JPH0718171A - 室温硬化性組成物 - Google Patents
室温硬化性組成物Info
- Publication number
- JPH0718171A JPH0718171A JP5185595A JP18559593A JPH0718171A JP H0718171 A JPH0718171 A JP H0718171A JP 5185595 A JP5185595 A JP 5185595A JP 18559593 A JP18559593 A JP 18559593A JP H0718171 A JPH0718171 A JP H0718171A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- carbon atoms
- hydrocarbon group
- room temperature
- divalent hydrocarbon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polyethers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 室温で固体状態を有し、接着剤として好適に
使用されるものである。 【構成】 1分子中に下記一般式(1)で示される基を
1以上含むポリオキシアルキレンポリマーを含有してな
ることを特徴とする室温硬化性組成物を提供する。 (但し、式中R1,R2はそれぞれ炭素数1〜6の二価炭
化水素基又は−NH−基を含む炭素数1〜6の二価炭化
水素基、R3,R4はそれぞれ炭素数1〜6の置換又は非
置換の一価炭化水素基を表す。aは0,1又は2であ
る。)
使用されるものである。 【構成】 1分子中に下記一般式(1)で示される基を
1以上含むポリオキシアルキレンポリマーを含有してな
ることを特徴とする室温硬化性組成物を提供する。 (但し、式中R1,R2はそれぞれ炭素数1〜6の二価炭
化水素基又は−NH−基を含む炭素数1〜6の二価炭化
水素基、R3,R4はそれぞれ炭素数1〜6の置換又は非
置換の一価炭化水素基を表す。aは0,1又は2であ
る。)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に接着剤として好適
に用いられる新規なポリマーを主剤としてなる室温硬化
性組成物に関する。
に用いられる新規なポリマーを主剤としてなる室温硬化
性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、分子鎖末端に加水分解可能な基を有するポリオキシ
アルキレンを主剤とする室温硬化性組成物については、
すでに各種のものが知られており(特公昭61−185
82号、同61−29379号、同61−18569
号、同60−57393号、同61−36008号、同
62−34763号、同62−34764号)、これら
はいずれも湿分の存在下で架橋するに当たってシロキサ
ン結合を生成して硬化するものである。また、分子鎖末
端にシラノール基を有するポリオキシアルキレンを主剤
とするものも知られており(特開昭55−115446
号、同55−123648号、同55−125152
号、同55−131050号、特開平2−36260
号)、これらは1分子中にけい素原子に結合した加水分
解可能な基を少なくとも2個有するシラン又はその部分
加水分解物を架橋剤として湿分存在下で架橋し、シロキ
サン結合を生成して硬化するものである。
り、分子鎖末端に加水分解可能な基を有するポリオキシ
アルキレンを主剤とする室温硬化性組成物については、
すでに各種のものが知られており(特公昭61−185
82号、同61−29379号、同61−18569
号、同60−57393号、同61−36008号、同
62−34763号、同62−34764号)、これら
はいずれも湿分の存在下で架橋するに当たってシロキサ
ン結合を生成して硬化するものである。また、分子鎖末
端にシラノール基を有するポリオキシアルキレンを主剤
とするものも知られており(特開昭55−115446
号、同55−123648号、同55−125152
号、同55−131050号、特開平2−36260
号)、これらは1分子中にけい素原子に結合した加水分
解可能な基を少なくとも2個有するシラン又はその部分
