良い。以下、最終フレームの音
声信号が符号器21で符号cに変換され、第2の記憶手
段(蓄積用メモリ)70に格納された時点で録音動作が
停止される。
【0019】第3の部分は再生要求があった場合に作動
する。再生要求があった場合、第2の記憶手段(蓄積用
メモリ)70から符号データが読み出される。この時、
シーケンシャル番号や録音開始時刻等の情報により、所
望の部分の符号データを検索することが可能である。フ
レーム単位で読み出された符号dは、データバス90を
介して符号器21に対応する復号器22に入力され、デ
ィジタル音声信号eに復号される。復号は通常フレーム
単位(PSI−CELPの場合は40msごと)に行わ
れるために、一旦第2のバッファメモリ75に格納され
る。これはD/A変換時に音が途切れないようにするた
めである。
【0020】第2のバッファメモリ75から読み出され
たディジタル音声信号fは、D/A変換器80によって
アナログ音声信号gに変換される。D/A変換器80の
特性は、基本的にはA/D変換器10の特性に対応して
おり、データ更新周期はA/D変換器10の標本化周期
に一致しており、分解能も同様である。音声再生は記憶
手段(蓄積用メモリ)70のうち所定部分の符号化デー
タを全て読み出した時点で停止する。あるいは、再生中
止の要求があった時点で停止する。
【0021】以上のような動作モードの切り替えは、マ
イクロプロセッサ等よりなる制御回路100からの制御
信号に基づいて行われる。なお、図面が煩雑になるのを
避けるため、制御信号については図示していないが、装
置の構成要素に供給されていることは言うまでもない。
また、符号器21と復号器22は、コーデック20とし
て一体化されて構成してもよい。このような構成でも、
機能的には符号器21と復号器22に分けて考えること
ができる。
【0022】第1の実施例によれば、録音時の頭切れを
防止するために常時動作している第1の部分について
は、常時動作しているのはA/D変換10とリングメモ
リ60への書き込みのみであり、消費電力は低く抑えら
れ、また、第2の部分で、音声の高能率符号化を行う符
号器21が動作しているため、第1の部分に比べ、消費
電力は多くなが、高能率符号化の結果、長時間の録音が
可能となる。
【0023】<実施例2>図2は本発明による録音再生
装置の第2の実施例の構成を示すブロック図である。第
2の実施例では、リングメモリ60の記憶容量を削減す
るため、A/D変換器10の出力を一旦符号化して、リ
ングメモリ60に格納する。そのため第1の実施例の構
成に対し第2の音声符号器31と第2の音声復号器32
が追加された構成になっている。これらは第2の音声コ
ーデック30として一体化して構成してもよい。
【0024】第2の音声符号器31は、低消費電力で動
作する、アルゴリズムが単純な音声符号器である。典型
的なものとしてμ則PCM(Pulse Code Modulation)
があり、これは音声データの振幅を対数的に8ビットで
量子化し、符号化するものである。この場合、ビットレ
ートは64kbpsとなる。他にADPCM(Adaptive
Differential PCM)の適用も可能である。この場合
ビットレートは32kbps程度となるが、アルゴリズ
ムはPCMに比べるとやや複雑になる。以下、第1の実
施例との差異を中心に、第2の実施例を詳細に説明す
る。図2において、図1と同一機能部分については同じ
番号を付して詳細な説明を省く。
【0025】第1の部分は入力された音声を常時一定時
間長分録音する部分である。アナログ音声信号1はA/
D変換器10によってアナログ音声信号aに変換され、
データバス90を介して第2の音声符号器31に入力さ
れる。音声符号器31の出力である符号データhは、デ
ータバス90を介して第1の記憶手段(リングメモリ)
60に格納される。リングメモリ60においては、第1
の実施例と同様に、常時最新の一定時間長分の符号デー
タが保持される。
【0026】第2の部分は録音開始要求があった場合に
動作する部分である。リングメモリ60からの符号デー
タの読み出しは、第1の実施例同様、録音開始要求があ
った時点から一定時間長分だけ遡ったアドレスから読み
出しを開始する。読み出された符号データは、データバ
ス90を介して、第2の音声符号器31に対応する第2
の音声復号器32に入力され、ディジタル音声信号iに
復号される。
【0027】復号された音声信号iは、データバス90
を介して第1のバッファメモリ65に一旦格納される。
以下、第1の音声符号器21によって高圧縮に符号化さ
