JPH07178485A - 耐衝撃性に優れた2ピース缶 - Google Patents

耐衝撃性に優れた2ピース缶

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JPH07178485A
JPH07178485A JP5354712A JP35471293A JPH07178485A JP H07178485 A JPH07178485 A JP H07178485A JP 5354712 A JP5354712 A JP 5354712A JP 35471293 A JP35471293 A JP 35471293A JP H07178485 A JPH07178485 A JP H07178485A
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宏 松林
Kazuhisa Masuda
和久 増田
Masatsune Shibue
正恒 渋江
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐衝撃性に優れた2ピース缶を提供する。 【構成】 予め少なくとも缶胴内面側になる金属面上に
有機樹脂被膜を被覆した後、絞りしごき加工又は、引伸
し絞り加工してなる2ピース金属缶において、該有機樹
脂被膜は主成分が配向結晶を含むポリエステル樹脂であ
り、該ポリエステル樹脂層の固有粘度(IV)が0.6
0以上であり、該配向結晶の缶高さ方向への軸配向度を
表すパラメーターAが、A≧0.40であり、缶高さ方
向へ軸配向している結晶の面配向度を表すパラメーター
Bが、B≧0.00であることを特徴とする缶胴部の耐
衝撃性が優れた2ピース金属缶である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予め少なくとも缶胴内
面側になる金属面上に有機樹脂被膜を被覆した後、絞り
しごき加工又は、引伸し絞り加工して成形した耐衝撃性
に優れた2ピース金属缶に関するもので、より詳細には
軸配向及び面配向されたポリエステル樹脂被覆を缶内面
に配設した内面被膜の耐衝撃性、密着性に優れた絞りし
ごき加工した2ピース缶および引伸し絞り加工した2ピ
ース缶に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱可塑性ポリエステルのフィルム
を鋼板等の金属素材に熱接着させ、この被覆金属構造物
を絞りしごき加工に付して、分子配向されたポリエステ
ルの被覆を缶内面に密着した状態で設けた絞りしごき缶
は例えば特開昭60−172637号公報に記載されて
いるように既に知られている。しかし、これらに記載さ
れている缶は、耐衝撃性が充分でないため内容物が充填
された後、輸送中に衝撃を受けたり、カートンに詰めた
状態で落下した場合には缶内面を被覆しているポリエス
テル系有機樹脂被膜に亀裂が生じ、金属基板が内容物に
直接接触するようになるため、缶胴金属が溶出したり、
金属が腐食して孔があき内容物が漏洩する等の問題があ
った。そのため輸送中に衝撃を受けたり、カートンに詰
めた状態で落下した場合でも缶内面のポリエステル系有
機樹脂被膜に亀裂を生じない缶の要求が多くなった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の特開昭60−1
72637では、内面被覆に分子配向された、即ち配向
結晶のC軸が軸配向したポリエステルの被覆を缶内面に
密着した状態で設けることが提案されている。しかし、
このような被覆であっても缶壁に存在するC軸が軸配向
した結晶の(100)面の法線がランダムな方向を向い
ている状態にあると、繊維状組織と類似の組織になって
おり、衝撃を受けた際にはC軸に平行に樹脂被膜が割れ
ることが解明された。この問題を解決しないと缶の耐衝
撃性は向上しない。
【0004】この問題を解決するため種々研究し本発明
者は、缶胴部内面を被覆する樹脂として固有粘度(I
V)が0.60以上のポリエステル樹脂を用い、且つポ
リエステル樹脂被膜中の配向結晶のC軸が缶高さ方向に
