JPH0718264Y2 - コンバインの扱深さ調節装置 - Google Patents

コンバインの扱深さ調節装置

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JPH0718264Y2
JPH0718264Y2 JP1986067101U JP6710186U JPH0718264Y2 JP H0718264 Y2 JPH0718264 Y2 JP H0718264Y2 JP 1986067101 U JP1986067101 U JP 1986067101U JP 6710186 U JP6710186 U JP 6710186U JP H0718264 Y2 JPH0718264 Y2 JP H0718264Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、脱穀装置内に挿入される穀稈の穂先の挿入量
(扱深さ量)を変更可能な扱深さ変更部、脱穀装置内に
挿入される穀稈の穂先位置を検出するセンサ、センサの
検出に基づいて脱穀装置への穀稈の穂先の挿入量(扱深
さ量)が設定値に維持されるように、扱深さ変更部を駆
動する駆動手段を備えたコンバインの扱深さ調節装置に
関する。
〔従来の技術〕
前述のようなコンバインの扱深さ調節装置としては例え
ば実開昭57−65040号公報に開示されているものがあ
る。
この構造では刈り取られた穀稈を脱穀装置まで搬送する
搬送装置(扱深さ変更部に相当)に、穀稈の穂先に接触
してON/OFF信号を出力することで穀稈の穂先位置を検出
するセンサを備えており、このセンサの検出に基づいて
搬送装置の姿勢を油圧シリンダ(駆動手段に相当)で変
更することにより、脱穀装置への穀稈の穂先の挿入量
(扱深さ量)が設定値に維持されるようにしている。
刈り取られる穀稈の長さは比較的ばら付いているので、
センサからのON/OFF信号に搬送装置がそのまま追従する
ように構成すると、搬送装置の姿勢変更操作が頻繁に行
われることになり、ハンチング現象を引き起こす場合が
ある。
そこで、センサの検出から設定時間の経過後に、この検
出に基づいて搬送装置の姿勢変更操作を行い、ハンチン
グ現象及びオーバーシュート現象を抑えるように構成す
ることが提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述の構成では、油圧シリンダによる搬送装置の姿勢変
更操作が常に一定速度で行われる点、及びセンサの検出
から設定時間の経過後にしか搬送装置の姿勢変更操作が
行われない点により、次のような状態の生じる場合があ
る。
つまり、刈取作業中に一時停止して再び刈取を開始する
際や刈取開始時の際、一回の刈取行程が終了し枕地で旋
回して次の刈取行程に入る際等のように、脱穀装置への
穀稈の供給が一度途切れて供給が再び開始されるような
場合、穀稈の供給が途切れたのに伴い、例えば搬送装置
が長い穀稈に対応する浅扱側に位置して停止したとす
る。
この状態において穀稈の供給が再開され短い穀稈が突然
送り込まれてきた場合、センサの検出に基づいて搬送装
置の姿勢を短い穀稈に対応する深扱側に移動させるまで
に時間を要することになる。これにより穀稈の供給の再
開時に、脱穀装置への穀稈の穂先の挿入量(扱深さ量)
が適正ではない状態が生じて、この間に穀稈の充分な脱
穀が行えずに脱穀不良が生じてしまうことになる。
本考案は、センサの検出から設定時間の経過後に搬送装
置の姿勢変更操作を行うことにより、ハンチング現象及
びオーバーシュート現象を抑えると言う利点を残しなが
ら、特に穀稈の供給が途切れて再び供給された際の脱穀
不良を抑えることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴は、以上のようなコンバインの扱深さ調節
装置において、次のように構成することにある。
脱穀装置内に挿入される穀稈の穂先の挿入量を変更可能
な扱深さ変更部と、脱穀装置内に挿入される穀稈の穂先
位置を検出するセンサと、センサの検出に基づいて、脱
穀装置への穀稈の穂先の挿入量が設定値に維持されるよ
うに、扱深さ変更部を駆動する駆動手段とを備え、 センサの検出から設定時間の経過後に、この検出に基づ
き駆動手段により扱深さ変更部の駆動を行う低速モード
と、 センサの検出から低速モードでの設定時間よりも短い設
定時間の経過後に、センサの検出に基づき駆動手段によ
り扱深さ変更部の駆動を行い、且つ、低速モードでの駆
