JPH07178673A - 研摩ホィール - Google Patents

研摩ホィール

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Publication number
JPH07178673A
JPH07178673A JP32525093A JP32525093A JPH07178673A JP H07178673 A JPH07178673 A JP H07178673A JP 32525093 A JP32525093 A JP 32525093A JP 32525093 A JP32525093 A JP 32525093A JP H07178673 A JPH07178673 A JP H07178673A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing wheel
polishing
wheel
belt
groove
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP32525093A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Fujiwara
由岐雄 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP32525093A priority Critical patent/JPH07178673A/ja
Publication of JPH07178673A publication Critical patent/JPH07178673A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 発熱を抑え、また切粉を迅速に排除する。 【構成】 円盤状の研摩ホィール1において、その外周
面に、フランジ2と研摩突縁3とを横切って流通溝4を
斜めに形成する。研摩ホィール1が白抜き矢印の方向に
回転すると、集塵カバー8内の空気は、集塵ダクト9に
よる吸引作用と相俟って流通溝4を細線矢印のように流
れる。このため、冷却効果が生じ、また切粉が迅速に排
除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム、心線、背面布か
らなるエンドレス状ベルトに溝を形成するのに好適な研
摩ホィールに関する。
【0002】
【従来の技術】エンドレス状ベルトの内側の面に複数の
V状溝をベルトの幅方向に並べて形成する研摩装置とし
て、本発明の出願人は、図5と図6に示す研摩装置を開
発した。この新しい研摩装置について説明すると、図5
と図6において符号11はフレームである。フレーム1
1の上面にはレール12が水平に敷設され、そのレール
12の上に支持台13が載せられている。支持台13は
ボールナット14をフレーム11上のボールスクリュ1
5に螺合して設けられており、調整ノブ16によるボー
ルスクリュ15の回転でレール12に沿って図6で左右
に移動する。ボールスクリュ15には該ボールスクリュ
15の回転量から支持台13の送り量を検出するロータ
リエンコーダ等の送り量検出器17が付設されている。
【0003】支持台13の上には、研摩ホィール19が
着脱自在に取り付けられるスピンドル20と、該スピン
ドル20を、例えば、伝動ベルトやチェーン等を用いた
所要の伝動機構21を介して回転させる駆動モータ22
とが設けられている。スピンドル20はレール12と平
行である。駆動モータ22はインバータ制御とされ、研
摩ホィール19の回転速度を広い範囲で変えることがで
きる。伝動機構21の変速比は、駆動モータ22の変速
幅が研摩ホィール19に求められる変速幅に重なるよう
に定められている。
【0004】支持台13の下方には、可動台23が水平
に設けられている。可動台23は、4本のコラム24
(図5,6では手前のものしか現れていない。)にボー
ルブッシュ25を介して取り付けられ、コラム24に沿
って上下自在とされている。コラム24は垂直である。
可動台23は油圧シリンダ26によって上下に動かされ
る。油圧シリンダ26は、可動台23の昇降速度を、例
えば上昇2段、下降1段に制御することができる。可動
台23には、該可動台23の上下移動量を検出するマグ
ネスケール等の移動量検出器27が付設されている。
【0005】可動台23の上には駆動モータ29が搭載
されている。駆動モータ29は、サイクロ減速機30を
備え、インバータ制御によって回転速度を変えることが
できる。サイクロ減速機30の水平な出力軸31にはア
ンビルホィール32が着脱自在に取り付けられている。
サイクロ減速機30の減速比は、前記伝動機構21の場
合と同じように、駆動モータ29の変速幅がアンビルホ
ィール32に求められる変速幅に重なるように設定され
ている。アンビルホィール32の回転方向は、研摩ホィ
ール19の回転方向と同一方向とする場合も、逆方向と
する場合もある。
【0006】フレーム11にはロッドレスエアシリンダ
34が垂直に取り付けられている。ロッドレスエアシリ
ンダ34は、可動部材35を持ち、その可動部材35に
は従動ホイール36が設けられている。アンビルホィー
ル32とこれの下に配設された従動ホイール36には、
研摩ホィール19によって溝を研摩されるエンドレス状
ベルトBが裏返えして巻き掛けられる。アンビルホィー
ル32と従動ホィール36の中心は、研摩ホィール19
