JPH0717833Y2 - マグネットポンプの組立構造 - Google Patents

マグネットポンプの組立構造

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JPH0717833Y2
JPH0717833Y2 JP1986190119U JP19011986U JPH0717833Y2 JP H0717833 Y2 JPH0717833 Y2 JP H0717833Y2 JP 1986190119 U JP1986190119 U JP 1986190119U JP 19011986 U JP19011986 U JP 19011986U JP H0717833 Y2 JPH0717833 Y2 JP H0717833Y2
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JP
Japan
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cast iron
rear casing
magnet
pump
casing
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JP1986190119U
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JPS6393492U (ja
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隆一 中村
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Seikow Chemical Engr and Machinery Ltd
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Seikow Chemical Engr and Machinery Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はマグネットポンプの構造に関するものである。
(従来の技術) 近年マグネットポンプが発達し、化学薬品などの液体用
ポンプに重用されている。
第3図は従来例を示すマグネットポンプで、1はポンプ
の動力伝達部を覆う鋳鉄胴体部、2はインペラー部を覆
う鋳鉄カバー、3はモーターである。ポンプの動力伝達
部にはモーター3によって回転する椀状回転体4があ
り、その内側にアウターマグネット5が装着されてお
り、該アウターマグネット5の内側にリアケーシング7
を介してインナーマグネット6がシャフト9を中心に回
転自在に装着されている。また、インペラー部には上記
インナーマグネット6と一体に回転するインペラー10が
液体を吸排出するようにフロントケーシング8内に設け
られており、該フロントケーシング8と前記リアケーシ
ング7によってポンプ囲壁を形成している。
マグネットポンプを組立てるには、鋳鉄胴体部1に椀状
回転体4およびアウターマグネット5を装着したモータ
ー3を取付ける。次にインペラー部および動力伝達部を
フロントケーシング8とリアケーシング7内に固定する
ことなく組込み、最終的に鋳鉄カバー2を鋳鉄胴体部1
に取付け固定する。
(考案が解決しようとする問題点) ポンプの組立て時に、最終的には鋳鉄カバー1と鋳鉄カ
バー2のボルトの締付けによって固定されるリアケーシ
ング7が、ポンプの組立て時には固定されていないの
で、椀状回転体4の内側にリアケーシング7を挿入する
時に内外のマグネット5,6同志が引き合ってリアケーシ
ングが偏って組立てに時間を要するという問題がある。
(問題を解決するための手段) 本考案はマグネットポンプの動力伝達部にはモーターに
よって回転する椀状回転体があり、その内側にアウター
マグネットが装着されており、該アウターマグネット内
側にリアケーシングを介してインナーマグネットがシャ
フトを中心に回転自在に装着され、インペラー部には上
記インナーマグネットと一体に回転するインペラーが液
体を吸排出するようにフロントケーシング内に設けられ
ており、該フロントケーシングと前記リアケーシングに
よってポンプ囲壁を形成したものにおいて、前記動力伝
達部を覆う鋳鉄胴体部とインペラー部を覆う鋳鉄カバー
とをフロントケーシングとリアケーシングとの周縁部を
挟持した状態でボルトによって接続するようにし、前記
リアケーシングには周縁部の外側にボルト用耳部を形成
し、該リアケーシングとインペラー部を覆う鋳鉄カバー
とを単独に接続するボルトを設けたことを特徴とするマ
グネットポンプの組立構造である。
(作用) 上記の如く構成したので、マグネットポンプを組立てる
には、鋳鉄胴体部に椀状回転体およびアウターマグネッ
トを装着したモーターを取付ける。一方、鋳鉄カバーの
鋳鉄胴体部との取付け側を上にして、その中にフロント
ケーシング,シヤフト,インペラー,インナーマグネッ
トを順に組み込んで行き、最後にリアケーシングを被
せ、このリアケーシングのボルト用耳部を鋳鉄カバーに
ボルトで固定してポンプ部をブロック化する。こうして
鋳鉄カバーを横にし、リアケーシング部を前記椀状回転
体の中に挿入し、鋳鉄カバーと鋳鉄胴体部とを固定す
る。このようにすればリヤケーシング部が椀状回転体の
中に挿入される段階で椀状回転体内側に装着したアウタ
ーマグネットとリアケーシング内側にあるインナーマグ
ネットが接近して両者間において生じる吸引力で、リア
ケーシング内の部品がふら付くようなことがなくなり、
リアケーシング外面とアウターマグネットとの隙間関係
だけを配慮してリアケーシング部を椀状回転体の中に入
れるだけでよく、ポンプの組立て分解が簡単にできる。
また、ポンプを組立ててフロントケーシングとリアケー
シングとの周縁部は鋳鉄カバーと鋳鉄胴体部に挟持され
た状態で強固に固定され、鋳鉄カバーにリアケーシング
を固定するボルト用耳部は、このシールされたリアケー
シング外周縁の外側にあるのでボルト用耳部から液漏れ
などを生じることはない。
(実施例) 本考案の実施例を第1図および第2図によって説明す
る。
第1図(a)は本考案に係るポンプの側面図、第1図
(b)は第1図(a)の端面図である。1はポンプの動
力伝達部を覆う鋳鉄胴体部、2はインペラー部を覆う鋳
鉄カバー、3はモーターである。ポンプの内部は第3図
の構造と変わりがなく、動力伝達部にはモーター3によ
って回転する椀状回転体4があり、その内側にアウター
マグネット5が装着されており、該アウターマグネット
5の内側にリアケーシング7を介してインナーマグネッ
ト6がシャフト9を中心に回転自在に装着されている。
