JPH0718843Y2 - 湿式コンクリート吹付け装置 - Google Patents

湿式コンクリート吹付け装置

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JPH0718843Y2
JPH0718843Y2 JP1152290U JP1152290U JPH0718843Y2 JP H0718843 Y2 JPH0718843 Y2 JP H0718843Y2 JP 1152290 U JP1152290 U JP 1152290U JP 1152290 U JP1152290 U JP 1152290U JP H0718843 Y2 JPH0718843 Y2 JP H0718843Y2
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JP
Japan
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wet concrete
spraying device
valve
pump
concrete spraying
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JP1152290U
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隆徳 小原
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技術資源開発株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は湿式コンクリート吹付け装置に関するものであ
る。
〔従来の技術及びそひの技術的課題〕
コンクリート湿式吹付け方法において、ダブルピストン
ポンプなどの湿式コンクリートポンプを使用し、これか
ら吐出された湿状コンクリートを剛性管路に濃密搬送
し、一定距離の下流で圧縮エアを添加して湿状コンクリ
ート資料を先端の吹付けノズルまで気流搬送して吹付け
る方法は、実開昭61−22561号公報により公知である。
この吹付け方法は、湿状コンクリート資料を単にポンプ
吐出圧で搬送して吹付ノズル個所でエア添加したりする
方法に比べて圧送距離を伸ばすことができる利点があ
る。
ところで、かかる湿式吹付けにおいては、吹付け作業の
終了時に、剛性配管、可撓性配管中に湿状コンクリート
が残留しており、そのままでは固化して閉塞などを起す
ため、系内を清掃する必要がある。しかし、前記先行技
術では可撓性管路から下流については洗浄を行うことは
可能であるが、剛性管路については洗浄を行えない。
そこで従来では、湿式コンクリートポンプの吐出口から
クリーナピストンやスポンジを挿入し、管内を移動させ
ることにより吹付け残量を洗い落す方法がとられてい
た。しかしこの方法は専用の清掃具を使用するため、作
業が煩雑で、手間と時間がかかるという不具合があっ
た。
本考案は前記のような問題点を解消するために考案され
たもので、その目的とするところは、吹付け作業の終了
時や中断時に、搬送管路内の残留コンクリートを簡単に
洗浄排出させることができる湿式コンクリート吹付け装
置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本考案は、湿式コンクリートポ
ンプと、これに接続した濃密圧送管路と、該濃密搬送管
路の端末に配された中間エア添加機構の出口側に接続さ
れ先端に吹付ノズルを有する気送用管路とを備えた湿式
コンクリート吹付け装置において、中間エア添加機構の
下流近傍に、清掃時に管路を2分し、中間エア添加機構
から送給された圧縮エアと水により残留コンクリート資
料を湿式コンクリートポンプに返送排出させるための開
閉弁を設けたものである。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図と第1a図は本考案に係る湿式コンクリート吹付け
装置を示しており、1は湿式コンクリート圧送ポンプ
(以下単に圧送ポンプと称す)であり、該圧送ポンプは
任意であるが、好ましくは前面に吐出口21を設けた有底
ホッパ20と、該有底ホッパ20の背後に設けられた2本の
ダブルピストンシリンダ22,22′と、一端が前記吐出口2
1に常時接続し他端がダブルピストンシリンダ22,22′の
開口23,23′と交互に接続するように揺動アーム25で吊
持された筒状切替えバルブ24からなっている。
2は前記圧送ポンプ1の吐出口21に接続された濃密搬送
管路であり、鋼管などの剛性管を直列に複数本接続して
なり、始端の剛性管2aと次段の剛性管2bは180度の曲管
から構成され、第1図の実施例では、始端の剛性管2aの
先端が次段の剛性管2bにスイベルジョイント200を介し
て接続され、始端の剛性管2aの基端側は吐出口21にビク
トリックジョイント等を介して着脱自在に接続されてい
る。
また、有底ホッパ20の底部または下側部には第1b図で示
すように開閉蓋26を設けている。
3は気流搬送用の可撓性管路であり、先端に吹付けノズ
ル5を有し、それより上流側に添加ノズル15を有し、該
添加ノズル15はホース150を介して粉末急結材類または
液体急結材類の定量供給装置13に接続されている。定量
供給装置13は、粉末急結材類を使用する場合、たとえば
急結材収容タンクとロータリフィーダとを有するものが
使用される。
4は中間添加ノズルであり、直管部4aと、これに続くテ
ーパ管部4bと、直管部4aを囲む環状管部4cとを有し、環
状管部4cはバルブ41と圧力計42を有するエア導管40を介
して圧縮エア供給源Aに接続され、かつ、バルブ44によ
り洗浄水供給源Bに接続され、環状管部4cは複数の追い
角付きの斜状管43によりテーパ管部4bのほぼ始端部に接
続され、これにより高速旋回流を創成し、濃密搬送の継
続により分離性状化しやすい湿状コントリート資料を攪
拌混合するとともに加速して圧送するようになつてい
る。
前記直管部4aの上流側は濃密搬送管部2に接続され、一