加水分解物を架橋剤として湿分存在下で架橋し、シロキ
サン結合を生成して硬化するものである。
【0003】これらの室温硬化性組成物は、主に建築用
シーリング材として用いられており、室温ではペースト
状態となっている。この場合、1成分タイプのものはカ
ートリッジに充填されており、使用時に押し出して大気
中の湿気で硬化させるものであり、また2成分タイプの
ものは主剤と硬化剤とからなり、使用時に室温で混合し
た後、大気中の湿気で硬化させて使用されるものであ
る。
シーリング材として用いられており、室温ではペースト
状態となっている。この場合、1成分タイプのものはカ
ートリッジに充填されており、使用時に押し出して大気
中の湿気で硬化させるものであり、また2成分タイプの
ものは主剤と硬化剤とからなり、使用時に室温で混合し
た後、大気中の湿気で硬化させて使用されるものであ
る。
【0004】しかし、上記組成物の主成分をなす末端に
加水分解性基を有するポリオキシアルキレンは通常室温
で液状であり、ホットメルト接着剤の主成分として用い
る場合には、室温で固体状態を有し、かつ室温硬化性の
ポリオキシアルキレンが更に望まれる。
加水分解性基を有するポリオキシアルキレンは通常室温
で液状であり、ホットメルト接着剤の主成分として用い
る場合には、室温で固体状態を有し、かつ室温硬化性の
ポリオキシアルキレンが更に望まれる。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記要望に応えるため鋭意検討を行った結果、1分子中に
下記一般式(1)で表される基を1以上含有したポリオ
キシアルキレンポリマー、好ましくは下記一般式(2)
で示されるポリオキシアルキレンポリマーが、従来より
知られた加水分解性基を有するポリオキシアルキレンポ
リマーが室温で液状であるのとは異なり、室温で固体で
あり、60〜150℃の軟化点をもつポリマーであるこ
とを見い出すと共に、このポリマーが良好な室温硬化性
を有し、このポリマーを主成分とする組成物が室温で硬
化して優れた接着性を与えることを知見し、本発明をな
すに至ったものである。
記要望に応えるため鋭意検討を行った結果、1分子中に
下記一般式(1)で表される基を1以上含有したポリオ
キシアルキレンポリマー、好ましくは下記一般式(2)
で示されるポリオキシアルキレンポリマーが、従来より
知られた加水分解性基を有するポリオキシアルキレンポ
リマーが室温で液状であるのとは異なり、室温で固体で
あり、60〜150℃の軟化点をもつポリマーであるこ
とを見い出すと共に、このポリマーが良好な室温硬化性
を有し、このポリマーを主成分とする組成物が室温で硬
化して優れた接着性を与えることを知見し、本発明をな
すに至ったものである。
【0006】
【化3】 (但し、式中R1,R2はそれぞれ炭素数1〜6の二価炭
化水素基又は−NH−基を含む炭素数1〜6の二価炭化
水素基、R3,R4はそれぞれ炭素数1〜6の置換又は非
置換の一価炭化水素基を表す。aは0,1又は2であ
る。)
化水素基又は−NH−基を含む炭素数1〜6の二価炭化
水素基、R3,R4はそれぞれ炭素数1〜6の置換又は非
置換の一価炭化水素基を表す。aは0,1又は2であ
る。)
【0007】
【化4】 (但し、式中R1,R2,R3,R4,aは上記と同様の意
味を示す。R5は炭素数2〜4の二価炭化水素基を表
し、Zは炭素数1〜20の置換又は非置換の二価炭化水
素基又は炭素数1〜20のエーテル結合もしくはエステ
ル結合を含む二価の有機基を表し、mは20〜200の
整数、nは0〜10の整数を表す。)
味を示す。R5は炭素数2〜4の二価炭化水素基を表
し、Zは炭素数1〜20の置換又は非置換の二価炭化水
素基又は炭素数1〜20のエーテル結合もしくはエステ
ル結合を含む二価の有機基を表し、mは20〜200の
整数、nは0〜10の整数を表す。)
【0008】従って、本発明は、1分子中に上記一般式
(1)で示される基を1以上含むポリオキシアルキレン
ポリマーを含有してなる室温硬化性組成物を提供する。
(1)で示される基を1以上含むポリオキシアルキレン
ポリマーを含有してなる室温硬化性組成物を提供する。
【0009】以下、本発明を更に詳しく説明すると、本
発明の室温硬化性組成物は、下記式(1)で示される基
を1以上含有するポリオキシアルキレンポリマーを主成
