JPH0718431U - フライバックトランス - Google Patents

フライバックトランス

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JPH0718431U
JPH0718431U JP5442693U JP5442693U JPH0718431U JP H0718431 U JPH0718431 U JP H0718431U JP 5442693 U JP5442693 U JP 5442693U JP 5442693 U JP5442693 U JP 5442693U JP H0718431 U JPH0718431 U JP H0718431U
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flyback transformer
transformer
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克紀 最上
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 材料コストが低廉で、かつ、小型のコアに
て、フライバックトランスの発熱を低減する。 【構成】 トランスコイル5のコア挿入孔10に挿入され
ているコア1の挿入磁路部分Aを、トランスコイル5の
外側にあるコア1の外側磁路部分Bよりも、コアロスの
小さい良質の材料で形成する。フライバックトランスの
駆動とともに、トランスコイル5やコア1が発熱して
も、挿入磁路部分Aの温度上昇は、外側磁路部分Bのそ
れとほぼ同程度に小さく抑えられる。良質のコア材料に
てコア1全体を形成するものよりも、コアの材料コスト
が低減される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、テレビジョン受像機やディスプレイ装置に使用されるフライバック トランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5には、従来のフライバックトランスの断面構成が示されている。同図にお いて、フライバックトランスは、低圧コイル2と高圧コイル3とよりなるトラン スコイル5のコア挿通孔10に、UU型のコア1を挿通し、この状態でケース4に 収容して、エポキシ等の注形樹脂6によって埋設したものである。前記コア1は 、2個のU字型コア7と8を、各磁脚7a,7bと8a,8bとが対向するよう 配設しており、各磁脚7a,7bと8a,8bの間には、コイルのインダクタン ス調整用のギャップ部材9a,9bが介設されている。U字型コア7と8とから なるコア1全体は、同一のコア材料で形成されている。
【0003】 このコア1は、トランスコイル5のコア挿通孔10に挿入されている挿入磁路部 分Aと、トランスコイル5の外側に張り出している外側磁路部分Bとで閉磁路を 形成している。
【0004】 上記構成のフライバックトランスにおいて、フライバックトランスが駆動する と、トランスコイル5やコア1が発熱するが、このとき、トランスコイル5の内 部に挿通されているコア1の挿入磁路部分Aは、トランスコイル5より外側にあ る外側磁路部分Bよりも放熱しにくいため、熱が籠りがちになる。したがって、 図4のグラフに示すように、外側磁路部分Bより挿入磁路部分Aの方が、温度上 昇が激しく、結局、フライバックトランス全体の発熱が大きくなる。
【0005】 このフライバックトランスの発熱を低減するために、コア1の温度上昇を小さ く抑えることが必要となるが、その場合の第1の方策として、コア径を太くした り、あるいは、コア1をコアロスの小さな良質のコア材料にて形成することによ って、コア1の温度上昇を抑制している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、第1の方策の場合のようにコア径を太くした場合には、コア1 の温度上昇は小さく抑えられるが、コア全体が大型・重量化し、その結果、フラ イバックトランスも大型・重量化するという問題があった。
【0007】 また、第2の方策の場合のように、良質のコア材料でコア1を形成すると、こ の場合にも、コアの温度上昇は小さく抑えられるが、良質のコア材料は高コスト なため、コア1の材料コストが高くなるという問題を生じた。
【0008】 本考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、低コ ストで、かつ、小型のコアにて、コアの温度上昇を抑制するようにしたフライバ ックトランスを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、次のように構成されている。すなわち、 本考案は、トランスコイルのコア挿通孔にコアが挿通され、このコアは前記コア 挿通孔に挿入されている挿入磁路部分と、トランスコイルの外側に張り出してい る外側磁路部分とで閉磁路を形成しているフライバックトランスにおいて、前記 コアの挿入磁路部分を外側磁路部分よりもコアロスの小さい材料で形成したこと を特徴として構成されている。
【0010】
【作用】
フライバックトランスが駆動すると、トランスコイルやコアは発熱するが、ト ランスコイルの内側にあるコアの挿入磁路部分は、外側磁路部分よりもコアロス の小さい良質の材料で形成しているので、放熱しにくい挿入磁路部分の温度上昇 は小さく抑えられ、コアの外側磁路部分の温度上昇と同程度にすることができる 。その結果、フライバックトランスの発熱が抑制されることになる。
【0011】 高コストの良質の材料を挿入磁路部分のみに用いるので、コアを低コストに提 供でき、コア径を太くする必要もないので、コアを小型にでき、フライバックト ランスを小型にできる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案に係るフライバックトランスの実施例を図面に基づいて説明する 。なお、本実施例の説明において、従来例と同一の名称部分には同一符号を付し 、その重複説明は省略する。
【0013】 図1には、本考案に係るフライバックトランスの第1の実施例の部分構成が示 されている。この実施例が従来例と異なるところは、従来例では、コア1を全部 同一のコア材料で形成したが、この実施例では、UU型コア1の挿入磁路部分A 、つまり、U字コア7,8の磁脚7b,8bに相当する斜線部分は、外側磁路部 分Bよりも、コアロスの小さな良質のコア材料を用いて形成したことである。そ の他の構成は前記従来例と同様である。
