JPH07187510A - 給糸システム - Google Patents
給糸システムInfo
- Publication number
- JPH07187510A JPH07187510A JP2163493A JP2163493A JPH07187510A JP H07187510 A JPH07187510 A JP H07187510A JP 2163493 A JP2163493 A JP 2163493A JP 2163493 A JP2163493 A JP 2163493A JP H07187510 A JPH07187510 A JP H07187510A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- creel
- package
- conveyor
- packages
- peg
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パッケージを、簡単な搬送装置を用い、パッ
ケージの軸線方向を変えることなく、大量のパッケージ
を直接クリールのペッグに挿着できるようにした給糸シ
ステムを提供する。 【構成】 パッケージ４２をクリール２８のペッグ３８
に対応して設けた多数のチャック３９に垂下支持して搬
送する天井コンベア３３とパッケージ挿立位置のクリー
ルを直立状態と水平状態間で転向可能にするクリール転
倒装置１４を備え、天井コンベアで搬送した多数のパッ
ケージを転倒装置で水平状態になったクリールの上向き
のペッグに直接挿着することにより給糸システムを構成
したものであり、それにより、簡単な搬送装置を用いて
パッケージの軸線方向を変えることなく、大量のパッケ
ージを直接クリールのペッグに挿着できるようにしたも
のである。
ケージの軸線方向を変えることなく、大量のパッケージ
を直接クリールのペッグに挿着できるようにした給糸シ
ステムを提供する。 【構成】 パッケージ４２をクリール２８のペッグ３８
に対応して設けた多数のチャック３９に垂下支持して搬
送する天井コンベア３３とパッケージ挿立位置のクリー
ルを直立状態と水平状態間で転向可能にするクリール転
倒装置１４を備え、天井コンベアで搬送した多数のパッ
ケージを転倒装置で水平状態になったクリールの上向き
のペッグに直接挿着することにより給糸システムを構成
したものであり、それにより、簡単な搬送装置を用いて
パッケージの軸線方向を変えることなく、大量のパッケ
ージを直接クリールのペッグに挿着できるようにしたも
のである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、多数のパッケージを挿
着するワーパーのクリールに対し、パッケージを挿着し
給糸するための給糸システムに関する。
着するワーパーのクリールに対し、パッケージを挿着し
給糸するための給糸システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の経糸準備工程に使用されるワーパ
ーにおいては、クリールに挿着された多数の給糸パッケ
ージから引き出された糸は、ワーパービームに巻取られ
るようになっている。このようなクリールには、多数の
パッケージから解舒される糸が互いに干渉しない程度の
間隔を有して、上下左右方向の垂直平面上に配置したペ
グに整然と挿着されている。
ーにおいては、クリールに挿着された多数の給糸パッケ
ージから引き出された糸は、ワーパービームに巻取られ
るようになっている。このようなクリールには、多数の
パッケージから解舒される糸が互いに干渉しない程度の
間隔を有して、上下左右方向の垂直平面上に配置したペ
グに整然と挿着されている。
【０００３】このクリールのパッケージの供給、及びワ
ーパーで解舒された後の空ボビン、あるいは、残糸付ボ
ビンの抜き取り作業を自動化するため、機械的にこの作
用を行なうロボットが用いられている。このロボットを
使用するに際し、搬入されるクリールを挾んで両側に前
記ロボットを配置し、クリールの両側に突設したペッグ
に対して上記作業を行なうようにしており、各ロボット
へのパッケージは、１個づつ自動ワインダーからコンベ
アで供給され、抜き取った空ボビン及び残糸付ボビンは
コンベアで搬出し、クリールはワーパーと上記ロボット
間を循環している。
ーパーで解舒された後の空ボビン、あるいは、残糸付ボ
ビンの抜き取り作業を自動化するため、機械的にこの作
用を行なうロボットが用いられている。このロボットを
使用するに際し、搬入されるクリールを挾んで両側に前
記ロボットを配置し、クリールの両側に突設したペッグ
に対して上記作業を行なうようにしており、各ロボット
へのパッケージは、１個づつ自動ワインダーからコンベ
アで供給され、抜き取った空ボビン及び残糸付ボビンは
コンベアで搬出し、クリールはワーパーと上記ロボット
間を循環している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置におい
ては、パッケージを１個づつ搬送していたので、自動ワ
インダーからのパッケージを、ロボットに搬送するため
の各種移載装置及び各種のコンベアが必要となり、装置
が複雑となるほかその制御も煩雑となっていた。
ては、パッケージを１個づつ搬送していたので、自動ワ
インダーからのパッケージを、ロボットに搬送するため
の各種移載装置及び各種のコンベアが必要となり、装置
が複雑となるほかその制御も煩雑となっていた。
【０００５】また、パッケージをコンベアによりロボッ
トに搬送するには、パッケージを垂直状態にして搬送す
るのに対し、ロボットはそのパッケージを水平に突設し
たクリールのペッグに挿着するため、軸線方向を直角に
転向する操作を必要とし、軸線転向機能を有する高価な
ロボットを必要とするほか、作業性も低下する欠点があ
った。
トに搬送するには、パッケージを垂直状態にして搬送す
るのに対し、ロボットはそのパッケージを水平に突設し
たクリールのペッグに挿着するため、軸線方向を直角に
転向する操作を必要とし、軸線転向機能を有する高価な
ロボットを必要とするほか、作業性も低下する欠点があ
った。
【０００６】したがって、本発明は、パッケージを簡単
な搬送装置を用い、パッケージの軸線方向を変えること
なく、大量のパッケージを直接クリールのペッグに挿着
できるようにした給糸システムを提供することを目的と
する。
な搬送装置を用い、パッケージの軸線方向を変えること
なく、大量のパッケージを直接クリールのペッグに挿着
できるようにした給糸システムを提供することを目的と
する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、パッケージをクリールのペッグに対応して
設けた多数のチャックに垂下支持して搬送する天井コン
ベアとパッケージ挿立位置のクリールを直立状態と水平
状態間で転向可能にするクリール転倒装置を備え、天井
コンベアで搬送した多数のパッケージを転倒装置で水平
状態になったクリールの上向きのペッグに直接挿着する
ことにより給糸システムを構成したものであり、それに
より、簡単な搬送装置を用いてパッケージの軸線方向を
変えることなく、大量のパッケージを直接クリールのペ
ッグに挿着できるようにしたものである。
決するため、パッケージをクリールのペッグに対応して
設けた多数のチャックに垂下支持して搬送する天井コン
ベアとパッケージ挿立位置のクリールを直立状態と水平
状態間で転向可能にするクリール転倒装置を備え、天井
コンベアで搬送した多数のパッケージを転倒装置で水平
状態になったクリールの上向きのペッグに直接挿着する
ことにより給糸システムを構成したものであり、それに
より、簡単な搬送装置を用いてパッケージの軸線方向を
変えることなく、大量のパッケージを直接クリールのペ
ッグに挿着できるようにしたものである。
【０００８】
【作用】本発明は、上記のように構成したので、自動ワ
インダーからのパッケージは、天井コンベアの多数のチ
ャックに把持され、垂下支持されてクリールのパッケー
ジ挿着位置に搬送される。このパッケージ挿着位置へ
は、クリール循環装置によりワーパーからクリールが搬
送され、クリール転倒装置で直立状態のクリールは水平
状態とされる。水平状態となったクリールにおいて、予
め空ボビンを抜き取り上向きになったペッグに対し、前
記天井コンベアによりこのペッグに対応して設けている
チャックで垂下支持されたパッケージを降下し挿着させ
る。その後、クリール転倒装置の復帰作動によってクリ
ールを直立状態にし、パッケージを挿着したクリールを
クリール循環装置によりワーパーへ搬送する。
インダーからのパッケージは、天井コンベアの多数のチ
ャックに把持され、垂下支持されてクリールのパッケー
ジ挿着位置に搬送される。このパッケージ挿着位置へ
は、クリール循環装置によりワーパーからクリールが搬
送され、クリール転倒装置で直立状態のクリールは水平
状態とされる。水平状態となったクリールにおいて、予
め空ボビンを抜き取り上向きになったペッグに対し、前
記天井コンベアによりこのペッグに対応して設けている
チャックで垂下支持されたパッケージを降下し挿着させ
る。その後、クリール転倒装置の復帰作動によってクリ
ールを直立状態にし、パッケージを挿着したクリールを
クリール循環装置によりワーパーへ搬送する。
【０００９】
【実施例】本発明の実施例を図面に沿って説明する。図
１は、本発明の実施例を適用する工場内の配置を示し、
多数の自動ワインダー１を列設したワインダー工場２か
らは、コンベア３によりトレイＴに載置された満巻パッ
ケージＰが、ローラーコンベア４の前に搬送される。そ
して、図中４個のパッケージがローラーコンベア４の前
に整列したとき、押圧装置４１が、４個のパッケージの
後方から液圧シリンダー４２の作用によりローラーコン
ベア４の端部に設けたストッパ４３までパッケージを進
出させ４個のパッケージが移載される。このようにし
て、ローラーコンベア４に移載されたパッケージは、順
次前方に搬送され、整列部１５に整列される。
１は、本発明の実施例を適用する工場内の配置を示し、
多数の自動ワインダー１を列設したワインダー工場２か
らは、コンベア３によりトレイＴに載置された満巻パッ
ケージＰが、ローラーコンベア４の前に搬送される。そ
して、図中４個のパッケージがローラーコンベア４の前
に整列したとき、押圧装置４１が、４個のパッケージの
後方から液圧シリンダー４２の作用によりローラーコン
ベア４の端部に設けたストッパ４３までパッケージを進
出させ４個のパッケージが移載される。このようにし
て、ローラーコンベア４に移載されたパッケージは、順
次前方に搬送され、整列部１５に整列される。
【００１０】一方、経糸準備工程に使用されるワーパー
５の前面にはワーパー前コンベア６を配置し、移載コン
ベア７により第１ストッカコンベア８及び第２ストッカ
コンベア９に連結し、両ストックコンベア８，９は、空
実ボビン交換装置前コンベア１１によって連結される。
空実ボビン交換装置前コンベア１１から空実ボビン交換
装置１２には、レール１３が延び、クリールを１台づつ
出し入れ可能としている。
５の前面にはワーパー前コンベア６を配置し、移載コン
ベア７により第１ストッカコンベア８及び第２ストッカ
コンベア９に連結し、両ストックコンベア８，９は、空
実ボビン交換装置前コンベア１１によって連結される。
空実ボビン交換装置前コンベア１１から空実ボビン交換
装置１２には、レール１３が延び、クリールを１台づつ
出し入れ可能としている。
【００１１】空実ボビン交換装置１２においては、中央
にレール１３を配置し、その部分にクリール転倒装置１
４を配置する。
にレール１３を配置し、その部分にクリール転倒装置１
４を配置する。
【００１２】クリール転倒装置１４は、図２、図３に示
すように、レール１３を固定した底板１８と、それに直
角に延びる背板１９からなる略Ｌ型のフレームを備え、
底板１８と背板１９との交部に支軸２１を備え、この支
軸２１を中心に回動自在となっている。底板１８に設け
たピン２２には、油圧シリンダ２３のロッド２４を回動
自在に固定しており、油圧シリンダ２３は、側部をピン
２５により揺動自在となっている。
すように、レール１３を固定した底板１８と、それに直
角に延びる背板１９からなる略Ｌ型のフレームを備え、
底板１８と背板１９との交部に支軸２１を備え、この支
軸２１を中心に回動自在となっている。底板１８に設け
たピン２２には、油圧シリンダ２３のロッド２４を回動
自在に固定しており、油圧シリンダ２３は、側部をピン
２５により揺動自在となっている。
【００１３】底板１８のピン２６には、フック２７が回
動自在に設けられ、フック２７の先端は、レール１３に
沿って導かれるクリール２８の基部に設けた係合ピン２
９に係合可能となっている。フック２７は、背板１９に
固定したソレノイド３１により作動するロッド３２によ
って回動可能となっている。
動自在に設けられ、フック２７の先端は、レール１３に
沿って導かれるクリール２８の基部に設けた係合ピン２
９に係合可能となっている。フック２７は、背板１９に
固定したソレノイド３１により作動するロッド３２によ
って回動可能となっている。
【００１４】上記ローラーコンベア４の整列部１５とク
リール転倒装置１４は、一直線に配置されており、その
上部には、天井コンベア３３用のレール３４が配置され
ている。レール３４に懸架する天井コンベア３３の下部
には昇降プレート３５を備え、天井コンベア３３の本体
３６に設けたモータにより、進退するワイヤ３７によっ
て昇降可能となっている。昇降プレート３５の下面に
は、クリール２８に設けた多数のペッグ３８に対応して
多数のチャック３９を設けている。
リール転倒装置１４は、一直線に配置されており、その
上部には、天井コンベア３３用のレール３４が配置され
ている。レール３４に懸架する天井コンベア３３の下部
には昇降プレート３５を備え、天井コンベア３３の本体
３６に設けたモータにより、進退するワイヤ３７によっ
て昇降可能となっている。昇降プレート３５の下面に
は、クリール２８に設けた多数のペッグ３８に対応して
多数のチャック３９を設けている。
【００１５】上記装置において、経糸準備工程に使用さ
れるワーパー５においては、多数のクリールが列設して
各クリールのペッグに挿立したパッケージから糸を導出
している。糸を使用して空になったボビンを挿立したク
リールは、ワーパー前コンベア６から移載コンベア７、
第１ストックコンベア８を通り空実ボビン交換装置前コ
ンベア１１に至る。
れるワーパー５においては、多数のクリールが列設して
各クリールのペッグに挿立したパッケージから糸を導出
している。糸を使用して空になったボビンを挿立したク
リールは、ワーパー前コンベア６から移載コンベア７、
第１ストックコンベア８を通り空実ボビン交換装置前コ
ンベア１１に至る。
【００１６】空実ボビン交換装置前コンベア１１に搬送
されたクリールは、順に１個づつレール１３に移載さ
れ、空実ボビン交換装置１２におけるクリール転倒装置
１４の底板１８上の所定位置に移載される。クリールに
挿着された空ボビンは、図示しないシュートに落され、
集積される。次いでソレノイド３１を作動し、ロッド３
２によりフック２７を回動してクリール２８のピン２９
に掛けてクリールを所定位置に固定する。
されたクリールは、順に１個づつレール１３に移載さ
れ、空実ボビン交換装置１２におけるクリール転倒装置
１４の底板１８上の所定位置に移載される。クリールに
挿着された空ボビンは、図示しないシュートに落され、
集積される。次いでソレノイド３１を作動し、ロッド３
２によりフック２７を回動してクリール２８のピン２９
に掛けてクリールを所定位置に固定する。
【００１７】油圧アクチュエータ２３を作動し、ロッド
２４を図３の状態から伸長すると、クリール転倒装置の
フレームは、図２に示す状態まで９０度転倒し、ペッグ
３８は上向きとなる。この時、ピン２２の円弧運動に対
応して、油圧シリンダ２３はピン２５を中心に揺動す
る。この時、クリールは、フック２７により固定されて
いるので移動することはない。
２４を図３の状態から伸長すると、クリール転倒装置の
フレームは、図２に示す状態まで９０度転倒し、ペッグ
３８は上向きとなる。この時、ピン２２の円弧運動に対
応して、油圧シリンダ２３はピン２５を中心に揺動す
る。この時、クリールは、フック２７により固定されて
いるので移動することはない。
【００１８】この状態で、天井コンベア３３を、ローラ
ーコンベア４の整列部１５の上部に走行させ、昇降プレ
ート３５を降下させ、チャック３９が整列したパッケー
ジＰを把持し、昇降プレート３５を上昇させる。次い
で、天井コンベア３３を転倒しているクリール２８の上
部に走行させ、昇降プレート３５を降下させて、把持し
たパッケージをクリール２８のペッグ３８に挿着し、チ
ャック３９によるパッケージの把持を離すとともに昇降
プレートを上昇させる。
ーコンベア４の整列部１５の上部に走行させ、昇降プレ
ート３５を降下させ、チャック３９が整列したパッケー
ジＰを把持し、昇降プレート３５を上昇させる。次い
で、天井コンベア３３を転倒しているクリール２８の上
部に走行させ、昇降プレート３５を降下させて、把持し
たパッケージをクリール２８のペッグ３８に挿着し、チ
ャック３９によるパッケージの把持を離すとともに昇降
プレートを上昇させる。
【００１９】上記のように、クリール２８にパッケージ
を挿着すると、油圧アクチュエータ２３の作動により、
ロッド２４を介してフレームを図３に示す状態に起こ
す。その後、このクリールを空実ボビン交換装置前コン
ベア１１に戻し、第２ストッカコンベア９、移載コンベ
ア７を介してワーパー前コンベア６に移載し、パッケー
ジを必要とするワーパーへ適宜搬入する。
を挿着すると、油圧アクチュエータ２３の作動により、
ロッド２４を介してフレームを図３に示す状態に起こ
す。その後、このクリールを空実ボビン交換装置前コン
ベア１１に戻し、第２ストッカコンベア９、移載コンベ
ア７を介してワーパー前コンベア６に移載し、パッケー
ジを必要とするワーパーへ適宜搬入する。
【００２０】上記実施例においては、パッケージが４列
４行配列されるクリールを用いる例を示したが、例え
ば、６列６行当任意の個数、配列のクリールを用いる場
合にも適用可能であり、その際には、天井コンベアのチ
ャックの配列、パッケージの整列部の配列、空ボビン挿
立部のペッグの配列を各々それに対応して変える。
４行配列されるクリールを用いる例を示したが、例え
ば、６列６行当任意の個数、配列のクリールを用いる場
合にも適用可能であり、その際には、天井コンベアのチ
ャックの配列、パッケージの整列部の配列、空ボビン挿
立部のペッグの配列を各々それに対応して変える。
【００２１】また、クリールのペッグが、１列毎に半行
づつづれている千鳥状配列の場合においても、上記のよ
うな各部の配列をそれに合わせて変えても良いが、天井
コンベアのチャックを可橈部材の端部に固定しておくこ
とにより、チャックの配列、パッケージの整列部の配
列、空ボビン挿立部のペッグの配列は、千鳥状としなく
ても、チャックをクリールのペッグに対向させた際に、
千鳥状にずらすべき列のペツグに対応した列のチャック
を一斉にアクチュエータ等によりずらすことによって対
応することが可能である。
づつづれている千鳥状配列の場合においても、上記のよ
うな各部の配列をそれに合わせて変えても良いが、天井
コンベアのチャックを可橈部材の端部に固定しておくこ
とにより、チャックの配列、パッケージの整列部の配
列、空ボビン挿立部のペッグの配列は、千鳥状としなく
ても、チャックをクリールのペッグに対向させた際に、
千鳥状にずらすべき列のペツグに対応した列のチャック
を一斉にアクチュエータ等によりずらすことによって対
応することが可能である。
【００２２】一方、クリールの表側及び裏側にペッグを
備えた型式のクリールを用いる場合には、上記クリール
転倒装置のレールの延長方向に、もう１つのクリール転
倒装置を配置し、表側のペッグにパッケージを挿着した
後は、レール上を走行させてもう１つのクリール転倒装
置に導入し、クリールを反対側に倒すことにより、裏側
のペッグを上向きにし、この上部にも天井コンベアを走
行させるようにし、パッケージを装着することができ
る。
備えた型式のクリールを用いる場合には、上記クリール
転倒装置のレールの延長方向に、もう１つのクリール転
倒装置を配置し、表側のペッグにパッケージを挿着した
後は、レール上を走行させてもう１つのクリール転倒装
置に導入し、クリールを反対側に倒すことにより、裏側
のペッグを上向きにし、この上部にも天井コンベアを走
行させるようにし、パッケージを装着することができ
る。
【００２３】また、転倒する方向が逆の上記フレームを
左右に並設し、横方向に可動として、最初右方のフレー
ムにクリールを移載して表側のペッグにパッケージを装
着し、一旦、このフレームからクリールを引き出した
後、左方のフレームを移動させ、このフレームにクリー
ルを移載して逆側に転倒させて裏側のペッグにパッケー
ジを装着することもできる。更に、フレームの背板を開
閉自在にクリールの両側に設け、フレームを両側に倒す
ことが可能な油圧シリンダを設け、表側に倒すときは、
表側の背板を開放し、裏側に倒すときは、裏側の背板を
開放することによっても可能となる。
左右に並設し、横方向に可動として、最初右方のフレー
ムにクリールを移載して表側のペッグにパッケージを装
着し、一旦、このフレームからクリールを引き出した
後、左方のフレームを移動させ、このフレームにクリー
ルを移載して逆側に転倒させて裏側のペッグにパッケー
ジを装着することもできる。更に、フレームの背板を開
閉自在にクリールの両側に設け、フレームを両側に倒す
ことが可能な油圧シリンダを設け、表側に倒すときは、
表側の背板を開放し、裏側に倒すときは、裏側の背板を
開放することによっても可能となる。
【００２４】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成したので、
天井コンベアによってクリールの多数のペッグに対して
一斉にパッケージを直接装着することが可能となり、例
えば、垂直状態で搬送されるパッケージを略水平状態の
ペッグに装着するための作業軸線方向を変える高価なロ
ボットを必要とせず、また各種搬送装置及び移載装置を
簡略化することができ、設備費が安価になるとともにパ
ッケージの供給時間が短縮し、工場の生産性が向上す
る。
天井コンベアによってクリールの多数のペッグに対して
一斉にパッケージを直接装着することが可能となり、例
えば、垂直状態で搬送されるパッケージを略水平状態の
ペッグに装着するための作業軸線方向を変える高価なロ
ボットを必要とせず、また各種搬送装置及び移載装置を
簡略化することができ、設備費が安価になるとともにパ
ッケージの供給時間が短縮し、工場の生産性が向上す
る。
【図１】本発明の実施例を適用する工場内の配置図であ
る。
る。
【図２】本発明の実施例の要部を示す斜視図である。
【図２】同クリール転倒装置の側面図である。
１ 自動ワインダー ２ ワインダー工場 ３ コンベア ４ ローラーコンベア ５ ワーパー ６ ワーパー前コンベア ７ 移載コンベア ８ 第１ストックコンベア ９ 第２ストックコンベア １１ 空実ボビン交換装置前コンベア １２ 空実ボビン交換装置 １３ レール １４ クリール転倒装置 １５ 整列部 １８ 底板 １９ 背板 ２１ 支軸 ２２ ピン ２３ 油圧シリンダ ２４ ロッド ２５ ピン ２６ ピン ２７ フック ２８ クリール ２９ 係合ピン ３１ ソレノイド ３２ ロッド ３３ 天井コンベア ３４ レール ３５ 昇降プレート ３６ 本体 ３７ ワイヤ ３８ ペッグ ３９ チャック Ｐ パッケージ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成７年１月１０日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施例を適用する工場内の配置図で
ある。
ある。
【図２】 本発明の実施例の要部を示す斜視図である。
【図３】 同クリール転倒装置の側面図である。
【符号の説明】 １ 自動ワインダー ２ ワインダー工場 ３ コンベア ４ ローラーコンベア ５ ワーパー ６ ワーパー前コンベア ７ 移載コンベア ８ 第１ストックコンベア ９ 第２ストックコンベア １１ 空実ボビン交換装置前コンベア １２ 空実ボビン交換装置 １３ レール １４ クリール転倒装置 １５ 整列部 １８ 底板 １９ 背板 ２１ 支軸 ２２ ピン ２３ 油圧シリンダ ２４ ロッド ２５ ピン ２６ ピン ２７ フック ２８ クリール ２９ 係合ピン ３１ ソレノイド ３２ ロッド ３３ 天井コンベア ３４ レール ３５ 昇降プレート ３６ 本体 ３７ ワイヤ ３８ ペッグ ３９ チャック Ｐ パッケージ
Claims (1)
- 【請求項１】 パッケージをクリールのペッグに対応し
て設けた多数のチャックに垂下支持して搬送する天井コ
ンベアとパッケージ挿立位置のクリールを直立状態と水
平状態間で転向可能にするクリール転倒装置を備え、天
井コンベアで搬送した多数のパッケージをクリール転倒
装置で水平状態になったクリールの上向きのペッグに直
接挿着することを特徴とする給糸システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2163493A JPH07187510A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 給糸システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2163493A JPH07187510A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 給糸システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07187510A true JPH07187510A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=12060506
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2163493A Pending JPH07187510A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 給糸システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07187510A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997033825A1 (de) * | 1996-03-12 | 1997-09-18 | Siemens Aktiengesellschaft | Garnspulenlager für textilfaser-produktionsanlagen |
| CN103434826A (zh) * | 2013-08-30 | 2013-12-11 | 天津工业大学 | 一种筒子纱自动收集与输送系统 |
-
1993
- 1993-01-18 JP JP2163493A patent/JPH07187510A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997033825A1 (de) * | 1996-03-12 | 1997-09-18 | Siemens Aktiengesellschaft | Garnspulenlager für textilfaser-produktionsanlagen |
| CN103434826A (zh) * | 2013-08-30 | 2013-12-11 | 天津工业大学 | 一种筒子纱自动收集与输送系统 |
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