JPH07180506A - 蒸気タービン制御装置 - Google Patents

蒸気タービン制御装置

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JPH07180506A
JPH07180506A JP5325553A JP32555393A JPH07180506A JP H07180506 A JPH07180506 A JP H07180506A JP 5325553 A JP5325553 A JP 5325553A JP 32555393 A JP32555393 A JP 32555393A JP H07180506 A JPH07180506 A JP H07180506A
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JP
Japan
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turbine
steam
signal
bias
speed signal
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Withdrawn
Application number
JP5325553A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Tahira
昌祥 田平
Hiroyuki Hoshi
弘幸 星
Masatoshi Koiwai
正俊 小岩井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Control Of Turbines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】RCICタービンの起動時、一次ピークを迎え
た後のタービン回転数が低下するのを防止し、必要最低
回転数を下回らず起動可能な蒸気タービン制御装置を提
供する。 【構成】流量調節計14から出力される目標速度信号b
およびランプ関数発生器22からの起動時速度信号hが
高値選択回路21の出力端に加えられる。高値選択回路
21では双方の信号hから高値が選択され、蒸気加減弁
に対するタービン速度制御信号として出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば原子力プラン
トの原子炉隔離時冷却系の装備としての蒸気タービン装
置に付設されるタービン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この原子炉隔離時冷却系(以下、RCI
Cと称する)とは、原子炉が主蒸気タービンの復水器か
ら隔離されたとき、復水貯蔵タンクから原子炉への冷却
水を確保して原子炉水位を保持して炉心の冷却を果たす
原子炉補助装備のことを指しており、この系には図11
に示すような構成を備えている。すなわち、図11にお
いて、格納容器1に収められた原子炉2からは主蒸気タ
ービン(図示せず)にかけて主蒸気管3が延びており、
この主蒸気管3から分岐しているRCIC蒸気管4は電
動弁5、蒸気止め弁6および蒸気加減弁7を介してRC
ICタービン8に接続されている。
【0003】RCICタービン8は負荷としてのRCI
C給水ポンプ9とタービン軸10により連結されてい
る。RCIC給水ポンプ9の吐出側は原子炉2にかけて
給水管11によって接続され、また、吸込み側は復水貯
蔵タンク12と補給水管13によって結ばれている。
【0004】上記構成において、原子炉2に冷却水を送
る起動指令信号が出力されると、その信号で電動弁5が
開き、予め全開状態で待機している蒸気止め弁6および
蒸気加減弁7にかけてRCIC蒸気管4を通して原子炉
蒸気が流れ、この蒸気を受け入れるRCICタービン8
が起動する。このとき、駆動軸10で結ばれたRCIC
給水ポンプ9が回転して補給水管13からの給水が給水
管11を通って原子炉2に流れ、これにより冷却水水位
が低下するのを防止することができる。
【0005】一方、図12はRCICタービン8に付設
されるタービン制御装置の詳細を示している。流量調節
計14ではRCIC給水ポンプ9の吐出流量を検出して
いる流量検出器15からの給水ポンプ流量信号aが入力
され、流量設定値との偏差を求めており、得られた目標
速度信号bが速度偏差演算器16に出力される。また、
流量調節計14が手動モードで操作される場合、ある一
定値の目標速度信号bが出力される。
【0006】速度偏差演算器16では目標速度信号bお
