JP3032804B2 - 物品の分離供給装置 - Google Patents

物品の分離供給装置

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JP3032804B2 JP10054704A JP5470498A JP3032804B2 JP 3032804 B2 JP3032804 B2 JP 3032804B2 JP 10054704 A JP10054704 A JP 10054704A JP 5470498 A JP5470498 A JP 5470498A JP 3032804 B2 JP3032804 B2 JP 3032804B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揃いな姿勢で投
入された菓子片等の多数の物品を一個づつ分離して下流
側の搬送装置等に供給する方法及びその実施装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】不揃いな姿勢で投入された物品を一個づ
つに分離して下流側に供給する装置として、例えば図1
0,図11に示す如き構造のものが知られている。この
ものは、扁平な有底筒状の分離ケース(19)と、この内部
に収容され且つ周縁に切欠状の物品保持部(11)(11)が一
定ピッチで形成された扁平な円錐形の回転円板(1) と、
更に上記分離ケース(19)の下方に接近配設された搬送装
置(2) から構成されている。
【0003】このものでは、図示しないホッパから回転
円板(1) 上に物品(A) (A) が投入されると、該物品(A)
(A) は回転円板(1) の回転に伴う遠心力で徐々に円周部
に移動されて物品保持部(11)(11)に収容される。又、物
品保持部(11)(11)に収容された物品(A) (A) は、回転円
板(1) の回転に伴って分離ケース(19)の物品排出口(12)
まで運ばれて来た時に、該物品排出口(12)からからその
下方の搬送装置(2) に落下してその下流側に等間隔に並
んだ状態で供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、物品保持部(11)(11)が物品排出口(12)を
通過してから更に一回転するまでの間に該物品保持部(1
1)内に物品(A) が入らないと、搬送装置(2) 上に等間隔
で整列されるべき物品(A) (A) が部分的に抜けて不揃い
な状態になる。従って、例えば搬送装置(2) と同期動作
する包装機を利用して該搬送装置(2) 上に並んだ物品
(A) (A) を包装する場合等においては、これら物品(A)
(A) の包装が円滑に行えない。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、物品排出口から物品(A) (A) が一定間隔で排出され
ない不都合を少なくすることをその課題とする。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為の
技術的手段は、『上下開放の物品保持部(B) (B) 群が周
縁に形成された回転円板を有し、これが支持台(54)の上
面に沿って回転走行する回転装置と、前記物品保持部
(B) (B) 群の上端開放部が走行する領域に物品(A) (A)
を供給する物品供給手段とを具備し、前記各物品保持部
(B) の下端開放部を前記支持台(54)に形成された物品排
出口(50)に順次一致させることによって、該物品排出口
(50)から各物品保持部(B) 内の物品(A) (A) を順次落下
させてこれを取り出す物品の分離供給装置であって、前
記各物品保持部(B) は、複数の物品(A) (A) を上下に重
ねた状態で収容できる深さに設定されており、前記物品
保持部(B) の走行域に於ける前記物品排出口(50)の上流
部と下流部の間で各物品保持部(B) 内の下から二番目の
物品(A) の下に侵入する受け板(56)が設けられている』
ことである。
【0012】上記技術的手段は次のように作用する。各
物品保持部(B) 内で上下に重なった物品(A) (A) が支持
台(54)上を移動してこれに形成された物品排出口(50)に
近付いてゆくと、物品保持部(B) 内に収容された下から
二番目の物品(A) の下に受け板(56)が侵入し、これによ
り、上部の物品(A) (A) が落下するのが阻止される。従