の中心から可動台23に降ろした垂線上にあり、研摩ホ
ィール19とアンビルホィール32及び従動ホィール3
6の中心軸線は互いに平行である。従動ホィール36
は、油圧シリンダ26が可動台23を上昇させると、ベ
ルトBに引っ張られて可動部材35と一緒に上昇する構
成とされている。研摩ホィール19には集塵カバー37
が被せられ、集塵装置(図示せず)に連絡された集塵ダ
クト38に接続されている。
【0007】なお、アンビルホィール32と従動ホィー
ル36との間には、エンドレス状ベルトBを緊張させる
テンションロールと、エンドレス状ベルトBの蛇行を防
止する振止めロールが設けられているが、図では省略さ
れている。振止めロールの設備位置は、通常、従動ホィ
ール36の近く、或いはアンビルホィール32の近くと
される。両検出器17,27には、デジタル表示器等の
表示器(図示せず)が個々に接続されており、支持台1
3の送り量と可動台23の移動量を表示する構成となっ
ている。
【0008】この研摩装置においては油圧シリンダ26
で可動台23を動かし、ベルトBを研摩ホィール19に
押し付けてベルトBに溝を形成する。この際、ベルトB
はスピンドル20の軸方向と直交する方向に正しく動い
て研摩ホィール19に押し付けられるので、ベルトBの
研摩移動量と研摩量とは常に等しくなる。研摩ホィール
19の交換で研摩ホィール19とベルトBの幅方向の中
心を互いに一致させる必要が生じたような場合、支持台
13を動かして調整する。支持台13はスピンドル20
の軸方向に移動自在とされているので、上記の操作によ
って研摩ホィール19とベルトBの幅方向の中心を容易
かつ正確に合わせることができる。また、研摩ホィール
19はスピンドル20に設けられているので、駆動モー
タ22とスピンドル20の回転比を適当にして駆動モー
タ22の変速幅を研摩ホィール19に要求される変速幅
に重ね合わせることにより、研摩ホィール19を最適な
研摩速度で回転させることができる。
【0009】送り量検出器17は、支持台13の移動量
を表示するので、研摩ホィール19の移動及び位置決め
を一層容易かつ正確に行うことができる。また、コラム
24とボールブッシュ25は、可動台23の上昇を円滑
かつ正確にし、移動量検出器27は、溝の切込み深さを
正確に表示する。油圧シリンダ26は、適正な速度及び
力でベルトを研摩ホィールに押し付ける。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な研摩装置においては、研摩に際して研摩熱(摩擦熱)
が発生する。研摩ホィールによって研摩される部材がゴ
ム製ベルトのような部材である場合、研摩熱によって研
摩性能が損なわれるため、温度上昇を極力抑えなければ
ならない。また、効率的に研摩するためには、研摩で生
じた切粉を迅速に外部に排除する必要がある。
【0011】しかし、従来の研摩ホィールは、研摩熱と
切粉の点に関して配慮されておらず、溝を形成するため
の研摩突縁が、研摩ホィールの外周面に連続して設けら
れただけであったため、結局、ベルト等を高速度で能率
的に研摩することができない、という問題があった。
【0012】本発明は、発熱を抑え、また切粉を外部に
迅速に排除して能率的に研摩することができる研摩ホィ
ールを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、外周面に砥粒が付着された円盤状の研
摩ホィールにおいて、上記外周面に、一以上の流通溝
を、その一端を一方の側面に、また他端を他方の側面に
それぞれ開口させて形成した構成とした。流通溝は螺旋
状に傾斜して形成することが好ましい。
【0014】
【作用】流通溝はその両端を研摩ホィールの両側面に開
口させて空気の流通を自由にし、また放熱面積を広くし
ているので、冷却効果が生じるとともに、切粉が流通溝
を通って外部に排出されるようになる。流通溝が螺旋状
に傾斜していると、研摩ホィールの回転により、先行す
る上流側の開口端から空気が流通溝に入り、流通溝を通
ってその下流側の開口端から出るようになる。このた
め、上記の効果が向上する。
【0015】
【実施例】図1ないし図4は本発明に係る研摩ホィール
の一実施例を示す。これらの図において符号1は研摩ホ
ィールである。この研摩ホィール1は、エンドレス状ベ
ルトBに複数(図のものは6本)の溝をベルトBの幅方
向に並べて形成するものであり、外周面の左右2個のフ
ランジ2,2の間に6個の研摩突縁3が設けられるとと
もに、複数(図のものは16個)の流通溝4が所定の間
隔をおいて設けられている。なお、図1では研摩ホィー
ル1の四分の一しか示されていない。
【0016】各研摩突縁3はベルトBに接し、研摩ホィ
ール1の回転によって該ベルトBに溝を形成するもの
で、研摩を予定されたベルトBの溝と同一形状とされて
おり、その表面に砥粒として、例えば80〜120番の
ダイヤモンドが電着されている。砥粒の種類や粒径、及
び付着方法は上記に限らず任意である。
【0017】流通溝4は、その一端4aを研摩ホィール
1の一方の側面1aに、また他端4bを研摩ホィール1
の他方の側面1bにそれぞれ開口させ、フランジ2と研
摩突縁3とを斜めに横切って螺旋状に形成されている。
図の流通溝4の傾斜角度θは、研摩ホィール1の幅方向
に対して45度とされているが、これに限られるもので
はなく、45度よりも大きくても小さくてもよい。流通
溝4は、その傾斜角θを0にして研摩ホィール1の幅方