よび後記の速度偏差バイアス信号dとタービン速度検出
器(図示せず)からのタービン速度信号eとの偏差を演
算しており、得られたタービン速度制御信号fが蒸気加
減弁7に出力されてその開度が調節されるようになって
いる。速度偏差バイアス信号dは主蒸気圧力検出器17
から出力される主蒸気圧力信号cに基づいてバイアス演
算回路18でバイアス値を決定して出力される。
【0007】ちなみに、RCICタービン8には油ポン
プ19が直結されており、蒸気加減弁7の開閉動作はこ
の油ポンプ19からの制御油を受け入れる駆動装置(図
示せず)により行われる。このため、RCICタービン
8が回転していない場合、油ポンプ19からの制御油は
止まったままであり、このとき、蒸気加減弁7は全開位
置にあるが、タービン回転数が上昇すると、油ポンプ1
9が一定の速度で回転するので、制御油が蒸気加減弁7
の駆動装置に供給され、これによりタービン速度制御信
号fに従う開度調節が可能になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにRCIC
タービン8は蒸気加減弁7により制御され、蒸気加減弁
7はタービン軸10に直結された油ポンプ19から吐出
される制御油により駆動されるため、蒸気加減弁7の開
閉制御中にタービン回転数が必要以上に低下した場合、
駆動装置の油圧も低下することになる。駆動装置の油圧
が下がると、蒸気加減弁7は制御不能に陥るが、この蒸
気加減弁7の駆動装置を働かすのに必要な油圧を得るた
めのタービン回転数下限を以下必要最低回転数と称す
る。
【0009】図13は流量調節計14からの目標速度信
号bが一定値である場合のタービン起動特性を示してい
る。図13において、起動指令信号によって時刻t1
起動指令成立と同時に電動弁5が開き始め、全開位置で
待機の蒸気止め弁6および蒸気加減弁7を経てRCIC
タービン8に蒸気が流入する。このため、図中の破線で
示すタービン回転数は上昇を開始し、このタービン回転
数の上昇に伴ない蒸気加減弁7の駆動装置に制御油が流
れ、所定の油圧が確立される。油圧が確立し、回転数、
すなわちタービン速度信号eが目標速度信号bを上回っ
た時点でタービン速度制御信号fは負方向に減少し、全
開位置にあった蒸気加減弁7が閉動作を開始し、RCI
Cタービン8の過速を抑えるように全閉位置に制御され
る。タービン回転数が一時ピークに達した後、蒸気加減
弁7が全閉位置にあるため、タービン回転数は下がり始
め、タービン回転数が目標速度信号bを下回った時点か
ら若干の遅れをもって時刻t2 で蒸気加減弁7は全閉位
置から開方向に動作する。
【0010】この時刻t2 の時点でタービン回転数が必
要最低回転数を上回る場合、図中の破線で示すように蒸
気加減弁7の動作により破線で示すようにタービン回転
数は目標速度信号bに向かって整定するが、仮に、実線
で示すような推移をたどり、時刻t2 で必要最低回転数
を下回ることがあると蒸気加減弁7の開動作に必要な駆
動装置の油圧が確立されず、この場合、蒸気加減弁7は
実線で示すように、全閉位置に留まるためにRCICタ
ービン8の回転数制御が不能に陥ることがある。 そこ
で、本発明の目的はRCICタービンの起動にあたり、
一次ピークを抑えた後のタービン回転数が低下するのを
防止し、必要最低回転数を下回ることなしに安定に起動
できるようにした蒸気タービン制御装置を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は流量調節計から
与えられる目標速度信号と、検出されたタービン速度信
号との偏差に基づいて蒸気タービンに流れる蒸気量を蒸
気加減弁の開度を変えて調節するようにした蒸気タービ
ン制御装置において、タービン起動時の速度信号をラン
プ関数により漸減させる関数発生器と、流量調節計から
の目標速度信号および関数発生器から出力される速度信
号を入力して双方の信号から高値を選択して出力する高
値優先回路を備えることを特徴とするものである。
【0012】また、本発明は蒸気タービンに流入する蒸
気の圧力を検出する圧力検出器と、この圧力検出器から
与えられる圧力信号に従い目標速度信号に印加するバイ
アス値を求めるバイアス演算回路と、このバイアス演算
回路から出力されるバイアス信号を流量調節計からの目
標速度信号に加算する加算器とを備え、手動起動時の
み、バイアス演算回路からのバイアス信号を目標速度信
号に加算して蒸気加減弁への速度制御信号を出力するよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0013】さらに、本発明は蒸気タービンに流入する