って、上記物品保持部(B) が物品排出口(50)に一致した
ときには最下部に位置する物品(A) のみが該物品排出口
(50)から落下して外部に取り出される。
【0013】一方、物品排出口(50)で物品(A) を排出し
終えた物品保持部(B) がその下流側に移動すると前記受
け板(56)の上記侵入状態が解除され、これにより、上記
受け板の上方に位置する物品(A) (A) が上記物品保持部
(B) 内で落下する。即ち、物品保持部(B) の上部に新た
な物品(A) を受け入れる空所が形成される。この状態で
上記物品保持部(B) がループ状に走行すると、その走行
域に供給される物品(A) (A) が上記空所に充填される。
【0014】従って、上記技術的手段によれば、物品排
出口(50)から物品(A) (A) が不規則な間隔で排出される
不都合が少なくなる。 (その他) *a項 上記物品の分離供給装置の発明において、『前記回転装
置は上下に重なる上方回転装置と下方回転装置に分割さ
れていると共に、前記各物品保持部(B) は前記下方回転
装置に形成され且つ最下部の物品(A) を収容する下孔(4
0)と前記上方回転装置に形成され且つ最下部以外の物品
(A) を収容する上孔(31)に上下に分割されており、前記
受け板(56)は、前記回転装置とは別体の固定部に取付け
られ且つ前記下孔(40)と上孔(31)の間に侵入するもので
ある』とすることができる。
【0015】*b項 上記a項のものにおいて、『前記下方回転装置は、ルー
プ状に走行するチェーンと、前記チェーンに取付けられ
且つ前記下孔(40)が形成された移送板(41)(41)群を具備
しており、前記物品排出口(50)は前記チェーンの直線状
の走行域を移動する移送板(41)に形成された下孔(40)に
対して下方から対向する位置に設けられている』ものと
すれば、下方回転装置を構成するチェーンの直線状の走
行域の下方にこれと平行に走行する搬送装置(2) を設置
する場合は、該搬送装置(2) の走行部に対して上記チェ
ーンに取付けられた移送板(41)(41)が平行に走行しなが
ら物品(A) を供給することができる。従って、上記搬送
装置(2) への物品(A) の供給が円滑に行える。
【0016】*c項 又、『前記上孔(31)と下孔(40)に於ける移動方向の前縁
は、上孔(31)の前縁が下孔(40)の前縁より前方に若干ず
れている』構成を採用すると、これら上下孔(31)(40)が
一部重ならない状態、具体的には、下孔(40)の移動方向
の前縁が上孔(31)の前縁から後方に若干ずれた状態で移
動する。従って、上孔(31)から下孔(40)に落下する物品
(A) の前端が上記下孔(40)の前縁に一旦衝突した後に該
下孔(40)に落ちるから、物品(A) の移動方向の後端が上
記前端より先に下孔(40)内に落下する。従って、物品
(A) が下孔(40)内に前端からつまずくように突っ込む不
都合がなく、下孔(40)に物品(A) が円滑に落下収容され
る。
【発明の効果】上記発明は次の特有の効果を有する。物
品保持部(B) (B) が完全に空になる確率が少ないから、
物品排出口(50)から物品(A) (A) が不規則な間隔で排出
される不都合が少なくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、上記発明の実施の形態を説
明する。図1に示すように、本実施の形態に係る物品の
分離供給装置は、分離ケース(6) に収容された物品供給
手段としての遠心分離傘(34)と、その下方に順次重なる
態様で配設された上方回転装置たる回転円板(3) と下方
回転装置たるチェーンコンベア(4) から成る回転装置
(F) 等を具備しており、これらは架台(7) に設けられた
駆動装置(5) で回転駆動されるようになっている。又、
上記回転円板(3) 等は図2に於いて反時計方向に回転す
るようになっており、回転円板(3) の周縁に形成された
後述の上孔(31)(31)とチェーンコンベア(4) に設けられ
た下孔(40)(40)は同図に於ける合流点(D) から反時計方
向に回って分岐点(C) までの範囲では上下に重なった状
態で走行する。又、本実施の形態では分離された物品
(A) (A)は、搬送装置(2) で下流側に供給されるように
なっている。
【0018】以下、各部の詳細を説明する。 [分離ケース(6) について]分離ケース(6) は、外周の
一部が直線状に切除された略円板状のベース(61)を具備
