JPH07187101A - 錠剤等の薬剤選択供給装置用の薬剤収容容器及びその薬剤収容容器からの薬剤取り出し方法 - Google Patents

錠剤等の薬剤選択供給装置用の薬剤収容容器及びその薬剤収容容器からの薬剤取り出し方法

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JPH07187101A
JPH07187101A JP33604793A JP33604793A JPH07187101A JP H07187101 A JPH07187101 A JP H07187101A JP 33604793 A JP33604793 A JP 33604793A JP 33604793 A JP33604793 A JP 33604793A JP H07187101 A JPH07187101 A JP H07187101A
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Kazuki Doi
和樹 土井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、薬剤収容容器内に収納された錠剤に
割れや欠け、又カプセルに潰れや収納薬の流出等を全く
生じさせることなく、迅速且つ確実に前記薬剤収容容器
内に収納された錠剤やカプセル等の薬剤を1錠づつ連続
的に送り出すことが出来る極めて優れた薬剤選択供給装
置用の薬剤収容容器及びその薬剤収容容器からの薬剤取
り出し方法を提供するものである。 【構成】薬剤収容部3内の薬剤収容部壁面の一部位に設
けられた薬剤取出口5aの近傍に設けられた薬剤拡散用回
転体6によって該薬剤取出口5aに集中する薬剤12を拡散
し、その後拡散された薬剤12を、該薬剤拡散用回転体6
の下方側の円弧部6aに沿って一方向に駆動する環状ベル
ト体8を介して前記薬剤収容容器本体2の上方側に設け
られた薬剤排出部7まで上向きで移送する構成にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薬剤収容容器、更に詳
しくは、主に病院等に配設され、且つ各種の錠剤やカプ
セル等の薬剤を、患者毎の処方箋等に従って所要量選択
して取り出すための薬剤選択供給装置に組み込んで用い
られる錠剤等の薬剤収容容器及びその薬剤収容容器から
の薬剤取り出し方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記錠剤等の薬剤収容容器を組み
込んだ薬剤選択供給装置としては、特開平2−19222 号
公報所載のものが存在する。
【0003】即ち、上記公報所載の薬剤選択供給装置
は、図8に示す様に、基台17上に立設された支柱18を基
準にして多層に被嵌配設される複数の円形支持盤19と、
これら各円形支持盤19に所定配分で搭載され、且つ錠剤
やカプセル等の薬剤を所要量づつ送出出来る機構を備え
た多数個の薬剤収容容器20と、前記各円形支持盤19上に
所定配分で搭載された各層毎の前記各薬剤収容容器20の
薬剤排出操作を行わせる電気的制御機構とを備え、しか
も前記各円形支持盤19は、支柱18に取り付く支持部で夫
々個々に回転可能に支持され、且つ該各円形支持盤19の
支持部と薬剤収容容器搭載位置との間には、前記支柱18
の長手方向に沿って環状の薬剤排出空間21が形成される
と共に、この薬剤排出空間21に対して前記各薬剤収容容
器20の薬剤送り出し位置から夫々薬剤取り出し通路22が
繋がれて前記薬剤排出空間21の下端に位置する分包機23
の包装位置に達するシュート24が取付けられた構成から
なるものである。
【0004】尚、上記薬剤選択供給装置の各円形支持盤
19に所定配分で搭載され、且つ錠剤やカプセル等の薬剤
を所要量づつ送出出来る機構を備えた多数個の薬剤収容
容器20は、図9に示す様に、合成樹脂を介して上部開放
の平面視略扇形状に形成され、且つ内部には、底部に向
かって先細の傾斜面部20a が形成されると共に、その下
部から薬剤収容容器20の外部に向かって嘴状に形成され
た薬剤取り出し部25を突設し、しかも該薬剤収容容器20
の底部には、小型モーター26により低速で駆動される送
り出しベルト27を、そのベルト上面が前記薬剤取り出し
部25に向かって移動可能な様に、一対の駆動プーリー28
と従動プーリー29とに巻き掛けられ、且つ前記薬剤取り
出し部25内には、前記送り出しベルト27に乗せられて送
り出される薬剤を一列に整列させるための薬剤の整列ガ
イド30が設けられ、更にその薬剤取り出し部25の最先端
下側には、前記送り出しベルト27の端から1錠づつ薬剤
が落下出来る落ち口31が形成され、且つこの落ち口31に
対して、ロータリーソレノイド32を介して開閉操作され
る蓋片33が、薬剤の取り出し操作時のみ開くべく設けら
れた構成からなるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記従来
の薬剤選択供給装置の各円形支持盤に所定配分で搭載さ
れ、且つ錠剤やカプセル等の薬剤を所要量づつ送出出来
る機構を備えた多数個の薬剤収容容器には下記の様な問
題点があった。
【0006】即ち、上記構成からなる薬剤収容容器20
は、該薬剤収容容器20の底部に具備された薬剤送り出し
機構を介して薬剤取り出し部25の落ち口31より1錠づつ
錠剤やカプセル等の薬剤を送出することが出来るもので
