JPH07186317A - 樹脂軽量積層板およびその製造方法 - Google Patents

樹脂軽量積層板およびその製造方法

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JPH07186317A
JPH07186317A JP32880993A JP32880993A JPH07186317A JP H07186317 A JPH07186317 A JP H07186317A JP 32880993 A JP32880993 A JP 32880993A JP 32880993 A JP32880993 A JP 32880993A JP H07186317 A JPH07186317 A JP H07186317A
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JP
Japan
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sheets
laminated
laminate
layers
holes
Prior art date
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Pending
Application number
JP32880993A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Toyohara
大之 豊原
Toshiyuki Yoshioka
利幸 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ESLEN CHEMICAL
ESUREN KAKO KK
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
ESLEN CHEMICAL
ESUREN KAKO KK
Sekisui Plastics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】樹脂軽量積層板であって、薄い押出低発泡延伸
シートを少なくとも4層ずつをその押出延伸によりでき
た方向性を縦横交互して積層させた積層シートS,S′
を、発泡粒子からの成形板20の成形と同時に成形板と
融着一体化させている。上記成形板20の表裏に積層シ
ートS,S′を融着する方法として、予め積層シート
S,S′に多数の貫通孔hを形成しておき、貫通孔付の
積層シートS,S′を型窩として間隔をあけて成形型内
にセットした後、発泡粒子と間隔内に充填後、貫通孔h
を通して蒸気供給して発泡粒子から成形板20を成形す
ると同時に表裏に積層シートS,S′を融着一体化す
る。 【効果】強度の強化をはかれると共に、軽量化できるこ
とと、緩衝性を保有できる。また反り発生がなく矯正で
きることと、防音、防湿および断熱効果がある。切削加
工が容易である。再生使用し易い。積層板を効率よく製
造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築用材等に用いられ
る樹脂軽量積層板とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、ベニヤ合板その他の合板類は床材、天井材等の建築
用材として多く用いられてきたが、合板としてより弾力
性を保有すべく化粧ベニヤ板どうしの間にスポンジ層や
発泡スチロール層を形成する考案も提案されたが(実開
昭58−191216号公報)、軽量で弾力性を保てて
も合板特有の反り発生を防止できるものでなく、強度上
安定的なものではなかった。
【0003】そこで本発明においては、軽量化や弾力緩
衝性の保有は勿論のこと、反り発生のない強度上も向上
した積層板を簡単な方法にて提供することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成できる本
発明による樹脂軽量積層板の構成としては、スチレン系
樹脂による薄い押出低発泡延伸シートをその押出延伸に
よりできた方向性を縦横交互にして少なくとも4層ずつ
を積層させた各積層シートを、スチレン系樹脂発泡粒子
からの成形板の成形と同時に成形板の表裏に融着一体化
させてあることを特徴としている。
【0005】また、上記積層板を簡単に得るための製造
方法としては、スチレン系樹脂による薄い押出低発泡延
伸シートをその押出延伸によりできた方向性を縦横交互
にして少なくとも4層ずつを積層させた各積層シートに
多数の貫通孔を形成しておき、積層体間に型窩となる間
隔を形成した後、間隔内にスチレン系樹脂による発泡粒
子を充填すると共に各積層体の貫通孔から蒸気を供給し
て発泡粒子を互いに融着して成形板を成形すると同時に
各積層体を成形板の表裏として融着一体化させることを
特徴としている。
【0006】
【作用】上記本発明による樹脂軽量積層板は、スチレン
系樹脂による薄い押出低発泡延伸シートをその押出延伸
によりできた方向性を縦横交互にして少なくとも4層ず
つを積層した積層シートを、スチレン系樹脂発泡粒子か
らの成形板の成形と同時に成形板の表裏に融着一体化さ
せてあるので、接着によらずその接合面を融着し合って
全体を一体化できるゆえ、非常に強力な接合を果たせる
ことになる。
【0007】そして、反り発生の防止と矯正ができ、強
度的にもポリスチレン発泡体単体よりもはるかに増強さ
れたものとなる。また、軽量化と緩衝性や防音、防湿お
よび断熱の作用も発揮することができる。さらに、上記
積層板の製造方法によると、発泡粒子からの成形板の表
裏に押出低発泡延伸シートからなる積層シートを一体化
させるのに、予め表裏となる各積層シートに多数の貫通
孔を形成しておき、この表裏となる積層シート間を型窩
となるよう間隔をあけて成形型にセットして、間隔内に
充填供給した発泡粒子を貫通孔を通して供給される蒸気
にて成形板として発泡成形いわゆるビーズ成形させ、そ
の成形時に成形板と上記積層シートとを接着剤を使用せ
ず融着にて一体化させ成形後の表裏に押出低発泡延伸シ
ートによる積層シートを有する積層板を簡単に提供でき
る。
【0008】
【実施例】次いで、本発明の実施例について図を参照し
ながら例示する。1〜4、5〜8は4層のポリスチレン
等スチレン系樹脂による薄い押出低発泡延伸シートを示
しており、その押出延伸された方向性を縦横交互に例え
ば図3のように隣る一方が縦Aであれば隣る他方は横B
になるよう交互に組合せて4層ずつの積層シートS,
S′を形成している。
【0009】20はポリスチレン等スチレン系樹脂の発
泡粒子から成形された成形板であり、その成形時に上記
