JPH07188538A - 組成物 - Google Patents

組成物

Info

Publication number
JPH07188538A
JPH07188538A JP4101524A JP10152492A JPH07188538A JP H07188538 A JPH07188538 A JP H07188538A JP 4101524 A JP4101524 A JP 4101524A JP 10152492 A JP10152492 A JP 10152492A JP H07188538 A JPH07188538 A JP H07188538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon atoms
composition according
group
copolyestercarbonate
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4101524A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2779288B2 (ja
Inventor
Luca Pietro Fontana
ルカ・ピエトロ・フォンタナ
Kenneth F Miller
ケニース・フレデリック・ミラー
Edgar Earl Bostick
エドガー・イール・ボスティック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JPH07188538A publication Critical patent/JPH07188538A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2779288B2 publication Critical patent/JP2779288B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/29Compounds containing one or more carbon-to-nitrogen double bonds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/34Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
    • C08K5/3467Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having more than two nitrogen atoms in the ring
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/04Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics
    • G02B1/041Lenses

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】標準的な芳香族ポリカーボネートよりも有意に
低い温度で加工される芳香族ポリカーボネート。 【構成】次式 (式中、Rは独立的にハロゲン、一価炭化水素基及び一
価炭化水素オキシ基から選んだ一員であり;Rは独立
的にハロゲン、一価炭化水素基及び一価炭化水素オキシ
基から選んだ一員であり;Wは二価炭化水素基、−S
−,−S−S−, から選んだ一員であり;n及びnは独立的に0ないし
4の整数を表わし;bは0又は1であり;Xは約6−1
8個の炭素原子をもつ脂肪族基であり;そしてdはc+
dの合計単位の約2−30モル%である)の構造の反復
単位をもつ共ポリエステルカーボネート;及び有効量の
近赤外線安定化用遮蔽剤の混合物を含んでなる重合体組
成物。例えば

