JP2000249164A - 噛合い装置およびそれを用いた自動原稿給送装置 - Google Patents
噛合い装置およびそれを用いた自動原稿給送装置Info
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- JP2000249164A JP2000249164A JP11055266A JP5526699A JP2000249164A JP 2000249164 A JP2000249164 A JP 2000249164A JP 11055266 A JP11055266 A JP 11055266A JP 5526699 A JP5526699 A JP 5526699A JP 2000249164 A JP2000249164 A JP 2000249164A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造で歯車の噛合い不良を防止し、駆
動部の駆動力を確実に伝達することができる噛合い装置
およびそれを用いた自動原稿給送装置を提供する。 【解決手段】 傾斜面412、422が従動歯車の歯部
411と駆動歯車の歯部421との噛合い不良を防止し
ているので、高速回転する駆動歯車に回転していない従
動歯車が軸方向に移動しながら噛合う場合であっても、
従動歯車の端面部413と駆動歯車の端面部423とが
接した状態で空回転することを防止できる。したがっ
て、従動歯車と駆動歯車とは確実に噛合い、駆動歯車の
駆動力を従動歯車へ確実に伝達することができる。
動部の駆動力を確実に伝達することができる噛合い装置
およびそれを用いた自動原稿給送装置を提供する。 【解決手段】 傾斜面412、422が従動歯車の歯部
411と駆動歯車の歯部421との噛合い不良を防止し
ているので、高速回転する駆動歯車に回転していない従
動歯車が軸方向に移動しながら噛合う場合であっても、
従動歯車の端面部413と駆動歯車の端面部423とが
接した状態で空回転することを防止できる。したがっ
て、従動歯車と駆動歯車とは確実に噛合い、駆動歯車の
駆動力を従動歯車へ確実に伝達することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、噛合い装置、およ
びそれを用いた自動原稿給送装置(以下、自動原稿給送
装置を「ADF:Auto Document Feeder」という)に関
する。
びそれを用いた自動原稿給送装置(以下、自動原稿給送
装置を「ADF:Auto Document Feeder」という)に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、紙やフィルムなどの原稿を読
取る画像読取り装置として、フラットベッド型の画像読
取り装置、あるいはシートフィード型の画像読取り装置
が知られている。これらのような画像読取り装置で一度
に多数の原稿を読取る場合、ADFを搭載したフラッド
ベッド型の画像読取り装置を利用したり、シートフィー
ド型の画像読取り装置の給送部に多数の原稿をセットし
て連続的に読取り作業を行っている。
取る画像読取り装置として、フラットベッド型の画像読
取り装置、あるいはシートフィード型の画像読取り装置
が知られている。これらのような画像読取り装置で一度
に多数の原稿を読取る場合、ADFを搭載したフラッド
ベッド型の画像読取り装置を利用したり、シートフィー
ド型の画像読取り装置の給送部に多数の原稿をセットし
て連続的に読取り作業を行っている。
【0003】積載された原稿は複数のローラ、例えば給
送すべき原稿を他の原稿から分離する分離ローラ、分離
ローラで給送された原稿を画像読取り位置へ搬送する搬
送ローラ、ならびに読取りを終了した原稿を排出する排
出ローラなどにより搬送される。これらのローラは、各
ローラ同士の干渉によって画像読取り位置における原稿
の搬送速度が不安定になるのを防止するため、非同期に
回転させる必要がある。
送すべき原稿を他の原稿から分離する分離ローラ、分離
ローラで給送された原稿を画像読取り位置へ搬送する搬
送ローラ、ならびに読取りを終了した原稿を排出する排
出ローラなどにより搬送される。これらのローラは、各
ローラ同士の干渉によって画像読取り位置における原稿
の搬送速度が不安定になるのを防止するため、非同期に
回転させる必要がある。
【0004】各ローラを非同期に回転させる方法とし
て、各ローラ毎にモータなどの動力源を設けそれぞれ回
転させることが考えられる。しかし、各ローラ毎に動力
源を設けるとADF自体の体格が大型化してしまうた
め、1つの動力源から発生する駆動力を複数の歯車など
から構成されている駆動力伝達手段を介して複数のロー
ラに伝達し、駆動力伝達手段を制御することで各ローラ
を非同期に回転させる方法が利用されている。
て、各ローラ毎にモータなどの動力源を設けそれぞれ回
転させることが考えられる。しかし、各ローラ毎に動力
源を設けるとADF自体の体格が大型化してしまうた
め、1つの動力源から発生する駆動力を複数の歯車など
から構成されている駆動力伝達手段を介して複数のロー
ラに伝達し、駆動力伝達手段を制御することで各ローラ
を非同期に回転させる方法が利用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】動力源の駆動力をロー
ラに伝達する場合、できるだけ小型の動力源で大きな駆
動力を引き出すことが望まれるため、高速で回転する動