軸配向している度合を表すパラメーターAを0.40以
上に制御し、且つC軸が缶高さ方向へ軸配向している配
向結晶の(100)面が樹脂被膜面に平行に存在する割
合(面配向度)を表すパラメーターBを0.00以上に
制御することが、耐衝撃性、耐食性を向上させるのに有
効であることを解明し、問題を解決した。
【0005】
【課題を解決した手段】本発明は、 「1. 予め少なくとも缶胴内面側になる金属面上に有
機樹脂被膜を被覆した後、絞りしごき加工又は、引伸し
絞り加工してなる2ピース金属缶において、該有機樹脂
被膜は主成分が配向結晶を含むポリエステル樹脂であ
り、該ポリエステル樹脂層の固有粘度(IV)が0.6
0以上であり、該配向結晶の缶高さ方向への軸配向度を
表すパラメーターAが、 A≧0.40 であり、缶高さ方向ヘ軸配向している結晶の面配向度を
表すパラメーターBが、 B≧0.00 であることを特徴とする缶胴部の耐衝撃性が優れた2ピ
ース金属缶。 2. パラメーターAがポリエステル樹脂被膜中の配向
結晶のうちC軸が缶高さ方向に軸配向している結晶の存
在度合を示すパラメーターである、1項に記載された耐
衝撃性が優れた2ピース金属缶。 3. パラメーターBがポリエステル樹脂被膜中のC軸
が缶高さ方向に軸配向している配向結晶の(100)面
が樹脂被膜に平行に存在する度合を示すパラメーターで
ある、1項に記載された耐衝撃性が優れた2ピース金属
缶。」に関する。
【0006】
【作用】本発明の特徴の一つである軸配向度パラメータ
ーAと軸配向結晶の面配向度パラメーターBについて説
明する。
【0007】パラメーターAは、缶壁のポリエステル樹
脂被膜中の結晶のうち、C軸がフィルム面に平行になっ
ている結晶のなかでの、C軸が缶高さ方向へ軸配向して
いる結晶の存在度合(軸配向度)を表している。
【0008】パラメーターBは、缶壁のポリエステル系
樹脂被膜中にある缶高さ方向へ軸配向している結晶の面
配向度を表すものである。本発明で言うパラメーターB
は通常の測定で得られる面配向度とは意味が異なる。通
常測定される面配向度は、結晶のC軸が缶高さ方向に配
向している配向結晶だけでなく、フィルム表面に(10
0)面が平行な配向結晶であれば全て含んだ面配向度で
あるが、パラメーターBは、缶高さ方向へ軸配向してい
る結晶の中で、フィルム表面に(100)面が平行な配
向結晶の存在度合を表している。
【0009】本発明においてはポリエステル系樹脂被膜
について、法線が配向結晶のC軸と約8〜10度傾いて
いる(−105)面の存在状態を測定することにより、
C軸が缶高さ方向へ軸配向している結晶の(100)面
の面配向度を測定する。PET系結晶、PBT系結晶い
ずれも三斜晶であり、C軸は(−105)面の法線とそ
れぞれ約8度、約10度傾いている。
【0010】PET系結晶の例でパラメーターBの説明
をする。配向結晶のC軸が缶高さ方向に軸配向し、且つ
[100]方向が樹脂被膜上面側方向にあり、且つ(1
00)面が樹脂被膜面に平行に存在する(面配向してい
る)と、図2に示すX線回折測定で、回折ピークは回転
角度90度、270度からそれぞれ約8度ずれた約98
度、約278度の位置に現れる。一方、配向結晶のC軸
が缶高さ方向に軸配向しており、且つ[100]方向が
樹脂被膜下面側方向にあり、且つ(100)面が樹脂被
膜面に平行に存在する(面配向している)と、回折ピー
クは回転角度約82度、約262度の位置に現れる。
【0011】従って、図2に示すX線回折測定で、回折
ピークが90度近傍では約82度、約98度の二ケ所
に、又270度近傍では約262度、278度の二ケ所
に現れるのは、C軸が缶高さ方向に軸配向しており、且
つ[100]方向が樹脂被膜上面方向にあり、且つ(1
00)面が樹脂被膜面に平行である配向結晶と、C軸が
缶高さ方向に軸配向しており、[100]方向が樹脂被
膜下面側方向にあり、且つ(100)面が樹脂被膜面に
平行である配向結晶とが存在していることによる。
【0012】一方、C軸が缶高さ方向に軸配向していて
も、(100)面が樹脂被膜面に平行になっていず、ラ
ンダムな方向を向いている場合、即ち軸配向結晶が面配
向していない場合には、図2に示すX線回折測定で、9
0度付近と270度付近の回折ピークが分離せず一つ現
れる。即ち、缶高さ方向へ軸配向している結晶の面配向
度が大きい程90度近傍と270度近傍のピークの分離
が大きくなる。以上より、図2に示すX線回折測定で9
0度付近、270度付近の回折ピーク形状(分離状態)
から本発明で定義したパラメーターBはポリエステル樹
脂被膜中の缶高さ方向へ軸配向している結晶の面配向の
程度を表していることが明らかである。
【0013】本発明は、缶胴部に固有粘度が0.60以
上のポリエステル樹脂を用い、且つポリエステル樹脂被
膜中の配向結晶のC軸が缶高さ方向に軸配向している度
合を表すパラメーターAを0.40以上に制御し、且つ
C軸が缶高さ方向へ軸配向している配向結晶の(10
0)面が樹脂被膜面に平行に存在する割合(面配向度)
を表すパラメーターBを0.00以上に制御することに
より缶のポリエステル被膜の耐衝撃性と耐食性を著しく
向上させることが出来た。使用するポリエステル樹脂の
固有粘度(IV)とパラメーターAおよびパラメーター
Bが本発明で規定する範囲内になくてはならないこと
は、実施例と比較例で具体的に明らかにする。
【0014】本発明で使用する金属板としては、板厚が
0.1〜1.0mmであり、金属の種類としては、すず
めっき鋼板、TFS、Niめっき鋼板、Alめっき鋼
板、純アルミニウム板、アルミニウム合金板が好適に使
用出来る。
【0015】本発明の樹脂の主成分である結晶性ポリエ
ステル樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート
及びその共重合体、ブレンド物が使用される。共重合ポ
リエチレンテレフタレートの共重合成分は酸成分でもア
ルコール成分でも良い。該酸成分としてはイソフタル
酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳香族二塩
基酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカン
ジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキサン
ジカルボン酸の如き脂環族ジカルボン酸等が挙げられ、
またアルコール成分としてはブタンジオール、ヘキサン
ジオール等の脂肪族ジオール、シクロヘキサンジメタノ
ールの如き脂環族ジオール等が挙げられる。これらは単
独又は二種以上を使用することが出来る。これらの結晶
性ポリエステルは単層又は2層以上の複層として使用出
来る。
【0016】
【実施例】まずはじめに本発明の2ピース金属缶の製造
方法を簡単に説明する。
【0017】例1 主成分が固有粘度0.60以上の結
晶性ポリエステル樹脂を金属板上に熱被覆した後急冷
し、結晶化度10%以下のポリエステル樹脂被覆金属板
を得た後、樹脂被覆面を缶内面側として総絞り比1.5
以上で絞り成形し、次いで総リダクション15%以上の
しごき加工を行い、その後樹脂被覆層の主体となるポリ
エステル樹脂の融点より60℃低い温度から融点を越え
ない温度範囲で熱処理することにより効率よく製造する
ことが出来る。
【0018】例2 主成分が固有粘度0.60以上の結
晶性ポリエステル樹脂を金属板上の片面又は両面に熱被
覆した後急冷し、結晶化度10%以下のポリエステル樹
脂被覆金属板を得た後、樹脂被覆面を缶内面側として総
絞り比1.5以上で、且つ総リダクションを20%以上
とした引伸し絞り加工を行い、その後樹脂被覆層の主体
となるポリエステル樹脂の融点より60℃低い温度から
融点を越えない温度範囲で熱処理することにより効率よ
く製造することが出来る。
【0019】つぎに実施例について本発明を具体的に説
明する。実施例、比較例を通じ、ポリエステル樹脂の結
晶化度、固有粘度(IV)の測定、リダクションの計
算、パラメーターA、Bの測定、は下記のように行っ
た。
【0020】1. ポリエステル樹脂の結晶化度、固有
粘度(IV)の測定 結晶性ポリエステル樹脂の結晶化度の測定は、文献(S
EN−I GAKKAISHI,Vol.33,No.