方、テーパ管部4bは常開の開閉弁6を介して気流搬送用
の可撓性管路3に接続されている。
前記開閉弁6は第2図と第2a図に第1実施例を示してい
る。この実施例においては、開閉弁6は前筒6aと後筒6
b、およびこれと別の金属やプラスチック、硬質ゴム等
からなるシャッタ板6cからなっており、常態において、
それら前筒6aと後筒6bの境界部には耐摩耗性の高いシー
ルリング6dが介装され、かつ、前筒6aと後筒6bは一部が
ヒンジ65により開閉自在に枢着され、ヒンジ65を除く部
分にはフランジ66a,66bが対設され、それらフランジ66
a,66bの少なくとも1ヵ所には外径面に通じる切欠部67
a,67bが形成されると共に、切欠部67a,67bにボルトナッ
ト6eが取外し自在ないし可転的に配されている。
第3図は第2実施例を示しており、この実施例において
は、開閉弁6は筒状の流路部材60と、流路部材60に出没
できる板やボールなどの弁体61と、これを流路部材60に
出し入れする操作部材62とを備えている。弁体61と流路
部材60は少なくとも流路に接する部分がセラミックなど
の耐摩耗性の良好な材料からなっていることが好まし
い。弁形式としては図示するようなゲートタイプでなく
バタフライタイプなどでもよいことは勿論である。
〔実施例の作用〕
本考案において、吹付けを行う場合には開閉弁6を開弁
状態にする。すなわち第1実施例ではシャッタ板6cを外
部に外した状態にしておく。第2実施例では弁体61を流
路部材60の外方に格納させる。
この状態で圧送ポンプ1の有底ホッパ20に湿状コンクリ
ート投入し、圧送ポンプ1を運転し、圧縮エア供給源A
を運転し、バルブ41を開き、定量供給装置13を作動させ
る。こうすれば、湿状コンクリートはダブルピストンシ
リンダの交互の吸込みと吐出により濃密搬送管路2へと
濃密搬送され、該濃密搬送管路2の終端に達する。ここ
には中間添加ノズル4から圧縮エアが圧入されており、
すなわち、環状管部4cから追い角付きの斜状管43を介し
てテーパ管部4bに圧縮エアが送り込まれ、これによりテ
ーパ管部4bに高速旋回流が創成される。
このため、管壁に付いたペースト分が剥離されて管中心
側に分散すると同時に、管中心側に集まっていた骨材分
が解され、それとペースト分とが急激に攪拌されつつ高
速気流に乗って可撓性管路3中を気流搬送され、添加ノ
ズル15の部位で定量供給装置13からの急結剤類が添加さ
れ、吹付けノズル5に到るまでの搬送中に攪拌混合され
て吹き付けられる。
このような吹付け作業が何らかの理由で中断し、あるい
は吹付け作業が終了した場合には、系内の残留コンクリ
ートを洗浄することが必要である。この場合には、ま
ず、中間添加ノズル4のバルブ44を開き、水と圧縮エア
とを環状管部4cから追い角付きの斜状管43を介してテー
パ管部4bに供給する。水はたとえば70l/minで20kg/c
m2、エアは1m3/min、5kg/cm2とする。
こうすれば、水と圧縮エアはテーパ管部4bで加速旋回流
となって可撓性管路3中を流れ、先端の吹付けノズル5
から吐出されるため、可撓性管路3から下流は洗浄され
る。
次に、一端水と圧縮エアとの供給を止め、開閉弁6を閉
じる。第1実施例においてはボルトナット6eを緩めて切
欠部67a,67bから取り外し、前筒6aと後筒6bの境から屈
折する。これにより前筒6aと後筒6bはヒンジ65を支点と
して斜めに分離するので、シールリング6dを外してシャ
ッタ板6cを前筒6aと後筒6bの間に介装する。そして、再
び切欠部67a,67bにボルトナット6dを嵌め、締め付け
る。これにより前筒6aと後筒6bの内部が2分される。ま
た、第2実施例では、操作部材62を操作すれば、弁体61
が流路部材60に入ってこれの上流と下流を閉鎖する。
そして、第1a図のように始端の剛性管2aの基端側を吐出
口21から外し、次段の剛性管2bのスイベルジョイント20
0を介して回転させる。この状態で再び水と圧縮エアを
中間添加ノズル4に供給すれば、水と圧縮エアはシャッ
タ板6cまたは弁体61で下流への流れが遮断されているた
め、濃密搬送管路2中を上流に向かって流れ、ここに付
着している残留コンクリートを洗浄する。そして洗浄水
と残留コンクリートは始端の剛性管2aから排出される。
第1b図のように有底ホッパ20に開閉蓋26を設けたときに
は、始端の剛性管2aの基端側を吐出口21から外すことな
くダブルピストンシリンダを吸込み側に運転し、それと
ともに水と圧縮エアを中間添加ノズル4に供給ればよ
く、これにより、洗浄水と残留コンクリートが有底ホッ
パ20に吐出されるため、開閉蓋26を開くことにより排出
することがてきる。
〔考案の効果〕
以上説明した本考案によれば、湿式コンクリートポンプ
と、これに接続した濃密圧送管路と、該濃密搬送管路の
端末に配された中間エア添加機構の出口側に接続された
先端に吹付ノズルを有する気流用管路とを備えた湿式コ
ンクリート吹付け装置において、中間エア添加機構4の
下流近傍に、清掃時に管路を2分し、中間エア添加機構
4から送給された圧縮エアと水により残留コンクリート
資料を湿式コンクリートポンプ1に返送排出させるため
の開閉弁6を設けたので、品質の良好なコンクリートを
長距離搬送して吹付け施工できるだけでなく、吹付け作
業の終了時や中断時に、搬送管路内の残留コンクリート
を簡単に洗浄排出させることができるというすぐれた効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による湿式コンクリート吹付け装置の一
実施例を吹付け運転時の状態で示す平面図、第1a図は同
じく清掃時の状態で示す平面図、第1b図は圧送ポンプ部
分切欠正面図、第2図は本考案における開閉弁の一実施
例を示す断面図、第3図は開閉弁の他の実施例を示す断
面図である。 1……湿式コンクリート圧送ポンプ、2……濃密搬送管
路、2a……始端の剛性管、2b……次段の剛性管、3……
可撓性管路、4……中間添加ノズル、6……開閉弁、6a
……前筒、6b……後筒、6c……シャッタ板、60……流路
部材、61……弁体