しており、該ベース(61)の上面外周部には所定ピッチで
支柱(62)(62)が立設されている。
【0019】又、上記ベース(61)の上方には後述の遠心
分離傘(34)や回転円板(3) 等を包囲する為の外周筒(35)
が配設されている。具体的には、図1,図2に示すよう
に、前記外周筒(35)の下部外周の一定範囲には取付けフ
ランジ(36)が張り出しており、該取付けフランジ(36)は
上記ベース(61)の外周から起立突出する前記支柱(62)(6
2)に対してボルト(37)(37)で締付固定されている。
【0020】又、上記ベース(61)は、架台(7) の天板(7
2)上面から突出する軸受(74)に外嵌固定されている。 [遠心分離傘(34)について]上記分離ケース(6) の外周
筒(35)内にはこれと同心状に配設された遠心分離傘(34)
が設けられていると共に、該遠心分離傘(34)は図示しな
い物品補給機から補給された物品(A) (A) を遠心力で外
周部に分散させる為に扁平円錐状に形成されている。
【0021】上記遠心分離傘(34)の中心部は回転軸(76)
の上端に締付ネジ(77)で締付固定されていると共に、前
記回転軸(76)の下端は架台(7) の底板(71)に設けられた
下部軸受(78)で回転自在に支持されている。又、上記回
転軸(76)の下端近傍には従動歯車(67)が取付けられてい
ると共に、該従動歯車(67)には可変速モータ(69)の回転
軸に取付けられた駆動歯車(68)が噛み合っている。 [回転装置(F) について]既述したように、回転装置
(F) は上方回転装置としての回転円板(3) と下方回転装
置としてのチェーンコンベア(4) から構成されている。
【0022】*回転円板(3) について* 上記遠心分離傘(34)の下方隣接部にはこれと同軸状の回
転円板(3) が設けられている。具体的には、上記した回
転軸(76)を回転自在に挿通させる外筒(51)に対して上記
回転円板(3) の中心部が外嵌固定されている。又、該回
転円板(3) の外周に形成された上孔(31)(31)は上記遠心
分離傘(34)の外周縁と外周筒(35)の内面の相互間に露出
している。これにより、物品供給手段としての遠心分離
傘(34)の傾斜面と該遠心分離傘(34)の遠心力で外周側に
分散される物品(A) (A) が上孔(31)(31)内に落下し得る
構成となっている。
【0023】上記外筒(51)は、架台(7) の天板(72)の上
面に固定された既述軸受(74)で回転自在に支持されてい
ると共に、該外筒(51)の下端近傍には従動歯車(81)が外
嵌固定されている。そして、該従動歯車(81)には、モー
タ(82)の回転軸に設けられた駆動歯車(83)が噛み合って
いる。 *チェーンコンベア(4) について* 回転円板(3) に形成された上孔(31)(31)に下方から重な
った状態で走行する移送板(41)(41)を具備するチェーン
コンベア(4) は、回転円板(3) の外周のほぼ全域に沿っ
て走行するループ状のチェーン(42)の外周に移送板(41)
(41)を取付けたものであり、該移送板(41)に形成された
下孔(40)の深さは1個の物品(A) が収容できる深さに設
定されている。又、該移送板(41)(41)が回転円板(3) の
下方を走行するときには該移送板(41)(41)に形成されて
いる下孔(40)(40)と回転円板(3)の上孔(31)(31)の中心
が進行方向に若干ずれた態様で重なり合って走行する。
即ち、図6に示すように、移送板(41)(41)の下孔(40)(4
0)が回転円板(3) の上孔(31)(31)より進行方向後方にず
れて走行する。従って、回転円板(3) の上孔(31)(31)か
ら移送板(41)(41)内に落下する物品(A) (A) の前端が前
記移送板(41)(41)の前辺上面(43)(43)に乗った後に、該
物品(A) (A) の後端が下孔(40)(40)内に落下する(物品
(A) (A) の後端が前端より先行して下孔(40)(40)内に落
下する)。従って、物品(A) (A) が下孔(40)(40)内に前
端からつまずくように突入することがなく、該物品(A)
(A) が下孔(40)(40)に円滑に移動する。又、図6に示す
ように、上孔(31)の後端縁(49)は下孔(40)の後端縁より
進行方向前方に位置しているから、下孔(40)内に収容さ
れた物品(A) の後端部が浮上しそうになっても、これが
上孔(31)の上記後端縁(49)で下方に抑え込まれる。よっ
て、物品(A) の後端が浮上して不安定な姿勢になること
がなく、該物品(A) (A) が上記下孔(40)とその上方の上
孔(31)に整然と収容される。そして、この実施の形態で
は、上記上下に重なった上孔(31)と下孔(40)の組み合わ
せが既述した(B) に対応している。
【0024】本実施の形態では上下に重なっている上孔
(31)と下孔(40)の全体の深さは物品(A) の厚さの約二倍
に設定されているが、これを更に深くして上孔(31)に二
個以上の物品(A) (A) が積み重なった状態で収容される
ようにして物品保持部(B) (移送板(41)と上孔(31)の集
合)に三個以上の物品(A) (A) が収容できるようにして
もよい。
【0025】上記チェーン(42)は、図1,図3に示すよ
うに上記回転円板(3) の下面から突出する取付腕(46)(4
6)にネジ(47)(47)で固定された大径スプロケット(44)で
駆動されると共に、該大径スプロケット(44)は、上記回
転円板(3) より若干小さな外径を有している。そして、
上記チェーン(42)は、上記大径スプロケット(44)と、そ
の近傍に配設された自由に回転する小径スプロケット(4
8)(図2参照)に掛けられており、これにより、チェー
ン(41)が上記大径スプロケット(44)から離れて小径スプ
ロケット(48)に到達するまでの直線領域では、該直線領
域にある移送板(41)(41)の下孔(40)(40)が後述する搬送
装置(2) の搬送方向と同方向に平行に直線走行する。 [支持台(54),回転ブラシ(85)及び受け板(56)につい
て]チェーンコンベア(4) を構成する移送板(41)(41)は
支持台(54)の上面に沿ってループ状に走行するようにな
っており、上記支持台(54)は、図4に示すように回転円
板(3) の上孔(31)(31)とチェーンコンベア(4) の移送板
(41)(41)が合流する合流点(D) から前記回転方向に延び
て更に分岐点(C) から直線部(59)を経てその下流部の物
品排出口(50)に繋がっている。
【0026】又、上記分岐点(C) から回転円板(3) の回
転方向に移動して合流点(D) に至る範囲では円弧状の受
け板(56)が回転円板(3) に形成された上孔(31)(31)の走
行域に下方から対向するように配設固定されており(図
2,図3参照)、該受け板(56)の長手方向の両端部は上
記支持台(54)の分岐点(C) と合流点(D) の近傍に上方か
ら対向している。つまり、受け板(56)は、回転円板(3)
に形成された上孔(31)(31)と移送板(41)に形成された下
孔(40)(40)の間(上下方向の間)に位置している。又、
図2に示すように上記受け板(56)の外周縁の上流部は傾
斜辺(560) となっていると共に、該受け板(56)の上面は
移送板(41)(41)に保持された物品(A) の上面と同一また
はこれより若干低く設定されている(図8参照)。従っ
て、後述のように上下に重なった上側の物品(A) が受け
板(56)に乗り移るときは、該物品(A) が上方に持ち上が
ることなく受け板(56)の上面に略水平に滑り込むように
移動し、該乗り移り動作がスムースに進行する。そして
この受け板(56)によって、上孔(31)(31)内に収容された
物品(A) (A) と移送板(41)(41)の下孔(40)(40)内に収容
された物品(A) (A) が上下に分離されると共に、この分
離後に上孔(31)(31)に残存した物品(A) (A) が上記受け
板(56)で保持されて下方に落下するのが防止される。
【0027】回転円板(3) の外周に形成された上孔(31)
(31)の走行域の上方には回転ブラシ(85)(85)が配設され
ており、該回転ブラシ(85)(85)によって、上孔(31)(31)
の近傍に位置する物品(A) (A) を該上孔(31)(31)内に掻
き入れるようにしている。 [搬送装置(2) について]図1,図2,図5に示すよう
に、分離ケース(6) の外周部に於ける既述分岐点(C) の
下方には搬送装置(2) を構成する溝材状の移送ガイド(2
1)の上流端が延びていると共に、該移送ガイド(21)の底
壁には搬送チェーン(22)に立設された移送棒(24)(24)が
通過する溝(25)が形成されている。そして、上記搬送チ
ェーン(22)は図示しない搬送機用スプロケットで駆動さ
れるようになっている。又、上記移送ガイド(21)は、上
記した分岐点(C) から更に下流側に向けて直線的に走行
する移送板(41)(41)に形成された下孔(40)(40)に対して
上記支持台(54)を隔てて下方から対向している(図7参
照)。 [動作の説明]次に、上記物品の分離供給装置の動作を
説明する。
【0028】回転円板(3) の外周に形成された上孔(31)
(31)とこれに下方から重なっている移送板(41)(41)の下
孔(40)(40)部分に物品(A) (A) を上下に重ねて手作業で
充填し、その後、運転スイッチを投入すると、可変速モ
ータ(69)が作動して遠心分離傘(34)が回転せしめられ
る。このとき、可変速モータ(69)の速度が周期的に増減
変化して遠心分離傘(34)の回転速度も周期的に変化す
る。すると、図示しない物品補給機から遠心分離傘(34)
の上面に供給された物品(A) (A) が該遠心分離傘(34)の
外側の上孔(31)(31)の走行域に効率的に分散供給され
る。尚、上記物品補給機は、遠心分離傘(34)内の物品
(A) (A) の量が少なくなったときに、これを監視するセ
ンサからの出力で物品(A) (A) を補給する動作を行う。
【0029】又、モータ(82)の駆動力が駆動歯車(83)→
従動歯車(81)→外筒(51)→回転円板(3) の経路で伝達さ
れて該回転円板(3) が一定速度で回転する。又、上記回
転円板(3) の下面に配設された大径スプロケット(44)に
掛けられているチェーン(42)が駆動され、該チェーン(4
2)の外周に取付けられた移送板(41)(41)も上記回転円板
(3) の外周の上孔(31)(31)部分と同速度で走行する。
又、移送板(41)(41)の下孔(40)(40)とその上方に対向す
る回転円板(3) の上孔(31)(31)は、既述したように若干
走行方向にずれた状態(図6の状態)で同速度で移動す
る。
【0030】又、移送板(41)(41)と同期して搬送装置
(2) の搬送チェーン(22)が走行する。さて、回転円板
(3) や移送板(41)が回転すると、これらに設けられ且つ
上下に重なった上孔(31)と下孔(40)内に収容されている
物品(A) (A) が支持台(54)上を移動してその下流端近傍
の既述分岐点(C) まで到達する。すると、回転円板(3)
の上孔(31)に収容された物品(A) (下から二番目の物品
(A) )の下に受け板(56)の上流端部が侵入し、これによ
り、下部の物品(A) が支持台(54)上を移動してその下流
端部(58)に到達する。すると、図7に示すように、移送
板(41)(41)と同期走行しているしている搬送チェーン(2
2)上面の移送棒(24)(24)間に物品(A) (A) が落下せしめ
られ、これにより、物品(A) (A) が取り出される。そし
て、搬送装置(2) と同期動作する図示しない包装機を利
用して該搬送装置(2) 上に並んだ物品(A) (A) を包装す
る。
【0031】他方、上記分岐点(C) から受け板(56)に乗
り移った上孔(31)内の物品(A) が受け板(56)の下流端か
ら脱出すると、上孔(31)の下方に重なっている移送板(4
1)(41)の下孔(40)(40)内に落下する(図6参照)。する
と、上記落下によって空になった上孔(31)内には、新た
な物品(A) が遠心分離傘(34)から供給され、上下に重な
った上孔(31)と移送板(41)の下孔(40)部分に二個の物品
(A) (A) が再び収容された状態になる。
【0032】このものでは、上下に重なる上孔(31)と下
孔(40)で構成される物品保持部(B)内に上下二個の物品
(A) (A) が収容できるように成っているから、合流点
(D) から分岐点(C) に移動する各上孔(31)(31)に物品
(A) が入らない場合があっても、移送板(41)の下孔(40)
に残存している物品(A) を搬送装置(2) に供給すること
ができる。又、移送板(41)の下孔(40)を搬送装置(2) に
供給することによって、上下に重なった上孔(31)と下孔
(40)が共に空になっても、これらが再び分岐点(C)に移
動するまでの間に該上孔(31)と下孔(40)上内に上下二個
の物品(A) (A) が入る可能性があるから、物品排出口(5
0)から物品(A) (A) が一定周期で排出され、搬送装置
(2) の移送棒(24)(24)間に物品(A) が供給されないよう