10(1977),780〜)の方法で行った。すなわ
ちX線回折散乱強度分布を結晶及び非晶相からの寄与に
分離し、Bragg角に関する積分強度比として算出し
た。結晶性ポリエステル樹脂の固有粘度(IV)の測定
は、缶胴内面の樹脂層を金属板から剥離したのち、o−
クロロフェノール中で25℃で測定した。
【0021】2. リダクションの計算法 リダクションはつぎのように計算した。 リダクション=(原板厚さ−缶胴厚さ)×100/原板
厚さ
【0022】3. パラメーターA、Bの測定 測定は以下の手順で行った。缶胴中央部からポリエステ
ル系樹脂膜を剥離し、X線回折装置に剥離樹脂膜を透過
法でセットする(このとき、θ=2θ=0度の状態でX
線入射ビームに対し剥離樹脂膜が垂直になるようにセッ
トする)。次に、X線回折角度2θをPET系ポリエス
テル樹脂の(−105)面の回折角度42.9度(PB
T系ポリエステル樹脂の場合は、2θ=39.0度)に
セットする。剥離樹脂膜をX線回折測定面における膜法
線を軸として0.5度/秒の速度で0〜360度回転さ
せ、下記X線回折条件で横軸に回転角度、縦軸にX線回
折強度とした(−105)X線回折強度曲線を得る。こ
こで、回転角度0、及び180度を缶の周方向、90度
を缶底方向、270度を缶高さ方向に対応させる。
【0023】X線回折条件 ターゲット:Cu、管球電圧40Kv、管球電流40m
A、発散スリット:1°、検出スリット:0.3mm、 次に、X線回折角度2θ=45.0度に設定する以外
は、上と同様にして、X線回折強度曲線を得る。これを
バックグランドとする。2θ=42.9度X線回折強度
曲線(PBT系は、2θ=39.0度のX線回折強度曲
線)から、2θ=45.0度のX線回折曲線を減算する
ことにより、(−105)結晶面の回折強度曲線を得る
(図1)。パラメーターAは、次のように定義する(図
1)。 X:回転角0〜360度における(−105)面強度の
全面積 Y:回転角90±30度の範囲面積と、270±30度
の範囲面積を合計した面積 A=Y/X
【0024】パラメーターAは、C軸がフィルム面に平
行になっているPET系結晶全結晶のなかでの、C軸が
缶高さ方向へ配向している結晶の度合を示す。すなわち
PET系結晶の缶高さ方向への軸配向度合を表す。
【0025】PET系樹脂の場合、パラメーターBは、
次のように定義する。図2の90°付近において、次の
ようにC1、D1、E1を求め、H1、W1を算出し、
パラメーターB1を求める。 C1:98±2度の範囲での最も大きい強度(PBT系
樹脂の場合は100±2度の範囲での最も大きい強度) D1:82±2度の範囲での最も大きい強度(PBT系
樹脂の場合は80±2度の範囲での最も大きい強度) E1:90±2度の範囲での最も小さい強度(PBT系
樹脂の場合も同様) H1=(C1+D1)/2 W1=H1−E1 B1=W1/H1 図2の270度付近においても同様に、C2、D2、E
2、H2、W2を求め、パラメーターB2を求める。 C2:278±2度の範囲での最も大きい強度(PBT
系樹脂の場合は280±2度の範囲での最も大きい強
度) D2:262±2度の範囲での最も大きい強度(PBT
系樹脂の場合は260±2度の範囲での最も大きい強
度) E2:270±2度の範囲での最も小さい強度(PBT
系樹脂の場合も同様) H2=(C2十D2)/2 W2=H2−E2 B2=W2/H2 そして、B1とB2の平均をこの缶体のパラメーターB
とする。パラメーターBは、C軸が缶ハイト方向へ配向
している結晶のうちで、面配向{(100)面がフィル
ム表面に平行}をしている結晶の度合を示す。面配向し
ている結晶が多いとBは大きくなる。実施例、比較例を
通じ、各試験は次のように行った。
【0026】缶側壁耐衝撃性試験 作製した絞りしごき缶、引伸し絞り缶あるいは絞り缶ま
たは引伸し缶にコカ・コーラライト(日本コカ・コーラ
株式会社商品名)を低温で充填し、コーテイングされた