あるが、如何せん、上記薬剤送り出し機構は、底部に向
かって先細に設けられた傾斜面20a を介して底部に集中
する錠剤やカプセル等の薬剤を送り出しベルト27及び整
列ガイド30を用いて送り出すことが出来るものである。
【0007】よって、前記薬剤収容容器20の底部に具備
された送り出しベルト27及び整列ガイド30又はその双方
近傍の錠剤やカプセル等の薬剤には、前記薬剤収容容器
20に収容された錠剤やカプセル等の薬剤の総重量がかか
り、その結果、該錠剤やカプセル等の錠剤が凝縮状態に
押圧されることとなる。
【0008】従って、上記の如く凝縮状態に押圧された
錠剤やカプセル等の薬剤は、容易に送り出しベルト27で
送り出すことが出来ないばかりか、凝縮状態にある錠剤
やカプセル等の薬剤を前記送り出しベルト27で無理に送
り出した場合には、該錠剤に割れや欠け、又カプセルに
潰れや収納薬の流出等を生じさせるという極めて重大な
問題が生じていた。
【0009】然して、本発明は上記の問題を全て解決す
るものであり、薬剤収容容器内に収納された錠剤に割れ
や欠け、又カプセルに潰れや収納薬の流出等を全く生じ
させることなく、迅速且つ確実に前記薬剤収容容器内に
収納された錠剤やカプセル等の薬剤を1錠づつ連続的に
送り出すことが出来る極めて優れた薬剤選択供給装置用
の薬剤収容容器及びその薬剤収容容器からの薬剤取り出
し方法を提供することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために全く新しい薬剤選択供給装置用の薬剤収
容容器及びその薬剤収容容器からの薬剤取り出し方法を
発明し、以下の手段を講じたものである。
【0011】即ち、本発明は、薬剤収容部3内の薬剤収
容部壁面の一部位に設けられた薬剤取出口5aの近傍に設
けられた薬剤拡散用回転体6によって該薬剤取出口5aに
集中する薬剤12を拡散し、その後拡散された薬剤12を、
該薬剤拡散用回転体6の下方側の円弧部6aに沿って一方
向に駆動する環状ベルト体8を介して前記薬剤収容容器
本体2の上方側に設けられた薬剤排出部7まで上向きで
移送する方法にある。
【0012】又、上記薬剤収容容器からの薬剤取り出し
方法を実施するための装置として本発明は、薬剤収容容
器本体2の薬剤収容部3の底部3aが、該薬剤収容部3内
の一方の薬剤収容部壁面4側から他方の薬剤収容部壁面
5側の一部位に設けられた薬剤取出口5aに向かって下向
き傾斜で形成され、且つ該薬剤取出口5aの近傍には、前
記薬剤収容部壁面5と交差する方向に回転軸の軸長方向
を有すると共に、前記傾斜した底部3aを介して前記薬剤
取出口5aに集中する錠剤又はカプセル等の薬剤12を拡散
すべく回転する薬剤拡散用回転体6が設けられ、且つ該
薬剤拡散用回転体6の下方側には、該薬剤拡散用回転体
6の外周の一部分の円弧部6aに、一定の範囲で当接する
と共に、少なくとも一端側が前記薬剤収容容器本体2の
上方側に設けられた薬剤排出部7まで前記薬剤拡散用回
転体6の下方側の円弧部6aから前記薬剤排出部7まで上
向きで傾斜した環状ベルト体8が設けられてなり、しか
も該環状ベルト体8の上面部8aには、前記薬剤拡散用回
転体6の回転を介して拡散される薬剤12を順次係止状態
とするための薬剤係止体11が所定の間隔で並設されると
共に、該環状ベルト体8が、環状ベルト体8又は薬剤拡
散用回転体6の少なくとも何れか一方を駆動させるべく
前記薬剤収容容器本体2又は薬剤選択供給装置1の少な
くとも何れか一方に設けられた回転駆動装置9を介して
前記薬剤係止体11によって順次保持した薬剤12を前記薬
剤排出部7まで移送する構成にある。
【0013】更に、前記薬剤収容部3の底部3aより上方
で、且つ該薬剤収容部3内の他方の薬剤収容部壁面5に
は、少なくとも一方の薬剤収容部壁面4側に、鉛直方向
に吹き抜け状態の開口空間部13を形成する薬剤収容部仕
切体10が突出状態で設けられた点にある。
【0014】更に、前記薬剤収容部仕切体10の少なくと
も一端側が、前記薬剤収容部3の底部3a側に向かって下
向き傾斜で設けられた点にある。
【0015】又、前記薬剤拡散用回転体6の円弧部6a
が、前記環状ベルト体8の上面部8aに並設された薬剤係
止体11を避けて前記環状ベルト体8と当接すべく位置ず
れして設けられた点にある。
【0016】更に、前記薬剤係止体11が、前記環状ベル
ト体8の進行方向に沿った方向で、しかも該環状ベルト
体8の上面部8a側に向かって下向きに傾斜された傾斜辺
11aを有すべく該上面部8aに立設された略矩形状の突出
片で構成された点にある。
【0017】更に、前記薬剤拡散用回転体6の円弧部6a
に、一定の範囲で当接しつつ駆動する環状ベルト8が、
該円弧部6aより離間する薬剤取出口5aの近傍には、前記
環状ベルト8の薬剤係止体11を介して薬剤排出部7まで
移送される薬剤12が、個々の薬剤係止体11に複数同時に
係止されるのを阻止するための第1の薬剤整列手段が設
けられた点にある。
【0018】又、前記薬剤拡散用回転体6の円弧部6aか
ら離間して前記薬剤収容容器本体2の上方側に設けられ
た薬剤排出部7まで上向き傾斜で駆動する環状ベルト体
8の近傍には、薬剤係止体11を介して移送される薬剤12
が、個々の薬剤係止体11に複数同時に係止されるのを阻
止するための第2の薬剤整列手段が設けられた点にあ
る。
【0019】
【作用】上記構成からなる薬剤選択供給装置用の薬剤収