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は改良された加工性を示す
ポリカーボネート又はポリカーボネートに類似の性質を
もつ重合体組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネートは特に透明性、靭性及
び耐衝撃性に優れることが認められている周知の非晶質
重合体である。しかしながら、ポリカーボネートを安定
化しあるいはポリカーボネートが本来有していないか又
はわずかな程度に有するに過ぎないある種の特性をポリ
カーボネートに付与するか又は増強するためには、添加
剤の添加が用いられている。かゝる添加剤の非限定的な
例はホスファイトのような熱安定剤、ベンゾフェノン又
はベンゾトリアゾールのような紫外線安定剤、離型剤、
繊維又はマット、好ましくはガラス繊維のような充填
剤、ハロゲン置換有機化合物及び塩、特にアリールスル
ホネート塩のような難燃化剤、等を包含する。添加剤が
もたなければならない実用的な特性の一つは特に添加剤
含有組成物の加工温度におけるポリカーボネート樹脂と
の相溶性である。ポリカーボネート樹脂含有組成物の加
工温度は、しばしば組成物中に含まれる特定の添加剤が
実質的に揮発され、実質的に崩壊されあるいはポリカー
ボネート重合体と相互作用を惹起すほどに高温である。
添加剤のかゝる崩壊はまた重合体それ自体の崩壊をも惹
起し得る。その作用機構がどのようなものであっても、
ある特定の重合体系において予想どおりの作用を果すあ
る特定の添加剤が他の重合体系においては良好に作用し
ないことが認められた。
【0003】芳香族ポリカーボネートの加工に際して生
じ得る問題点の一つはその高いガラス転移温度Tgによっ
て惹起されるものであった。これは部分的には芳香族ポ
リカーボネートのある特定の優れた性質をもたらすもの
であるが、芳香族ポリカーボネートに対する熱的損傷を
回避し、それによって重合体それ自体又は存在し得る添
加剤の熱分解によりその優れた性質が低減されるのを回
避するために注意を払わなければならない。また有効な
芳香族ポリカーボネート添加剤としての潜在能力をもつ
ある種の添加剤を、安定性の欠除、揮発性又は一般に熱
加工可能域に対する応答の理由から排除することも起り
得る。
【0004】最近、新規な共ポリエステルカーボネート
が製造された。米国特許第4,983,706号明細書
ならびに米国特許出願SN.07/455,118、同
07/476,068及び同07/627,517号明
細書に記載されているこの新規重合体は芳香族ポリカー
ボネートと同様の性質をもち、しかも通常の芳香族ポリ
カーボネートと同一の分子量において実質的に増大され
た流動性を示す。さらに、該新規重合体は低減されたTg
をもつので、実質的に同一の性質をもつ芳香族ポリカー
ボネートよりもかなり低い温度で加工し得る。この重合
体系はポリカーボネート又はポリカーボネートに類似の
性質をもつが実質的により低い温度で加工し得る重合体
組成物のより広範囲な一群の種である。これらのポリカ
ーボネート又はポリカーボネートに類似の組成物はビス
フェノール−Aポリカーボネートのような慣用の芳香族
ポリカーボネートと相溶性に加工することは従来不可能
であった添加剤を混合して使用し得る。実質的に低減さ
れた加工温度をもつかゝるポリカーボネート重合体系の
例はつぎのものを包含するがそれらに限定されるもので
はない:ホスフェートのような可塑剤を含むポリカーボ
ネート;長鎖脂肪族カルボン酸系連鎖停止剤を含むポリ
カーボネート;短鎖脂肪族カーボネート、オリゴマー状
カーボネートを含むポリカーボネート、2個のフェノー
ルを連結するgem-炭素原子上に長鎖脂肪族基をもつ二価
フェノールのような選定された二価フェノールを含むポ
リカーボネート。ポリカーボネート自体よりも実質的に
低い加工温度をもつポリカーボネートと他の重合体との
配合物の例はポリブチレンテレフタレート及び1,4−
シクロヘキサンジメタノール含有ポリエステルのような
ポリエステルとポリカーボネートとの混合物を包含す
る。
【0005】今般、本発明者らは、以前ポリカーボネー
トに配合した場合には効果がないか又は境界線上程度の
効果しか認められなかったある種の添加剤が前記のごと
きポリカーボネート系、特に前述したごときポリカーボ
ネートに類似の性質をもつ芳香族共ポリエステルカーボ
ネートに配合した場合には上首尾に加工し得る事実を認
めた。この機構について理論に拘束されるべきではない
が、かゝる新規な共ポリエステルカーボネートのより低
い加工温度が加工工程の間添加剤の保全性を保持するも
のと考えられる。これらの新規組成物は従来の芳香族ポ
リカーボネート組成物によっては満たされなかった又は
不十分であった用途に利用し得るものである。
【0006】
【発明の概要】本発明によれば、通常の加工温度におい
ては芳香族ポリカーボネートと非相溶性である添加剤と
混合された、芳香族ポリカーボネートよりも実質的に低
い温度で加工されるポリカーボネート又はポリカーボネ
ートに類似の性質をもつ重合体組成物が提供される。
【0007】好ましい重合体組成物は、つぎの成分: (a)次式
【0008】
【化4】
【0009】(式中、Rは独立的にハロゲン、一価炭化
水素基及び一価炭化水素オキシ基から選んだ一員であ
り;R1 は独立的にハロゲン、一価炭化水素基及び一価
炭化水素オキシ基から選んだ一員であり;Wは二価炭化
水素基、−S−、−S−S−、− 0ないし4の整数を表わし;bは0又は1であり;Xは
約6−18個の炭素原子をもつアルキレン基であり;d
はc+dの合計単位の約2−30モル%である)の構造
の反復単位をもつ共ポリエステルカーボネート;及び
(b)有効量の近赤外線遮蔽用添加剤;を含有してなる
ものである。
【0010】
【発明の詳細な開示】標準的な芳香族ポリカーボネート
と比較して実質的に低い加工温度をもつ重合体系の種々
の例はさきに開示しかつ説明した。低減された加工温度
をもつ重合体物質と相溶化状態で使用し得る添加剤に関
しては、ある種の紫外線遮蔽剤、帯電防止剤及びある種
の顔料及び染料のような添加剤の機能が包含される。か
ゝる低減された加工温度をもつ重合体系において特に有
用な添加剤は、特定のアミニウム塩及びジイモニウム塩
のような近赤外線遮蔽用添加剤ならびに赤外線遮蔽用フ
タロシアニンである。
【0011】特定の重合体系は前記米国特許第4,98
3,706号明細書に記載されている共ポリエステルカ
ーボネートである。本発明の好ましい共ポリエステルカ
ーボネートの製造に有用な二価フェノールは一般式:
【0012】
【化5】
【0013】(式中、Rは独立的にハロゲン、一価炭化
水素基及び一価炭化水素オキシ基から選んだ一員であ
り;R1 はハロゲン、一価炭化水素基及び一価炭化水素
オキシ基から選んだ一員であり;Wは二価炭化水素基、
−S−、−S−S−、−O−、− を表わし;そしてbは0又は1である)によって表わす
ことができる。
【0014】R及びR1 によって表わされる一価炭化水
素基はアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキ
ル及びアルカリール基を包含する。好ましいアルキル基
は1ないし約12個の炭素原子を含むものである。好ま
しいシクロアルキル基は4ないし約8個の環炭素原子を
