JPH0718456Y2 - 組合せ砂中子用補助砂中子 - Google Patents

組合せ砂中子用補助砂中子

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JPH0718456Y2
JPH0718456Y2 JP4752688U JP4752688U JPH0718456Y2 JP H0718456 Y2 JPH0718456 Y2 JP H0718456Y2 JP 4752688 U JP4752688 U JP 4752688U JP 4752688 U JP4752688 U JP 4752688U JP H0718456 Y2 JPH0718456 Y2 JP H0718456Y2
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auxiliary
auxiliary sand
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piston rod
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昇 宇田川
好男 磯部
正人 井元
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、組合せ砂中子において主砂中子に接合される
補助砂中子に関する。
(2) 従来の技術 この種補助砂中子は脆く、また外形が複雑な場合が多い
ため、その位置矯正、組付過程等では補助砂中子をその
外側からクランプすることは難しい。
そこで従来は、実公昭61-24350号公報に記載されている
ように、補助砂中子を、手作業にて位置決め治具を備え
たパレットに載置している。
(3) 考案が解決しようとする課題 しかしながら補助砂中子を1個宛位置決め治具に正確に
載置するには、それ相当の手数を要するため、その載置
作業は組合せ砂中子の生産能率を低下させる原因とな
る。
そこで、組合せ砂中子製造作業の完全自動化を図るため
に、補助砂中子としては、位置矯正、組付過程等におい
て直接工具にて取扱い得る構造のものが要求される。
本考案は前記要求に応じることのできる構造簡単な前記
補助砂中子を提供することを目的とする。
B.考案の構成 (1) 課題を解決するための手段 本考案は、主砂中子に接合される補助砂中子において、
接合側と反応側に存する外端面に、工具係合用凹部を画
成する突出部と、該突出部の外側面から延出する複数の
補強リブとを設けたことを特徴とする。
(2) 作用 前記構成によれば、補助砂中子の位置矯正、組付過程等
において、その凹部を利用して補助砂中子を工具により
直接取扱うことができる。
また、凹部回りは突出部および複数の補強リブにより強
化されているので、補助砂中子の取扱い時、その損傷を
防止することができる。
(3) 実施例 I.組合せ砂中子の構造 第1図(A)はエンジンのシリンダロック鋳造用組合せ
砂中子1を示し、その組合せ砂中子1は、主砂中子2
と、その主砂中子2両側の第1,第2接合端面31,32に接
合された板状第1,第2補助砂中子41,42とよりなる。第
1,第2接合端面31,32は実質的に鉛直に形成され、主砂
中子2に第1,第2補助砂中子41,42を組付ける前に、両
接合端面31,32およびそれらに重合する第1,第2補助砂
中子41,42の接合表面51,52には接着剤が塗布される。
主砂中子2は両接合端面31,32の上端部および下部に第
1,第2接合凸部61,62をそれぞれ有し、それら第1,第2
接合凸部61,62は第1,第2補助砂中子41,42の接合表面
51,52に形成された第1,第2接合凹部71,72;81,82
それぞれ嵌合し、これにより主砂中子2に対する第1,第
2補助砂中子41,42の位置決めがなされる。図示例では
第1接合凹部71,81は切欠き状に形成されている。
主砂中子2は、第1図(B)にも示すように、上部の水
ジャケット成形ブロツク2aと、中間部のバルク成形ブロ
ツク2bと、下部のボア成形ブロツク2cとを有し、それら
は接着剤を介して一体に接合されている。第1補助砂中
子41はクラッチ側空間を成形するために、また第2補助
砂中子42はウォータポンプ側空間を成形するためにそれ
ぞれ用いられる。
第1図(C)に示すように、第1補助砂中子41は、組付
状態における上下方向幅w1が左右方向幅w2よりも狭くな
るように成形されている(即ち、w1<w2)。また第1図
(D)に示すように、第2補助砂中子42は、組付状態に
おける上下方向幅w3が左右方向幅w4よりも広くなるよう
に成形されている(即ち、w3>w4)。
第1,第2補助砂中子41,42において、主砂中子2との接
合側と反対側に存する外端面91,92に、四角形の工具係
合用凹部101,102を画成する枠状突出部111,112と、各
突出部111,112の外側面から延出する複数の補強リブ12
1,122が成形されている。
このように構成すると、第1,第2補助砂中子41,42の位
置矯正および組付過程において各凹部101,102を利用し
て各補助砂中子41,42を工具により直接取扱うことがで
きる。また各凹部101,102回りは、突出部111,112およ
び複数の補強リブ121,122により強化されているので、
各補助砂中子41,42の取扱い時、それら凹部101,102
損傷を防止することができる。
II.組合せ砂中子1の構造 (A) 製造設備の概略 第2〜第4図において、組付装置Aは第1,第2補助砂中
子41,42を主砂中子2に組付けるもので、その組付装置
Aを挟んで一側に主砂中子2および組合せ砂中子1の搬
送等を行う第1系統Iが配設され、また他側に第1,第2
補助砂中子41,42の搬送等を行う第2系統IIが配設され
る。
第1系統Iは、主砂中子2を一方向に搬送する第1搬送
装置B1と、その装置B1から主砂中子2を受取って組付装
置Aに搬入する第1搬入装置C1と、その装置C1から組付
作業後の組合せ砂中子1を受取って乾燥炉13に搬入する
第2搬送装置B2と、第1搬送装置B1から第1搬入装置C1
に主砂中子2を渡し、また第1搬入装置C1から第2搬送
装置B2に組合せ砂中子1を渡す渡し装置Dとお備えてお
り、それら装置B1,B2,C1,Dは一直線状に配設される。
第2系統IIは、第1,第2補助砂中子41,42を搬送する第
3搬送装置B3と、その装置B3から両補助砂中子41,42
受取って、それらの位置を矯正する位置矯正装置Eと、
第3搬送装置B3から位置矯正装置Eに、また位置矯正装
置Eから組付装置Aに両補助砂中子41,42をそれぞれ搬
入する第2搬入装置C2とを備え、それら装置B3,E,C2
第1,第2搬送装置B1,B2の搬送方向と交差する関係に配
設される。
(B) 製造工程 第4図において、主砂中子2は接着剤を塗布された第1,
第2接合端面31,32を実質的に鉛直状態にし、且つ第2
接合端面32を搬送方向前方に向けて第1搬送装置B1によ
り搬送され、その搬送終端で一旦停止し、次いで渡し装
置Dの作動により第1搬入装置C1に渡され、そこで待機
する。
第1,第2補助砂中子41,42は、接着剤を塗布された接合
表面51,52を上向きにして第3搬送装置B3により搬送さ
れてその搬送終端で停止する。
その搬送時、第1補助砂中子41は、第2接合凹部72近傍
の下縁を搬送方向前側に位置させて搬送される。また第
2補助砂中子42は、第2接合凹部82近傍の下縁を第3搬
送装置B1の中央部に位置させると共に搬送方向に略平行
させ、且つ第1補助砂中子41に近接して搬送される。
このように第1補助砂中子41の幅狭な上下方向および第
2補助砂中子42の幅狭な左右方向をそれぞれ搬送方向に
平行させると、第3搬送装置B3の搬送方向長さを短縮す
ると共に第1,第2補助砂中子41,42の搬送量を増加する
ことができる。
第2搬入装置C2の作動により両補助砂中子41,42は位置
矯正装置Eに搬入され、そこで主砂中子2に対する位置