分とするものであり、好適には下記式(2)で示される
ポリオキシアルキレンポリマーを主成分とするものであ
る。
発明の室温硬化性組成物は、下記式(1)で示される基
を1以上含有するポリオキシアルキレンポリマーを主成
分とするものであり、好適には下記式(2)で示される
ポリオキシアルキレンポリマーを主成分とするものであ
る。
【0010】
【化5】 (但し、式中R1,R2はそれぞれ炭素数1〜6の二価炭
化水素基又は−NH−基を含む炭素数1〜6の二価炭化
水素基、R3,R4はそれぞれ炭素数1〜6の置換又は非
置換の一価炭化水素基を表す。aは0,1又は2であ
る。)
化水素基又は−NH−基を含む炭素数1〜6の二価炭化
水素基、R3,R4はそれぞれ炭素数1〜6の置換又は非
置換の一価炭化水素基を表す。aは0,1又は2であ
る。)
【0011】
【化6】 (但し、式中R1,R2,R3,R4,aは上記と同様の意
味を示す。R5は炭素数2〜4の二価炭化水素基を表
し、Zは炭素数1〜20の置換又は非置換の二価炭化水
素基又は炭素数1〜20のエーテル結合もしくはエステ
ル結合を含む二価の有機基を表し、mは20〜200の
整数、nは0〜10の整数を表す。)
味を示す。R5は炭素数2〜4の二価炭化水素基を表
し、Zは炭素数1〜20の置換又は非置換の二価炭化水
素基又は炭素数1〜20のエーテル結合もしくはエステ
ル結合を含む二価の有機基を表し、mは20〜200の
整数、nは0〜10の整数を表す。)
【0012】ここで、式中R1,R2はそれぞれ炭素数1
〜6の二価の炭化水素基又は−NH−基を含む炭素数1
〜6の二価の炭化水素基を表し、具体的には、−CH 2
−,−CH 2CH 2−,−CH 2CH 2CH 2−,−CH 2C
H 2CH 2CH 2−,−CH 2CH 2CH 2CH 2CH 2−,−
CH 2CH 2CH 2CH 2CH 2CH 2−,−CH 2CH 2SC
H 2CH 2CH 2−,−CH 2CH 2CH 2SCH 2CH 2CH
2− −CH 2CH 2NHCH 2CH 2−,−CH 2CH 2NHCH
2CH 2NHCH 2CH 2−などが挙げられる。
〜6の二価の炭化水素基又は−NH−基を含む炭素数1
〜6の二価の炭化水素基を表し、具体的には、−CH 2
−,−CH 2CH 2−,−CH 2CH 2CH 2−,−CH 2C
H 2CH 2CH 2−,−CH 2CH 2CH 2CH 2CH 2−,−
CH 2CH 2CH 2CH 2CH 2CH 2−,−CH 2CH 2SC
H 2CH 2CH 2−,−CH 2CH 2CH 2SCH 2CH 2CH
2− −CH 2CH 2NHCH 2CH 2−,−CH 2CH 2NHCH
2CH 2NHCH 2CH 2−などが挙げられる。
【0013】R3,R4はそれぞれ炭素数1〜6の置換又
は非置換の一価炭化水素基を表し、これにはメチル基、
エチル基、プロピル基、シクロヘキシル基、ビニル基、
アリル基、フェニル基、トリフロロプロピル基などが例
示される。
は非置換の一価炭化水素基を表し、これにはメチル基、
エチル基、プロピル基、シクロヘキシル基、ビニル基、
アリル基、フェニル基、トリフロロプロピル基などが例
示される。
【0014】R5は炭素数2〜4の二価炭化水素基を表
し、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基が例示され
る。
し、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基が例示され
る。
【0015】Zは炭素数1〜20の置換又は非置換の二
価炭化水素基又は炭素数1〜20のエーテル結合もしく
はエステル結合を含む二価の有機基である。炭素数1〜
20の置換又は非置換の二価炭化水素基としては、−C
H 2−,−CH 2CH 2−,−CH 2CH 2CH 2−,−CH
2CH 2CH 2CH 2CH 2−,−CH 2CH 2CH 2CH 2C
H 2CH 2CH 2−,−C6H4−等が例示され、炭素数1
〜20のエーテル結合もしくはそのエステル結合を含む
二価の有機基としては、−CH 2CH 2OCH 2CH 2CH
2−,−CH 2CH 2OCH 2CH 2OCH 2CH 2−,−C
H 2COOCH 2CH 2OCOCH 2−,−CH 2COOC
