JPH0718879B2 - 検体検査方法 - Google Patents

検体検査方法

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JPH0718879B2
JPH0718879B2 JP63033482A JP3348288A JPH0718879B2 JP H0718879 B2 JPH0718879 B2 JP H0718879B2 JP 63033482 A JP63033482 A JP 63033482A JP 3348288 A JP3348288 A JP 3348288A JP H0718879 B2 JPH0718879 B2 JP H0718879B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は検体検査方法及び検体検査装置、特にラテツク
ス粒子等の担体粒子を用いた免疫検査に関する。
[従来の技術] 従来、免疫検査法としてラテツクス粒子等の担体粒子を
所定の抗体で感作したものと被検試料を混合して、感作
した抗体が特定しようとする抗原が被検試料に含まれて
いた場合、抗原抗体反応が起きて担体粒子同志が結合
し、担体粒子の凝集状態から抗原の有無或いは抗原の量
を測定する方法が用いられてきた。その際、担体粒子の
凝集状態を判別する方法は、担体粒子を含む懸濁液の光
透過度や光散乱の程度の測定により行なっていた。特に
フローサイトメトリ法を用いて、即ち前記懸濁液をシー
ス液で包んで流体力学的に収斂させて検査位置に個々の
担体粒子を順次流し、検査位置の担体粒子に光ビームを
照射して、散乱する散乱光の強度から担体粒子の大きさ
を判断することにより、個々の担体粒子の凝集状態が判
断でき、抗原の有無或いは抗原の量を算出して、精度の
高い測定が可能であった。
[発明が解決しようとしている問題点] ところが、従来は1種類の抗体を感作した担体粒子しか
使用していないので、一度に1種類の抗原の検査しかで
きず、大量検診等の差異に効率化の妨げになっていた。
そこで、特開昭62−81567号公報では、異なる粒子径及
び/又は蛍光標識によって複数種の担体粒子を区別する
ことによって、一度に複数種類の抗原を検査する方法を
開示している。
本発明は上記従来例をより改良することによって、同時
多項目の抗原検査を、より簡便に且つ確実に行うことが
できる検体検査方法を提供することを目的とする。
[目的を達成するための手段] 本発明の検体検査方法は、 第1の目的抗原と反応する抗体が支持された第1の担体
粒子群、および第2の目的抗原と反応する抗体が支持さ
れ、照射光に対する散乱光の出力特性が前記第1の担体
粒子とは異なる光学特性を備える第2の担体粒子群、を
用意する行程と、 該第1及び第2の担体粒子群を検体試料と混合して混合
試料を作成し、凝集反応を生成させる行程と、 該混合試料中の担体粒子を検査位置に順に流す行程と、 該検査位置に照射光を照射する行程と、 該照射光が照射された検査位置を通過する担体粒子か
ら、前方方向に発生する前方散乱光と、側方方向に発生
する側方散乱光をそれぞれ検出する行程と、 検出した前方散乱光強度に基づいて担体粒子の凝集状態
を判別し、側方散乱光強度に基づいて担体粒子の粒子種
類を識別することによって、前記検体試料中に存在する
前記第1及び第2の目的抗原を検査する行程と、 を有することを特徴とするものである。
[実施例] 第1図は本発明の実施例の構成図である。
本実施例においては担体粒子として有機高分子物質の微
粒子であるラテツクス粒子を用いた。
抗体で感作された複数種のラテツクス粒子に被検試料を
添加したサンプル液の入ったサンプル液容器15と、シー
ス液である蒸留水の入ったシース液容器14は各々加圧さ
れて、サンプル液がシース液に包まれて細い流れに収斂
されてフローセル4内の流通部のほぼ中央部を通過す
る。この時サンプル液に含まれる個々のラテツクス粒子
は分離されて1粒或は1塊ずつ順次流れる。このラテツ
クス粒子の流れに対して、レーザ光源1から出射された
レーザ光がシリンドリカルレンズ2、3の組によって任
意の形状に収斂され照射される。ラテツクス粒子に照射
される光ビームの形状は流れに対して横長の楕円形状で
ある。これはサンプル液の流れの位置が変動してもラテ
ツクス粒子に均一の強度で光ビームが照射されるように
するためである。
前記ラテツクス粒子に光ビームが照射されると散乱光が
発する。また蛍光測定のためにサンプル液を蛍光染色し
た場合には蛍光も同時にラテツクス粒子より発生する。
前記散乱光の内、光路前方方向に発する前方散乱光は集
光レンズ5、光検出器6によって測光される。なお照射
された光ビームが直接、光検出器6に入射するのを防ぐ
ため光路中集光レンズ5の前方に不図示のストツパを設
けて直接光を除去している。また前記散乱光の内、光路
に直交する側方方向に発する側方散乱光は集光レンズ7
で集光され、ダイクロイツクミラー8で反射されて光検
出器11で測光される。一般には側方散乱光を測光する方
向は本実施例のように直交方向であることが多いが、直
交には限定されず例えば45度方向や60度方向等であって
も良い。またサンプル液を蛍光染色した際に散乱光と共
に発生する微弱な蛍光を測光するため、集光レンズ7に
よって集光されダイクロイツクミラー8を通過した蛍光
の内、ダイクロイツクミラー9、光検出器12の組によっ
て緑色蛍光が検出され、全反射ミラー10、光検出器13の
組によって赤色蛍光が検出される。なお本図では省略さ
れているが、各光検出器の前には各波長域の光のみを通