【0014】 本実施例では、挿入磁路部分Aを5.0 mw/gのコア材料で形成し、外側磁路 部分Bをこれよりもコアロスの大きな7.5 mw/gのコア材料で形成している。
【0015】 上記構成の本実施例では、トランスコイル5の内部にあって、放熱しにくい状 態にあるコア1の挿入磁路部分Aを、コアロスの小さなコア材料を用いて形成し ているため、フライバックトランスの駆動によりトランスコイル5とコア1が発 熱しても、図3のグラフに示すように、挿入磁路部分Aの温度上昇を小さく抑え ることができ、コアロスの大きなコア材料で形成した外側磁路部分Bと同程度の 温度上昇の態様にすることができる。このように、挿入磁路部分Aの温度上昇が 、従来例ように大きくならないので、フライバックトランスの発熱が小さく抑え られる。
【0016】 この実施例によれば、コア径を太く形成する必要はないので、第1の方策に比 べてコアを小型かつ軽量に形成でき、フライバックトランスを小型かつ軽量にす ることができる。
【0017】 また、良質であるが高コストなコア材料を、第2の方策のようにコア全体に用 いず、コアの一部分である挿入磁路部分Aのみに使用しているため、コアの材料 コストを低減できる。
【0018】 さらに、コア1の挿入磁路部分Aと外側磁路部分Bを形成するコア材料のコア ロスの大小を組み合わせることによって、フライバックトランスの駆動周波数に 応じたコア1を適宜に提供できる。すなわち、フライバックトランスの駆動周波 数が高くなるほど、トランスコイル5やコア1の発熱は高くなるので、フライバ ックトランスの発熱を低減するには、駆動周波数が高くなるほど、コア1の材料 をコアロスの小さいものにする必要がある。
【0019】 例えば、コア材料をコアロスが小さいX品、コアロスの中程度であるY品、コ アロスのやや大きいZ品と用意した場合には、駆動周波数が高いときには、挿入 磁路部分AをX品にて、また、外側磁路部分BをY品にて構成し、さらに、駆動 周波数が中程度のときには、挿入磁路部分AをY品にて、また、外側磁路部分B をZ品にて構成する等によって、それぞれの駆動周波数に応じた好適なコアを提 供できる。
【0020】 図2には、本考案に係る第2の実施例の部分構成が示されている。前記第1の 実施例では、コア1はU字型コア7と8からなるUU型コアを用いたが、この実 施例では、U字型コア12とI字型コア11とからなるUI型コアを用いている。こ のUI字型コアの挿入磁路部分A、つまり、U字型コア12の磁脚12b部分を、外 側磁路部分Bよりもコアロスの小さなコア材料を用いて形成している。
【0021】 この実施例の場合も、コア1の挿入磁路部分Aのみを良質のコア材料を用いて いるので、コア1のコストが低廉に、また、コア1が小型となる等、前記第1の 実施例同様の効果を奏する。
【0022】 なお、本考案は上記実施例に限定されることはなく、様々な実施の態様を採り 得る。例えば、上記各実施例では、コア材料は挿入磁路部分Aのものと、外側磁 路部分Bのものとの2種類を用いたが、3種類以上のコア材料を用いてコアを配 分形成し、コアの温度上昇を効果的に抑制するようにしてもよい。
【0023】
【考案の効果】
本考案は、放熱しにくいコアの挿入磁路部分を、放熱しやすいコアの外側磁路 部分よりもコアロスの小さい材料で形成しているので、フライバックトランスの 駆動によるトランスコイルやコアの発熱があっても、コアの挿入磁路部分の温度 上昇は、外側磁路部分のそれと同程度に小さく抑えられ、フライバックトランス 全体の発熱を低減できる。
【0024】 また、本考案は、コア径を太くする必要がないので、コア径を太くすることに よってコアの温度上昇の抑制を図るものに比べて、コアは小型・軽量化され、フ ライバックトランスが小型・軽量化される。
【0025】 さらに、本考案は、挿入磁路部分を外側磁路部分よりもコアロスの小さい良質 のコア材料にて形成するので、コア全体を良質のコア材料にて形成して温度上昇 の抑制を図るものに比べて、コアのコストを低廉できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るフライバックトランスの第1の実
施例を示す部分構成図である。
【図2】本考案に係る第2の実施例を示す部分構成図で
ある。
【図3】図1および図2に示す各実施例におけるコア部
分の温度上昇の態様を示すグラフである。
【図4】従来例におけるコア部分の温度上昇の態様を示
すグラフである。
【図5】フライバックトランスの従来例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 コア 5 トランスコイル A 挿入磁路部分 B 外側磁路部分

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスコイルのコア挿通孔にコアが挿
    通され、このコアは前記コア挿通孔に挿入されている挿
    入磁路部分と、トランスコイルの外側に張り出している
    外側磁路部分とで閉磁路を形成しているフライバックト
    ランスにおいて、前記コアの挿入磁路部分を外側磁路部
    分よりもコアロスの小さい材料で形成したことを特徴と
    するフライバックトランス。
JP1993054426U 1993-09-13 1993-09-13 フライバックトランス Expired - Fee Related JP2600000Y2 (ja)

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JPH0718431U true JPH0718431U (ja) 1995-03-31
JP2600000Y2 JP2600000Y2 (ja) 1999-09-27

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55107379U (ja) * 1979-01-23 1980-07-26
JPS5661382U (ja) * 1980-07-07 1981-05-25

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JPS55107379U (ja) * 1979-01-23 1980-07-26
JPS5661382U (ja) * 1980-07-07 1981-05-25

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