容容器及びその薬剤収容容器からの薬剤取り出し方法に
於いては、薬剤収容容器本体2の薬剤収容部3の底部3a
が、該薬剤収容部3内の一方の薬剤収容部壁面4側から
他方の薬剤収容部壁面5側の一部位に設けられた薬剤取
出口5aに向かって下向き傾斜で形成され、且つ該薬剤取
出口5aの近傍には、前記薬剤収容部壁面5と交差する方
向に回転軸の軸長方向を有すると共に、前記傾斜した底
部3aを介して前記薬剤取出口5aに集中する錠剤又はカプ
セル等の薬剤12を拡散すべく回転する薬剤拡散用回転体
6が設けられ、且つ該薬剤拡散用回転体6の下方側に
は、該薬剤拡散用回転体6の外周の一部分の円弧部6a
に、一定の範囲で当接すると共に、少なくとも一端側が
前記薬剤収容容器本体2の上方側に設けられた薬剤排出
部7まで前記薬剤拡散用回転体6の下方側の円弧部6aか
ら前記薬剤排出部7まで上向きで傾斜した環状ベルト体
8が設けられてなり、しかも該環状ベルト体8の上面部
8aには、前記薬剤拡散用回転体6の回転を介して拡散さ
れる薬剤12を順次係止状態とするための薬剤係止体11が
所定の間隔で並設されると共に、該環状ベルト体8が、
環状ベルト体8又は薬剤拡散用回転体6の少なくとも何
れか一方を駆動させるべく前記薬剤収容容器本体2又は
薬剤選択供給装置1の少なくとも何れか一方に設けられ
た回転駆動装置9を介して前記薬剤係止体11によって順
次保持した薬剤12を前記薬剤排出部7まで移送すること
から、薬剤収容容器本体2の薬剤収容部3の底部3a及び
薬剤取出口5aに集中する薬剤12を凝縮状態から拡散する
ことが出来るだけでなく、更に環状ベルト体8が上向き
傾斜した位置で薬剤12を捕獲することから、個々の薬剤
12に余分な負担をかけずに前記薬剤収容部3内に収容さ
れた薬剤12に割れや欠け、又該薬剤12がカプセルであっ
た場合でも、カプセルの潰れや収納薬の流出等を全く生
じさせることなく、迅速且つ確実に1錠づつ連続的に送
り出すことが出来る。
【0020】更に、前記薬剤収容部3の底部3aより上方
で、且つ該薬剤収容部3内の他方の薬剤収容部壁面5に
は、少なくとも一方の薬剤収容部壁面4側に、鉛直方向
に吹き抜け状態の開口空間部13を形成する薬剤収容部仕
切体10が突出状態で設けられてなることから、薬剤収容
部3内に収容された薬剤12を介して該薬剤収容部3の底
部3a及び薬剤取出口5aに集中する薬剤12を凝縮状態とす
べく押圧する薬剤12の総重量を軽減することが出来る。
【0021】更に、前記薬剤収容部仕切体10の少なくと
も一端側が、前記薬剤収容部3の底部3a側に向かって下
向き傾斜で設けられてなることから、薬剤収容部3の底
部3a側の薬剤12が減少すると、自動的に薬剤収容部仕切
体10上に載置された薬剤12を薬剤収容部3の底部3a側に
落下させて供給することが出来る。
【0022】又、前記薬剤拡散用回転体6の円弧部6a
が、前記環状ベルト体8の上面部8aに並設された薬剤係
止体11を避けて前記環状ベルト体8と当接すべく位置ず
れして設けられてなることから、薬剤拡散用回転体6を
介して拡散した薬剤12を瞬時に環状ベルト体8の上に載
置させることが出来る。
【0023】更に、前記薬剤係止体11が、前記環状ベル
ト体8の進行方向に沿った方向で、しかも該環状ベルト
体8の上面部8a側に向かって下向きに傾斜された傾斜辺
11aを有すべく該上面部8aに立設された略矩形状の突出
片で構成されてなることから、環状ベルト8が薬剤拡散
用回転体6の円弧部6aに沿って上向き傾斜した際に、薬
剤係止体11の前記傾斜辺11a を介して形成された先細部
を介して一個の薬剤12を係止することが出来る。
【0024】更に、前記薬剤拡散用回転体6の円弧部6a
に、一定の範囲で当接しつつ駆動する環状ベルト8が、
該円弧部6aより離間する薬剤取出口5aの近傍には、前記
環状ベルト8の薬剤係止体11を介して薬剤排出部7まで
移送される薬剤12が、個々の薬剤係止体11に複数同時に
係止されるのを阻止するための第1の薬剤整列手段が設
けられてなることから、薬剤係止体11の個々に係止され
る薬剤12を該薬剤係止体11の個々に対応させて個別に移
送することが出来る。
【0025】又、前記薬剤拡散用回転体6の円弧部6aか
ら離間して前記薬剤収容容器本体2の上方側に設けられ
た薬剤排出部7まで上向き傾斜で駆動する環状ベルト体
8の近傍には、薬剤係止体11を介して移送される薬剤12
が、個々の薬剤係止体11に複数同時に係止されるのを阻
止するための第2の薬剤整列手段が設けられてなること
から、第1の薬剤整列手段を介して個別に移送される薬
剤12を、更に該薬剤係止体11の個々に対応させて確実に
整列状態で個別に移送することが出来る。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って説明
する。図1及び図4に於いて、1は円形支持盤19を備え
た薬剤選択供給装置の円形支持盤19に所定配分で複数搭
載され、且つ錠剤又はカプセル等の薬剤12を所要量づつ
送出出来る機構を備えると共に、上部開放の平面視略扇
形状に形成された薬剤収容容器を示す。
【0027】2は薬剤収容部3を一体的に具備した薬剤
収容容器本体を示し、且つ該薬剤収容部3の底部3aは、
該薬剤収容部3内の一方の薬剤収容部壁面4側から他方
の薬剤収容部壁面5側の一部位に設けられた薬剤取出口
5aに向かって下向き傾斜で形成されてなる。