な不都合が少なくなる。 [変形例]上記実施の形態では、回転円板(3) に形成さ
れた上孔(31)(31)と移送板(41)に形成された下孔(40)(4
0)の組み合わせを物品保持部(B) として採用したが、図
9に示すように、複数重ねの物品(A) (A) を収容できる
深い透孔(39)(39)を回転円板(3) の周囲に形成すると共
に、該透孔(39)(39)の周壁に進退自在の受け板(37)(37)
を収容する構成も採用できる。このものでは、各透孔(3
9)が支持台(54)に形成された物品排出口(50)(50)に一致
する前に受け板(37)(37)が進出して最下部以外の物品
(A) を保持し、物品排出口(50)を通過した後に受け板(3
7)(37)が所期位置に復帰して保持していた上記物品(A)
を支持台(54)上に落下させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る物品の分離供給装置
を具備する処理装置の断面図
【図2】本発明の実施の形態に係る物品の分離供給装置
を具備する処理装置の一部切欠の平面図
【図3】回転円板(3) の外周部近傍の断面図
【図4】支持台(54)の配設範囲を説明する図
【図5】図1の処理装置の要部側面図
【図6】受け板(56)から移送板(41)に物品(A) が落下す
る状態を示す動作説明図
【図7】移送板(41)の物品(A) が搬送装置(2) に供給さ
れる動作を示す説明図
【図8】上下の物品(A) (A) を受け板(56)で分離する状
態を示す動作説明図
【図9】変形例の説明図
【図10】従来例の説明図
【図11】従来例の説明図
【符号の説明】
(3) ・・・回転円板 (31)・・・上孔 (40)・・・下孔 (41)・・・移送板 (50)・・・物品排出口 (54)・・・支持台 (56)・・・受け板 (A) (A) ・・・物品 (B) (B) ・・・物品保持部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下開放の物品保持部(B) (B) 群が周縁
    に形成された回転円板を有し、これが支持台(54)の上面
    に沿って回転走行する回転装置と、 前記物品保持部(B) (B) 群の上端開放部が走行する領域
    に物品(A) (A) を供給する物品供給手段とを具備し、 前記各物品保持部(B) の下端開放部を前記支持台(54)に
    形成された物品排出口(50)に順次一致させることによっ
    て、該物品排出口(50)から各物品保持部(B) 内の物品
    (A) (A) を順次落下させてこれを取り出す物品の分離供
    給装置であって、 前記各物品保持部(B) は、複数の物品(A) (A) を上下に
    重ねた状態で収容できる深さに設定されており、 前記物品保持部(B) の走行域に於ける前記物品排出口(5
    0)の上流部と下流部の間で各物品保持部(B) 内の下から
    二番目の物品(A) の下に侵入する受け板(56)が設けられ
    ている物品の分離供給装置。
  2. 【請求項2】 前記回転装置は上下に重なる上方回転装
    置と下方回転装置に分割されていると共に、前記各物品
    保持部(B) は前記下方回転装置に形成され且つ最下部の
    物品(A) を収容する下孔(40)と前記上方回転装置に形成
    され且つ最下部以外の物品(A) を収容する上孔(31)に上
    下に分割されており、 前記受け板(56)は、前記回転装置とは別体の固定部に取
    付けられ且つ前記下孔(40)と上孔(31)の間に侵入するも
    のである請求項1の物品の分離供給装置。
  3. 【請求項3】 前記下方回転装置は、ループ状に走行す
    るチェーンと、前記チェーンに取付けられ且つ前記下孔
    (40)が形成された移送板(41)(41)群を具備しており、 前記物品排出口(50)は前記チェーンの直線状の走行域を
    移動する移送板(41)に形成された下孔(40)に対して下方
    から対向する位置に設けられている請求項2の物品の分
    離供給装置。
  4. 【請求項4】 前記上孔(31)と下孔(40)に於ける移動方
    向の前縁は、上孔(31)の前縁が下孔(40)の前縁より前方
    に若干ずれている請求項2又は請求項3の物品の分離供
    給装置。
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