アルミ蓋を巻締め、5日間室温に保管した後5℃に2日
貯蔵した後、5℃のままで缶胴のネック開始点直下と缶
壁中央部に重さ700gの直角ブロックを高さ50mm
から落とすことにより缶胴に衝撃的変形をあたえ、更
に、2日間5℃に保管した後開缶し、缶胴の衝撃変形部
を通電測定し、0.1mA未満を○、0.1mA以上を
×と評価した。通電測定は、1%NaCl溶液を含んだ
スポンジを衝撃変形部に接触させ、スポンジ内の電極
(陰極)と缶体との間に6.0vの電圧をかけ、流れる
電流を測定した。
【0027】輸送試験 缶側壁耐衝撃性評価用と同様にして製缶及び内容物(コ
カ・コーラライト)充填を行った後、24缶入りの段ボ
ール製箱の入れ、トラック貨物便で往復1,100Km
の輸送試験を行った。各種類10箱(240缶)試験し
た。輸送試験後、37℃で1年間保管後、開缶し内容物
中に溶出した鉄量を原子吸光法で分析した。また輸送に
より受けた缶胴変形部の缶内面腐食の状態の観察を行っ
た。鉄溶出量は240缶の平均値を示す。
【0028】実施例1−1 0.245mm厚み、テンパー4、E2.8/2.8ぶ
りきの片面に、厚み30μmでIVが0.85の非晶状
態の結晶性ポリエステル樹脂(ポリエチレンテレフタレ
ート/イソフタレート系)を熱被覆し、急冷した。この
樹脂の被覆後の結晶化度を表1に示す。この片面樹脂被
覆すずめっき鋼板を用い、樹脂被覆面が缶内面になるよ
うにして、直径142mmにブランキングし、1st絞
り比1.6でカップを成形後、再絞り(2nd絞り比
1.3)としごき成形(3工程、総リダクション67
%)を行い、内径65.8mmの絞りしごきカップを成
形した。この絞りしごきカップを、缶高さが123mm
になるようにトリムし、洗浄乾燥した後、加熱温度21
0℃(ポリエステル樹脂の融点より21℃低い温度)2
分で処理した。その後、外面印刷と焼付を行い、缶上部
を内径57.25mmに縮径するとともにフランジを成
形し、絞りしごき缶を得た。この缶の缶胴について、I
V及びパラメーターAとBを測定し、缶側壁耐衝撃性試
験及び輸送試験を行った。その結果を表1に示す。
【0029】実施例1−2、比較例1−1、1−2 実施例1−2は、すずめっき鋼板に被覆した有機樹脂被
膜がイソフタル酸系共重合PBTであり、樹脂IVが
0.71であること以外は実施例1−1と同様にして絞
りしごき缶を作製し、X線回折角度2θが39.0度で
あること以外は実施例1−1と同様にしてパラメータ
A、Bを測定し、缶側壁耐衝撃性試験及び輸送試験を行
った。樹脂の被覆後の結晶化度と試験結果を表1に示
す。尚、洗浄乾燥した後の加熱温度200℃は、ポリエ
ステル樹脂の融点より12℃低い温度である。
【0030】比較例1−1は、すずめっき鋼板の片面
(内面側)に5μm厚さの熱硬化樹脂を塗布した後焼付
したこと以外は実施例1−1と同様にして絞りしごき缶
を製缶し、実施例1−1と同様にしてパラメーターA、
Bを測定し、缶側壁耐衝撃性試験及び輸送試験を行っ
た。試験結果を表1に示す。
【0031】比較例1−2は、熱被覆する樹脂が熱結晶
性のないポリエステル樹脂(ポリエチレンテレフタレー
ト/イソフタレート系)であること以外は実施例1−1
と同様にして絞りしごき缶を製缶し、実施例1−1と同
様にしてIV及びパラメーターA、Bを測定し、缶側壁
耐衝撃性試験及び輸送試験を行った。樹脂の被覆後の結
晶化度と試験結果を表1に示す。
【0032】実施例2−1、2−2、2−3、比較例2
−1、2−2 実施例2−1、2−2、2−3、比較例2−1、2−2
は、被覆する樹脂のIVを変えることにより、缶内面の
有機樹脂被膜のIVがそれぞれ0.74、0.66、
0.60、0.58、0.55にすること以外は実施例
1−1と同様にして絞りしごき缶を作製し、実施例1−
1と同様にして、IV及びパラメーターAとBを測定
し、缶側壁耐衝撃性試験及び輸送試験を行った。樹脂の