【0028】6は上記薬剤取出口5aの近傍の薬剤収容部
壁面5と直交する方向に回転軸6aの軸長方向を有すると
共に、前記傾斜した底部3aを介して前記薬剤収容部壁面
5の薬剤取出口5aに集中する薬剤12を拡散すべく回転す
る薬剤拡散用回転体を示す。
【0029】尚、上記薬剤拡散用回転体6の下方側に
は、図2(イ)に示す様に、薬剤拡散用回転体6の下方
側の外周の一部分の円弧部6aに、一定の範囲で当接する
と共に、少なくとも一端側が前記薬剤収容容器本体2の
上方側に設けられた薬剤排出部7まで前記薬剤拡散用回
転体6の下方側の円弧部6aから前記薬剤排出部7まで上
向きで傾斜した環状ベルト体8が設けられ、且つ該環状
ベルト体8の上面部8aには、前記薬剤拡散用回転体6の
回転を介して拡散される薬剤12を順次係止状態とするた
めの薬剤係止体11が、移送する薬剤12の全長よりやや大
きい程度の間隔で並設され、且つ該薬剤係止体11は、前
記環状ベルト体8の進行方向に沿った方向で、しかも該
環状ベルト体8の上面部8a側に向かって下向きに傾斜さ
れた傾斜辺11a を有すべく該上面部8aに立設された略矩
形状の突出片で構成されてなり、しかも前記薬剤拡散用
回転体6の円弧部6aは、前記環状ベルト体8の上面部8a
に並設された薬剤係止体11を避けて前記環状ベルト体8
と当接すべく予め位置ずれして設けられてなる。
【0030】9は上記円形支持盤19に放射状で配設され
た薬剤収容容器載置プレート19a と薬剤収容容器掴持具
19b とから構成された薬剤収容容器載置部毎に組み込ま
れ、且つモーターを具備した環状ベルト体8の回転駆動
装置を示し、9aは薬剤収容容器本体2に一体的に具備さ
れた環状ベルト体減速機構部を示す。
【0031】10は前記薬剤収容部3の底部3aより上方
で、且つ該薬剤収容部3内の他方の薬剤収容部壁面5に
突出状態で設けられ、且つ一方の薬剤収容部壁面4側
に、鉛直方向に吹き抜け状態の開口空間部13を形成する
薬剤収容部仕切体を示すと共に、該薬剤収容部仕切体10
の一方の薬剤収容部壁面4側の一端側は、前記薬剤収容
部3の底部3a側に向かって下向き傾斜で設けられてな
る。
【0032】14は前記薬剤拡散用回転体6の円弧部6a
に、一定の範囲で当接しつつ駆動する環状ベルト8が該
円弧部6aより離間する薬剤取出口5aの近傍に設けられ、
且つ前記環状ベルト8の薬剤係止体11を介して薬剤排出
部7まで移送される薬剤12が個々の薬剤係止体11に複数
同時に係止されるのを阻止すべく略円弧状に形成された
第1の薬剤整列手段である薬剤払い落とし板を示し、前
記薬剤拡散用回転体6の外周に沿って設けられ、しかも
図2(ロ)示す様に、該薬剤払い落とし板14の先端14a
と前記環状ベルトの上面部8aとの距離(L1)は、前記
薬剤係止体11の高さ寸法(L2)より若干大きい程度に
設定されてなる。
【0033】尚、上記薬剤払い落とし板14の設けられた
薬剤拡散用回転体6と対向する薬剤収容容器本体2の他
方の薬剤収容部壁面5には、図2(ハ)に示す様に、前
記環状ベルト体8に沿って一条の薬剤排出口5bが穿設さ
れてなる。
【0034】15は前記薬剤拡散用回転体6の円弧部6aか
ら離間して前記薬剤収容容器本体2aの上方側に設けられ
た薬剤排出部7まで上向き傾斜で駆動する環状ベルト体
8の近傍に設けられ、且つ前記薬剤係止体11を介して移
送される薬剤12が、個々の薬剤係止体11に複数同時に係
止されるのを阻止すべく前記環状ベルト体8の駆動方向
に沿って、図3に示す様に、所定長の整列傾斜面部15a
及び払い落とし面部15b の夫々を一体的に具備した第2
の薬剤整列手段である薬剤整列体を示し、しかも該払い
落とし面部15b と前記環状ベルトの上面部8aとの距離
は、前記薬剤係止体11に係止される薬剤12の外径、幅又
は厚みの何れかに合わせて調節ナット16を介して予め設
定され、しかも該薬剤整列体15は、特に個々の薬剤係止
体11間に係止された薬剤12が確実に薬剤係止体11間に収
まらず立った状態等で係止されてなる場合に確実に該薬
剤12を薬剤係止体11間で整列させるか、又は払い落とす
ことが出来るものである。
【0035】本実施例に於ける錠剤等の薬剤選択供給装
置用の薬剤収容容器は以上の構成からなるが、次にかか
る薬剤収容容器を薬剤選択供給装置に取付け、該薬剤収
容容器内に収納された錠剤やカプセル等の薬剤を1錠づ
つ連続的に送り出す場合について説明する。
【0036】先ず、図4に示す様に、薬剤収容容器1の
薬剤収容部3に、例えば、平面視略長丸状で、且つ中央
部にかけて若干の膨出部を形成する薬剤12を収容し、そ
の後前記薬剤収容容器1を薬剤選択供給装置(図示せ
ず)の円形支持盤19に配設された薬剤収容容器載置プレ
ート19a にセットする。
【0037】次に、上記薬剤収容容器載置プレート19a
が配設された薬剤収容容器載置部毎の回転駆動装置9を
駆動させると、薬剤収容容器1に一体的に具備された環
状ベルト体減速機構部9aを介して薬剤収容容器1の薬剤
収容容器本体2内に具備された環状ベルト体8が駆動す
ることとなり、よって図2(イ)に示す様に、該環状ベ
ルト体8の上面部8aと当接する周面円弧部6aを介して薬
剤拡散用回転体6も駆動することとなる。
【0038】よって、上記の如く環状ベルト体8及び薬
剤拡散用回転体6の双方が共に駆動することで、図5
(イ)に示す様に、薬剤収容部3の底部3a及び薬剤取出
