JPH07182603A - 記録装置及び再生装置 - Google Patents

記録装置及び再生装置

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Publication number
JPH07182603A
JPH07182603A JP6274903A JP27490394A JPH07182603A JP H07182603 A JPH07182603 A JP H07182603A JP 6274903 A JP6274903 A JP 6274903A JP 27490394 A JP27490394 A JP 27490394A JP H07182603 A JPH07182603 A JP H07182603A
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JP
Japan
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Application number
JP6274903A
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English (en)
Inventor
Tatsuro Shigesato
達郎 重里
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 標準より低いデータレートで再生すべきデー
タを記録する際の記録方法の簡単化および多様化を可能
にする記録装置と、これによって記録されたデータを安
定かつ簡単に再生する再生装置を実現する。 【構成】 映像信号は高能率符号化部13でデータレー
ト入力部12から指示される記録データレートに従って
高能率符号化され、誤り訂正符号化部14を介してメモ
リ15へ記憶される。誤り訂正符号部14では、メモリ
15に記憶された映像データを並べ替えながら誤り訂正
符号化する。誤り訂正符号化されたデータは磁気ヘッド
16を介して磁気テープ17に記録される。また、シリ
ンダ回転制御部18は、データレート入力部12から入
力されるデータレートに従ってシリンダの回転速度を制
御する。テープ送り速度制御部19は、データレート入
力部12から入力されるデータレートに比例してテープ
送り速度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号等を符号化し
て記録する記録装置及び再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン信号などの映像信号
をディジタル記録するディジタルVCRが各社にて開発
されている。しかしながら映像信号は情報量が多く、テ
ープ等の記録媒体上にディジタル記録した場合には、記
録時間が短くなってしまうという問題があった。このよ
うな問題に鑑み、映像信号を高能率符号化してディジタ
ル記録する方法が提案されている。高能率符号化の方法
は様々な方法があり、また高能率符号化後のデータレー
トも様々な値となる。特に、プリレコーデッド・ソフト
テープ等ではテープコストを削減するため、高能率符号
化によって、データレートをより低くする必要がある。
【0003】ディジタルVTRでは記録密度を向上させ
るため、回転シリンダを用いて磁気テープ上にテープ送
り方向に対して斜めにトラックを配置して記録する。例
えば回転シリンダ上に2個のヘッドを取付け、磁気テー
プに約180度巻き付けて、回転シリンダを1分当たり
9000回回転させると、テープ上には1分当たり18
000トラックが記録されることになる。
【0004】そこで、高能率符号化後に、方式によって
複数のデータレートが存在する場合には、それぞれのデ
ータレートに適した記録方法および再生方法が必要とな
る。通常は磁気テープ上の記録密度、トラック幅はほぼ
一定に保たれる。従って、データレートに比例して1分
当たりのトラック数とテープ送り速度が増減することに
なる。標準の記録データレートよりも高いデータレート
で記録する際には、テープ送り速度を高くし、シリンダ
回転数を多くするか有効ヘッド数を増加する必要があ
る。また逆に、標準の記録データレートよりも低いデー
タレートで記録する際には、テープ送り速度を低くし、
シリンダ回転数を低くするか有効ヘッド数を削減する必
要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて上記のような構成
では、以下のような課題が発生する。 (1)標準のデータレートより低いデータレートで記録
