JPH07191535A - 電子写真法 - Google Patents

電子写真法

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JPH07191535A
JPH07191535A JP34826493A JP34826493A JPH07191535A JP H07191535 A JPH07191535 A JP H07191535A JP 34826493 A JP34826493 A JP 34826493A JP 34826493 A JP34826493 A JP 34826493A JP H07191535 A JPH07191535 A JP H07191535A
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JP
Japan
Prior art keywords
drum
layer thickness
film thickness
electric field
frequency
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP34826493A
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English (en)
Inventor
Takeshi Watanabe
毅 渡辺
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Canon Inc
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】感光体の膜厚が薄くなってもカブリ等が発生せ
ず、画像濃度も低下しない良好な画像が得られる電子写
真法を提供する。 【構成】感光体1上の静電潜像を交番電界によって顕画
像化する電子写真法で、感光体1の膜厚を検知し、この
膜厚が薄くなるに従い、交番電界の周波数を上げること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば感光体を用いた複
写装置等の電子写真法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の電子写真法を用いた複写機
においては、その使用回数が増すことで、画像背景部即
ち除電電位部のカブリが増加していた。この時通常カブ
リ除去として多くは以下に述べる2つのどちらかで対処
してきた(図11参照)。
【0003】 原稿露光量を増大させて除電電位VL
を下げて現像バイアス電位VDCとの差を大きく、即ち逆
現像コントラストcを大きくする。
【0004】 現像バイアス電位VDCを大きく、即ち
D に近づけて、除電電位VL との差cを大きくするこ
とでカブリ除去をした。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記2つ
の方法では以下に述べる問題が生ずる。
【0006】 原稿露光量を増大させるにはランプ電
圧を大きくするため昇温の問題,コストアップ,機械の
電力に余裕がない時等は電圧アップできないという問題
もある。
【0007】また、原稿露光量アップで多少VD 低下を
生ずる。しいては画像濃度Dmax の低下を招く。
【0008】 現像バイアス電位VDCを増大させると
いうことは暗部電位との差b、即ち現像コントラストc
が小さくなるために画像濃度Dmax が低下する。
【0009】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、感光体
の膜厚が薄くなってもカブリ等が発生せずまた、画像濃
度も低下しない良好な画像が得られる電子写真法を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、感光体上の静電潜像を交番電界に
よって顕画像化する電子写真法であって、前記感光体の
膜厚を検知し、該膜厚が薄くなるに従い、前記交番電界
の周波数を上げることを特徴とする。
【0011】また、前記感光体の膜厚を検知し、該膜厚
が薄くなるに従い、前記交番電界のピークツーピークの
電圧を減少させるとよい。
【0012】
【作用】上記のように構成された電子写真法では、感光
体の膜厚を検知し、膜厚が薄くなるに従い、交番電界の
周波数を上げるようにしたため、カブリが発生しない。
【0013】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
【0014】(第1実施例)本発明の電子写真法の第1
実施例を適用した装置を図1に示す。図1において、1
は静電潜像を担持するところの感光体、2は感光体1上
に一様な電位を与える帯電ローラー、3は表面に現像剤
を担持し内部に磁界発生手段を内蔵する現像ローラー、
4は感光体1上の顕画像を転写材へと転写させる転写ロ
ーラー、5は転写後の転写材背面の電荷を除電する除電
針、6は感光体1上の転写残りの残現像剤を感光体1よ
り取り除くクリーニング・ブレード、7は転写後の転写
材を定着部(図示せず)に搬送する搬送部材、8は帯電
ローラー2に高圧を印加する高圧電源、9は各電源の出
力を制御する制御コントローラ、10は現像ローラー3
に交番電界を印加する現像バイアス電源、11は現像ロ
ーラー3を含む現像装置である。
【0015】この実施例で、感光体としてのドラム1は
φ30mmの有機光導電感光体を使用した。その時のプ
ロセス・スピードは200mm/sである。ドラムの膜
厚の検知は複写動作前に行なう。高圧電源8より一定電