含むものである。好ましいアリール基は6又は12個の
環炭素原子を含むもの、すなわちフェニル、ナフチル及
びビフェニル基である。好ましいアルカリール基及びア
ラルキル基は7ないし約14個の炭素原子を含むもので
ある。
【0015】R及びR1 によって表わされる好ましいハ
ロゲン基は塩素及び臭素基である。Wによって表わされ
る二価炭化水素基はアルキレン、アルキリデン、シクロ
アルキレン及びシクロアルキリデン基を包含する。好ま
しいアルキレン基は2−約30個の炭素原子を含むもの
である。好ましいアルキリデン基は1−約30個の炭素
原子を含むものである。好ましいシクロアルキレン基及
びシクロアルキリデン基は6ないし約16個の炭素原子
を含むものである。
【0016】R及びR1 によって表わされる一価炭化水
素オキシ基は式−OR2 (式中、R 2 は前記した型の一
価炭化水素基である)によって表わすことができる。好
ましい一価炭化水素オキシ基はアルコキシ基及びアリー
ルオキシ基である。上記構造式の範囲内に包含される二
価フェノールの若干の非限定的な例はつぎのものを包含
する。
【0017】2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン(ビスフェノール−A); 2,2−ビス(3,5−ジブロム−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン; 2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン; 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサ
ン; 1,1−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)シクロヘキサン; 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)デカン; 1,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン; 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロドデカ
ン; 1,1−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)シクロドデカン; 4,4−ジヒドロキシジフェニルエーテル; 4,4−チオジフェノール; 4,4−ジヒドロキシ−3,3−ジクロルジフェニルエ
ーテル;及び 4,4−ジヒドロキシ−2,5−ジヒドロキシジフェニ
ルエーテル。
【0018】上記ポリカーボネートの製造に使用するに
同様に適当な他の有用な二価フェノールはこゝに参考文
献として引用する米国特許第2,999,835号、同
第3,028,365号、同第3,334,154号及
び同第4,131,575号明細書に記載されている。
本発明において使用されるカーボネート前駆体はホスゲ
ン、ジフェニルカーボネート等のごとき標準的なカーボ
ネート前駆体の任意のものであり得る。界面法又はビス
クロルホルメート法を使用する場合には、ポリカーボネ
ート及び共ポリエステルカーボネートの合成において周
知の標準的な触媒系を使用することが同様に好ましい。
典型的な触媒系は第3級アミン、アミジン又はグアニジ
ンのようなアミン系の触媒である。一般に、かゝる反応
には第3級アミンが使用される。トリエチルアミンのよ
うなトリアルキルアミンが一般に好ましい。
【0019】共ポリエステルカーボネート中のエステル
単位を供給する単量体は8−約20個の炭素原子、好ま
しくは10−12個の炭素原子をもつ脂肪族α,ω−ジ
カルボン酸又はそのエステル前駆体である。この脂肪族
系は直鎖状、分枝鎖状又は環状である。該脂肪族系の例
はアゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸、
14,C18及びC20ジカルボン酸を包含する。直鎖状飽
和脂肪族α,ω−ジカルボン酸が好ましい。セバシン酸
及びドデカンジカルボン酸(dodecanedioic acid)がも
っとも好ましい。これらのジカルボン酸の混合物も使用
し得る。ジカルボン酸(又はジ酸)と表示したけれど
も、任意のエステル前駆体、たとえば酸ハライド、好ま
しくは酸クロライド、ジフェニルエステルのようなジカ
ルボン酸のジ芳香族エステル、たとえばセバシン酸のジ
フェニルエステルも使用し得ることに留意すべきであ
る。前記した炭素原子数については、この数値はエステ
ル前駆体部分、たとえばジフェニル中に含まれ得る炭素
原子を含まないものである。
【0020】本発明の共ポリエステルカーボネートは既
知の方法、たとえばOuinn の米国特許第4,238,5
96号及びOuinn 及びMarkezich の米国特許第4,23
8,597号明細書に記載される方法によって製造する
ことができる。かゝる方法の例はエステル形成性基と二
価フェノールとの反応に先立って酸ハライドを形成さ
せ、ついでホスゲン化する方法を包含する。さらにま
た、Goldbergの米国特許第3,169,121号明細書
に記載される塩基性溶液法、すなわちジカルボン酸それ
自体を使用しながらピリジン溶剤を使用する方法も利用
し得る。α,ω−ジカルボン酸のジエステルを使用する
溶融方法も使用し得る。かゝる化合物の例はセバシン酸
のジフェニルエステルである。
【0021】実質的な実験を行なった後、本発明の共ポ
リエステルカーボネートを製造するための好ましい方法
が存在することが認められた。まず最初に、Kochanowsk
i の米国特許第4,286,083号明細書の方法を利
用し、ついでこれに改良を加えた。アジピン酸のような
より低級のジカルボン酸は重合体主鎖中に何等実質的な
程度には結合されなかったことが認められた。それ故、
重合体主鎖中にジカルボン酸の実質的な結合の達成が認
められるまでジカルボン酸の炭素原子数をより増加させ
なければならなかった。本発明者らは、ジカルボン酸は
予め形成された塩、好ましくはナトリウムのようなアル
カリ金属の塩として、界面反応用反応器中に優先的に導
入されることを認めた。ホスゲン化反応時間の大部分に
ついては水相をアルカリ性pH、好ましくは約8ないし9
のpHに保持し、ついで一般に最低5%である残りのホス
ゲン化時間についてはpHを約10ないし11の水準まで
高める。
【0022】分子量を制御するためには、単官能性化合
物である連鎖停止剤を使用するのが標準的実施方法であ
る。この化合物は適当な単量体と反応して非反応性末端
を与える。したがって、連鎖停止剤の使用量が重合体の
分子量を制御する。フェノールよりも嵩高な連鎖停止剤
は耐衝撃性のような物理的性質の実質的により良好な保
有性を与えるべきである。これらのような嵩高な連鎖停
止剤の例はp−第3級ブチルフェノール、イソノニルフ
ェノール、イソオクチルフェノール、m−及びp−クミ
ルフェノールのようなクミルフェノール、好ましくはp
−クミルフェノールならびにクロマンIのようなクロマ
ニル化合物を包含する。
【0023】標準的な末端置換剤で置換された本発明の
共ポリエステルカーボネートは実質的に低下されたガラ
ス転移温度Tgをもち、したがってより低温における加工
性を与える。驚くべきことに、この低温加工性ととも
に、本発明の共ポリエステルカーボネートはそれと同一
