JPH0719228A - 袋ナット - Google Patents
袋ナットInfo
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- JPH0719228A JPH0719228A JP18912493A JP18912493A JPH0719228A JP H0719228 A JPH0719228 A JP H0719228A JP 18912493 A JP18912493 A JP 18912493A JP 18912493 A JP18912493 A JP 18912493A JP H0719228 A JPH0719228 A JP H0719228A
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- nut
- core
- diameter
- shell
- cap nut
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Abstract
より成形した袋ナットを提供する。 【構成】 上下に貫通する雌ねじを有する金属製のナッ
トと、該ナットの上部に被冠され且つ雌ねじ上端に連通
する筒状孔を有するコアーと、袋ナットの外殻を構成す
る合成樹脂製のシェルとから成り、前記シェルが、合成
樹脂による一体成形により、ナットの雌ねじ下端を開放
せしめる開口部と、ナットを埋入せしめ且つ外周面に工
具係合面を備えた胴部と、コアーを埋入せしめる頭部と
を一体に備えて成る構成である。
Description
し、ボルトの端部を被覆するための袋ナットが公知であ
る。
クロームメッキ等のメッキを施されている。例えば、金
属製の六角ナットの上部に金属製の半球状の袋部材を被
冠せしめ、溶接により相互に固着した後、全体にメッキ
を施される。
来の袋ナットは、製造に際して種々の問題を提起する。
例えば、製品の仕上げを良好なものとするためには、六
角ナットと袋部材の溶接個所に生じる凹凸を研磨しなけ
ればならない。しかも、メッキ工程が不可欠であるた
め、コスト低減を妨げると共に、廃液処理の問題もあ
る。
品としても種々の問題がある。例えば、全体が金属製で
あるため、個々の製品の重量が大である。また、メッキ
による防錆効果は完璧でないため、年月を経ると錆を生
じてしまう。更に、建築分野等において、意匠効果が期
待される個所に使用する場合、クロームメッキが背景の
意匠を損なう虞れがある。
決した袋ナットを提供するものであり、その第一の手段
として構成したところは、上下に貫通する雌ねじを有す
る金属製のナットと、該ナットの上部に被冠され且つ雌
ねじ上端に連通する筒状孔を有するコアーと、袋ナット
の外殻を構成する合成樹脂製のシェルとから成り、前記
シェルが、合成樹脂による一体成形により、ナットの雌
ねじ下端を開放せしめる開口部と、ナットを埋入せしめ
且つ外周面に工具係合面を備えた胴部と、コアーを埋入
せしめる頭部とを一体に備えて成る点にある。
ところは、コアーの筒状孔が、ナットの雌ねじに臨む大
径孔と、該大径孔に連なる小径孔とを連設し、大径孔の
直径D、小径孔の直径d、ナットの雌ねじの谷径F、ナ
ットの雌ねじの内径fを、d≦f<F≦Dに形成した点
にある。
ところは、コアーが合成樹脂製であり、該コアーの筒状
孔が、上端に底部を有する有底孔とされた点にある。
述する。尚、本明細書の説明において「上」又は「下」
は、図面に示す配置に基づくものであり、普遍的な方向
性を意味するものでないことを諒解されたい。
属製のナット2と、コアー3と、ナット2及びコアー3
を埋入せしめた合成樹脂製のシェル4とから成る。
を有すると共に、外周に回り止め部6を形成している。
図例の場合、汎用の六角ナットが用いられ、ナット外周
の多角形面により回り止め部6を構成する。
冠され且つ雌ねじ5の上端に連通する筒状孔7を有す
る。
脂により一体成形され、上端に底部8を有する有底筒状
に形成されている。
ねじ5に臨む大径孔9と、該大径孔9に連なる小径孔1
0とを連設しており、大径孔9の直径(内径)をD、小
径孔10の直径(内径)をd、雌ねじ5の谷径(雌ねじ
谷の内径)をF、雌ねじ5の内径(雌ねじ山の内径)を
fとしたとき、d≦f<F≦Dに形成している。
され、ナット2の雌ねじ5の下端を開放せしめる開口部
11と、ナット2の下面周縁を抱持する内向きフランジ
12と、ナット2を埋入せしめる胴部13と、コアー3
を埋入せしめる頭部14とを一体に備えている。
1の内径をO、雌ねじ5の谷径(ねじ谷の内径)をFと
したとき、F≦Oに形成している。
ナ又はレンチ等の工具を係合させるための係合面15を
形成しており、図例の場合、六角形を成す。
形成されており、これにより、シェル4が全体として従
来の袋ナットと同様の形状を成す。
等により着色されており、これにより任意の色彩とした
袋ナット本体1を構成する。
工具係合面15に工具を係合せしめ、ナット2の雌ねじ
5にボルト(図示せず)を螺着することにより、従来の
袋ナットと同様に使用することができる。この際、ボル
トの先端は、コアー3の大径孔9に進入する。
造方法を示しており、第一金型16と、第二金型17
と、ピン18とを備えた金型設備が用いられる。
0を前記シェル4の頭部14の中心に臨ましめ、該第一
金型16と第二金型17とにより、前記シェル4の外形
に合致するキャビティー21を形成する。
に挿入され、該ピン18は、前記開口部11の内径に等
しい外径を有する大径部22と、前記小径孔10の内径
に等しい外径を有する小径部23とを備えている。
から突出したピン18の小径部23にナット2を外挿せ
しめると共に、該ナット2の下面をピン18の大径部2
2に接当せしめ、更に、ピン18の小径部23にコアー
3を被冠せしめる。この状態で、コアー3は、下端をナ
ット2に接当せしめられると共に、上端の底部8の内面
をピン18の先端面に接当せしめられる。これにより、
金型のキャビティー21内に、ナット2及びコアー3が
セットされる。
樹脂を射出せしめると、前述のようなシェル4が成形さ
れ、ナット2及びコアー3を埋入したインサート成形が
行われる。
成樹脂の射出圧はコアー3の底部8に負荷されるが、該
底部8は、ピン18の先端面に支持されているので、射
出圧を好適に支承する。
に、コアー3は、小径孔10をピン18の小径部23に
嵌合している。また、ナット2は、雌ねじ5をピン18
