JPH07180893A - 空気調和機の制御器 - Google Patents

空気調和機の制御器

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JPH07180893A
JPH07180893A JP5327823A JP32782393A JPH07180893A JP H07180893 A JPH07180893 A JP H07180893A JP 5327823 A JP5327823 A JP 5327823A JP 32782393 A JP32782393 A JP 32782393A JP H07180893 A JPH07180893 A JP H07180893A
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coil
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outdoor unit
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Kenichi Shigeizumi
健一 茂泉
Akihiro Maejima
章宏 前島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配線を簡素化し、占有空間を縮小する空気調
和機の制御器を提供する。 【構成】 電力供給源に接続するための電源端子8を有
する構造体2に、接点10及びこの接点を開閉するコイ
ル11を組み込むと共に室外機に接続するための内外接
続コネクタ5を成形し、接点10の一方を電源端子8に
導通させ他方を内外接続コネクタ5の端子12に導通さ
せた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の室外機に
電力を供給制御する制御器に係り、特に、配線を簡素化
し、占有空間を縮小する空気調和機の制御器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機には室外に置かれる室外機を
設けたものがあり、室外機に給電するために室内に制御
器が設けられる。制御器は、電力供給源と室外機との間
に介在するが、単に電力供給源と室外機とを繋ぐだけで
なく、室外機に電力を供給するか否かを制御することが
できる。この制御を行うために、制御器には電力用のリ
レーや制御回路を有するプリント配線基板が設けられ、
ケーブル接続用のコネクタが設けられる。また、室外機
の故障等による出火を未然に防ぐために、この制御器
に、室外機への電源ラインの過熱を検知する温度ヒュー
ズが設けられることもある。
【0003】従来の制御器の回路構成は、図7に示され
るように、室内コンセントに挿入される電源プラグ15
と、その電源プラグ15から制御器内へ引き込まれた室
内ケーブル16に接続されたスイッチ71と、制御回路
及び配線用コネクタが実装されたメイン基板72と、こ
のメイン基板72に装着され室外機への電力を入り切り
するリレー73と、室外機へのケーブルを接続するため
のSLコネクタ74と、SLコネクタ74や室内ファン
の過熱に感応するように配置された複数の温度ヒューズ
75とからなる。電源プラグ15を除く上記各部品は制
御器の筐体内に適宜配置されている。
【0004】図8に示されるように、リレー73、SL
コネクタ74、温度ヒューズ75は、それぞれ独立した
部品で構成されており、その配置は、リレー73がメイ
ン基板72上、SLコネクタ74が電気部品箱76内、
温度ヒューズ75がメイン基板面近傍の各所となってい
る。また、図7に示されるように、各部品間を繋ぐ配線
は、スイッチ71からメイン基板72のコネクタとリレ
ー73とに、SLコネクタ74からメイン基板72のコ
ネクタとリレー73とに、温度ヒューズ75からメイン
基板72のコネクタにというふうに多岐に亘っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の制御器の製造
時、各部品間に配線を行う際に、配線が多岐に亘ってい
るために作業が煩わしく、かつ誤配線になりやすい。ま
た、リード線が多いので、使用電線量が多く、リード線
取り付けの工数も多い。
【0006】また、従来の制御器は、各部品が独立して
いることや配線が多岐に亘っていることから、これらに
よる占有空間が大きい。これは小形化への障害となる。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、配線を簡素化し、占有空間を縮小する空気調和機の
制御器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、電力供給源に接続するための電源端子を有
する構造体に、接点及びこの接点を開閉するコイルを組
み込むと共に室外機に接続するための内外接続コネクタ
を成形し、上記接点の一方を上記電源端子に導通させ他
方を上記内外接続コネクタの端子に導通させたものであ
る。
【0009】上記構造体に内外接続コネクタ側の温度に
感応して室外機への電力供給を停止させるための温度ヒ