矯正が行われる。次いで、その装置E内で第1補助砂中
子41は、第4図鎖線示のように水平面内において第4図
時計方向に反転(90°回転)し、組付装置Aへの搬入姿
勢に変換される。即ち、第1補助砂中子41の下縁は第2
補助砂中子42の下縁に対向する。
第2搬入装置C2の作動により両補助砂中子41,42は組付
装置Aに搬入される。
組付装置Aにおいては、(i)〜(iv)に示す手順で主
砂中子2に対して両補助砂中子41,42が組付けられる。
先ず、(i)に示すように両補助砂中子41,42が、接合
表面51,52を上向きにした状態で組付装置Aに載置され
る。
次いで、(ii)に示すように両補助砂中子41,42は各第
2接合凹部72,82が下側に位置するように互に逆方向に
反転(90°回転)して、両接合表面51,52が相対向す
る。
さらに、(iii)に示すように、第1搬入装置C1の作動
により主砂中子2が両補助砂中子41,42間に搬入され、
第1,第2接合端面31,32が第1,第2補助砂中子41,42
接合表面51,52にそれぞれ対向する。
その後、(iv)に示すように両補助砂中子41,42が主砂
中子2に向け移動して第1,第2接合凸部61,62と第1,第
2接合凹部71,72;81,82の嵌合および両接合端面31
32と両接合表面51,52の重合が行われ、これにより組合
せ砂中子1が得られる。
第1搬入装置C1の作動により組合せ砂中子1は組付装置
Aより搬出され、次いで渡し装置Dの作動により第2搬
送装置B2に渡される。
組合せ砂中子1は第2搬送装置B2により乾燥炉13に搬入
され、そこで接着剤が加熱乾燥される。
前記製造作業において、第1番目の組合せ砂中子1の第
2搬送装置B2への渡し操作と、第2番目の主砂中子2の
第1搬入装置C1への渡し操作は同時に行われる。
III.製造設備の詳細 (A) 第1,第2搬送装置B1,B2 第3,第5,第6図、特に第3図に示すように、第1,第2搬
送装置B1,B2は略同一の構成を有するので、第1搬送装
置B1について説明し、第2搬送装置B2において第1搬送
装置B1と同一部分には同一符号を付す。
第5,第6図において床面14上に、複数の支柱15が立設さ
れ、それら支柱15の上端部に、一対の長尺なローラ支持
部材16が互に平行に、且つ水平に取付けられる。各ロー
ラ支持部材16は、その上面に長手方向に延びる2枚1組
の軸受板17を2組備え、各軸受板17にその長手方向と交
差する関係の回転軸18を備えた複数の円錐台駆動ゴムロ
ーラ19が支持され、一方の軸受板17の各駆動ゴムローラ
19と他方の軸受板17の各駆動ゴムローラ19の両短径側端
面は相対向する。各駆動ゴムローラ19は図示しない伝動
チエンにより第5図時計方向に回転する。
上記構成において、主砂中子2は複数の駆動ゴムローラ
19上に載置されて搬送され、その主砂中子2が第1搬入
装置C1近傍の搬送終端に達すると、各駆動ゴムローラ19
が回転を停止し、これにより主砂中子2は第1搬入装置
C1に渡されるべく待機する。
(B) 第1搬入装置C1 第2,第3,第5,第7図に示すように、床面14上に一対の支
持板20が、第1,第2搬送装置B1,B2間および位置矯正装
置E近傍にそれぞれ位置させて立設され、それら支持板
20の上端部に、組付装置Aを横切る一対のガイドロッド
21が、互に平行に、且つ第1搬送装置B1の搬送方向と交
差する関係に支持される。両ガイドロッド21の上方に平
面四角形の基台22が配設され、その基台22の下面に取付
けられた複数のスライダ23が両ガイドロッド21に摺動自
在に嵌合される。
基台22上方に平面四角形の主砂中子用載置台24が配設さ
れ、その載置台24の下面四隅に取付けられた下向きの各
ガイド筒25が基台22上面に立設された各ガイドピン26に
嵌合される。
載置台24、その上面に第1,第2搬送装置B1,B2の両軸受
板17と平行な一対の軸受板27を備えており、各軸受板27
に、駆動ゴムローラ19の回転軸18と平行な回転軸28を持
つ複数の円錐台形空転ゴムローラ29が、駆動ゴムローラ
19と同様にそれらの短径側端面を対向させて支持され
る。
基台22と載置台24との間に、その載置台24をフローティ
ング支持する弾性体としての空気入りゴム袋30が介装さ
れ、そのゴム袋30は制御器31に接続される。その制御器
31は、制御弁32と空気ポンプ33とよりなる。
基台22上面に、載置台24の下方へのフローティング量を
規制する規制部材としての複数の第1規制ピン341が立
設され、それらの各大径上端部34aが載置台24下面に衝
合し得るようになっている。また載置台24下面に、載置
台24の上方へのフローティング量を規制する規制部材と
しての複数の第2規制ピン342が下向きに取付けられ
る。各第2規制ピン342は、それが昇降し得るように基
台22を貫通し、その大径下端部34bが基台22下面に衝合
し得るようになっている。
前記構成において、ゴム袋30内の気圧を制御器31により
調節して、各第1規制ピン341の大径上端部34aを載置台
24下面より離間し、同時に各第2規制ピン342の大径下
端部34bを基台22下面より離間させれば、載置台24は
上、下方向にのみフローティング支持される。
このように載置台24を上、下方向にのみフローティング
支持する理由は、主砂中子2が3個の成形ブロック2a〜
2cを上、下方向に積層したものであるため、第1,第2接
合凸部61,62が上、下方向に位置ずれを生じている場合
を想定したからである。なお、ガイド筒25とガイドピン
26との間に所定のクリアランスを設ける等の手段を採用
して載置台24を前、後および左右方向にもフローティン
グ支持することが可能である。載置台24に、主砂中子2
用クランプ機構35が次のように設けられる。
即ち、載置台24の上面両側において、軸受板27の外側に
各一対の短い支柱36が立設され、各支柱36の上端部に小
型の下部作動シリンダ371が取付けられる。また各短い
支柱36の外側に、各一対の長い支柱38が立設され、それ
ら支柱38の上端部に支持板39が取付けられる。その支持
板39下面に、各短い支柱36上方に位置するようにブラケ
ット40が固着され、各ブラケット40に前記と同一構成の
上部作動シリンダ372が取付けられる。
各上、下部作動シリンダ371,372はゴムパッド41を持つ
進退自在の作動子42を備え、相対向する各一対の下部作
動シリンダ371の作動子42によって、主砂中子2におけ
る第1,第2接合端面31,32を挟む両側面33,34下部を把
持し、また相対向する各一対の上部作動シリンダ372
作動子42によって前記両側面33,34上部を把持するよう
になっている。これら上、下部作動シリンダ371,372
把持操作によって主砂中子2の位置決めがなされる。
両ガイドロッド21間において、それらと平行に搬入兼搬
出用作動シリンダ43が配設され、その作動シリンダ43
は、位置矯正装置E側の支持板20に固定されており、そ
のピストンロッド44先端は連結部材45を介して基台22に
連結される。
上記構成において、搬入兼搬出用作動シリンダ43のピス
トンロッド44が伸長して載置台24が第1,第2搬送装置
B1,B2間に挿入されると、載置台24は第1搬送装置B1
ら主砂中子2を受取る受取り位置に在る。
ゴム袋30内の気圧は、主砂中子2の第1,第2接合凸部
61,62と第1,第2補助砂中子41,42の第1,第2接合凹部
71,72;81,82を嵌合操作するとき以外は、制御器31に
より高圧状態に制御され、これにより載置台24が上動
し、各第2規制ピン342の大径下端部34bが基台22下面に
衝合して載置台24のフローティングは解除されている。
したがって、載置台24の受取り位置では、その各列の空
転ゴムローラ29と第1,第2搬送装置B1,B2の各列の駆動
ゴムローラ19とが一直線上に、且つ同一水平面上に配設
され、これにより第1搬送装置B1から主砂中子2を、空
転ゴムローラ29を転動させながら載置台24上に渡すこと
ができる。主砂中子2が載置台24上に渡された後、クラ