被覆後の結晶化度と試験結果を表1に示す。尚、洗浄乾
燥した後の加熱温度210℃は、使用したポリエステル
樹脂の融点よりそれぞれ21℃、23℃、25℃、26
℃、27℃、低い温度である。
【0033】実施例3−1 0.245mm厚み、テンパー4、E2.8/2.8ぶ
りきの片面に、厚み30μmでIVが0.85の二軸延
伸状態の結晶性ポリエステル樹脂(ポリエチレンテレフ
タレート/イソフタレート系)を熱被覆し、ラミネート
板(成形前)のポリエステル樹脂の結晶化度が5%にな
るように230℃での保持時間を調整した後に、急冷し
た。この片面樹脂被覆すずめっき鋼板を用いたこと以外
は実施例1−1と同様にして、絞りしごき缶を得た。こ
の缶の缶胴について、IV及びパラメーターAとBを測
定し、缶側壁耐衝撃性試験及び輸送試験を行った。その
結果を表1に示す。
【0034】比較例3−1、3−2 比較例3−1、3−2は、ラミネート板(成形前)のポ
リエステル樹脂の結晶化度がそれぞれ15%、24%で
あること以外は実施例3−1と同様にして絞りしごき缶
を作製し、実施例3−1と同様にしてIV及びパラメー
ターA、Bを測定し、缶側壁耐衝撃性試験及び輸送試験
を行った。樹脂の被覆後の結晶化度と試験結果を表1に
示す。
【0035】実施例4−1 0.245mm厚み、テンパー4、E2.8/2.8ぶ
りきの片面に、厚み30μmでIVが0.85の非晶状
態の結晶性ポリエステル樹脂(ポリエチレンテレフタレ
ート/イソフタレート系)を熱被覆し、ラミネート板
(成形前)のポリエステル樹脂の結晶化度が10%にな
るように210℃での保持時間を調整した後に、急冷し
た。この片面樹脂被覆すずめっき鋼板を用いたこと以外
は実施例1−1と同様にして、絞りしごき缶を得た。こ
の缶の缶胴について、IV及びパラメーターAとBを測
定し、缶側壁耐衝撃性試験及び輸送試験を行った。その
結果を表1に示す。
【0036】比較例4−1 比較例4−1は、ラミネート板(成形前)のポリエステ
ル樹脂の結晶化度が18%であること以外は実施例4−
1と同様にして絞りしごき缶を作製し、実施例4−1と
同様にしてIV及びパラメーターA、Bを測定し、缶側
壁耐衝撃性試験及び輸送試験を行った。試験結果を表1
に示す。
【0037】実施例5−1 0.245mm厚み、テンパー4、E2.8/2.8ぶ
りきの片面に、厚み17μmでIVが0.85の非晶状
態の結晶性ポリエステル樹脂(ポリエチレンテレフタレ
ート/イソフタレート系)を熱被覆し、急冷した。この
樹脂の被覆後の結晶化度を表1に示す。この片面樹脂被
覆すずめっき鋼板を用い、樹脂被覆面が缶内面になるよ
うにして、直径142mmにブランキングし、1st絞
り比1.6でカップを成形後、再絞り(2nd絞り比
1.3)としごき成形(3工程、総リダクション40
%)を行い、内径65.8mmの絞りしごきカップを成
形した。この絞りしごきカップを、缶高さが60mmに
なるようにトリムし、洗浄乾燥した後、加熱温度210
℃(ポリエステル樹脂の融点より21℃低い温度)2分
で処理した。その後、外面印刷と焼付を行い、缶上部を
63.5mmに縮径するとともにフランジを成形し、絞
りしごき缶を得た。この缶の缶胴について、IV及びパ
ラメーターAとBを測定し、缶側壁耐衝撃性試験及び輸
送試験を行った。その結果を表1に示す。
【0038】実施例5−2、比較例5−1、5−2 実施例5−2は、熱被覆した樹脂の厚みが13μmで、
しごき加工が2工程で総リダクションが20%、トリム
高さが50mmであること以外は実施例5−1と同様に
して絞りしごき缶を作製し、,実施例5−1と同様にし
てIV及びパラメーターA、Bを測定し、缶側壁耐衝撃
性試験及び輸送試験を行った。樹脂の被覆後の結晶化度
と試験結果を表1に示す。比較例5−1は、熱被覆した
樹脂の厚みが11μmで、しごき加工が1工程で総しご
き率が10%、トリム高さが40mmであること以外は