する方法として、有効ヘッド数は標準と同等で、シリン
ダ回転数を下げる方法と、有効ヘッド数を標準よりも減
らしてシリンダ回転数は標準と同じ回転数を用いる方法
がある。ただし、この2つの方法は同じデータレートの
記録が可能になるが、磁気テープ上のトラックの傾きが
異なるため、再生互換ができなくなる。 (2)プリレコーデッド・ソフトテープ等では、一般に
記録装置と再生装置が異なるため、再生互換を保つため
にトラック幅を広くする必要が生じるが、この場合には
テープ消費量が増加し、記録時間が短くなってしまう。
逆にトラック幅を標準の記録時と同等以下にすると、再
生できない再生装置が発生する可能性がある。 (3)プリレコーデッド・ソフトテープ等を多量に作成
する際には、テープ作成時間を短縮するため、オリジナ
ルデータを時間軸圧縮して通常よりも高いデータレート
で多数の有効ヘッドを用いて短時間にコピーすることが
望ましい。しかしながら、実際に再生する場合のヘッド
軌跡とは異なるトラックの傾きで記録されるために、再
生ができなくなる。
【0006】本発明は以上のような従来の課題を解決す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明の記録装置
は、入力データを磁気テープ上に回転シリンダに搭載さ
れた磁気ヘッドを用いて所定のデータレートで記録すべ
きデータを記録する際に、前記データを記録時のシリン
ダ回転数およびテープ送り速度等によって決定される複
数種類のトラックの傾きが選択可能な記録フォーマット
に従って記録する記録手段を有することを特徴とするも
のである。
【0008】第2の発明の再生装置は、入力データを磁
気テープ上に回転シリンダに搭載された磁気ヘッドを用
いて記録し、所定のデータレートで再生すべきデータを
記録する際に、記録時のシリンダ回転数およびテープ送
り速度等によって決定される複数種類のトラックの傾き
が選択可能な記録フォーマットで記録されているデータ
を、記録時よりも高いシリンダ回転数または多い有効ヘ
ッド数を用いて、前記記録されたデータを本来再生すべ
きデータレートより高いデータレートで再生してそのう
ちの必要なデータのみを抽出して出力する再生手段を有
することを特徴とするものである。
【0009】第3の発明の再生装置は、入力データを磁
気テープ上に回転シリンダに搭載された磁気ヘッドを用
いて記録した記録テープを再生する際に、標準のデータ
レートで再生すべき標準データと、前記標準よりも低い
データレートで再生すべき非標準データが存在する場合
に、前記非標準データを、前記標準データを再生する際
に用いるのとほぼ同等のシリンダ回転数および有効ヘッ
ド数を用いて非標準のデータレートよりも高いデータレ
ートで再生し、そのうちの必要なデータのみを抽出して
出力する再生手段を有することを特徴とするものであ
る。
【0010】第4の発明の記録装置は、データを磁気テ
ープ上に回転シリンダに搭載された磁気ヘッドを用いて
記録する際に、記録すべきデータが、再生時に標準のデ
ータレートよりも低いデータレートで再生すべきデータ
である場合に、前記データを時間軸圧縮し、標準データ
とほぼ同等のデータレートで記録する記録手段を有する
ことを特徴とするものである。
【0011】第5の発明の記録装置は、データを磁気テ
ープ上に回転シリンダに搭載された磁気ヘッドを用いて
記録する際に、記録すべきデータが、再生時に標準のデ
ータレートよりも低いデータレートで再生すべきデータ
である場合に、前記データを標準データを記録すべきト
ラック幅よりも狭いトラック幅で記録する記録手段を有
することを特徴とするものである。
【0012】第6の発明の記録再生装置は、データを磁
気テープ上に回転シリンダに搭載された磁気ヘッドを用
いて記録する記録装置と該装置に対応する再生装置を用
いてデータをコピーする記録再生する装置であって、記
録すべきデータが再生時に標準のデータレートよりも低
いデータレートで再生すべきデータである場合に、前記
データを標準のデータレートで再生する再生手段と、前
記再生手段で再生された前記データをそのまま標準のデ
ータレートで記録する記録手段を有することを特徴とす
るものである。
【0013】
【作用】上記のような構成により、第1の発明では、複
数種類のトラックの傾きが選択できる記録フォーマット
を用いるため、記録時のシリンダ回転数、テープ送り速
度を様々な値に設定できる。このため、他のデータレー
トで記録すべきデータ記録装置との共用化が容易にな
る。
【0014】第2の発明では、通常の再生よりも高いシ
リンダ回転数または多い有効ヘッドを用いて再生するた
め、通常の再生よりもより多くのデータを再生すること
が可能になる。これによって、記録トラックの傾きが一
致しない場合においても全てのデータを復元することが
可能になる。従って、本発明を用いることによって、記
録時の記録方法の制限(トラックの傾きやトラック幅
等)が小さくなるため、様々な記録方法に対応可能にな
る。
【0015】第3の発明では、標準よりも遅いデータレ
ートで再生すべき非標準データに対しては、標準データ
を再生するために用いるシリンダ回転数または有効ヘッ
ド数を用いて再生することによって、非標準データに必
要なデータ量以上のデータを再生することが可能にな
る。これによって、記録トラックの傾きが一致しない場
合においても全てのデータを復元することが可能にな
る。従って、本発明を用いることによって、非標準デー
タと標準データの再生をほぼ同じ回路で実現可能にな
る。
【0016】第4の発明では、標準よりも低いデータレ
ートで再生すべきデータを時間軸圧縮して、標準のデー
タレートによって短時間に記録が可能になる。また、こ
のようにして記録されたデータを再生する際には、上記
の第2または第3の再生装置を用いることによって再生
することが可能になる。これによって、プリレコーデッ
ド・ソフトテープ等が短時間でしかも、特別の記録装置
を用いずに作成可能になる。
【0017】第5の発明では、データ記録時に標準より
も狭いトラック幅を用いた記録が可能になる。また、こ
のようにして記録されたデータを再生する際には、上記
の第2または第3の再生装置を用いることによって再生
することが可能になる。これによって、プリレコーデッ
ド・ソフトテープ等のテープ消費量を削減することが可
能になる。
【0018】第6の発明では、再生すべきデータレート
よりも高いデータレートで再生し、その再生データをそ
のままのデータレートで記録することによって、高速の
コピーが可能になる。また、このようにして記録された
データを再生する際には、上記の第2または第3の再生
装置を用いることによって再生することが可能になる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の記録装置及び再生装置につい
て、図面を用いてその実施例を説明する。
【0020】まず、本発明の記録装置の実施例について
説明する。ここでは標準のデータレートと標準よりも低
いデータレート(非標準)の2種類のデータレートで映
像信号を記録する記録装置の実施例を図1のブロック図
を用いて説明する。
【0021】図1において、11は映像入力部、12は
データレート入力部、13は高能率符号化部、14は誤
り訂正符号化部、15はメモリ、16は磁気ヘッド、1
7は磁気テープ、18はシリンダ回転制御部、19はテ
ープ送り速度制御部である。
【0022】図1の記録装置を用いて、標準のデータレ
ートのデータを記録する場合の動作を説明する。映像入
力部11から入力された映像信号は、高能率符号化部1
3によって、データレート入力部12から入力される記
録データレートに従って高能率符号化される。高能率符
号化された映像データは、誤り訂正符号化部14を介し
てメモリ15へ記憶される。誤り訂正符号部14では、
メモリ15に記憶された映像データを並べ替えながら誤
り訂正符号化する。誤り訂正符号化されたデータは、磁
気ヘッド16を介して磁気テープ17に記録される。ま
た、シリンダ回転制御部18は、データレート入力部1
2から入力されるデータレートに従ってシリンダの回転
速度を制御する。テープ送り速度制御部19は、データ
レート入力部12から入力されるデータレートに比例し
てテープ送り速度を制御する。
【0023】次に、図1の記録装置を用いて、標準のデ
ータレートよりデータレートが低い非標準データを記録
する方法について説明する。ここでは、標準の映像信号
のデータレートが25Mbpsで非標準のデータレートが
8.3Mbpsの例を用いて説明する。
【0024】この例では、データレート入力部12から
入力される非標準時のデータレートが標準時の1/3で
あるため、高能率符号化部13では入力映像信号に対す
る圧縮率を3倍に高めて符号化する。また、テープ送り
速度制御部19では、データレート入力部12から入力
されるデータレートに従って、テープ送り速度を標準時
の1/3に制御する。
【0025】一方、シリンダ回転制御部18では、標準
時と同じシリンダ回転速度で回転させる方法(方法A)
と、データレートに比例してシリンダ回転速度を標準時
の1/3に低減する方法(方法B)の2つの動作が考え
られる。方法Aでは、磁気ヘッドが記録に必要なトラッ
ク数の3倍磁気テープをスキャンするため、実際には3
回のスキャンのうち1回だけが記録に用いられる。ここ
で有効ヘッド数を、シリンダが1回転する際に実際に記
録に使っているヘッドの数の平均値とすると、方式Aで
は標準時に対して有効ヘッド数が1/3になることにな
る。
【0026】ここで、図2に、方法Aおよび方法Bの磁
気テープ上のトラックパターンを示す。図2の実線で囲
まれた四角形が方法Aのトラックパターンで、破線で囲
まれた四角形が方法Bのトラックパターンである。図2
のように2つの方法ではシリンダ回転速度が異なるため
にトラックの傾きが異なっている。
【0027】通常の再生装置では、2種類のトラックの
傾きに対応することが困難であるため、記録のフォーマ
ットはどちらか一方のトラックの傾き(方法Aまたは方
法B)に限定される。しかしながら、方法Aでは8.3
Mbpsという低データレートでの記録にも関わらず、標
準のデータレートと同じシリンダ回転速度で記録する必
要があるため、消費電力や信号処理速度が大きくなる。
一方、方式Bでは標準時と非標準時でシリンダ回転速度
および記録周波数が3倍異なるため、回路、ヘッドの共
用が困難になる。
【0028】このように、トラックの傾きを限定すると
実際の装置化において大きな制限となる。このため本発
明では、複数のトラックの傾きを許容する記録フォーマ
ットを用いてデータを記録する。つまり、上記の方法A
または方法Bのどちらの方法による装置化も選択可能と
なる。
【0029】次に、複数のトラックの傾きを許容する記
録フォーマットで記録されたデータを再生する再生装置
の実施例について説明する。図2のトラックパターンか
ら明らかなように、記録時のトラックの傾きと再生時の
ヘッドスキャンの傾きが異なる場合には、記録されたト
ラックパターンを正確に再生することが困難である。そ
こで本実施例では、様々な傾きのトラックから信号を再
生するために、通常よりも高いシリンダ回転速度を用い
て再生する。この方法では、1度のヘッドスキャンで1
トラックの全てのデータを再生するのは困難である。し
かし、ヘッドスキャン回数が増加するために、1トラッ
クを何度もスキャンすることによって、1トラック全て
のデータを再生することが可能になる。
【0030】従って、本実施例を適用することによっ
て、任意のトラックの傾きに対応できるため、第1の実
施例で説明したように記録時のシリンダ回転速度を制限
する必要が無くなる。また、シリンダ回転速度を増加さ
せるのと同じ効果は、有効ヘッド数を増加させることに
よっても達成できる。これは、シリンダ内のヘッド数を
増加させることによって実現可能である。
【0031】図3は本発明の再生装置の第1の実施例に
係るブロック図である。図3において、31は磁気テー
プ、32は誤り訂正・並べ替え部、33はメモリ、34
は高能率復号化部、35は出力部である。
【0032】磁気テープ31から再生された再生信号
は、誤り訂正・並べ替え部32に入力される。誤り訂正
・並べ替え部32では、誤り訂正符号の一部または全部
を訂正しながらメモリ33へ復号データを転送し、この
メモリ33にてデータを記憶する。メモリ33に記憶さ
れたデータは、高能率復号化部34での処理に適した順
番になるよう、誤り訂正・並べ替え部32によって読み
出される。読み出されたデータは、必要があれば誤り訂
正・並べ替え部32で誤り訂正処理を施され、高能率復
号化部34へ入力される。高能率復号化部34では、入
力されたデータを復号して映像情報や音声情報等に変換
して出力部35へ出力する。
【0033】上記のように、本実施例では、メモリ33
を用いて再生データを並べ替えることができる。通常、
磁気テープから再生されたデータには、トラック上のど
の部分に記録されていたかを示すアドレス情報が記録さ
れている。そこで、再生時にトラッキングが外れて通常
の順番と異なる順番でデータが再生された場合には、上
記のアドレス情報にしたがって、メモリ33を用いてデ
ータの順番を正しい順番に並べ替えることが可能とな
る。また、このような並べ替えは、ディジタルVTRの
高速再生やスロー再生機能としても利用することが可能
である。
【0034】次に、本発明の再生装置の第2の実施例に
ついて説明する。第2の実施例の再生装置では、標準の
データレートと標準よりも低い非標準のデータレートの
少なくとも2種類のデータレートに対応している場合の
例である。ここでも標準の映像データレートとして25
Mbps、非標準のデータレートとして8.3Mbpsの例を用
いて説明する。
【0035】さて、データレートが8.3Mbpsの場合
は、テープ送り速度および単位時間当たりに再生するト
ラック数が標準時の1/3になる。このような非標準の
データを記録する方法としては、第1の記録装置の実施
例で説明したように2つの方法があり、それぞれトラッ
クの傾きが異なる。このため、再生装置の第1の実施例
でも述べたように、通常の再生方法では両方の記録方法
で記録されたデータを再生できない。そこで本実施例で
は、上記の非標準のデータを再生する場合には、テープ
送り速度は標準の1/3倍にするが、シリンダ回転数及
び有効ヘッド数は標準と同じにする。
【0036】これによって、各再生ヘッドは必ずしもト
ラックを正確にトレースできないが、有効ヘッド数が本
来再生に必要な数の3倍になるため、十分な量のデータ
を再生することが可能になる。
【0037】図4は本発明の再生装置の第2の実施例に
係るブロック図である。図4において、41は磁気テー
プ、42は誤り訂正・並べ替え部、43はメモリ、44
は高能率復号化部、45は出力部、46はテープ送り速
度制御部、47はデータレート入力部である。
【0038】まず、データレート入力部47から、再生
すべきデータレートが入力される。このデータレートは
テープ送り速度制御部46に入力され、標準のデータレ
ート(25Mbps)の場合は標準のテープ送り速度でテー
プを送り、非標準のデータレート(8.3Mbps)の場合
は標準の1/3倍のテープ送り速度でテープを送る。
【0039】また、本実施例では上述したように、シリ
ンダ回転数および有効ヘッド数は、標準時と非標準時で
同じである。
【0040】さて、磁気テープ41から再生された再生
信号は、誤り訂正・並べ替え部42に入力される。誤り
訂正・並べ替え部42では、誤り訂正符号の一部または
全部を訂正しながらメモリ43へ復号データを転送し、
このメモリ43にてデータを記憶する。メモリ43に記
憶されたデータは、高能率復号化部44での処理に適し
た順番になるよう、誤り訂正・並べ替え部42によって
読み出される。読み出されたデータは、必要があれば誤
り訂正・並べ替え部42で誤り訂正処理をされて高能率
復号化部44へ入力される。高能率復号化部44では、
入力されたデータを復号して映像信号や音声信号等に変
換して出力部45へ出力する。
【0041】このように、本実施例では、メモリ43を
用いて再生データを並べ替えることが可能である。これ
によって、再生時にトラッキングが外れて通常の順番と
異なる順番でデータが再生された場合にも、メモリ43
を用いて正しい順番に並べ替えることが可能となる。ま
た、このような非標準データの再生方法は、標準データ
を1/3倍でスロー再生する場合にも適用可能である。
【0042】このように、再生装置の第2の実施例で
は、非標準信号を標準信号とをほぼ同様の再生方法を用
いて再生することによって、トラックの傾きにかかわら
ず安定した再生が可能になる。
【0043】次に、図5は本発明の記録装置の第2の実
施例に係るブロック図である。図5において、51は映
像信号または音声信号の入力部、52は時間軸圧縮部、
53は高能率符号化部、54は誤り訂正符号化部、55
は磁気テープ、56はデータレート入力部である。
【0044】まず、入力部51から映像信号または音声
信号が時間軸圧縮部52に入力される。データレート入
力部56から、標準のデータレートで再生すべきデータ
であることを示す値が入力された場合には、入力データ
を時間軸圧縮部52で時間軸圧縮せずにそのまま高能率
符号化部53へ出力する。また、データレート入力部5
6から、標準よりも低いデータレートで再生すべきデー
タであることを示す値が入力された場合には、入力デー
タを時間軸圧縮部52で時間軸圧縮して高能率符号化部
53へ出力する。
【0045】このように、再生時に標準よりも低いデー
タレートで再生すべきデータに対しては、時間軸圧縮を
用いて高能率符号化前のデータレートを高くすることに
より、高能率符号化された後のデータレートを標準のデ
ータとほぼ同等にする。つまり、高能率符号化部53で
は標準のデータは圧縮率を低くし、標準でないデータは
圧縮率を高く設定する。高能率符号化されたデータは、
誤り訂正符号化部54で誤り訂正符号化されて磁気テー
プ55に記録される。
【0046】以上のように、本実施例では、標準のデー
タレートで再生すべきデータも、標準よりも低いデータ
レートで再生すべきデータも、高能率符号化後はほぼ同
じデータレートで記録できるため、記録処理回路が簡単
になる。また図5の構成では、信号入力後、時間軸圧縮
されているが、既に時間軸圧縮されたデータを入力して
処理する方法も適用できる。また、高能率符号化したデ
ータを時間軸圧縮したデータを誤り訂正部54に直接入
力する方法等も適用可能である。
【0047】さらに、本実施例を用いて、標準よりも低
いデータレートで再生すべきデータを記録した場合に
は、同じデータを時間軸圧縮せずに記録した場合とテー
プ上のトラックの傾きが異なることになる。しかし、上
記の第1または第2の再生装置の実施例を適用すること
によって、この両者は同じ再生装置で再生可能になる。
【0048】また、記録方法によるトラックの傾きの違
い(記録時のテープ送り速度、シリンダ回転速度等も含
む)を表すデータをテープ上に同時に記録することによ
って、再生時の制御をより正確にすることも可能であ
る。
【0049】次に、本発明の記録装置の第3の実施例に
ついて図6のブロック図を用いて説明する。図6におい
て、61は映像信号または音声信号の入力部、62は高
能率符号化部、63は誤り訂正符号化部、64は磁気テ
ープ、65はデータレート入力部、66はテープ送り速
度制御部である。
【0050】入力部61から入力された映像信号または
音声信号は、高能率符号化部62でデータレート入力部
65から入力される記録または再生時のデータレートに
合わせて高能率符号化される。高能率符号化されたデー
タは誤り訂正符号化部63で符号化されて磁気テープ6
4に記録される。
【0051】ここで、標準よりも低いデータレートで記
録すべきデータは、一定期間内に記録するトラック数が
標準時よりも少なくなる。通常、一定期間に記録するト
ラック数に比例してテープ送り速度を変えるが、本実施
例ではテープ送り速度制御部66によって、標準より低
いデータレートで記録すべきデータの場合にはさらにテ
ープ送り速度を低く設定する。これによって、標準より
低いデータレートで記録する場合には、標準時に対して
テープ上のトラック幅が狭くなることになる。このため
テープの消費量をより小さくすることができる。
【0052】さらに、本実施例を用いて標準よりも狭い
トラック幅で記録した場合には、標準と同等のトラック
幅で記録した場合とでテープ上のトラックの傾き等が異
なることになる。しかし、上述した第1または第2の再
生装置の実施例を適用することによって、この両者は同
じ再生装置で再生可能になる。
【0053】また、記録方法によるトラックの幅の違い
(記録時のテープ送り速度、シリンダ回転速度等も含
む)を表すデータをテープ上に同時に記録することによ
って、再生時の制御をより正確にすることも可能であ
る。
【0054】次に、本発明の記録再生装置の実施例につ
いて図7を用いて説明する。図7は本発明の記録再生装
置の一実施例におけるブロック図である。図7におい
て、71は磁気テープ、72は誤り訂正・並べ替え部、
73は伝送路、74は誤り訂正符号化部、75は磁気テ
ープである。
【0055】伝送路73より左側が再生装置に係わる部
分であり、伝送路73より右側が記録装置に係わる部分
を表している。まず、再生装置にて磁気テープ71から
再生されたデータは、誤り訂正・並び替え部72で誤り
訂正処理等が実行される。誤り訂正されたデータは、伝
送路73を介して記録装置の誤り訂正符号化部74へ入
力される。誤り訂正符号化部74では、誤り訂正符号化
を行って磁気テープ75に記録する。
【0056】本実施例では、上記の再生装置において標
準より低いデータレートで再生すべき非標準データも標
準データとほぼ同じデータレート(テープ送り速度)で
再生して、記録装置に出力する。また、記録装置におい
ても、標準データと非標準データをほぼ同じデータレー
ト(テープ送り速度)でテープ上に記録する。
【0057】これによって、非標準データについても標
準と同じデータレートによってコピーが可能になる。例
えば、標準のデータレートが25Mbpsで、非標準のデー
タレートが8.3Mbpsの場合には、非標準データを通常
の3倍の速さでコピーできることになる。このような高
速のコピーによって、プリレコーデッド・ソフトテープ
の製作期間、製作費用等を大きく低減することが可能に
なる。また、このようにして記録されたデータは、上記
の第1または第2の再生装置の実施例によって再生でき
る。
【0058】以上6つの実施例を用いて本発明の記録装
置及び再生装置を説明したが、本発明は映像信号だけで
なく様々なデータの記録または再生に適用可能である。
また、本実施例で説明した標準のデータレートを1つの
装置で複数種類設定することも可能であり、同様に標準
よりも低いデータレートも1つの装置で複数種類設定す