力源を歯車等を用いて減速する必要がある。
ラに伝達する場合、できるだけ小型の動力源で大きな駆
動力を引き出すことが望まれるため、高速で回転する動
力源を歯車等を用いて減速する必要がある。
【0006】一方、前述のように1つの動力源で複数の
ローラを非同期に回転させるためには、駆動力伝達手段
を用いて動力源からの駆動力を各ローラに断続する必要
がある。そのため、電磁石などを利用した電磁クラッチ
によって歯車を軸方向に移動させ、歯車同士を噛合わせ
たり噛合わせを解除したりすることにより駆動力を断続
している。
ローラを非同期に回転させるためには、駆動力伝達手段
を用いて動力源からの駆動力を各ローラに断続する必要
がある。そのため、電磁石などを利用した電磁クラッチ
によって歯車を軸方向に移動させ、歯車同士を噛合わせ
たり噛合わせを解除したりすることにより駆動力を断続
している。
【0007】しかしながら、例えば高速で回転する動力
源側の歯車と停止しているローラの歯車とを軸方向に移
動させて噛合わせる場合、動力源側の歯車は高速で回転
しているため、動力源側の歯車とローラ側の歯車との間
に噛合い不良が生じやすい。その結果、各歯車の端部同
士が滑り合うために良好に噛合わず空回転することがあ
る。噛合い不良による空回転が生じると、動力源の駆動
力がローラに伝達されずローラが回転しない恐れがあ
る。
源側の歯車と停止しているローラの歯車とを軸方向に移
動させて噛合わせる場合、動力源側の歯車は高速で回転
しているため、動力源側の歯車とローラ側の歯車との間
に噛合い不良が生じやすい。その結果、各歯車の端部同
士が滑り合うために良好に噛合わず空回転することがあ
る。噛合い不良による空回転が生じると、動力源の駆動
力がローラに伝達されずローラが回転しない恐れがあ
る。
【0008】歯車の噛合いを確実に行う方法として、例
えば電磁クラッチの電磁石の磁力を強化し大きな力で歯
車を移動させることが考えられる。一方、前述のように
駆動力を断続する必要があるため、駆動力が不要なとき
は歯車同士の噛合いを容易に解除させる必要がある。そ
のため、例えばコイルスプリングなどの付勢手段を用い
て磁力による移動とは逆方向に歯車を移動させ、歯車同
士の噛合いを解除させている。電磁石の磁力が強くなる
と歯車同士の噛合いを解除させる付勢手段を強力にする
必要がある。付勢手段が強力になると、歯車の噛合い時
に付勢力に打勝つ電磁石が必要となるというように、電
磁石あるいは付勢手段を改良するだけでは歯車同士の噛
合い不良を解決することは困難である。
えば電磁クラッチの電磁石の磁力を強化し大きな力で歯
車を移動させることが考えられる。一方、前述のように
駆動力を断続する必要があるため、駆動力が不要なとき
は歯車同士の噛合いを容易に解除させる必要がある。そ
のため、例えばコイルスプリングなどの付勢手段を用い
て磁力による移動とは逆方向に歯車を移動させ、歯車同
士の噛合いを解除させている。電磁石の磁力が強くなる
と歯車同士の噛合いを解除させる付勢手段を強力にする
必要がある。付勢手段が強力になると、歯車の噛合い時
に付勢力に打勝つ電磁石が必要となるというように、電
磁石あるいは付勢手段を改良するだけでは歯車同士の噛
合い不良を解決することは困難である。
【0009】そこで、本発明の目的は、簡単な構造で歯
車の噛合い不良を防止し、駆動部の駆動力を確実に伝達
することができる噛合い装置およびそれを用いた自動原
稿給送装置を提供することにある。
車の噛合い不良を防止し、駆動部の駆動力を確実に伝達
することができる噛合い装置およびそれを用いた自動原
稿給送装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1または
3記載の噛合い装置によると、歯車は歯部に噛合い不良
防止部を有している。したがって、例えば一方の歯車が
高速回転し、他方の歯車停止しているような状態であっ
ても歯車同士の噛合い不良を防止し、駆動力を確実に伝
達することができる。
3記載の噛合い装置によると、歯車は歯部に噛合い不良
防止部を有している。したがって、例えば一方の歯車が
高速回転し、他方の歯車停止しているような状態であっ
ても歯車同士の噛合い不良を防止し、駆動力を確実に伝
達することができる。
【0011】本発明の請求項2または4記載の噛合い装
置によると、第1歯車または第2歯車が有している噛合
い不良防止部は、歯部の端面部と歯面部とを接続する傾
斜面である。したがって、簡単な構造で歯車同士の噛合
い不良を防止することができる。
置によると、第1歯車または第2歯車が有している噛合
い不良防止部は、歯部の端面部と歯面部とを接続する傾
斜面である。したがって、簡単な構造で歯車同士の噛合
い不良を防止することができる。
【0012】本発明の請求項5または6記載の噛合い装
置によると、傾斜面は歯車の回転方向によって歯部の前
方側または後方側に形成されているので、歯車が軸方向
に移動して噛合うとき、第1歯車および第2歯車の噛合
い不良防止部同士が噛合うことがない。したがって、歯
車同士の噛合い不良を確実に防止することができる。
置によると、傾斜面は歯車の回転方向によって歯部の前
方側または後方側に形成されているので、歯車が軸方向
に移動して噛合うとき、第1歯車および第2歯車の噛合
い不良防止部同士が噛合うことがない。したがって、歯
車同士の噛合い不良を確実に防止することができる。
【0013】本発明の請求項7記載の噛合い装置による
