JPH0718228A - マーキングシート - Google Patents

マーキングシート

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Publication number
JPH0718228A
JPH0718228A JP5161133A JP16113393A JPH0718228A JP H0718228 A JPH0718228 A JP H0718228A JP 5161133 A JP5161133 A JP 5161133A JP 16113393 A JP16113393 A JP 16113393A JP H0718228 A JPH0718228 A JP H0718228A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive layer
sheet
pressure
layer
release sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5161133A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Miyake
敏之 三宅
Hideaki Akesato
秀明 明里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP5161133A priority Critical patent/JPH0718228A/ja
Publication of JPH0718228A publication Critical patent/JPH0718228A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被着体に貼り付けた後に美しい金属調の光沢
を呈し、カッティングマシンで切り抜く際に搬送ベルト
上で滑らず、絵や文字を正確に切り抜くことができるマ
ーキングシートを提供することを目的とする。 【構成】 マーキングシート1は、厚み25μmのポリ
エチレンテレフタレートフイルム2の片面に、厚み45
0Åのアルミニウム蒸着層3が形成され、該アルミニウ
ム蒸着層3面にアクリル系粘着剤による厚み30μmの
粘着層4が設けられ、該粘着層4面に厚み50μmのポ
リエチレンテレフタレートフイルムが剥離シート5とし
てその平滑面52が積層され、該剥離シート5の粘着層
4側と反対面にはマット加工51が施されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属色調を有するマーキ
ングシートに関する。
【0002】
【従来の技術】着色された塩化ビニル樹脂シートを基材
とし、該基材に粘着層を介して剥離シートを積層したも
のがマーキングシートとして使用されており、この様な
マーキングシートはコンピュータ制御されたカッティン
グマシンにより、所望のデザインに切り抜くことがで
き、作業性がすぐれていることから、従来の塗装による
マーキング方法に代わって、貼る材料として年々普及し
ている。
【0003】マーキングシートに金属色調をもたせるた
め、金属蒸着が施されたマーキングシートも汎用されて
いる。上記金属蒸着タイプの構成としては、透明なポリ
エステルフイルム基材の一面にアルミニウム等の金属が
真空蒸着されてなり、その蒸着層面上に粘着層が設けら
れたものがある。
【0004】上記粘着層面を保護するために剥離シート
が積層される。剥離シートとしては通常、上質紙、クラ
フト紙、グラシン紙等の紙基材表面にポリエチレン樹脂
がラミネートされ、該ポリエチレン樹脂面がシリコン樹
脂でコーティングされてなるものが使用されている。ま
た、被着体に貼り付けた後、滑らかな金属調の光沢を得
るためには粘着層の表面が平滑であることが必要であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来用いられている剥
離シートは紙基材の表面の平滑性が充分でなく、ポリエ
チレン樹脂層の厚みも不均一であり、このため粘着層の
厚みが不均一となり、平滑性に欠ける結果、被着体に貼
り付けた後滑らかな金属調の光沢を得ることが困難であ
る。このため剥離シートとして表面の平滑性にすぐれた
ポリエステルフイルムを用いることとした、しかし、ポ
リエステルフイルムは表面の平滑性はよいものの、カッ
ティングマシンにより模様、文字に切り抜く際、剥離シ
ートであるポリエステルフイルムとマーキングシートを
搬送するベルトコンベアとの間の摩擦が小さいので、特
にマーキングシートの末端部分で滑りを生じ、所定の形
状どおり正確に切り抜くことができないという問題があ
る。
【0006】本発明は、被着体に貼り付けた後に美しい
金属調の光沢を呈し、カッティングマシンで切り抜く際
に搬送ベルト上で滑りを生じないマーキングシートを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明マーキングシート
は、透明な合成樹脂フイルムの片面に金属蒸着層が設け
られ、該金属蒸着層面に粘着層が設けられてなる粘着シ
ートにおいて、粘着シートの粘着層面にポリエステルフ
イルムからなる剥離シートが積層され、且つ、剥離シー
トの粘着層面側は平滑であり、反対側の面にマット加工
が施されてなることを特徴とするものである。
【0008】本発明で使用される透明な合成樹脂フイル
ムはポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート等
が挙げられるが、寸法安定性、耐熱性にすぐれている点
でポリエチレンテレフタレートが使用される。その厚み
は10μmよりも薄いと、腰が弱いので粘着加工時や貼
付作業時にしわが発生し易く、30μmを超えるとカッ
ティングマシンで切り抜くことが困難となる。従って、
その厚みは10〜30μmの範囲が好ましい。
【0009】該合成樹脂フイルムの金属蒸着を行う面に
はコロナ放電処理を施しておくのが好ましい。金属蒸着
層はアルミニウム、銀、金等従来から行われているスパ
ッタリング、真空蒸着技術により形成される。金属蒸着
層面に設けられる粘着層は従来のマーキングシートに用
いられているようなアクリル系、ゴム系等の粘着剤によ
るものである。
【0010】上記粘着層面に積層される剥離シートは、
表面の平滑性にすぐれ、伸縮性が少ないポリエチレンテ
レフタレート樹脂製のものが使用される。その厚みは5
0μmよりも薄いとこの裏面に施されるマット加工の影
響が表面に現れて平滑性が失われることがあるので、5