実施例5−1と同様にして絞りしごき缶を作製し、実施
例5−1と同様にしてIV及びパラメーターA、Bを測
定し、缶側壁耐衝撃性試験及び輸送試験を行った。樹脂
の被覆後の結晶化度と試験結果を表1に示す。比較例5
−2は、熱被覆した樹脂の厚みが10μmで、しごき加
工がなく、絞りのみの加工で、トリム高さが40mmで
あること以外は実施例5−1と同様にして絞り缶を作製
し、実施例5−1と同様にしてIV及びパラメーター
A、Bを測定し、缶側壁耐衝撃性試験及び輸送試験を行
った。樹脂の被覆後の結晶化度と試験結果を表1に示
す。
【0039】実施例6−1、6−2、比較例6−1〜6
−3 実施例6−1、6−2、比較例6−1、6−2、6−3
は、洗浄乾燥後の加熱処理がそれぞれ210℃(ポリエ
ステル樹脂の融点より21℃低い温度)0.5分、18
0℃(ポリエステル樹脂の融点より51℃低い温度)2
分、100℃(ポリエステル樹脂の融点より131℃低
い温度)2分、無し、250℃(ポリエステル樹脂の融
点より19℃高い温度)2分であること以外は実施例1
−1と同様にして絞りしごき缶を作製し、実施例1−1
と同様にしてIV及びパラメーターA、Bを測定し、缶
側壁耐衝撃性試験及び輸送試験を行った。樹脂の被覆後
の結晶化度と試験結果を表1に示す。
【0040】実施例7−1 0.245mm厚み、テンパー4、TFSの片面に厚み
14μmでIVが0.85の非晶状態の結晶性ポリエス
テル樹脂(ポリエチレンテレフタレート/イソフタレー
ト系)、他面に印刷を行った厚み14μmの非晶状態の
結晶性ポリエステル樹脂(ポリエチレンテレフタレート
/イソフタレート系)を熱被覆し、急冷した。この缶内
面側樹脂の被覆後の結晶化度を表1に示す。この両面樹
脂被覆TFSを用い、印刷面が外面になるようにして、
直径142mmにブランキングし、1st引伸し絞り
(絞り比1.6)でカップを成形後、2nd引伸し絞り
(絞り比1.3、総リダクション30%)を行い、内径
65.8mmの引伸し絞りカップを成形した。この引伸
し絞りカップを、缶高さが50mmになるようにトリム
した。このカップを加熱温度210℃(ポリエステル樹
脂の融点より21℃低い温度)2分で処理した。その
後、缶上部を内径63.5mmに縮径するとともにフラ
ンジを成形し、引伸し絞り缶を得た。この缶の缶胴内面
樹脂について、IV及びパラメーターAとBを測定し、
缶側壁耐衝撃性試験及び輸送試験を行った。その結果を
表1に示す。
【0041】実施例7−2 実施例7−2は、熱被覆した樹脂の厚みが13μmであ
り、総リダクションが20%になるように引伸し絞り成
形し、トリム高さが50mmであること以外は実施例7
−1と同様にして引伸し絞り缶を作製し、実施例7−1
と同様にしてIV及びパラメーターA、Bを測定し、缶
側壁耐衝撃性試験及び輸送試験を行った。缶内面側樹脂
の被覆後の結晶化度と試験結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】(註) 表1中の耐衝撃性は前述の評価方
法に従い、○は衝撃変形部の通電が0.1mA以下、×
は0.1mA以上であることを示す。0.1mA以上の
缶は実用上問題がある。表中a〜uは次の事項を意味す
る記号である。 a イソフタル酸系共重合PET b 熱硬化性樹脂 c 樹脂結晶性 d 缶胴樹脂固有粘度(IV) e 評価パラメータ(*:ピークなし) f ラミネート後(加工前)の結晶化度(%) g 配向結晶 h 熱結晶 j 絞りしごき k 引伸絞り m リダクション(%) n 缶壁耐衝撃性 o 成形欠陥大 p 缶内面の腐食状態 q 異常なし r 穿孔 s 点状腐食 t 孔食 u 鉄溶出量(ppm) v イソフタル酸系共重合PBT
【0044】(評価)実施例1−1、1−2、2−1〜
2−3、3−1、4−1、5−1、5−2、6−1、6
−2、7−1、7−2から、缶胴内面のポリエステル樹
脂が結晶性ポリエステルであり、パラメーターAが0.