また、インペラー部には上記インナーマグネット6と一
体に回転するインペラー10が液体を吸排出するようにフ
ロントケーシング8内に設けられており、該フロントケ
ーシング8と前記リアケーシング7によってポンプ囲壁
を形成していることは第3図と同じである。
第1図(b)において鋳鉄カバー2のフランジ面21に鋳
鉄胴体部1との取付け用ボルト用に6本のボルト孔22が
あり、このボルト孔22以外に左右対称位置に2本のボル
ト孔23がある。このボルト孔23はリアケーシング7を鋳
鉄カバー2に固定する取付け用ボルト72の孔であって鋳
鉄胴体部1との取付け用のボルト孔ではない。
第2図(a)はリアケーシング7を単体で示した正面
図、第2図(b)は図(a)の平面図で、右半分は断面
図である。71はリアケーシング7を鋳鉄カバー2に取付
けるためにリアケーシング7の周縁部の外側に形成した
ボルト用耳部である。
ポンプを組み立てるに際し、鋳鉄カバー2のフランジ面
21を上面にして鋳鉄カバー2内にフロントケーシング8,
シヤフト9,インペラー10,インナーマグネット6などの
部品を組込み、この後にリアケーシング7を被せ、ボル
ト用耳部71とボルト孔23とを合わせてボルト72を用いて
リアケーシング7を鋳鉄カバー2に固定し、ポンプ部を
ブロック化する。
然る後、鋳鉄カバー2を横にしてリアケーシング部を椀
状回転体4の中に挿入し、鋳鉄カバー2と鋳鉄胴体部1
とをボルト孔22を使用してボルトで固定する。ここで、
フロントケーシング8とリアケーシング7の周縁部は鋳
鉄カバー2と鋳鉄胴体部1に挟持された状態で強固に固
定される。また、鋳鉄カバー2を鋳鉄胴体部1に固定す
るボルト頭部は鋳鉄カバー2側にあるに対し、鋳鉄カバ
ー2にリアケーシング7を固定するボルト72頭部は鋳鉄
胴体部1側にあって鋳鉄胴体部1の取付け用フランジの
厚み内におさまる。
(考案の効果) 上記構成からなる本考案のマグネットポンプの組立構造
によれば、鋳鉄カバーの中にインナーマグネットを有す
るポンプ部品を組込み、この後に被せられるリアケーシ
ングを、その周縁部の外側に形成したボルト用耳部を使
用して鋳鉄カバーに固定し、ポンプ部をブロック化して
鋳鉄カバーを鋳鉄胴体部に取付けるようにしたから、椀
状回転体内側に装着したアウターマグネットとリアケー
シング内側にあるインナーマグネットが接近して両者間
で生じる吸引力で、リアケーシング内のポンプ部品がふ
ら付くようなことがなくなり、リアケーシング外面とア
ウターマグネットとの隙間関係だけを配慮して組立てれ
ばよく、従来のようにポンプ組立て時にマグネットの磁
力の作用で部品が偏って組立てをし難くするようなこと
がなく、ポンプの組立て分解が簡単にできる。また、ポ
ンプ部をブロック化するに当たって、鋳鉄カバーは鋳鉄
胴体部に取付けるフランジ面を上向きにして鋳鉄カバー
内に順番にポンプ部品が組込まれるので、各部品の位置
合わせなどの作業もし易くなる。また、ポンプを組立て
てフロントケーシングとリアケーシングの周縁部は鋳鉄
カバーと鋳鉄胴体部に挟持された状態で強固に固定さ
れ、鋳鉄カバーにリアケーシングを固定するボルト用耳
部は、このシールされたリアケーシング外周縁の外側に
あるので、ボルト用耳部から液漏れなどを生じることは
ないなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の実施例を示す側面図、第1図
(b)は第1図(a)の端面図、第2図(a)はリアケ
ーシング単体の正面図、第2図(b)は図(a)の平面
図(右側は断面図)、第3図は従来例を示す側断面図で
ある。 1……鋳鉄胴体部、2……鋳鉄カバー、3……モータ
ー、4……椀状回転体、5……アウターマグネット、6
……インナーマグネット、7……リアケーシング、8…
…フロントケーシング、9……シャフト、10……インペ
ラー、22……締付けボルト孔、23……ボルト孔、71……
ボルト用耳部、72……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マグネットポンプの動力伝達部にはモータ
    ーによって回転する椀状回転体があり、その内側にアウ
    ターマグネットが装着されており、該アウターマグネッ
    ト内側にリアケーシングを介してインナーマグネットが
    シャフトを中心に回転自在に装着され、インペラー部に
    は上記インナーマグネットと一体に回転するインペラー
    が液体を吸排出するようにフロントケーシング内に設け
    られており、該フロントケーシングと前記リアケーシン
    グによってポンプ囲壁を形成したものにおいて、前記動
    力伝達部を覆う鋳鉄胴体部とインペラー部を覆う鋳鉄カ
    バーとをフロントケーシングとリアケーシングとの周縁
    部を挟持した状態でボルトによって接続するようにし、
    前記リアケーシングには周縁部の外側にボルト用耳部を
    形成し、該リアケーシングとインペラー部を覆う鋳鉄カ
    バーとを単独に接続するボルトを設けたことを特徴とす
    るマグネットポンプの組立構造。
JP1986190119U 1986-12-10 1986-12-10 マグネットポンプの組立構造 Expired - Lifetime JPH0717833Y2 (ja)

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JP1986190119U JPH0717833Y2 (ja) 1986-12-10 1986-12-10 マグネットポンプの組立構造

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JP1986190119U JPH0717833Y2 (ja) 1986-12-10 1986-12-10 マグネットポンプの組立構造

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JPS6393492U JPS6393492U (ja) 1988-06-16
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JPS6137495U (ja) * 1984-08-09 1986-03-08 日本碍子株式会社 マグネツトポンプ

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JPS6393492U (ja) 1988-06-16

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