と、傾斜部は歯部の歯頂部から歯底部にかけて形成され
ているので、噛合い不良をより確実に防止することが可
能である。本発明の請求項8記載のADFによると、噛
合い不良を防止することができる噛合い装置を有してい
るので、動力源の駆動力を各ローラに確実に伝達するこ
とができる。
と、傾斜部は歯部の歯頂部から歯底部にかけて形成され
ているので、噛合い不良をより確実に防止することが可
能である。本発明の請求項8記載のADFによると、噛
合い不良を防止することができる噛合い装置を有してい
るので、動力源の駆動力を各ローラに確実に伝達するこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
一実施例を図面に基づいて説明する。図2は、本実施例
の噛合い装置を備えるADF1を一例としてフラットベ
ッド型の画像読取り装置2に搭載した状態を示してい
る。
一実施例を図面に基づいて説明する。図2は、本実施例
の噛合い装置を備えるADF1を一例としてフラットベ
ッド型の画像読取り装置2に搭載した状態を示してい
る。
【0015】ADF1は、画像読取り装置2の筐体20
の上部に設けられた原稿台21上に搭載されている。画
像読取り装置2は、筐体20の内部に移動可能に設けら
れているキャリッジ22、画像読取り装置2およびAD
F1の制御を行う制御部23、ならびにインターフェイ
ス24が設けられている。インターフェイス24は画像
読取り装置2外部の例えばパーソナルコンピュータなど
の処理装置と接続され、パーソナルコンピュータからA
DF1を含む画像読取り装置2の制御が入力される。ま
たパーソナルコンピュータでは、画像読取り装置2で読
取った原稿の画像データを処理することが可能である。
キャリッジ22の内部には、原稿3を照射するための光
源25、原稿3の表面で反射した光を集光するレンズ2
6、ならびに集光した光を電気信号に変換するラインセ
ンサ27が設けられている。
の上部に設けられた原稿台21上に搭載されている。画
像読取り装置2は、筐体20の内部に移動可能に設けら
れているキャリッジ22、画像読取り装置2およびAD
F1の制御を行う制御部23、ならびにインターフェイ
ス24が設けられている。インターフェイス24は画像
読取り装置2外部の例えばパーソナルコンピュータなど
の処理装置と接続され、パーソナルコンピュータからA
DF1を含む画像読取り装置2の制御が入力される。ま
たパーソナルコンピュータでは、画像読取り装置2で読
取った原稿の画像データを処理することが可能である。
キャリッジ22の内部には、原稿3を照射するための光
源25、原稿3の表面で反射した光を集光するレンズ2
6、ならびに集光した光を電気信号に変換するラインセ
ンサ27が設けられている。
【0016】ADF1は本体フレーム10、本体フレー
ム10と対向して設けられ原稿の移動を規制する複数の
ガイド、原稿を積載するホッパ11、積載された複数の
原稿を1枚ずつ分離し原稿読取り位置へ給送する分離ロ
ーラ12、給送された原稿を搬送する搬送ローラ13、
読取りを終了した原稿を排出する排出ローラ14などか
ら構成されている。分離ローラ12、搬送ローラ13お
よび排出ローラ14は図3に示すように駆動力伝達手段
4を介して動力源としてのモータ5により駆動される。
ム10と対向して設けられ原稿の移動を規制する複数の
ガイド、原稿を積載するホッパ11、積載された複数の
原稿を1枚ずつ分離し原稿読取り位置へ給送する分離ロ
ーラ12、給送された原稿を搬送する搬送ローラ13、
読取りを終了した原稿を排出する排出ローラ14などか
ら構成されている。分離ローラ12、搬送ローラ13お
よび排出ローラ14は図3に示すように駆動力伝達手段
4を介して動力源としてのモータ5により駆動される。
【0017】ガイドは、図2に示すように原稿流通方向
の上流側から第1ガイド15、第2ガイド16、透明ガ
イド17、排出ガイド18の順で設けられている。透明
ガイド17は、ADF1の原稿台21側の画像読取り位
置Pにあり、搬送される原稿3はこの透明ガイド17を
通してキャリッジ22のラインセンサ27により読取ら
れる。第1ガイド15は分離ローラ12で給送された原
稿3がADF1の上方に反り上がり、搬送路6から原稿
3が逸れるのを防止している。これらの第1ガイド1
5、第2ガイド16、透明ガイド17、排出ガイド18
と本体フレーム10との間の空間は、原稿3が搬送され
る搬送路6となる。
の上流側から第1ガイド15、第2ガイド16、透明ガ
イド17、排出ガイド18の順で設けられている。透明
ガイド17は、ADF1の原稿台21側の画像読取り位
置Pにあり、搬送される原稿3はこの透明ガイド17を
通してキャリッジ22のラインセンサ27により読取ら
れる。第1ガイド15は分離ローラ12で給送された原
稿3がADF1の上方に反り上がり、搬送路6から原稿
3が逸れるのを防止している。これらの第1ガイド1
5、第2ガイド16、透明ガイド17、排出ガイド18
と本体フレーム10との間の空間は、原稿3が搬送され
る搬送路6となる。
【0018】原稿3の搬送路6は略U字側をしており、
給送された原稿3は搬送路6に移動を案内されながらU
字型に折り返されて搬送ローラ13および排出ローラ1
4によって搬送され、排出トレイ19上に排出される。
このとき第1ガイド15に対向して本体フレーム10に
設けられている補助ローラ151と、搬送ローラ13に
当接して設けられている当接ローラ131とは、原稿3