ンプ機構35により主砂中子2が把持される。
作動シリンダ43のピストンロッド44が収縮すると、基台
22が両ガイドロッド21を摺動して載置台24は、第7図鎖
線示のように組付装置A内の組付位置に保持される。
組付作業終了後、載置台24は受取り位置に再び移送され
るもので、したがってその受取り位置は組合せ砂中子1
を第2搬送装置B2に渡す渡し位置でもある。
(C) 渡し装置D 第3,第5,第6図において、第1搬送装置B1の複数の支柱
15に、その搬送方向と平行に、且つ両ローラ支持部材16
の下方に位置させて一対のガイドレール46が支持されて
おり、両ガイドレール46に台車47の複数の車輪48が係合
している。両ガイドレール46の下面側において、相対向
する支柱15間を連結する連結板49の中央部にガイドレー
ル46と平行に渡し用作動シリンダ50が取付けられ、その
ピストンロッド51先端は、台車47の第1搬入装置C1側端
部に連結部材52を介して連結される。これにより台車47
は第1搬入装置C1に接近する前進位置と、第1搬入装置
C1から離間する後退位置との間を往復動することができ
る。
台車47の上板53下面中央部に小型の昇降用作動シリンダ
54が取付けられ、その上板53を貫通するピストンロッド
55上端に、ガイドレール46と平行で、且つ両ローラ支持
部材16間に存する送出しバー56が取付けられる。その送
出しバー56の移動方向前後部下面にそれぞれガイドピン
57が突設され、各ガイドピン57は台車47の上板53下面に
取付けられたガイド筒58に摺動自在に嵌合する。
送出しバー56は、その中間部上面および第1搬入装置C1
側の先端部上面に第1および第2係合部591,592を備え
ている。第1係合部591は第1搬送装置B1の搬送終端に
存する主砂中子2を第1搬入装置C1に渡すために主砂中
子2の搬送方向後側の第1接合端面31下部に係合し、ま
た第2係合部592は、第1搬入装置C1に存する組合せ砂
中子1において、その主砂中子2の第1接合端面31下部
に係合するようになっている。
上記構成において、第1搬送装置B1により主砂中子2を
搬送終端まで搬送するときには、第5図実線示のように
台車47は後退位置に在り、したがって送出しバー56も後
退している。また送出しバー56は下降位置に在って、両
係合部591,592の上端面は第6図実線示のように各駆動
ゴムローラ19の小径部上端縁よりも下方に位置してい
る。
これにより主砂中子2は第1係合部591と干渉すること
なく搬送終端まで搬送されて待機する。
待機状態の主砂中子2を第1搬入装置C1に、また第1搬
入装置C1に存する組合せ砂中子1を第2搬入装置B2にそ
れぞれ渡すときには、昇降用作動シリンダ54の作動によ
り送出しバー56を上昇させて、第1係合部591を主砂中
子2の第1接合端面31下部に、また第2係合部592を組
合せ砂中子1における主砂中子2の第1接合端面31下部
にそれぞれ対向させる。
そして渡し用作動シリンダ50の作動により台車47、した
がって送出しバー56を前進させると、第1,第2係合部59
1,592を介して主砂中子2が第1搬入装置C1に、また組
合せ砂中子1が第2搬送装置B2にそれぞれ渡される。第
1搬入装置C1においては、送出しバー56が載置台24上
で、且つ両軸受板17間を往復動するので、送出しバー56
と他物とが干渉することはない。
(D) 第3搬送装置B3 第2,第3図において、第3搬送装置B3は、駆動軸60の両
端に存する一対の駆動スプロケット61に、一対の無端チ
エン62をそれぞれ懸回させたチエンコンベヤ式に構成さ
れる。両無端チエン62間に、第1,第2補助砂中子41,42
を載置する載置部材63が架設される。
その載置部材63は両無端チエン62間に存する基板64と、
その基板64の搬送方向前後縁に立設されて両補助砂中子
41,42を載置する一対の載置板65とよりなり、両載置板
65間には第2搬入装置C2により両補助砂中子41,42を把
持する際に用いられるフォーク挿入用空間sが画成され
る。
上記構成において、両補助砂中子41,42は、それらの接
合表面51,52を上向きにした状態で両載置板65に載置さ
れて搬送され、それら補助砂中子41,42が位置矯正装置
E近傍の搬送終端に達すると、第3搬送装置B3が作動を
停止し、これにより両補助砂中子41,42は第2搬入装置
C2に受取られるべく待機する。
前記のように両補助砂中子41,42を寝かせた状態にて搬
送すると、両補助砂中子41,42の搬送に当たって特別な
保持具を不要し、第3搬送装置B3の構造を簡素化するこ
とができる。
(E) 第2搬入装置C2 第2図に示すように、第2搬入装置C2は第1,第2搬入機
F1,F2を備え、第1搬入機F1は第1,第2補助砂中子41
42を第3搬送装置B3から位置矯正装置Eに搬入し、また
第2搬入機F2は両補助砂中子41,42を位置矯正装置Eか
ら組付装置Aに搬入する。
第1,第2搬入機F1,F2を水平移動するために、第3搬送
装置B3、位置矯正装置Eおよび組付装置Aの上方におい
て、一対の構造部材66間に一対のガイドロッド67(第9
図)が架設される。
第1,第2搬入機F1,F2は、それぞれ上部の第1,第2走行
部g1,g2と、下部の第1,第2クランプ部h1,h2とよりな
り、第1,第2走行部g1,g2は両ガイドロッド67に摺動自
在に支持される。
第2,第8図に示すように、第3搬送装置B3上方の構造部
材66下面に支持ブラケット68が取付けられ、その支持ブ
ラケット68に、ガイドロッド67と平行に水平移動用作動
シリンダ69が支持される。その作動シリンダ69のピスト
ンロッド70先端は第1走行部g1に連結部材71を介して連
結される。
第1,第2走行部g1,g2間は、長さ調節可能な一対の連結
ロッド72(第9図)を介して連結される。これら連結ロ
ッド72の長さを調節することにより、第1クランプ部h1
が第3搬送装置B3の搬送終端に位置するとき、第2クラ
ンプ部h2を位置矯正装置Eに位置させ、また第1クラン
プ部h1が位置矯正装置Eに位置するとき、第2クランプ
部h2を組付装置Aに位置させることができる。
第1走行部g1 第2,第8,第9図に示すように、基台73上面に両ガイドロ
ッド67に摺動自在に嵌合する一対のスライダ74が設けら
れ、また基台73の下面に水平移動用作動シリンダ69との
連結部材71が取付けられ、さらに基台73の下側部に両連
結ロッド72の一端が連結される。基台73の上面に昇降用
第1作動シリンダ751が立設され、そのピストンロッド7
6は基台73を貫通して下方に延び、その先端に第1クラ
ンプ部h1と連結する連結部材77の上板78が取付けられ
る。上板78の上面に、ピストンロッド76と平行な一対の
ガイドロッド79が立設され、各ガイドロッド79は基台73
の各ガイド筒80に摺動自在に嵌合される。
第1クランプ部h1が上昇位置に在るとき、その不意の下
降を防止するため、基台73と連結部材77との間に、次の
ようなロック機構81が設けられる。
即ち、上板78上面にロック板82が立設され、そのロック
板82の上端部にガイドロッド67と平行な軸線を持つ係合
孔83が形成される。
基台73に、ロック板82の上端部を遊挿させる開口部84に
形成され、基台73上面において、開口部8を挟んで一側
にロックピン85を持つ小型のロック用作動シリンダ86
が、また他側にロックピン85と係脱する係合孔87を持つ
受け部材がそれぞれ配設される。89はロックピン85をガ
イド筒で、そのガイド筒89を介して作動シリンダ86が基
台73に固定される。
第2走行部g2 第2,第10,第11図に示すように基台90の上面に、両ガイ
ドロッド67に摺動自在に嵌合する一対のスライダ90aが
設けられ、また基台90の下側部に両連結ロッド72の他端
が連結される。基台90の上面に昇降用第2作動シリンダ
752が立設され、そのピストンロッド91は基台90を貫通
して下方に延び、その先端に第2クランプ部h2と連結す
