JPH07188415A - Si結合水素含有オルガノポリシロキサンの製造方法 - Google Patents

Si結合水素含有オルガノポリシロキサンの製造方法

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JPH07188415A
JPH07188415A JP6265545A JP26554594A JPH07188415A JP H07188415 A JPH07188415 A JP H07188415A JP 6265545 A JP6265545 A JP 6265545A JP 26554594 A JP26554594 A JP 26554594A JP H07188415 A JPH07188415 A JP H07188415A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水素シリル基を有するオルガノポリシロキサ
ン油、−エラストマーおよび−樹脂を、容易にまた再現
可能に、狭い分子量分布で製造する方法 【構成】 次の成分: A) 次の成分から選択される有機ケイ素化合物: A1)一般式: RabSi(OR1(4-a-b) (1) のオルガノシラン、およびA2)一般式: Rcd(OR1eSiO(4-c-d-e)/2 (2) の単位から成るオルガノシロキサン、 B)成分A中のアルコキシ基1モル当たり水少なくとも
0.5モル、場合により C)水と混合可能な溶剤から成る混合物を、 D)アンモニアまたは第一級または第二級C1〜C4−ア
ルキルアミンまたは水の存在でアンモニアまたは第一級
または第二級C1〜C4−アルキルアミンを遊離する化合
物の存在で反応させるSi結合水素含有オルガノポリシ
ロキサンの製造方法

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩基性触媒を用いたS
i結合水素含有オルガノポリシロキサンの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】水素を有するオルガノシランまたはこれ
の加水分解物の加水分解および縮合によるSi結合水素
含有オルガノポリシロキサンの製造は、従来、酸性触媒
を用いて実施されていたが、それは塩基性触媒が作用す
るとSi結合水素が気体水素に変換されることが原因で
あった。
【0003】例えば、ヨーロッパ特許出願公開(EP−
A)第251435A1号明細書中には、ケイ酸アルキ
ルおよびオルガノシランまたはオリゴマー状のオルガノ
シロキサン化合物から、水および酸性触媒の存在で、4
官能性シロキサン単位を有する水素含有オルガノポリシ
ロキサン樹脂の製造が記載されている。しかし、この樹
脂は広い分子量分布を有する。
【0004】塩基性触媒による水素を有しないポリシロ
キサンからの製造方法は、例えばヨーロッパ特許出願公
開(EP−A)第0042208号明細書に記載されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、水素
シリル基を有するオルガノポリシロキサン油、−エラス
トマーおよび−樹脂を、容易な方法で、また再現可能
に、狭い分子量分布で製造できる方法を提供することで
あった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の成分: A) 次の成分から選択される有機ケイ素化合物: A1)一般式 RabSi(OR1(4-a-b) (1) (式中、Rは、同一または異なり、置換されていてもよ
いC1〜C18−炭化水素基、R1は、同一または異なり、
置換されていてもよいC1〜C18−炭化水素基または水
素原子、aは、0、1、2または3の値、bは、0、
1、2または3の値を表す)のオルガノシラン、および A2)一般式: Rcd(OR1eSiO(4-c-d-e)/2 (2) (式中、cおよびeは、いずれも0、1、2または3の
値、dは、0、1、2または3の値、かつRおよびR1
は、上記のものを表す)の単位から成るオルガノシロキ
サン、(ただし、成分Aは、ケイ素原子1モル当たりア
ルコキシ基少なくとも0.01〜4モルを有し、かつ成
分Aの有機ケイ素化合物の少なくとも一部はSi結合水
素を有するものとする) B)成分A中のアルコキシ基1モル当たり水少なくとも
0.5モル、場合により C)水と混合可能な溶剤、から成る混合物を、 D)アンモニアまたは第一級または第二級C1〜C4−ア
ルキルアミンまたは水の存在でアンモニアまたは第一級
または第二級C1〜C4−アルキルアミンを遊離する化合
物の存在で反応させるSi結合水素含有オルガノポリシ
ロキサンの製造方法に関する。
【0007】本発明による方法により製造されるSi結
合水素含有オルガノポリシロキサンは、酸性触媒を用い
て製造したSi結合水素含有オルガノポリシロキサンよ
りもなお均一な分子量を有する。
【0008】基Rの例は、アルキル基、例えばメチル
−、エチル−、n−プロピル−、イソ−プロピル−、n
−ブチル−、イソ−ブチル−、t−ブチル−、n−ペン
チル−、イソ−ペンチル−、ネオ−ペンチル−、t−ペ
ンチル基;ヘキシル基、例えばn−ヘキシル基;ヘプチ
ル基、例えばn−ヘプチル基;オクチル基、例えばn−
オクチル基およびイソ−オクチル基、例えば2,2,4
−トリメチルペンチル基;ノニル基、例えばn−ノニル
基;デシル基、例えばn−デシル基;ドデシル基、例え
ばn−ドデシル基;オクタデシル基、例えばn−オクタ
デシル基;アルケニル基、例えばビニル−、アリル−、
n−5−ヘキセニル−、4−ビニルシクロヘキシル−お