れ、第2の記憶手段(蓄積用メモリ)70に格納される
のは、第1の実施例と同様である。また、音声を再生す
る第3の部分についても、第1の実施例と同様である。
第2の実施例によれば、録音時の頭切れを防止するた
めに必要なリングメモリ60の容量を削減でき、かつ、
常時動作している部分については比較的低消費電力化が
図られる。
【0028】<実施例3>図3は本発明による録音再生
装置の第3の実施例の構成を示すブロック図である。第
1の実施例、あるいは、第2の実施例との差異を中心
に、第3の実施例について説明する。図1、図2と同一
機能部分については同じ番号を付して詳細な説明を省
く。本実施例は、第2の実施例のA/D変換器とD/A
変換器、第2の音声コーデックをPCMコーデックで置
き換えたものである。PCMコーデックは1チップLS
I化されており、低価格の部品であるため、安価な装置
が実現できる。図3において、PCMコーデック40は
PCM符号器41とPCM復号器42に機能的に分離し
て示してある。
【0029】アナログ音声信号1はPCM符号器41に
入力され、所定フォーマットの符号データjに変換され
る。符号データjはリングメモリ60に格納される。録
音時にはリングメモリ60から符号データjが読み出さ
れる。符号データはこれは所定フォーマットになってい
るが、第1の符号器21の入力は、通常振幅が線形のデ
ィジタル音声信号であることが想定されているので、デ
ータ変換する必要がある。これを実現するのが第1のフ
ォーマット変換器51であり、μ則PCMから線形PC
Mに変換する。フォーマット変換された線形PCMデー
タは、第1のバッファメモリ65に一旦格納され、第1
の音声符号器21によって、高圧縮の符号データcに変
換される。符号データcは、第2の記憶手段70に格納
される。
【0030】再生時には、第2の記憶手段(RAM)7
0から読み出された符号データが第1の復号器22に入
力され、音声信号に復号される。この復号された音声信
号は、振幅が線形のデータ、すなわち線形PCMデータ
である。これをPCM復号器42によってアナログ音声
データgに変換するためには、所定のフォーマットに変
換する必要がある。これを実現するのが第2のフォーマ
ット変換器52であり、線形PCMからμ則PCM符号
に変換する。第1及び第2のフォーマット変換器51、
52は変換テーブルが格納されたROMであり、フォー
マット変換は表引きによって実現される。以上、第3の
実施例よれば、第2の実施例と同等の機能・性能をより
低コストで実現することができる。
【0031】<実施例4>図4は本発明による録音再生
装置の第4の実施例の要部の構成を示すブロック図であ
る。上記第1から第3の実施例では、いずれも音声信号
を高能率符号化して記録し、再生要求に基づいて復号化
し、再生するようになっている。しかし、長時間録音す
る必要は無いが、聞き漏らした部分をその場ですぐ聞き
返したい場合もある。本実施例は、そのような使い方
(即時再生)に対応する機能は付加し、たものである。
【0032】図4において、200が蓄積再生を行う場
合の経路を示す。すなわち、リングメモリ60から読み
出された音声信号が第1のバッファメモリ65を介して
第1の符号器21に入力され、符号データが第2の記憶
手段(蓄積用メモリ)70に格納される。再生要求があ
ると、蓄積用メモリ70から符号データが読み出され、
第1の復号器22によって音声信号に復号され、第2の
バッファメモリ75を介してD/A変換器80に入力さ
れる。
【0033】これに対し、300は即時再生の経路を示
す。すなわち、即時再生要求があった場合には、リング
メモリ60から読み出された音声信号が直接D/A変換
器に入力される。この時、リングメモリ60からの音声
信号の読み出しは、一定時間長分過去に遡って行われ
る。蓄積再生を行う場合の経路200と即時再生の経路
300とのいずれかを選択する手段をもうけることによ
って、録音再生装置の使い勝手を向上できる。第2およ
び第3の実施例においても、即時再生機能が容易に実現
されることは明らかである。
【0034】図5は本発明による携帯型の録音再生装置
の外形である。マイクロホン2、スピーカ3が内蔵され
ている。ボタン4は録音開始、録音終了、あるいは再生
を指示するためのものである。再生時に録音されている
データを検索することも出来、データの属性(録音時
刻、シーケンシャル番号等)は液晶表示器等によるデー
タ表示部5に表示される。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、録音開始を指示した時
