JPH07183731A - 受信周波数変換器 - Google Patents
受信周波数変換器Info
- Publication number
- JPH07183731A JPH07183731A JP32675893A JP32675893A JPH07183731A JP H07183731 A JPH07183731 A JP H07183731A JP 32675893 A JP32675893 A JP 32675893A JP 32675893 A JP32675893 A JP 32675893A JP H07183731 A JPH07183731 A JP H07183731A
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- Japan
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- signal
- pattern
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- Granted
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- Structure Of Receivers (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】周波数ダイバーシティ構成の受信周波数変換器
において、局発信号（ＬＯ信号）が受信信号（ＲＦ信
号）入力ポートに、漏洩（リーク）する量を抑制するた
めのシールドケースの構造を小型、簡素化する。 【構成】本受信周波数変換器は、多層ＰＷＢ１を用い、
ＬＮＡ３、ＲＦ信号導入部の回路パターン２を表層１９
（１層目）に、ＬＯ信号導入部５、ＭＩＸの回路パター
ン６を全面接地層４（２層目）をはさんで、３層目以降
の内層に構成しているため、。さらに信号のインターフ
ェースのため上記ＰＷＢ１を簡易ケース１０に納めてい
る。
において、局発信号（ＬＯ信号）が受信信号（ＲＦ信
号）入力ポートに、漏洩（リーク）する量を抑制するた
めのシールドケースの構造を小型、簡素化する。 【構成】本受信周波数変換器は、多層ＰＷＢ１を用い、
ＬＮＡ３、ＲＦ信号導入部の回路パターン２を表層１９
（１層目）に、ＬＯ信号導入部５、ＭＩＸの回路パター
ン６を全面接地層４（２層目）をはさんで、３層目以降
の内層に構成しているため、。さらに信号のインターフ
ェースのため上記ＰＷＢ１を簡易ケース１０に納めてい
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はマイクロ波無線通信にお
ける“Ｎ＋１”周波数ダイバーシティ構成に使用する受
信周波数変換器に関し、特にその回路の具体的構成法に
関する。
ける“Ｎ＋１”周波数ダイバーシティ構成に使用する受
信周波数変換器に関し、特にその回路の具体的構成法に
関する。
【０００２】
【従来の技術】図３は、従来のマイクロ波無線通信の受
信周波数変換器の構成図である。本図において、周波数
変換器（ＭＩＸ）２０，局部発振器（ＬＯ）入力端子２
１とＭＩＸ２０とを接続するパターン５，低雑音増幅器
（ＬＮＡ）３，ＲＦ信号入力端子８とＬＮＡ３とを接続
する入力信号パターン２及び出力信号パターン２２とを
一板のプリント基盤（ＰＷＢ）１１の同一平面上に構成
していた。この場合、ＮＯ信号が空間的にＲＦ信号入力
端子８にリークするのを抑制するため、「ＬＮＡ３，Ｌ
ＮＡ３の入力信号パターン２及び出力信号パターン２
２」と「ＭＩＸ２０及びＭＩＸ２０からＬＯ入力端子２
１への信号パターン５」とは各々、シールドケース本体
１３の金属壁により隔絶され、さらにその金属壁はＰＷ
Ｂ１１を包括する形で閉じることによりシールドされて
いた。この構造により、上記二つのエリアは電磁界的に
遮蔽されていた。
信周波数変換器の構成図である。本図において、周波数
変換器（ＭＩＸ）２０，局部発振器（ＬＯ）入力端子２
１とＭＩＸ２０とを接続するパターン５，低雑音増幅器
（ＬＮＡ）３，ＲＦ信号入力端子８とＬＮＡ３とを接続
する入力信号パターン２及び出力信号パターン２２とを
一板のプリント基盤（ＰＷＢ）１１の同一平面上に構成
していた。この場合、ＮＯ信号が空間的にＲＦ信号入力
端子８にリークするのを抑制するため、「ＬＮＡ３，Ｌ
ＮＡ３の入力信号パターン２及び出力信号パターン２
２」と「ＭＩＸ２０及びＭＩＸ２０からＬＯ入力端子２
１への信号パターン５」とは各々、シールドケース本体
