JPH0718665B2 - 排ガス処理装置 - Google Patents
排ガス処理装置Info
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- JPH0718665B2 JPH0718665B2 JP63288912A JP28891288A JPH0718665B2 JP H0718665 B2 JPH0718665 B2 JP H0718665B2 JP 63288912 A JP63288912 A JP 63288912A JP 28891288 A JP28891288 A JP 28891288A JP H0718665 B2 JPH0718665 B2 JP H0718665B2
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- bag chamber
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F27—FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
- F27D—DETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
- F27D17/00—Arrangements for using waste heat; Arrangements for using, or disposing of, waste gases
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F27—FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
- F27D—DETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
- F27D13/00—Apparatus for preheating charges; Arrangements for preheating charges
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
- Furnace Details (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アーク炉スクラップ予熱装置の排ガス処理装
置に関する。
置に関する。
〔従来の技術〕 従来の排ガス処理装置の系統を第４図に示す。電気炉２
に、有害ガスを燃焼する燃焼塔４、経路的に互いに並設
されたスクラップを予熱するための予熱装置６、６およ
びガスクーラ８、ダスト沈降塔10、直引集塵機送風機1
2、直引集塵機バグ室14、が順に設けられている。この
経路途上におけるガス温度は、第４図の点、ａ、ｂ、
ｃ、ｄ、ｅでそれぞれ、1300℃、800℃、250℃、300
℃、250℃である。
に、有害ガスを燃焼する燃焼塔４、経路的に互いに並設
されたスクラップを予熱するための予熱装置６、６およ
びガスクーラ８、ダスト沈降塔10、直引集塵機送風機1
2、直引集塵機バグ室14、が順に設けられている。この
経路途上におけるガス温度は、第４図の点、ａ、ｂ、
ｃ、ｄ、ｅでそれぞれ、1300℃、800℃、250℃、300
℃、250℃である。
しかし、第４図に示す従来技術には、次の問題がある。
（イ） 直引集塵機バグ室には、なお、250℃の温度を
有する排ガスが送られ、バグ室における排ガス中のダス
ト、オイルミスト、有機溶剤の燃焼による火災発生のお
それがある。
有する排ガスが送られ、バグ室における排ガス中のダス
ト、オイルミスト、有機溶剤の燃焼による火災発生のお
それがある。
（ロ） 排ガスの高温のため、オイルミスト、有機溶剤
等の凝縮度が悪く、これらの除去効率が悪い。
等の凝縮度が悪く、これらの除去効率が悪い。
（ハ） したがって、バグ室から大気に出る排ガスは、
なお、白煙、悪臭、有機成分を相当量含んでおり、環境
汚染上、好ましくない。
なお、白煙、悪臭、有機成分を相当量含んでおり、環境
汚染上、好ましくない。