よび3−ノルボネニル基;シクロアルキル基、例えばシ
クロペンチル−、シクロヘキシル−、4−エチルシクロ
ヘキシル基、シクロヘプチル基、ノルボルニル基および
メチルシクロヘキシル基;アリール基、例えばフェニル
−、ビフェニル−、ナフチル−およびアントリル−およ
びフェナントリル基;アルカリール基、例えばo−、m
−、p−トルイル基、キシリル基およびエチルフェニル
基;アラルキル基、例えばベンジル基、α−およびβ−
フェニルエチル基である。
【0009】基Rとして置換されている炭化水素基の例
は、ハロゲン化炭化水素基、例えばクロロメチル−、3
−クロロプロピル−、3−ブロモプロピル−、3,3,
3−トリフルオロプロピル−および5,5,5,4,
4,3,3−ヘプタフルオロペンチル基、ならびにクロ
ロフェニル−、ジクロロフェニル−およびトリフルオロ
トルイル基;メルカプトアルキル基、例えば2−メルカ
プトエチル−および3−メルカプトプロピル基;シアノ
アルキル基、例えば2−シアノエチル−および3−シア
ノプロピル基;アミノアルキル基、例えば3−アミノプ
ロピル−、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロ
ピル−およびN−(2−アミノエチル)−3−アミノ−
(2−メチル)プロピル基;アミノアリール基、例えば
アミノフェニル基;アシルオキシアルキル基、例えば3
−アクリルオキシプロピル−および3−メタクリルオキ
シプロピル基;アセトキシアルキル基、例えば3−アセ
トキシプロピル基;ジエチルホスホン酸エステル基、例
えばジエチルホスホン酸エステルエチル基;無水コハク
酸アルキル基、例えば3−無水コハク酸プロピル基;ヒ
ドロキシアルキル基、例えば3−ヒドロキシプロピル基
および式
【0010】
【化1】
【0011】の基である。
【0012】基Rは、特に有利に、メチル−、エチル
−、n−プロピル−、ビニル−、n−5−ヘキセニル−
およびフェニル基、殊には、メチル−およびビニル基で
ある。
【0013】基R1の例は、Rについて挙げた例であ
る。基R1は、有利に、炭素原子1〜6個を有するアル
キル基であり、これは殊にはC1〜C6−アルキルオキシ
基またはヒドロキシル基で置換されていてもい。
【0014】基R1は、特に有利には、メチル−、エチ
ル−、n−プロピル−、イソ−プロピル−およびヘキシ
ル基、殊にはメチル−およびエチル基である。
【0015】本発明の方法に使用される一般式(1)の
シランA1の例は、テトラメトキシシラン、テトラエト
キシシラン、テトラ−n−プロポキシシラン、メチルト
リメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、フェニ
ルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ジ
メチルジエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、
トリメチルエトキシシラン、3−クロロプロピルジメチ
ルメトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキシシ
ラン、3−アセトキシプロピルジメチルメトキシシラ
ン、3−メルカプトプロピルジメチルメトキシシラン、
n−オクチルジメチルメトキシシラン、3−メタクリル
オキシプロピルジメチルメトキシシラン、2−シクロヘ
キセニルエチルジメチルメトキシシラン、3−アミノプ
ロピルジメチルメトキシシランおよび3−シアノプロピ
ルメチルジメトキシシランであり、その際、テトラエト
キシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジメチルジエ
トキシシラン、トリメチルエトキシシランおよびビニル
ジメチルエトキシシランが有利であり、テトラエトキシ
シラン、メチルトリエトキシシランおよびジメチルジエ
トキシシランが殊に有利に使用される。
【0016】本発明による方法に使用される一般式
(1)の水素を有するシランの例は、三水素エトキシシ
ラン、二水素メチルエトキシシラン、水素ジメチルエト
キシシラン、水素メチルジエトキシシラン、および水素
フェニルジエトキシシランである。
【0017】本発明による方法に使用されるオルガノシ
ロキサンA2は、有利には一般式(2)を最高15単位
有する。オルガノシロキサンA2の例は、線状オルガノ
シロキサン、例えばジシロキサン、例えば、ヘキサメチ
ルジシロキサン、1,3−ジフェニルテトラメチルジシ
ロキサン、1,3−ビス(n−5−ヘキセニル)テトラ
メチルジシロキサン、1,3−ジビニルテトラメチルジ
シロキサン、有利にはヘキサメチルジシロキサンおよび
1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサンおよび一般
式(2)の単位を3〜8個、有利には4または5個有す
る環状オルガノポリシロキサン、例えばヘキサメチルシ
クロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキ
サンおよびデカメチルシクロペンタシロキサンである。
【0018】本発明による方法に使用される水素を有す
るオルガノシロキサンA2の例は、二水素テトラメチル
ジシロキサン、四水素ジメチルジシロキサン、二水素テ
トラフェニルジシロキサン、三水素トリメチルシクロト
リシロキサン、四水素テトラメチルシクロテトラシロキ
サンおよび五水素ペンタメチルシクロペンタシロキサン
である。
【0019】成分Aは、モノマーおよびポリマーのシリ