0μm以上であることが好ましい。
【0011】粘着層に積層される剥離シートの粘着層側
と反対側面にはマット加工がなされる。本発明の場合、
マット加工の方法として剥離シート樹脂にフィラーを混
合し、フィラーによる凹凸を剥離シート表面に形成せし
める方法を採用すると、剥離シート両面に凹凸が形成さ
れるので平滑な粘着層面を得ることができない。従っ
て、エンボスロールを通過させるか、片面にサンドブラ
ストを行うか、又はポリエチレンテレフタレート樹脂を
溶解し得る溶剤に触れさせて、表面に細かな凹凸を形成
させる方法が採用される。
【0012】
【作用】粘着層面に貼り合わせる剥離シートとしてポリ
エチレンテレフタレートフイルムを使用するので、粘着
層面は平滑に保たれ、該剥離シートの他の面はマット加
工がなされているのでカッティングマシンの搬送ベルト
上で滑ることなくマーキングシートは切り抜かれる。
【0013】
【実施例】次に本発明マーキングシートの実施例を説明
する。 (実施例1)図1は本発明マーキングシートの実施例を
示す断面図である。マーキングシート1は、厚み25μ
mのポリエチレンテレフタレートフイルム2の片面に、
厚み450Åのアルミニウム蒸着層3が形成され、該ア
ルミニウム蒸着層3面にアクリル系粘着剤による厚み3
0μmの粘着層4が設けられ、該粘着層4面に厚み50
μmのポリエチレンテレフタレートフイルムが剥離シー
ト5としてその平滑面52が積層され、該剥離シート5
の粘着層4側と反対面にはマット加工51が施されてな
る。このマット加工はポリエチレンテレフタレートフイ
ルムの一面にテトラヒドロフランを噴霧することにより
形成されたものである。
【0014】(実施例2)アルミニウム蒸着層を600
Åとし、剥離シートである厚み60μmのポリエチレン
テレフタレートフイルムの片面のマット加工をサンドブ
ラスト処理により行った以外は、実施例1と同様のマー
キングシートである(図示略)。
【0015】(比較例)剥離シートにマット加工を行わ
なかった以外は実施例1と同様のマーキングシートであ
る(図示略)。
【0016】製品の評価 (カッティングマシンにおける滑り性)上記実施例1〜
2、及び比較例のマーキングシートにつき、カッティン
グマシン(積水化学工業社製 商品名:セキスイカッテ
ィングマシンCG−45を用いて10mm×10mmの
大きさの「積水化学」の文字を20回連続して切り抜
き、マーキングシートの末端部におけるずれの回数を調
べた。
【0017】(表面光沢度)JUKI社製 メタリック
用分光色彩計を用いて反射率のフルスケールを300%
として測定した。以上の結果を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】表1から明らかなように、実施例1及び2
のものはカッティングマシンにおける滑りは全く発生せ
ず、尚且つ表面光沢度にすぐれている。これに対し比較
例のものは滑りが発生し、実施例のものよりも表面光沢
度が劣る。
【0020】
【発明の効果】本発明マーキングシートは以上の構成で
あり、粘着層面は平滑に保たれるので被着体に貼り付け
た後に美しい金属調の光沢を呈し、カッティングマシン
で切り抜く際に搬送ベルト上で滑りを生じないので絵や
文字が正確に切り抜かれる。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明マーキングシートの実施例を示す断面
図。
【符号の説明】
1 :マーキングシート 2 :ポリエチレンテレフタレートフイルム 3 :アルミニウム蒸着層 4 :粘着層 5 :剥離シート 51:マット加工 52:平滑面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な合成樹脂フイルムの片面に金属蒸
    着層が設けられ、該金属蒸着層面に粘着層が設けられて
    なる粘着シートにおいて、粘着シートの粘着層面にポリ
    エステルフイルムからなる剥離シートが積層され、且
    つ、剥離シートの粘着層面側は平滑であり、反対側の面
    にマット加工が施されてなることを特徴とするマーキン
    グシート。
JP5161133A 1993-06-30 1993-06-30 マーキングシート Pending JPH0718228A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5161133A JPH0718228A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 マーキングシート

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JP5161133A JPH0718228A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 マーキングシート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0718228A true JPH0718228A (ja) 1995-01-20

Family

ID=15729228

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JP5161133A Pending JPH0718228A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 マーキングシート

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100423581B1 (ko) * 2002-01-18 2004-03-22 주식회사지엠피 가열 없이 라미네이트 가능한 경질 코팅층 및 감압접착층을 갖는 라미네이트 시트
KR100456359B1 (ko) * 2001-10-19 2004-11-10 주식회사 엘지화학 아크릴 우레탄 수지와 금속 증착을 이용한 광고 간판 및차량 마킹용 점착 시트와 그의 제조방법
CN110576628A (zh) * 2019-09-27 2019-12-17 中山国安火炬科技发展有限公司 一种非硅哑光双面离型膜及制备工艺
JP2020084106A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 乗物外装用装飾フィルム

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