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】湿式コンクリートポンプと、これに接続し
    た濃密圧送管路と、該濃密搬送管路の端末に配された中
    間エア添加機構の出口側に接続され先端に吹付ノズルを
    有する気送用管路とを備えた湿式コンクリート吹付け装
    置において、中間エア添加機構の下流近傍に、清掃時に
    管路を2分し、中間エア添加機構から送給された圧縮エ
    アと水により残留コンクリート資料を湿式コンクリート
    ポンプに返送排出させるための開閉弁を設けたことを特
    徴とする湿式コンクリート吹付け装置。
  2. 【請求項2】開閉弁が2分割可能な前後筒と、それらの
    間で着脱可能な遮断部材を有している実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の湿式コンクリート吹付け装置。
  3. 【請求項3】開閉弁が通路部材60と操作部材62により流
    路内に出没可能な弁体61を有している実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の湿式コンクリート吹付け装置。
  4. 【請求項4】濃密圧送管路の始端が圧送ポンプの吐出口
    に対し着脱可能にである実用新案登録請求の範囲第1項
    ないし第3項いずれかに記載の湿式コンクリート吹付け
    装置。
  5. 【請求項5】圧送ポンプの下部に開閉蓋を有している実
    用新案登録請求の範囲第1項ないし第3項いずれかに記
    載の湿式コンクリート吹付け装置。
JP1152290U 1990-02-09 1990-02-09 湿式コンクリート吹付け装置 Expired - Lifetime JPH0718843Y2 (ja)

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JPH03105543U JPH03105543U (ja) 1991-10-31
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WO2012073318A1 (ja) * 2010-11-30 2012-06-07 東芝三菱電機産業システム株式会社 リード線引出装置
JP6315393B1 (ja) * 2016-10-31 2018-04-25 五洋建設株式会社 圧送管路の洗浄方法

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