圧本例では1400Vをφ16mmの帯電ローラー2に
印加する。
【0016】図2に示す様に一定電圧を印加した場合ド
ラムの膜厚が薄い程、その時ドラムに流れる電流は大き
い。本実施例では膜厚25μmの時60μA、膜厚10
μmの時は120μAであった。
【0017】この実施例で使用した有機光導電感光体は
図6を用いて説明すると3層より形成されている。基層
はベースであるアルミニウム基板21、その上層にキャ
リア発生層、通称CGL(Carrier Generation Layer)2
2と、最外層としてキャリア輸送層、通称CTL(Carri
er Transport Layer) 23とで構成されている。その最
外層CTL23の厚みをドラムの膜厚と言っている。
【0018】流れるドラム電流を検知することでその時
のドラムの膜厚を知ることができる。そこで図3に示す
様にドラムの膜厚が薄くなるに従い現像ローラーへ印加
する交番電界の周波数を高周波とする。本実施例として
膜厚25μmの時1800Hz、膜厚10μmの時は2
400Hzとした。
【0019】現像剤としてのトナーは交番電界の中の現
像促進状態の時に電界によってドラム上に移動する。図
4で説明するとAは引き戻し状態、この時、ドラム上除
電電位VL 部に付着したトナーの多くは引き戻される。
Bは現像促進状態であり、この時、暗部電位であるVD
部のみならず除電電位であるVL 部へも電界によってト
ナーは移動する。その時VD との電界が強いのでVD
へのトナーの移動速度は速い。しかし一方はVL 部は電
界が弱いのでVL 部へのトナーの移動速度は遅い。即ち
移動するのにVD 部に較べると長い時間を必要とする。
そこで高周波にすると現像促進状態の時間も短くなるた
め特に電荷が弱いトナーはその速度が遅いため現像促進
状態の時間の間ではドラムに未到達となりドラム上のト
ナーは減少し、カブリの発生は極めて少ないことにな
る。即ち図5で示す様にVDC−VLで算出される現像コ
ントラストcが大きい方が逆現像コントラストとなりカ
ブリにくい。F1 は低周波の時のバイアス、F3 は高周
波の時のバイアスである。
【0020】ここでドラムの膜厚が薄い方が何故カブリ
易いかを図6にて説明する。24は電荷、25はトナー
を示している。前述した様に交番電界のためVL 部にも
トナーは移動する。
【0021】またVL 部でも電位を持っていることから
もわかる様に帯電電荷は全くないわけでなく若干存在す
る。この時CTL23の膜厚が異なる(a), (b)が同
明部電位の時、その上に存在する帯電電荷は膜厚の薄い
もの程多い。これは膜厚が薄い程CTL23の電気容量
Cが大きくなるため同電位の時は電荷量Qが大きいので
ある。
【0022】即ち、Q=CVより 厚い場合 V=Q/C 薄い場合(半分の膜厚) V=Q´/2C 同電位なので右辺は等しく Q/C=Q´/2C よって、 Q´=2Q となり、膜厚が薄いと電荷量が大きくなる。
【0023】さらに、VL 部に交番電界によりトナーが
移動してきた時大部分のトナーは引き戻し状態の時引き
戻されるが若干トナーは表面の電荷のクーロン力により
補獲される。この時電荷24が多数あるもの程補獲トナ
ー25は多い。即ちカブリ易い。このことによりドラム
の膜厚の薄いもの程カブリ易いことがわかる。その状態
を図7に示す。t1 は膜厚が薄いドラム、t3 は厚いド
ラムである。
【0024】以上のことよりドラムの膜厚が薄くなる程
カブリ易いためカブリ除去のため現像バイアスを高周波
として、ドラム上のトナーを減少させる。この実施例で
は現像バイアスを高周波にしてカブリ除去を行なうため
露光ランプの電圧は大きくする必要もないし、かつ現像
バイアス電位VDCを動かす理由でもないので画像濃度D
max が低下することもない。
【0025】以下に制御動作手順を示す。
【0026】 ユーザーによりメインスイッチをオ
ン。
【0027】 メインオンによりスタンバイ状態(コ
ピー可能状態)までの間に以下の動作を行う。
【0028】 高圧電源8により一定電圧を帯電ロー
ラー2に印加する。
【0029】 この時流れる電流を検知し検知電流は
制御コントローラ9に送られる。
【0030】 制御コントローラ9内にて図2の様な
グラフによりドラムの膜厚を検知し、その膜厚に基づい
て図3の様なグラフより現像に印加する周波数を決定す
る。
【0031】 決定された周波数をコピー時に現像バ
イアス電源10に常時送りその周波数を現像バイアス電
源10は現像ローラー3に印加する。なお、図4の周波
数の形状は正弦波を示しているが、これのみならず矩型
その他の形状でも有効である。
【0032】(第2実施例)図8に本発明の第2実施例
を示す。この実施例では帯電をコロナ帯電15としたた
めに、この部分でドラムの膜厚を検知できない。これは
シールド部材へ大部分の電流が流れるためドラム電流を
検知できないのである。
【0033】そのためドラムの回転数を検知する検知手
段17により総回転数を制御コントローラ9に伝える。
制御コントローラ9内にて図9の様なグラフに基づいて
ドラムの膜厚を検知する。
【0034】カブリ除去については第1実施例と同様に
図3の様なグラフにより現像に印加する周波数を適正な
高周波としている。
【0035】(第3実施例)この実施例は、第1実施例
とドラムの膜厚の検知手段については同等である。カブ
リ除去手段は図10に示すように、膜厚が薄くなると交
番電界のピークツーピークの電圧Vppを下げるものであ
る。尚、ここで言うピークツーピークの電圧Vppとは電
圧の振り幅(極大と極小の電圧差)を意味している。通
常Vppのみ下げると現像不足で文字などチリチリ画像と