の固有粘度をもつ標準的ポリカーボネートと実質的に同
等の物理的性質及びきわめて高い流速を有するものであ
る。
【0024】脂肪族α,ω−ジカルボン酸エステルは二
価フェノールに基づいて約2−30モル%の量で共ポリ
エステルカーボネート中に存在する。一般に、約2モル
%より少量では、Tgの低下は不十分でありかつ有意な流
量の変化は認められない。一方約30モル%より多量の
場合には共ポリエステルカーボネートの物理的性質は脂
肪族エステル結合をもたないポリカーボネートに比較し
て有意な程度まで妨害される。脂肪族α,ω−ジカルボ
ン酸エステルの好ましいモル%は二価フェノールの約5
−25モル%、より好ましくは約7−20モル%であ
る。
【0025】共ポリエステルカーボネートの重量平均分
子量は一般にポリカーボネートに対して補正されたポリ
スチレン標準を用いてGPCによって測定して約10,
000ないし約100,000の範囲で変動し得る。好
ましい重量平均分子量は約16,000−約40,00
0である。共ポリエステルカーボネートはつぎの構造単
位を有する。
【0026】
【化6】
【0027】(式中、R,R1 ,n,n1 ,W及びbは
さきに定義したとおりでありそしてXは約6−約18個
の炭素原子をもつアルキレン基である)。d反復単位は
反復単位c+dの合計の約2−30モル%の割合で共ポ
リエステルカーボネート中に存在し、Xは好ましくは約
8−16個の炭素原子をもつものである。このアルキレ
ン系は好ましくは飽和型でありかつ直鎖状、分枝鎖状、
環状又はアルキレン置換環状のアルキレン基である。d
単位のモル%は好ましくは約5−25モル%、より好ま
しくは約7−20モル%である。たとえば、ビスフェノ
ール−A5モルがホスゲン4モル及びドデカンジ酸1モ
ルと完全に反応すると、得られる共ポリエステルカーボ
ネートは20モル%のエステル含量をもつことを意味す
る。すなわち、d単位はc+d単位の20モル%であ
る。
【0028】本発明の重合体組成物に使用される添加剤
は一般に近赤外線域の光線の遮蔽用に使用される赤外線
遮蔽剤である。かゝる赤外線遮蔽剤の代表的なものはア
ミニウム塩又はジイモニウム塩である。本発明で使用さ
れるこれらの塩及びその他の塩ならびにそれらの製造法
はこゝに参考文献として引用する米国特許第3,25
1,881号、同第3,341,464号、同第3,4
00,156号、同第3,575,871号及び同第
3,715,386号明細書に記載されている。アミニ
ウム塩及びジイモニウム塩の代表的な例は次式のもので
ある。
【0029】
【化7】
【0030】(式中、Rは水素、アリル基、ベンジル
基、1−12個の炭素原子をもつアルキル基又は5−7
個の炭素原子をもつシクロアルキル基であり;R1 はア
リル基、ベンジル基、1−12個の炭素原子をもつアル
キル基又は5−7個の炭素原子をもつシクロアルキル基
であり;Xはアニオン、一般に適当な酸の銀塩から得ら
れるアニオンである。)アルキル基の例はメチル、エチ
ル、プロピル、ブチル、ヘキシル、オクチル、デシル、
ドデシル及びそれらの分枝鎖状異性体、たとえばイソプ
ロピル、第3級ブチル、2,3−ジメチルブチル、1,
1,3,3−テトラメチルブチル、イソドデシル基等を
包含する。好ましいアルキル基は1−6個の炭素原子を
もつもの、より好ましくは1−3個の炭素原子をもつも
のである。
【0031】アニオンの例は単純な酸アニオン、たとえ
ばクロライド、ナイトレート、サルフェート、ホスフェ
ートアニオン及びより複雑な酸アニオン、たとえばパー
クロレート、フルオルボレート、クロルアセテート、ト
リフルオルアセテート、ピクレート、ヘキサフルオルア
ルセネート、ヘキサフルオルアンチモネート、ベンゼン
スルホネート、エタンスルホネートアニオン等を包含す
る。好ましいアニオンは共ポリエステルカーボネートと
相溶性であるもの、たとえばあまり腐食性でない(クロ
ライドのようなハロゲン系アニオンでない)もの及びあ
まり求核的でない、すなわち加水分解に際して強塩基を
形成するものである。かゝるアニオンの例はヘキサフル
オルアンチモネート、アルセネート等である。
【0032】これらの窒素含有塩は当該技術においてす
べて既知でありかつさきに引用した米国特許明細書に記
載の方法によって製造される。これらは多数の重合体の
ための近赤外線遮蔽剤として既知のものである。用語
“近赤外域”とは約700ナノメートル(nm)ないし約
5000nmの範囲を意味する。改良された吸収は約10
00nm及び約1800nmの間のより長い波長の帯域にお
いて得られる。これらの化合物の多くはまた近赤外域の
より短かい波長においても望ましい吸収を示す。これら
の化合物はまた有用な量の可視光線を透過する。前記し
た定義によれば近赤外域は下限値約700nmまでに及ぶ
のみであるが、本発明の目的のために特に関心のある帯
域は約650nmないし約1300nmの範囲に及ぶ。以下
の説明においては、この帯域を(NIR)と呼ぶ。
【0033】多くの場合、可視光線の透過率を実質的に
減少することなしに近赤外域の不可視光線を濾光するこ
とが望ましい。可視光線の主部分を透過するが同時に放
熱性赤外線、特に上記した(NIR)域の赤外線に対し
ては少なくとも半不透明であるような材料については多
数の潜在的用途がある。かゝる潜在的用途の例としては
サングラス、溶接工用ゴーグル及びその他の目保護用フ
イルター、窓、テレビジョン用フイルター、映写レン
ズ、単事用眼着用具、レーザー用眼着用具等をあげるこ
とができる。かゝる用途の(大部分ではなくとも)多く
の場合において、その主目的は人間の目を可視光線域外
の光線の有害な作用から保護することである。しかしな
がら、その他の用途、たとえば可視光線のある特定の波
長帯の除去を必要とする用途もまた重要である。
【0034】本発明の塩は、使用に際して重合体系、特
に共ポリエステルカーボネート、に配合し得る。本発明
の塩を含む共ポリエステルカーボネートは二次成形製品
に成形し得る。これらの化合物は建物、温室、自動車、
航空機、船舶等における窓、とびら、天窓等用の透明な
共ポリエステルカーボネートシート又はフイルム中に配
合することができ、それによって可視光線の透過を達成
しながら赤外線を遮断しかつかゝる構造体内部への熱の
蓄積を最低限にすることができる。特定の用途はサング
ラス、溶接工用ゴーグル又は遮蔽盾、宇宙飛行士用顔面
保護板、消防士用反射防護服の顔面保護板、軍事用眼着
用具及び視覚を満たす透明性と赤外線からの目の保護能
とをともに備えたレンズ等にある。さらに、関連する用
途について特定波長の光線を濾光することも重要であり
得る。かゝる用途において、これらの化合物は共ポリエ
ステルカーボネート中に、好ましくは均質に分散させる
ことができるが、光が届くと予想される表面の近くの帯
域に集結させることもできる。サングラス、航空機の窓
及び天窓については、これらの化合物はかゝる製品の製
造のためのプラスチック中に全体的に均一な分散物とし
て又はその一表面に隣接する遮蔽層として配合すること
ができる。
【0035】本発明において使用される塩の多くは紫外
線領域に良好な吸収性を有するが、さらに紫外線(U
V)吸収用添加剤を組成物中に存在させることが好まし
い場合もある。共ポリエステルカーボネートとともに使
用されるべき本発明の窒素含有塩の量は近赤外線遮蔽有