る連結板92が取付けられる。連結板92に、それを貫通す
る4本のガイドロッド93が四角形の四隅に位置するよう
に取付けられ、各ガイドロッド93は基台90の各ガイド筒
94に摺動自在に嵌合される。
第2クランプ部h2が上昇位置に在るとき、その不意の下
降を防止するため、基台90と連結板92との間に、次のよ
うなロック機構95が設けられる。
即ち、連結板9上面にロック板96が立設され、そのロッ
ク板96の上端部にガイドロッド67と平行な軸線を持つ係
合孔97が形成される。
基台90に、ロック板96の上端部を遊挿させる開口部98が
形成され、基台90上面において、開口部98を挟んで一側
にロックピン99を持つ小型のロック用作動シリンダ100
が、また他側にロックピン99と係脱する係合孔101を持
つ受け部材102がそれぞれ配設される。103はロックピン
99のガイド筒で、そのガイド筒103を介して作動シリン
ダ100が基台90に固定される。
前記,項記載の構成において、昇降用第1,第2作動
シリンダ751,752のピストンロッド76,91が収縮し、ま
た水平移動用作動シリンダ69のピストンロッド70が収縮
しているときには、第2図に示すように第1クランプ部
h1は第3搬送装置B3の搬送終端上方に、また第2クラン
プ部h2は位置矯正装置Eの上方にそれぞれ配置される。
昇降用第1作動シリンダ751のピストンロッド76が伸長
すると、第1クランプ部h1が下降してそれは両補助砂中
子41,42を第3搬送装置B3から受取る受取り位置に保持
され、また昇降用第2作動シリンダ752のピストンロッ
ド91が伸長すると、第2クランプ部h2が下降してそれは
両補助砂中子41,42を位置矯正装置Eから受取る受取り
位置に保持される。
その後、昇降用第1,第2作動シリンダ751,752により第
1,第2クランプ部h1,h2が上昇し、それらの上昇限でロ
ック板82,96の係合孔83,97、ロックピン85,99および受
け部材88,102の係合孔87,101が合致すると、ロック用作
動シリンダ86,100の作動によりロックピン85,99が両係
合孔83,97および87,101に係合して第1,第2クランプ部h
1,h2の下降が阻止される。次いで水平移動用作動シリ
ンダ69のピストンロッド70が伸長すると、第1クランプ
部h1は位置矯正装置E上方に、また第2クランプ部h2
組付装置A上方にそれぞれ配置される。
前記ロックピン85,99等によるロックが解除されて、昇
降用第1作動シリンダ751のピストンロッド76が伸長す
ると、第1クランプ部h1が下降してそれは両補助砂中子
41,42を位置矯正装置Eに渡す渡し位置に保持され、ま
た昇降用第2作動シリンダ752ピストンロッド91が伸長
すると第2クランプ部h2が下降してそれは両補助砂中子
41,42を組付装置Aに渡す渡し位置に保持される。
前記のように第1,第2クランプ部h1,h2は同時に両受取
り位置に、また同時に両渡し位置にそれぞれ移動し、し
たがって水平移動用作動シリンダ69および昇降用第1,第
2作動シリンダ751,752は両クランプ部h1,h2の移動源
を構成する。
前記構成によれば、第1,第2クランプ部h1,h2および移
動源の協働により、第3搬送装置B3および位置矯正装置
E間、ならびに位置矯正装置Eおよび組付装置A間にお
ける両補助砂中子41,42の搬送を迅速に行うことができ
る。
第1クランプ部h1 第2,第8,第9図に示すように、第1クランプ部h1は第1,
第2補助砂中子41,42を別別にクランプする第1,第2ク
ランプ構造1041,1042を備えており、それらの構成およ
び作用は略同一であるから第1補助砂中子41の搬入に用
いられる第1クランプ構造1041について詳述する。
連結部材77の4本の脚部105下端に基台106が取付けら
れ、その基台106の相対向する両側壁部間に、第3搬送
装置B3の搬送方向と交差する関係の一対のガイドロッド
107が架設される。両ガイドロッド107に、フォーク取付
板108上面の一対のスライダ109が摺動自在に嵌合され
る。基台106の一方の側壁部外面において、両ガイドロ
ッド107間に位置するようにブラケット110が突設され、
そのブラケット110にフォーク移動用作動シリンダ111が
ガイドロッド107と平行に取付けられる。作動シリンダ1
11のピストンロッド112先端はフォーク取付板108上面の
連結部材113に連結される。
フォーク取付板108の作動シリンダ111側下面にL字形フ
ォーク114が取付けられ、そのフォーク114下部の載置部
115は水平に保持される。載置部115の先端側上面に第1
補助砂中子41の凹部101に遊嵌される四角形の位置合せ
突起116が設けられる。
位置合せ突起116と対向してフォーク取付板108上面に、
押え用作動シリンダ117が立設され、そのピストンロッ
ド118はフォーク取付板108を貫通して下方に延びてい
る。ピストンロッド118下端に支持板119が取付けられ、
その支持板119上面に立設された一対のガイドロッド120
がフォーク取付板108を貫通してその上面の両ガイド筒1
21にそれぞれ摺動自在に嵌合される。
支持板119下方に、下面にゴムパッド122を有する押え板
123が配設され、その押え板123上面に突設された一対の
ガイドピン124が支持板119下面のガイド筒125および支
持板119をそれぞれ摺動自在に貫通している。各ガイド
筒125上端部と押え板123上面との間にクッションばね12
6が縮設される。
上記構成において、第1クランプ部h1の受取り位置で
は、先ずフォーク移動用作動シリンダ111のピストンロ
ッド112が収縮して、第9図2点鎖線示のようにフォー
ク114の載置部115先端が第3搬送装置B3のフォーク挿入
用空間s側方に配置される。次いで作動シリンダ111の
ピストンロッド112が伸長し、同図2点鎖線示のように
載置部115が空間s内に挿入されて位置合せ突起116が第
1補助砂中子41の凹部101に対向する。そして昇降用第
1作動シリンダ751のピストンロッド76が僅かに収縮す
ると、フォーク114が僅かに上昇し、これにより位置合
せ突起116が凹部101に遊嵌されて第1補助砂中子41が載
置部115に対し位置合せされる。
次いで押え用作動シリンダ117のピストンロッド118が伸
長してゴムパッド122を第1補助砂中子41の接合表面51
に軽く押圧するので、その補助砂中子41はゴムパッド12
2と載置部115との間に挟持される。
その後、昇降用第1作動シリンダ751のピストンロッド7
6が収縮してフォーク114が上昇し、第1補助砂中子41
各クッションばね126の弾発力によってゴムパッド122お
よび載置部115間に挟持されて位置矯正装置Eに搬入さ
れ、そこで、第1昇降用作動シリンダ751のピストンロ
ッド76の伸長、その伸長途中における押え用作動シリン
ダ117のピストンロッド118の収縮の各動作が行われて第
1補助砂中子41が位置矯正装置Eに渡される。
第2補助砂中子42の搬入に用いられる第2クランプ構造
1042は第1クランプ構造1041と同時に作動し、したがっ
て第2補助砂中子42は第1補助砂中子41と同時に位置矯
正装置Eに搬入される。
なお、第2クランプ構造1042において、第1クランプ構
造1041と同一構成部品には同一符号を付してある。
第2クランプ部h2 第2,第10,第11図に示すように、第2クランプ部h2は第
1,第2補助砂中子41,42を別々にクランプする第1,第2
クランプ構造1271,1272を備えており、それらの構成お
よび作用は略同一であるから第1補助砂中子41の搬入に
用いられる第1クランプ構造1271について詳述する。
連結板92から突出する2本のガイドロッド93の下方に、
第1クランプ構造1271の構成部材であるアーム支持板12
8が配設され、連結板92とアーム支持板128とは、四角形
の四隅に存する4本のリンク部材129を介して連結され
る。各リンク部材129は上、下端部にそれぞれボールジ