H 2(CH3)CHOCOCH 2−等が例示される。
価炭化水素基又は炭素数1〜20のエーテル結合もしく
はエステル結合を含む二価の有機基である。炭素数1〜
20の置換又は非置換の二価炭化水素基としては、−C
H 2−,−CH 2CH 2−,−CH 2CH 2CH 2−,−CH
2CH 2CH 2CH 2CH 2−,−CH 2CH 2CH 2CH 2C
H 2CH 2CH 2−,−C6H4−等が例示され、炭素数1
〜20のエーテル結合もしくはそのエステル結合を含む
二価の有機基としては、−CH 2CH 2OCH 2CH 2CH
2−,−CH 2CH 2OCH 2CH 2OCH 2CH 2−,−C
H 2COOCH 2CH 2OCOCH 2−,−CH 2COOC
H 2(CH3)CHOCOCH 2−等が例示される。
【0016】上記ポリオキシアルキレンポリマーは、工
業的に比較的容易に製造できる分子量が約5,000ま
での両末端にアミノ基を有するポリオキシアルキレンポ
リマーを主成分として製造することができる。
業的に比較的容易に製造できる分子量が約5,000ま
での両末端にアミノ基を有するポリオキシアルキレンポ
リマーを主成分として製造することができる。
【0017】例えば、下記式(3)で表される両末端に
アミノ基を有するポリアルキレンポリマー、下記式
(4)で表されるジイソシアナート、及び下記式(5)
で表されるイソシアナート基含有シラン化合物を反応さ
せることにより、上記式(2)で示される両末端に加水
分解性シリル基を有するポリオキシアルキレンポリマー
を得ることができる。
アミノ基を有するポリアルキレンポリマー、下記式
(4)で表されるジイソシアナート、及び下記式(5)
で表されるイソシアナート基含有シラン化合物を反応さ
せることにより、上記式(2)で示される両末端に加水
分解性シリル基を有するポリオキシアルキレンポリマー
を得ることができる。
【0018】 H 2NR1O(R5O)mR1NH 2 …(3) NCOZNCO …(4) NCOR2SiR3 a(OR4)3-a …(5) (上記式中R1,R2,R3,R4,R5,Z,m,aは上
記と同様の意味を示す。)
記と同様の意味を示す。)
【0019】この場合、上記式(4)で示される両末端
にジイソシアナート化合物として具体的には、NCOC
H 2NCO,NCOCH 2CH 2NCO,NCOCH 2CH
2CH 2NCO,NCOCH 2CH 2CH 2CH 2CH 2NC
O,NCOCH 2CH 2CH 2CH 2CH 2CH 2NCO,N
COCH 2CH 2NHCH 2CH 2NCO,NCOCH 2C
H 2CH 2CH 2CH 2CH 2CH 2NCO,NCOC6H4N
CO,NCOCH 2CH 2OCH 2CH 2CH 2NCO,N
COCH 2CH 2OCH 2CH 2OCH 2CH 2NCO,NC
OCH 2COOCH 2CH 2OCOCH 2NCOなどを挙げ
ることができる。
にジイソシアナート化合物として具体的には、NCOC
H 2NCO,NCOCH 2CH 2NCO,NCOCH 2CH
2CH 2NCO,NCOCH 2CH 2CH 2CH 2CH 2NC
O,NCOCH 2CH 2CH 2CH 2CH 2CH 2NCO,N
COCH 2CH 2NHCH 2CH 2NCO,NCOCH 2C
H 2CH 2CH 2CH 2CH 2CH 2NCO,NCOC6H4N
CO,NCOCH 2CH 2OCH 2CH 2CH 2NCO,N
COCH 2CH 2OCH 2CH 2OCH 2CH 2NCO,NC
OCH 2COOCH 2CH 2OCOCH 2NCOなどを挙げ
ることができる。
【0020】上記式(5)で示されるイソシアナート基
含有シラン化合物としては、NCOCH 2Si(OC
H 3)3,NCOC3H6Si(OCH 3)3,NCOCH 2
SiCH 3(OCH 3)2,NCOC3H6SiCH 3(OC
H 3)2などが例示される。
含有シラン化合物としては、NCOCH 2Si(OC
H 3)3,NCOC3H6Si(OCH 3)3,NCOCH 2
SiCH 3(OCH 3)2,NCOC3H6SiCH 3(OC
H 3)2などが例示される。
【0021】この場合、アミノ基とイソシアナート基と
の反応は、触媒を使用せずに単に混合するだけで反応が
行われるが、反応を完結するために加熱しても良い。ま