効量である。共ポリエステルカーボネートと窒素含有塩
との混合物の量に基づいて、該塩は約0.01重量%か
ら可視光線の少なくとも約10%を透過せしめ得る量ま
での範囲で変動し得る。可視光線の実質的部分を除去し
ない型のこれら添加剤については最低で約0.05重量
%の使用が好ましい。窒素含有塩は成形又は押出物質全
体にわたって等しい割合又はほゞ等しい割合で存在する
必要はなく、表面近くに比較的高濃度の帯域として存在
し得る。窒素含有塩が製品の表面近くに比較的高濃度の
帯域として存在する場合には、その使用重量%は塩が製
品の厚み全体にわたって分散されていないので、幾分減
少し得る。
【0036】共ポリエステルカーボネートは窒素含有塩
と一緒に使用するのが有利である。この混合物に対して
は混合物内に窒素含有塩を同時に非劣化物質として保持
しながら、より広くかつより低い温度の加工可能域が得
られる。さらに、より高い機械的性質が望まれ、しかも
近赤外線遮蔽がかゝる混合物においてなお有効であるよ
うな組成物に対しては、より高分子量の重合体を使用し
得る。
【0037】後記する実施例において認められるごと
く、本発明の窒素含有塩は本発明の共ポリエステルカー
ボネートに対する有効な近赤外線遮蔽剤である。押出及
び部品成形のような加工の後に、同様の分子量をもつポ
リカーボネート組成物中に存在するよりも実質的により
多量の窒素含有塩が共ポリエステルカーボネート組成物
中に残留する。共ポリエステルカーボネート組成物の分
子量は加工中本質的に不変のまゝであったが、ポリカー
ボネートの分子量が加工中に実質的に減少した。共ポリ
エステルカーボネート組成物の衝撃強さは加工に先立っ
て同様の分子量をもつポリカーボネート組成物の衝撃強
さよりも大であった。
【0038】
【実施例の記載】実施例1 種々の分子量をもつビスフェノール−Aポリカーボネー
トを標準的な界面反応によって製造した。9モル%の正
ドデカンジオエート含量をもちかつ上記ポリカーボネー
トと同様の又は同一の分子量をもつビスフェノール−A
共ポリエステルカーボネートを本明細書中に示した方法
によって製造した。各重合体の重量平均分子量はGPC
によって測定した。各重合体のメルトフロー値はAST
M試験法D238によって測定した。結果を下記に示
す。下表中、PCはビスフェノール−Aポリカーボネー
トであり、PECは共ポリエステルカーボネートであ
る。
【0039】
【表1】 表 I メルトフロー(MF) 樹脂 分子量(Mw) 300℃ PC 22,500 25 PEC 22,500 49 PC 24,000 15 PEC 24,000 29 PC 28,000 9 PEC 28,000 19 PC 31,500 5 PEC 31,500 11 これらの結果は、分子量の広い変動範囲にわたってPE
Cは所与の分子量において同一分子量のPCのメルトフ
ロー値の約2倍のメルトフロー値を与えることを示して
いる。
【0040】実施例2 実施例1で製造した樹脂に0.1重量%(PC又はPE
Cの重量に基づいて)の式:
【0041】
【化8】
【0042】のジイモニウム塩を添加した。この塩はさ
きに引用した米国特許第3,575,871号明細書に
記載の方法によって得られたものである。これらの組成
物の各々に、さらに0.05重量%のホスファイト(商
品名“イルガフォス(Irgafos )168”)を存在させ
た。
【0043】これらの組成物をそれらの最適の温度、1
95℃ないし250℃の範囲、で押出しそして金型充填
に必要な最低溶融温度で1/4インチのアイゾット試験
棒に射出成形した。PEC組成物の各々は近赤外分光分
析法によって測定して優れた近赤外線遮蔽能を示した。
押出後及び成形後の遮蔽剤の安定性は約1440nmにお
いて測光分析によって測定した。かゝる吸光度は組成物
中の遮蔽剤の存在量に関係する。“塩の損失%”の各々
は当初の塩含量0.1重量%から測定した。
【0044】
【表2】 表 II 塩の損失% 樹脂 Mw 押出後 成形後 PC 22,500 7 9 PEC 22,500 5 9 PC 24,000 14 28 PEC 24,000 7 9 PC 28,000 25 49 PEC 28,000 6 10 塩の近赤外線遮蔽効果は組成物中におけるその存在量に
直接関係する。上記データによって認め得るごとく、本
発明のPEC組成物は加工処理後にPC組成物よりも著
しく多量の遮蔽剤を含有していた。したがって、塩の遮
蔽効果はPECがPCよりも良好でありかつ比例関係的
により大であった。
【0045】実施例3 実施例2と同様の組成をもちかつ実施例2と同一の塩、
イルガフォス168を0.1重量%及び0.05重量%
含有する組成物をペレットに押出しそして1/8インチ
のアイゾット試験棒に成形した。各段階(粉末、ペレッ
ト及び射出成形体)において、重量平均分子量(Mw)
をGPCによって測定した。アイゾット試験棒について
はASTM試験法D256に従ってノッチ付きアイゾッ
ト衝撃強さも測定した。結果を下表に示す。
【0046】
【表3】 表 III ノッチ付き アイゾット 樹脂 Mw(粉末) Mw(ペレット) Mw(成形体) ft/lb/in PC 22,400 21,700 21,900 11 PEC 22,500 22,600 22,400 13 PC 24,000 23,400 22,800 14 PEC 24,800 24,700 25,100 15 PC 27,700 25,700 24,200 15 PEC 27,800 27,400 27,600 16 上記データはPEC組成物が対応するPC組成物より
も、特定の加工処理工程後に重量平均分子量(Mw)に
よって測定して著しくより安定であることを示してい
る。分解反応はPEC組成物よりもPC組成物において
より顕著に生起した。ノッチ付きアイゾット衝撃強さの
データは、Mwにおいて観察された減少と合致してかつ
それを確証するように、小さいが有意な差異を示してい
る。
【0047】本実施例の実験データは他の熱可塑性樹脂
中に通常使用されて近赤外線遮蔽効果を達成する塩類は
慣用の芳香族ポリカーボネートにおいては有害であった
ことを実証している。しかしながら、これらの同一の塩
類は本発明の共ポリエステルカーボネート組成物に対し
ては有効であり、たとえ有害な作用があったとしてもそ
れはきわめて僅かである。
【0048】以上、本発明を同様の品質の芳香族ポリカ
ーボネートよりもかなり低い加工温度をもつ単一の重合
体系について詳細に説明したが、本発明の概念は実施例
に先立って一般的に説明した広範囲の共重合体系にも適
合するものである。同様に、具体的実施例では単一の有
用な添加剤系、すなわち近赤外線遮蔽剤、について例証
した。しかしながら、通常の芳香族ポリカーボネートの
熱加工処理条件と満足に両立し得ないある種の添加剤系
も本発明の一般的概念の範囲内である。
【0049】さらに、その他の添加剤、たとえば前述し
た紫外線遮蔽剤、ガラスのような充填剤、離型剤及び難
燃化剤、も本発明の組成物中に存在せしめ得る。
フロントページの続き (72)発明者 ケニース・フレデリック・ミラー アメリカ合衆国、ウエストバージニア州、 ビエナ、フィフティーファースト・ストリ ート、915番 (72)発明者 エドガー・イール・ボスティック アメリカ合衆国、インディアナ州、マウン ト・バーノン、パーク・リッジ・ドライ ブ、57番