ケートを含んでいてもよい。これらは樹脂の製造の場合
に殊に有利である。有利なシリケートは、オルトケイ酸
メチル、オルトケイ酸エチル、ポリケイ酸メチルおよび
ポリケイ酸エチルであり、その際、シリケートはアルコ
キシ基を含んでいる。
【0020】水素含有オルガノポリシロキサン最終生成
物の水素含量は、有利には0.0001〜2重量%、殊
には0.01〜0.6重量%である。
【0021】成分Aのアルコキシ基含量は、ケイ素原子
1モル当たり有利には0.5〜2モル、殊には0.65
〜1.5モルである。
【0022】成分Bとしては、有利には成分Aのアルコ
キシ基1モル当たり水少なくとも0.5モル、殊には
0.5〜0.8モルを使用する。成分Aのアルコキシ基
1モル当たりの高い水の割合は、ゲル成分の上昇を引き
起す。
【0023】成分Cとしては、20℃で水と体積比率
1:1で均質に混和する有機溶剤が有利に使用される。
成分Cとして好適な溶剤の例は、1価および多価のアル
コール、例えばメタノール、エタノール、n−プロパノ
ール、イソ−プロパノールおよびエチレングリコール;
エーテル、例えばジオキサンおよびテトラヒドロフラ
ン;アミド、例えばジメチルアホルムアミド;ジメチル
スルホキシドおよびスルホランまたはこれらの溶剤の混
合物である。
【0024】特に有利には、0.1MPaで120℃ま
での沸点または沸点範囲を有する溶剤であり、殊には上
記の1価アルコールである。
【0025】成分Cは、系に応じてゲル成分が0に等し
い程度の量で、有利には、成分A内のシラン成分に対し
て、20〜300重量%、殊には50〜100重量%の
量で添加するのが有利である。
【0026】水の存在でアンモニアまたは第一級または
第二級C1〜C4−アルキルアミンを遊離する成分Dの化
合物として、一般式(3)〜(7) R2 nSiZ4-n (3) (R2 3Si)2NH (4) (R2 2SiNH)x (5) (R2 3Si)2NR3および (6) (R2 2SiNR3y (7) (式中、R2は、水素原子またはC1〜C4−アルキル
基、R3は、C1〜C4−アルキル基、Zは、基−NHR3
またはNR3 2、nは、値2または3 xは、3〜6の整数およびyは、1〜12の整数を表
す)の化合物が有利に使用される。
【0027】特に有利には、一般式(4)の化合物、殊
にはヘキサメチルジシラザンの使用である。
【0028】アンモニアまたは第一級または第二級C1
〜C4−アルキルアミンは、本発明による方法では触媒
として作用し、有利には反応の後、殊には減圧下で処理
して除去する。
【0029】本発明による方法では、成分A1モルに対
して、アンモニアまたは第一級または第二級C1〜C4
アルキルアミンまたは水の存在でアンモニアまたは第一
級または第二級C1〜C4−アルキルアミンを遊離する化
合物0.005〜0.5モル、殊には0.05〜0.3
モルを使用するのが有利である。
【0030】本発明による方法により、使用する成分A
およびDの選択により、例えば水素含有オルガノポリシ
ロキサン油、−エラストマーおよび−樹脂が製造でき
る。(4−a−b)=wである上記の一般式(1)のシ
ラン、(4−c−d)=wである上記の一般式(2)の
シランは、w=1,2,3ならびに4の場合に、M−、
D−、T−ならびにQ−単位として表される。本方法中
で使用するM−、D−、T−ならびにQ−単位の数は、
それぞれ0〜100モル%に変化させることができる。
本発明による方法は、特に水素を有するシリコーン樹脂
の製造、殊にはM/Q比が有利には0.3:1〜2:
1、殊には0.5:1〜1.25;1であるMQ樹脂の
製造に好適である。例えば透明で有機溶剤中に可溶で、
単一モードに分布したMQ樹脂が製造できる。その分子
量が4000g/モル〜25000g/モルに調整で
き、このようなMQ樹脂は、製造した場合、理論収率に
対して2重量%より少ないゲル成分を有する。
【0031】本発明による方法は、有利には0℃〜10
0℃、殊には25℃〜75℃で実施される。有利には、
変換の後に、すべての揮発性成分、例えば水および溶
剤、例えばエタノールを有利には減圧下で除去する。
【0032】本発明による方法において、成分Aおよび
Dを先に装入し、BおよびCをこれに加えると有利であ
る。
【0033】成分A〜Dの変換に引き続き、得られた水
素含有オルガノポリシロキサン、殊には樹脂を、−OR
1基含量、殊にはアルコキシ含量を低下させるために、
酸性または塩基性で後縮合させる。その際、無水で操作
する場合には、有機溶剤、たとえば炭化水素中で、縮合
触媒として強塩基、例えばアルカリ金属−およびアルカ
リ土類金属水酸化物を用いても水素含量がほとんど変わ
らないように維持させることができる。
【0034】アルコキシ基の含量を低下させるための後
縮合は、他の方法でおよび本発明によらない方法で製造
された水素含有オルガノポリシロキサンの場合にも可能
である。
【0035】本発明による方法で製造された水素含有オ
ルガノポリシロキサンは、水素含有オルガノポリシロキ
サンが使用できるすべての用途に応用できる。例えば、
MQ樹脂は、充填剤、付加架橋系での架橋剤および定着
剤として使用できる。
【0036】
【実施例】下記の実施例中で、別に記載しない限り下記
のことがあてはまる。
【0037】a)すべての数量は重量に対する; b)すべての圧力は0.10MPa(絶対); c)すべての温度は25℃。
【0038】下記の略字を用いた。
【0039】p.A.=分析純度 dest.=蒸留 例1 テトラエトキシシラン125.4g(0.6モル)、ヘ
キサメチルジシラザン9.72g(0.06モル)およ
