JPH07179237A - 画像形成装置の給紙装置 - Google Patents

画像形成装置の給紙装置

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JPH07179237A
JPH07179237A JP6186712A JP18671294A JPH07179237A JP H07179237 A JPH07179237 A JP H07179237A JP 6186712 A JP6186712 A JP 6186712A JP 18671294 A JP18671294 A JP 18671294A JP H07179237 A JPH07179237 A JP H07179237A
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roller
sheet
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retard roller
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Takuo Matsumura
拓夫 松村
Atsushi Yoshida
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙さばき装置の下流部の搬送ローラ装置に
より用紙を搬送する際に、用紙さばき装置に対する駆動
を停止した際に、リタードローラに直接用紙が摺動する
ことを防止し、ローラの摩耗を少なくするとともに、重
送の発生を防止する。 【構成】 フィードローラ20とリタードローラ30を
組み合わせた用紙さばき装置14において、フィードロ
ーラの軸22とリタードローラの駆動伝達機構の間にワ
ンウェイクラッチ33を配置している。前記ワンウェイ
クラッチには、固定支持部材35に設けた支持孔36に
挿入する突出部材34を設け、さらに、ワンウェイクラ
ッチを元の位置に戻す機構を構成している。そして、用
紙が搬送ローラ装置により送られると、リタードローラ
の回転により、クラッチを微小な角度だけ回転させ、用
紙さばき装置のニップ位置に次の用紙を挿入し、用紙が
通過した後で、ワンウェイクラッチを元の位置に戻すよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機等の画
像形成装置の給紙部に配置する給紙装置に関し、特に、
用紙さばき装置の用紙ニップ位置で、送り出される用紙
に続いて、後続の用紙を少しだけ突入させ、用紙さばき
装置のローラ部材に摩耗が生じることを防止する装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機やレーザビームプリンタ
等の画像形成装置においては、給紙部に複数の給紙トレ
イ等の用紙収容手段を配置し、それ等の給紙トレイ等に
対してサイズ等が異なる用紙を収容しておき、原稿のサ
イズや縮拡率等に応じて、必要とされる用紙を送り出す
機構を構成している。前記給紙トレイに対して配置する
給紙装置は、トレイから用紙を送り出すピックアップロ
ーラと、その送り出し部の下流部に配置する用紙さばき
装置を組み合わせて設けており、前記給紙装置を介して
送り出された用紙を、用紙搬送路に配置する搬送ローラ
装置により画像記録部に向けて給紙する。前記給紙装置
においては、例えば、特公平2−58178号公報等に
示されるように、フィードローラとリタードローラを組
み合わせて用紙さばき装置を構成し、トレイから用紙を
送り出す際には、フィードローラを給紙方向に駆動する
とともに、リタードローラを給紙方向と反対方向に駆動
する手段を設けている。また、前記従来例では、リター
ドローラを給紙方向と逆方向に駆動しているので、用紙
を送り出した後で、リタードローラに接するフィードロ
ーラが給紙方向と反対方向につれ回りした際に、用紙を
トレイに向けて余分に戻すことを防止する手段を設けて
いる。
【0003】前記従来例とは別に、例えば、特開平2−
231324号公報等に示される例では、図11に示す
ような給紙装置を構成している。前記図11に示される
例では、給紙トレイ1に収容される用紙Pの後端部をエ
ンドガイド7により規制し、ボトムプレート2を駆動軸
6を介して揺動可能に設けたリフト手段5により上昇さ
せて、用紙の上面を給紙装置11のピックアップローラ
13に向けて位置決めする手段を設けている。そして、
用紙の上昇位置を規制するために、用紙高さ検知センサ
Sを配置して、リフト手段の駆動軸6に対する回転の動
作を規制するようにしている。また、前記給紙トレイ1
は、画像形成装置の給紙部のフレーム3に配置した案内
レール4に沿わせて案内するが、給紙トレイは装置本体
のフロント側から挿入して、給紙トレイの挿入方向に直