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標準的な加工温度においては芳香族ポリ
    カーボネートと非相溶性である添加剤と混合された、標
    準的な芳香族ポリカーボネートよりも有意に低い温度で
    加工される芳香族ポリカーボネート又は芳香族ポリカー
    ボネートに類似の性質をもつ重合体組成物。
  2. 【請求項2】 つぎの成分: (a)次式: 【化1】 (式中、Rは独立的にハロゲン、一価炭化水素基及び一
    価炭化水素オキシ基から選んだ一員であり;R1 は独立
    的にハロゲン、一価炭化水素基及び一価炭化水素オキシ
    基から選んだ一員であり;Wは二価炭化水素基、−S
    −、−S−S−、− 0ないし4の整数を表わし;bは0又は1であり;Xは
    約6−18個の炭素原子をもつ脂肪族基であり;そして
    dはc+dの合計単位の約2−30モル%である)の構
    造の反復単位をもつ共ポリエステルカーボネート;及び
    (b)有効量の近赤外線安定化用遮蔽剤;の混合物を含
    んでなる重合体組成物。
  3. 【請求項3】 遮蔽剤が共ポリエステルカーボネートの
    少なくとも約0.01重量%の量で存在するアミニウム
    塩又はジイモニウム塩である請求項2記載の組成物。
  4. 【請求項4】 塩が次式: 【化2】 (式中、Rは水素、アリル、ベンジル、1−12個の炭
    素原子をもつアルキル又は5−7個の炭素原子をもつシ
    クロアルキル基であり;R1 はアリル、ベンジル、1−
    12個の炭素原子をもつアルキル又は5−7個の炭素原
    子をもつシクロアルキル基であり;そしてXはアニオン
    である)の構造をもつものである請求項3記載の組成
    物。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の重合体組成物から成形さ
    れた物品。
  6. 【請求項6】 成分(b)は成形物品の表面近くに帯域
    に配置される請求項5記載の製品。
  7. 【請求項7】 成分(b)は式: 【化3】 の塩である請求項3記載の組成物。
  8. 【請求項8】 ゴーグル、サングラス又はレンズの形で
    ある請求項5記載の物品。
  9. 【請求項9】 共ポリエステルカーボネートがビスフェ
    ノール−A共ポリエステルカーボネートである請求項3
    記載の組成物。
  10. 【請求項10】 Xが8−10個の炭素原子をもつ直鎖
    アルキレン基である請求項3記載の組成物。
  11. 【請求項11】 Xが8−10個の炭素原子をもつ直鎖
    アルキレン基である請求項9記載の組成物。
  12. 【請求項12】 有効量の紫外線遮蔽剤をさらに含有す
    る請求項2記載の組成物。
  13. 【請求項13】 熱安定剤をさらに含有する請求項2記
    載の組成物。
  14. 【請求項14】 離型剤をさらに含有する請求項2記載
    の組成物。
  15. 【請求項15】 難燃化剤をさらに含有する請求項2記
    載の組成物。
  16. 【請求項16】 近赤外線遮蔽剤がフタロシアニンであ
    る請求項2記載の組成物。
JP4101524A 1991-04-24 1992-04-22 組成物 Expired - Fee Related JP2779288B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/690,747 US5210122A (en) 1991-04-24 1991-04-24 Near-infrared stabilized copolyestercarbonate compositions
US690747 1991-04-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07188538A true JPH07188538A (ja) 1995-07-25
JP2779288B2 JP2779288B2 (ja) 1998-07-23