ることが可能である。
【0059】また、本発明に関しては上記の実施例以外
の様々な構成が適用可能であり、上述したハードウエア
構成を、これと同一の機能を有するソフトウエアにて実
現することも可能である。
【0060】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の再生装置によれば、通常の再生よりもより多くのデー
タを再生することが可能となり、これによって記録トラ
ックの傾きが一致しない場合においても全てのデータを
復元することが可能になる。したがって、本発明の再生
装置を用いることによって、記録時の記録方法の制限
(特にトラックの傾き)を抑えることができるため、様
々な記録方法に対応可能になる。
【0061】また、標準よりも遅いデータレートで再生
すべき非標準データに対しては、非標準データに必要な
データ量以上のデータを再生することができ、記録トラ
ックの傾きが一致しない場合においても全てのデータを
復元することが可能になる。従って、本発明の再生装置
を用いることによって、非標準データに対しては記録時
の記録方法の制限を抑えることが可能になる。さらに、
非標準データの再生は標準データのスロー再生と同等の
処理で実現できるため。
【0062】また、本発明の記録装置によれば、標準よ
りも低いデータレートで再生すべきデータを時間軸圧縮
して、標準のデータレートによって短時間に記録が可能
になり、プリレコーデッド・ソフトテープ等が短時間
で、しかも特別の記録装置を用いずに作成可能になる。
また、データ記録時に標準よりも狭いトラック幅を用い
た記録が可能になり、プリレコーデッド・ソフトテープ
等のテープ消費量を削減することが可能になる。さら
に、再生すべきデータレートよりも高いデータレートで
再生し、その再生データをそのままのデータレートで記
録することによって、高速のコピーが可能となる。
【0063】このように、本発明の記録装置と再生装置
は、簡単な構成で様々な映像信号に対応可能になる。ま
た、本発明を用いることによって、記録時の制限が大幅
に緩和されるため、記録装置の簡単化および多様化が可
能になり、その実用的効果は非常に大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の第1の実施例に係るブロッ
ク図
【図2】本発明の記録装置のトラックパターンの説明図
【図3】本発明の再生装置の第1の実施例に係るブロッ
ク図
【図4】本発明の再生装置の第2の実施例に係るブロッ
ク図
【図5】本発明の記録装置の第2の実施例に係るブロッ
ク図
【図6】本発明の記録装置の第3の実施例に係るブロッ
ク図
【図7】本発明の記録再生装置の一実施例のブロック図
【符号の説明】
32、42、72 誤り訂正・並べ替え部 15、33、43 メモリ 34、44 高能率復号化部 19、46、66 テープ送り速度制御部 52 時間軸圧縮部 13、53、62 高能率符号化部 14、54、63、74 誤り訂正符号化部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力データを磁気テープ上に回転シリンダ
    に搭載された磁気ヘッドを用いて所定のデータレートで
    記録すべきデータを記録する際に、前記データを、記録
    時のシリンダ回転数およびテープ送り速度等によって決
    定される複数種類のトラックの傾きが選択可能な記録フ
    ォーマットに従って記録する記録手段を有することを特
    徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】入力データを磁気テープ上に回転シリンダ
    に搭載された磁気ヘッドを用いて記録し、所定のデータ
    レートで再生すべきデータを記録する際に、記録時のシ
    リンダ回転数およびテープ送り速度等によって決定され
    る複数種類のトラックの傾きが選択可能な記録フォーマ
    ットで記録されているデータを、記録時よりも高いシリ
    ンダ回転数または多い有効ヘッド数を用いて、前記記録
    されたデータを本来再生すべきデータレートより高いデ
    ータレートで再生し、そのうちの必要なデータのみを抽
    出して出力する再生手段を有することを特徴とする再生
    装置。
  3. 【請求項3】入力データを磁気テープ上に回転シリンダ
    に搭載された磁気ヘッドを用いて記録した記録テープを
    再生する際に、標準のデータレートで再生すべき標準デ
    ータと、前記標準よりも低いデータレートで再生すべき