口5aに集中する薬剤12を凝縮状態から拡散することが出
来ると共に、環状ベルト体8が上向き傾斜した位置で薬
剤12を捕獲することから個々の薬剤12に余分な負担をか
けることなく、又不要な薬剤12は、同図(ロ)の様に、
薬剤払い落とし板14を介して払い落とすことが出来る。
【0039】従って、前記薬剤収容部3内に収容された
薬剤12に割れや欠け、又該薬剤12が薬剤カプセルであっ
た場合でも、薬剤の潰れや収納薬の流出等を全く生じさ
せることなく、迅速且つ確実に1錠づつ連続的に送り出
すことが出来るだけでなく、例え前記環状ベルト体8の
個々の薬剤係止体11に同時に複数の薬剤12が捕獲された
場合であっても、上記薬剤払い落とし板14の設けられた
薬剤拡散用回転体6と対向する薬剤収容容器本体2の他
方の薬剤収容部壁面5に穿設された薬剤排出口5bより不
要な薬剤12を排出することが出来る。
【0040】更に、前記薬剤拡散用回転体6の円弧部6a
から離間して前記薬剤収容容器本体2の上方側に設けら
れた薬剤排出部7まで上向き傾斜で駆動する環状ベルト
体8の近傍には、図6(イ)に示す様に、薬剤係止体11
を介して移送される薬剤12が、個々の薬剤係止体11に複
数同時に係止されるのを阻止するための薬剤整列体15が
設けられてなることから、例え前記薬剤払い落とし板14
をくぐり抜けて移送される薬剤12が、薬剤係止体11間に
確実に収まらず立った状態等で係止された場合であって
も、同図(ロ)の様に、確実に該薬剤12を薬剤係止体11
間で整列させるか、又は払い落とす(矢印D)ことが出
来ることから、確実な薬剤の取り出しを行うことが出来
るのである。
【0041】尚、上記実施例に於いて、薬剤収容容器
は、円形支持盤を備えた薬剤選択供給装置の円形支持盤
に所定配分で複数搭載されるべく上部開放の平面視略扇
形状に形成されてなるが、必ずしも円形支持盤上に搭載
される必要もなく、例えば、矩形状の棚に一列状態で順
次載置されてもよく、更に薬剤収容容器の形状も決して
上部開放の平面視略扇形状に形成される必要もなく、枡
状、矩形状、円柱状、三角形状等であってもよく、薬剤
収容容器及び薬剤選択供給装置の具体的な機構、形状、
大きさ及び種類等も決して限定されないのは言うまでも
ない。
【0042】更に、上記薬剤収容容器の底部は、薬剤収
容部内の一方の薬剤収容部壁面側から他方の薬剤収容部
壁面側の一部位に設けられた薬剤取出口に向かって下向
き傾斜で形成されてなるが、上記薬剤収容部内の薬剤収
容部壁面の夫々が、底部に向かって先細に形成されてい
てもよく、更に前記薬剤収容部内の底部が、必ずしも薬
剤収容部壁面と一体的に設けられている必要はなく、要
は収容された薬剤を実質的に受ける部分であれば前記底
部が薬剤収容部壁面と別体に設けられていてもよく、更
に前記薬剤収容部が、図7に示す様に、一個の薬剤収容
容器を左右に二分割すべく設けられていてもよい。
【0043】更に、上記薬剤取出口の近傍には、薬剤収
容部壁面と直交する方向に回転軸の軸長方向を有すると
共に、前記傾斜した底部を介して前記薬剤収容部壁面の
薬剤取出口に集中する薬剤を拡散すべく回転する薬剤拡
散用回転体が設けられてなるが、該薬剤拡散用回転体の
具体的な配設箇所、形状、大きさや数量等も決して限定
されず、例えば、該薬剤拡散用回転体が、図7の様に、
左右に二分割された薬剤収容部3の夫々の他方の薬剤収
容部壁面5側の一部位に設けられた薬剤取出口に夫々対
応すべく複数具備されていてもよい。
【0044】又、上記薬剤拡散用回転体の下方側には、
薬剤拡散用回転体の外周の一部分の円弧部に、一定の範
囲で当接すると共に、少なくとも一端側が前記薬剤収容
容器本体の上方側に設けられた薬剤排出部まで前記薬剤
拡散用回転体の下方側の円弧部から前記薬剤排出部まで
上向きで傾斜した環状ベルト体が設けられてなるが、該
環状ベルト体の材質、種類、数量等も決して限定され
ず、又複数の無端の環状ベルト体が、同方向に並設され
ていてもよい。
【0045】更に、上記実施例に於いて、環状ベルト体
の上面部には、前記薬剤拡散用回転体の回転を介して拡
散される薬剤を順次係止状態とするための薬剤係止体
が、移送する薬剤の全長よりやや大きい程度の間隔で並
設され、且つ該薬剤係止体は、前記環状ベルト体の進行
方向に沿った方向で、しかも該環状ベルト体の上面部側
に向かって下向きに傾斜された傾斜辺を有すべく該上面
部に立設された略矩形状の突出片で構成されてなるが、
必ずしも略矩形状の突出片である必要はなく、例えば、
薬剤収容部を有した略凹状の突出体であってもよく、薬
剤係止体の具体的な形状、数量等も決して限定されな
い。
【0046】更に、上記実施例に於いて、上記円形支持
盤には、モーターを具備した環状ベルト体の回転駆動装
置が設けられてなるが、必ずしも薬剤収容容器から別個
に環状ベルト体の回転駆動装置が設けられる必要はな
く、該薬剤収容容器内にモーターを具備した環状ベルト
体の回転駆動装置が収納されていてもよい。
【0047】更に、上記実施例に於いて、薬剤収容部仕
切体は、前記薬剤収容部の底部より上方で、且つ該薬剤
収容部内の他方の薬剤収容部壁面に突出状態で設けら
れ、且つ一方の薬剤収容部壁面側に、鉛直方向に吹き抜
け状態の開口空間部を形成することで、薬剤収容部の底
部側の薬剤が減少すると、自動的に薬剤収容部仕切体上
に載置された薬剤を薬剤収容部の底部側に落下させて供