なり易い。しかし本実施例においては膜厚が薄くなると
即ち電荷量は多くなるため、その多くなる電荷量に応じ
て、Vppを下げており、現像不足を生じない。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上の構成および作用を有する
もので、感光体の膜厚を検知し、膜厚が薄くなるに従
い、交番電界の周波数を上げるようにしたため、カブリ
が発生せず、また画像濃度も低下しない良好な画像が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施例を適用した装置の概
略図である。
【図2】図2はドラム電流とドラムの膜厚の関係図であ
る。
【図3】図3は現像への印加周波数とドラムの膜厚の関
係図である。
【図4】図4は交番電界の中の現像促進状態,引き戻し
状態を示す図である。
【図5】図5はカブリの量と現像コントラストと周波数
の関係を示す図である。
【図6】図6(a), (b)はそれぞれドラムの膜厚の厚
い場合,薄い場合の概略図である。
【図7】図7はカブリ量と現像コントラストとドラムの
膜厚の関係を示す図である。
【図8】図8は本発明の第2実施例を適用した装置の概
略図である。
【図9】図9はドラム回転数とドラムの膜厚の関係図で
ある。
【図10】図10は交番電界のピークツーピークの電圧
とドラムの膜厚の関係図である。
【図11】図11は現像バイアス電位,除電電位,現像
コントラスト等の関係図である。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電ローラー 3 現像ローラー 4 転写ローラー 5 除電針 6 クリーニングブレード 9 コントローラ 10 現像バイアス電源 11 現像装置 24 電荷 25 トナー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上の静電潜像を交番電界によって
    顕画像化する電子写真法であって、 前記感光体の膜厚を検知し、該膜厚が薄くなるに従い、
    前記交番電界の周波数を上げることを特徴とする電子写
    真法。
  2. 【請求項2】 前記感光体の膜厚を検知し、該膜厚が薄
    くなるに従い、前記交番電界のピークツーピークの電圧
    を減少させることを特徴とする請求項1に記載の電子写
    真法。
JP34826493A 1993-12-24 1993-12-24 電子写真法 Withdrawn JPH07191535A (ja)

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JP34826493A JPH07191535A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 電子写真法

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JP34826493A JPH07191535A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 電子写真法

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JPH07191535A true JPH07191535A (ja) 1995-07-28

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JP34826493A Withdrawn JPH07191535A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 電子写真法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7013095B2 (en) * 2003-03-07 2006-03-14 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with adjustable toner content in a developing device based on surface layer thickness of an image bearing member

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7013095B2 (en) * 2003-03-07 2006-03-14 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with adjustable toner content in a developing device based on surface layer thickness of an image bearing member
US7164868B2 (en) 2003-03-07 2007-01-16 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with changeable image forming conditions due to changes in a surface layer thickness of an image bearing member
CN100428061C (zh) * 2003-03-07 2008-10-22 佳能株式会社 成像设备

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