ョイント130を有し、これによりアーム支持板128は水平
面内で全方向に移動自在に第2走行部g2に吊持される。
第2クランプ部h2が位置矯正装置E上方に位置し、また
第1補助砂中子41が位置矯正、それに次ぐ反転によって
組付装置Aへの搬入姿勢に変換されている場合におい
て、第1補助砂中子41の第1接合凹部71両側上方に位置
するように、アーム支持板128下面に第1,第2ガイドブ
ロック1311,1312が取付けられ、両ガイドブロック13
11,1312の外側面側に、第1補助砂中子41の第1接合凹
部71両側に存する縁部を把持する第1,第2アーム1321
1322が支持される。
即ち、第1,第2アーム1321,1322の上端部に突設された
水平なガイドロッド1331,1332が両ガイドブロック13
11,1312に摺動自在に貫通され、また両ガイドブロック
1311,1312内側面に取付けられた小型のアーム移動用作
動シリンダ1341,1342のピストンロッド1351,1352がガ
イドロッド1331,1332と平行に両ガイドブロック1311
1312をそれぞれ貫通して各先端部が第1,第2アーム13
21,1322に連結される。
第1補助砂中子41の下縁中央部両側の上方に位置するよ
うに、アーム支持板128下面に第3,第4ガイドブロック1
313,1314が取付けられ、両ガイドブロック1313,1314
の外側面側に、第1補助砂中子41の下縁中央部両側を支
承する第3,第4アーム1323,1324が支持される。
即ち、第3,第4アーム1323,1324の上端部に突設された
水平なガイドロッド1333,1334が両ガイドブロック13
13,1314に摺動自在に貫通され、また両ガイドブロック
1313,1314内側面に取付けられた小型のアーム移動用作
動シリンダ1343,1344のピストンロッド1353,1354がガ
イドロッド1333,1334と平行に両ガイドブロック1313
1314をそれぞれ貫通して各先端部が第3,第4アーム13
23,1324に連結される。
第1〜第4アーム1321〜1324の内向き下端部に、第1補
助砂中子41に係合する鉤形ゴムパッド136がそれぞれ固
着されている。
第1補助砂中子41の接合表面51における略中央部上方に
おいてアーム支持板128上面に、押え用作動シリンダ137
が立設され、そのピストンロッド138はアーム支持板128
お貫通して下方に延びている。ピストンロッド138下端
に支持板139が取付けられ、その支持板139上面に立設さ
れた一対のガイドロッド140がアーム支持板128を貫通し
てその上面のガイド筒141に摺動自在に嵌合される。
支持板139下方に、下面にゴムパッド142を有する押え板
143が配設され、その押え板143上面に突設された一対の
ガイドピン144が支持板139下面のガイド筒145および支
持板139を摺動自在に貫通している。各ガイド筒145上端
部と押え板143上面との間にクッションばね146が縮設さ
れる。
ゴムパッド142の両側に、位置決め部材としての一対の
位置決めピン147が配設され、各位置決めピン147の上端
部がアーム支持板128下面に固着される。各位置決めピ
ン147の下端部は先細りのテーパ部147aに形成される。
各位置決めピン147に対応して、位置矯正装置Eに位置
決め部材としての位置決め筒148が設けられ、各位置決
め筒148はテーパ部147aと係脱する上向きの孔部149を有
する。
また連結板92とアーム支持板128との間に、第1補助砂
中子41の搬送過程で、第1クランプ構造1271の各リンク
部材129に起因した水平面内移動を固定する一対のロッ
ク機構150が設けられる。
各ロック機構150は、各ガイドロッド93の下端部に在っ
て下向きに開口するロック孔151と、そのロック孔151の
直下に在ってアーム支持板128上面に立設された、ロッ
クピン152を持つ小型のロック用作動シリンダ153とより
なり、その作動シリンダ153によりロックピン152をロッ
ク孔151に係脱させるようになっている。
上記構成において、昇降用第2作動シリンダ752のピス
トンロッド91が伸長して第1クランプ構造1271が下降す
ると、各位置決めピン147と各位置決め筒148との間に多
少の心ずれを生じていても、各位置決めピン147のテー
パ部147aが各位置決め筒148の孔部149に僅かでも係合し
た後は各リンク部材129を介して第1クランプ構造1271
が水平面内で移動するので、各位置決めピン147が各位
置決め筒1481に係合し、これにより第1〜第4アーム13
21〜1324を位置矯正後の第1補助砂中子41に対して正し
く位置決めすることができる。
次いで、各アーム移動用作動シリンダ1341〜1344のピス
トンロッド1351〜1354が収縮して各アーム1321〜1324
より第1補助砂中子41が把持され、また押え用作動シリ
ンダ137のピストンロッド138が伸長してゴムパッド142
を第1補助砂中子41の接合表面51に軽く押圧するので、
その砂中子41は位置矯正状態のまゝゴムパッド142と第
1〜第4アーム1321〜1324との間に挟持される。その後
昇降用第2作動シリンダ752のピストンロッド91が収縮
して第1〜第4アーム1321〜1324が上昇して、第1補助
砂中子41は各クッションばね146の弾発力によってゴム
パッド142および第1〜第4アーム1321〜1324に挟持さ
れて組付装置Aに搬入される。
各位置決めピン147が各位置決め筒148より離脱した後、
各ロック機構150のロック用作動シリンダ153によりロッ
クピン12が伸長してロック孔151に係合するので、第1
クランプ構造1271の水平面内移動が阻止され、これによ
り第1補助砂中子41の搬送作業の安全性を確保すること
ができる。
組付装置Aには、後述するように各位置決めピン147に
対応して前記同様に位置決め部材が設けられ、各ロック
機構150の解除後各位置決めピン147が各位置決め部材の
孔部に係合して、第1補助砂中子41が位置矯正状態のま
ゝ組付装置Aに渡される。
第2補助砂中子42の搬入に用いられる第2クランプ構造
1272は第1クランプ構造1271と同時に作動して、したが
って第2補助砂中子42は第1補助砂中子41と同時に組付
装置Aに搬入される。
第2クランプ構造1272は、第3,第4アーム1323,1324
よびその移動系を持たないことを除いて第1クランプ構
造1271と略同一の構成を有するので、第1クランプ構造
1271と同一構造部品には同一符号を付してある。
(F) 位置矯正装置E 第2,第3,第12〜第16図に示すように、床面14に4本の支
柱154が四角形の四隅に位置するように立設され、それ
ら支柱154の上端に第1,第2補助砂中子41,42を載置す
る載置台155が支持される。
第14図に明示するように載置台155は、第1補助砂中子4
1を載置する位置に円形窓156を、また第2補助砂中子42
を載置する位置に角形窓157をそれぞれ有する。両窓15
6,157の両側において、載置台155上面にそれぞれ前記位
置決め筒148が立設される。
載置台155上面において、円形窓156の周囲に第2搬送装
置C2から第1補助砂中子41を受けてそれを載置する複数
の第1支持脚1581と、反転後の第1補助砂中子41を載置
する複数の第2支持脚1582が立設される。図示例では両
支持脚1581,1582のうち或るものは第1補助砂中子41
両状態において共用されている。また角形窓157の周囲
に第2補助砂中子42を載置する複数の支持脚159が立設
される。
各第1,第2支持脚1581,1582および各支持脚159の配設
位置は、第2搬入装置C2の両フォーク114、第1〜第4
アーム1321〜1324と干渉しないように設定される。
第12,第13図に明示するように両窓156,157の下方に第1,
第2補助砂中子41,42の位置矯正を行う第1,第2位置矯
正部1601,1602が配設される。第1位置矯正部1601は、