押出低発泡延伸シートによる積層シートS,S′を成形
板3の表裏に融着一体化させてある。上記押出低発泡延
伸シートによる積層シートS,S′の表面に木目模様を
印刷したものを用いてもよい。
【0010】そして、上記本発明の積層板を製造する方
法について説明すると、押出低発泡延伸シートの4層か
らなる積層シートS,S′に多数の貫通孔hを形成して
おく。そして積層シートS,S′間に型窩となる間隔を
形成して成形型内にセット後、積層シートS,S′間の
間隔内にポリスチレン発泡粒子を充填供給し、蒸気を前
記貫通孔hを通して供給して発泡粒子を互いに融着させ
て成形板20をいわゆるビーズ成形すると同時に積層シ
ートS,S′を成形板10の表裏に融着一体化させるこ
とができる。上記積層シートS,S′は4層ずつである
が、5層以上にて実施してもよく、その場合も方向性は
クロスして実施する。
【0011】用途が例えばコンクリート施工パネルの場
合、約1000×2000mmの大きさであり、他の用途
で小さい場合には切削加工して使用する。なお、ポリス
チレン発泡粒子の一部は融着時に貫通孔h内に入り込む
こともある。本発明の具体例を以下に挙げる。
【0012】0.2mm厚、比重0.5のポリスチレン樹
脂による押出低発泡延伸シート(商標:ラベック−積水
化成品工業株式会社製)4枚ずつをその押出延伸による
方向製をクロスして接着により貼り合わせた。この際の
接着には接着剤として商標:エスダイン235L(積水
化学工業株式会社製)を使用した。
【0013】上記4層ずつ貼り合わされた積層シートは
30mm間隔で直径約1mmの貫通孔hを形成しておく。こ
の積層シートS,S′を成形型にセットし、積層シート
S,S′間の間隔を型窩とし、その型窩内にポリスチレ
ン発泡粒子(商標:エスレンビーズ−積水化成品工業株
式会社製)を供給して充填する。次いで、蒸気を貫通孔
hから通してポリスチレン発泡粒子を互いに融着して成
形板3(発泡倍率7倍)を10mm厚にビーズ成形すると
同時に成形板3の表裏に前記積層シートS,S′を融着
一体化させる。この場合の重量は2210g/m2であっ
た。上記具体例から積層板全体のトータル密度は以下の
ように軽量であった。また別例をとして示した。 押出低発泡延伸シート (0.2mm厚、密度488kg/m3)×8→1.6mm厚 ポリスチレン発泡粒子による成形板 (10.0mm厚、密度143kg/m3)×1→10.0
mm厚 TOTAL密度=191kg/m3 押出低発泡延伸シート (0.2mm厚、密度488kg/m3)×8→1.6mm厚 ポリスチレン発泡粒子による成形板 (10.0mm厚、密度52kg/m3)×1→10.0mm
厚 TOTAL密度=112kg/m3
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明による樹脂軽量積層
板は、床材、天井材、壁材等の建築用材、特にコンクリ
ート建築物の内装パネルやコンクリート施工パネルとし
て適し、薄い押出低発泡延伸シートをそ押出延伸により
できた方向性を縦横交互にして少なくとも4層ずつを積
層させた積層シートを、スチレン系樹脂発泡粒子からの
成形板の成形と同時に成形板と融着して強力に一体化さ
せてあるので、以下の効果を有する。 4層ずつ押出低発泡延伸シートを積層した積層シート
により、スチレン系樹脂発泡粒子からの成形板の補強を
なし、強度の向上をはかれる。 軽量化できることと緩衝性を保有できる。 反り発生を防止し且つ矯正できる。 防音、防湿および断熱効果を向上できる。 天然木材の省資源化が実現できる。 切削加工が容易である。 同一系樹脂の積層板で接着剤なしのものゆえ、使用後
回収して再生使用もし易い。
【0015】さらに、本発明の積層板の製造方法として
は、薄いスチレン系樹脂押出低発泡延伸シートを少なく
とも4層ずつ方向性をクロスして積層した積層シートに
多数の貫通孔を形成しておき、積層シート間を型窩とな
る間隔として形成して成形型内にセット後、この間隔に
スチレン系樹脂による発泡粒子を充填すると共に各積層
シートの貫通孔から蒸気を供給して発泡粒子を互いに融
着して成形板を成形すると同時に表裏に積層シートを融
着一体化させる方法ゆえに、表裏に押出低発泡延伸シー
ト積層による積層シートを有し、中央に発泡粒子からの
成形板を有する独特の上記効果を有する積層板を効率よ
く提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】積層板の断面図である。
【図2】図1の一部拡大断面図である。
【図3】積層前の押出低発泡延伸シートの斜視図であ
る。
【図4】貫通孔形成した積層シートの斜視図である。
【符号の説明】
1〜4 押出低発泡延伸シート 5〜8 S,S′ 積層シート h 貫通孔 20 発泡粒子からの成形板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スチレン系樹脂による薄い押出低発泡延伸
    シートをその押出延伸によりできた方向性を縦横交互に
    して少なくとも4層ずつを積層させた各積層シートを、
    スチレン系樹脂発泡粒子からの成形板の成形と同時に成
    形板の表裏に融着一体化させてあることを特徴とする樹
    脂軽量積層板。
  2. 【請求項2】スチレン系樹脂による薄い押出低発泡延伸
    シートをその押出延伸によりできた方向性を縦横交互に
    して少なくとも4層ずつを積層させた各積層シートに多
    数の貫通孔を形成しておき、積層体間に型窩となる間隔
    を形成した後、間隔内にスチレン系樹脂による発泡粒子
    を充填すると共に各積層体の貫通孔から蒸気を供給して
    発泡粒子を互いに融着して成形板を成形すると同時に各
    積層体を成形板の表裏として融着一体化させることを特
    徴とする樹脂軽量積層板の製造方法。
JP32880993A 1993-12-24 1993-12-24 樹脂軽量積層板およびその製造方法 Pending JPH07186317A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001049954A1 (fr) * 2000-01-04 2001-07-12 Shishiai-Kabushikigaisha Structure reduisant le bruit d'impact contre le sol

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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