の小径部23に嵌合すると共に、下面をピン18の大径
部22の段部22aに接当している。従って、キャビテ
ィー21内においてナット2及びコアー3が所定通りに
センタリング及び位置決めされ、しかも、射出成形時に
ナット2及びコアー3が遊動することはない。
6と第二金型17を相互に離反すると共に、ピン18を
第二金型17から突き出せば良く、これにより、成形さ
れた袋ナット本体1は離型される。
製ナット2を埋入したシェル4を合成樹脂により成形し
た袋ナット本体1を提供することができるので、従来と
同様の強固な袋ナットでありながら、適宜着色すること
によりカラフルであると共に、錆を生じることなく、し
かも、軽量である。
ート成形に際してコアー3を用いるものであるから、金
型等の構造が比較的簡単であると共に、比較的迅速な成
形を可能とし、量産に適するという効果がある。
たようなピン18を用いることにより、ナット2及びコ
アー3を金型にインサートするに際し、そのセンタリン
グ及び位置決めが容易であり、精度の高い袋ナット本体
1を提供できるという効果がある。
たような金型のゲート20をシェル4の頂部中心に位置
せしめた成形設備を用いるに際し、溶融合成樹脂の射出
圧を好適に支承することができるので、シェル4の外面
に所謂ヒケと称される歪みを生じることがなく、仕上げ
に優れた袋ナット本体1を提供できるという効果があ
る。
図、(B)は縦断面側面図である。
ト成形中の状態を示す縦断面図である。
状態を示す縦断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 上下に貫通する雌ねじを有する金属製の
ナットと、該ナットの上部に被冠され且つ雌ねじ上端に
連通する筒状孔を有するコアーと、袋ナットの外殻を構
成する合成樹脂製のシェルとから成り、前記シェルが、
合成樹脂による一体成形により、ナットの雌ねじ下端を
開放せしめる開口部と、ナットを埋入せしめ且つ外周面
に工具係合面を備えた胴部と、コアーを埋入せしめる頭
部とを一体に備えて成ることを特徴とする袋ナット。 - 【請求項2】 コアーの筒状孔が、ナットの雌ねじに臨
む大径孔と、該大径孔に連なる小径孔とを連設し、大径
孔の直径D、小径孔の直径d、ナットの雌ねじの谷径
F、ナットの雌ねじの内径fを、d≦f<F≦Dに形成
して成ることを特徴とする請求項1に記載の袋ナット。 - 【請求項3】 コアーが合成樹脂製であり、該コアーの
筒状孔が、上端に底部を有する有底孔に形成されて成る
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の袋ナット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5189124A JP2510468B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 袋ナット及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5189124A JP2510468B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 袋ナット及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0719228A true JPH0719228A (ja) | 1995-01-20 |
JP2510468B2 JP2510468B2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=16235801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5189124A Expired - Fee Related JP2510468B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 袋ナット及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2510468B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012229555A (ja) * | 2011-04-26 | 2012-11-22 | Otis:Kk | 雨樋吊具 |
EP3047164A4 (en) * | 2013-09-17 | 2017-04-19 | Scania CV AB | Insulator which is adjustable and can deal with impacts and vibrations |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61270512A (ja) * | 1986-05-20 | 1986-11-29 | 株式会社ブリヂストン | 締付ナツト |
JP3125911U (ja) * | 2006-07-26 | 2006-10-05 | 日建化工株式会社 | 台座移動固定機構 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP5189124A patent/JP2510468B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS61270512A (ja) * | 1986-05-20 | 1986-11-29 | 株式会社ブリヂストン | 締付ナツト |
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RU2666500C2 (ru) * | 2013-09-17 | 2018-09-07 | Сканиа Св Аб | Регулируемый амортизатор, выполненный с возможностью поглощения ударных воздействий и вибраций |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2510468B2 (ja) | 1996-06-26 |
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