の移動にしたがって回転し搬送路6での原稿3の移動規
制による搬送抵抗を軽減している。透明ガイド17はA
DF1底部の原稿台21側に設けられ、搬送される原稿
3の移動を規制し案内するだけでなく、透明ガイド17
を通してキャリッジ22のラインセンサ27による原稿
3の読取りを可能としている。
給送された原稿3は搬送路6に移動を案内されながらU
字型に折り返されて搬送ローラ13および排出ローラ1
4によって搬送され、排出トレイ19上に排出される。
このとき第1ガイド15に対向して本体フレーム10に
設けられている補助ローラ151と、搬送ローラ13に
当接して設けられている当接ローラ131とは、原稿3
の移動にしたがって回転し搬送路6での原稿3の移動規
制による搬送抵抗を軽減している。透明ガイド17はA
DF1底部の原稿台21側に設けられ、搬送される原稿
3の移動を規制し案内するだけでなく、透明ガイド17
を通してキャリッジ22のラインセンサ27による原稿
3の読取りを可能としている。
【0019】分離ローラ12はホッパ11の分離パッド
111に対向して本体フレーム10の上方に設けられ、
分離ローラ軸121の軸方向に対し垂直な方向の断面の
形状がD字型になるように円弧部122と直線部123
が形成されている。ホッパ11に積載された原稿は、分
離ローラ12の円弧部122と円弧部122に当接する
分離パッド111とによって、最上位の原稿のみが次位
以下の原稿から1枚ずつ分離され、次位の原稿までが給
送されるいわゆる重送を防止している。また、図4に示
すように分離ローラ12の円弧部122の長さCは、搬
送路6の分離ローラ12と分離パッド111との当接部
T1から搬送ローラ13と当接ローラ131との当接部
T2までの長さL1よりも大きく、T1から画像読取り
位置Pまでの長さL2よりも小さくなるように形成され
ている。したがって、画像読取り位置Pで原稿3の読取
りを行うとき、分離ローラ12の円弧部122は原稿3
と当接せずに直線部123が原稿3に対向しているの
で、原稿読取り位置Pでの原稿搬送に分離ローラ12は
干渉しない。
111に対向して本体フレーム10の上方に設けられ、
分離ローラ軸121の軸方向に対し垂直な方向の断面の
形状がD字型になるように円弧部122と直線部123
が形成されている。ホッパ11に積載された原稿は、分
離ローラ12の円弧部122と円弧部122に当接する
分離パッド111とによって、最上位の原稿のみが次位
以下の原稿から1枚ずつ分離され、次位の原稿までが給
送されるいわゆる重送を防止している。また、図4に示
すように分離ローラ12の円弧部122の長さCは、搬
送路6の分離ローラ12と分離パッド111との当接部
T1から搬送ローラ13と当接ローラ131との当接部
T2までの長さL1よりも大きく、T1から画像読取り
位置Pまでの長さL2よりも小さくなるように形成され
ている。したがって、画像読取り位置Pで原稿3の読取
りを行うとき、分離ローラ12の円弧部122は原稿3
と当接せずに直線部123が原稿3に対向しているの
で、原稿読取り位置Pでの原稿搬送に分離ローラ12は
干渉しない。
【0020】図3に示すようにADF1の駆動力伝達手
段4は、原稿3の分離および搬送操作を行うためにモー
タ5から各ローラへ駆動力を伝達する。駆動力伝達手段
4は、複数の歯車からなる図示しない歯車群と図5に示
す電磁クラッチ30とから構成されている。モータ5の
駆動力は、歯車群を経由して各ローラの軸に接続されて
いる歯車へと伝達される。また、電磁クラッチ30は歯
車群の歯車同士を噛合わせたり噛合わせを解除したりす
ることにより、モータ5からの駆動力を各ローラへ断続
している。本実施例の噛合い装置40は、電磁クラッチ
30により駆動力を断続される1対の従動歯車41と駆
動歯車42から構成される。
段4は、原稿3の分離および搬送操作を行うためにモー
タ5から各ローラへ駆動力を伝達する。駆動力伝達手段
4は、複数の歯車からなる図示しない歯車群と図5に示
す電磁クラッチ30とから構成されている。モータ5の
駆動力は、歯車群を経由して各ローラの軸に接続されて
いる歯車へと伝達される。また、電磁クラッチ30は歯
車群の歯車同士を噛合わせたり噛合わせを解除したりす
ることにより、モータ5からの駆動力を各ローラへ断続
している。本実施例の噛合い装置40は、電磁クラッチ
30により駆動力を断続される1対の従動歯車41と駆
動歯車42から構成される。
【0021】次に、噛合い装置40について図1および
図5〜図10を用いて詳細に説明する。なお、図1およ
び図5〜図10に示している矢印R方向は従動歯車41
および駆動歯車42の回転方向を示し、矢印A方向は従
動歯車41の軸方向に対する移動方向を示している。
図5〜図10を用いて詳細に説明する。なお、図1およ
び図5〜図10に示している矢印R方向は従動歯車41
および駆動歯車42の回転方向を示し、矢印A方向は従
動歯車41の軸方向に対する移動方向を示している。
【0022】図5に示すように噛合い装置40は、第1
歯車としての従動歯車41と第2歯車としての駆動歯車
42とから構成される。従動歯車41は、第1軸として
の従動軸410を中心に駆動歯車42の駆動力を受けて
回転する。駆動歯車42は第2軸としての駆動軸420
を中心に高速で回転し、従動歯車41と噛合うことで従
動歯車41に駆動力を伝達する。また、従動歯車41は
従動軸410の軸方向すなわち矢印A方向に移動するこ
とにより、駆動歯車42と噛合うことが可能である。
歯車としての従動歯車41と第2歯車としての駆動歯車
42とから構成される。従動歯車41は、第1軸として
の従動軸410を中心に駆動歯車42の駆動力を受けて
回転する。駆動歯車42は第2軸としての駆動軸420
を中心に高速で回転し、従動歯車41と噛合うことで従
動歯車41に駆動力を伝達する。また、従動歯車41は
従動軸410の軸方向すなわち矢印A方向に移動するこ
とにより、駆動歯車42と噛合うことが可能である。
【0023】駆動歯車42は、モータ5に対し直接的ま
たは図示しない減速歯車を介して間接的に接続されてい
る。また、従動歯車41は駆動歯車42から伝達された
駆動力を例えばローラ軸430に接続されているローラ
歯車43に伝達する。従動歯車41が矢印A方向に移動
することにより、従動歯車41は駆動歯車42と噛合う
ことが可能である。従動歯車41とローラ歯車43とは
常時噛合っており、従動歯車41はローラ歯車43と噛
合った状態で矢印A方向または反矢印A方向にスライド
可能である。つまり、従動歯車41が従動軸410上を
図5の矢印A方向または反矢印A方向に移動することに
より、駆動歯車42の駆動力をローラ歯車43に断続す
ることが可能である。
たは図示しない減速歯車を介して間接的に接続されてい
る。また、従動歯車41は駆動歯車42から伝達された
駆動力を例えばローラ軸430に接続されているローラ
歯車43に伝達する。従動歯車41が矢印A方向に移動
することにより、従動歯車41は駆動歯車42と噛合う
ことが可能である。従動歯車41とローラ歯車43とは
常時噛合っており、従動歯車41はローラ歯車43と噛
合った状態で矢印A方向または反矢印A方向にスライド
可能である。つまり、従動歯車41が従動軸410上を
図5の矢印A方向または反矢印A方向に移動することに
より、駆動歯車42の駆動力をローラ歯車43に断続す
ることが可能である。
【0024】従動歯車41と駆動歯車42とは図6に示
すように噛合うことができる。図6は、図5の矢印VI
方向から従動歯車41と駆動歯車42を見た図である。
図7は図6のVII−VII線における断面を示しており、従
動歯車41と駆動歯車42とが噛合う前の状態を示して
いる。従動歯車41と駆動歯車42とが噛合う場合、図
7に示すように各歯車の傾斜面が形成されている端部同
士が接近する。
すように噛合うことができる。図6は、図5の矢印VI
方向から従動歯車41と駆動歯車42を見た図である。
図7は図6のVII−VII線における断面を示しており、従
動歯車41と駆動歯車42とが噛合う前の状態を示して
いる。従動歯車41と駆動歯車42とが噛合う場合、図
7に示すように各歯車の傾斜面が形成されている端部同
士が接近する。
【0025】図1および図7〜図10に示すように従動
歯車41の歯部411および駆動歯車42の歯部421
には、噛合い不良防止部としての傾斜面412、422
が形成されている。駆動歯車42の場合、図8に示すよ
うに傾斜面422は歯部421の従動歯車41側に形成
されている。傾斜面422は、歯部421の端面部42
3と歯面部424とを接続しており、駆動歯車42の回
転方向すなわち図7〜図9の矢印R方向に対し後方側に
形成されている。また、傾斜面422は、歯頂部425
から歯底部426にかけて形成されている。さらに、傾
斜面422は一方の端部422aが端面部423の中央
付近に接続され、他方の端部422bが歯面部424の
端面部423から端面部427側へ約1/4程度の位置
に接続されている。これら傾斜面422の端部の位置は
任意に選択することが可能である。
歯車41の歯部411および駆動歯車42の歯部421
には、噛合い不良防止部としての傾斜面412、422
が形成されている。駆動歯車42の場合、図8に示すよ
うに傾斜面422は歯部421の従動歯車41側に形成
されている。傾斜面422は、歯部421の端面部42
3と歯面部424とを接続しており、駆動歯車42の回
転方向すなわち図7〜図9の矢印R方向に対し後方側に
形成されている。また、傾斜面422は、歯頂部425
から歯底部426にかけて形成されている。さらに、傾
斜面422は一方の端部422aが端面部423の中央
付近に接続され、他方の端部422bが歯面部424の
端面部423から端面部427側へ約1/4程度の位置
に接続されている。これら傾斜面422の端部の位置は
任意に選択することが可能である。
【0026】一方、図7および図10に示すように従動
歯車41の傾斜面412は、従動歯車41の駆動歯車4
2側に形成されている。傾斜面412は上記の駆動歯車
42と同様に、歯部411の端面部413と歯面部41
4とを接続しており、駆動歯車42の回転方向すなわち
図7および図10の矢印R方向に対し前方側に形成され
ている。図示していないが、従動歯車41においても傾
斜面412は歯頂部から歯底部にかけて形成されてい
る。
歯車41の傾斜面412は、従動歯車41の駆動歯車4
2側に形成されている。傾斜面412は上記の駆動歯車
42と同様に、歯部411の端面部413と歯面部41
4とを接続しており、駆動歯車42の回転方向すなわち
図7および図10の矢印R方向に対し前方側に形成され
ている。図示していないが、従動歯車41においても傾
斜面412は歯頂部から歯底部にかけて形成されてい
る。
【0027】次に、上記の構成の噛合い装置40を含む
電磁クラッチ30の作動について説明する。 電磁クラッチ30の電磁石31への通電前、駆動歯