各支柱154の上下方向中間部に支持された基台161に設置
され、また第2位置矯正部1602は基台161上面に立設さ
れた支持フレーム162に設置される。
両部1601,1602の構成および作用は第1位置矯正部1601
が第1補助砂中子41を水平面内で90°回転させる反転機
構を備えている点を除いて略同一であるから、以下第1
位置矯正部1601について詳述する。
基台161にピストンロッド163を上向きにした昇降用作動
シリンダ164が取付けられ、そのピストンロッド164先端
にフレーム部材165の底板166が連結される。底板166の
下面に一対のガイドロッド167が突設され、各ガイドロ
ッド167は基台161の各ガイド筒168に摺動自在に嵌合さ
れる。
底板166上面に反転用回転源としてのロータリアクチュ
エータ169が配設され、その上向きの駆動軸170は継手17
1を介して回転軸172に連結される。回転軸172はフレー
ム部材165上端の支持筒173を貫通すると共にその支持筒
173に複数の軸受174を介して回転可能に支持される。前
記ロータリアクチュエータ169、継手171、回転軸172、
支持筒173等は反転機構175を構成する。
回転軸172の上端に円形の基板176が水平に取付けられ、
その基板176上面に次のように位置矯正機構177が配設さ
れる。
第14〜第16図に明示するように基板176上面に一対の支
持ブロック178を有するブロック台179が固定され、それ
ら支持ブロック178に第1,第2矯正爪1801,1802の下端
部が支持ピン181を介してそれぞれ摺動自在に支持さ
れ、両矯正爪1801,1802の対向面側中間部に、外周面の
一部を対向面から露出させたローラ182が支持ピン183を
介して支持される。両支持ブロック178の対向面間に矯
正爪開き用作動シリンダ184がそのピストンロッド185を
上向きにして配設され、ピストンロッド185先端には大
径側の端面を下向きにした円錐台形作動子186が取付け
られる。上下の支持ピン181,183間において、両矯正爪1
801,1802に環状をなす矯正爪閉じ用ばね187が装着さ
れ、そのばね187の収縮力によって両ローラ182が作動子
186のテーパ面186aに当接する。
したがって、前記矯正爪開き用作動シリンダ184および
作動子186は、矯正閉じ用ばね187のばね力に抗して両矯
正爪1801,1802を互に離間する方向に移動させる作動部
材を構成する。
両矯正爪1801,1802は、その先端に、第1補助砂中子41
の凹部101に係脱する係合端部1881,1882を有し、両係
合端部1881,1882は、第1補助砂中子41の凹部101にお
いて、対角位置に存する隣接二内側面a1,b1;a2,b2
当接する一対の傾斜面1891,1892をそれぞれ備えてい
る。
基台176上面に複数の支持脚190が立設され、各支持脚19
0は第1補助砂中子41の位置矯正時、窓156より突出して
その補助砂中子41を支持する。
上記構成において、第1補助砂中子41は、第2搬入装置
C2により第14図に一点鎖線で示すように、下縁を組付装
置Aに向けて各第1支持脚1581に渡される。
この渡し時、位置矯正機構177は窓156の下方に在り、ま
た矯正爪開き用作動シリンダ184のピストンロッド185の
収縮により作動子186が下降位置に在って、両矯正爪180
1,1802が矯正爪閉じ用ばね187の収縮力で互に接近する
方向に移動すると共に両ローラ182が作動子186のテーパ
面186a小径側に当接している。さらに第15図に明示する
ように、ロータリアクチュエータ169の作動で、位置矯
正機構177が水平面内で回転して、両係合端部1881,188
2が第1補助砂中子41における凹部101の隣接二内側面
a1,b1;a2,b2により画成される両隅角部c1,c2下方に
それぞれ位置する。
昇降用作動シリンダ164のピストンロッド163が伸長する
と、第16図に示すように位置矯正機構177が上昇して両
矯正爪1801,1802の係合端部1881,1882が第1補助砂中
子41の凹部101に遊挿され、また各支持脚190の上端面が
第1補助砂中子41の外端面91に当接して、その砂中子41
は各第1支持脚1581より持上げられる。
矯正爪開き用作動シリンダ184のピストンロッド185の伸
長により作動子186が上昇するので、両矯正爪1801,180
2が矯正爪閉じ用ばね187の収縮力に抗して互に離間する
方向に移動し、両係合端部1881,1882が凹部101の対角
位置に存する隣接二内側面a1,b1;a2,b2にそれぞれ係
合する。
これにより第1補助砂中子41の縦および横方向の位置矯
正を一対の第1,第2矯正爪1801,1802により自動的に、
且つ正確に行うことができる。この場合凹部101回りは
枠状突出部111により補強されているので凹部101が両矯
正爪1801,1802との係合によって損傷することがない。
位置矯正後、ロータリアクチュエータ184の作動により
位置矯正機構177が第14図時計方向に90°回転し、これ
により第1補助砂中子41が同図二点鎖線示のように水平
面内で反転して組付装置Aへの搬入姿勢に変換される。
位置矯正機構177の矯正爪開き用作動シリンダ184のピス
トンロッド185の収縮により作動子186が下降するので、
両矯正爪1801,1802が矯正爪閉じ用ばね187の収縮力で
互に近接する方向に移動して凹部101の内側面a1,b1;a
2,b2より離間する。そして昇降用作動シリンダ164のピ
ストンロッド163が収縮することにより位置矯正機構177
が下降して第1補助砂中子41が各第2支持脚1582に載置
される。
第2位置矯正部1602において、第1位置矯正部1601と同
一構成部分には同一符号を付してある。たゞし、第2位
置矯正部1602は前記のように反転機構175を備えておら
ず、したがって昇降用作動シリンダ164のピストンロッ
ド163は八角形状基板176に連結される。
前記のように第1,第2補助砂中子41,42の四角形凹部10
1,102における対角位置にてそれら補助砂中子41,42
位置矯正を行うと、第1、第2位置矯正部1601,1602
おける矯正爪1801,1802の数は各一対のみでよく、した
がって装置の構造を単純化してその製造コストを安価に
することができる。
さらに第1,第2補助砂中子41,42には四角形の凹部1
01,102を画成する突出部111,112という単純形状の位
置矯正部を設けるだけであり、それは容易に成形し得る
ので、両補助砂中子41,42の成形上端の負担を極力抑制
することができる。
(G) 組付装置A 第2,第3,第17〜第19図に示すように、第1搬入装置C1
両ガイドロッド21の両側において、それらガイドロッド
21と平行に一対の外側支持板191が床面14に立設され、
また両外側支持板191間において、上部に二股状支持部1
92aを有する中間支持板192が床面14に立設される。中間
支持板192の二股状支持部192aおよび下部の平板部192b
を貫通して両外側支持板191間に、上部に2本、下部に
1本のガイドロッド193が倒立2等辺三角形の各頂点に
位置するように架設される。
それらガイドロッド193に第1,第2補助砂中子41,42
主砂中子2に組付ける第1,第2組付部1941,1942が支持
される。両部1941,1942は略同一の構成および作用を有
するので、第1補助砂中子41の組付けに用いられる第1
組付部1941について詳述する。
第19図に明示するように支持部材195は、相対向する一
対の第1,第2支柱1961,1962と、それらの下端を連結す
る連結板197とよりU字形に形成される。連結板197には
それを貫通するように3個のスライダ198が取付けら
れ、各スライダ198は各ガイドロッド193に摺動自在に嵌
合される。これにより両支柱1961,1962は上部の両ガイ
ドロッド193上方に位置する。
両支柱1961,1962の上端部間に回転軸199が複数の軸受2