向に直線状に設けることもできる。また図の流通溝4は
矩形状とされているが、形状もこれに限らない。
【0018】研摩ホィール1には、通常、集塵カバー8
が被せられる。この集塵カバー8には集塵カバー8内の
空気を切粉等と一緒に吸引する集塵装置(図示せず)が
集塵ダクト9を介して接続されている。符号5は研摩ホ
ィール1の中心部に明けられた取付孔、6は流通溝4の
近くに明けられた透孔である。
【0019】次に、上記の構成とされた本発明に係る研
摩ホィールの作用を説明する。本発明の研摩ホィール
は、従来同様に、例えば図5と図6の研摩装置などに装
着してこれをモータで回転させ、砥粒が付着された研摩
突縁3にベルトB等を押し付けて研摩する。
【0020】研摩ホィール1が、図4で白抜き矢印のよ
うに上から下に回転する場合、研摩ホィール1の回転に
伴って、研摩ホィール1の左側面1aの空気は、先行す
る上流側の開口端4aから流通溝4に入り、細線矢印の
ように流通溝4を通って下流側の開口端4bから研摩ホ
ィール1の右側面1bに流れ出る。集塵カバー8の空気
を切粉等と一緒に集塵ダクト9を介して吸引する集塵装
置の吸引作用は、上記の空気の流れを助長する。
【0021】上記において、流通溝4を流れる空気は、
研摩ホィールから熱を奪い、また研摩によつて発生した
切粉を運ぶので、冷却効果が生じて発熱が抑えられると
ともに、切粉が迅速に外に排除されるようになる。流通
溝4はまた、研摩ホィール1の放熱面積を広めているの
で、この点でも研摩ホィールの昇温が抑止される。透孔
6は研摩ホィールの放熱に働くほか、研摩ホィールの重
量を軽減する。なお、フランジ2や研摩突縁3の形状は
研摩される部材の形状に合わされることは言うまでもな
い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る研摩
ホィールは、外周面に砥粒が付着された円盤状の研摩ホ
ィールにおいて、上記外周面に、一以上の流通溝が、そ
の一端を一方の側面に、また他端を他方の側面にそれぞ
れ開口させて形成された構成とされているので、研摩に
伴う発熱を抑え、また切粉を外部に迅速に排除してゴム
ベルト等を能率的に研摩し、溝等を形成することができ
る。
【0023】また、流通溝を螺旋状に傾斜して設ける
と、流通溝に空気が円滑に流れるようになるので、上記
の効果が一層大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る研摩ホィールの正面図である。
【図2】 図1の(II−II)線に沿う断面図である。
【図3】 研摩ホィールの外周部の断面図である。
【図4】 フランジと研摩突縁及び流通溝の関係を示す
展開図である。
【図5】 研摩装置の正面図である。
【図6】 研摩装置の側面図である。
【符号の説明】
1 研摩ホィール 1a 側面 1b 側面 3 研摩突縁 4 流通溝 4a 一端 4b 他端

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に砥粒が付着された円盤状の研摩
    ホィールにおいて、上記外周面に、一以上の流通溝が、
    その一端を一方の側面に、また他端を他方の側面にそれ
    ぞれ開口させて形成されたことを特徴とする研摩ホィー
    ル。
  2. 【請求項2】 流通溝は螺旋状に傾斜して形成されたこ
    とを特徴とする請求項1記載の研摩ホィール。
JP32525093A 1993-12-22 1993-12-22 研摩ホィール Withdrawn JPH07178673A (ja)

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JP32525093A JPH07178673A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 研摩ホィール

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JP32525093A JPH07178673A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 研摩ホィール

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008238369A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Noritake Super Abrasive:Kk 切断ブレード
CN103862394A (zh) * 2012-12-16 2014-06-18 盖茨优霓塔传动系统(苏州)有限公司 磨轮
CN105904350A (zh) * 2016-06-08 2016-08-31 盖茨优霓塔传动系统(苏州)有限公司 磨轮

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008238369A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Noritake Super Abrasive:Kk 切断ブレード
CN103862394A (zh) * 2012-12-16 2014-06-18 盖茨优霓塔传动系统(苏州)有限公司 磨轮
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010306