１３の金属壁により隔絶され、さらにその金属壁はＰＷ
Ｂ１１を包括する形で閉じることによりシールドされて
いた。この構造により、上記二つのエリアは電磁界的に
遮蔽されていた。
【０００３】従って「ＬＮＡ３，ＬＮＡの入出力信号パ
ターン２，２２」と、「ＭＩＸ２０及びＭＩＸ２０から
端子２１への信号パターン５」が同一平面上に構成され
たＰＷＢ１１を用いると、受信周波数変換器は本図のご
とく堅牢な金属ケース１３で覆われた形となっていた。
ターン２，２２」と、「ＭＩＸ２０及びＭＩＸ２０から
端子２１への信号パターン５」が同一平面上に構成され
たＰＷＢ１１を用いると、受信周波数変換器は本図のご
とく堅牢な金属ケース１３で覆われた形となっていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】マイクロ波無線通信に
おける“Ｎ＋１”周波数ダイバーシティ構成に使用され
る受信周波数変換器においては、ＲＦ信号入力端子８に
リークしたＬＯ信号は、ＲＦ信号入力端子８の前段に接
続される分波器を経由して他チャンネル用の受信周波数
変換器に混入する。特に混入したＬＯ信号の周波数が受
信周波数変換器の受信周波数帯域内に含まれる場合、混
入したＬＯ信号はそのチャンネルにとっては、不要信号
（雑音）となるため受信感度（Ｃ／Ｎ）の劣化が生じ
る。この場合のＬＯ信号のリーク経路としては、第一に
ＬＯ信号が、入力端子２１からＭＩＸ２０，パターン２
２，ＬＮＡ３を通過し、さらにＲＦ信号パターン２を通
ってＲＦ信号入力端子８に到達するルートである。すな
わちＰＷＢ１１の回路パターン上を伝播する経路であ
る。第二に、ＰＷＢ１１上のＬＯ信号入力端子２１及び
ＭＩＸ２０の回路パターン５，２２がＰＷＢ１１上のＬ
ＮＡ３及びＲＦ信号入力パターン２に伝播し、ＲＦ信号
入力端子８に空間的に到達するルートである。すなわ
ち、ＰＷＢ上の各回路パターンを送受アンテナとして空
間的に伝播する経路である。このリーク経路において、
第一の経路は各機能素子の特性により一意に決定してし
まうのに対し、第二の経路は機器の機械的構造に依存す
るため、第一の経路によるリーク量に対し十分小さくす
ることが可能で、また特性を向上させるためにはそうす
る必要がある。
おける“Ｎ＋１”周波数ダイバーシティ構成に使用され
る受信周波数変換器においては、ＲＦ信号入力端子８に
リークしたＬＯ信号は、ＲＦ信号入力端子８の前段に接
続される分波器を経由して他チャンネル用の受信周波数
変換器に混入する。特に混入したＬＯ信号の周波数が受
信周波数変換器の受信周波数帯域内に含まれる場合、混
入したＬＯ信号はそのチャンネルにとっては、不要信号
（雑音）となるため受信感度（Ｃ／Ｎ）の劣化が生じ
る。この場合のＬＯ信号のリーク経路としては、第一に
ＬＯ信号が、入力端子２１からＭＩＸ２０，パターン２
２，ＬＮＡ３を通過し、さらにＲＦ信号パターン２を通
ってＲＦ信号入力端子８に到達するルートである。すな
わちＰＷＢ１１の回路パターン上を伝播する経路であ
る。第二に、ＰＷＢ１１上のＬＯ信号入力端子２１及び
ＭＩＸ２０の回路パターン５，２２がＰＷＢ１１上のＬ
ＮＡ３及びＲＦ信号入力パターン２に伝播し、ＲＦ信号
入力端子８に空間的に到達するルートである。すなわ
ち、ＰＷＢ上の各回路パターンを送受アンテナとして空
間的に伝播する経路である。このリーク経路において、
第一の経路は各機能素子の特性により一意に決定してし
まうのに対し、第二の経路は機器の機械的構造に依存す
るため、第一の経路によるリーク量に対し十分小さくす
ることが可能で、また特性を向上させるためにはそうす
る必要がある。
【０００５】この要求を満たすためには、ＰＷＢ１１上
のＬＯ信号入力信号パターン５及びＭＩＸ２０の入力信
号パターン２２とＰＷＢ１１上のＬＮＡ３及びＲＦ信号
入力パターン２とを十分に電磁シールドする必要があ
り、従来、堅牢な金属ケース１３で各エリアを覆う構造
がとられていたが、この構造が機器の小型化、簡素化を
防げる要因であった。
のＬＯ信号入力信号パターン５及びＭＩＸ２０の入力信
号パターン２２とＰＷＢ１１上のＬＮＡ３及びＲＦ信号
入力パターン２とを十分に電磁シールドする必要があ
り、従来、堅牢な金属ケース１３で各エリアを覆う構造
がとられていたが、この構造が機器の小型化、簡素化を
防げる要因であった。
【０００６】また、ＰＷＢの平面面積を縮小する目的で
ＰＷＢを多層化し小型化のみをめざした機器は既に提案
されているが（特開平２−３１２３０１号公報参照）、