車42はモータ5の駆動力によって高速で回転してい
る。一方、従動歯車41は停止している。
電磁クラッチ30の作動について説明する。 電磁クラッチ30の電磁石31への通電前、駆動歯
車42はモータ5の駆動力によって高速で回転してい
る。一方、従動歯車41は停止している。
【0028】 電磁石31に通電が行われると、電磁
石31は磁力を発生しクラッチ板32を吸引する。クラ
ッチ板32が電磁石31に吸引されると、図5の矢印A
方向にクラッチ板32が移動し、クラッチ板32ととも
に従動歯車41も矢印A方向に移動する。 従動歯車41が図5の矢印A方向に移動すると、図
7に示すように従動歯車41の端面部413と駆動歯車
42の端面部423とが接近する。そして、駆動歯車4
2の回転ならびに従動歯車41の図5の矢印A方向の移
動によって、駆動歯車42の傾斜面422と従動歯車4
1の傾斜面412とが接触する。
石31は磁力を発生しクラッチ板32を吸引する。クラ
ッチ板32が電磁石31に吸引されると、図5の矢印A
方向にクラッチ板32が移動し、クラッチ板32ととも
に従動歯車41も矢印A方向に移動する。 従動歯車41が図5の矢印A方向に移動すると、図
7に示すように従動歯車41の端面部413と駆動歯車
42の端面部423とが接近する。そして、駆動歯車4
2の回転ならびに従動歯車41の図5の矢印A方向の移
動によって、駆動歯車42の傾斜面422と従動歯車4
1の傾斜面412とが接触する。
【0029】 駆動歯車42の傾斜面422と従動歯
車41の傾斜面412とが接触すると、図1に示すよう
に駆動歯車42の回転ならびに従動歯車41の矢印A方
向への移動によって、従動歯車41の傾斜面412が矢
印D方向へ移動し従動歯車41は矢印A方向へ移動す
る。移動した従動歯車41の歯面部418は駆動歯車4
2の歯面部428と当接するため、従動歯車41と駆動
歯車42は確実に噛合い状態となる。
車41の傾斜面412とが接触すると、図1に示すよう
に駆動歯車42の回転ならびに従動歯車41の矢印A方
向への移動によって、従動歯車41の傾斜面412が矢
印D方向へ移動し従動歯車41は矢印A方向へ移動す
る。移動した従動歯車41の歯面部418は駆動歯車4
2の歯面部428と当接するため、従動歯車41と駆動
歯車42は確実に噛合い状態となる。
【0030】 電磁石31への通電を停止すると、従
動歯車41の内側に設けられているスプリング33の付
勢力により従動歯車41とともにクラッチ板32が図5
の反矢印A方向へ移動され、駆動歯車42と従動歯車4
1との噛合いを解除させる。
動歯車41の内側に設けられているスプリング33の付
勢力により従動歯車41とともにクラッチ板32が図5
の反矢印A方向へ移動され、駆動歯車42と従動歯車4
1との噛合いを解除させる。
【0031】図11の(i)〜(iv)に示すように、従
動歯車41の歯部411が駆動歯車42の歯部421と
歯部421との間にスライドして噛合う場合、従動歯車
41と駆動歯車42とは従来の噛合い装置と同様に円滑
に噛合う。また、図12の(i)〜(iv)に示すよう
に、従動歯車41の歯部411が駆動歯車42と対向す
る位置へスライドして噛合う場合、駆動歯車42は矢印
R方向へ回転しているので、例えば図12(i)に示す
ように歯部の端面部同士が当接しても、駆動歯車42が
回転することにより図1および図12(iii)に示すよ
うに歯部に設けられた斜面部同士が当接する。その結
果、歯部は矢印A方向へ円滑に進み従動歯車41と駆動
歯車42とは確実に噛合う。
動歯車41の歯部411が駆動歯車42の歯部421と
歯部421との間にスライドして噛合う場合、従動歯車
41と駆動歯車42とは従来の噛合い装置と同様に円滑
に噛合う。また、図12の(i)〜(iv)に示すよう
に、従動歯車41の歯部411が駆動歯車42と対向す
る位置へスライドして噛合う場合、駆動歯車42は矢印
R方向へ回転しているので、例えば図12(i)に示す
ように歯部の端面部同士が当接しても、駆動歯車42が
回転することにより図1および図12(iii)に示すよ
うに歯部に設けられた斜面部同士が当接する。その結
果、歯部は矢印A方向へ円滑に進み従動歯車41と駆動
歯車42とは確実に噛合う。
【0032】本実施例では、傾斜面412、422が従
動歯車41の歯部411と駆動歯車42の歯部421と
の噛合い不良を防止しているので、高速回転する駆動歯
車42に回転していない従動歯車41が軸方向に移動し
ながら噛合う場合であっても、従動歯車41の端面部4
13と駆動歯車42の端面部423とが接した状態で空
回転することを防止できる。したがって、従動歯車41
と駆動歯車42とは確実に噛合い、駆動歯車42の駆動
力を従動歯車41へ確実に伝達することができる。ま
た、噛合い不良防止部は傾斜面であるので、構造が簡単
であり、噛合い不良防止部を容易に形成することができ
る。また、本実施例のADF1は上記の噛合い装置40
を備えているので、モータ5の駆動力を各ローラに確実
に伝達することができる。
動歯車41の歯部411と駆動歯車42の歯部421と
の噛合い不良を防止しているので、高速回転する駆動歯
車42に回転していない従動歯車41が軸方向に移動し
ながら噛合う場合であっても、従動歯車41の端面部4
13と駆動歯車42の端面部423とが接した状態で空
回転することを防止できる。したがって、従動歯車41
と駆動歯車42とは確実に噛合い、駆動歯車42の駆動