た、両末端にアミノ基をもつポリオキシアルキレンポリ
マーとジイソシアナート化合物との反応は、アミノ基と
イソシアナート基とのモル比(アミノ基/イソシアナー
ト基)を0以上1未満の範囲で反応させ、下記式(6)
で表される両末端にアミノ基をもった鎖長延長されたポ
リオキシアルキレンポリマーとした後、アミノ基とイソ
シアナート基とのモル比を1以上でイソシアナートシラ
ンと反応させることにより、目的とするポリオキシアル
キレンポリマーを得ることができる。
の反応は、触媒を使用せずに単に混合するだけで反応が
行われるが、反応を完結するために加熱しても良い。ま
た、両末端にアミノ基をもつポリオキシアルキレンポリ
マーとジイソシアナート化合物との反応は、アミノ基と
イソシアナート基とのモル比(アミノ基/イソシアナー
ト基)を0以上1未満の範囲で反応させ、下記式(6)
で表される両末端にアミノ基をもった鎖長延長されたポ
リオキシアルキレンポリマーとした後、アミノ基とイソ
シアナート基とのモル比を1以上でイソシアナートシラ
ンと反応させることにより、目的とするポリオキシアル
キレンポリマーを得ることができる。
【0022】
【化7】
【0023】本発明の組成物の主成分であるポリオキシ
アルキレンポリマーは、湿気により硬化させることがで
き、そのための触媒としては、ナフテン酸錫、カプリル
酸錫、オレイン酸錫などの錫カルボン酸塩、ジブチル錫
ジアセテート、ジブチル錫ジオクテート、ジブチル錫ジ
ラウレート、ジブチル錫ジオレート、ジフェニル錫ジア
セテート、ジブチル錫オキサイド、ジブチル錫ジメトキ
シド、ジブチルビス(トリエトキシシロキシ)錫、ジブ
チル錫ベンジルマレートなどの錫化合物、テトライソプ
ロポキシチタン、テトラ−n−ブトキシチタン、テトラ
キス(2−エチルヘキソキシ)チタン、ジプロポキシビ
ス(アセチルアセトナ)チタン、チタニウムイソプロポ
キシオクチレングリコールなどのチタン酸エステル又は
チタンキレート化合物等が例示される。
アルキレンポリマーは、湿気により硬化させることがで
き、そのための触媒としては、ナフテン酸錫、カプリル
酸錫、オレイン酸錫などの錫カルボン酸塩、ジブチル錫
ジアセテート、ジブチル錫ジオクテート、ジブチル錫ジ
ラウレート、ジブチル錫ジオレート、ジフェニル錫ジア
セテート、ジブチル錫オキサイド、ジブチル錫ジメトキ
シド、ジブチルビス(トリエトキシシロキシ)錫、ジブ
チル錫ベンジルマレートなどの錫化合物、テトライソプ
ロポキシチタン、テトラ−n−ブトキシチタン、テトラ
キス(2−エチルヘキソキシ)チタン、ジプロポキシビ
ス(アセチルアセトナ)チタン、チタニウムイソプロポ
キシオクチレングリコールなどのチタン酸エステル又は
チタンキレート化合物等が例示される。
【0024】なお、触媒の活性を高めるために、塩基性
化合物を併用してもよく、その塩基性化合物としては、
オクチルアミン、ラウリルアミンなどのアミン類、環式
アミジンであるイミダゾリン、テトラハイドロピリミジ
ン、1,8−ジアザ−ビシクロ(5,4,0)ウンデセ
ン−7(DBU)やグアニジンなどの超強塩基及びテト
ラメチルグアニジルプロピルトリメトキシシラン、テト
ラメチルグアニジルプロピルジメトキシシラン、テトラ
メチルグアニジルプロピルトリス(トリメチルシロキ
シ)シランなどのグアニジル基含有シラン及びその部分
加水分解物やグアニジル基含有シロキサン等を配合する
ことができる。
化合物を併用してもよく、その塩基性化合物としては、
オクチルアミン、ラウリルアミンなどのアミン類、環式
アミジンであるイミダゾリン、テトラハイドロピリミジ
ン、1,8−ジアザ−ビシクロ(5,4,0)ウンデセ
ン−7(DBU)やグアニジンなどの超強塩基及びテト
ラメチルグアニジルプロピルトリメトキシシラン、テト
ラメチルグアニジルプロピルジメトキシシラン、テトラ
メチルグアニジルプロピルトリス(トリメチルシロキ
シ)シランなどのグアニジル基含有シラン及びその部分
加水分解物やグアニジル基含有シロキサン等を配合する
ことができる。
【0025】上記触媒は、本発明の組成物の硬化を促進
するためのものであり、通常、この触媒の配合量は、式
(1)の基を有するポリオキシアルキレンポリマー10
0部(重量部、以下同じ)に対して0.1〜10部、特
に0.5〜5部の範囲で使用することが好ましい。0.
