JPH0718630A - 橋 梁 - Google Patents

橋 梁

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JPH0718630A
JPH0718630A JP18657493A JP18657493A JPH0718630A JP H0718630 A JPH0718630 A JP H0718630A JP 18657493 A JP18657493 A JP 18657493A JP 18657493 A JP18657493 A JP 18657493A JP H0718630 A JPH0718630 A JP H0718630A
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plate
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Tadahiko Mori
忠彦 森
Koji Ota
孝二 大田
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 橋梁架設現場においては、高力ボルト接合の
みを行ない、橋梁の架設を急速にかつ容易に行なうこと
ができる。 【構成】 パネル型の鋼床版1の裏面に設けた主桁嵌込
凹部2を、主桁3に嵌合し、その主桁3の上部フランジ
4と前記鋼床版1のデッキプレート5とを、高力ボルト
6により接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路橋の鋼床版として
採用される急速施工性に優れた橋梁に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、橋梁用鋼床版は、桁と鋼床版とを
一体化して工場で製作し、その一体化して製作された桁
および鋼床版を、現場へ運搬して架設を行なっている。
現場での組み立ては、溶接またはボルトによる摩擦接合
によって行なっている。また他の橋梁として、特開昭6
1−162608号公報により公表されているものも知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来実施されている技
術には下記の欠点がある。 (1)現場溶接により接合を行う場合、溶接作業員が必
要であり、かつ施工時間が長くなる。 (2)ボルトによる摩擦接合を用いる場合、図13に示
すように、主桁3の上部フランジ4の上面にも、上部添
接板18を添接して、高力ボルト6により接合する必要
があり、前記上部添接板18が路面側に現れるため、舗
装に影響を及ぼし、ひび割れが発生することがある。
(3)桁と鋼床版とを一体化して工場で製作するため、
1ブロックが比較的大型で大重量になり、そのため輸送
上の欠点がある。また従来公表されている技術の場合
も、複数の平行に設けた横リブと、横リブに直交し、こ
れに接合した複数の鋼床版縦桁と、鋼床版縦桁に平行に
設けられ、横リブに接合された複数の縦リブと、横リブ
と鋼床版縦桁と縦リブに接合されたデッキプレートから
なる鋼床版をあらかじめ製作しておく必要があるので、
従来実施されている技術の場合と同様の欠点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の問題を有利に解決
するために、本発明の橋梁においては、パネル型の鋼床
版1の裏面に設けた主桁嵌込凹部2を、主桁3に嵌合
し、その主桁3の上部フランジ4と前記鋼床版1のデッ
キプレート5とを、高力ボルト6により接合する。また
本発明の橋梁においては、パネル型の鋼床版1の裏面に
設けた主桁嵌込凹部2を、主桁3に嵌合し、その主桁3
の上部フランジ4と前記鋼床版1のデッキプレート5と
を、高力ボルト6により接合し、隣接する前記鋼床版1
の継手板7を高力ボルト8により結合する。
【0005】
【実施例】図5ないし図8は本発明の実施例において用
いられるパネル型の鋼床版1を示すものであって、4角
形の鋼板からなるデッキプレート5における桁巾方向の
両端部に、前記デッキプレート5の裏側に突出する鋼製
側板9が溶接により固定され、前記デッキプレート5に
おける桁長手方向の両端部に、デッキプレート5の裏側
に突出する鋼製継手板7が溶接により固定され、その継
手板7に複数の主桁嵌込凹部2が継手板7の長手方向に
間隔をおいて設けられ、前記デッキプレート5の裏面
に、多数の溝形断面の鋼製縦リブ10が、横方向に間隔
をおいて配置されて溶接により固着され、かつ前記各継
手板7の中間部に配置された横リブ11は、デッキプレ
ート5および縦リブ10に対し溶接により固着され、前
記横リブ11が分断されて主桁嵌込凹部2が設けられて
いる。
【0006】また前記デッキプレート5における主桁に
載置される部分と、前記各継手板7と、各横リブ11の
端部とに、高力ボルトを挿通するための多数の透孔12
が設けられて、鋼床版1が構成されている。
【0007】図1ないし図4は、前記鋼床版1を使用し
た橋梁を示すものであって、平行状態で架設された複数
本(図示の場合は3本)の主桁3における上部フランジ
4に、デッキプレート5の透孔12に合致する多数の透
孔13が設けられ、前記鋼床版1の各主桁嵌込凹部2
は、主桁3の上部フランジ4に載置され、鋼床版1のデ
ッキプレート5と主桁3の上部フランジ4とは、多数の
高力ボルト6により接合される。
【0008】主桁3の長手方向に隣り合う鋼床版1にお
ける継手板7は、多数の高力ボルト8により接合され、