ューズを組み込んでもよい。
【0010】
【作用】上記構成により、電源端子を電力供給源に接続
することができる。内外接続コネクタを室外機に接続す
ることができる。接点及びコイルはリレーとして機能す
る。電源端子が接点の一方に導通し、内外接続コネクタ
の端子が接点の他方に導通しているので、コイルが接点
を開閉することにより、電力供給源と室外機とを入り切
りすることができる。
【0011】接点及びコイルからなるリレーは構造体に
組み込まれ、内外接続コネクタは構造体に成形され、さ
らには温度ヒューズも構造体に組み込まれているので、
この構造体からなる部品を複合機能を有する一体の複合
部品として扱うことができる。従って、各部品を配線で
繋ぐ必要がなくなり配線が簡素化される。また、各部品
を一体化したことにより占有空間が縮小される。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
【0013】本発明の空気調和機の制御器に使用される
複合部品の構造を図2に、回路を図1に示した。図2に
示されるように、複合部品1は1つの構造体2により一
体的に構成されている。構造体2は、ほぼ角柱状に形成
され、両側面から突き出たフランジ3を有している。こ
のフランジ3には構造体2自体を図示されない電気部品
箱に固定するための取付け穴4が形成されている。ま
た、フランジ3間には構造体2に内外接続コネクタ(ソ
ケット)5が成形されている。内外接続コネクタ5は2
個の挿入孔6を有し、各挿入孔6内には端子12が埋め
られている。構造体の上面には構造体2に室外機からの
ケーブルを固定するためのコードクランプ7が成形され
ている。構造体2の側面にはファストン接続が可能な電
源端子8が2本植設されている。構造体2の底面には、
プリント基板に実装するための基板接続端子9が4本設
けられている。構造体2内部には、接点、この接点を開
閉するコイル、温度ヒューズ及びこれらを相互に繋ぐ導
体が組み込まれている。図示しないが、温度ヒューズは
内外接続コネクタ側の導体に近接して配置されている。
【0014】図3に示される複合部品1は、図2で説明
したものとは少し異なり、内外接続コネクタ5が3個の
挿入孔6を有しており、1個の挿入孔6は予備端子用と
なっている。複合部品1は一体の部品として扱うことが
でき、このままプリント基板に実装して使用することが
できる。
【0015】図1に示されるように、複合部品1内の接
点10は2つ設けられ、コイル11により連動して開閉
されるように構成されている。2つの電源端子8a、8
bはそれぞれ接点10a、10bの一方に導体で繋がっ
ており、導通している。また、電源端子8a、8b及び
接点10a、10bは基板接続端子9a、9bに接続さ
れている。各接点10a、10bの他方はそれぞれ内外
接続コネクタ5の各端子12a、12bに導体で繋がっ
ており、導通している。基板接続端子9cはコイル11
の一端に接続され、コイル11の他端は温度ヒューズ1
3の一端に接続され、温度ヒューズ13の他端は基板接
続端子9dに接続されている。このように本実施例では
コイル11と温度ヒューズ13とが直列に設けられる。
【0016】図4は、制御器の一部を示している。複合
部品1は制御器に収容されているメイン基板14に実装
されている。その一方で、複合部品1が取付穴4を利用
して電気部品箱に固定されているので、メイン基板14
は複合部品1を介して支持されることになる。このメイ
ン基板14は室外機に電力を供給するか否かを制御する
ための制御回路(図示せず)を有する。この制御回路
は、複合部品1の基板接続端子9a、9bから電力を得
ることができ、基板接続端子9c、9dにコイル駆動電
流を与えることができる。室内コンセントに挿入される
電源プラグ15から制御器内へ引き込まれた室内ケーブ
ル16はファストン端子(図示せず)で終端され、その
ファストン端子が複合部品1の電源端子8a、8bに接
続されている。室外機から制御器内へ引き込まれたケー
ブルは、内外接続コネクタ(プラグ)で終端され、この
プラグが複合部品1の内外接続コネクタ5に差し込まれ
ると共にケーブルがコードクランプ7で固定されて使用
される。なお、図4の場合、基板接続端子9eが設けら
れ、この基板接続端子9eは信号線用として用いること
ができる。
【0017】次に実施例の作用を述べる。
【0018】室内コンセントに電源プラグ15を挿入す
ると、室内ケーブル16、電源端子8、基板接続端子9
を介してメイン基板14に電力が供給されるようにな
る。メイン基板14の制御回路は制御を開始する。室外
機への電力供給が判断されると、基板接続端子9c、9
d間にコイル駆動電流が与えられ、コイル11の付勢に
より接点10が閉じられる。接点10が閉じられたこと
により、この接点10を介して電源端子側の導体から内
外接続コネクタ側の導体への電源ラインが形成される。
その結果、室内コンセントから室外機へ電力が供給され
るようになる。
【0019】室外機の動作中に故障等により通常必要と
する以上に電流が流れることがある。その場合、電源ラ
インを形成する導体の温度が上昇する。内外接続コネク