1部未満では触媒効果が乏しいために硬化に時間がかか
りすぎて実用的でなく、10部を超えると硬化が速す
ぎ、また未硬化状態で長期間保存する際の保存性がわる
くなる場合があり、経済的に不利である。
するためのものであり、通常、この触媒の配合量は、式
(1)の基を有するポリオキシアルキレンポリマー10
0部(重量部、以下同じ)に対して0.1〜10部、特
に0.5〜5部の範囲で使用することが好ましい。0.
1部未満では触媒効果が乏しいために硬化に時間がかか
りすぎて実用的でなく、10部を超えると硬化が速す
ぎ、また未硬化状態で長期間保存する際の保存性がわる
くなる場合があり、経済的に不利である。
【0026】本発明の室温硬化性組成物には、未硬化時
の保存性や製造時における製造のしやすさなどから、例
えばメチルトリメトキシシラン、メチルトリ(メチルエ
チルケトオキシム)シラン、メチルトリプロペニルオキ
シシラン、メチルトリアセトキシシラン及びこれらのシ
ラン化合物のメチル基をビニル基、フェニル基、トリフ
ロロプロピル基に代えた加水分解性オルガノシラン又は
その部分加水分解物を添加してもよく、特にメチルトリ
メトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、テトラメ
トキシシラン、テトラエトキシシランなどのアルコキシ
シラン化合物及びこれらの部分加水分解物などが好適に
使用される。
の保存性や製造時における製造のしやすさなどから、例
えばメチルトリメトキシシラン、メチルトリ(メチルエ
チルケトオキシム)シラン、メチルトリプロペニルオキ
シシラン、メチルトリアセトキシシラン及びこれらのシ
ラン化合物のメチル基をビニル基、フェニル基、トリフ
ロロプロピル基に代えた加水分解性オルガノシラン又は
その部分加水分解物を添加してもよく、特にメチルトリ
メトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、テトラメ
トキシシラン、テトラエトキシシランなどのアルコキシ
シラン化合物及びこれらの部分加水分解物などが好適に
使用される。
【0027】また、本発明の組成物には、補強又は増量
などを目的とし、必要に応じて、充填剤を配合してもよ
い。充填剤としては公知のものが使用され、例えばヒュ
ームドシリカ、焼成シリカ、沈降シリカ、粉砕シリカ、
溶融シリカ粉末等の微粉末シリカ、珪藻土、酸化鉄、酸
化亜鉛、酸化チタン、酸化バリウム、酸化マグネシウム
などの金属酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、炭酸亜鉛などの金属炭酸塩、水酸化セリウム、水酸
化アルミニウムなどの金属水酸化物、ガラス繊維、ガラ
スウール、カーボンブラック、微粉マイカ、アスベス
ト、或いはこれらの表面をシラン等で疎水化処理をした
ものなどが挙げられる。
などを目的とし、必要に応じて、充填剤を配合してもよ
い。充填剤としては公知のものが使用され、例えばヒュ
ームドシリカ、焼成シリカ、沈降シリカ、粉砕シリカ、
溶融シリカ粉末等の微粉末シリカ、珪藻土、酸化鉄、酸
化亜鉛、酸化チタン、酸化バリウム、酸化マグネシウム
などの金属酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、炭酸亜鉛などの金属炭酸塩、水酸化セリウム、水酸
化アルミニウムなどの金属水酸化物、ガラス繊維、ガラ
スウール、カーボンブラック、微粉マイカ、アスベス
ト、或いはこれらの表面をシラン等で疎水化処理をした
ものなどが挙げられる。
【0028】更に、必要に応じて、ポリエチレングリコ
ール及びその誘導体などのチクソトロピー性付与剤、顔
料、染料、老化防止剤、酸化防止剤、帯電防止剤、酸化
アンチモン、塩化パラフィンなどの難燃剤、窒化ホウ
素、酸化アルミニウムなどの熱伝導性改良剤等を添加し
てもよく、接着性付与剤として、アミノ基、エポキシ
基、メルカプト基などの反応性有機基を有する有機珪素
化合物、シランカップリング剤などの従来公知の各種添
加剤を混合してもよい。
ール及びその誘導体などのチクソトロピー性付与剤、顔
料、染料、老化防止剤、酸化防止剤、帯電防止剤、酸化
アンチモン、塩化パラフィンなどの難燃剤、窒化ホウ
素、酸化アルミニウムなどの熱伝導性改良剤等を添加し
てもよく、接着性付与剤として、アミノ基、エポキシ
基、メルカプト基などの反応性有機基を有する有機珪素
化合物、シランカップリング剤などの従来公知の各種添
加剤を混合してもよい。
【0029】このようにして得られた室温硬化性組成物