かつ前記各継手板7の端部および横リブ11の端部と、
主桁3のウエブ14に固定された取付板15とは、それ
らにわたって挿通された多数の高力ボルトにより接合さ
れる。
【0009】前述のように、鋼床版1と主桁3とは、多
数の高力ボルト6により接合されて一体化され、かつ主
桁長手方向に隣り合う鋼床版1の端部の継手板7は、そ
れらにわたって挿通された多数の高力ボルト8により接
合され、これにより縦リブ10の連続性が確保される。
また横リブ11は、橋軸直角方向の剛性を確保するとと
もに、荷重分配横桁としても作用する。
【0010】次に鋼床版1の上面の主桁巾方向の両端部
に、地覆が固定されると共に、両側の地覆の間において
デッキプレート5の上面に舗装が施される。
【0011】図9および図10は鋼床版1の配置の他の
例を示すものであって、図9の場合は、鋼床版1が、主
桁3のウエブ14を通る線上で、4つの鋼床版ユニット
16,17に分断され、図10の場合は、1枚の鋼床版
1と4つの鋼床版ユニット16,17とが交互に配置さ
れている。
【0012】図11および図12は主桁3の連結部を示
すものであって、連結すべき主桁3が直列に配置され、
各主桁3における上部フランジ4の上面にわたって、パ
ネル型の鋼床版1におけるデッキプレート5が載置さ
れ、かつ各上部フランジ4の下面にわたって、上部添接
板19が当接され、各上部フランジ4とデッキプレート
5と上部添接板19とは、それらにわたって挿通された
多数の高力ボルト6により締付接合されている。
【0013】前記各主桁3におけるウエブ14の両面に
わたって、ウエブ添接板20が当接され、各ウエブ14
と各ウエブ添接板20とが、それらにわたって挿通され
た多数の高力ボルト21により締付接合されている。
【0014】各主桁3における下部フランジ22の上面
および下面にわたって、上面添接板23および下面添接
板24が当接され、前記各下部フランジ22と上面添接
板23と下面添接板24とは、それらにわたって挿通さ
れた多数の高力ボルト25により締付接合されている。
【0015】図11および図12の場合は、前記従来の
上部添接板18を、デッキプレート5によって省略する
ことができ、かつデッキプレート5の表面には、上部添
接板18との段差が生じないので、舗装に与える影響を
少なくすることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、パネル型の鋼床版1の
裏面に設けた主桁嵌込凹部2を、主桁3に嵌合し、その
主桁3の上部フランジ4と前記鋼床版1のデッキプレー
ト5とを、高力ボルト6により接合したので、橋梁架設
現場においては、高力ボルト接合のみを用いるだけでよ
く、そのため技能を有する作業員が不必要であり、しか
も、急速にかつ容易に組み立てを行なうことができ、さ
らに高力ボルトによる接合の採用により、添接板を用い
ない継手構造を容易に構成することができ、そのため舗
装材に与える影響を軽減することができ、またパネル型
の鋼床版1にすることにより、鋼床版1のみのプレファ
ブ化を図ることができるので、主桁3と鋼床版1とを別
々に分けて容易に運搬することができる。さらにまた、
隣接する前記鋼床版1の継手板7を高力ボルト8により
結合することにより、主桁3の長手方向に隣り合う鋼床
版1を、簡単な手段によって強力に結合することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る橋梁の一部を示す斜視図
である。
【図2】図1の一部を拡大して示す斜視図である。
【図3】主桁の長手方向に隣り合う鋼床版の高力ボルト
による結合部を示す縦断側面図である。
【図4】図3の一部を拡大して示す縦断側面図である。
【図5】鋼床版を斜め上方から見た斜視図である。
【図6】図5の一部を拡大して示す斜視図である。
【図7】鋼床版を斜め下方から見た斜視図である。
【図8】図7の一部を拡大して示す斜視図である。
【図9】異なる形状の鋼床版を使用した第1例の橋梁を
示す斜視図である。
【図10】異なる形状の鋼床版を使用した第2例の橋梁
を示す斜視図である。
【図11】本発明において採用できる主桁連結部を示す
斜視図である。
【図12】図11に示す部分の側面図である。
【図13】従来の主桁連結部を示す側面図である。
【符号の説明】
1 鋼床版 2 主桁嵌込凹部 3 主桁 4 上部フランジ 5 デッキプレート 6 高力ボルト 7 継手板 8 高力ボルト 9 側板 10 縦リブ 11 横リブ 12 透孔 13 透孔 14 ウエブ 15 取付板 16 鋼床版ユニット 17 鋼床版ユニット 18 上部添接板 19 上部添接板 20 ウエブ添接板 21 高力ボルト 22 下部フランジ 23 上面添接板 24 下面添接板 25 高力ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル型の鋼床版1の裏面に設けた主桁
    嵌込凹部2を、主桁3に嵌合し、その主桁3の上部フラ
    ンジ4と前記鋼床版1のデッキプレート5とを、高力ボ
    ルト6により接合した橋梁。
  2. 【請求項2】 パネル型の鋼床版1の裏面に設けた主桁
    嵌込凹部2を、主桁3に嵌合し、その主桁3の上部フラ
    ンジ4と前記鋼床版1のデッキプレート5とを、高力ボ
    ルト6により接合し、隣接する前記鋼床版1の継手板7
    を高力ボルト8により結合した橋梁。
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