Family

ID=24773790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4101524A Expired - Fee Related JP2779288B2 (ja) 1991-04-24 1992-04-22 組成物

Country Status (5)

Country Link
US (2) US5210122A (ja)
EP (1) EP0510958B1 (ja)
JP (1) JP2779288B2 (ja)
DE (1) DE69227337T2 (ja)
ES (1) ES2123540T3 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012050158A1 (ja) * 2010-10-14 2012-04-19 株式会社浜野メッキ 近赤外線カット眼鏡、顔面保護用具、及び近赤外線カットフィルタ

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5210122A (en) * 1991-04-24 1993-05-11 General Electric Company Near-infrared stabilized copolyestercarbonate compositions
JPH0827371A (ja) * 1994-05-09 1996-01-30 Japan Carlit Co Ltd:The 紫外線及び赤外線吸収樹脂組成物
US5434197A (en) * 1994-07-12 1995-07-18 Atohaas B.V. Near infra-red absorbing thermally stable polymer blend
DE19942396A1 (de) * 1999-09-06 2001-03-08 Bayer Ag Formmassen
JP2003114323A (ja) * 2001-10-04 2003-04-18 Bridgestone Corp 近赤外線吸収フィルム
US7498123B2 (en) * 2005-03-03 2009-03-03 Exciton, Inc. Infrared dye compositions
US20090186966A1 (en) * 2008-01-22 2009-07-23 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Thermoplastic polyestercarbonate composition
JP5714826B2 (ja) 2010-02-16 2015-05-07 帝人株式会社 ポリカーボネート樹脂組成物及びそれからなる成形品
US8440762B2 (en) 2011-01-14 2013-05-14 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Polymer compositions, method of manufacture, and articles formed therefrom
US8404772B2 (en) 2011-01-14 2013-03-26 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Polymer compositions, method of manufacture, and articles formed therefrom