を基体に塗布する場合、使用時の便宜性のために、トル
エン、キシレン、石油エーテルなどの炭化水素系溶剤、
ケトン類、エステル類などの溶剤で希釈してもよく、更
には可塑剤、タレ防止剤、防汚剤、防腐剤、殺菌剤、防
黴剤などを配合することは何等差し支えない。
を基体に塗布する場合、使用時の便宜性のために、トル
エン、キシレン、石油エーテルなどの炭化水素系溶剤、
ケトン類、エステル類などの溶剤で希釈してもよく、更
には可塑剤、タレ防止剤、防汚剤、防腐剤、殺菌剤、防
黴剤などを配合することは何等差し支えない。
【0030】本発明の組成物は、ホットメルト接着剤と
して有用であり、80〜150℃に加熱し接着被着体に
適用すると、室温まで冷却することにより固型化し接着
が完了するが、更に室温で放置すると、空気中の湿気に
より架橋が起こり、より強固な接着性を与える。
して有用であり、80〜150℃に加熱し接着被着体に
適用すると、室温まで冷却することにより固型化し接着
が完了するが、更に室温で放置すると、空気中の湿気に
より架橋が起こり、より強固な接着性を与える。
【0031】
【発明の効果】本発明の室温硬化性組成物は、その主成
分のポリオキシアルキレンポリマーが室温で固体であ
り、室温で硬化して優れた接着性を与えるので、各種分
野において特に接着剤として好適に使用されるものであ
る。
分のポリオキシアルキレンポリマーが室温で固体であ
り、室温で硬化して優れた接着性を与えるので、各種分
野において特に接着剤として好適に使用されるものであ
る。
【0032】
【実施例】以下、実施例を示して本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記実施例に制限されるものではな
い。なお、実施例に先立ち、本発明の室温硬化性組成物
の主成分であるポリオキシアルキレンポリマーの合成例
について説明する。
するが、本発明は下記実施例に制限されるものではな
い。なお、実施例に先立ち、本発明の室温硬化性組成物
の主成分であるポリオキシアルキレンポリマーの合成例
について説明する。
【0033】[合成例1]1リットルのフラスコ中で下
記式(a)で示されるジアミン303gをトルエン50
0gに溶解し、NCOC3H6Si(OC2H5)349g
を徐々に滴下した後、110℃で1時間反応させた。反
応後、トルエンを減圧下で留去させて得られたポリマー
は、軟化点が78〜80℃であり、ゲルクロマトグラフ
ィー及び赤外分光計にて分析したところ下記に示す構造
を有する両末端にトリエトキシシリル基をもつポリオキ
シプロピレンポリマー(ポリマーA)であった。
記式(a)で示されるジアミン303gをトルエン50
0gに溶解し、NCOC3H6Si(OC2H5)349g
を徐々に滴下した後、110℃で1時間反応させた。反
応後、トルエンを減圧下で留去させて得られたポリマー
は、軟化点が78〜80℃であり、ゲルクロマトグラフ
ィー及び赤外分光計にて分析したところ下記に示す構造
を有する両末端にトリエトキシシリル基をもつポリオキ
シプロピレンポリマー(ポリマーA)であった。
【0034】
【化8】
【0035】[合成例2]1リットルのフラスコ中で上
記式(a)のジアミン303gをトルエン500gに溶
解させ、NCOCH 2CH 2CH 2CH 2CH 2CH 2NCO
8.5gを徐々に滴下し、次いでNCOC3H6Si(O
C2H5)325gを続いて滴下した後、110℃で1時
間反応させた。反応後トルエンを減圧下で留去させて得
られたポリマーは、軟化点が90〜93℃であり、ゲル
クロマトグラフィー及び赤外分光計にて分析したところ
下記に示す構造を有する両末端にトリエトキシシリル基
をもつポリオキシプロピレンポリマー(ポリマーB)で
あった。
記式(a)のジアミン303gをトルエン500gに溶
解させ、NCOCH 2CH 2CH 2CH 2CH 2CH 2NCO
8.5gを徐々に滴下し、次いでNCOC3H6Si(O
C2H5)325gを続いて滴下した後、110℃で1時
間反応させた。反応後トルエンを減圧下で留去させて得
られたポリマーは、軟化点が90〜93℃であり、ゲル
クロマトグラフィー及び赤外分光計にて分析したところ
下記に示す構造を有する両末端にトリエトキシシリル基
をもつポリオキシプロピレンポリマー(ポリマーB)で
あった。
【0036】
【化9】
【0037】[実施例1,2]合成例で得られたポリマ
ーA,Bを用い、表1に示す配合量で組成物を製造し
た。次に、図1,2に示すようにアルミ板1,2の端部
