JPH0718238Y2 - 電気音響変換器用アマチュア - Google Patents

電気音響変換器用アマチュア

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JPH0718238Y2
JPH0718238Y2 JP1987193990U JP19399087U JPH0718238Y2 JP H0718238 Y2 JPH0718238 Y2 JP H0718238Y2 JP 1987193990 U JP1987193990 U JP 1987193990U JP 19399087 U JP19399087 U JP 19399087U JP H0718238 Y2 JPH0718238 Y2 JP H0718238Y2
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amateur
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Inventor
善男 長田
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株式会社プリモ
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【考案の詳細な説明】 イ考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は、電気信号を音響に変換する電気音響変換器
(トランスジューサ、以下単に変換器と称する)用アマ
チュアに関し、小型に構成することができて、難聴者の
使用する補聴器に組込むのに適したマグネチック型の変
換器として利用できる考案である。
(従来の技術) 従来知られている変換器としては、例えば、米国特許第
3935398号明細書に記載された型のものがある。
この従来の変換器は、第7〜12図に略示したように構成
されている。
第7図は蓋を除いた平面図、第8図は第7図のA−A断
面図、第9図はアマチュアとなる平板金属片の平面図、
第10図はアマチュアの斜視図、第11図はアマチュアの別
例の斜視図、第12図はこれを形成するための平板金属片
の平面図である。
蓋1で塞がれるケース2内に、中空のコイル3、四角環
状に巻いた積層型のヨーク4、周囲を折立ててその上端
に振動板5を張設し、振動板5との間に音響室6を形成
した皿7を一列に並べ、ヨーク4の上下内面に各1個の
永久磁石8a、8bを空間を隔てて異極を対向させ固着し
て、磁石8a、8bの間に定常磁界を形成させている。
また、第9図のように金属平板からト字状に打抜いた平
板金属片9を折線a、b、cで直角に折曲げて、第10図
のようなアマチュア10を形成する。アマチュア10は、コ
イル3の発生する交番磁束の通路(ヨーク)となるもの
で、コ字状に折曲げられた細長板状の基部10a、腕部10
b、10bと、これら各部の側面と直角な細長板状で、基部
10aに同体に接続された振動子10cとから成り、腕部10
b、10bの先端をヨーク4の両外側面に固着し、振動子10
cをコイル3の中心部の空間、磁石8a、8bの間の空間を
通してその先端を接続片11を介して振動板5の中心部に
結合している。音響室6は、皿7の音孔7a、ケース2の
音孔2aからコネクタ12の音孔12aに通じさせている。コ
イル3の両端は、ケース2の壁を貫通して端子片13に接
続し、マイクロホン(図示せず)により得られる音声電
流を端子片13を介してコイル3に流すようにされる。
上記の構造のアマチュアの他に、第11図のようにアマチ
ュア14を形成した変換器もある。これは、第12図の形状
に金属平板を打抜いた平板金属片15を折線d、eで直角
に折曲げて振動子10cと幅広の基部15a、取付部15bとを
形成したもので、取付部15bをヨーク4の下面に接着し
て取付けられる。
以上のように構成されるから、この変換器を補聴器に組
込み、マイクロホンによる音声電流をコイル3に流す
と、音声電流に対応した交番磁束が振動子10cを通る。
この磁束は、永久磁石8a、8b、ヨーク4により振動子10
cを通って形成される定常磁界と干渉して、振動子10cを
音声の強さ、周波数に対応して振動させ、このため振動
子10cの先端に接続された振動板5が振動し、音響室6
内の空気を振動させる。これにより元の音声に対応し
た、しかも増幅された音が音孔7a、2a、12aを通ってコ
ネクタ12に接続したゴム導管(図示せず)に進入し、耳
に当てた受話器から難聴者の耳に入り、音声の聴取を可
能にする。
(考案が解決しようとする問題点) 上記の従来構造の変換器においては、金属平板を打抜い
て、第9図、第12図のような平板金属片9、15を造り、
これを折線a〜eにおいて直角に折曲げて第10図、第11
図のように振動子10cを基部10a、15aと同体に設けたア
マチュアを使用している。
このように振動子10cを基部から折曲げる場合は、折曲
げ部には必ず丸味を持たせねばならないが、折曲げ加工
時には、この丸味を厳密に一定形状に造ることができな
い。折曲げ部の形状の微小な相違によっても振動子10c
の振動状態は変るものであり、しかも折曲げ時にこの部
分に残留する加工応力の大きさの相違も影響するため、
結果として振動子10cの振動状態を一定にすることが困
難であり、変換器の電気音響的特性にばらつきを生じ、
安定した性能を持つ変換器を量産することができない。
特に小型変換器の場合は、上記の折曲げ部形状の微小な
相違による性能のばらつきが著しかった。
ロ考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は、基部と振動子との接続部を折曲げることな
くアマチュアを形成して、振動子の振動状態のばらつき
をなくして、電気音響特性にばらつきが少なく、著しく