これらの問題を解決するために、直引集塵機バグ室の下
流側に水洗式の水洗吸収塔を設けたり、直引集塵機バグ
室の下流側に液化油油洗式の油洗吸収塔を設けたり、す
る方法もあるが、悪臭除去率、白煙除去率が悪く、また
バグ室より下流側での処理法のため火災対策にはならな
い。
流側に水洗式の水洗吸収塔を設けたり、直引集塵機バグ
室の下流側に液化油油洗式の油洗吸収塔を設けたり、す
る方法もあるが、悪臭除去率、白煙除去率が悪く、また
バグ室より下流側での処理法のため火災対策にはならな
い。
また、上記問題を解決するために、直引集塵機送風機の
上流側のラインに多孔質系吸収材を添加し、物質的吸着
除去を行う方法もあるが、白煙除去には効果があるもの
の、オイルミストおよび有機溶剤除去にはほとんど効果
がなく、また排ガス温度をさげないので、直引集塵機バ
グ室の火災対策には効果がない。
上流側のラインに多孔質系吸収材を添加し、物質的吸着
除去を行う方法もあるが、白煙除去には効果があるもの
の、オイルミストおよび有機溶剤除去にはほとんど効果
がなく、また排ガス温度をさげないので、直引集塵機バ
グ室の火災対策には効果がない。
本発明は、オイルミスト除去、悪臭成分除去、有機溶剤
除去、白煙除去、の何れにも優れた性能を有し、しかも
直引集塵機バグ室の火災対策となる、排ガス処理装置を
提供することを目的とする。
除去、白煙除去、の何れにも優れた性能を有し、しかも
直引集塵機バグ室の火災対策となる、排ガス処理装置を
提供することを目的とする。
上記目的は、本発明によれば、次の排ガス処理装置によ
って達成される。すなわち、 電気炉に接続される、燃焼塔、予熱装置、ガスクーラ、
直引集塵機送風機、および直引集塵機バグ室を有し、前
記直引集塵機送風機後段でかつ前記直引集塵機バグ室の
前段に少なくとも１段設けられた直接水洗式のスプレー
冷却塔を有している排ガス装置。なお、直引集塵機バグ
室の前段に、多孔質の吸着剤を供給する吸着剤供給装置
が設けられてもよい。
って達成される。すなわち、 電気炉に接続される、燃焼塔、予熱装置、ガスクーラ、
直引集塵機送風機、および直引集塵機バグ室を有し、前
記直引集塵機送風機後段でかつ前記直引集塵機バグ室の
前段に少なくとも１段設けられた直接水洗式のスプレー
冷却塔を有している排ガス装置。なお、直引集塵機バグ
室の前段に、多孔質の吸着剤を供給する吸着剤供給装置
が設けられてもよい。
従来は直引集塵機送風機に直接直引集塵機バグ室が接続
されていたのに対し、本発明装置では、直引集塵機送風
機の後段でかつ直引集塵機バグ室の前段に、少なくとも
１段設けられたスプレー冷却塔、および必要に応じて設
けられる吸着剤供給装置が設けられている点において、
本発明装置は従来装置と異なっている。
されていたのに対し、本発明装置では、直引集塵機送風
機の後段でかつ直引集塵機バグ室の前段に、少なくとも
１段設けられたスプレー冷却塔、および必要に応じて設
けられる吸着剤供給装置が設けられている点において、
本発明装置は従来装置と異なっている。
スプレー冷却塔を直引集塵機バグ室の前段に設けたこと
によって、直引集塵機バグ室に入るガスの温度は約80℃
にさげられ、バグ室火災のおそれが除去される。また、
スプレー冷却塔を直引集塵機送風機の後段に設けること
によって、高湿ダストの送風機への付着、液滴による送
風機羽根の腐食、発生ミストによる送風機送風効率の低
下、等の不具合が防止される。
によって、直引集塵機バグ室に入るガスの温度は約80℃
にさげられ、バグ室火災のおそれが除去される。また、
スプレー冷却塔を直引集塵機送風機の後段に設けること
によって、高湿ダストの送風機への付着、液滴による送
風機羽根の腐食、発生ミストによる送風機送風効率の低
下、等の不具合が防止される。
スプレー冷却等によって排ガスの温度が下げられるの
で、オイルミスト、有機溶剤、有害物が凝縮し、この凝
縮したオイル成分、有機溶剤成分、有害物が水洗される
ので、オイルミスト、有機溶剤、白煙、悪臭の除去効率
は著しく高くなる。
で、オイルミスト、有機溶剤、有害物が凝縮し、この凝
縮したオイル成分、有機溶剤成分、有害物が水洗される
ので、オイルミスト、有機溶剤、白煙、悪臭の除去効率