給することが可能になると同時に前記底部近傍の薬剤に
加わる圧力を常時緩和させてなるが、該薬剤収容部仕切
体の具体的な形状、数量等も決して限定されず、又必ず
しも本発明に於ける必須の要件でないのは言うまでもな
い。
【0048】又、上記実施例に於いて、前記薬剤拡散用
回転体の円弧部に、一定の範囲で当接しつつ駆動する環
状ベルトが該円弧部より離間する薬剤取出口の近傍に
は、前記環状ベルトの薬剤係止体を介して薬剤排出部ま
で移送される薬剤が個々の薬剤係止体に複数同時に係止
されるのを阻止すべく略円弧状に形成された第1の薬剤
整列手段である薬剤払い落とし板が設けられてなるが、
必ずしも略円弧状に形成される必要はなく、例えば前記
他方の薬剤収容部壁面側に設けられた略矩形状の突起体
であってもよく、又複数並設されていてもよく、要は薬
剤が薬剤係止体に複数同時に係止されるのを阻止するこ
とが出来るものであれば、第1の薬剤整列手段の具体的
な部材、形状等も決して限定されず、更に第1の薬剤整
列手段が使用する薬剤の大きさや形状等によって前記環
状ベルトの上面部との距離等を可変自在とするものであ
ってもよいが、必ずしも本発明の必須の要件でないのは
言うまでもない。
【0049】更に、上記実施例に於いて、薬剤拡散用回
転体の円弧部から離間して前記薬剤収容容器本体の上方
側に設けられた薬剤排出部まで上向き傾斜で駆動する環
状ベルト体の近傍には、前記薬剤係止体を介して移送さ
れる薬剤が、個々の薬剤係止体に複数同時に係止される
のを阻止すべく前記環状ベルト体の駆動方向に沿って所
定長の整列傾斜面部及び払い落とし面部の夫々を一体的
に具備した第2の薬剤整列手段である薬剤整列体が設け
られ、しかも払い落とし面部と前記環状ベルトの上面部
との距離は、前記薬剤係止体に係止される薬剤の外径、
幅又は厚みの何れかに合わせて調節ナットを介して予め
設定され、且つ該薬剤整列体は、特に個々の薬剤係止体
間に係止された薬剤が確実に薬剤係止体間に収まらず立
った状態等で係止されてなる場合に確実に該薬剤を薬剤
係止体間で整列させるか、又は払い落とすことが出来る
ものであるが、要は環状ベルト体に設けられた個々の薬
剤係止体間に係止された薬剤が薬剤係止体間に収まらず
立った状態等で係止されてなる場合に確実に該薬剤を薬
剤係止体間で整列させるか、又は払い落とすことが出来
るものであれば、第2の薬剤整列手段の具体的な部材、
形状等も決して限定されず、又必ずしも本発明の必須の
要件でないのは言うまでもない。
【0050】
【発明の効果】叙上の様に、本発明は、薬剤収容容器本
体の薬剤収容部内の薬剤収容部壁面の一部位に設けられ
た薬剤取出口の近傍に設けられた薬剤拡散用回転体によ
って該薬剤取出口に集中する薬剤を拡散し、その後拡散
された薬剤を該薬剤拡散用回転体の円弧部に沿って一方
向に駆動する環状ベルト体の駆動を介して前記薬剤収容
容器本体の上方側に設けられた薬剤排出部まで上向きで
移送することから、薬剤収容容器本体の薬剤収容部の底
部及び薬剤取出口に集中する薬剤を凝縮状態から拡散す
ることが出来るだけでなく、更に環状ベルト体が上向き
傾斜した位置で薬剤を捕獲することから、個々の薬剤に
余分な負担をかけずに前記薬剤収容部内に収容された錠
剤に割れや欠け、又該薬剤がカプセルであった場合で
も、カプセルの潰れや収納薬の流出等を全く生じさせる
ことなく、迅速且つ確実に1錠づつ連続的に送り出すこ
とが出来る。
【0051】更に、前記薬剤収容部の底部より上方で、
且つ該薬剤収容部内の他方の薬剤収容部壁面には、少な
くとも一方の薬剤収容部壁面側に、鉛直方向に吹き抜け
状態の開口空間部を形成する薬剤収容部仕切体が突出状
態で設けられてなることから薬剤収容部内に収容された
薬剤を介して該薬剤収容部の底部及び薬剤取出口に集中
する薬剤を凝縮状態とすべく押圧する薬剤の総重量を軽
減することが出来る。
【0052】更に、前記薬剤収容部仕切体の少なくとも
一端側が、前記薬剤収容部の底部側に向かって下向き傾
斜で設けられてなることから、薬剤収容部の底部側の薬
剤が減少すると、自動的に薬剤収容部仕切体上に載置さ
れた薬剤を薬剤収容部の底部側に落下させて供給するこ
とが出来る。
【0053】又、前記薬剤拡散用回転体の円弧部が、前
記環状ベルト体の上面部に並設された薬剤係止体を避け
て前記環状ベルト体と当接すべく位置ずれして設けられ
てなることから、薬剤拡散用回転体を介して拡散した薬
剤を瞬時に環状ベルト体の上に載置させることが出来
る。
【0054】更に、前記薬剤係止体が、前記環状ベルト
体の進行方向に沿った方向で、しかも該環状ベルト体の
上面部側に向かって下向きに傾斜された傾斜辺を有すべ
く該上面部に立設された略矩形状の突出片で構成されて
なることから、環状ベルトが薬剤拡散用回転体の円弧部
に沿って上向き傾斜した際に、薬剤係止体の前記傾斜辺
を介して形成された先細部を介して一個の薬剤を係止す
ることが出来る。
【0055】更に、前記薬剤拡散用回転体の円弧部に、
一定の範囲で当接しつつ駆動する環状ベルトが、該円弧
部より離間する薬剤取出口の近傍には、前記環状ベルト
の薬剤係止体を介して薬剤排出部まで移送される薬剤
が、個々の薬剤係止体に複数同時に係止されるのを阻止
するための第1の薬剤整列手段が設けられてなることか
ら、薬剤係止体の個々に係止される薬剤を該薬剤係止体
の個々に対応させて個別に移送することが出来る。
【0056】又、前記薬剤拡散用回転体の円弧部から離
