JPH0718222A - 液状ワックス - Google Patents

液状ワックス

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JPH0718222A
JPH0718222A JP16141893A JP16141893A JPH0718222A JP H0718222 A JPH0718222 A JP H0718222A JP 16141893 A JP16141893 A JP 16141893A JP 16141893 A JP16141893 A JP 16141893A JP H0718222 A JPH0718222 A JP H0718222A
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JP
Japan
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powder
fine
wax
liquid wax
group
Prior art date
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Withdrawn
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JP16141893A
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English (en)
Inventor
正勝 ▲辻▼
Masakatsu Tsuji
Koichi Kawamura
宏一 河村
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SHINKO HOME SERVICE KK
Original Assignee
SHINKO HOME SERVICE KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 液状ワックスに、チタン、銅などの金属微粉
末、メラミン等の有機物微粉末またはセラミックス微粉
末を0.2〜5重量%の範囲で混合した液状ワックス。 【効果】 このワックスは帯電防止効果と紫外線遮断効
果とを発揮するので、自動車のボディ、複写機の筺体、
ドアのノブ、その他の家庭用品に塗布することでほこり
の付着を効果的に防ぐことができ、また、道路標識や屋
外看板に塗布することでそれらの脱色や変色を遅らせる
又は防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紫外線遮断性および帯電
防止性に富んだ液状ワックスに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の艶だし剤に代表されるワックス
の需要は極めて多い。ワックスには固形と液状の2種類
があり、液状ワックスはスプレー向きなので好まれてい
る。液状ワックスは約40重量%の水又は湯にパラフィ
ン、乳化剤、シリコン、ふっ素等を混合したもので、塗
布後に水分が蒸発し、残ったパラフィン等が光沢を発
し、シリコンやふっ素がワックス膜を保持して車体等を
良好に保護する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のワックスは艶だ
しや保護膜形成に好適であるが、近年問題になっている
静電気や紫外線には無力である。即ち、自動車のボデ
ィ、複写機の筺体、ドアのノブ、その他家庭電器品には
静電気が溜まりやすく、ほこりが付きやすい。
【0004】また、道路標識や屋外の看板は太陽光に含
まれる紫外線によって脱色する恐れがあり、変色しにく
い高価な着色塗料を使用しなければならない。更に、一
部のプラスチックにおいては長期間紫外線を浴びると劣
化するものがある。そこで、本発明の目的はワックスに
紫外線遮断性および帯電防止性を付加することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、液状ワックスに、チタン、銅などの金属微
粉末またはメラミン等の有機物微粉末を0.2〜5重量
%の範囲で混合したことを特徴とする。
【0006】又は、液状ワックスに、雲母状若しくは粒
状セラミックス微粉末を0.2〜5重量%の範囲で混合
する。なお、混合割合が5重量%を越えるとワックスの
透明度が落ちて、透明ワックスとは言えなくなる。ま
た、混合割合が0.2重量%未満の場合は充分な紫外線
遮断性および帯電防止性が得られなくなる。
【0007】
【作用】チタン、メラミンは紫外線を弱める働きがあ
り、銅は帯電を防ぐ働きがある。
【0008】また、セラミックスは紫外線遮断性および
帯電防止性を有する。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れに限定されるものではない。表1は本発明に係る液状
ワックスの組成表である。
【0010】
【表1】
【0011】表1においてチタン微粉末をメラミンに置
き換えてもよい。また、チタン微粉末および銅部粉末を
酸化物、担架物、窒化物等のセラミックス微粉末に置き
換えてもよい。
【0012】次に液状ワックスの製法の例を説明する。
表1の原料をAグループとBグループに区分する。Aグ
ループはステアリン酸、カルナバ1号、シリコン、ふっ
素、ソルベントOH、防かび剤、チタン微粉末および銅
微粉末であり、このAグループを釜に入れ、直火または
蒸気で95℃〜100℃に加熱し、完全に溶かす。一