び水素ジメチルエトキシシラン62.53g(0.6モ
ル)からなる保護ガス下で40℃に加熱した装入物に、
水dest.21.60g(1.2モル)およびエタノ
ールp.A.60.00g(1.3モル)(前もって添
加用容器内で混合)を滴下した。
【0040】反応混合物を室温および常圧で2.5時間
攪拌した。引き続き内容物をpH7に調整し、場合によ
り生成するゲル成分を濾過により除去し、その後、高真
空中、100℃で重量が一定になるまで濃縮した。
【0041】Si結合水素0.53重量%を有する粘性
の透明な油状物44.48g(収率55.9%)が得ら
れた。
【0042】例2 テトラエトキシシラン20.90g(0.1モル)、ヘ
キサメチルジシラザン1.62g(0.01モル)およ
び1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン6.72
g(0.05モル)からなる保護ガス下で40℃に加熱
した装入物に、水(dest.)3.60g(0.2モ
ル)およびエタノールp.A.12.00g(0.26
モル)(前もって添加用容器内で混合)を滴下した。
【0043】反応混合物を室温および常圧で3時間攪拌
した。引き続き内容物をpH7に調整し、場合により生
成するゲル成分を濾過により除去し、その後、高真空
中、100℃で重量が一定になるまで濃縮した。
【0044】Si結合水素0.56重量%を有し、粘度
が高く透明な油状物7.90g(収率55.48%)を
得た。
【0045】例3 テトラエトキシシラン20.90g(0.1モル)、ヘ
キサメチルジシラザン2.66g(0.0165モ
ル)、1,3−ジビニルテトラメチルジシラザン3.0
6g(0.0165モル)および水素ジメチルエトキシ
シラン3.44g(0.033モル)からなる保護ガス
下で40℃に加熱した装入物に、水dest.3.60
g(0.2モル)およびエタノールp.A.10.00
g(0.22モル)(前もって添加用容器内で混合)を
滴下した。
【0046】反応混合物を60℃で2.5時間、室温で
1時間常圧下で攪拌した。引き続き内容物をpH7に調
整し、場合により生成するゲル成分を濾過により除去
し、その後、高真空中、100℃で重量が一定になるま
で濃縮した。
【0047】Si結合水素0.11重量%およびビニル
基5.34重量%を有する高粘度の透明な油状物11.
13g(収率84.9%)が得られた。
【0048】例4 テトラエトキシシラン20.90g(0.1モル)、ヘ
キサメチルジシラザン2.70g(0.0167モ
ル)、3−クロロプロピルジメチルメトキシシラン5.
55g(0.033モル)および1,1,3,3−テト
ラメチルジシロキサン2.24g(0.0167モル)
からなる保護ガス下で40℃に加熱した装入物に、水d
est.3.60g(0.2モル)およびエタノール
p.A.12.0g(0.26モル)(前もって添加用
容器内で混合)を滴下した。
【0049】反応混合物を室温および常圧で24時間攪
拌した。引き続き内容物をpH7に調整し、場合により
生成するゲル成分を濾過により除去し、その後、高真空
中、100℃で重量が一定になるまで濃縮した。
【0050】クロロプロピル基2.84重量%およびS
i結合水素0.038重量%を有する低粘度の透明な油
状物9.53g(収率62.5%)が得られた。
【0051】例5 テトラエトキシシラン10.45g(0.05モル)、
ヘキサメチルジシラザン1.35g(0.00835モ
ル)、3−アセトキシプロピルジメチルメトキシシラン
3.41g(0.0167モル)および1,1,3,3
−テトラメチルジシロキサン1.12g(0.0083
5モル)からなる保護ガス下で40℃に加熱した装入物
に、水dest.1.80g(0.1モル)およびエタ
ノールp.A.6.0g(0.13モル)(前もって添
加用容器内で混合)を滴下した。
【0052】反応混合物を室温および常圧で24時間攪
拌した。引き続き内容物をpH7に調整し、場合により
生成するゲル成分を濾過により除去し、その後、高真空
中、100℃で重量が一定になるまで濃縮した。
【0053】アセトキシプロピル基2.36重量%およ
びSi結合水素0.039重量%を有し、低粘度の透明
な油状物3.03g(収率36.7%)が得られた。
【0054】例6 テトラエトキシシラン10.45g(0.05モル)、
ヘキサメチルジシラザン1.35g(0.00835モ
ル)、3−メルカプトプロピルジメチルメトキシシラン
2.75g(0.0167モル)および1,1,3,3
−テトラメチルジシロキサン1.12g(0.0083
5モル)からなる保護ガス下で40℃に加熱した装入物
に、水dest.1.80g(0.1モル)およびエタ
ノールp.A.6.0g(0.13モル)(前もって添
加用容器内で混合)を滴下した。
【0055】反応混合物を75℃および常圧で3.5時
間攪拌し、引き続き室温に冷却した。引き続き内容物を
pH7に調整し、場合により生成するゲル成分を濾過に
より除去し、その後、高真空中、100℃で重量が一定
になるまで濃縮した。
【0056】メルカプトプロピル基2.55重量%およ
びSi結合水素0.041重量%を有する透明な油状物
6.9g(収率90.8モル)が得られた。
【0057】例7 テトラエトキシシラン10.45g(0.05モル)、
ヘキサメチルジシラザン1.35g(0.00835モ
ル)、2−(エトキシジメチルシリル)−エチルホスホ
ン酸ジエチルエステル4.48g(0.0167モル)
および1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン1.