40以上、パラメーターBが0.00以上、IVが0.
60以上では缶側壁耐衝撃性が良好であることがわか
る。比較例1−1、1−2から、缶胴内面の被覆樹脂が
ポリエステル樹脂であっても非結晶性である場合は、缶
壁部のポリエステル樹脂は配向結晶にならず(パラメー
ターA、パラメーターBが測定不可能)、IVが0.6
0以上であっても耐衝撃性が劣ることが分かる。また、
缶胴内面の被覆樹脂が熱硬化性樹脂では絞りしごき成形
時に樹脂欠陥が発生し、缶として不適であることが分か
る。比較例3−1、3−2、4−1、5−1、5−2、
6−3から、ラミネート樹脂が結晶性ポリエステル樹脂
であり、IVが0.60以上であっても、パラメーター
Aが0.40を下回り、パラメーターBが0.00を下
回ると耐衝撃性が劣ることが分かる。比較例2−1、2
−2から、ラミネート樹脂が結晶性ポリエステル樹脂で
あり、パラメーターAが0.40以上、パラメーターB
が0.00以上であっても、IVが0.60を下回ると
耐衝撃性が劣ることが分かる。比較例6−1、6−2か
ら、ラミネート樹脂が結晶性ポリエステル樹脂であり、
パラメーターが0.40以上で、IVが0.60以上で
あっても、パラメーターBが0.00を下回ると耐衝撃
性が劣ることが分かる。
【0045】
【発明の効果】本発明は、缶胴内面側になる金属面上に
主成分が、特定の固有粘度(IV)と、特定の軸配向度
と、特定の面配向度のポリエステル樹脂被膜を設けるこ
とにより金属缶の耐衝撃性が著しく向上する効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】X線回折強度図である。
【図2】X線回折強度図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B65D 8/04 G

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め少なくとも缶胴内面側になる金属面
    上に有機樹脂被膜を被覆した後、絞りしごき加工又は、
    引伸し絞り加工してなる2ピース金属缶において、該有
    機樹脂被膜は主成分が配向結晶を含むポリエステル樹脂
    であり、該ポリエステル樹脂層の固有粘度(IV)が
    0.60以上であり、該配向結晶の缶高さ方向への軸配
    向度を表すパラメーターAが、 A≧0.40 であり、缶高さ方向ヘ軸配向している結晶の面配向度を
    表すパラメーターBが、 B≧0.00 であることを特徴とする缶胴部の耐衝撃性が優れた2ピ
    ース金属缶。
  2. 【請求項2】 パラメーターAがポリエステル樹脂被膜
    中の配向結晶のうちC軸が缶高さ方向に軸配向している
    結晶の存在度合を示すパラメーターである、請求項1に
    記載された耐衝撃性が優れた2ピース金属缶。
  3. 【請求項3】 パラメーターBがポリエステル樹脂被膜
    中のC軸が缶高さ方向に軸配向している配向結晶の(1
    00)面が樹脂被膜に平行に存在する度合を示すパラメ
    ーターである、請求項1に記載された耐衝撃性が優れた
    2ピース金属缶。
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