蒸気の圧力を検出する圧力検出器と、この圧力検出器か
ら与えられる圧力信号に従い、それぞれ起動条件に合う
目標速度信号とタービン速度信号との偏差に加えるバイ
アス値を求める第1および第2のバイアス演算回路とを
備え、自動および手動の起動条件に応じて第1および第
2のバイアス演算回路から出力されるバイアス信号を切
替えて蒸気加減弁への速度制御信号を出力するようにし
たことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】図2を参照して本発明の作用を説明する。時刻
1 で起動指令成立と同時に実線で示すタービン回転数
1 が上昇を開始し、一次ピークに達した後、タービン
回転数R1 が下がり始める。タービン回転数R1 が実線
で示す目標速度信号S1 を下回った時点から若干遅れて
蒸気下限弁が開き、RCICタービンに蒸気が流入して
タービン回転数R1 は再び上昇に転じる。この上昇に転
じるときのタービン回転数R1 は破線で示す一定した目
標速度信号S2 よりも高い目標速度信号S1 により破線
で示すタービン回転数R2 よりも高く、一次ピークを抑
えた後のタービン回転数が必要最低回転数を下回るのを
防止することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。なお、各図の構成中、図12に示されるものと同
一ないし対応する構成には同一の符号を付しており、こ
れらについては説明を省略する。
【0016】図1において、高値選択回路21には入力
端に流量調節計14から出力される目標速度信号bと、
起動指令信号gを入力しているランプ関数発生器22の
出力である起動時速度信号hとが入力される。高値選択
回路21の出力端からは速度偏差演算器16にかけてそ
こで選択される高値側の信号のみが起動目標速度信号i
として出力される。
【0017】ランプ関数発生器22に入力される起動指
令信号gは電動弁5を開ける起動指令信号と同じである
が、たとえば手動の場合は別な起動信号を与える。
【0018】図3を参照して上記構成による作用を説明
する。
【0019】ランプ関数発生器22は予め初期値を目標
速度信号bよりも高い値を取るように決定されている。
起動指令信号gの入力により時刻t1 で起動指令成立と
同時に目標速度信号bよりも大きい値の起動時速度信号
hが高値選択回路21に入力される。このため、高値選
択回路21で起動時速度信号hが選択されて、これが起
動目標速度信号iとして出力されるので、起動後の蒸気
加減弁7の開度が高開度に保たれ、タービン回転数を上
昇させることができる。
【0020】ランプ関数発生器22の出力信号は初期値
から値を漸減し、一定時間経過後に目標速度信号bを下
回る信号を出力する。この時点で高値選択回路21で流
量調節計14から入力される目標速度信号bが選択さ
れ、これが起動目標速度信号iとして出力される。この
ため、蒸気加減弁7の開度は徐々に絞られ、タービン回
転数は最終的に流量調節計14の設定値で決まる回転数
で整定する。
【0021】このように、本実施例においてはRCIC
タービン8の起動時、一次ピークを抑えた後の回転数低
下を防止することができ、必要最低回転数を下回ること
なく、起動を完了させることが可能である。したがっ
て、蒸気加減弁7の駆動装置を正常に動作させる適正な
油圧を保持することが可能になる。
【0022】また、本実施例は高値選択回路21に代え
て切替スイッチを用いて構成することができる。これは
RCICタービン8の起動時には起動時速度信号hを通
し、起動後の起動時速度信号hと目標速度信号bとが等
しくなった時点で目標速度信号bに通すように接点の切
替操作をするもので、この方式も同様の作用、効果を得
ることができる。
【0023】本発明の他の実施例を図4を参照して説明
する。
【0024】加算器23には入力端に流量調節計14か
らの目標速度信号bと、主蒸気圧力信号Cを入力してい
るバイアス演算回路24の出力であるバイアス信号jと
が入力される。加算器23の出力端からは速度偏差演算
器16にかけて目標速度信号iが出力される。また、手
動起動時のみ接点を接続する切替器25が設けられる。
上記構成において、手動起動の場合、切替器25から
の信号で接点が閉じて加算器23の入力端にバイアス演
算回路24からバイアス信号jが印加される。このた
め、目標速度信号iは目標速度信号bにバイアス信号j
を加えたものとなり、速度偏差演算器16から出力され
るタービン速度制御信号fを正方向に増加することがで
きる。これにより蒸気加減弁7の開度は高開度に保た
れ、タービン回転数を上昇させることができる。
【0025】かくして、本実施例においてもRCICタ
ービン8の起動時、一次ピークを抑えた後の回転数低下
を防止することができ、必要最低回転数を下回ることな
く、起動を完了することが可能である。
【0026】さらに、他の実施例を説明する。
【0027】図5において、図4に示したバイアス演算
回路24の出力端は起動指令信号gを入力しているラン
プ関数発生器26を介して加算器23と接続されてい
る。
【0028】上記実施例(図4参照)ではタービン回転
数が目標速度信号bよりバイアス信号jに見合う分高め
に整定することになる。本実施例のランプ関数発生器2
6は初期値を高くして最終的に出力が零になるように予
め決められており、起動指令信号gの入力時点の高いバ
イアス信号jから値を漸減し、一定時間経過後はバイア
ス信号jに見合う分が消えて加算器23からの出力が目
標速度信号bに一致する。かくして、起動完了後、ター
ビン回転数は流量調節計14の設定値で決まる回転数で
整定する。
【0029】また、図6ないし図8を参照して他の実施
例を説明する。
【0030】図6において、速度偏差演算器16の入力
端にはそれぞれ主蒸気圧力信号cを入力している自動起
動用バイアス演算回路27および手動起動用バイアス演
算回路28から出力されるバイアス信号k、lのいずれ
かが速度偏差バイアス信号dとして入力される。
【0031】2つのバイアス信号k、lのうち、一方の
みを切替えて出力するために自動手動切替器29から与
えられる選択信号m、nがそれぞれの接点に出力され
る。流量調節計14はそれぞれ自動、手動起動モード毎
に設定値を変えることができる。この設定値を変える選
択信号は自動手動切替器29から選択信号m、nにより
与えられる。
【0032】上記構成において、手動モードで起動する
場合、自動手動切替器29からの選択信号m、nで手動
起動用バイアス演算回路28の接点が閉じ、自動起動用
バイアス演算回路27の接点が開く。このとき、速度偏
差バイアス信号dは図8に示す手動モードでのバイアス
信号Mのように初期値が高く、起動直後のタービン速度
制御信号fを正方向に増加でき、蒸気加減弁7の開度は
高開度に保たれ、タービン回転数を上昇させることが可
能になる。一方、自動起動モードが選択された場合の速
度偏差バイアス信号dは図7に示すバイアス信号Aの初
期値である。
【0033】本実施例は自動起動モードに対して手動起
動モードの速度偏差バイアス信号dが高くなっており、
特に手動起動モードを安定させることが可能である。
【0034】さらに、他の実施例を図9および図10を
参照して説明する。
【0035】図9において、バイアス演算回路18の出
力端はバイアス設定器30からのバイアス信号oを入力
している加算器31と接続されている。このバイアス信
号oは切替器32から与えられる選択信号pによって接
点を切替えて加算器31に出力される。また、加算器3
1にはバイアス演算器18からのバイアス信号qが入力
される。
【0036】上記構成において、手動起動モードで起動
する場合、切替器32からの選択信号pでバイアス設定
器30の接点が閉じる。このとき、加算器31から出力
される偏差バイアス信号dは図10に示すように主蒸気
圧力信号cにより決まるバイアス信号qにバイアス信号
o分を加えたものとなり、タービン速度制御信号fを正
方向に増加することができる。これにより蒸気加減弁7
の開度は高開度に保たれ、タービン回転数を上昇させる
ことができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明はタービン起
動時に目標速度信号より高い値に保たれる起動時速度信
号から得るタービン速度制御信号で蒸気加減弁開度が高
開度に保持されるようにしたので、一次ピークを抑えた
後のタービン回転数が必要最低回転数を下回るのを防止
することができる。
【0038】また、起動時にタービンに流入する蒸気圧
力からバイアス値を求めてこれをバイアス信号として目
標速度信号に加算して得るタービン速度制御信号で蒸気
加減弁開度が高開度に保たれるようにしたので、一次ピ
ークを抑えた後のタービン回転数が必要最低回転数を下
回るのを防止することができる。
【0039】さらに、起動時にタービンに流入する蒸気
圧力からバイアス値を求めて、これをバイアス信号とし
て目標速度信号とタービン速度信号との偏差に加算して
得るタービン速度制御信号で蒸気加減弁開度が高開度に
保たれるようにしたので、一次ピークを抑えた後のター
ビン回転数が必要最低回転数を下回るのを防止すること
ができる。
【0040】したがって、本発明によれば、RCICタ
ービンの起動がより安定に保たれ、原子炉隔離時冷却系
の装備の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による蒸気タービン制御装置の一実施例
を示すブロック図。
【図2】本発明による起動特性を示す線図。
【図3】図1に示す実施例の動作を説明するための図。
【図4】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【図5】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【図6】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【図7】図6に示す実施例の制御信号の設定例を示す線
図。
【図8】図6に示す実施例の制御信号の設定例を示す線
図。
【図9】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【図10】図9に示す実施例の制御信号の設定例を示す
線図。
【図11】従来のRCICタービンを示す系統図。
【図12】従来技術による蒸気タービン制御装置を示す
ブロック図。
【図13】従来技術による起動特性を示す線図。
【符号の説明】
7………蒸気加減弁 8………RCICタービン 14………流量調節計 21………高値選択回路 22、26…ランプ関数発生器 24、27、28…バイアス演算回路 30………バイアス設定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G21D 3/00 GDB D 9117−2G

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流量調節計から与えられる目標速度信号
    と、検出されたタービン速度信号との偏差に基づいて蒸
    気タービンに流れる蒸気量を蒸気加減弁の開度を変えて
    調節するようにした蒸気タービン制御装置において、タ
    ービン起動時の速度信号をランプ関数により漸減させる
    関数発生器と、前記流量調節計からの目標速度信号およ
    び前記関数発生器から出力される速度信号を入力して双
    方の信号から高値を選択して出力する高値優先回路とを
    備えることを特徴とする蒸気タービン制御装置。
  2. 【請求項2】 流量調節計から与えられる目標速度信号
    と、検出されたタービン速度信号との偏差に基づいて蒸
    気タービンに流れる蒸気量を蒸気加減弁の開度を変えて
    調節するようにした蒸気タービン制御装置において、前
    記蒸気タービンに流入する蒸気の圧力を検出する圧力検
    出器と、この圧力検出器から与えられる圧力信号に従
    い、目標速度信号に印加するバイアス値を求めるバイア
    ス演算回路と、このバイアス演算回路から出力されるバ
    イアス信号を前記流量調節計からの目標速度信号に加算
    する加算器とを備え、手動起動時のみ、前記バイアス演
    算回路からのバイアス信号を目標速度信号に加算して前
    記蒸気加減弁への速度制御信号を出力するようにしたこ
    とを特徴とする蒸気タービン制御装置。
  3. 【請求項3】 前記バイアス演算回路からのバイアス信
    号を起動指令信号の入力に合わせて漸減させるランプ関
    数発生器を設けたことを特徴とする請求項2記載の蒸気
    タービン制御装置。
  4. 【請求項4】 流量調節計から与えられる目標速度信号
    と、検出されたタービン速度信号との偏差に基づいて蒸
    気タービンに流れる蒸気量を蒸気加減弁の開度を変えて
    調節するようにした蒸気タービン制御装置において、前
    記蒸気タービンに流入する蒸気の圧力を検出する圧力検
    出器と、この圧力検出器から与えられる圧力信号に従
    い、それぞれ起動条件に合う目標速度信号とタービン速
    度信号との偏差に加えるバイアス値を求める第1および
    第2のバイアス演算回路とを備え、自動および手動の双
    方の起動条件に応じて前記第1および第2のバイアス演
    算回路から出力されるバイアス信号を切替えて前記蒸気
    加減弁への速度制御信号を出力するようにしたことを特
    徴とする蒸気タービン制御装置。
JP5325553A 1993-12-24 1993-12-24 蒸気タービン制御装置 Withdrawn JPH07180506A (ja)

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