JPH07183199A - パターン形成方法及び露光装置並びにパターン形成装置 - Google Patents

パターン形成方法及び露光装置並びにパターン形成装置

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JPH07183199A
JPH07183199A JP5344733A JP34473393A JPH07183199A JP H07183199 A JPH07183199 A JP H07183199A JP 5344733 A JP5344733 A JP 5344733A JP 34473393 A JP34473393 A JP 34473393A JP H07183199 A JPH07183199 A JP H07183199A
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JP
Japan
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pattern
photosensitive material
latent image
electric field
resist
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JP5344733A
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Inventor
Hiroaki Oiizumi
博昭 老泉
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Soltec Co Ltd
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Soltec Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 メタルハニカム体の構成部材である高価な耐
熱性鋼板(帯材、箔材)の使用量を低下してコストパフ
ォーマンスを向上させるとともに、優れた特性のメタル
ハニカム体を製造する方法を提供する。 【構成】 薄肉金属板製でかつ所望幅の平板状帯材2と
波板状帯材2とを交互に重積させて排気ガス浄化用の触
媒を担持させるためのメタルハニカム体Hを製造する方
法において、 (i)前記平板状帯材と波板状帯材の一方の帯材が、他
の帯材の所望幅(w)より狭幅の二以上の複数本のスト
リップ材11,12,……1nで構成されるとともに、 (ii)前記ストリップ材が所望の間隔(d)をもって
配設されること、 を特徴とするメタルハニカム体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ULSI、半導体素
子、量子効果素子、マイクロロボット用部品等の製造を
行うリソグラフィやマイクロメカニクス等の分野におい
て、その製造用に利用又は実施されるパターン形成方法
及び露光装置並びにパターン形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3乃至図5は、感光性材料たるレジス
トに対してパターン形成を行うリソグラフィ工程を示し
ている。図3(a)、図4(a)及び図5(a)に示す
ように、i線、deep-UV(遠紫外線)、波長約0.7n
mのX線や波長13nmのX線等の光源を有する露光装
置により、所望のマスク211を介して、基板100に
付着しているレジスト101に所定のパターンを焼き付
け、潜像102を形成する。該潜像102形成後、必要
ならば熱を印加する処理(露光後ベーク)を行って、所
定の現像液で現像を行い、図3(b)、図4(b)及び
図5(b)のようなレジストパターン105を得る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】化学増幅系レジスト
は、感度、解像度共に優れるレジストとして種々のリソ
グラフィで用いられるが、波長13nmのX線縮小露光
やdeep-UV露光で実施される化学増幅系レジストのパ
ターン形成では、露光々の吸収が大きいため、図3
(b)及び図4(b)に示すように、アスペクト比の大
きなパターンで良好な形状のものを得るのは困難であ
り、レジストの膜厚を薄くする必要があった。このため
多層レジスト工程を採用しなければならず、LSI等の
製造工程数が増加し、製造コストが高くなる問題があっ
た。また高感度の化学増幅系ポジレジストのパターン形
成では、大気中のアンモニアやアミン等の不純物の影響
により、図5(b)に示すように、表面難溶化層105
aが生じてパターン形状が劣化し、リソグラフィ工程の
歩留まりが低下する等の問題があった。
【0004】本発明は従来技術の以上のような問題に鑑
み創案されたもので、現像後アスペクト比が大きくても
良好な形状のパターンが得られることによって、単層リ
ソグラフィ工程が適用可能になるパターン形成方法及び
露光装置並びにパターン形成装置につき提案せんとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の創案に当たり最
初に上記パターンの形状悪化の原因解明がなされた。そ
れによると13nmのX線縮小露光やdeep-UV露光で
の化学増幅系レジストのパターン形成では、上述のよう
に露光々の吸収が大きいため、エネルギーを多く吸収す
るレジストの露光部の表面近傍に多量の酸が生成し、表
面から深くなると酸の濃度が低下する[図3(a)及び
図4(a)の潜像102の部分参照]。化学増幅系レジ
ストの現像液に対する溶解性は酸触媒反応量に左右され
るため、酸の濃度に著しく依存する。即ちレジストの深
さ方向において現像液に対する溶解性が著しく異なる状
況で現像を行うと、ネガ型レジストの場合図3(b)に
示すように逆台形形状、ポジ型レジストの場合図4
(b)に示すように三角形状になる。また高感度な化学
増幅系ポジ型レジストのパターン形成では、大気中のア
ンモニアやアミン等の不純物により、図5(a)に示す
ように表面近傍の酸が中和され失活して所定の酸触媒反
応が起こらず、現像後同図(b)に示すような表面難溶
化層105aを生ずる(このようなパターンは一般にT
トップ構造と呼ばれる)。
【0006】従って上記の問題の解決に当たっては、露
光部に生じた深さ方向の酸の著しい濃度分布不均一や酸
失活部の発生を防止しなければならない。本発明者等は
鋭意研鑽の結果、同方向に電界をかけることが上記問題
の解決に有効であることを突き止め、本発明の創案に到
った。
【0007】即ち本発明は、少なくとも基板に感光性材
料を付着させる工程と、該感光性材料にエネルギー線に
より所望のパターンの潜像を形成する工程と、該感光性
材料の潜像からパターンを現像する工程から成るパター
ン形成方法において、感光性材料の膜厚方向に電界をか
ける工程を含むことを基本的特徴としている。
【0008】また第2発明は、上記発明の潜像形成工程
と現像工程との間に、基板に熱を印加する工程を加えた
ものである。
【0009】上記感光性材料の膜厚方向に電界をかける
工程は、潜像形成工程と同時に行っても良いし、該潜像
形成工程と現像工程との間で実施しても良い。また上記
方法は感光性材料が化学増幅系レジストの場合に特に有
効である。更にその潜像形成工程で用いられるエネルギ
ー線として、少なくとも可視光線、紫外線、真空紫外
線、軟X線、電子線、イオン線のうち何れか1つが用い
られる場合にその効果を発揮する。
【0010】更に第3発明は上記のパターン形成方法の
実施に用いられる露光装置の提案に係り、その構成の特
徴は、少なくともエネルギー線源と、感光性材料の付着
した基板を装着するステージとを有しており、エネルギ
ー線により該感光性材料に所望のパターンの潜像を形成
する露光装置において、感光性材料の膜厚方向に電界を
かける手段を該ステージに備えたことにある。同構成に
よれば、潜像を形成している間に(或いは同時に)感光
性材料の膜厚方向に電界をかけることも可能である。こ
のような露光装置の構成は、少なくとも水銀ランプ、K
rFエキシマレーザ、ArFエキシマレーザ、F2レー
ザ、シンクロトロン放射光源、自由電子レーザ、レーザ
プラズマX線源のうち何れか1つを上記エネルギー線源
として用いる場合にも有効である。
【0011】第4発明は同じく上記のパターン形成方法
の実施に用いられるパターン形成装置の提案に係り、そ
の構成の特徴は、エネルギー線源からのエネルギー線に
より、ステージに装着された基板上の該感光性材料に所
望のパターンの潜像を形成する露光装置と、潜像の形成
された基板に熱を印加する熱処理装置と、該潜像からパ
ターンを現像する現像装置とを有し、且つ前記感光性材
料の膜厚方向に電界をかける手段を該熱処理装置に備え
たことにある。該構成によれば、潜像形成工程と現像工
程との間で、感光性材料の膜厚方向に電界をかけること
も可能になる。
【0012】
【作用】上記潜像形成時に露光々の吸収により感光性材
料に電荷を有する酸を生じ、これがその深さ方向に不均
一な濃度分布になった場合、或いは大気中の不純物等の
影響によって表面に難溶化層が生じ易くなった場合、感
光性材料の深さ方向に電界をかけることにより電荷を有
する酸を深さ方向に(電界をかける向きにより内側方向
に向けて或いは外側方向に向けて)移動させ、解像性を
低下させる横方向の拡散(酸の拡散は通常等方的に起こ
る)を抑制しながら酸触媒反応量をその深さ方向に一様
にすることができるようになり、或いは大気中の不純物
の影響を受けた表面側についても酸触媒反応を進行させ
ることができるようになる。従って、その深さ方向の酸
の濃度分布の著しい不均一が緩和され、或いは表面難溶
化層の発生が抑止されて、酸触媒反応量を該深さ方向に
対して均一にすることが可能となる。そのため厚膜の
(換言すればアスペクト比の大きい)感光性材料でも良
好な形状のパターンが得られるようになる。
【0013】
【実施例】本発明者は次に示す2つの実験を行って、上
記本発明の構成が、露光部に生じた深さ方向の酸の著し
い濃度分布不均一や酸失活部の発生に対し、それを防ぐ
のに有効であることを見出した。
【0014】(実施例1)図1のパターン形成工程に示
すように、基板となるシリコンウェハ100に化学増幅
系ネガ型レジスト101(ヘキスト社製の商品名AZ−
PN100)を1μmの厚さに塗布する[同図(a)参
照]。シンクロトロン放射光を光源とする縮小投影露光
装置(図示せず)により反射型マスク(図示せず)及び
光学系(図示せず)を介して、同図(b)に示すよう
に、レジスト101に所定のパターンを1/4に縮小投
影して焼き付け、潜像102を形成する。この時の露光
条件を以下に示す。まず反射型マスク及び反射型光学系
には波長13nmのX線が直入射近傍で効率良く反射す
るようなMo/Si多層膜が形成されており、また長波
長光を除去するため、光軸上のマスクの上流側に1μm
厚のBeフィルタが配置してある。そのためレジスト表
面に到達する光は波長13nm近傍のX線103となっ
た。更にその露光量は10mJ/cm2とした。一方上
記反射型マスク上には幅寸法4μm、3μm、2μm、
1.6μm、1.2μm、1μm及び0.8μmのライン
&スペースパターンが形成されており、上記縮小投影露
光によりレジスト101には1/4に縮小投影された幅
寸法1μm、0.75μm、0.5μm、0.4μm、0.
3μm、0.25μm及び0.2μmのライン&スペース
パターンの潜像102が形成されることとなった。
【0015】潜像形成後、露光後ベーク(基板に熱を印
加する処理)によりウェハ100を110℃の温度に調
整しながら、同時にレジスト101深さ方向に電界10
4を2分間印加した。この時図1(c)に示すように、
電界の方向はウェハ100側を負とし、−20Vの電圧
をかけた。これは用いたレジストが化学増幅系レジスト
であったため、露光を行った時に該露光部表面側に正の
電荷を有する酸を発生しているからである。
【0016】その後AZ312(商品名、ヘキスト社
製)と超純水とを1:2の割合で混合して調整した現像
液で1分間現像を行い、更に1分間超純水でリンス処理
を行い、図1(d)に示すように、厚さ1μm且つ幅寸
法が夫々1μm、0.75μm、0.5μm、0.4μ
m、0.3μm、0.25μm及び0.2μmのライン&
スペースパターン105が形成された。
【0017】一方同様な化学増幅系ネガ型レジストを塗
布したシリコンウェハに対し、電界印加を行わない以外
は上記の実施例条件と全く同じ条件で、露光、露光後ベ
ーク、現像・リンス処理を行い、同膜厚で幅寸法が夫々
1μm、0.75μm、0.5μm、0.4μm、0.3μ
m、0.25μm及び0.2μmのライン&スペースパタ
ーンの形成を試みた。下記表1はその時に得られた上記
本発明例と従来例の場合の各種幅寸法におけるパターン
形成比較結果を示している。
【0018】
【表1】 注)○:パターン形成良 △:パターン倒れ ×:パターン形成不可
【0019】上記表1に示すように、本発明例の場合は
いずれも良好な形状のライン&スペースパターン(いず
れも膜厚1μm)が形成できた。しかし電界の印加を行
わなかった従来例の場合は、幅寸法1μmと0.75μ
mのパターンについては形成できたが、幅寸法0.5μ
mと0.4μmのパターンは著しい逆台形構造[図3
(b)のパターン105参照]となり、パターン倒れが
発生した。更に幅寸法0.3μm、0.25μm及び0.
2μmの場合のライン&スペースパターンは形成できな
かった。
【0020】その後本発明例では、厚さ1μmのこれら
のレジストパターンをマスクにして、下地基板であるシ
リコンウェハ100をSF6ガスのドライエッチングに
より厚さ1.5μm程加工した。この際厚さ1μmの良
好な形状のレジストパターンをマスクにしているので、
精度寸法の良いシリコンウェハ100が加工できた。こ
れに対し従来例により形成される幅寸法0.5μm、0.
4μm、0.3μm、0.25μm及び0.2μmのライ
ン&スペースパターンで良好な形状のものを得ようとす
ればレジスト膜厚を0.2μmにする必要があり、シリ
コンウェハ100をSF6ガスのドライエッチングで厚
さ1.5μm程加工する場合マスクとなるレジストの膜
厚は0.8μm以上必要であるため、多層レジスト構造
にしなければならず、工程数増大の問題を生ずることに
なる。
【0021】尚本発明例ではレジストの深さ方向に電界
を印加する工程を露光後ベークと同時に行ったが、該工
程を露光中に行ったり、露光後ベークの前に行ったり、
或いは露光後ベークの前及び露光後ベーク中に行うよう
にしても良く、いずれも本発明例の場合と同様な効果が
得られることになる。電界の印加時間及びその時の電圧
については、電界を印加する工程の順番や、パターンを
形成するレジストの膜厚、形成するパターンの種類、露
光量等に応じて適宜変更すれば良い。また電界のかけ方
も本実施例では一様に直流でかける方法を用いている
が、間欠的にかけたり、交流でかけたり、或いはこれら
を併用してかけても良い。更に本実施例ではシンクロト
ロン放射光を光源とする波長13nm近傍のX線の縮小
投影露光の場合を示したが、シンクロトロン放射光を光
源とする他の露光波長の場合や、水銀ランプ、KrFエ
キシマレーザ、ArFエキシマレーザ、F2レーザ、自
由電子レーザ、レーザプラズマX線源等の光源を有する
露光装置を用いた化学増幅系レジストのパターン形成の
場合にも同様な効果が得られることは言うまでもない。
【0022】(実施例2)図2のパターン形成方法に示
すように、厚さが2μmのSiO2薄膜200が形成さ
れたシリコンウェハ100に化学増幅系ポジ型レジスト
201を1μmの厚さに塗布する[同図(a)参照]。
このレジストは、ベースレジンにポリ(p−t−ブトキ
シカルボニルオキシスチレン)と、酸発生剤としてオニ
ウム塩を含む二成分系レジストである。そしてシンクロ
トロン放射光を光源とする露光装置(図示せず)によ
り、同図(b)に示すように、透過型マスク211及び
光学系(図示せず)を介してレジスト201に所定のパ
ターンを1:1に焼き付け、潜像202を形成する。こ
の時の露光条件を以下に示す。まず透過型マスク211
は、2μm厚のSiNメンブレン212と0.8μm厚
のTaの吸収体パターン213からなる。また光学系
は、斜入射角度1.3度で放射光が入射するように設計
されたPt反射鏡と40μm厚のBe窓と2μm厚のS
iC窓からなる。更に露光雰囲気は大気中であり、ここ
で大気中のアンモニア誘導体の濃度は空気1リットル当
たり30ngであった。その結果レジスト表面に到達す
る光は波長0.7nm近傍のX線214となった。その
露光量は50mJ/cm2であった。一方上記透過型マ
スク211上には直径1μm、0.75μm、0.5μ
m、0.4μm、0.3μm、0.25μm及び0.2μm
のホールパターンが形成されており、従って上記レジス
ト201には同寸法のホールパターンの潜像202が形
成されることとなった。
【0023】潜像形成後、図2(c)に示すように、レ
ジスト201の深さ方向に電界203を2分間印加す
る。更にシリコンウェハ100の温度が65℃になるよ
うに調整する露光後ベーク処理と同時に、電界203を
2分間印加した。この時同図に示すように、電界の方向
はウェハ100側を正とし、20Vの電圧をかけた。こ
れは用いたレジストが高感度な化学増幅系ポジ型レジス
トであったため、露光を行った時に該露光部表面側に正
の電荷を有する酸が発生するにも拘らず、大気中のアン
モニア等の不純物により、表面近傍の酸が失活して表面
難溶化層を生じており、この酸失活部をその内側から強
制的になくそうとするためである。また試料基板に電界
及び熱を印加する際の大気雰囲気中のアンモニア誘導体
の濃度を、検出限界以下(空気1リットル当たり1ng
以下)にするように、電界及び熱を印加する装置内部を
一般大気から遮断・隔離してある。
【0024】その後AZ312(商品名、ヘキスト社
製)と超純水とを1:2の割合で混合して調整した現像
液で1分間現像を行い、更に1分間超純水でリンス処理
を行い、図2(d)に示すように、厚さ1μm且つ直径
1μm、0.75μm、0.5μm、0.4μm、0.3μ
m、0.25μm及び0.2μmのホールパターン204
が形成された。
【0025】一方同様な化学増幅系ポジ型レジストを塗
布したシリコンウェハ(SiO2薄膜が2μm厚が形成
されている)に対し、電界印加を行わない以外は上記の
実施例条件と全く同じ条件で、露光、露光後ベーク、現
像・リンス処理を行い、上記と同膜厚で各直径が1μ
m、0.75μm、0.5μm、0.4μm、0.3μm、
0.25μm及び0.2μmのホールパターンの形成を試
みた。下記表2はその時に得られた上記本発明例と従来
例の場合の各ホール直径におけるパターン形成比較結果
を示している。
【0026】
【表2】 注)○:ホールパターン形成良 △:ホールパターン不良(Tトップ構造) ×:ホールパターン形成不可(開口せず)
【0027】上記表2に示すように、本発明例の場合は
いずれも良好な形状のホールパターン(いずれも膜厚1
μm)が形成できた。しかし電界の印加を行わなかった
従来例の場合は、いずれも表面難溶化層が発生した。そ
のうち直径1μmと0.75μmのホールパターンは図
5(b)に示すようなTトップ構造となり、辛うじてホ
ールパターンが開口できたが、直径0.5μm、0.4μ
m、0.3μm、0.25μm及び0.2μmの場合のホ
ールパターンは開口せず、形成できなかった。
【0028】その後本発明例では、厚さ1μmのこれら
のレジストパターンをマスクにして、下地基板であるシ
リコンウェハ100をCHF3ガスのドライエッチング
により厚さ2.0μm程加工した。この際厚さ1μmの
良好な形状のレジストパターンをマスクにしているの
で、精度寸法の良いSiO2膜を加工できた。これに対
し従来例の場合は、上述のように形成されたホールパタ
ーンがTトップ構造であったり、または開口できなかっ
たため、ホールパターン形成工程の歩留まりが低下する
問題が発生した。
【0029】
【発明の効果】以上詳述した本発明の構成によれば、感
光性材料の深さ方向における酸の濃度分布不均一を緩和
して、或いは表面難溶化層の発生が抑止されて、酸触媒
反応量を該深さ方向に対して均一にすることが可能とな
る。そのためアスペクト比の大きな感光性材料でも良好
な形状のパターンが得られるようになり、単層リソグラ
フィ工程も適用可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1実施例に係るパターン形成工程を示す
工程説明図である。
【図2】本願第2実施例に係るパターン形成工程を示す
工程説明図である。
【図3】化学増幅系ネガ型レジストを用い、露光光源に
i線、deep-UV、波長13nmのX線等を用いて所望の
レジストパターンを得る従来のパターン形成工程を示す
工程説明図である。
【図4】化学増幅系ポジ型レジストを用い、露光光源に
i線、deep-UV、波長13nmのX線等を用いて所望の
レジストパターンを得る従来のパターン形成工程を示す
工程説明図である。
【図5】高感度な化学増幅系ポジ型レジストを用い、露
光光源に波長約0.7nmのX線を用いて所望のレジスト
パターンを得る従来のパターン形成工程を示す工程説明
図である。
【符号の説明】
100 シリコンウェハ 101 化学増幅系ネガ型レジスト 201 化学増幅系ポジ型レジスト 102、202 潜像 105 レジストパターン 204 ホールパターン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも基板に感光性材料を付着させ
    る工程と、該感光性材料にエネルギー線により所望のパ
    ターンの潜像を形成する工程と、該感光性材料の潜像か
    らパターンを現像する工程から成るパターン形成方法に
    おいて、感光性材料の膜厚方向に電界をかける工程を含
    むことを特徴とするパターン形成方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも基板に感光性材料を付着させ
    る工程と、該感光性材料にエネルギー線により所望のパ
    ターンの潜像を形成する工程と、該基板に熱を加える工
    程と、該感光性材料の潜像からパターンを現像する工程
    から成るパターン形成方法において、感光性材料の膜厚
    方向に電界をかける工程を含むことを特徴とするパター
    ン形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項第1項乃至第2項記載のパターン
    形成方法において、潜像形成工程と感光性材料への電界
    印加工程とを同時に行うことを特徴とする請求項第1項
    乃至第2項記載のパターン形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項第1項乃至第2項記載のパターン
    形成方法において、潜像形成工程とパターン現像工程と
    の間に、感光性材料への電界印加工程を実施することを
    特徴とする請求項第1項乃至第2項記載のパターン形成
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項第1項乃至第4項記載のパターン
    形成方法において、前記感光性材料が化学増幅系レジス
    トであることを特徴とする請求項第1項乃至第4項記載
    のパターン形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項第1項乃至第5項記載のパターン
    形成方法において、前記エネルギー線が可視光線、紫外
    線、真空紫外線、軟X線、電子線、イオン線のうち少な
    くとも何れか1つであることを特徴とする請求項第1項
    乃至第5項記載のパターン形成方法。
  7. 【請求項7】 少なくともエネルギー線源と、感光性材
    料の付着した基板を装着するステージとを有しており、
    エネルギー線により該感光性材料に所望のパターンの潜
    像を形成する露光装置において、感光性材料の膜厚方向
    に電界をかける手段を該ステージに備えることを特徴と
    する露光装置。
  8. 【請求項8】 請求項第7項記載の露光装置において、
    前記エネルギー線源が水銀ランプ、KrFエキシマレー
    ザ、ArFエキシマレーザ、F2レーザ、シンクロトロ
    ン放射光源、自由電子レーザ、レーザプラズマX線源の
    うち少なくとも何れか1つであることを特徴とする請求
    項第7項記載の露光装置。
  9. 【請求項9】 エネルギー線源からのエネルギー線によ
    り、ステージに装着された基板上の該感光性材料に所望
    のパターンの潜像を形成する露光装置と、潜像の形成さ
    れた基板に熱を印加する熱処理装置と、該潜像からパタ
    ーンを現像する現像装置とを有するパターン形成装置に
    おいて、感光性材料の膜厚方向に電界をかける手段を該
    熱処理装置に備えることを特徴とするパターン形成装
    置。
JP5344733A 1993-12-21 1993-12-21 パターン形成方法及び露光装置並びにパターン形成装置 Pending JPH07183199A (ja)

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