小型にできる変換器が得られるようにしたものである。
(作用) アマチュアは、第5図のように、金属平板をE字状に打
抜いて形成した平板金属片(17)を折線(f)(g)に
おいて折曲げて第4図のように形成するから、振動子
(16c)と基部(16a)との接続部は折曲げられない平板
のままであり、従来のような折曲げによる形状の微小な
不同、不同残留応力のため振動子(16c)の振動状態が
相違してしまうことがない。従って、折曲げによる寸法
等の微小な相違の影響を著しく受ける小型変換器の性能
を安定させて量産することができる。
(実施例) 第1〜6図は本考案によるアマチュア及びこれを使用し
た変換器の実施例を略示し、第1図は蓋の一部を切除し
た変換器の平面図、第2図は第1図のB−B断面図、第
3図はアマチュア、コイル、ヨーク、磁石より成る駆動
部の平面図、第4図はアマチュアの斜視図、第5図はア
マチュアとなる平板金属片の平面図、第6図は永久磁石
を固着したヨークの斜視図である。
第7図以下の従来例と同等部分には同符号を用いて、次
にこの実施例を説明する。
細長板状の基部16a、腕部16b、振動子16cを持つアマチ
ュア16は、金属平板を打抜いて第5図のようにE字状に
形成した平板金属片17を、折線f、gで直角に折曲げ
て、第4図のように形成される。即ち、アマチュア16の
基部16aと振動子16cとの接続部は平板のままであり、従
来の第10図、第11図のアマチュア10、14のような直角の
折曲げは行なわれない。振動子16cをコイル3、ヨーク
4の永久磁石8a、8bの間に挿通し、腕部16b、16bをヨー
ク4の外側面に接着材で接着して駆動部18を組立て、こ
れをケース2内に固定し、コイル3とヨーク4との中間
において振動子16cに棒状の伝動片19の一端を接着し、
伝動片19の他端を振動板5に接着し、振動板5は周囲を
ケース2の内側面に接着し、蓋1を取付ける。振動板5
と蓋1との間を音響室20とし、この音響室20をケース2
の側壁に穿設した音孔2aを経て、ケース外側面に接着し
たコネクタ12の音孔12aに通じさせる。コイル3の端子
は、端子片13に接続する。
以上にように構成するから、この変換器を補聴器に組込
み、従来の変換器と同様にコイル3に音声電流を流す
と、交番磁束がアマチュア16の振動子16cを通り、磁石8
a、8bによる定常磁界と干渉して振動子16cを振動させ、
この振動が伝動片19を介して振動板5に伝わり、振動板
5を振動させる。これにより音響室20内の空気が膨縮さ
せられて疎密波を発生し、これにより到来音より増幅さ
れた音声が音孔2a、12aを通ってコネクタ12に接続した
ゴム管を通り、難聴者の耳に送られる。
ハ考案の効果 (1)アマチュア16において、基部16aと振動子16cと
は、折曲げられることなく同一平面内で同体に接続され
ているから、従来のアマチュアの基部10aと振動子10cと
を直角に折曲げたものに比べて両部分の接続部の形状を
均一に形成することができ、折曲げのための応力残留も
ないから、量産時にも変換器の性能のばらつきを生じな
い。
(2)変換器を小型に製作する場合は、アマチュアの基
部と振動子との折曲げによる寸法の微小な相違が変換器
の性能に影響する程度は、比較的大型変換器の場合より
も著しいが、本考案のアマチュアは、振動子16cを基部1
6aに折曲げることなく同体に接続するから、この接続部
における寸法誤差は全く生じなく、性能一定の小型変換
器を製作することができる。
(3)以上の効果を持つため、性能のばらつきがなく、
一層小型化された変換器を造ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本考案によるアマチュア及びこれを使用し
た変換器の実施例を略示し、第1図は蓋の一部を切除し
た変換器の平面図、第2図は第1図のB−B断面図、第
3図は駆動部の平面図、第4図はアマチュアの斜視図、
第5図はアマチュアとなる平板金属片の平面図、第6図
はヨークの斜視図である。第7〜12図は従来の変換器を
示し、第7図は蓋を除いた平面図、第8図は第7図のA
−A断面図、第9図はアマチュアとなる平板金属片の平
面図、第10図はアマチュアの斜視図、第11図はアマチュ
アの別例の斜視図、第12図はこれを形成するための平板
金属片の平面図である。 1:蓋、2:ケース、2a:音孔、3:コイル、4:ヨーク、5:振
動板、6:音響室、7:皿、7a:音孔、8a、8b:永久磁石、9:
平板金属片、10:アマチュア、10a:基部、10b:腕部、10
c:振動子、11:接続片、12:コネクタ、12a:音孔、13:端
子片、14:アマチュア、15:平板金属片、15a:基部、15b:
取付部、16:アマチュア、16a:基部、16b:腕部、16c:振
動子、17:平板金属片、18:駆動部、19:伝動片、20:音響
室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】E字状に形成したアマチュアの平行する3
    辺の内の中央辺を振動子として、信号電流を通すコイル
    と、永久磁石を取付けて定常磁界を形成する筒状のヨー
    クとに挿通し、アマチュアの両外側辺を上記のコイル、
    ヨークの外側面に取付け、振動子を振動板に連結した電
    気音響変換器用アマチュアであって、細長板状の基部
    (16a)の中央側方に細長板状の振動子(16c)を同一平
    面内において突出させ、基部(16a)の折曲げた両端部
    から、この両端部と同一平面内にある2個の細長板状の
    腕部(16b)(16b)を振動子(16c)と平行且つ同方向
    に突出させて、E字状に形成したことを特徴とする電気
    音響変換器用アマチュア。
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