これにはシールド性の改善案についての言及はない。
ＰＷＢを多層化し小型化のみをめざした機器は既に提案
されているが（特開平２−３１２３０１号公報参照）、
これにはシールド性の改善案についての言及はない。
【０００７】本発明は、上記シールド効果をもちなが
ら、機器の小型化、簡素化を実現する構造を提供する。
ら、機器の小型化、簡素化を実現する構造を提供する。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明では、従来、金属
ケースが担っていた２つのエリア間のシールドを多層Ｐ
ＷＢを用いることによって実現する。即ち、多層ＰＷＢ
の２層目を全面接地とし、１層目（表層）にＬＮＡ、Ｒ
Ｆ信号導入部を、３層目以降にＬＯ信号導入部、ＭＩＸ
を構成することにより各エリア間のシールドが確保され
る。
ケースが担っていた２つのエリア間のシールドを多層Ｐ
ＷＢを用いることによって実現する。即ち、多層ＰＷＢ
の２層目を全面接地とし、１層目（表層）にＬＮＡ、Ｒ
Ｆ信号導入部を、３層目以降にＬＯ信号導入部、ＭＩＸ
を構成することにより各エリア間のシールドが確保され
る。
【０００９】従って、シールド特性を得るための堅牢な
ケースは不要となり、ケースはＰＷＢを納め、インター
フェース用コネクタの保持のためだけの簡易ケース、例
えば板金ケースなどに納めることで機器として完結でき
る。
ケースは不要となり、ケースはＰＷＢを納め、インター
フェース用コネクタの保持のためだけの簡易ケース、例
えば板金ケースなどに納めることで機器として完結でき
る。
【００１０】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
説明する。
説明する。
【００１１】図１は、多層ＰＷＢ１（本実施例では４層
基板の例を示す）を用いて構成した受信周波数変換器
の、多層ＰＷＢの分解図である。１層目（表層）にＬＮ
Ａ３、ＲＦ信号入力パターン２，ＬＮＡ３出力パターン
２２、２層目は全面接地面４を配し、４層目にＬＯ信号
入力パターン５及びダイオード１７、３層目にＭＩＸ６
を構成している。ＭＩＸ６の具体的回路構成は多種ある
が、ここでは一例として、スロットラインによる１８０
°バラン（バランス−アンバランス変換器）を用いたシ
ングルバランスミキサの構成例を示している。ここでミ
キサ用ダイオード１７は、表面実装用ダイオードであ
り、４層目に配置してある。本ダイオード１７のリード
用ホールと第３層目のＭＩＸ６のパターンとはスルーホ
ール１８を用いて接続されている。尚、このスルーホー
ル１８は、４層目と３層目のみを通過するホールであ
る。
基板の例を示す）を用いて構成した受信周波数変換器
の、多層ＰＷＢの分解図である。１層目（表層）にＬＮ
Ａ３、ＲＦ信号入力パターン２，ＬＮＡ３出力パターン
２２、２層目は全面接地面４を配し、４層目にＬＯ信号
入力パターン５及びダイオード１７、３層目にＭＩＸ６
を構成している。ＭＩＸ６の具体的回路構成は多種ある
が、ここでは一例として、スロットラインによる１８０
°バラン（バランス−アンバランス変換器）を用いたシ
ングルバランスミキサの構成例を示している。ここでミ
キサ用ダイオード１７は、表面実装用ダイオードであ
り、４層目に配置してある。本ダイオード１７のリード
用ホールと第３層目のＭＩＸ６のパターンとはスルーホ
ール１８を用いて接続されている。尚、このスルーホー
ル１８は、４層目と３層目のみを通過するホールであ
る。
【００１２】本構成をとることにより、表層にはＲＦ信
号が配置し、第４層目にはＬＯ信号が主に配置される。
またその間に接地面があるため、４層目のＬＯ信号パタ
ーン５や３層目のＭＩＸ６とＬＮＡ３，ＬＮＡ入出力パ
ターン２，２２との間に十分なシールド効果を有してお
り、従来のような堅牢な金属ケースに本ＰＷＢ１を収容
する必要はなくなる。尚、本発明では４層ＰＷＢで説明
したが、４層以上のＰＷＢでは、いずれも可能なことは
当然である。
号が配置し、第４層目にはＬＯ信号が主に配置される。
またその間に接地面があるため、４層目のＬＯ信号パタ
ーン５や３層目のＭＩＸ６とＬＮＡ３，ＬＮＡ入出力パ
ターン２，２２との間に十分なシールド効果を有してお
り、従来のような堅牢な金属ケースに本ＰＷＢ１を収容
する必要はなくなる。尚、本発明では４層ＰＷＢで説明
したが、４層以上のＰＷＢでは、いずれも可能なことは
当然である。
【００１３】図２は上記多層ＰＷＢを簡易ケース９，１
０に納め、ＲＦ入力端子８、ＬＯ入力端子２１を実装し
機器として完結させた状態の分解図である。
０に納め、ＲＦ入力端子８、ＬＯ入力端子２１を実装し
機器として完結させた状態の分解図である。
【００１４】
【発明の効果】本発明の受信周波数変換器は、以上説明
したように構成されているので、堅牢な金属ケースが不
要となり、簡易なケース、例えば板金ケースなどでもシ
ールド効果を損なうことがないため機器の小型化、簡素
化が可能となる。
したように構成されているので、堅牢な金属ケースが不
要となり、簡易なケース、例えば板金ケースなどでもシ
ールド効果を損なうことがないため機器の小型化、簡素
化が可能となる。
【図１】本発明による受信周波数変換器に用いられる多
層ＰＷＢの各層の構成を示す分解図である。
層ＰＷＢの各層の構成を示す分解図である。
【図２】多層ＰＷＢを用いた受信周波数変換器の一構成
例を示す分解図である。
例を示す分解図である。
【図３】堅牢な金属ケースで構成された従来の受信周波
数変換器の一構成例を示す分解図である。
数変換器の一構成例を示す分解図である。
１ 多層ＰＷＢ ２ ＲＦ信号入力パターン ３ ＬＮＡ ４ 全面接地面 ５ ＬＯ信号導入部 ６ ＭＩＸ ７ ＭＩＸ出力パターン ８ ＲＦ信号入力端子 ９ 簡易ケースカバー １０ 簡易ケース本体 １１ 従来の単層ＰＷＢ １２ 従来の堅牢なケースのカバー １３ 従来の堅牢なケースの本体 １４ ビス １５ ビス貫通用の穴 １６ タップ加工穴 １７ ダイオード １８ スルーホール １９ ＰＷＢの縁の接地面 ２０ ＭＩＸ概念図 ２１ 局部発振器入力端子 ２２ ＬＮＡ出力信号パターン
Claims (3)
- 【請求項１】 ４層以上の多層プリント板において、表
面層（第１層面）にＲＦ帯増幅器と該増幅器の入出力パ
ターンを、第二層面に接地パターンを、第三層面以降に
ミキサー用パターンと、局部発振信号の入力パターンと
前記ミキサー用ダイオードとを配置したことを特徴とす
る受信周波数変換器。 - 【請求項２】 請求項１記載の第三層面にはミキサー用
パターンと、裏面層に局部発振信号の入力パターンと前
記ミキサー用ダイオードとを配置したことを特徴とする
受信周波数変換器。 - 【請求項３】 請求項２記載のミキサー用ダイオード
は、表面実装型を用いそのリードと第三層面のミキサー
用パターンとは裏面層と第三層面間のみ貫通するスルー
ホールにより接続されることを特徴とする受信周波数変
換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32675893A JP2737621B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 受信周波数変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32675893A JP2737621B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 受信周波数変換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07183731A true JPH07183731A (ja) | 1995-07-21 |
| JP2737621B2 JP2737621B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=18191364
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32675893A Expired - Fee Related JP2737621B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 受信周波数変換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2737621B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP32675893A patent/JP2737621B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2737621B2 (ja) | 1998-04-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971209 |
|
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