方、Bグループはトリエタノールアミン、ブチルカルビ
トールおよび水を別の釜に入れ50℃〜60℃に加熱
し、保温する。
【0013】完全に溶けたAグループを冷ましながら毎
分2000回転で攪拌し、乳白色になったら、Bグルー
プを静かに少しずつ加える。約40分間攪拌を継続し、
温度が40℃位まで下がったところで作業を終える。
【0014】次に、本発明の液体ワックスの特性を従来
のワックスと比較したのでその結果を説明する。表2は
帯電防止効果の比較表であり、300mm×300mm
のアクリル板を布で良くこすって帯電させ、紙の上に載
せ、つぎにアクリル板を持上げて紙が一緒に持上がるか
否かの試験をしたものである。
【0015】
【表2】
【0016】実施例は表1の組成の本発明の液体ワック
スをアクリル板の片面に2g程度塗布し、これで試験を
したところワックス塗布面には、重量が1gを越える紙
は付着しなかった。紙は所謂型紙である。薄紙の小片で
あれば、ワックス塗布面でも付いて上がる恐れがあるか
らである。これに対してアクリル板のみの比較例では重
量が10gまでの紙が一緒に持上がった。従って、本発
明の液体ワックスは帯電防止効果を有すると言える。こ
の液体ワックスを自動車のボディ、複写機の筺体、ドア
のノブ、その他の家庭用品に塗布することでほこりの付
着を効果的に防ぐことができる。
【0017】表3は紫外線遮断性の有無を調べたもので
あり、市販の紫外線硬化樹脂を適当な板に塗布し、この
塗布面を40wの紫外線ランプで数分〜数十分間照射し
て、前記紫外線硬化樹脂の硬化までの時間を調査した。
【0018】
【表3】
【0019】実施例1は、紫外線硬化樹脂と紫外線ラン
プとの間に無色の透明ガラスを置き、この透明ガラスの
片面に100mm×100mm当り約0.3gの液体ワ
ックス(表1の組成物)を平均に塗り、このワックス付
き透明ガラスを通して紫外線ランプの紫外線を紫外線樹
脂に照射したものであり、複数回の平均値は17分(硬
化までの時間)であった。実施例2は、実施例1で使用
したワックス付き透明ガラスのワックスを、見掛け上ワ
ックスの光沢が消えるまで布で拭きとったもので、上記
試験をしたところ硬化までの時間は7分であった。比較
例は、ワックスなしの無色の透明ガラスを介して紫外線
を照射したもので、硬化までの時間は平均4.5分であ
った。
【0020】よって、本発明のワックスは紫外線カット
効果があることが立証された。実施例1,2からワック
スの膜厚を大きくするとその効果は著しいといえる。こ
の効果を生み出す理論は判明していないが、チタン微粉
末が紫外線を分散または吸収する作用をなし、結果とし
て透過紫外線の量を減じていると考えられる。
【0021】上記液体ワックスは添加される金属微粉
末、有機物微粉末またはセラミックス微粉末が微量であ
るため、透明ワックスである。この液体ワックスを道路
標識や屋外看板に塗布することでそれらの脱色や変色を
遅らせる又は防止することができる。また、本発明の液
体ワックスをプラスチック製品に塗布することでプラス
チックの劣化を抑えることができる。尚、本発明の液状
ワックスは通常のワックスと同様の艶だし作用および保
護膜作用をも為すことは勿論である。
【0022】
【発明の効果】以上に述べたとおり本発明は、液状ワッ
クスに、チタン、銅などの金属微粉末、メラミン等の有
機物微粉末またはセラミックス微粉末を0.2〜5重量
%の範囲で混合した液状ワックスを提供するものであ
り、このワックスは帯電防止効果と紫外線遮断効果とを
発揮するので、自動車のボディ、複写機の筺体、ドアの
ノブ、その他の家庭用品に塗布することでほこりの付着
を効果的に防ぐことができ、また、道路標識や屋外看板
に塗布することでそれらの脱色や変色を遅らせる又は防
止することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水にパラフィン、乳化剤、シリコン、ふ
    っ素等を混合してなる液状ワックスに、チタン、銅など
    の金属微粉末またはメラミン等の有機物微粉末を0.2
    〜5重量%の範囲で混合したことを特徴とする液状ワッ
    クス。
  2. 【請求項2】 水にパラフィン、乳化剤、シリコン、ふ
    っ素等を混合してなる液状ワックスに、雲母状若しくは
    粒状セラミックス微粉末を0.2〜5重量%の範囲で混
    合したことを特徴とする液状ワックス。
JP16141893A 1993-06-30 1993-06-30 液状ワックス Withdrawn JPH0718222A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005014753A1 (en) * 2003-07-09 2005-02-17 Dynea Chemicals Oy Non-polymeric organic particles for chemical mechanical planarization
CN102115639A (zh) * 2011-04-07 2011-07-06 燕山大学 一种快速上光鞋油
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CN108441365A (zh) * 2018-04-23 2018-08-24 孙淼 一种新能源汽车用养护剂及其制备方法

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