角な方向に向けて用紙を送り出す機構を構成している。
【0004】前記給紙トレイ1に対応させて、画像形成
装置の本体フレームに配置する給紙ユニット10では、
支持ブラケット12を用いてフィードローラ20とピッ
クアップローラ13を配置し、フィードローラ20の軸
に伝達する駆動力をピックアップローラ13に対してギ
ヤ装置を介して伝達する駆動機構を配置している。ま
た、用紙さばき装置を構成するリタードローラ30は、
フィードローラ20に対向させて配置しており、前記フ
ィードローラに対する駆動機構によりリタードローラ3
0を給紙方向に対して反対方向に駆動する機構を構成し
ている。前記リタードローラ30を支持するブラケット
15は、本体フレームに対して支軸16を用いて支持
し、スプリング17によりリタードローラをフィードロ
ーラに押圧する力を設定している。そして、前述したよ
うに構成された給紙装置により、給紙トレイ1から送り
出される用紙は、用紙搬送路に配置する搬送ローラ装置
18により画像記録部に向けて搬送される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように構成さ
れた画像形成装置の給紙装置において、給紙トレイから
用紙を送り出す際には、図12に示されるように、ピッ
クアップローラ13とフィードローラ20を給紙方向に
駆動し、リタードローラ30を反対方向に駆動するよう
にしている。そして、送り出される用紙Pに続いて、2
枚目の用紙P1が用紙さばき装置14のニップ位置に突
入した場合には、2枚目の用紙P1をトレイに向けて戻
す作用を行い、用紙搬送路に向けて用紙が重送状態で送
り出されることを防止できるようにされる。また、前記
用紙さばき装置においては、1枚の用紙を搬送している
状態では、リタードローラ30はフィードローラの回転
に追従して回転できるように、リタードローラの軸にト
ルクリミッター等を設けている。したがって、正常な用
紙のさばき作用を行っている状態では、フィードローラ
とリタードローラのローラ部材が余分な摩擦を受けて摩
耗したりすることがないようにされる。
【0006】前記給紙装置では、図13に示されるよう
に、送り出された用紙の先端部が、用紙さばき装置14
から搬送ローラ装置18のニップ位置に入り、搬送ロー
ラ装置により搬送される状態では、用紙さばき装置に対
する駆動作用を停止するような制御を行っている。これ
は、用紙さばき装置に対して余分な駆動を行わずに、ロ
ーラ部材の寿命を延長すること、および、搬送ローラ装
置と用紙さばき装置の間で用紙に対する搬送作用を発揮
することにより、余分なエネルギーを消費しないように
するためでもある。また、その状態では、フィードロー
ラは用紙に追従して自由に回転を許容されるが、リター
ドローラの回転はフリーとせずに、給紙方向への回転を
阻止することにより、2枚目の用紙が1枚目の用紙に続
いて用紙さばき装置の部分を通過しないようにしてい
る。
【0007】ところが、図13に示されるような状態
で、2枚目の用紙P1の先端部を用紙さばき装置のニッ
プ位置の直前部で停止させるようにして、用紙Pの搬送
を行うと、リタードローラに対して用紙が強く摺動しな
がら移動するので、ローラ部材の摩耗等が多く発生す
る。また、用紙がリタードローラに強く摺動することに
より、ビビリ音が発生する等の問題が生じて、画像形成
装置から発生する騒音の1つの原因となる。その他に、
用紙搬送路に配置する搬送ローラ装置に対して、用紙さ
ばき装置の抵抗が余分な負荷として付与されることにな
り、搬送ローラ装置に対する駆動機構の構成にも大きな
影響を与える。
【0008】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来の用紙さ
ばき装置の問題を解消するもので、用紙が用紙さばき装
置の下流部の搬送ローラ装置により搬送される状態で、
用紙さばき装置に対する駆動を停止した場合に、リター
ドローラを給紙方向に若干だけ回転を許容する機構を設
け、用紙さばき装置のニップ位置に2枚目の用紙の先端
部を突入させる状態で1枚目の用紙を送り出すことによ
り、リタードローラのローラ部材に用紙が直接摺動せず
に、ローラ部材の摩耗等が生じることを防止する手段を
提供するとともに、用紙の通過後に、リタードローラを
自動的に戻して、2枚目の用紙の先端部がニップ位置に
残らないようにする手段を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、給紙トレイ等
の用紙収容手段からの用紙送り出し部に、給紙方向に回
転するフィードローラと、給紙方向と反対方向に駆動ト
ルクを付与するリタードローラを対向させて配置し、用
紙さばき装置を構成する給紙装置に関する。本発明にお
いては、前記リタードローラに対する逆転駆動の停止後