動手段の作動速度よりも高速の作動速度で、駆動手段に
より扱深さ変更部の駆動を行う高速モードとを設定する
と共に、 脱穀装置への搬送装置に供給される穀稈の有無を検出す
る検出手段を備えて、 検出手段が穀稈を検出してから、短稈用のセンサのみが
穀稈を検出する状態が一定時間経過するまでは高速モー
ドを設定し、前記一定時間の経過後は低速モードを設定
する制御手段を備えてある。
〔作用〕
(i) 本考案のように構成すると、刈取作業中に一時停止して
再び刈取を開始する際や刈取開始時の際、一回の刈取行
程が終了し枕地で旋回して次の刈取行程に入る際等のよ
うに、脱穀装置への穀稈の供給が一度途切れて供給が再
び開始されるような場合が生じたとする。
この場合、穀稈の供給が途切れたのに伴い検出手段の判
別に基づいて高速モードが設定されて、扱深さ変更部用
の駆動手段の作動速度が高速側に変更され、後述する低
速モードの設定時間よりも短い設定時間が設定される。
これにより、センサの検出から短い設定時間の検出後
に、扱深さ変更部用の駆動手段が高速で作動する状態と
なる。
以上のように、センサの検出から扱深さ変更部が作動を
開始するまでの間隔が短い点により、穀稈の供給が再開
された際に長短どのような穀稈が供給されてきても、最
初の穀稈の穂先位置及びその後の穂先位置の変化を素早
く検出できる。
そして、1回の扱深さ変更部の作動速度が速い点によ
り、穀稈の穂先位置の素早い検出に基づき扱深さ変更部
が素早く作動するのであり、穀稈の供給が一度途切れて
再び供給が開始される場合において、どのような長さの
穀稈が送り込まれてきても、これに遅れることなく扱深
さ変更部が適正な姿勢に変更操作される。
(ii) 前項(i)の高速モードは、検出手段が穀稈を検出して
から短稈用のセンサのみが穀稈を検出する状態(脱穀装
置への穀稈の穂先の挿入量(扱深さ量)が適正であると
見なしても特に支障がないと思われる状態)から、一定
時間経過するまで維持される。
そして、この一定時間が経過すると低速モードが設定さ
れて、扱深さ変更部の駆動手段の作動速度が低速側に変
更され、前述の高速モードでの設定時間よりも長い設定
時間が設定される。これにより、センサの検出から長い
設定時間の経過後に扱深さ変更部用の駆動手段が低速で
作動する状態となる。
従って、センサの検出から扱深さ変更部が作動を開始す
るまでの間隔が長い点と、1回の扱深さ変更部の作動速
度が遅い点の2点により、扱深さ変更部が比較的緩慢に
作動することになって、扱深さ変更部が適正な姿勢に安
定しないハンチング現象及びオーバーシュート現象が防
止できる。
〔考案の効果〕
以上のように、穀稈の供給が一度途切れて再開される場
合、1回の扱深さ変更部の作動速度を速くし、センサの
検出から扱深さ変更部が作動を開始するまでの間隔を短
くすることにより、脱穀装置への穀稈の穂先の挿入量
(扱深さ量)を素早く適正なものにできるようになっ
て、穀稈の供給再開時の脱穀不良を防止してコンバイン
の脱穀性能を向上させることができた。
そして、通常の刈取作業時には1回の扱深さ変更部の作
動速度が遅くなり、センサの検出から扱深さ変更部が作
動を開始するまでの間隔が長くなるので、ハンチング現
象及びオーバーシュート現象を抑えると言う従来の構成
の利点を損なうことなくそのまま備えている。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第4図に示すように、脱穀装置(1)を搭載した走行車
体(2)の前部に、横向き軸芯(P)周りで揺動昇降自
在に刈取前処理部(3)を連結してコンバインを構成し
ている。第4図及び第1図に示すように刈取前処理部
(3)は、圃場に植え付けられている穀桿を引き起こす
引起し装置(4)、穀桿の株元を切断するバリカン型の
刈取装置(5)、刈り取った穀桿を脱穀装置(1)のフ
ィードチェーン(6)に送る搬送装置(C)本考案の
(扱深さ変更部に相当)で構成されている。
搬送装置(C)は株元側の挟持搬送機構(7)(本考案
の搬送装置に相当)と穂先側の係止搬送機構(8)とで
構成されており、横向き軸芯(P)周りで独立に揺動昇
降可能に構成されている。係止搬送機構(8)は多数の
係止爪(8a)で構成され、挟持搬送機構(7)は無端チ
ェーン(7a)と挟持レール(7b)とで構成されており、
挟持レール(7b)は逆U字状のフレーム(9)を介して
搬送装置(C)のフレーム(図示せず)に連結されてい
る。
このコンバインは脱穀装置(1)内に挿入される穀桿の
穂先の挿入量、つまり、扱深さ量を設定値に維持する扱
深さ調節装置が搭載されており、次にこの扱深さ調節装
置について説明する。
第1図に示すように、刈り取られた穀桿の存否を検出す
る株元スイッチ(10)(検出手段に相当)、搬送装置
(C)を送られる穀桿の穂先位置を検出する長稈センサ
(11)(センサに相当)及び短稈センサ(12)(センサ
に相当)、扱深さ調節装置を起動させる起動スイッチ
(13)、脱穀装置(1)の作動状態を検出する脱穀スイ
ッチ(14)、これからの信号が入力される制御装置(1
5)(制御手段に相当)、制御装置(15)からの信号が
入力される駆動回路(16)(駆動手段に相当)、駆動回
路(16)からの動力で作動して搬送装置(C)を横向き
軸芯(P)周りに揺動操作する電動モータ(17)(駆動
手段に相当)が備えられている。
第1,2,3図に示すように長稈及び短稈センサ(11),(1
2)は、各々接触型のロッド(11a),(12a)とON・OFF
型のスイッチ(11b),(12b)とで構成されており、穀
桿の稈身方向に間隔を置いてフレーム(9)に固定され
て、穀桿を感知するとON状態になるようセットされてい
る。そして、長稈及び短稈センサ(11),(12)の間に
穀桿の穂先の先端が位置した適正な扱深さ状態で脱穀処
理が行われるように、フィードバック制御によって搬送
装置(C)を揺動操作するように制御装置(15)が構成
されている。
第1図に示すように、電動モータ(17)の出力軸に取付
けたピニオンギヤ(18)に咬合するラックギヤ(19)
が、搬送装置(C)に連結されるフレーム(20)と連結
されている。これにより、電動モータ(17)の正逆両方
向への作動によって、搬送装置(C)が揺動操作されて
刈取装置(5)からの穀桿の挟持位置を変更して、扱深
さ調節が行われる。
制御装置(15)にはマイクロプロセッサ(図示せず)が
内装され、扱深さ調節は第5図に示すフローチャートに
従って行われる。
マイクロプロセッサが作動を開始すると、基準時間が経
過するまで制御装置(15)を非能動状態に設定し(#1
ステップ)、起動スイッチ(13)がOFF操作されている
と初期設定を行う(#2,#3ステップ)。この初期設定
では高速モードが設定されて、搬送装置(C)用の電動
モータ(17)の作動速度が高速に設定され、短稈センサ
OFFカウンタ(S0CNT)、短稈センサONカウンタ(S1CN
T)、長稈センサOFFカウンタ(L0CNT)及び長稈センサO
Nカウンタ(L1CNT)が零に設定される。
次に起動スイッチ(13)がON操作され、刈取開始に伴っ
て株元スイッチ(10)がON状態になり、さらに脱穀スイ
ッチ(14)がON状態になった後、短稈センサ(12)の状
態を判別する(#2,#4,#5,#6ステップ)。この場
合、短稈センサ(12)がOFF状態であると、先ず短稈セ
ンサOFFカウンタ(S0CNT)を1カウントだけカウントア
ップし(#7ステップ)、#8ステップを介して短稈セ
ンサOFFカウンタ(S0CNT)の値を所定値(K3)(設定時
間に相当)と比較する(#9ステップ)。
カウントアップによって短稈センサOFFカウンタ(S0CN
T)が所定値(K3)に達している場合には、間歇信号で
電動モータ(17)を深扱側に作動させる(#10,#11ス
テップ)。逆に所定値(K3)に達していない場合には、
前回の処理の中の#6ステップで短稈センサ(12)がON
状態であったがどうかを判別して(#12ステップ)、ON
状態であった場合には短稈センサONカウンタ(S1CNT)
を1カウントだけカウントアップし(#13ステップ)、
OFF状態であった場合には分岐した流れを#13ステップ
からの流れと合流させる。
次に処理が繰り返されて#12ステップから2秒の時間経
過があれば(#14ステップ)、短稈センサONカウンタ
(S1CNT)の値を所定値(A)と比較して、所定値
(A)に達していれば電動モータ(17)を一定時間深扱
側に作動させ(#15,16ステップ)、短稈センサONカウ
ンタ(S1CNT)を零に設定する(#17ステップ)。逆に
#15ステップにおいて短稈センサONカウンタ(S1CNT)
の値が所定値(A)に達していなければ、#16ステップ
からの流れに合流させて短稈センサONカウンタ(S1CN
T)を零に設定する。#14ステップで2秒の時間経過前
であれば#17ステップからの流れと合流させて、長稈セ
ンサOFFカウンタ(L0CNT)、及び長稈センサONカウンタ
(L1CNT)を零に設定する(#18ステップ)。
又、後述する処理により低速モードに設定されている場
合には、#8ステップで分岐して短稈センサOFFカウン
タ(S0CNT)の値と、所定値(K4)(設定時間に相当)
とを比較する(#19ステップ)。この場合、カウントア
ップによって短稈センサOFFカウンタ(S0CNT)の値が所
定値(K4)に達していれば、#10ステップの間歇信号よ
りもON時間が短く設定された間歇信号で電動モータ(1
7)を深扱側に作動させる(#20,#11ステップ)。逆に
短稈センサOFFカウンタ(S0CNT)の値が所定値(K4)に
達していない場合には、#9ステップから#12ステップ
に至る流れに合流する。
#6ステップで短稈センサ(12)がON状態であると長稈
センサ(11)の状態を判別し(#21ステップ)、長稈セ
ンサ(11)がOFF状態であると、分岐から0.5秒間(一定
時間に対応)だけOFFの状態が維持されたことを判別し
た後に低速モードが設定されて、搬送装置(C)の移動
速度が低速に設定される(#22,#23ステップ)。そし
て、電動モータ(17)の作動を停止させ、短稈センサOF
Fカウンタ(S0CNT)及び長稈センサONカウンタ(L1CN
T)を零に設定する(#24,#25ステップ)。つまり、#
22ステップの流れに処理状態が設定されるということ
は、長稈センサ(11)と短稈センサ(12)との中間に、
穀桿の穂先の先端が位置する状態を意味しており、この
処理以後では搬送装置(C)の移動が低速で行われる。
次に#21ステップで長稈センサ(11)がON状態である
と、長稈センサONカウンタ(L1CNT)を1つだけカウン
トアップするのであり(#26ステップ)、高速モードで
あると、長稈センサONカウンタ(L1CNT)の値と所定値
(K1)(設定時間に相当)とを比較する(#27,#28ス
テップ)。
カウントアップによって長稈センサONカウンタ(L1CN
T)の値が所定値(K1)に達している場合には、間歇信
号で電動モータ(17)を浅扱側に作動させる(#29,#3
0ステップ)。逆に所定値(K1)に達していない場合に
は、前回の処理の中の#21ステップで長稈センサ(11)
がOFFであったかどうかを判別して(#31ステップ)、O
FFであった場合には長稈センサOFFカウンタ(L0CNT)を
1カウントだけカウントアップし(#32ステップ)、ON
であった場合には分岐した流れを#32ステップからの流
れと合流させる。
次に処理が繰り返されて#31ステップから2秒の時間経
過があれば(#33ステップ)、長稈センサOFFカウンタ
(L0CNT)の値を所定値(A)と比較して、所定値
(A)に達していれば電動モータ(17)を一定時間浅扱
側に作動させ(#34,#35ステップ)、さらに長稈セン
サOFFカウンタ(L0CNT)を零に設定する(#36ステッ
プ)。#34ステップで長稈センサOFFカウンタ(L0CNT)
の値が所定値(A)に達していなければ、#25ステップ
からの流れに合流させて、長稈センサOFFカウンタ(L0C
NT)を零に設定する。#33ステップで2秒の時間経過前
であれば#36ステップからの流れと合流させて、短稈セ
ンサOFFカウンタ(S0CNT)及び短稈センサONカウンタ
(S1CNT)を零に設定する(#37ステップ)。
低速モードである場合には#27ステップで分岐して、長
稈センサONカウンタ(L1CNT)の値と所定値(K2)(設
定時間に相当)とを比較する(#38ステップ)。この場
合、カウントアップによって長稈センサONカウンタ(L1
CNT)の値が、所定値(K2)に達している場合には、#2
9ステップの間歇信号よりもON状態が短く設定された間
歇信号で電動モータ(17)を深扱側に作動させ(#39,
#30ステップ)、逆に達していない場合には#28ステッ
プから#31ステップに至る流れに合流する。
以上のように#15ステップは、電動モータ(17)が深扱
側に間歇作動される以前の2秒間のうち、短稈センサ
(12)がON・OFFを繰り返し行うと、この状態を短稈セ
ンサ(12)の位置に穀稈の穂先の先端が略一致する状態
と判断するための処理であり、このように判断すると穀
桿を深扱状態に設定するように所定値(A)の大きさが
設定される。これと同時に#34ステップでも、長稈セン
サ(11)の位置に穀桿の穂先の先端が略一致する状態と
判断して、穀桿を浅扱状態に設定するように所定値
(A)の大きさが設定されている。
#6ステップで短稈センサ(12)がOFF状態である場合
には、#7ステップでカウントアップされる結果、#19
ステップの所定値(K4)に短稈センサOFFカウンタ(S0C
NT)の値が達する時間を、1秒とするように所定値
(K4)の値が設定されており、#9ステップの所定値
(K3)に短稈センサOFFカウンタ(S0CNT)の値が達する
時間を、1秒以下とするように所定値(K3)の値が設定
されている。
同様に#26ステップでカウントアップされる結果、#38
ステップの所定値(K2)に長稈センサONカウンタ(L1CN
T)の値が達する時間を、0.3秒とするように所定値
(K2)の値が設定されており、#28ステップの所定値
(K1)に長稈センサONカウンタ(L1CNT)の値が達する
時間を、0.3秒以下とするように所定値(K1)の値が設
定されている。
又、刈取作業中に一時停止して再び刈取を開始する場合
や、一回の刈取行程が終了して機体が枕地で旋回し次の
刈取行程に入る場合等のように、搬送装置(C)及び脱
穀装置(1)への穀稈の供給が一度途切れて、株元スイ
ッチ(10)が1秒以上の間OFF状態を継続した後におい
ては高速モードに設定される。これと同時に短稈センサ
OFFカウンタ(S0CNT)、短稈センサONカウンタ(S1CN
T)、長稈センサOFFカウンタ(L0CNT)及び長稈センサO
Nカウンタ(L1CNT)の夫々が零に設定される(#40,#
3ステップ)。
〔別実施例〕
本考案は以上の実施例以外に、例えば搬送装置(C)の
移動操作を油圧アクチュエータで行うよう構成し、油圧
アクチュエータを間歇作動させる信号のON時間の調節
で、搬送装置(C)の移動速度を切り換るように構成し
ても良い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るコンバインの扱深さ調節装置の実施
例を示し、第1図はコンバインの扱深さ調節装置の構成
を示すブロック図、第2図は長稈及び短稈センサの取付
位置を示す正面図、第3図は長稈及び短稈センサの取付
位置を示す平面図、第4図はコンバイン前部の側面図、
第5図は制御装置の動作を示すフローチャートである。 (1)……脱穀装置、(7)……搬送装置、(11),
(12)……センサ、(10)……検出手段、(15)……制
御手段、(16),(17)……駆動手段、(C)……扱深
さ変更部、(K1),(K2),(K3),(K4)……設定時
間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】脱穀装置(1)内に挿入される穀稈の穂先
    の挿入量を変更可能な扱深さ変更部(C)と、前記脱穀
    装置(1)内に挿入される穀稈の穂先位置を検出するセ
    ンサ(11),(12)と、前記センサ(11),(12)の検
    出に基づいて、前記脱穀装置(1)への穀稈の穂先の挿
    入量が設定値に維持されるように、前記扱深さ変更部
    (C)を駆動する駆動手段(16),(17)とを備え、 前記センサ(11),(12)の検出から設定時間(K2),
    (K4)の経過後に、この検出に基づき前記駆動手段(1
    6),(17)により前記扱深さ変更部(C)の駆動を行
    う低速モードと、 前記センサ(11),(12)の検出から前記低速モードで
    の設定時間(K2),(K4)よりも短い設定時間(K1),
    (K3)の経過後に、前記センサ(11),(12)の検出に
    基づき前記駆動手段(16),(17)により前記扱深さ変
    更部(C)の駆動を行い、且つ、前記低速モードでの駆
    動手段(16),(17)の作動速度よりも高速の作動速度
    で、前記駆動手段(16),(17)により前記扱深さ変更
    部(C)の駆動を行う高速モードとを設定すると共に、 前記脱穀装置(1)への搬送装置(7)に供給される穀
    稈の有無を検出する検出手段(10)を備えて、 前記検出手段(10)が穀稈を検出してから、前記短稈用
    のセンサ(12)のみが穀稈を検出する状態が一定時間経
    過するまでは前記高速モードを設定し、前記一定時間の
    経過後は低速モードを設定する制御手段(15)を備えて
    あるコンバインの扱深さ調節装置。
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