相互を実施例の組成物3で接着した形状の試験体に成形
し、剪断接着力試験を行った。この場合、この試験体は
組成物を120℃の温度で溶融させて作製し、室温まで
冷却した後、表1に示す各一定の温度で1時間放置した
後及び7日間放置した後の剪断接着力を測定した。結果
を表1に併記する。
ーA,Bを用い、表1に示す配合量で組成物を製造し
た。次に、図1,2に示すようにアルミ板1,2の端部
相互を実施例の組成物3で接着した形状の試験体に成形
し、剪断接着力試験を行った。この場合、この試験体は
組成物を120℃の温度で溶融させて作製し、室温まで
冷却した後、表1に示す各一定の温度で1時間放置した
後及び7日間放置した後の剪断接着力を測定した。結果
を表1に併記する。
【0038】
【表1】
【図1】実施例で得られた組成物の剪断接着力を測定す
るために成形された試験体の断面図を示す。
るために成形された試験体の断面図を示す。
【図2】実施例で得られた組成物の剪断接着力を測定す
るために成形された試験体の平面図を示す。
るために成形された試験体の平面図を示す。
1 アルミ板 2 アルミ板 3 組成物
Claims (2)
- 【請求項1】 1分子中に下記一般式(1)で示される
基を1以上含むポリオキシアルキレンポリマーを含有し
てなることを特徴とする室温硬化性組成物。 【化1】 (但し、式中R1,R2はそれぞれ炭素数1〜6の二価炭
化水素基又は−NH−基を含む炭素数1〜6の二価炭化
水素基、R3,R4はそれぞれ炭素数1〜6の置換又は非
置換の一価炭化水素基を表す。aは0,1又は2であ
る。) - 【請求項2】 ポリオキシアルキレンポリマーが下記一
般式(2)で示されるポリマーである請求項1記載の組
成物。 【化2】 (但し、式中R1,R2はそれぞれ炭素数1〜6の二価炭
化水素基又は−NH−基を含む炭素数1〜6の二価炭化
水素基、R3,R4はそれぞれ炭素数1〜6の置換又は非
置換の一価炭化水素基、R5は炭素数2〜4の二価炭化
水素基を表し、Zは炭素数1〜20の置換又は非置換の
二価炭化水素基又は炭素数1〜20のエーテル結合もし
くはエステル結合を含む二価の有機基を表し、mは20
〜200の整数、nは0〜10の整数、aは0,1又は
2を表す。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5185595A JPH0718171A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 室温硬化性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5185595A JPH0718171A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 室温硬化性組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0718171A true JPH0718171A (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=16173555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5185595A Pending JPH0718171A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 室温硬化性組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0718171A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007169529A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Kaneka Corp | 硬化性組成物 |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP5185595A patent/JPH0718171A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007169529A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Kaneka Corp | 硬化性組成物 |
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