間して前記薬剤収容容器本体の上方側に設けられた薬剤
排出部まで上向き傾斜で駆動する環状ベルト体の近傍に
は、薬剤係止体を介して移送される薬剤が、個々の薬剤
係止体に複数同時に係止されるのを阻止するための第2
の薬剤整列手段が設けられてなることから、第1の薬剤
整列手段を介して個別に移送される薬剤を、更に該薬剤
係止体の個々に対応させて確実に整列状態で個別に移送
することが出来る。
【0057】従って、薬剤収容容器内に収納された錠剤
に割れや欠け、又カプセルに潰れや収納薬の流出等を全
く生じさせることなく、迅速且つ確実に前記薬剤収容容
器内に収納された錠剤やカプセル等の薬剤を1錠づつ連
続的に送り出すことが出来る極めて優れた錠剤等の薬剤
選択供給装置用の薬剤収容容器及びその薬剤収容容器か
らの薬剤取り出し方法を提供することが可能になるとい
う格別な効果を有するに至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に於ける錠剤等の薬剤選択供給装置用の
薬剤収容容器を示し、同図(イ)は斜視図、同図(ロ)
は平面図、同図(ロ)は斜視図。
【図2】本発明の錠剤等の薬剤選択供給装置用の薬剤収
容容器を示し、同図(イ)は図1(ロ)のA−A線断面
図、同図(ロ)は同図(イ)の薬剤払い落とし板体近傍
の要部拡大図、同図(ハ)は同図(ロ)のB−B線断面
図。
【図3】本発明の錠剤等の薬剤選択供給装置用の薬剤収
容容器を示し、同図(イ)、(ロ)は図2(イ)のC−
C線断面図。
【図4】本発明の錠剤等の薬剤収容容器の使用状態を示
す斜視図。
【図5】本発明の錠剤等の薬剤選択供給装置用の薬剤収
容容器の使用状態を示し、同図(イ)、(ロ)は薬剤払
い落とし板近傍の要部拡大図。
【図6】本発明の錠剤等の薬剤選択供給装置用の薬剤収
容容器の使用状態を示し、同図(イ)、(ロ)は共に薬
剤整列体近傍の要部拡大図。
【図7】本発明の錠剤等の薬剤選択供給装置用の薬剤収
容容器の他の実施例を示す斜視図。
【図8】従来の薬剤収容容器を用いた錠剤等の薬剤選択
供給装置を示し、同図(イ)は平面図、同図(ロ)は同
図(イ)のE−E線断面図。
【図9】従来の錠剤等の薬剤選択供給装置に用いられる
薬剤収容容器を示し、同図(イ)は平面図、同図(ロ)
は同図(イ)のF−F線断面図。
【符号の説明】
1…薬剤収容容器 2…薬剤収容容器本体 3…薬剤収容部 3a…底部 4…一方の薬剤収容部壁面 5…他方の薬剤収容部壁面 5a…薬剤取出口 5b…薬剤排出口 6…薬剤拡散用回転体 6a…周面円弧部 7…薬剤排出部 8…環状ベルト体 12…薬剤 14…薬剤払い落とし板(第1の薬剤整列手段) 15…薬剤整列体(第2の薬剤整列手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月11日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に於ける錠剤等の薬剤選択供給装置用の
薬剤収容容器を示し、同図(イ)は斜視図、同図(ロ)
は平面図、同図(ハ)は斜視図。
【図2】本発明の錠剤等の薬剤選択供給装置用の薬剤収
容容器を示し、同図(イ)は図1(ロ)のA−A線断面
図、同図(ロ)は同図(イ)の薬剤払い落とし板体近傍
の要部拡大図、同図(ハ)は同図(ロ)のB−B線断面
図。
【図3】本発明の錠剤等の薬剤選択供給装置用の薬剤収
容容器を示し、同図(イ)、(ロ)は図2(イ)のC−
C線断面図。
【図4】本発明の錠剤等の薬剤収容容器の使用状態を示
す斜視図。
【図5】本発明の錠剤等の薬剤選択供給装置用の薬剤収
容容器の使用状態を示し、同図(イ)、(ロ)は薬剤払
い落とし板近傍の要部拡大図。
【図6】本発明の錠剤等の薬剤選択供給装置用の薬剤収
容容器の使用状態を示し、同図(イ)、(ロ)は共に薬
剤整列体近傍の要部拡大図。
【図7】本発明の錠剤等の薬剤選択供給装置用の薬剤収
容容器の他の実施例を示す斜視図。
【図8】従来の薬剤収容容器を用いた錠剤等の薬剤選択
供給装置を示し、同図(イ)は平面図、同図(ロ)は同
図(イ)のE−E線断面図。
【図9】従来の錠剤等の薬剤選択供給装置に用いられる
薬剤収容容器を示し、同図(イ)は平面図、同図(ロ)
は同図(イ)のF−F線断面図。
【符号の説明】 1…薬剤収容容器 2…薬剤収容容器本体 3…薬剤収容部 3a…底部 4…一方の薬剤収容部壁面 5…他方の薬剤収容部壁面 5a…薬剤取出口 5b…薬剤排出口 6…薬剤拡散用回転体 6a…周面円弧部 7…薬剤排出部 8…環状ベルト体 12…薬剤 14…薬剤払い落とし板(第1の薬剤整列手段) 15…薬剤整列体(第2の薬剤整列手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬剤選択供給装置に複数組み込まれる薬
    剤収容容器であって、該薬剤収容容器本体(2) の薬剤収
    容部(3) の底部(3a)が、該薬剤収容部(3) 内の一方の薬
    剤収容部壁面(4) 側から他方の薬剤収容部壁面(5) 側の
    一部位に設けられた薬剤取出口(5a)に向かって下向き傾
    斜で形成され、且つ該薬剤取出口(5a)の近傍には、前記
    薬剤収容部壁面(5) と交差する方向に回転軸の軸長方向
    を有すると共に、前記傾斜した底部(3a)を介して前記薬
    剤取出口(5a)に集中する錠剤又はカプセル等の薬剤(12)