12g(0.00835モル)からなる保護ガス下で4
0℃に加熱した装入物に、水dest.1.80g
(0.1モル)およびエタノールp.A.6.0g
(0.13モル)(前もって添加用容器内で混合)を滴
下した。
【0058】反応混合物を75℃および常圧で3.5時
間攪拌し、引き続き室温に冷却した。引き続き内容物を
pH7に調整し、場合により生成するゲル成分を濾過に
より除去し、その後、高真空中、100℃で重量が一定
になるまで濃縮した。
【0059】エタンホスホン酸ジエチルエステル基2.
99重量%およびSi結合水素0.041重量%を有す
る低粘度の透明な油状物6.90g(収率76%)が得
られた。
【0060】例8 テトラエトキシシラン10.45g(0.05モル)、
ヘキサメチルジシラザン1.35g(0.00835モ
ル)、n−オクチルジメチルメトキシシラン3.38g
(0.0167モル)および1,1,3,3−テトラメ
チルジシロキサン1.12g(0.00835モル)か
らなる保護ガス下で40℃に加熱した装入物に、水de
st.1.80g(0.1モル)およびエタノールp.
A.6.0g(0.13モル)(前もって添加用容器内
で混合)を滴下した。
【0061】反応混合物を75℃および常圧で3.5時
間攪拌し、引き続き室温に冷却した。引き続き内容物を
pH7に調整し、場合により生成するゲル成分を濾過に
より除去し、その後、高真空中、100℃で重量が一定
になるまで濃縮した。
【0062】n−オクチル基2.32重量%およびSi
結合水素0.043重量%を有し、高粘度の透明な油状
物5.51g(収率67%)が得られた。
【0063】例9 テトラエトキシシラン10.45g(0.05モル)、
ヘキサメチルジシラザン1.35g(0.00835モ
ル)、3−(メタクリルオキシ)プロピルジメチルメト
キシシラン3.61g(0.0167モル)および1,
1,3,3−テトラメチルジシロキサン1.12g
(0.00835モル)からなる保護ガス下で40℃に
加熱した装入物に、水dest.1.80g(0.1モ
ル)およびエタノールp.A.6.0g(0.13モ
ル)(前もって添加用容器内で混合)を滴下した。
【0064】反応混合物を60℃、常圧で5時間攪拌
し、引き続き室温に冷却した。引き続き内容物をpH7
に調整し、場合により生成するゲル成分を濾過により除
去し、その後、高真空中、100℃で重量が一定になる
まで濃縮した。
【0065】3−(メタクリルオキシ)プロピル基3.
56重量%およびSi結合水素0.037重量%を有す
る透明な油状物7.52g(収率88.9%)が得られ
た。
【0066】例10 テトラエトキシシラン10.45g(0.05モル)、
ヘキサメチルジシラザン1.35g(0.00835モ
ル)、2−シクロヘキセニルエチルジメチルメトキシシ
ラン3.31g(0.0167モル)および1,1,
3,3−テトラメチルジシロキサン1.12g(0.0
0835モル)からなる保護ガス下で40℃に加熱した
装入物に、水dest.1.80g(0.1モル)およ
びエタノールp.A.7.0g(0.15モル)(前も
って添加用容器内で混合)を滴下した。
【0067】反応混合物を75℃、常圧で5時間攪拌
し、引き続き室温に冷却した。引き続き内容物をpH7
に調整し、場合により生成するゲル成分を濾過により除
去し、その後、高真空中、100℃で重量が一定になる
まで濃縮した。
【0068】2−シクロヘキセニル基3.1重量%およ
びSi結合水素0.03重量%を有する黄色で透明な油
状物3.56g(収率43.7%)が得られた。
【0069】例11 テトラエトキシシラン10.45g(0.05モル)、
ヘキサメチルジシラザン1.35g(0.00835モ
ル)、2−フェニルプロピルジメチルメトキシシラン
3.48g(0.0167モル)および1,1,3,3
−テトラメチルジシロキサン1.12g(0.0083
5モル)からなる保護ガス下で40℃に加熱した装入物
に、水dest.1.80g(0.1モル)およびエタ
ノールp.A.7.0g(0.15モル)(前もって添
加用容器内で混合)を滴下した。
【0070】反応混合物を75℃、常圧で5時間攪拌
し、引き続き室温に冷却した。引き続き内容物をpH7
に調整し、場合により生成するゲル成分を濾過により除
去し、その後、高真空中、100℃で重量が一定になる
まで濃縮した。
【0071】2−フェニルプロピル基2.22重量%お
よびSi結合水素0.039重量%を有し、粘性があり
透明な油状物5.24g(収率63.06%)が得られ
た。
【0072】例12 テトラエトキシシラン10.45g(0.05モル)、
ヘキサメチルジシラザン1.35g(0.00835モ
ル)、3,3,3−トリフルオロプロピルジメチルメト
キシシラン3.11g(0.0167モル)および1,
1,3,3−テトラメチルジシロキサン1.12g
(0.00835モル)からなる保護ガス下で40℃に
加熱した装入物に、水dest.1.80g(0.1モ
ル)およびエタノールp.A.7.0g(0.15モ
ル)(前もって添加用容器内で混合)を滴下した。
【0073】反応混合物を75℃、常圧で3.5時間攪
拌し、引き続き室温に冷却した。引き続き内容物をpH
7に調整し、場合により生成するゲル成分を濾過により
除去し、その後、高真空中、100℃で重量が一定にな
るまで濃縮した。
【0074】3,3,3−トリフルオロプロピル基2.