は著しく高くなる。
冷却塔は水スプレーを排ガスに直接ふきかける方式をと
っているので、排ガス中のダスト、異物をとって冷却塔
の下部に落とすことができ、また排ガスの温度低減効果
も大である。
っているので、排ガス中のダスト、異物をとって冷却塔
の下部に落とすことができ、また排ガスの温度低減効果
も大である。
これらのスプレー冷却塔、および必要に応じて設けられ
る吸着剤供給装置は、既設のアーク炉スクラップ予熱装
置の排ガス処理装置に大々的な設計、配置構成の変更を
伴わないで加設できるので、既設の排ガス処理装置の改
善にも用いることができる。
る吸着剤供給装置は、既設のアーク炉スクラップ予熱装
置の排ガス処理装置に大々的な設計、配置構成の変更を
伴わないで加設できるので、既設の排ガス処理装置の改
善にも用いることができる。
以下に、本発明に係る排ガス処理装置の望ましい実施例
を、第１図から第３図迄の図面を参照して説明する。
を、第１図から第３図迄の図面を参照して説明する。
第１図は装置の系統を示している。第４図に示した従来
装置と同構成の部分は、第４図と同じ符号を付してあ
る。第１図において、電気炉２には、有害ガスを燃焼す
る燃焼塔４、経路的に互いに並設されたスクラップを予
熱するための予熱装置６、６およびガスクーラ８、（予
熱装置６とガスクーラ８とが経路的に並設）、ダスト沈
降塔10、直引集塵機送風機12が、望ましくは順に設けら
れている。予熱装置６、６で予熱されるスクラップは、
次に電気炉２に入れて溶かされる。第１図の点a,b,c,d,
eにおける排気ガスの温度は、従来と同様、それぞれ130
0℃、800℃、250℃、300℃、250℃である。
装置と同構成の部分は、第４図と同じ符号を付してあ
る。第１図において、電気炉２には、有害ガスを燃焼す
る燃焼塔４、経路的に互いに並設されたスクラップを予
熱するための予熱装置６、６およびガスクーラ８、（予
熱装置６とガスクーラ８とが経路的に並設）、ダスト沈
降塔10、直引集塵機送風機12が、望ましくは順に設けら
れている。予熱装置６、６で予熱されるスクラップは、
次に電気炉２に入れて溶かされる。第１図の点a,b,c,d,
eにおける排気ガスの温度は、従来と同様、それぞれ130
0℃、800℃、250℃、300℃、250℃である。
直引集塵機送風機12の下流側には直引集塵機バグ室14が
設けられ、直引集塵機送風機12と直引集塵機バグ室14と
の配設位置関係は、従来通りに互いに対向していてもよ
い。すなわち、既設の排ガス処理装置の改善として本発
明を適用するときは、直引集塵機送風機12と直引集塵機
バグ室14との相対的な配設位置関係は従前と同じにな
る。
設けられ、直引集塵機送風機12と直引集塵機バグ室14と
の配設位置関係は、従来通りに互いに対向していてもよ
い。すなわち、既設の排ガス処理装置の改善として本発
明を適用するときは、直引集塵機送風機12と直引集塵機
バグ室14との相対的な配設位置関係は従前と同じにな
る。
しかし、本発明では、直引集塵機バグ室14の前段に、か
つ直引集塵機送風機12の後段に、少なくとも１段に設け
た、実施例では２段に設けた、直接水洗式のスプレー冷
却塔16、18が設けられており、また望ましくはスプレー
冷却塔16、18の下流に、吸着剤供給装置20が設けられて
いる。ただし、吸着剤供給装置20はなくてもよく、スプ
レー冷却塔だけで大きな排ガス処理効果がある。
つ直引集塵機送風機12の後段に、少なくとも１段に設け
た、実施例では２段に設けた、直接水洗式のスプレー冷
却塔16、18が設けられており、また望ましくはスプレー
冷却塔16、18の下流に、吸着剤供給装置20が設けられて
いる。ただし、吸着剤供給装置20はなくてもよく、スプ
レー冷却塔だけで大きな排ガス処理効果がある。
スプレー冷却塔16、18は、第２図、第３図に示すよう
に、内部が中空の塔16a,18aと各塔16a、18aの上部に少
なくとも１本設けたスプレー水噴出管16b、18bを有す
る。そして排ガスは１段目の塔16aの上部から塔16a内に
入れられスプレー水を直接ふきかけられ、排ガスは１段
目の塔16aの下部近傍からとり出されて、２段目の塔18a