過させるためのバンドパスフイルタが設置されている。
光検出器6、11、12、13の信号は不図示の演算回路に入
力され、該演算回路にて粒子解析の演算が行なわれる。
サンプル液容器15には、それぞれ特定の抗体(複数種)
で感作された光透過度の異なる複数種のラテツクス粒子
が混在し、これに被検試料である血清を加えたものがサ
ンプル液として入っている。このラテツクス粒子は、同
一種のものは光透過度、粒子径が共に等しい。なお種類
の異なる抗体に対応した種類の異なるラテツクス粒子の
粒子径は同じであっても互いに異なっても良い。ここで
ラテツクス粒子の抗体と血清中の抗原とが合致した場
合、抗原抗体反応が起きて同じ種類のラテツクス粒子同
志がくっついて凝集する。
このサンプル液の流れに光ビームを照射して前方散乱光
の強度及び側方散乱光の強度から粒子解析を行なう方法
を第2図ないし第4図を用いて説明する。第2図ないし
第4図は3種類の光透過度の異なるラテツクス粒子を用
いた場合に、縦軸に側方散乱光強度、横軸に前方散乱光
強度をとった時の測定データの分布図であり、点線で囲
まれる範囲は各測定データをプロツトしたものが集まる
範囲を示す。
ラテツクス粒子の光透過度の違いは側方散乱光の強度に
現われるため、ラテツクス粒子の種類の区別は分布図の
縦軸方向に分離されることによって判断される。また被
検粒子の粒子径が大きくなるほど前方散乱光の強度が大
きくなるため、抗原抗体反応が起きて同種類のラテツク
ス粒子同志が凝集した場合、見かけ上の粒子径が増大
し、そのため前方散乱光の強度が大きくなり分布図の横
軸方向に範囲が広がる。第2図は血清中に目的とする抗
原が存在せず抗原抗体反応が全く起きていない時の分布
図であり、ラテツクス粒子の種類によってI群、II群、
III群の点線で示される狭い範囲に分離してプロツトさ
れる。第3図は3種類の抗体に対応する抗原が全て存在
した場合の分布図であり、ラテツクス粒子が凝集して粒
子塊となって流れるため、見かけ上の粒子径が増大して
前方散乱光の強度が大きくなり、I群、II群、III群の
点線で示されるように分布図上で横軸方向に広がった範
囲にプロツトされる。第4図はIII群のラテツクス粒子
だけが抗原抗体反応が起きて凝集した場合の分布図であ
り、III群だけが横軸方向に広がっている。このように
別々の抗原抗体反応が分布図上で区別して現われるた
め、複数の抗原の存在を一度の測定で同時に判断するこ
とができる。また粒子塊の大きさを見ることにより抗原
の数が分かり、抗原の全体量を把握することができる。
なお本実施例においては3種類の光透過度の異なるラテ
ツクス粒子を用いたが、4種類以上を同時に測定するこ
とも可能であるし、また2種類であれば一層明確に区別
することができる。
なお本実施例ではラテツクス粒子に抗体を感作させた
が、これとは逆にラテツクス粒子に抗原を感作させて抗
体を含む被検試料を加えて検査することによって、特定
の抗体の識別をすることも可能である。
また本実施例においては担体粒子としてラテツクス粒子
を用いたがこれには限られず、例えばシリカ、シリカ−
アルミナ、アルミナ等の無機酸化物、鉱物粉末、金属、
さらにブドウ球菌や細胞膜片等も使用可能である。
さらに本実施例においては担体粒子の光透過率の違いに
より粒子の種類を判別したが、粒子の表面の光反射率の
違いにより区別することも可能である。その場合も側方
散乱光により判別することができるため、本実施例と同
一の構成にて測定できる。
[発明の効果] 本発明によれば、複数種の抗原を一度に測定するにあた
って、検出が容易な前方散乱光及び側方散乱光によって
測定を行うため、微弱な蛍光検出などが不要であり、よ
り簡便且つ確実な検査が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の構成図、第2図ないし第4図
は散乱光測定データの分布図である。 1……レーザ光源、2、3……シリンドリカルレンズ、
4……フローセル、5、7……集光レンズ、6、11、1
2、13……光検出器、8、9……ダイクロイツクミラ
ー、10……全反射ミラー、14……シース液容器、15……
サンプル液容器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の目的抗原と反応する抗体が支持され
    た第1の担体粒子群、および第2の目的抗原と反応する
    抗体が支持され、照射光に対する散乱光の出力特性が前
    記第1の担体粒子とは異なる光学特性を備える第2の担
    体粒子群、を用意する行程と、 該第1及び第2の担体粒子群を検体試料と混合して混合
    試料を作成し、凝集反応を生成させる行程と、 該混合試料中の担体粒子を検査位置に順に流す行程と、 該検査位置に照射光を照射する行程と、 該照射光が照射された検査位置を通過する担体粒子か
    ら、前方方向に発生する前方散乱光と、側方方向に発生
    する側方散乱光をそれぞれ検出する行程と、 検出した前方散乱光強度に基づいて担体粒子の凝集状態
    を判別し、側方散乱光強度に基づいて担体粒子の粒子種
    類を識別することによって、前記検体試料中に存在する
    前記第1及び第2の目的抗原を検査する行程と、 を有することを特徴とする検体検査方法。
  2. 【請求項2】前記担体粒子はラテックス粒子であること
    を特徴とする請求項第1項記載の検体検査方法。
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