00を介して支持され、その回転軸199の一端は第1支柱1
961を貫通して突出している。
第1補助砂中子41を載置する載置台201は、その一側に
一対の取付筒202を備えており、両取付筒202が回転軸19
9にキー203を介して回転不能に嵌合される。回転軸199
の突出部199aには外端側にスプライン204が、その内側
に雄ねじ205がそれぞれ形成され、その雄ねじ205に回転
軸抜止め用ナット206が螺着される。
回転軸199の突出部199a下方において、ピストンロッド2
07を上向きにした反転用作動シリンダ208が配設され、
その作動シリンダ208の下端部は支持部材195の支持ブラ
ケット209に連結ピン210を介して枢着される。またピス
トンロッド207先端に連動リンク211の一端部が連結ピン
212を介して枢着され、その連動リンク211の他端部に在
って、内周面にスプライン213を有する連結筒214が突出
部199aのスプライン204に嵌合される。
第17図において作動シリンダ208のピストンロッド207が
収縮しているときには、載置台201は、第2搬入装置C2
から第1補助砂中子41を受ける実線示の水平位置に在
り、またピストンロッド207が伸長すると、載置台201
は、垂直面内で時計方向に90°回転して第1補助砂中子
41を組付ける鎖線示の反転位置に至る。したがって作動
シリンダ208、連動リンク211および回転軸199等は、載
置台201の反転機構214を構成する。
第17,第19図において、反転機構214側に存する一方の取
付筒202外周面にロック板215が固着され、そのロック板
215に回転軸199と平行な軸線を持つ第1,第2係合孔21
61,2162が、回転軸199を中心とする同一円周上に形成
される。ロック板215に近接する第1支柱1961の上端部
外側面に、小型のロック用作動シリンダ217が取付けら
れ、その作動シリンダ217は回転軸199と平行なロックピ
ン218を備え、そのロックピン218は第1支柱1961のガイ
ド孔219を貫通するようになっている。
載置台201の水平位置では、ロックピン218が第1係合孔
2161に係合し、また載置台201の反転位置ではロックピ
ン218が第2係合孔2162に係合する。これにより載置台2
01を水平および反転位置にそれぞれ確実に保持すること
ができる。
第17,第19図に明示するように支持部材195の連結板197
内面側において、上部の両ガイドロッド193間および二
股状支持部192a間に存する空間の投影面内に位置させて
両ガイドロッド193と平行に組付用作動シリンダ220が取
付けられ、そのピストンロッド221は連結板197を貫通し
てそれに接近する一方の外側支持板191内面に連結され
る。
また中間支持板192において、その平板部192bの連結板1
97との対向面に、一対のストッパ部材222がガイドロッ
ド193と平行に突設され、連結板197が両ストッパ部材22
2に衝合することにより支持部材195、したがって反転後
の第1補助砂中子41の第2組付部1942側への移動量が規
制される。
第3,第18図において、載置台201の水平位置において、
その上面両側部に、第2搬入装置C2の第1クランプ構造
1271に備えられた一対の位置決めピン147に対応して一
対の位置決め部材223が配設され、各位置決め部材223は
位置決めピン147のテーパ部147aと係脱する孔部224を有
する。また各位置決め部材223は載置台201が反転したと
き、両支柱1961,1961に干渉しないように逃げ225を有
する。
載置台201の上面において、両位置決め部材223間に、第
2搬入装置C2から第1補助砂中子41を受けてそれを載置
する一対の支持脚226が配設される。
第3,第17〜第22図に明示するように載置台201に、保持
機構を構成すべく、第1補助砂中子41の凹部101をその
内側から掴むチャック機構227と、第1補助砂中子41
上、下部(組立状態における)を把持するクランプ機構
228とが備えられている。この場合、チャック機構227が
先に作動して第1補助砂中子41を掴み、次いでクランプ
機構228が作動して第1補助砂中子41を把持するように
なっている。
チャック機構227は次のように構成される。
第3,第20,第21図に明示するように、両支持脚226の間に
おいて、載置台201上面に箱形押込み部材229が配設さ
れ、その押込み部材229の四角形の環状押圧面230は両支
持脚226と協働して第1補助砂中子41を載置すべく、そ
の被押圧面としての突出部111端面に当接する。押込み
部材229の底壁231中央部下方において、載置台201下面
に押込み用作動シリンダ232が取付けられ、そのピスト
ンロッド233先端は載置台201の貫通孔234内で底壁231の
ボス部235に連結される。底壁231両側に存するフランジ
部236にピストンロッド233と平行な一対のガイドロッド
237が取付けられ、各ガイドロッド237は載置台201の各
ガイド筒238に摺動自在に嵌合される。
押込み部材229の一対の対向側壁239間に、一対の支持軸
204が平行に架設され、両支持軸240に一対のチャック爪
241の下端部が揺動自在に支持されている。両チャック
爪241はそれらの下端部に内方へ突出する連結部241aを
有する。両チャック爪241間において、底壁231にチャッ
ク用作動シリンダ242が配設され、そのピストンロッド2
43先端に取付けられた作動板244と両連結部241aとがそ
れぞれ一対の連結ピン245,246および一対のリンク247を
介して連結される。
クランプ機構228は次のように構成される。第3,第17,第
19図に明示するように、載置台201の上面において、回
転軸199近傍の回転端側に支持ブラケット248が立設さ
れ、その支持ブラケット248外面に、ピストンロッド249
を載置台201上面側に位置させた第1作動シリンダ2501
ガ取付けられる。ピストンロッド249先端に、第1補助
砂中子41の第1接合凹部71および上端面に係脱する鉤形
ゴムパッド251を備えた第1アーム2521が取付けられ、
第1アーム2521の一対のガイドロッド253は支持ブラケ
ット248の一対のガイド筒254に摺動自在に貫通してい
る。
載置台201下面の回転端側に支持ブラケット255が下向き
に固着され、その支持ブラケット255内面に、ピストン
ロッド256を載置台201下面に位置させた第2作動シリン
ダ2502が取付けられる。ピストンロッド256先端に連結
板257を介して一対のガイドロッド258が取付けられ、そ
のガイドロッド258は載置台201下面の一対のガイド筒25
9を摺動自在に貫通している。載置台201の自由端側に、
第1補助砂中子41の下端面および外端面に係脱する鉤形
ゴムパッド260を備えた第2アーム2522が配設され、そ
の第2アーム2522は両ガイドロッド258に連結される。
前記組付用作動シリンダ220、各ガイドロッド193、押込
み部材229、押込み用作動シリンダ232、ガイドロッド23
7等は第1補助砂中子41を主砂中子2に向けて移動させ
るために用いられ、したがってこれら部材は移動機構L
を構成する。
第2補助砂中子42の組付けに用いられる第2組付部1942
において、第1組付部1941と同一構成部分には同一符号
を付してある。たゞし、載置台201の反転方向および支
持部材195の移動方向は第1組付部1941と逆である。
上記構成において、第2搬入装置C2により第1,第2補助
砂中子41,42を組付装置Aに搬入するときには、第17図
実線示のように両載置台201は水平位置に在ってロック
ピン218がロック板215の第1係合孔2161に係合してい
る。
第2搬入装置C2における昇降用第2作動シリンダ752
ピストンロッド91が伸長し、その伸長途中で第1,第2ク
ランプ構造1271,1272の押え用作動シリンダ137のピス
トンロッド138が収縮してゴムパッド142が第1,第2補助
砂中子41,42より離間する。