86重量%およびSi結合水素0.035重量%を有す
る粘性の透明な油状物6.88g(収率86.5%)が
得られた。
【0075】例13 水dest.1.80g(0.1モル)およびエタノー
ルp.A.6.0g(0.13モル)および3−アミノ
プロピルジメチルメトキシシラン2.46g(0.01
67モル)からなる装入物中に、濃塩酸の形の塩化水素
0.0167モルを加え、pH計を用いてpH7.0に
調整した。中和した装入物を40℃に加熱し、テトラエ
トキシシラン10.45g(0.05モル)、ヘキサメ
チルジシラザン1.35g(0.00835モル)およ
び1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン1.12
g(0.00835モル)を滴下した。
【0076】反応混合物を75℃、常圧で3.5時間攪
拌し、引き続き室温に冷却した。引き続き内容物をpH
7に調整し、場合により生成するゲル成分を濾過により
除去し、その後、高真空中、100℃で重量が一定にな
るまで濃縮した。
【0077】3−アミノプロピルヒドロクロリド基2.
5重量%およびSi結合水素0.029重量%を有する
黄色の固体樹脂6.78g(収率85.7%)が得られ
た。
【0078】例14 テトラエトキシシラン62.70g(0.3モル)、ヘ
キサメチルジシラザン8.1g(0.05モル)、3−
メチルジエトキシシリルプロピルコハク酸無水物27.
49g(0.1モル)および1,1,3,3−テトラメ
チルジシロキサン6.72g(0.05モル)からなる
保護ガス下で40℃に加熱した装入物に、水dest.
10.80g(0.6モル)およびエタノールp.A.
36.0g(0.78モル)(前もって添加用容器内で
混合)を滴下した。
【0079】反応混合物を室温および常圧で24時間攪
拌した。引き続き内容物をpH7に調整し、場合により
生成するゲル成分を濾過により除去し、その後、高真空
中、100℃で重量が一定になるまで濃縮した。
【0080】プロピルコハク酸無水物基3.2重量%お
よびSi結合水素0.02重量%を有する黄色の固体樹
脂44.72g(収率88.6%)が得られた。
【0081】エタノールp.A.50ml、水des
t.150mlおよび水酸化カリウム2.0g(0.0
36モル)から成る混合物にこの樹脂を溶かした。pH
計を用い、さらに水酸化カリウム1.0g(0.018
モル)を添加しながら、pHを6.98に調整した。溶
液を濾過し引き続き高真空中、100℃で重量が一定に
なるまで濃縮した。引き続き生成物を五酸化二リンの上
で高真空中、80℃で乾燥させた。
【0082】例15 テトラエトキシシラン20.9g(0.1モル)、ヘキ
サメチルジシラザン2.70g(0.0167モル)、
シアノプロピルメチルジメトキシシラン5.77g
(0.0333モル)および1,1,3,3−テトラメ
チルジシロキサン2.24g(0.0167モル)から
なる保護ガス下で40℃に加熱した装入物に、水des
t.3.60g(0.2モル)およびエタノールp.
A.12.0g(0.26モル)(前もって添加用容器
内で混合)を滴下した。
【0083】反応混合物を75℃、常圧で3時間攪拌
し、引き続き室温に冷却した。内容物をpH7に調整
し、引き続き場合により生成するゲル成分を濾過により
除去し、その後、高真空中、100℃で重量が一定にな
るまで濃縮した。
【0084】シアノプロピル基4.24重量%およびS
i結合水素0.044重量%を有する低粘度の透明な油
状物8.91g(収率61.8%)が得られた。
【0085】例16 テトラエトキシシラン10.45g(0.05モル)、
ヘキサメチルジシラザン1.35g(0.00835モ
ル)、2,2−ジエトキシ−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1,2−ベンゾオキサシレピン4.21g(0.
0167モル)および1,1,3,3−テトラメチルジ
シロキサン1.12g(0.00835モル)からなる
保護ガス下で40℃に加熱した装入物に、水dest.