点よりも所定時間分過去に遡って録音を開始することに
よって、頭切れの起こらない録音が可能となる。特に、
低消費電力で動作可能な、ディジタル方式の録音再生装
置を提供することが可能となる。また、録音を伴わない
即時再生も可能であり、使い勝手の向上が図られてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による録音再生装置の第1の実施例を示
すブロック図である。
【図2】本発明による録音再生装置の第2の実施例を示
すブロック図である。
【図3】本発明による録音再生装置の第3の実施例を示
すブロック図である。
【図4】本発明による録音再生装置の第4の実施例の要
部の構成をを示すブロック図である。
【図5】本発明による録音再生装置の一実施例の外観図
である。
【符号の説明】
10…A/D変換器 52…第2のフォー
マット変換器 21…第1の音声符号器 60…第1の記憶手
段(リングメモリ) 22…第1の音声復号器 65…第1のバッフ
ァメモリ 31…第2の音声符号器 70…第2の記憶手
段(蓄積用メモリ) 32…第2の音声復号器 75…第2のバッフ
ァメモリ 41…PCM符号器 80…D/A変換器 42…PCM復号器 100…制御回路 51…第1のフォーマット変換器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定時間長分の最新の音響信号をディジタ
    ル信号にして記憶する第1の記録部と、上記第1の記録
    部の記録されたディジタル信号を一定時間過去にさかの
    ぼり読み出し、上記ディジタル信号より圧縮された符号
    信号に符号化し記憶する第2の記録部と、再生時に上記
    第2の記録部から読み出された符号信号を音響信号に変
    換する再生部とを具備することを特徴とする録音再生装
    置。
  2. 【請求項2】アナログ信号をディジタル信号に変換する
    A/D変換器、上記A/D変換器の出力信号を一定時間
    分格納する第1の記憶手段、上記第1の記憶手段から読
    み出された信号を上記ディジタル信号よりビット数の少
    ない符号信号に符号化する符号器、上記符号器の出力符
    号を格納する第2の記憶手段、上記第2の記憶手段から
    読み出された符号信号を復号する復号器、上記復号器に
    よって復号された信号をアナログ信号に変換するD/A
    変換器を具備することを特徴とする録音再生装置。
  3. 【請求項3】アナログ信号をディジタル信号に変換する
    A/D変換器、上記A/D変換器の出力信号を符号化す
    る第2の符号器、上記第2の符号器の出力符号を一定時
    間分格納する第1の記憶手段、上記第1の記憶手段から
    読み出された符号を復号する第2の復号器、上記第2の
    復号器によって復号された信号を上記第2の符号器の出
    力符号よりビット数の少ない符号に変換する第1の符号
    器、上記第1の符号器の出力符号を格納する第2の記憶
    手段、上記第2の記憶手段から読み出された符号を復号
    する第1の復号器、上記第1の復号器によって復号され
    た信号をアナログ信号に変換するD/A変換器を具備す
    ることを特徴とする録音再生装置。
  4. 【請求項4】アナログ信号をディジタル符号に変換する
    第3の符号器、上記第3の符号器の出力符号を一定時間
    分格納する第1の記憶手段、上記第1の記憶手段から読
    み出された信号を上記第3の符号器の出力符号よりもビ
    ット数の少ない符号に変換する第1の符号器、上記第1
    の符号器の出力符号を格納する第2の記憶手段、上記第
    2の記憶手段から読み出された符号を復号する第1の復
    号器、上記第1の復号器によって復号された信号をアナ
    ログ信号に変換するD/A変換器を具備することを特徴
    とする録音再生装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかに記載の録音
    再生装置に、上記第1の記憶手段からの読み出した信号
    を直接上記D/A変換器に加える即時再生手段及び上記
    即時再生手段を選択駆動するする手段とを付加して構成
    されたことを特徴とする録音再生装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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