    非標準データが存在する場合に、前記非標準データを、
    前記標準データを再生する際に用いるのとほぼ同等のシ
    リンダ回転数および有効ヘッド数を用いて非標準のデー
    タレートよりも高いデータレートで再生し、そのうちの
    必要なデータのみを抽出して出力する再生手段を有する
    ことを特徴とする再生装置。
  4. 【請求項4】再生手段は、非標準データを再生する際
    に、標準データをスロー再生する際に用いる処理方法を
    利用して再生することを特徴とする請求項3記載の再生
    装置。
  5. 【請求項5】データレートがテープ送り速度に比例する
    ことを特徴とする請求項3記載の再生装置。
  6. 【請求項6】データを磁気テープ上に回転シリンダに搭
    載された磁気ヘッドを用いて記録する際に、記録すべき
    データが、再生時に標準のデータレートよりも低いデー
    タレートで再生すべきデータである場合に、前記データ
    を時間軸圧縮し、標準データとほぼ同等のデータレート
    で記録する記録手段を有することを特徴とする記録装
    置。
  7. 【請求項7】データを磁気テープ上に回転シリンダに搭
    載された磁気ヘッドを用いて記録する際に、記録すべき
    データが、再生時に標準のデータレートよりも低いデー
    タレートで再生すべきデータである場合に、前記データ
    を標準データを記録すべきトラック幅よりも狭いトラッ
    ク幅で記録する記録手段を有することを特徴とする記録
    装置。
  8. 【請求項8】データレートがテープ送り速度に比例する
    ことを特徴とする請求項6または請求項7記載の記録装
    置。
  9. 【請求項9】記録時のトラックの傾き、テープ送り速
    度、シリンダ回転数、トラック幅に関する情報の付帯情
    報の少なくとも1つを信号記録時に同時に記録する第2
    の記録手段を有することを特徴とする請求項1、請求項
    6または請求項7記載の記録装置。
  10. 【請求項10】データを磁気テープ上に回転シリンダに
    搭載された磁気ヘッドを用いて記録する記録装置と該装
    置に対応する再生装置を用いてデータをコピーする記録
    再生する装置であって、記録すべきデータが再生時に標
    準のデータレートよりも低いデータレートで再生すべき
    データである場合に、前記データを標準のデータレート
    で再生する再生手段と、前記再生手段で再生された前記
    データをそのまま標準のデータレートで記録する記録手
    段を有することを特徴とする記録再生装置。
  11. 【請求項11】データレートがテープ送り速度に比例す
    ることを特徴とする請求項10記載の記録再生装置。
  12. 【請求項12】記録時のトラックの傾き、テープ送り速
    度、シリンダ回転数、トラック幅に関する情報の付帯情
    報の少なくとも1つを信号記録時に同時に記録する第2
    の記録手段を有することを特徴とする請求項10記載の
    記録再生装置。
JP6274903A 1993-11-12 1994-11-09 記録装置及び再生装置 Pending JPH07182603A (ja)

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JP5-283230 1993-11-12
JP28323093 1993-11-12

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6967803B2 (en) 2002-03-19 2005-11-22 Sony Corporation Recording medium, recording method, and recorder

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6967803B2 (en) 2002-03-19 2005-11-22 Sony Corporation Recording medium, recording method, and recorder
US7139148B2 (en) 2002-03-19 2006-11-21 Sony Corporation Recording medium, recording method, and recording apparatus

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