1.80g(0.1モル)およびエタノールp.A.
6.0g(0.13モル)(前もって添加用容器内で混
合)を滴下した。
【0086】反応混合物を室温および常圧で24時間攪
拌した。引き続き内容物をpH7に調整し、場合により
生成するゲル成分を濾過により除去し、その後、高真空
中、100℃で重量が一定になるまで濃縮した。
【0087】オルト−フェノキシプロピル基4.19重
量%およびSi結合水素0.039重量%を有する黄色
で高粘度の透明な油状物8.11g(収率74.5%)
が得られた。
【0088】例17 テトラエトキシシラン20.9g(0.1モル)、ヘキ
サメチルジシラザン2.70g(0.0167モル)、
ジメチルジエトキシシラン6.71g(0.05モル)
およびメチルジエトキシシラン7.42g(0.05モ
ル)からなる保護ガス下で40℃に加熱した装入物に、
水dest.3.60g(0.2モル)およびエタノー
ルp.A.12.0g(0.26モル)(前もって添加
用容器内で混合)を滴下した。
【0089】反応混合物を60℃、常圧で5時間攪拌
し、引き続き室温に冷却した。内容物をpH7に調整
し、引き続き場合により生成するゲル成分を濾過により
除去し、その後、高真空中、100℃で重量が一定にな
るまで濃縮した。
【0090】Si結合水素0.04重量%を有する低粘
度の透明な油状物11.58g(収率86.3%)が得
られた。
【0091】例18 メチルトリエトキシシラン17.84g(0.1モ
ル)、ヘキサメチルジシラザン4.035g(0.02
5モル)、および水素ジメチルエトキシシラン5.21
g(0.05モル)からなる保護ガス下で40℃に加熱
した装入物に、水dest.3.60g(0.2モル)
およびエタノールp.A.10.00g(0.22モ
ル)(前もって添加用容器内で混合)を滴下した。
【0092】反応混合物を室温および常圧で24時間攪
拌した。内容物をpH7に調整し、引き続き場合により
生成するゲル成分を濾過により除去し、その後、高真空
中、100℃で重量が一定になるまで濃縮した。
【0093】Si結合水素0.089重量%を有する透
明な油状物8.03g(収率56.8%)が得られた。
【0094】例19 装入物として、例1からの水素含有オルガノポリシロキ
サン樹脂(エトキシ含量17.5重量%)18.48g
をトルエン200mlに溶かした。水酸化カリウム(メ
タノールp.A.中25%)500ppmを装入物中に
入れ、80℃、常圧で3.5時間攪拌し、引き続き室温
に冷却した。内容物をpH7に調整し、引き続き場合に
より生成するゲル成分を濾過により除去し、その後、高
真空中、100℃で重量が一定になるまで濃縮した。
【0095】エトキシ含量13.99重量%の原料樹脂
16.91g(収率91.5%)が得られた。Si結合
水素の含量は変化しなかった。
【0096】例20 装入物として、例1で得た水素含有オルガノポリシロキ
サン樹脂(エトキシ含量17.5重量%)4.0gをト
ルエン40mlに溶かした。水性濃塩酸500ppmを
装入物中に入れ、80℃で2.5時間攪拌し、引き続き
室温に冷却した。酸化マグネシウムを加えて内容物を中
和し、引き続き場合により生成するゲル成分を濾過によ
り除去し、その後、高真空中、100℃で重量が一定に
なるまで濃縮した。
【0097】エトキシ含量14.45重量%の原料樹脂
3.14g(収率78.5%)が得られた。Si結合水
素の含量は変化しなかった。
【0098】例21 あらかじめ混合した溶液として、テトラエトキシシラン
10.45g(0.05モル)、トリメチルエトキシシ
ラン5.91g(0.033モル)および水dest.