の上部から塔18a内に入れられ、塔18aの下部近傍からと
り出されるようになっている。各塔16a、18aでスプレー
された水およびその水によって水洗されたダストおよび
異物、ならびに水に吸収されたオイルミスト、有機溶
剤、有害物は、各塔16a、18aの下部にたまり、各16a、1
6bの下部に設けたドレン16c、18cから必要に応じて排出
される。スプレー水噴出管16a、18bは、排ガスとスプレ
ー水とが直接接触するように、塔内の全断面積に向って
水を滴状またはミスト状に噴出する。
に、内部が中空の塔16a,18aと各塔16a、18aの上部に少
なくとも１本設けたスプレー水噴出管16b、18bを有す
る。そして排ガスは１段目の塔16aの上部から塔16a内に
入れられスプレー水を直接ふきかけられ、排ガスは１段
目の塔16aの下部近傍からとり出されて、２段目の塔18a
の上部から塔18a内に入れられ、塔18aの下部近傍からと
り出されるようになっている。各塔16a、18aでスプレー
された水およびその水によって水洗されたダストおよび
異物、ならびに水に吸収されたオイルミスト、有機溶
剤、有害物は、各塔16a、18aの下部にたまり、各16a、1
6bの下部に設けたドレン16c、18cから必要に応じて排出
される。スプレー水噴出管16a、18bは、排ガスとスプレ
ー水とが直接接触するように、塔内の全断面積に向って
水を滴状またはミスト状に噴出する。
吸着剤供給装置20は、多孔質の粒状の吸着剤を、スプレ
ー冷却塔18から直引集塵機バグ室14までを接続するダク
ト22内に、ダクト22の上側から落下させて供給する装置
であり、落下の下側には吸着剤受け24が設けられてい
る。吸着剤26は、ダクト22内を流れる排ガスに直接接触
する。
ー冷却塔18から直引集塵機バグ室14までを接続するダク
ト22内に、ダクト22の上側から落下させて供給する装置
であり、落下の下側には吸着剤受け24が設けられてい
る。吸着剤26は、ダクト22内を流れる排ガスに直接接触
する。
吸着剤26は、けいそう土活性炭を主成分とする多孔質物
質から成り、たとえば、ゼオライトとして市販されてい
る吸着剤を用いることができる。このような吸着剤の成
分の一例を示すと、47.5％SiO2、2.3％Al2O3、2.2％Fe2
O3、24.9％CaOである。このような吸着剤は、粒の表面
が多孔性で表面積が極めて大きく、凝縮されて滴状とな
って、排ガス中に浮遊して流れるオイル成分、有機溶剤
成分を吸着、吸収し、悪臭、白煙、有害成分を除去する
のに大きな効果を有する。
質から成り、たとえば、ゼオライトとして市販されてい
る吸着剤を用いることができる。このような吸着剤の成
分の一例を示すと、47.5％SiO2、2.3％Al2O3、2.2％Fe2
O3、24.9％CaOである。このような吸着剤は、粒の表面
が多孔性で表面積が極めて大きく、凝縮されて滴状とな
って、排ガス中に浮遊して流れるオイル成分、有機溶剤
成分を吸着、吸収し、悪臭、白煙、有害成分を除去する
のに大きな効果を有する。
第３図は、実際の既設装置の、直引集塵機送風機12と直
引集塵機バグ室14との間に、ダクトをとりまわすことに
よってスプレー冷却塔16、18および吸着剤供給装置20が
直引集塵機バグ室14に並設されて、コンパクトに、かつ
容易に、配設され得ることを示している。ここで注意す
べきことは、直引集塵機送風機12と直引集塵機バグ室14
との相対位置関係は既設通りでよいことであり、スプレ
ー冷却塔16、18および吸着剤供給装置20の加設によっ
て、従来装置の直引集塵機バグ室と直引集塵機送風機と
の相対位置が変更される必要がないことである。したが
って、本発明は、従来装置の環境汚染上に改善策として
容易に既存装置に適用され得る。
引集塵機バグ室14との間に、ダクトをとりまわすことに
よってスプレー冷却塔16、18および吸着剤供給装置20が
直引集塵機バグ室14に並設されて、コンパクトに、かつ
容易に、配設され得ることを示している。ここで注意す
べきことは、直引集塵機送風機12と直引集塵機バグ室14
との相対位置関係は既設通りでよいことであり、スプレ