タ側の導体に近接する温度ヒューズ13は、この上昇し
た温度に感応し、コイル駆動電流を遮断する。コイル駆
動電流が遮断されたことにより、コイル11による付勢
が解消されて、接点10が開放される。接点10が開放
されたことにより室外機への電力供給が断たれ、室外機
が停止する。なお、本実施例は温度ヒューズ13がコイ
ル11に直列に入っているので、インバータエアコン及
び通常一般ヒートポンプの両タイプのものに共用するこ
とができる。
【0020】本発明の制御器の複合部品1にあっては、
接点10及びコイル11からなるリレー、内外接続コネ
クタ5、温度ヒューズ13が一体化されている。制御器
の製造に際しては、電源端子8に室内ケーブル16のフ
ァストン端子を装着するだけでよく、配線作業の煩わし
さや誤配線のおそれがなく、使用電線量が少なく、配線
の工数が少なくなる。また、複合部品1を用いることに
より制御器内の占有空間が縮小される。
【0021】他の実施例を説明する。
【0022】図5と図1との相違点は、内外接続コネク
タ5に内外通信用端子12dが設けられ、この内外通信
用端子12dと基板接続端子9eとの間に温度ヒューズ
13が設けられる点である。また、図6に示されるよう
に、内外接続コネクタ5が3個の挿入孔6を有し、これ
らの挿入孔6に電力供給用の端子12a、12bと内外
通信用端子12dとが埋められている。この実施例で
は、制御器と室外機との間に内外通信回路が形成され
る。温度ヒューズ13が作動すると内外通信回路が遮断
され、制御回路がこの遮断を検知してコイル11の電流
を止めるようになっている。このように構成しても内外
接続コネクタ側の温度に感応して室外機を停止させるこ
とができる。
【0023】図7の例は、電気端子8を構造体2の上面
に植設したものである。
【0024】なお、以上の実施例はリレーとして電源ラ
インの2線両方を入り切りする両切りリレーを用いてい
るが、電源ラインの一方のみを入り切りする片切りリレ
ーを用いてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0026】(1)部品の一体化により配線が簡素化さ
れるので、配線作業の煩わしさや誤配線のおそれがなく
なり、使用電線量が低減され、配線の工数が低減され
る。
【0027】(2)部品の一体化により占有空間が縮小
されるので、制御器が小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す複合部品の回路図であ
る。
【図2】本発明の一実施例を示す複合部品の平面図であ
る。
【図3】図2の複合部品の斜視図である。
【図4】本発明による制御器の一部破断図である。
【図5】他の実施例を示す複合部品の回路図である。
【図6】他の実施例を示す複合部品の平面図である。
【図7】他の実施例を示す複合部品の斜視図である。
【図8】従来例を示す制御器の配線図である。
【図9】従来例を示す部品の配置概念図である。
【符号の説明】
2 構造体 5 内外接続コネクタ 8 電源端子 10 接点 11 コイル 12 端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和機の室外機に電力を供給制御す
    るために電力供給源と室外機との間に設けられる制御器
    において、電力供給源に接続するための電源端子を有す
    る構造体に、接点及びこの接点を開閉するコイルを組み
    込むと共に室外機に接続するための内外接続コネクタを
    成形し、上記接点の一方を上記電源端子に導通させ他方
    を上記内外接続コネクタの端子に導通させたことを特徴
    とする空気調和機の制御器。
  2. 【請求項2】 上記構造体に内外接続コネクタ側の温度
    に感応して室外機への電力供給を停止させるための温度
    ヒューズを組み込んだことを特徴とする請求項1記載の
    空気調和機の制御器。
JP32782393A 1993-12-24 1993-12-24 空気調和機の制御器 Expired - Lifetime JP3228623B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101233207B1 (ko) * 2007-07-05 2013-02-15 엘지전자 주식회사 공기조화기 및 그에 따른 유선리모콘
KR20170086909A (ko) * 2016-01-19 2017-07-27 엘지전자 주식회사 공기조화기 및 그 제어방법
JP2019196891A (ja) * 2018-05-11 2019-11-14 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 室外機及び空気調和機

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KR20170086909A (ko) * 2016-01-19 2017-07-27 엘지전자 주식회사 공기조화기 및 그 제어방법
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