1.80g(0.1モル)およびエタノールp.A.1
2.00g(0.26モル)からなる保護ガス下で40
℃に加熱した装入物に、1,1,3,3−テトラメチル
ジシロキサン3.36g(0.025モル)を滴下し
た。
【0099】この温度で5分間攪拌し、引き続き溶液を
気体アンアモニアで飽和させた。反応混合物を室温およ
び常圧でさらに2時間攪拌し、引き続き場合により生成
するゲル成分を濾過により除去し、その後、高真空中、
100℃で重量が一定になるまで濃縮した。
【0100】Si結合水素0.1重量%を有する粘性の
透明な油状物2.39g(収率22.2%)が得られ
た。
【0101】例22 テトラエトキシシラン10.45g(0.05モル)お
よび水dest.1.80g(0.1モル)およびエタ
ノールp.A.12.00g(0.26モル)をあらか
じめ混合した溶液からなる保護ガス下で40℃に加熱し
た装入物に、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサ
ン6.72g(0.05モル)を滴下した。
【0102】この温度で5分間攪拌し、引き続き溶液を
気体アンアモニアで飽和させた。反応混合物を室温およ
び常圧でさらに2時間攪拌し、引き続き場合により生成
するゲル成分を濾過により除去し、その後、高真空中、
100℃で重量が一定になるまで濃縮した。
【0103】Si結合水素0.4重量%を有する低粘度
の透明な油状物3.0g(収率30.7%)が得られ
た。
【0104】例23 テトラエトキシシラン20.90g(0.1モル)、ヘ
キサメチルジシラザン2.66g(0.0165モ
ル)、1,3−ジビニルテトラメチルジシラザン4.3
0g(0.033モル)および水素ジメチルエトキシシ
ラン3.44g(0.033モル)からなる保護ガス下
で40℃に加熱した装入物に、水dest.3.60g
(0.2モル)およびエタノールp.A.10.00g
(0.22モル)(前もって添加用容器内で混合)を滴
下した。
【0105】反応混合物を60℃で2.5時間、室温で
1時間いずれも常圧で攪拌した。引き続き内容物を濾過
して、場合により生成するゲル成分を除去し、その後、
高真空中、100℃で重量が一定になるまで濃縮した。
【0106】ビニル基5.56重量%およびSi結合水
素0.099重量%を有する白色の固体樹脂9.55g
(収率67.7%)が得られた。
【0107】引き続き、固体樹脂1.0gをトルエン
9.0g中に溶かし、ヘキサクロロ白金酸およびジビニ
ルテトラメチルジシロキサンから成る白金触媒100p
pm(純白金として)を加えた。
【0108】安定で透明なゲル10.0gが得られた。
【0109】例24 例2で得た水素含有オルガノポリシロキサン樹脂5.0
gを、粘度500mPa.sのα、ω−ジビニルポリジ
メチルシロキサン5.0gと混合し、ヘキサクロロ白金
酸およびジビニルテトラメチルジシロキサンから成る白
金触媒100ppm(純白金として)を加えた。
【0110】脆く透明な生成物10.0gが得られた。
【0111】例25 テトラエトキシシラン41.8g(0.2モル)、ヘキ
サメチルジシラザン3.24g(0.02モル)および
1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン13.44
g(0.1モル)からなる保護ガス下で40℃に加熱し
た装入物に、水dest.7.20g(0.4モル)を
滴下した。
【0112】反応混合物を75℃、常圧で3時間攪拌
し、引き続き室温に冷却した。引き続き内容物を高真空
中、100℃で重量が一定になるまで濃縮した。
【0113】Si結合水素0.13重量%を有する白色
で不溶性の粉末が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペトラ グラーツル ドイツ連邦共和国 エマーティング ガン グホーファーシュトラーセ 4 (72)発明者 ベルンヴァルト ドイプツァー ドイツ連邦共和国 ブルクハウゼン ヴィ ルコフシュトラーセ 14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si結合水素含有オルガノポリシロキサ
    ンの製造方法において、次の成分: A) 次の成分から選択される有機ケイ素化合物: A1)一般式: RabSi(OR1(4-a-b) (1) (式中、Rは、同一または異なり、置換されていてもよ
    いC1〜C18−炭化水素基、R1は、同一または異なり、
    置換されていてもよいC1〜C18−炭化水素基または水
    素原子、aは、0、1、2または3の値、bは、0、
    1、2または3の値を表す)のオルガノシラン、および A2)一般式: Rcd(OR1eSiO(4-c-d-e)/2 (2) (式中、cおよびeは、いずれも0、1、2または3の
    値、dは、0、1、2または3の値、かつRおよびR1
    は、上記のものを表す)の単位から成るオルガノシロキ
    サン、(ただし、成分Aは、ケイ素原子1モル当たりア
    ルコキシ基少なくとも0.01〜4モルを有し、かつ成
    分Aの有機ケイ素化合物の少なくとも一部はSi結合水
    素を有するものとする) B)成分A中のアルコキシ基1モル当たり水少なくとも
    0.5モル、場合により C)水と混合可能な溶剤、から成る混合物を、 D)アンモニアまたは第一級または第二級C1〜C4−ア
    ルキルアミンまたは水の存在でアンモニアまたは第一級
    または第二級C1〜C4−アルキルアミンを遊離する化合
    物の存在で反応させるオルガノポリシロキサンの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 基R1が、C1〜C6−アルコキシ基また
    はヒドロキシル基で置換されていてもよい炭素原子1〜
    6個を有するアルキル基を表す請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 成分Aがシリケートも含む請求項1また
    は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 水の存在でアンモニアまたは第一級また
    は第二級C1 〜C4−アルキルアミンを遊離する成分D
    の化合物として、一般式(3)〜(7) R2 nSiZ4-n、 (3) (R2 3Si)2NH、 (4) (R2 2SiNH)x、 (5) (R2 3Si)2NR3、および (6) (R2 2SiNR3y (7) (式中、R2は、水素原子またはC1〜C4−アルキル
    基、R3は、C1〜C4−アルキル基、Zは、基−NHR3
    またはNR3 2、nは、値2または3 xは、3〜6の整数、およびyは、1〜12の整数)の
    化合物を使用する請求項1から3までのいずれか1項記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 成分A〜Dの反応に引き続き、得られた
    水素原子を含むオルガノポリシロキサンを酸性または塩
    基性で後縮合させる請求項1から4までのいずれか1項
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 無水で操作し、縮合触媒として、有機溶
    剤中のアルカリ金属−またはアルカリ土類金属水酸化物
    を使用する請求項5記載の方法。
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