ー冷却塔16、18および吸着剤供給装置20の加設によっ
て、従来装置の直引集塵機バグ室と直引集塵機送風機と
の相対位置が変更される必要がないことである。したが
って、本発明は、従来装置の環境汚染上に改善策として
容易に既存装置に適用され得る。
つぎに、本発明の上記実施例の作用について説明する。
排ガスが電気炉２から直引集塵機送風機12に流れてきて
直引集塵機送風機12によって下流側に向けて送り出され
るところ迄は、従来と同じである。
直引集塵機送風機12によって下流側に向けて送り出され
るところ迄は、従来と同じである。
直引集塵機送風機12から、排ガスはダクトを通ってスプ
レー冷却塔16に入り、スプレー冷却塔が多段に設けられ
ている場合は順に直列に流れ、最終段のスプレー冷却塔
18からダクト22を介して、直引集塵機バグ室14に入り、
そこから大気に排出される。吸着剤供給装置20が設けら
れている場合は、最終段のスプレー冷却塔18と直引集塵
機バグ室14との間のダクト22で、吸着剤供給装置20によ
って吸着剤26が排ガスに対して供給される。
レー冷却塔16に入り、スプレー冷却塔が多段に設けられ
ている場合は順に直列に流れ、最終段のスプレー冷却塔
18からダクト22を介して、直引集塵機バグ室14に入り、
そこから大気に排出される。吸着剤供給装置20が設けら
れている場合は、最終段のスプレー冷却塔18と直引集塵
機バグ室14との間のダクト22で、吸着剤供給装置20によ
って吸着剤26が排ガスに対して供給される。
排ガスがスプレー冷却塔16、18を通る時に、スプレー水
に直接触れて、排ガスの温度は急激にさがり、第１段と
第２段のスプレー冷却塔16、18の間のｆ点で120℃にな
り、直引集塵機バグ室14の入口ｃ点で80℃にまでさが
る。このようなスプレー冷却塔16、18における排ガスの
冷却により、排ガス中のオイルミスト、有機溶剤、有害
物は、凝縮して滴状になり、一部はスプレー水によっ
て、ダスト、異物とともに水洗されてスプレー冷却塔1
6、18の下部にたまり、ドレン16c、18cからとり出さ
れ、処理が施される。スプレー冷却塔16、18でとりきれ
なかった、滴状となっているオイル成分、有機溶剤成
分、有害物は、吸着剤供給装置20が設けられる場合は、
排ガスの流れとともに吸着剤供給装置20の部位に流れ、
そこで、吸着剤供給装置20から落下されて供給される多
数の粒状の吸着剤26に吸着され、吸着剤受け24からとり
出される。そして、さらに集塵機バグ室に至り、バグフ
ィルタで捕捉される。
に直接触れて、排ガスの温度は急激にさがり、第１段と
第２段のスプレー冷却塔16、18の間のｆ点で120℃にな
り、直引集塵機バグ室14の入口ｃ点で80℃にまでさが
る。このようなスプレー冷却塔16、18における排ガスの
冷却により、排ガス中のオイルミスト、有機溶剤、有害
物は、凝縮して滴状になり、一部はスプレー水によっ
て、ダスト、異物とともに水洗されてスプレー冷却塔1
6、18の下部にたまり、ドレン16c、18cからとり出さ
れ、処理が施される。スプレー冷却塔16、18でとりきれ
なかった、滴状となっているオイル成分、有機溶剤成
分、有害物は、吸着剤供給装置20が設けられる場合は、
排ガスの流れとともに吸着剤供給装置20の部位に流れ、
そこで、吸着剤供給装置20から落下されて供給される多
数の粒状の吸着剤26に吸着され、吸着剤受け24からとり
出される。そして、さらに集塵機バグ室に至り、バグフ
ィルタで捕捉される。
かくして、オイル成分、有機溶剤成分、有害物が高精度
に除去された、また低温の排ガスが直引集塵機バグ室14
に送られる。
に除去された、また低温の排ガスが直引集塵機バグ室14
に送られる。
本発明による効果は次の通りである。
（イ） スプレー冷却塔16、18を直引集塵機バグ室14の
前段に設けたので、排ガスが直引集塵機バグ室14に至っ
たときは十分に、たとえば80℃程度に、温度がさがって
おり、直引集塵機バグ室14における火災発生のおそれは
ない。また、スプレー冷却塔を直引集塵機送風機の後段
に設けたので、高湿ダストの送風機への付着、液滴によ
る送風機羽根の腐食、発生ミストによる送風機送風効率
の低下、等の不具合が防止される。
前段に設けたので、排ガスが直引集塵機バグ室14に至っ
たときは十分に、たとえば80℃程度に、温度がさがって
おり、直引集塵機バグ室14における火災発生のおそれは
ない。また、スプレー冷却塔を直引集塵機送風機の後段
に設けたので、高湿ダストの送風機への付着、液滴によ
る送風機羽根の腐食、発生ミストによる送風機送風効率
の低下、等の不具合が防止される。
（ロ） スプレー冷却塔16、18を設けて排ガスの温度を
さげたことにより、スプレー冷却塔16、18におけるオイ
ルミスト、有機溶剤、有害物の凝縮、滴状化、および吸
着剤26による滴状化されたオイル、有機溶剤、有害物の
効果的な吸着、除去が可能になる。
さげたことにより、スプレー冷却塔16、18におけるオイ
ルミスト、有機溶剤、有害物の凝縮、滴状化、および吸
着剤26による滴状化されたオイル、有機溶剤、有害物の
効果的な吸着、除去が可能になる。
ハ） 吸着剤供給装置20を設けた場合には、スプレー冷
却塔16、18で液化されたオイルミスト、有機溶剤、有機
溶剤にとけた有害物等をさらに吸着剤で除去できる。
却塔16、18で液化されたオイルミスト、有機溶剤、有機
溶剤にとけた有害物等をさらに吸着剤で除去できる。
（ニ） 上記効果を、前記した従来方式の水洗式吸収
法、液化油油洗式吸収法、特殊フィルタ吸着法と比較し
て表にまとめると、表−１のようになる。表−１から明
らかなように、本発明によれば、オイル除去、悪臭除
去、有機溶剤除去、白煙除去、火災対策の何れにおいて
も優れており、総合評価として極めて良好である。
法、液化油油洗式吸収法、特殊フィルタ吸着法と比較し
て表にまとめると、表−１のようになる。表−１から明
らかなように、本発明によれば、オイル除去、悪臭除
去、有機溶剤除去、白煙除去、火災対策の何れにおいて
も優れており、総合評価として極めて良好である。
第１図は本発明の一実施例に係る排ガス処理装置の系統
図、 第２図は第１図の系統のうちスプレー冷却塔、吸着剤供
給装置、直引集塵機バグ室近傍の断面図、 第３図は第２図のスプレー冷却塔、吸着剤供給装置、直
引集塵機バグ室近傍の平面図、 第４図は従来の排ガス処理装置の系統図、 である。 12……直引集塵機送風機 14……直引集塵機バグ室 16、18……スプレー冷却塔 20……吸着剤供給装置
図、 第２図は第１図の系統のうちスプレー冷却塔、吸着剤供
給装置、直引集塵機バグ室近傍の断面図、 第３図は第２図のスプレー冷却塔、吸着剤供給装置、直
引集塵機バグ室近傍の平面図、 第４図は従来の排ガス処理装置の系統図、 である。 12……直引集塵機送風機 14……直引集塵機バグ室 16、18……スプレー冷却塔 20……吸着剤供給装置
フロントページの続き (72)発明者 飛田 隆夫 東京都千代田区四番町５番地９ トピー工 業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−59235（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−159913（ＪＰ，Ａ) 特公 昭62−31271（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (2)
- 【請求項１】電気炉に接続される、燃焼塔、予熱装置、
ガスクーラ、直引集塵機送風機、および直引集塵機バグ
室を有し、前記直引集塵機送風機後段でかつ前記直引集
塵機バグ室の前段に少なくとも１段設けられた直接水洗
式のスプレー冷却塔を有していることを特徴とする排ガ
ス処理装置。 - 【請求項２】前記直引集塵機バグ室の前段に、多孔質の
吸着剤を供給する吸着剤供給装置を有していることを特
徴とする特許請求の範囲第１項記載の排ガス処理装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63288912A JPH0718665B2 (ja) | 1988-11-17 | 1988-11-17 | 排ガス処理装置 |
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