力を従動歯車41へ確実に伝達することができる。ま
た、噛合い不良防止部は傾斜面であるので、構造が簡単
であり、噛合い不良防止部を容易に形成することができ
る。また、本実施例のADF1は上記の噛合い装置40
を備えているので、モータ5の駆動力を各ローラに確実
に伝達することができる。
【0033】以上本実施例では、従動歯車41が移動し
て駆動歯車42と噛合う構成としたが、駆動歯車42が
移動して従動歯車41と噛合う構成、あるいは従動歯車
41および駆動歯車42の双方が移動して噛合う構成と
してもよい。また、本実施例では従動歯車41および駆
動歯車42の双方に傾斜面を形成したが、従動歯車41
または駆動歯車42の一方のみに傾斜面を形成しても噛
合い不良を防止することが可能である。ただし、従動歯
車41および駆動歯車42の双方に傾斜面を形成する方
が噛合い不良をより防止できることはいうまでもない。
て駆動歯車42と噛合う構成としたが、駆動歯車42が
移動して従動歯車41と噛合う構成、あるいは従動歯車
41および駆動歯車42の双方が移動して噛合う構成と
してもよい。また、本実施例では従動歯車41および駆
動歯車42の双方に傾斜面を形成したが、従動歯車41
または駆動歯車42の一方のみに傾斜面を形成しても噛
合い不良を防止することが可能である。ただし、従動歯
車41および駆動歯車42の双方に傾斜面を形成する方
が噛合い不良をより防止できることはいうまでもない。
【0034】また、実施例においては画像読取り装置の
ADFに本発明の噛合い装置を適用したが、ADFに限
らず歯車により動力を伝達する噛合い装置を備えた機器
には本発明の噛合い装置を適用することができる。
ADFに本発明の噛合い装置を適用したが、ADFに限
らず歯車により動力を伝達する噛合い装置を備えた機器
には本発明の噛合い装置を適用することができる。
【図1】本発明の一実施例による噛合い装置であって、
傾斜面が当接することにより噛合い不良を防止している
様子を示す説明図である。
傾斜面が当接することにより噛合い不良を防止している
様子を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施例による噛合い装置を用いたA
DFを搭載した画像読取り装置を示す模式図である。
DFを搭載した画像読取り装置を示す模式図である。
【図3】本発明の一実施例による噛合い装置を用いたA
DFの駆動力伝達手段を示す模式図である。
DFの駆動力伝達手段を示す模式図である。
【図4】本発明の一実施例によるADFの分離ローラと
画像読取り位置との位置関係を示す説明図である。
画像読取り位置との位置関係を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施例による噛合い装置を含む電磁
クラッチを示す模式図である。
クラッチを示す模式図である。
【図6】本発明の一実施例による噛合い装置であって、
従動歯車と駆動歯車の噛合いを示す図である。
従動歯車と駆動歯車の噛合いを示す図である。
【図7】図6のVII−VII線における断面図である。
【図8】本発明の一実施例による噛合い装置の駆動歯車
の歯部を示す概略斜視図である。
の歯部を示す概略斜視図である。
【図9】図5のXIの部分を拡大した図である。
【図10】図5のXの部分を拡大した図である。
【図11】本実施例の従動歯車と駆動歯車との噛合いを
経時的に示す説明図であって、従動歯車の歯部が駆動歯
車の歯部の間にスライドする場合を示す説明図である。
経時的に示す説明図であって、従動歯車の歯部が駆動歯
車の歯部の間にスライドする場合を示す説明図である。
【図12】本実施例の従動歯車と駆動歯車との噛合いを
経時的に示す説明図であって、従動歯車の端面部が駆動
歯車の端面部に当接する場合を示す説明図である。
経時的に示す説明図であって、従動歯車の端面部が駆動
歯車の端面部に当接する場合を示す説明図である。
1 ADF(自動原稿給送装置) 3 原稿 4 駆動力伝達手段 5 モータ 40 噛合い装置 41 従動歯車(第1歯車) 42 駆動歯車(第2歯車) 410 従動軸(第1軸) 411 歯部 412 傾斜面(噛合い不良防止部) 413 端面部 414 歯面部 418 歯面部 420 駆動軸(第2軸) 421 歯部 422 傾斜面(噛合い不良防止部) 423 端面部 424 歯面部 425 歯頂部 426 歯底部 428 歯面部
Claims (8)
- 【請求項1】 第1軸を中心に回転可能な第1歯車と、 第2軸を中心に回転可能な第2歯車と、 前記第1歯車の前記第2歯車側の歯部に設けられる第1
噛合い不良防止部とを備え、 前記第1歯車および第2歯車の一方または両方が軸方向
に移動することで相互に噛合うことを特徴とする噛合い
装置。 - 【請求項2】 前記第1噛合い不良防止部は、歯部の端
面部と歯面部とを接続する傾斜面を有していることを特
徴とする請求項1記載の噛合い装置。 - 【請求項3】 前記第2歯車は、前記第1歯車側の歯部
に第2噛合い不良防止部を有していることを特徴とする
請求項1または2記載の噛合い装置。 - 【請求項4】 前記第2噛合い不良防止部は、歯部の端
面部と歯面部とを接続する傾斜面を有していることを特
徴とする請求項3記載の噛合い装置。 - 【請求項5】 前記第1歯車の傾斜面は、前記第1歯車
の回転方向に対し前方側に形成されていることを特徴と
する請求項2記載の噛合い装置。 - 【請求項6】 前記第2歯車の傾斜面は、前記第2歯車