そして各一対の位置決めピン147が両載置台201に存する
各一対の位置決め部材223の孔部224に係合して第1,第2
補助砂中子41,42の位置決めがなされる。この場合、位
置決めピン147が位置決め部材223の孔部224に対して多
少の心ずれを生じているときには、各リンク部材129を
介して第1,第2クランプ構造1271,1272が水平面内で移
動して前記心ずれを吸収する。
その後、第18図に示すように両補助砂中子41,42は両載
置台201の各支持脚226および押込み部材229に位置矯正
状態のまゝ載置され、次いで第1〜第4アーム1321〜13
24による把持が解除される。この状態にて各チャック機
構227のチャック爪241先端は第1,第2補助砂中子41,42
の凹部101,102内に配設される。
第21図に示すように、各チャック用作動シリンダ242の
ピストンロッド243が伸長し、両チャック爪241が外方に
向け揺動して各チャック爪241が第1,第2補助砂中子
41,42の凹部101,102内側面に係合し、これにより第1,
第2補助砂中子41,42の凹部101,102が各チャック機構
227により掴まれる。
各クランプ機構228における第1作動シリンダ2501のピ
ストンロッド249が伸長し、また第2作動シリンダ2502
のピストンロッド256が収縮して、第1,第2アーム25
21,2522により第1,第2補助砂中子41,42の上、下部が
把持される。
各ロックピン218が各ロック板215の第1係合孔2161より
離脱し、次いで各反転機構214における反転用作動シリ
ンダ208のピストンロッド207が伸長して第1補助砂中子
41を保持する載置台201が第17図時計方向に、また第2
補助砂中子42を保持する載置台201が第17図反時計方向
にそれぞれ90°回転して第22図に示す反転位置に至り、
その位置はロックピン218がロック板215の第2係合孔21
62に係合することにより保持される。
このように第1,第2補助砂中子41,42が反転した後、両
補助砂中子41,42間に第1搬入装置C1により主砂中子2
が搬入される。これにより両補助砂中子41,42は主砂中
子2に対し位置決めされ、両補助砂中子41,42の接合表
面51,52が主砂中子2の第1,第2接合端面31,32に対向
する。
第23図(A)に示すように各組付用作動シリンダ220の
ピストンロッド221が伸長して各支持部材195が両ストッ
パ部材222に衝合する。これにより第1,第2補助砂中子4
1,42が主砂中子2に向け移動して、両補助砂中子41,4
2の第1,第2接合凹部71,72;81,82が主砂中子2の両
第1,第2接合凸部61,62に近接する。
このように、両接合凹部71,72;81,82と両接合凸部
61,62とを一旦近接状態に保つと、それら接合凹部71
72;81,82および接合凸部61,62間に位置ずれを生じて
いた場合、直接的に嵌合することによる接合凹部71
72;81,82および接合凸部61,62の損傷を回避すること
ができる。
第23図(B)に示すように、制御器31によりゴム袋30内
の気圧を減少させて主砂中子用載置台24を上、下方向に
フローティング状態に支持し、また主砂中子2のクラン
プ機構35および両補助砂中子41,42の各クランプ機構22
8によるそれら砂中子2,41,42に対する把持を解除した
後、各押込み用作動シリンダ232のピストンロッド233を
伸長して第1,第2補助砂中子41,42を主砂中子2に向け
再び僅か移動し、両補助砂中子41,42の第1,第2接合凹
部71,72;81,82の内縁に第1,第2接合凸部61,62の先
端を係合する。
このように主砂中子2をフローティング状態に支持する
と、両接合凹部71,72;81,82および両接合凸部61,62
間の多少の上、下方向の位置ずれを生じていてもそれを
吸収して両接合凹部71,72;81,82と両接合凸部61,62
とを正確に係合させることができる。
第23図(C)に示すように、第1,第2補助砂中子41,42
に対する各チャック機構227の掴みを解除した後、各押
込み用作動シリンダ232のピストンロッド233を伸長して
各押込み部材229の押圧面230により各突出部111,112
面全体を押圧して両接合凹部71,72;81,82と両接合凸
部61,62とを完全嵌合すると共に主砂中子2の第1,第2
接合端面31,32と第1,第2補助砂中子41,42の接合表面
51,52とを重合する。
このように両補助砂中子41,42に対する各チャック機構
227の拘束を解除して両補助砂中子41,42の突出部111
112端面全体を押圧すると、局部的に押圧するとに起因
した両補助砂中子41,42の損傷を回避しつゝ両接合凹部
71,72;81,82と両接合凸部61,62とを確実に完全嵌合
することができる。
以上の各工程を経て、主砂中子2に第1,第2補助砂中子
41,42を組付けた組合せ砂中子1を得ることができる。
第1搬入装置C1のクランプ機構35は、組合せ砂中子1を
組付装置Aより搬出する際その組合せ砂中子1を把持し
て搬出中における組合せ砂中子1の移動を防止するよう
になっている。
C.考案の効果 本考案によれば、工具による取扱いが可能で、組合せ砂
中子の自動製造設備に最適な補助砂中子を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)〜(D)は組合せ砂中子等を示し、第1図
(A)は組合せ砂中子の要部破断側面図、第1図(B)
は主砂中子を示す第1図(A)のb−b矢視図、第1図
(C)は第1補助砂中子を示す第1図(A)のc矢視
図、第1図(D)は第2補助砂中子を示す第1図(A)
のd矢視図、 第2,第3図は組合せ砂中子の製造設備を示し、第2図は
全体の正面図、第3図は第2図3−3矢視図、 第4図は組合せ砂中子の製造工程を示す説明図で第3図
に対応し、 第5ないし第7図は第1,第2搬送装置、第1搬入装置お
よび渡し装置を示し、第5図は第2図5−5線断面図、
第6図は第5図6−6線断面図、第7図は第3図7−7
線断面図、 第8,第9図は第2搬入装置における第1走行部および第
1クランプ部を示し、第8図は要部を破断した第2図の
部分拡大図、第9図は第2,第8図9−9線断面図、 第10,第11図は第2搬入装置における第2走行部および
第2クランプ部を示し、第10図は要部を破断した第2図
の部分拡大図で第11図10−10線矢視図に対応し、第11図
は第2,第10図11−11矢視図、 第12ないし第16図は位置矯正装置を示し、第12図は要部
を破断した第2図の部分拡大図、第13図は第2,第12図13
−13線断面図、第14図は第12図14矢視図、第15図は第14
図の部分拡大図、第16図は第15図16矢視図、 第17ないし第21図は組付装置を示し、第17図は要部を破
断した第2図17−17矢視図、第18図は第17図18−18線断
面図、第19図は載置台反転後の第17図19矢視図、第20図
は第17図20矢視図、第21図は第20図21−21線断面図、 第22,第23図は組付工程説明図 である。 1……組合せ砂中子、2……主砂中子、41,42……第1,
第2補助砂中子、91,92……外端面、101,102……工具
係合用凹部、111,112……突出部、121,122……補強リ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主砂中子に接合される補助砂中子におい
    て、接合側と反対側に存する外端面に、工具係合用凹部
    を画成する突出部と、該突出部の外側面から延出する複
    数の補強リブとを設けたことを特徴とする組合せ砂中子
    用補助砂中子。
JP4752688U 1988-04-08 1988-04-08 組合せ砂中子用補助砂中子 Expired - Lifetime JPH0718456Y2 (ja)

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