に、給紙方向に向けて微小角度の回転を許容する手段を
設けている。そして、前記リタードローラに対する逆転
を許容する角度を2°ないし20°の範囲に設定するこ
とができる。また、本発明においては、前記用紙さばき
装置に設ける駆動伝達機構において、リタードローラの
駆動経路にローラ部材の給紙方向への回転を防止するワ
ンウェイクラッチを配置し、前記ワンウェイクラッチと
固定位置に配置する支持部材の間に、ワンウェイクラッ
チの微小角度の回転を許容する手段を設けることもでき
る。さらに、本発明では、前記ワンウェイクラッチと固
定位置に配置する支持部材の間に設けて、ワンウェイク
ラッチの微小角度の回転を許容する手段は、用紙の搬送
作用が停止された状態で、ワンウェイクラッチを駆動開
始位置まで戻す手段を組み合わせて設けることも可能で
ある。
【0010】また、本発明においては、駆動モータを正
転方向に駆動することにより給紙部のローラ装置を駆動
し、前記モータを逆転駆動することにより給紙トレイに
収容した用紙を上昇させる手段を駆動する給紙装置を構
成することができる。そして、前記給紙トレイの用紙上
昇手段に対する駆動伝達機構に対して、前記駆動モータ
の微小角度の逆転を伝達しない伝導手段を設けるととも
に、前記駆動モータの正転の停止後に微小角度の逆転の
動作を行う駆動手段を設けることができる。
【0011】
【作用】前述したように構成した本発明の画像形成装置
の給紙装置では、フィードローラからリタードローラに
対して駆動力を伝達する経路の途中にワンウェイクラッ
チを配置し、前記ワンウェイクラッチに対してリタード
ローラを給紙方向に微小な角度回転を許容する手段を設
けている。また、前記リタードローラが用紙の移動方向
に微小角度だけ回転した後で、用紙が通過し終えると、
スプリング等の作用によりリタードローラを駆動位置に
戻すことができるので、用紙が用紙さばき装置のニップ
位置に残って、次の給紙の動作に対して悪影響が生じた
りすることがないようにされる。
【0012】また、本発明の用紙さばき装置に対する駆
動装置では、モータを微小角度だけ逆転駆動する手段を
設け、駆動伝達機構に設けたガタを許容する手段を用い
ることにより、モータの微小角度だけの回転の際にリタ
ードローラに対してのみ逆転を行わせる装置を構成する
ことができる。そして、用紙を送り出す際に、リタード
ローラを若干だけ逆転させることにより、後の用紙を用
紙さばき装置のニップ位置に突入させ、リタードローラ
に対して送り出されている用紙が摺動することを防止で
きるようにする。したがって、本発明においては、用紙
さばき装置の下流部に配置した搬送ローラ装置により用
紙の搬送を行う際に、用紙さばき装置に対する駆動を切
っても、リタードローラが余分に用紙に摺動したりする
ことがなくなり、ローラ部材の摩耗を少なくできるとと
もに、騒音の発生を抑制することが可能になる。
【0013】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の画像形
成装置の給紙装置を説明する。図1に示される例は、前
記図11に示されるように構成した給紙装置において、
用紙さばき装置に配置する部材と、駆動伝達機構の構成
を示している。前記図1に示される例において、用紙さ
ばき装置14はフィードローラ20とリタードローラ3
0を対向させて配置して構成している。また、前記フィ
ードローラ20は軸22に対してワンウェイクラッチ2
1を介して駆動力を伝達する機構を構成し、前記軸22
は用紙さばき装置に対する駆動力の入力軸として構成さ
れ、前記軸22に設けた別のギヤ部材26を用いて、ピ
ックアップローラに対する駆動伝達手段を構成する。さ
らに、前記リタードローラ30を支持する軸32に対し
てトルクリミッター31を設け、リタードローラ30を
一方向にのみ回転を許容する機構を構成している。前記
2つのローラ軸22、32の端部には、駆動力伝導装置
25を配置し、軸22に設けたギヤ部材26と、軸32
のギヤ部材28の間にアイドラーギヤ27を配置してい
る。
【0014】前記駆動伝達機構において、フィードロー
ラの軸22には、リタードローラに対する駆動伝達のた
めのワンウェイクラッチ33を配置しており、前記ワン
ウェイクラッチ33に一体に設けた突出部材34を、固
定支持部材35の支持孔36に収容し、ワンウェイクラ
ッチ33を微小な角度だけ回転可能に設けている。前記
固定支持部材35は、図2、3に示されるように、給紙
装置の本体フレームに対して固定位置に設けるもので、
フィードローラの軸22に対して配置するワンウェイク
ラッチ33の突出部材34を固定支持部材35の支持孔
36に挿入し、ワンウェイクラッチを所定の角度だけ回
転させ得るようにする。前記固定支持部材35に設ける
支持孔36は、円形の部材の両側に直線部を配置する形
状のもので、ワンウェイクラッチ33の突出部材34よ
りも幅の広い孔として構成し、支持孔よりも幅の狭い形
状に構成した突出部材34が、支持孔の内部で図2の実
線で示す位置と、鎖線で示す位置との間で回転できるよ
うにされる。また、前記ワンウェイクラッチ33にブラ
ケット37を設けておき、前記ブラケット37と固定支
持部材の本体との間にスプリング38を設けて、ワンウ
ェイクラッチをリタードローラの駆動状態にまで自動的
に戻す機構を構成している。
【0015】前述したように構成した本発明の給紙装置
では、用紙をさばきながら送り出す際に、図1に矢印で
示すように、フィードローラ20とリタードローラ30
をそれぞれの軸に対して同一の方向に回転させ、両ロー
ラ部材の間で用紙をさばきながら給紙する。前記給紙装
置により給紙する際には、フィードローラの軸22の駆
動力をワンウェイクラッチ21を介して伝達することに
より、フィードローラは給紙方向に回転するが、前記軸
22に対して駆動力伝達装置25を介して駆動されるリ
タードローラ30は、トルクリミッター31を介して給
紙方向と反対の方向に駆動される。そして、前記2つの
ローラ部材の間で2枚以上の用紙が入った場合には、フ
ィードローラ20により上の用紙が送り出されるが、下
の用紙はリタードローラ30が給紙方向に対して逆の方
向に回転されることにより、トレイに向けて戻される。
また、両ローラ部材の間で1枚の用紙のみが搬送される
状態では、リタードローラ30と軸32の間に設けたト
ルクリミッター31が滑るので、リタードローラ30は
用紙につれ回りする状態で回転する。
【0016】そして、用紙の先端部が下流部の搬送ロー
ラ装置にニップされた状態で、フィードローラの軸22
に対する駆動を停止して、搬送ローラ装置による紙送り
の状態に切り換える。その際に、搬送ローラ装置により
搬送される用紙が、ワンウェイクラッチを介して設けた
フィードローラ20を給紙方向に回転させるが、リター
ドローラ30は軸と駆動力伝達装置が停止状態にあるた
めに、用紙の移動に追従して回転することができない。
ところが、用紙に対して所定の圧力で接しているリター
ドローラ30は、用紙が搬送ローラ装置により搬送され
る力を受けるために、軸22に設けたリタードローラに
対する駆動伝達用のワンウェイクラッチ33を、図2の
実線で示す状態から鎖線で示す状態にまで回転させる。
前述したようにしてリタードローラが回転すると、リタ
ードローラに先端部が接する状態で停止されていた2枚
目の用紙が両ローラ部材のニップ位置に入り込むことに
なり、2枚目の用紙をリタードローラのニップ位置に停
止させるようにして、搬送ローラ装置により搬送される
1枚目の用紙に対する給紙の動作が行われる。したがっ
て、搬送ローラ装置により用紙が送られる間は、図4に
示されるように、2枚目の用紙P1がリタードローラの
表面を保護する状態となり、リタードローラのニップ位
置の表面は搬送される用紙に直接摺動することがないよ
うにされる。
【0017】前述したようにして、用紙が両ローラ部材
のニップ位置を抜けるまでは、リタードローラの軸に設
けた突出部材34は図2の鎖線で示す位置に停止保持さ
れ、スプリング38は伸びた状態に保持される。そし
て、前記1枚目の用紙が、用紙さばき装置のニップ位置
から抜け出すと、フィードローラに対する給紙方向の駆
動が解除されるが、両ローラ部材の間には2枚目の用紙
P1が残っている。そこで、用紙によりフィードローラ
が駆動される状態が終了すると、リタードローラ30に
対する駆動系のスプリング38の力により、リタードロ
ーラ30を元の位置に戻そうとする作用が発揮される。
前記スプリング38によりワンウェイクラッチ33を回
転させると、ワンウェイクラッチ33の突出部材34
は、図2の鎖線の位置から実線で示す位置にまで戻さ
れ、両ローラのニップ位置に突入していた用紙P1は、
リタードローラの逆転によりニップ位置からトレイに向
けて戻される。したがって、搬送ローラ装置により用紙
を送り出して用紙さばき装置のニップ位置から1枚目の
用紙が送り出された後では、用紙さばき装置には用紙が
残らないので、次の給紙に際して、ピックアップローラ
を駆動してトレイから新たに用紙を取り出して、用紙さ
ばき装置に向けて送り出すことができる。
【0018】前記給紙装置において、リタードローラに
対応するワンウェイクラッチ33に設ける戻し手段は、
図2、3に示されるように、突出部材34と固定支持部
材35の間にスプリング38を配置すること、および、
円弧状の摺動部と直線状の規制部を組み合わせた支持孔
と突出部材の組み合わせによる案内手段を設けることに
より、容易に構成することができる。また、前記リター
ドローラに対する微小な回転を許容する角度は、前記突
出部材と支持孔の幅等の形状により、任意に設定可能で
あり、必要に応じて、両部材の厚さを設定することがで
きる。さらに、本発明においては、前記リタードローラ
に対する微小な回転を許容する機構と、用紙が通過した
後で、リタードローラを元の位置に戻すための機構は、
他の構成による手段を用いても実施可能である。
【0019】
【実施例2】前記実施例とは別に、本発明においては、
図5〜7にそれぞれ示されるように、駆動力伝達装置に
対して、リタードローラの微小な回転を許容する機構を
組み込むことができる。前記図5に示される例におい
て、用紙さばき装置14を構成するフィードローラ20
とリタードローラ30には、軸との間にワンウェイクラ
ッチ21とトルクリミッター31を各々設けて、それぞ
れのローラ部材の回転を規制する。また、前記2つのロ
ーラ20、30の軸22、32の端部には、複数のギヤ
部材26〜28を組み合わせた駆動力伝達装置25を配
置しており、用紙に対するさばき作用を行う際には、前
記図1の状態と同様なローラ部材の回転を行わせる。前
記駆動力伝達装置25では、アイドラーギヤ27に対し
てワンウェイクラッチ40を配置しており、リタードロ
ーラに対する駆動力の伝達の制御を行うようにしてい
る。
【0020】前記ギヤ27に設けるワンウェイクラッチ
40は、図6、7にそれぞれ示されるように構成されて
おり、ギヤ27とワンウェイクラッチ40を本体フレー
ム3に設けた固定軸42に支持している。また、前記ワ
ンウェイクラッチ40には、ギヤ側に向けて突出部材4
1を突出させて設け、ギヤ27の受け部材45には開口
46を配置して、前記開口46の両側の壁の間隔だけ、
突出部材41の移動を許容できる機構を構成している。
なお、前記図7には示していないが、ワンウェイクラッ
チに対して、図3に示されるように、戻し用のスプリン
グを配置して、リタードローラに対する戻し作用を行う
ことができ、その戻し機構としても任意の部材を組み合
わせて構成することができる。
【0021】前記図5〜7に示される用紙さばき装置で
は、用紙をさばきながら給紙する状態では、フィードロ
ーラの軸から伝達される駆動力により、ワンウェイクラ
ッチ40の突出部材41は、受け部材45の開口46の
一方の側によった状態でアイドラーギヤ27に対する回
転を伝達する。これに対して、用紙が下流部の搬送ロー
ラ装置により搬送され、用紙さばき装置に対する駆動を
停止した状態では、リタードローラに対する用紙の駆動
力により、突出部材41は開口46の他方の側による位
置で停止する。そして、用紙の後端部が用紙さばき装置
のニップ位置を抜けた後では、突出部材41は開口の中
心部または駆動位置にまで戻されて、次の用紙の搬送に
対処させるとともに、図4に示されるような用紙搬送作
用を行うことができる。
【0022】
【実施例3】前記図1に示された例とは別に、本発明に
おいては、図8に示されるように、リタードローラ30
の軸32に対してワンウェイクラッチ33を配置し、前
記ワンウェイクラッチ33に対応させて微小角度の回転
を許容する手段を設けることができる。前記図8に示さ
れる例において、用紙さばき装置14はフィードローラ
20とリタードローラ30を対向させて配置して構成し
ている。また、前記フィードローラ20は軸22に対し
てワンウェイクラッチ21を介して駆動力を伝達する機
構を構成し、前記軸22は用紙さばき装置に対する駆動
力の入力軸として構成し、ピックアップローラに対する
駆動伝達手段を構成する。さらに、前記リタードローラ
30を支持する軸32に対してトルクリミッター31を
設け、リタードローラ30を一方向にのみ回転を許容す
る機構を構成している。
【0023】また、前記リタードローラ30の軸32に
は、ワンウェイクラッチ33を配置しており、前記ワン
ウェイクラッチ33に一体に設けた突出部材34を、固
定支持部材35の支持孔36に収容し、ワンウェイクラ
ッチ33を微小な角度だけ回転可能に設けている。前記
固定支持部材35は、前記図2、3に示されるものと同
様に構成することができる。そして、リタードローラの
軸32に対して配置するワンウェイクラッチ33の突出
部材34を固定支持部材35の支持孔36に挿入し、ワ
ンウェイクラッチを所定の角度だけ回転させ得るように
する。前記固定支持部材35に設ける支持孔36は、円
形の部材の両側に直線部を配置する形状のもので、ワン
ウェイクラッチ33の突出部材34よりも幅の広い孔と
して構成し、支持孔よりも幅の狭い形状に構成した突出
部材34が、支持孔の内部で図2の実線で示す位置と、
鎖線で示す位置との間で回転できるようにされる。
【0024】前述したように構成した本発明の給紙装置
では、用紙をさばきながら送り出す際に、図8に矢印で
示すように、フィードローラ20とリタードローラ30
をそれぞれの軸に対して同一の方向に回転させ、両ロー
ラ部材の間で用紙をさばきながら給紙する。前記給紙装
置により給紙する際には、フィードローラの軸22の駆
動力をワンウェイクラッチ21を介して伝達することに
より、フィードローラは給紙方向に回転するが、前記軸
22に対して駆動力伝達装置25を介して駆動されるリ
タードローラ30は、トルクリミッター31を介して給
紙方向と反対の方向に駆動される。
【0025】そして、前記2つのローラ部材の間で2枚
以上の用紙が入った場合には、フィードローラ20によ
り上の用紙が送り出されるが、下の用紙はリタードロー
ラ30が給紙方向に対して逆の方向に回転されることに
より、トレイに向けて戻される。また、両ローラ部材の
間で1枚の用紙のみが搬送される状態では、リタードロ
ーラ30と軸32の間に設けたトルクリミッター31が
滑るので、リタードローラ30は用紙につれ回りする状
態で回転することは、前記図1の装置の場合と同様にし
て行われる。したがって、前記図8に示されるように、
用紙さばき装置に対する駆動伝達機構を構成した場合で
も、図4に示されるような状態で用紙さばき作用を行わ
せることができる。
【0026】前記図8に示される例とは別に、本発明に
おいては、図9に示されるような駆動伝達機構を構成す
ることもできる。前記図9に示される例では、モータ5
0を用いて給紙装置のローラ部材に対する駆動と、給紙
トレイに収容される用紙を上昇させる手段とを駆動する
機構を構成した場合を示している。前記駆動伝達機構で
は、モータ50の出力軸51に2つのギヤ52、53を
設け、前記ギヤ52によりギヤ装置55に対する駆動の
伝達を行い、他方のギヤ53は、伝導装置65を介して
フィードローラの軸22に対して駆動を伝達する手段を
構成している。前記ギヤ52により駆動伝達を行うギヤ
装置55では、一方の端部ギヤ56を介してリタードロ
ーラ30の軸32に対する駆動伝達を行い、他方の端部
ギヤ58では、リフト手段5に対する揺動の動作を行わ
せる手段を構成する。
【0027】前記ギヤ装置55において、ギヤ52に噛
み合う端部ギヤ56は、軸32の端部に配置するワンウ
ェイクラッチ60との間にカップリング部材57を配置
しており、前記カップリング部材57は図8等に示され
るように、回転を伝達する際に、若干のガタを持たせる
状態で駆動の伝達機構を構成している。また、前記リタ
ードローラ30の軸32には、ワンウェイクラッチ61
とトルクリミッター62を配置しており、前記2つのワ
ンウェイクラッチ60、61とトルクリミッター62の
うち、ワンウェイクラッチ60は給紙の動作を行う際
に、端部ギヤ56の駆動力を軸に伝達する手段を構成
し、他のワンウェイクラッチ61はリタードローラを逆
転駆動する際にロックする手段を構成する。さらに、ト
ルクリミッター62は用紙さばき作用を行う際に、用紙
さばき装置のニップ位置で1枚の用紙のみがニップされ
るような状態で、リタードローラ30を用紙に追従させ
て回転することを許容できるようにする動作を行わせる
ために用いる。そして、前記モータ50を正転させる状
態では、軸32に対する一方向の駆動を伝導ギヤ装置6
3を介してリタードローラ30に伝達し、リタードロー
ラによる用紙さばき作用を良好な状態で行わせるように
する。
【0028】前記リタードローラ30に対する駆動を行
う際に、フィードローラの軸22にもリタードローラと
同期した駆動の伝達が行われ、給紙トレイから送り出す
用紙に対してさばき作用を行いながら給紙する動作を行
うことができるようにする。なお、前記フィードローラ
の軸22にはワンウェイクラッチを配置し、モータを逆
転駆動した際に駆動力を伝達させないようにして、前記
各実施例に示したものと同様な駆動手段を構成する。ま
た、図9では説明を省略するが、前記フィードローラに
対する駆動手段に対して、ピックアップローラに対する
駆動伝達手段を配置して、フィードローラとピックアッ
プローラとを同期させて駆動する手段を構成する。
【0029】前記ギヤ装置55では、モータ50の逆転
駆動を行うことにより、端部ギヤ58を介してリフト手
段5に対する駆動の伝達を行う手段を構成している。前
記リフト手段5の駆動軸6は、伝導装置70に対してワ
ンウェイクラッチ71を介して接続されており、伝導装
置70の端部ギヤと端部ギヤ58の間にはカップリング
部材59を配置し、前記カップリング部材59は駆動伝
達を行う際に、微小角度の回転を許容できるものとして
構成している。また、リフト手段の駆動軸6に対して配
置するワンウェイクラッチ71は、モータの逆転時にの
み軸6に駆動力を伝達する機構を構成する。したがっ
て、前記モータ50によりギヤ装置55を介して駆動を
伝達する装置では、モータの正転時には給紙装置のロー
ラ部材に対する駆動を行って、用紙をさばきながら用紙
搬送路に向けて送り出す動作を行い、モータを逆転させ
る状態では、リフト手段5に対する駆動を行い、給紙ト
レイのボトムプレート等をリフト手段5により上昇させ
て、用紙を給紙装置のピックアップローラに対応させて
位置決めを行わせることができる。
【0030】前述したように構成した給紙装置に対する
駆動伝達機構において、リタードローラ30に対応する
駆動を行って用紙さばき作用を行わせ、用紙を用紙搬送
路の所定の位置まで送り出した状態で一旦停止させる。
そして、例えば、給紙装置の下流部に配置する搬送ロー
ラ装置に用紙の先端部がニップされた状態で、モータ5
0を逆転方向に微小角度だけ駆動する。また、リタード
ローラ30に対する駆動伝達機構では、リタードローラ
30を逆転方向に駆動する作用が与えられるが、カップ
リング部材57とワンウェイクラッチ60との間のガタ
と、ワンウェイクラッチ61の支持体との間のガタによ
り、リタードローラ30が微小角度だけ逆転され、送り
出されている用紙の下の用紙の先端部が、リタードロー
ラの微小な回転により用紙さばき装置のニップ位置に突
入し、前記図4に示された状態で、リタードローラの表
面をカバーするようにして先の用紙を送り出す際の案内
作用を行うようにする。なお、前述したようにして用紙
を送り出し、給紙装置の下流部に配置した搬送ローラ装
置により用紙が搬送され、用紙の後端部が用紙さばき装
置のニップ位置を抜けた状態では、給紙装置のリタード
ローラに対する用紙の抵抗が解消される。そして、用紙
によるリタードローラの回転作用が停止されると、リタ
ードローラはワンウェイクラッチに組み込んだ戻し機構
の作用により、ニップ位置にあった用紙を給紙トレイに
向けて戻す作用が行われ、用紙の先端部が用紙さばき装
置のニップ位置から抜け出した状態で、次の用紙に対す
る給紙の動作を行い得る状態で待機する。
【0031】前記モータを逆転駆動する場合には、その
回転角度が小さいために、リフト手段5に対する駆動伝
達機構では、カップリング部材59のガタによりリフト
手段に対して駆動伝達を行わない状態となる。したがっ
て、前記ギヤ装置55の端部ギヤ58に設けるカップリ
ング部材59では、リタードローラに対して微小角度だ
け逆転させた状態では、リフト手段に対する揺動の作用
を付与しないようなガタを持たせる機構を構成するもの
とされる。また、給紙の動作の合間に、給紙トレイ内で
の用紙の上昇を行わせる際には、モータ50を逆転駆動
する時間を長くし、給紙トレイに対応させて配置する用
紙高さ検知センサが、用紙の上昇を検知して制御装置に
用紙の上昇の動作を停止させる信号を出力する状態で、
モータの逆転駆動を終了させるようにする。
【0032】前述したように構成した本発明の装置にお
いて、図10のグラフに示すように、リタードローラの
回転角度とローラの摩耗状態、重送発生率の関係が判明
している。前記グラフにおいて、リタードローラの回転
角度とローラの磨耗量の関係は、曲線aで示すような関
係にあり、重送発生率は曲線bで示すような関係にあ
る。つまり、リタードローラの回転角度が小さいほどロ
ーラの摩耗量が多くなり、それに反比例して、重送発生
率が増大する。そして、本発明においては、リタードロ
ーラの回転を許容する角度が2°ないし20°の範囲で
は、リタードローラの摩耗量と重送発生率の2つの条件
を満足させることができることが判明した。したがっ
て、本発明の実施例1、2のそれぞれにおいて、リター
ドローラの回転を許容する装置では、前記許容角度の範
囲内で、リタードローラの軸に対する回転を許容できる
ようにする手段を構成することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明の画像形成装置の給紙装置は、前
述したように構成しているものであるから、給紙装置の
駆動伝達機構に対して、リタードローラの微小な回転を
許容する機構を設けたことにより、ローラの摩耗を減少
させるとともに、重送発生率を減少させることができ
る。また、本発明においては、リタードローラの駆動伝
達機構に対してワンウェイクラッチと微小角度の回転を
許容する手段を設け、用紙の後端が用紙さばき装置のニ
ップ位置を抜けた後で、リタードローラを元の位置に戻
す手段を設けるのみで、用紙さばき装置の動作を良好な
状態で発揮させることができる。そして、前記リタード
ローラが用紙により回転された後で、用紙が通過し終え
ると、スプリング等の作用によりリタードローラを駆動
位置に戻すことができるので、用紙が用紙さばき装置の
ニップ位置に残って、次の給紙に対して悪影響が生じた
りすることがない。
【0034】前記効果に加えて、本発明においては、給
紙装置に対する駆動モータを正逆方向に切換可能なもの
として構成し、前記モータを微小角度だけ逆転させる動
作を行わせるものとして構成することができる。そし
て、用紙さばき装置のニップ位置で、リタードローラを
覆う状態で、後続の用紙の先端部を突入させて、用紙の
送り出しの動作を行わせることが可能であり、その場合
には、用紙さばき装置のローラ装置の逆転の動作と、給
紙時の正転の動作を容易に制御することが可能である。
したがって、本発明においては、用紙さばき装置の下流
部に配置した搬送ローラ装置により用紙の搬送を行う際
に、用紙さばき装置に対する駆動を切っても、リタード
ローラが余分に用紙に摺動したりすることがなく、ロー
ラ部材の摩耗を少なくし、騒音の発生を抑制することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の用紙さばき装置の構成を示す斜視図
である。
【図2】 本発明のワンウェイクラッチの回転を規制す
る機構の正面図である。
【図3】 ワンウェイクラッチを戻す機構の説明図であ
る。
【図4】 本発明の給紙装置による用紙の搬送状態の説
明図である。
【図5】 本発明の第2の実施例の斜視図である。
【図6】 図5に設けるワンウェイクラッチの回転を規
制する機構の側面図である。
【図7】 図6の機構の正面から見た説明図である。
【図8】 リタードローラに対する駆動伝達機構に対し
てワンウェイクラッチの微小角度の回転を許容する手段
を設ける例の説明図である。
【図9】 本発明の別の実施例の構成を示す説明図であ
る。
【図10】 本発明の装置でのリタードローラの摩耗量
と重送発生率の関係を示すグラフである。
【図11】 一般的な画像形成装置に用いる給紙装置の
説明図である。
【図12】 従来の給紙装置における給紙の動作の説明
図である。
【図13】 下流部の搬送ローラ装置により用紙を搬送
する状態の説明図である。
【符号の説明】
1 給紙トレイ、 10 給紙ユニット、 11
給紙装置、13 ピックアップローラ、 14
用紙さばき装置、20 フィードローラ、 21
ワンウェイクラッチ、 22 軸、25 駆動力伝
導装置、 30 リタードローラ、31 トルクリ
ミッター、 32 軸、 33 ワンウェイクラッ
チ、34 突出部材、 35 固定支持部材、 3
6 支持孔、40 ワンウェイクラッチ、 41
突出部材、 45 受け部材、46 開口、 5
0 モータ、 55 ギヤ装置、56・58 端
部ギヤ、 57・59 カップリング部材、60・6
1・71 ワンウェイクラッチ、 62 トルクリ
ミッター。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙トレイ等の用紙収容手段からの用紙
    送り出し部に、給紙方向に回転するフィードローラと、
    給紙方向と反対方向に駆動トルクを付与するリタードロ
    ーラを対向させて配置し、用紙さばき装置を構成する給
    紙装置において、 前記リタードローラに対する逆転駆動の停止後に、給紙
    方向に向けて微小角度の回転を許容する手段を設けたこ
    とを特徴とする画像形成装置の給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記リタードローラに対する逆転を許容
    する角度を2°ないし20°の範囲に設定することを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記用紙さばき装置に設ける駆動伝達機
    構において、リタードローラの駆動経路にローラ部材の
    給紙方向への回転を防止するワンウェイクラッチを配置
    し、 前記ワンウェイクラッチと固定位置に配置する支持部材
    の間に、ワンウェイクラッチの微小角度の回転を許容す
    る手段を設けることを特徴とする請求項2に記載の画像
    形成装置の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記ワンウェイクラッチと固定位置に配
    置する支持部材の間に設けて、ワンウェイクラッチの微
    小角度の回転を許容する手段は、 用紙の搬送作用が停止された状態で、ワンウェイクラッ
    チを駆動開始位置まで戻す手段を組み合わせて設けるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置の給紙装
    置。
  5. 【請求項5】 駆動モータを正転方向に駆動することに
    より給紙部のローラ装置を駆動し、前記モータを逆転駆
    動することにより給紙トレイに収容した用紙を上昇させ
    る手段を駆動する給紙装置において、 前記給紙トレイの用紙上昇手段に対する駆動伝達機構に
    対して、前記駆動モータの微小角度の逆転を伝達しない
    伝導手段を設けるとともに、 前記駆動モータの正転の停止後に微小角度の逆転の動作
    を行う駆動手段を設けることを特徴とする画像形成装置
    の給紙装置。
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