の回転方向に対し後方側に形成されていることを特徴と
する請求項4記載の噛合い装置。 - 【請求項7】 前記傾斜面は、歯部の歯頂部から歯底部
にかけて形成されていることを特徴とする請求項2、4
〜6のいずれか記載の噛合い装置。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか記載の噛合い装
置と、 前記噛合い装置を有する駆動力伝達手段と、 原稿を搬送する複数のローラと、 前記ローラを前記駆動力伝達手段を介して駆動する動力
源と、 を備えることを特徴とする自動原稿給送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11055266A JP2000249164A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 噛合い装置およびそれを用いた自動原稿給送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11055266A JP2000249164A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 噛合い装置およびそれを用いた自動原稿給送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000249164A true JP2000249164A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=12993815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11055266A Withdrawn JP2000249164A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 噛合い装置およびそれを用いた自動原稿給送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000249164A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100456916B1 (ko) * | 2001-02-14 | 2004-11-10 | 가부시기가이샤 산교세이기 세이사꾸쇼 | 기어드 모터 |
JP2012140208A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Toyota Motor Corp | 物品搬送装置 |
WO2014115248A1 (ja) | 2013-01-22 | 2014-07-31 | トヨタ自動車株式会社 | 係合装置 |
CN112696439A (zh) * | 2020-12-25 | 2021-04-23 | 中国船舶重工集团公司第七0三研究所 | 一种高啮合成功概率的齿式离合器 |
-
1999
- 1999-03-03 JP JP11055266A patent/JP2000249164A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100456916B1 (ko) * | 2001-02-14 | 2004-11-10 | 가부시기가이샤 산교세이기 세이사꾸쇼 | 기어드 모터 |
JP2012140208A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Toyota Motor Corp | 物品搬送装置 |
WO2014115248A1 (ja) | 2013-01-22 | 2014-07-31 | トヨタ自動車株式会社 | 係合装置 |
KR20150097791A (ko) | 2013-01-22 | 2015-08-26 | 도요타지도샤가부시키가이샤 | 결합 장치 |
CN104937300A (zh) * | 2013-01-22 | 2015-09-23 | 丰田自动车株式会社 | 卡合装置 |
JP5935905B2 (ja) * | 2013-01-22 | 2016-06-15 | トヨタ自動車株式会社 | 係合装置 |
KR101689098B1 (ko) | 2013-01-22 | 2016-12-22 | 도요타지도샤가부시키가이샤 | 결합 장치 |
CN104937300B (zh) * | 2013-01-22 | 2017-07-04 | 丰田自动车株式会社 | 卡合装置 |
US10030724B2 (en) | 2013-01-22 | 2018-07-24 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Engagement device |
CN112696439A (zh) * | 2020-12-25 | 2021-04-23 | 中国船舶重工集团公司第七0三研究所 | 一种高啮合成功概率的齿式离合器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050927 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051111 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20051229 |