    を拡散すべく回転する薬剤拡散用回転体(6) が設けら
    れ、且つ該薬剤拡散用回転体(6) の下方側には、該薬剤
    拡散用回転体(6) の外周の一部分の円弧部(6a)に、一定
    の範囲で当接すると共に、少なくとも一端側が前記薬剤
    収容容器本体(2) の上方側に設けられた薬剤排出部(7)
    まで前記薬剤拡散用回転体(6) の下方側の円弧部(6a)か
    ら前記薬剤排出部(7) まで上向きで傾斜した環状ベルト
    体(8) が設けられてなり、しかも該環状ベルト体(8) の
    上面部(8a)には、前記薬剤拡散用回転体(6) の回転を介
    して拡散される薬剤(12)を順次係止状態とするための薬
    剤係止体(11)が所定の間隔で並設されると共に、該環状
    ベルト体(8) が、環状ベルト体(8) 又は薬剤拡散用回転
    体(6) の少なくとも何れか一方を駆動させるべく前記薬
    剤収容容器本体(2a)又は薬剤選択供給装置(1) の少なく
    とも何れか一方に設けられた回転駆動装置(9) を介して
    前記薬剤係止体(11)によって順次保持した薬剤(12)を前
    記薬剤排出部(7) まで移送する構成にしてなることを特
    徴とする錠剤等の薬剤選択供給装置用の薬剤収容容器。
  2. 【請求項2】 前記薬剤収容部(3) の底部(3a)より上方
    で、且つ該薬剤収容部(3) 内の他方の薬剤収容部壁面
    (5) には、少なくとも一方の薬剤収容部壁面(4)側に、
    鉛直方向に吹き抜け状態の開口空間部(13)を形成する薬
    剤収容部仕切体(10)が突出状態で設けられた請求項1記
    載の錠剤等の薬剤選択供給装置用の薬剤収容容器。
  3. 【請求項3】 前記薬剤収容部仕切体(10)の少なくとも
    一端側が、前記薬剤収容部(3) の底部(3a)側に向かって
    下向き傾斜で設けられた請求項2記載の錠剤等の薬剤選
    択供給装置用の薬剤収容容器。
  4. 【請求項4】 前記薬剤拡散用回転体(6) の円弧部(6a)
    が、前記環状ベルト体(8) の上面部(8a)に並設された薬
    剤係止体(11)を避けて前記環状ベルト体(8) と当接すべ
    く位置ずれして設けられた請求項1乃至3何れかに記載
    の錠剤等の薬剤選択供給装置用の薬剤収容容器。
  5. 【請求項5】 前記薬剤係止体(11)が、前記環状ベルト
    体(8) の進行方向に沿った方向で、しかも該環状ベルト
    体(8) の上面部(8a)側に向かって下向きに傾斜された傾
    斜辺(11a) を有すべく該上面部(8a)に立設された略矩形
    状の突出片である請求項1乃至4何れかに記載の錠剤等
    の薬剤選択供給装置用の薬剤収容容器。
  6. 【請求項6】 前記薬剤拡散用回転体(6) の円弧部(6a)
    に、一定の範囲で当接しつつ駆動する環状ベルト(8)
    が、該円弧部(6a)より離間する薬剤取出口(5a)の近傍に
    は、前記環状ベルト(8) の薬剤係止体(11)を介して薬剤
    排出部(7) まで移送される薬剤(12)が、個々の薬剤係止
    体(11)に複数同時に係止されるのを阻止するための第1
    の薬剤整列手段が設けられた請求項1乃至5何れかに記
    載の錠剤等の薬剤選択供給装置用の薬剤収容容器。
  7. 【請求項7】 前記薬剤拡散用回転体(6) の円弧部(6a)
    から離間して前記薬剤収容容器本体(2) の上方側に設け
    られた薬剤排出部(7) まで上向き傾斜で駆動する環状ベ
    ルト体(8) の近傍には、薬剤係止体(11)を介して移送さ
    れる薬剤(12)が、個々の薬剤係止体(11)に複数同時に係
    止されるのを阻止するための第2の薬剤整列手段が設け
    られた請求項1乃至6何れかに記載の錠剤等の薬剤選択
    供給装置用の薬剤収容容器。
  8. 【請求項8】 錠剤収容部(3) 内の薬剤収容部壁面の一
    部位に設けられた薬剤取出口(5a)の近傍に設けられた薬
    剤拡散用回転体(6) によって該薬剤取出口(5a)に集中す
    る薬剤(12)を拡散し、その後拡散された薬剤(12)を、該
    薬剤拡散用回転体(6) の下方側の円弧部(6a)に沿って一
    方向に駆動する環状ベルト体(8)を介して前記薬剤収容
    容器本体(2) の上方側に設けられた薬剤排出部(7) まで
    上向きで移送することを特徴とする錠剤等の薬剤選択供
    給装置用の薬剤収容容器からの薬剤取り出し方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105836313A (zh) * 2016-06-12 2016-08-10 李源 结核病患者服药电子监测器

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CN102975889A (zh) * 2012-11-16 2013-03-20 苏州博玺软件科技有限公司 一种翻转出药机构
CN105836313A (zh) * 2016-06-12 2016-08-10 李源 结核病患者服药电子监测器

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