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3341464A (en) * 1962-08-09 1967-09-12 American Cyanamid Co Heat resistant aminium salt infrared absorbers
US3251881A (en) * 1963-05-16 1966-05-17 American Cyanamid Co N, n, n', n'-tetrakis(p-nitro- or amino-substituted-phenyl)-p-arylenediamines
US4286083A (en) * 1976-12-29 1981-08-25 General Electric Company Method of preparing polyester carbonates
DE3174874D1 (en) * 1980-07-14 1986-07-31 American Cyanamid Co Infrared absorbing polycarbonate eye protective lens
US4487896A (en) * 1983-09-02 1984-12-11 General Electric Company Copolyester-carbonate compositions exhibiting improved processability
US4506065A (en) * 1984-01-03 1985-03-19 General Electric Company Copolyestercarbonates
US4612271A (en) * 1984-12-21 1986-09-16 Fuji Photo Film Co., Ltd. Photosensitive composition comprising azo compounds
US4628074A (en) * 1985-11-14 1986-12-09 General Electric Company Polycarbonate compositions
US4816386A (en) * 1986-01-13 1989-03-28 Toray Industries, Inc. Near-infrared sensitive phthalocyanine-polymer compositions
US4873279A (en) * 1986-12-22 1989-10-10 General Electric Company Copolyester-carbonate and polyester resin blends exhibiting improved color properties
US4861664A (en) * 1987-12-31 1989-08-29 General Electric Company Process for UV stabilizer impregnation of plastic surfaces
US4933110A (en) * 1988-12-28 1990-06-12 American Cyanamid Company Optical radiation shield for protection from multiple lasers
US5025081A (en) * 1989-12-22 1991-06-18 General Electric Company Preparation of polyestercarbonate from aliphatic dicarboxylic acid
US4983706A (en) * 1990-01-30 1991-01-08 General Electric Company Interfacial process comprising reacting a dihydric phenol, a carbonate precursor and an aliphatic alpha omega dicarboxylic salt
US5210122A (en) * 1991-04-24 1993-05-11 General Electric Company Near-infrared stabilized copolyestercarbonate compositions

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012050158A1 (ja) * 2010-10-14 2012-04-19 株式会社浜野メッキ 近赤外線カット眼鏡、顔面保護用具、及び近赤外線カットフィルタ

Also Published As

Publication number Publication date
ES2123540T3 (es) 1999-01-16
US5210122A (en) 1993-05-11
DE69227337D1 (de) 1998-11-26
JP2779288B2 (ja) 1998-07-23
EP0510958A1 (en) 1992-10-28
US5326799A (en) 1994-07-05
DE69227337T2 (de) 1999-06-10
EP0510958B1 (en) 1998-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1506249B1 (en) Multiwall polycarbonate sheet and method for its production
DE102006046330A1 (de) Polycarbonate und Copolycarbonate mit verbesserter Metallhaftung
EP0857191B1 (en) Carbonate polymer resins containing low volatility aromatic phosphate ester compounds
JP2779288B2 (ja) 組成物
EP0067853B1 (en) Flame retardant aromatic polycarbonates made from fluorinated diphenols
CA1182234A (en) Glass-filled polycarbonate of improved impact strength
EP0001096A2 (de) Polycarbonatgemische mit verbesserter Flammwidrigkeit
CA1169599A (en) Blends of copolyester-carbonate with polysulfone
JP4125404B2 (ja) ポリカーボネート生成物におけるbpaスカベンジャーとしてのオルトエステル
EP1641881A1 (en) Transparent flame retardant polycarbonate compositions
JP3435532B2 (ja) ポリカーボネート及びポリエステルの熱安定性且つ耐ガンマ線性ブレンド
EP2090605A1 (de) Verfahren zur Herstellung von Polycarbonaten
EP0065728B1 (de) Neue Copolyestercarbonate und deren Abmischung mit bekannten Polycarbonaten zu thermoplastischen Formmassen
JPS62100526A (ja) 芳香族ポリエステルカ−ボネ−トの製造方法
JP3235222B2 (ja) 熱可塑性樹脂用顔料マスターバッチ
JPS58168651A (ja) 芳香族ポリカーボネートフィルムおよびその製造方法
EP0211944B1 (en) Carbonate polymer compositions containing a salt of an aromatic sulfonamide and a free aromatic sulfimide
JP3602278B2 (ja) ホスホニウム水酸化物を使用したポリカーボネートの再分配法
JP3166799B2 (ja) ポリカーボネートの製造方法
JPH07238158A (ja) 芳香族ポリカーボネート及びその製造法
JP4303508B2 (ja) エマルションの調製方法およびそれにより得られるエマルションを用いたポリカーボネートの調製方法
JPS6187724A (ja) 新規な末端封止カ−ボネ−ト重合体
JP2000302879A (ja) ポリカーボネート樹脂の製造方法
DE4232897C2 (de) Flammwidrige thermoplastische Polycarbonat-Formmassen und Verfahren zu ihrer Herstellung
EP1285027B2 (en) Branched carbonate polymer composition

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980407

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090508

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090508

Year of fee payment: 11

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090508

Year of fee payment: 11

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees