JPH0718099B2 - ロ−プ - Google Patents
ロ−プInfo
- Publication number
- JPH0718099B2 JPH0718099B2 JP61227480A JP22748086A JPH0718099B2 JP H0718099 B2 JPH0718099 B2 JP H0718099B2 JP 61227480 A JP61227480 A JP 61227480A JP 22748086 A JP22748086 A JP 22748086A JP H0718099 B2 JPH0718099 B2 JP H0718099B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rope
- resin
- core member
- sheath
- molecular weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
- D07B1/02—Ropes built-up from fibrous or filamentary material, e.g. of vegetable origin, of animal origin, regenerated cellulose, plastics
- D07B1/025—Ropes built-up from fibrous or filamentary material, e.g. of vegetable origin, of animal origin, regenerated cellulose, plastics comprising high modulus, or high tenacity, polymer filaments or fibres, e.g. liquid-crystal polymers
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2201/00—Ropes or cables
- D07B2201/10—Rope or cable structures
- D07B2201/1096—Rope or cable structures braided
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2201/00—Ropes or cables
- D07B2201/20—Rope or cable components
- D07B2201/2083—Jackets or coverings
- D07B2201/209—Jackets or coverings comprising braided structures
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2205/00—Rope or cable materials
- D07B2205/20—Organic high polymers
- D07B2205/201—Polyolefins
- D07B2205/2014—High performance polyolefins, e.g. Dyneema or Spectra
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2401/00—Aspects related to the problem to be solved or advantage
- D07B2401/20—Aspects related to the problem to be solved or advantage related to ropes or cables
- D07B2401/2005—Elongation or elasticity
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
- Ropes Or Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、ロープに関し、さらに詳しくは、各種電気コ
ード、通信ケーブル、テンションメンバー等に用いられ
る機械的特性、柔軟性ならびに耐久性にすぐれたロープ
に関する。
ード、通信ケーブル、テンションメンバー等に用いられ
る機械的特性、柔軟性ならびに耐久性にすぐれたロープ
に関する。
発明の技術的背景ならびにその問題点 従来、ロープの機械的特性を向上させるために、材質な
らびに構造の面から種々の提案がなされている。たとえ
ば、繊維に樹脂を含浸し、これを所定の金型内で硬化さ
せてなるプルトル−ジョン繊維がロープの基材繊維とし
て用いられており、この方法で得られたロープは、伸び
を大幅に低減することができる点ですぐれている。ま
た、引き揃えて編組した芯部材の外周をさらに編組した
ロープで包囲することにより二重構造とした、いわゆる
ダブルブレードロープも知られている。
らびに構造の面から種々の提案がなされている。たとえ
ば、繊維に樹脂を含浸し、これを所定の金型内で硬化さ
せてなるプルトル−ジョン繊維がロープの基材繊維とし
て用いられており、この方法で得られたロープは、伸び
を大幅に低減することができる点ですぐれている。ま
た、引き揃えて編組した芯部材の外周をさらに編組した
ロープで包囲することにより二重構造とした、いわゆる
ダブルブレードロープも知られている。
しかしながら、前記のプルトル−ジョン法で得られたロ
ープは、ロープ全体を樹脂で含浸し硬化しているため、
ロープが硬く柔軟性に欠けるという問題点があった。一
方、上記のダブルブレードロープは、柔軟性にすぐれる
反面、引張強度、伸び等の機械的特性において必ずしも
充分満足のいくものではないという問題点があった。
ープは、ロープ全体を樹脂で含浸し硬化しているため、
ロープが硬く柔軟性に欠けるという問題点があった。一
方、上記のダブルブレードロープは、柔軟性にすぐれる
反面、引張強度、伸び等の機械的特性において必ずしも
充分満足のいくものではないという問題点があった。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴なう問題点を解決
しようとするものであって、引張強度ならびに伸びが改
善され、しかも柔軟性および耐久性にもすぐれたロープ
を提供することを目的としている。
しようとするものであって、引張強度ならびに伸びが改
善され、しかも柔軟性および耐久性にもすぐれたロープ
を提供することを目的としている。
発明の概要 本発明に係るロープは、芯部材の外周を鞘部材で被覆し
た二層構造を有するロープであって、前記芯部材が、超
高分子量ポリオレフィンの延伸物からなり、前記鞘部材
が、樹脂を含浸した編成物からなることを特徴としてい
る。
た二層構造を有するロープであって、前記芯部材が、超
高分子量ポリオレフィンの延伸物からなり、前記鞘部材
が、樹脂を含浸した編成物からなることを特徴としてい
る。
本発明に係るロープは、芯部材と鞘部材とからなる二重
構造を有し、しかも芯部材は、強度、弾力性にすぐれた
超高分子量ポリオレフィン延伸物で構成され、鞘部材は
樹脂を含浸した編成物で構成されているので、引張強度
や柔軟性にすぐれるとともに伸びが小さくまた耐久性に
もすぐれている。
構造を有し、しかも芯部材は、強度、弾力性にすぐれた
超高分子量ポリオレフィン延伸物で構成され、鞘部材は
樹脂を含浸した編成物で構成されているので、引張強度
や柔軟性にすぐれるとともに伸びが小さくまた耐久性に
もすぐれている。
発明の具体的説明 以下、本発明に係るロープを実施例も含めて具体的に説
明する。
明する。
本発明に係るロープ1は、第1図の斜視図に示すよう
に、芯部材2とこの外周を鞘部材3で被覆してなる二重
構造を有している。
に、芯部材2とこの外周を鞘部材3で被覆してなる二重
構造を有している。
芯部材2は、超高分子量ポリオレフィンの延伸物を含ん
で構成されている。
で構成されている。
このようなポリオレフィン延伸物としては、エチレンを
主体とする超高分子量ポリエチレンを10倍以上の高倍率
で延伸することによって得られる超高分子量ポリエチレ
ン延伸物が、軽量であるとともに、高弾性、高引張強度
をも有しているため、好ましく用いられる。このような
高弾性、高引張強度を有する超高分子量ポリオレフィン
延伸物を得る方法としては、たとえば特開昭56−15408
号公報、特開昭58−5228号公報、特開昭59−130313号公
報、特開昭59−187614号公報等に詳述されているよう
な、超高分子量ポリエチレンを稀薄溶液にするか、ある
いは超高分子量ポリエチレンにパラフィン系ワックスな
どの低分子量化合物を添加して超高分子量ポリエチレン
の延伸性を改良して高倍率に延伸する方法を例示するこ
とができる。
主体とする超高分子量ポリエチレンを10倍以上の高倍率
で延伸することによって得られる超高分子量ポリエチレ
ン延伸物が、軽量であるとともに、高弾性、高引張強度
をも有しているため、好ましく用いられる。このような
高弾性、高引張強度を有する超高分子量ポリオレフィン
延伸物を得る方法としては、たとえば特開昭56−15408
号公報、特開昭58−5228号公報、特開昭59−130313号公
報、特開昭59−187614号公報等に詳述されているよう
な、超高分子量ポリエチレンを稀薄溶液にするか、ある
いは超高分子量ポリエチレンにパラフィン系ワックスな
どの低分子量化合物を添加して超高分子量ポリエチレン
の延伸性を改良して高倍率に延伸する方法を例示するこ
とができる。
前記超高分子量ポリオレフィン延伸物としては、引張弾
性率が20GPa以上、好ましくは50GPa以上であり、しかも
引張強度が1.2GPa以上、好ましくは1.5GPa以上であるも
のが軽量でかつ高剛性、高引張り強度であるため、本発
明で用いる超高分子量ポリオレフィン延伸物として最も
好適である。
性率が20GPa以上、好ましくは50GPa以上であり、しかも
引張強度が1.2GPa以上、好ましくは1.5GPa以上であるも
のが軽量でかつ高剛性、高引張り強度であるため、本発
明で用いる超高分子量ポリオレフィン延伸物として最も
好適である。
このように芯部材は、超高分子量ポリオレフィン延伸物
によって構成されているが、この芯部材は超高分子量ポ
リオレフィンフィラメントを引き揃えて束ねた結束物に
よって構成することができ、また延伸フィラメントを三
つ打、四つ打、六つ打、八つ打、パラ打等の撚り合せ、
編組した編成物によって構成することもできる。芯部材
を、延伸フィラメントの編成物から構成する場合には、
ロープの用途、目的に応じて延伸フィラメントの打込
数、直径などを選択することができる。
によって構成されているが、この芯部材は超高分子量ポ
リオレフィンフィラメントを引き揃えて束ねた結束物に
よって構成することができ、また延伸フィラメントを三
つ打、四つ打、六つ打、八つ打、パラ打等の撚り合せ、
編組した編成物によって構成することもできる。芯部材
を、延伸フィラメントの編成物から構成する場合には、
ロープの用途、目的に応じて延伸フィラメントの打込
数、直径などを選択することができる。
このような芯部材の直径は、2〜15mm程度であることが
好ましい。
好ましい。
一方、鞘部材3は、樹脂が含浸された編成物によって構
成される。編成物を構成するヤーンもしくはストランド
としては、従来公知の天然繊維あるいは合成繊維が用い
られ得る。具体的には、ポリエステル繊維、アクリル繊
維、綿、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポリ
アミド繊維、レーヨン(ビスコース・レーヨン、キュプ
ラ)、麻、ビニロン繊維などが好ましく用いられ得る。
また樹脂の含浸性を向上させる上では、鞘部材に用いる
繊維は、フィラメント糸よりも紡績糸の方がより好まし
い。
成される。編成物を構成するヤーンもしくはストランド
としては、従来公知の天然繊維あるいは合成繊維が用い
られ得る。具体的には、ポリエステル繊維、アクリル繊
維、綿、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポリ
アミド繊維、レーヨン(ビスコース・レーヨン、キュプ
ラ)、麻、ビニロン繊維などが好ましく用いられ得る。
また樹脂の含浸性を向上させる上では、鞘部材に用いる
繊維は、フィラメント糸よりも紡績糸の方がより好まし
い。
鞘部材3を構成する編成物の打込数あるいは周径は、ロ
ープの用途に応じて適宜選択され得るが、具体的には鞘
部材3の周径すなわち厚みは0.1〜2mm程度であることが
好ましい。
ープの用途に応じて適宜選択され得るが、具体的には鞘
部材3の周径すなわち厚みは0.1〜2mm程度であることが
好ましい。
上記編成物に含浸する樹脂としては、熱硬化性樹脂、熱
可塑性樹脂のいずれをも使用することができる。熱硬化
性樹脂としては、たとえば、不飽和ポリエステル、ビニ
ルエステル、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹
脂などが好ましく用いられ、熱可塑性樹脂としては、ポ
リオレフィン系樹脂のディスパージョン、ポリ塩化ビニ
ルゾル、アイオノマーディスパーション、エチレン、酢
酸ビニルディスパーションなどが好ましく用いられ得
る。
可塑性樹脂のいずれをも使用することができる。熱硬化
性樹脂としては、たとえば、不飽和ポリエステル、ビニ
ルエステル、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹
脂などが好ましく用いられ、熱可塑性樹脂としては、ポ
リオレフィン系樹脂のディスパージョン、ポリ塩化ビニ
ルゾル、アイオノマーディスパーション、エチレン、酢
酸ビニルディスパーションなどが好ましく用いられ得
る。
次に、本発明のロープの製造方法について説明する。
まず、常法に従って芯部材と鞘部材(編成物)からなる
ダブルブレードロープを作成する。このようなダブルブ
レードロープ自体の製造は、たとえば超高分子量ポリオ
レフィンフィラメントを引き揃えまたは編組して芯部材
を形成しつつ、あるいは予め引き揃えまたは編組した芯
部材、の外周に多数のヤーンもしくはストランドを互に
交叉させながら螺旋状に巻回して筒状に編組する方法を
例示することができる。
ダブルブレードロープを作成する。このようなダブルブ
レードロープ自体の製造は、たとえば超高分子量ポリオ
レフィンフィラメントを引き揃えまたは編組して芯部材
を形成しつつ、あるいは予め引き揃えまたは編組した芯
部材、の外周に多数のヤーンもしくはストランドを互に
交叉させながら螺旋状に巻回して筒状に編組する方法を
例示することができる。
次に、ダブルブレードロープの鞘部のみに樹脂を含浸す
る。樹脂の含浸法としては、たとえば、ロープを樹脂中
に一定時間浸漬する方法やあるいは、押出コーティング
などの方法が採用される。このようにして鞘部の編成物
に樹脂を含浸したロープを、加熱ダイスに通して含浸樹
脂を乾燥、硬化する。この硬化工程においては、ロープ
に一定の張力をかけておくことが特に好ましい。このよ
うに張力を加えた状態でヒートセットすることによっ
て、ロープの初期伸びを小さくすることができる。この
場合ロールに加える張力は、もちろんロープの破断強度
以下の張力でなければならない。
る。樹脂の含浸法としては、たとえば、ロープを樹脂中
に一定時間浸漬する方法やあるいは、押出コーティング
などの方法が採用される。このようにして鞘部の編成物
に樹脂を含浸したロープを、加熱ダイスに通して含浸樹
脂を乾燥、硬化する。この硬化工程においては、ロープ
に一定の張力をかけておくことが特に好ましい。このよ
うに張力を加えた状態でヒートセットすることによっ
て、ロープの初期伸びを小さくすることができる。この
場合ロールに加える張力は、もちろんロープの破断強度
以下の張力でなければならない。
このようにして樹脂含浸を経たロープは、冷却等の所望
の後処理を施した後に引取ってロープの製造工程が完了
する。
の後処理を施した後に引取ってロープの製造工程が完了
する。
上記のような方法によれば、従来の押出コーティングに
比べて低温下で含浸処理を行なうことができるので、芯
部材の溶断等の問題を防止することができる。
比べて低温下で含浸処理を行なうことができるので、芯
部材の溶断等の問題を防止することができる。
上記のような構造を有し、上記のような方法で得られる
本発明に係るロープは、ロープの長さ方向の初期伸びが
非常に小さいという優れた特性を有している。また鞘部
材だけに樹脂が含浸されており、芯部材には樹脂が含浸
されていないので、芯部材間では摩擦抵抗が小さくまた
繊維間の滑りがあり、ロープの長さ方向に直角な方向に
は柔軟性があり、曲げやすい。しかも鞘部材には樹脂が
含浸されているため、ロープ表面は、強度および耐久性
に優れ、表面にけば立ちが生ずることがほとんどない。
本発明に係るロープは、ロープの長さ方向の初期伸びが
非常に小さいという優れた特性を有している。また鞘部
材だけに樹脂が含浸されており、芯部材には樹脂が含浸
されていないので、芯部材間では摩擦抵抗が小さくまた
繊維間の滑りがあり、ロープの長さ方向に直角な方向に
は柔軟性があり、曲げやすい。しかも鞘部材には樹脂が
含浸されているため、ロープ表面は、強度および耐久性
に優れ、表面にけば立ちが生ずることがほとんどない。
本発明に係るロープの用途は、特に制限されるものでは
ないが、その優れた特性を生かして、たとば各種電気ケ
ーブル、電気コード、通信ケーブル、テンションメン
バ、道路用ロープ(ガードレール代替)、敷設用メッセ
ンジャーロープ等、広い用途が考えられる。
ないが、その優れた特性を生かして、たとば各種電気ケ
ーブル、電気コード、通信ケーブル、テンションメン
バ、道路用ロープ(ガードレール代替)、敷設用メッセ
ンジャーロープ等、広い用途が考えられる。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこら
れ実施例に限定されるものではない。
れ実施例に限定されるものではない。
実施例 以下、芯部材の、鞘部材からなるダブルブレードロープ
を作成した。
を作成した。
芯部材: 超高分子量ポリエチレン延伸フィラメント(引張弾性率
90Gpa、引張強度2.5Gpa、極限粘度[η]7dl/g)を1200
0デニール、打込数8の条件で編組したもの。
90Gpa、引張強度2.5Gpa、極限粘度[η]7dl/g)を1200
0デニール、打込数8の条件で編組したもの。
鞘部材: ポリエステルスパン糸を1000デニール、打込数16の条件
で編組したもの。
で編組したもの。
次に、上記ダブルブレードロープの鞘部材のみに樹脂を
含浸させ、含浸樹脂としては、各々、以下のものを用い
た。
含浸させ、含浸樹脂としては、各々、以下のものを用い
た。
実施例1:ビニルエステル(昭和高分子(株)製 実施例2:アイオノマーディスパージョン(商品名「ケミ
パールS−100」、三井石油化学工業(株)製) なお比較例として、以下のロープを用意した。
パールS−100」、三井石油化学工業(株)製) なお比較例として、以下のロープを用意した。
芯部材:ケブラー繊維を不飽和ポリエステルで結着した
もの。
もの。
鞘部材:ポリプロピレン樹脂 樹脂含浸なし。
上記実施例1、2ともに、約50Kg張力下において、100
℃で10分間加熱することによりヒートセットし、本発明
のロープを得た。各ロープの形態は以下の通りである。
℃で10分間加熱することによりヒートセットし、本発明
のロープを得た。各ロープの形態は以下の通りである。
実施例1および2: 芯 直径 4.0mm 鞘 周径 0.5mm 単位重量 12g/m 比較例: 芯 直径 4.0mm 鞘 周径 0.5mm 単位重量 12g/m このようにして得られた各ロープについて、引張試験を
行ない、伸び率を測定した。測定結果を第2図に示す。
また、各ロープの破断強度を下表に示す。
行ない、伸び率を測定した。測定結果を第2図に示す。
また、各ロープの破断強度を下表に示す。
測定結果から明らかなように、本発明に係る実施例1,2
のロープはいずれも優れた強度も有するとともに、伸び
を著しく小さくすることができるという特性を有してい
る。
のロープはいずれも優れた強度も有するとともに、伸び
を著しく小さくすることができるという特性を有してい
る。
また、上記実施例の芯部材に用いた超高分子量ポリエチ
レン延伸物は、摩擦抵抗が小さく繊維間のすべりが比較
的大きいため、ロープは柔軟性にも優れていた。
レン延伸物は、摩擦抵抗が小さく繊維間のすべりが比較
的大きいため、ロープは柔軟性にも優れていた。
さらに、本発明に係るロープは、従来のダブルブレード
ロープに比べて表面層の強度、耐久性が格段に向上して
おり、また、外表面のけば立ち等の問題も解消されてい
た。
ロープに比べて表面層の強度、耐久性が格段に向上して
おり、また、外表面のけば立ち等の問題も解消されてい
た。
発明の効果 上記実施例からも理解されるように、本発明に係るロー
プは、特定の延伸物からなる芯部材の外周が、樹脂含浸
された鞘部材によって被覆されてなる二重構造を有して
いるので、従来のロープに比べて伸びを小さくすること
ができるとともに、機械的強度、柔軟性ならびに耐久性
にも優れている。
プは、特定の延伸物からなる芯部材の外周が、樹脂含浸
された鞘部材によって被覆されてなる二重構造を有して
いるので、従来のロープに比べて伸びを小さくすること
ができるとともに、機械的強度、柔軟性ならびに耐久性
にも優れている。
第1図は本発明に係るロープの斜視図であり、第2図は
ロープの伸び率の測定結果を示すグラフである。 1……ロープ 2……芯部材 3……鞘部材
ロープの伸び率の測定結果を示すグラフである。 1……ロープ 2……芯部材 3……鞘部材
Claims (4)
- 【請求項1】芯部材の外周を鞘部材で被覆した二層構造
を有するロープであって、前記芯部材が、超高分子量ポ
リオレフィンの延伸物からなり、前記鞘部材が、樹脂を
含浸した編成物からなることを特徴とする、ロープ。 - 【請求項2】前記芯部材を構成する延伸物が、延伸フィ
ラメントを引き揃えた結束物からなる、特許請求の範囲
第1項のロープ。 - 【請求項3】前記芯部材を構成する延伸物が、延伸フィ
ラメントを編組してなる編成物からなる、特許請求の範
囲第1項のロープ。 - 【請求項4】前記鞘部材が、紡績糸を編組してなる編成
物からなる、特許請求の範囲第1項のロープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61227480A JPH0718099B2 (ja) | 1986-09-26 | 1986-09-26 | ロ−プ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61227480A JPH0718099B2 (ja) | 1986-09-26 | 1986-09-26 | ロ−プ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6385192A JPS6385192A (ja) | 1988-04-15 |
JPH0718099B2 true JPH0718099B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=16861539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61227480A Expired - Fee Related JPH0718099B2 (ja) | 1986-09-26 | 1986-09-26 | ロ−プ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0718099B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0986118A (ja) * | 1995-09-25 | 1997-03-31 | Okamoto Ind Inc | タイヤ用滑り止め装置 |
JP2013019070A (ja) * | 2011-07-11 | 2013-01-31 | Takagi Kogyo Kk | ロープ |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63295749A (ja) * | 1987-05-28 | 1988-12-02 | ハヤミ工産株式会社 | 高強力複合構造紐体 |
PT1987193T (pt) * | 2006-02-23 | 2016-12-27 | Dsm Ip Assets Bv | Cabo de amarração |
CN106522002A (zh) * | 2016-12-29 | 2017-03-22 | 艾金富 | 一种电力施工牵引用绳 |
CN112391733A (zh) * | 2020-09-29 | 2021-02-23 | 扬州巨神绳缆有限公司 | 一种水陆两用牵引绳及其制备方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5358071A (en) * | 1976-10-30 | 1978-05-25 | Nitto Kasei Co Ltd | Net and rope for preventing contamination under water |
JPS57147294U (ja) * | 1981-03-06 | 1982-09-16 | ||
JPS6034614A (ja) * | 1983-07-28 | 1985-02-22 | Kuraray Co Ltd | 高強力繊維の紡糸原液調製法 |
JPS60139884A (ja) * | 1983-12-27 | 1985-07-24 | 東洋紡績株式会社 | 高強力ロ−プ |
JPS60151311A (ja) * | 1984-01-13 | 1985-08-09 | Toyobo Co Ltd | 流動パラフインを含有するポリエチレン繊維 |
JPS61611A (ja) * | 1984-06-11 | 1986-01-06 | Toray Ind Inc | 高強度高モジユラスポリオレフイン系繊維の製造法 |
-
1986
- 1986-09-26 JP JP61227480A patent/JPH0718099B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0986118A (ja) * | 1995-09-25 | 1997-03-31 | Okamoto Ind Inc | タイヤ用滑り止め装置 |
JP2013019070A (ja) * | 2011-07-11 | 2013-01-31 | Takagi Kogyo Kk | ロープ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6385192A (ja) | 1988-04-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0333279B1 (en) | Braided textile sleeves | |
KR920003384B1 (ko) | 복합연합형 항장력체 및 그의 제조방법 | |
CA1041385A (en) | Rope and method for forming same | |
US4534163A (en) | Rope or cable and method of making same | |
US6142984A (en) | Removal string for tampon pledget | |
US3457962A (en) | Golf club shaft and method of forming the same | |
JPH06200437A (ja) | コンパウンドヤーン及びその製造方法 | |
JPS61194276A (ja) | 複合補強部材並びにその製造方法及び製造装置 | |
CN108698797A (zh) | 电梯绳索及其制造方法 | |
US20130118142A1 (en) | Thread or sewing thread, and method for producing a thread or a sewing thread | |
JP3007371B2 (ja) | 繊維補強ゴム製品 | |
JPH0718099B2 (ja) | ロ−プ | |
JPH0860472A (ja) | ヘテロフィラメント複合ヤーン | |
JPS63126930A (ja) | コードの構造 | |
JPH01174413A (ja) | 複合糸プリプレグ | |
JP2984021B2 (ja) | 繊維強化熱硬化性樹脂製撚構造体及びその製造方法 | |
JPH0323676B2 (ja) | ||
JPH02105830A (ja) | 炭素繊維製組紐の製造方法 | |
JPWO2022085085A5 (ja) | ||
JP3345083B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
JP2599187B2 (ja) | 複合線条体の製造方法 | |
JP2534254B2 (ja) | 繊維補強ホ−ス | |
JPH10245259A (ja) | コンクリート用補強材の製造方法 | |
JPS61146832A (ja) | ポリオキシメチレン撚糸体 | |
JPH02112454A (ja) | 炭素繊維製組紐の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |