JPH07177699A - 片持軸受型モータ及び該モータを使用したポンプ装置 - Google Patents

片持軸受型モータ及び該モータを使用したポンプ装置

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JPH07177699A
JPH07177699A JP5346246A JP34624693A JPH07177699A JP H07177699 A JPH07177699 A JP H07177699A JP 5346246 A JP5346246 A JP 5346246A JP 34624693 A JP34624693 A JP 34624693A JP H07177699 A JPH07177699 A JP H07177699A
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JP
Japan
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motor
rotor
bearing
pump
main shaft
Prior art date
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JP5346246A
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English (en)
Inventor
Makoto Kobayashi
真 小林
Masakazu Yamamoto
雅和 山本
Masaichi Tokuchi
政一 渡久地
Yoshio Miyake
良男 三宅
Kouji Isemoto
耕司 伊勢本
Keita Uei
圭太 上井
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/04Shafts or bearings, or assemblies thereof
    • F04D29/046Bearings
    • F04D29/047Bearings hydrostatic; hydrodynamic
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/04Shafts or bearings, or assemblies thereof
    • F04D29/046Bearings
    • F04D29/0465Ceramic bearing designs

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸受の同芯度確保が容易で、モータフレーム
の生産性が良く、分解・組立が容易で、且つ小形なモー
タ及びそれを用いたポンプを提供する。 【構成】 主軸11の一端に動力伝達のための結合部1
1aを設け、主軸11の他端にモータ回転子12を固定
し、結合部11aとモータ回転子12の中間部分に全て
の軸受13,14を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポンプ等の駆動用に使用
されるモータに係り、特にポンプとモータが共通軸で構
成される片持軸受型モータ及び該モータを使用したポン
プ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のモータは回転子の両側に軸受を配
置していた。このため取付寸法上、モータは軸方向に長
いものとなっていた。また、2つの軸受は別々の部材に
固定されており、両者の組立同芯度を確保するために
は、組立部材間に高い嵌合精度が要求された。
【0003】一方、モータフレームに関しては、従来鋳
物が用いられてきたが、生産性の面から板金製のモータ
フレームが用いられる傾向にある。ところが、板金は剛
性に乏しく、振動が発生し易いので、軸受を固定する部
材に関しては鋳物を使用するのが通例であった。即ち、
図5に示されるように上・下の軸受70,71は上・下
の軸受ブラケット72,73によって板金製フレーム7
4を挟持し、通しボルト75にて固定されていた。しか
しながら、多量生産の場合の生産性を考慮した場合、板
金製のモータフレームをプレス成形によって、カップ形
状にするのが最も効果的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は軸受の同芯度
確保が容易で、モータフレームの生産性が良く、分解・
組立が容易で、且つ小形なモータ及びそれを用いたポン
プを提供することを技術的課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明のモータは、主軸の一端に動力伝達のための
結合部を設け、主軸の他端に、モータ回転子を固定し、
上記結合部とモータ回転子の中間部分に全ての軸受を設
けたことを特徴とするものである。
【0006】また、本発明のポンプは、請求項1乃至8
のいずれか1項に記載のモータと、該モータの主軸の一
端にある結合部に固定された羽根車と、該羽根車を収容
するポンプケーシングとを備えたことを特徴とするもの
である。
【0007】
【作用】前述した構成からなる本発明によれば、1つの
軸受ブラケットに2つの軸受を固定して、この軸受ブラ
ケットを上記結合部側からモータフレームに固定してい
る。軸受ブラケットは、振動を防ぐため、好適には剛性
の高い鋳物製が良い。
【0008】この結果、軸受を収納する部分の加工が1
つの軸受ブラケットに集中するため、軸受の同芯度は極
めて精度高く保たれる。又、前述のようにモータフレー
ムは、軸受固定上の制約から解放されるため、比較的薄
肉の板金材等により、カップ形状に成形すれば良いの
で、生産性が向上する。もちろん、公知例に見られる上
部ブラケットは不要である。
【0009】ところが、この手法には1つの欠点があ
る。つまり、軸受を片側に寄せると、2つの軸受の間隔
が小さくなってしまう。軸受間隔が小さいと、軸受に作
用する荷重が大きくなるばかりではなく、振動等の不具
合を発生しかねない。しかして、軸受間隔を大きくする
と、モータの全長が大きくなり、小形化の要求に反す
る。
【0010】そこで本発明では、軸受の一部をモータ回
転子の内周側に入り込ませた。この結果、モータの外形
寸法を大きくすることなく、軸受距離を大きくすること
が可能となった。また、本発明では、軸受を収納する軸
受ブラケットと、モータ固定子を収納するモータ固定子
組立体を独立して、分解・組立できるように構成されて
いる。
【0011】このため、固定子組立体と、軸受ブラケッ
ト・モータ回転子を含むポンプ組立体を、別々の工程で
組立てることができる。従って、例えば使用電圧が20
0Vと400Vの製品を製造する場合、同一のポンプを
組立てておいて、最後に固定子組立体を適宜取付ければ
良い。
【0012】また、本発明では、モータ回転子内周部に
回転子支持環の外輪部を係合させ、該回転子支持環のボ
ス部を主軸に固定し、且つ、上記外輪部とボス部を複数
のリブで接合した。このため、軸受の一部をモータ回転
子内周部に入り込ませることが容易に行える。又、モー
タ内部において、負荷側と反負荷側を“空気に代表され
る媒体”を連通できるため、各部の冷却条件を均一にで
きる。又、特に図4に示すキャンドモータ(ポンプ)の
場合、エア抜作業の不十分や、キャビテーション等によ
り発生した空気は回転子室の上部に集まる。一般にすべ
り軸受は、空気中では焼き付き等の不具合を生ずるが、
本考案では軸受が回転子室の上部に存在しないので、不
具合を発生しない。
【0013】更に、本発明では、上記回転子支持環のリ
ブに軸方向の流れを発生させる羽根形状を付与した。こ
の結果、モータ内に積極的な流れを生ぜしめ、モータ及
び軸受を冷却することができる。この際、軸受ブラケッ
トに窓を設けることによって、2つの軸受の間に存在す
る淀み空間をなくし、効果的に軸受を冷却できる。又、
固定子コア部に切欠を設けると更に効果的である。
【0014】また本発明では、モータフレームをカップ
形状とし、その開放端側から軸受ブラケットを取付ける
ように構成した。この結果、モータフレームを比較的薄
肉の板金によるプレス成形フレームにすることができ、
冷却効果を考慮したアルミダイキャスト製のフレームに
する場合にも、形状が簡単なため生産性が良い。
【0015】また本発明では、モータフレームの底部に
穴を設けることを提案している。もし、何らかの理由に
よって、モータの温度が規定値を超えるような場合、上
記穴を解放することによって、冷却条件を改善すること
ができる。つまり、外部から空気を取込むことができる
ため、モータが冷却されるのである。
【0016】また、本発明では、モータフレーム底部の
穴にターミナルボックスを設けることを提案している。
図2に見られるような水中モータポンプの場合、水中ケ
ーブルやサーマルプロテクタを取付けるのが通例であ
る。このとき、本構造によると、モータの外形寸法を比
較的小形にまとめることができる。又、サーマルプロテ
クタを固定子巻線に比較的近づけ易いので、固定子巻線
の温度を検出し易く、従ってモータ保護の上で条件が良
い。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る片持軸受型モータ及び該
モータを使用したポンプの一実施例を図1を参照して説
明する。図1に示す実施例は本発明のモータを使用した
ライン型のポンプであり、図1において符号Mはモータ
であり、モータMは固定子組立体1と、回転子組立体1
0と、ボルト・パッキン等の締結用部材とから構成され
ている。
【0018】固定子組立体1は、カップ形状のモータフ
レーム2と、このモータフレーム2内に配置された固定
子3とから構成されている。
【0019】また、回転子組立体10は、主軸11と、
主軸11の一端に回転子支持環19を介して固定された
回転子12と、主軸11を支承する負荷側軸受13及び
反負荷側軸受14と、これら軸受13,14を保持する
軸受ブラケット17と、この軸受ブラケット17の開口
部を閉塞する軸受カバー18とから構成されている。そ
して、モータフレーム2は軸受ブラケット17にボルト
5により固定されている。
【0020】前記主軸11の一端は動力伝達のための結
合部11aになっており、この例では、この結合部11
aに羽根車20が固定されている。また回転子支持環1
9は主軸11に嵌合固定されるボス部19aと、回転子
12の内周部に係合された外輪部19bと、外輪部19
bとボス部19aとを接続するリブ19cとからなって
いる。
【0021】前記回転子支持環19のリブ19cには羽
根車形状が付与されている。また軸受ブラケット17に
は窓17aが形成されている。なお、符号sはスナップ
リングである。
【0022】上述のように構成されたモータMを使用し
てポンプ装置が構成されている。即ち、ポンプ装置はモ
ータMとポンプ組立体Pとから構成されている。ポンプ
組立体Pは、モータMの主軸11の一端にある結合部1
1aに設けられた羽根車20と、この羽根車20を収納
するポンプケーシング21と、羽根車20の背面に設け
られたメカニカルシール22と、このメカニカルシール
22を覆うメカニカルシールカバー23とから構成され
ている。モータMはボルト6によりポンプ組立体Pに着
脱可能に固定されている。なお、符号24は水切りつば
である。
【0023】前述のように構成された本発明のモータM
によれば、1つの軸受ブラケット17に2つの軸受1
3,14を固定して、この軸受ブラケット17を上記結
合部側からモータフレーム2に固定している。軸受ブラ
ケット17は、振動を防ぐため、好適には剛性の高い鋳
物製が良い。
【0024】この結果、軸受13,14を収納する部分
の加工が1つの軸受ブラケット17に集中するため、軸
受13,14の同芯度は極めて精度高く保たれる。又、
前述のようにモータフレーム2は、軸受固定上の制約か
ら解放されるため、比較的薄肉の板金材等により、カッ
プ形状に成形すれば良いので、生産性が向上する。もち
ろん、公知例に見られる上部ブラケットは不要である。
【0025】この場合、軸受を片側に寄せると、2つの
軸受の間隔が小さくなってしまう。軸受間隔が小さい
と、軸受に作用する荷重が大きくなるばかりではなく、
振動等の不具合を発生しかねない。一方、軸受間隔を大
きくすると、モータの全長が大きくなり、小形化の要求
に反する。
【0026】そこで本実施例では、軸受の一部をモータ
回転子12の内周側に入り込ませている。この結果、モ
ータMの外形寸法を大きくすることなく、軸受距離を大
きくすることが可能となった。また、本実施例では、軸
受13,14を収納する軸受ブラケット17と、モータ
固定子3を収納するモータ固定子組立体1を独立して、
分解・組立できるように構成されている。
【0027】このため、固定子組立体1と、軸受ブラケ
ット17およびモータ回転子12を含む回転子組立体1
0を、別々の工程で組立てることができる。従って、例
えば使用電圧が200Vと400Vの製品を製造する場
合、同一のポンプを組立てておいて、最後に固定子組立
体1を適宜取付ければ良い。
【0028】また、本実施例では、モータ回転子12の
内周部に回転子支持環19の外輪部19bを係合させ、
回転子支持環19のボス部19aを主軸11に固定し、
且つ、外輪部19bとボス部19aを複数のリブ19c
で接合した。このため、軸受の一部をモータ回転子内周
部に入り込ませることが容易に行える。又、モータ内部
において、負荷側と反負荷側を“空気に代表される媒
体”を連通できるため、各部の冷却条件を均一にでき
る。
【0029】更に、本実施例では、回転子支持環19の
リブ19cに軸方向の流れを発生させる羽根形状を付与
した。この結果、モータM内に積極的な流れを生ぜし
め、モータM及び軸受13,14を冷却することができ
る。この際、軸受ブラケット17に窓17aを設けるこ
とによって、2つの軸受13,14の間に存在する淀み
空間をなくし、効果的に軸受13,14を冷却できる。
又、図1に示されるように固定子コア部に切欠3aを設
けると更に効果的である。
【0030】また本実施例では、モータフレーム2をカ
ップ形状とし、その開放端側から軸受ブラケット17を
取付けるように構成した。この結果、モータフレーム2
を比較的薄肉の板金によるプレス成形フレームにするこ
とができ、冷却効果を考慮したアルミダイキャスト製の
フレームにする場合にも、形状が簡単なため生産性が良
い。
【0031】また本実施例では、モータフレーム2の底
部に穴2aを設け、この穴2aをキャップ29により閉
塞している。何らかの理由によって、モータの温度が規
定値を超えるような場合、上記穴2aを解放することに
よって、冷却条件を改善することができる。つまり、外
部から空気を取込むことができるため、モータMが冷却
される。
【0032】図2は本発明の第2実施例を示す図であ
る。図2において図1に示す構成要素と同一の作用及び
機能を有する構成要素には同一の符号を付して説明を省
略する。本実施例においては、モータMは図1に示す実
施例とほぼ同様であるが、モータフレーム2の底部の穴
2aにターミナルボックス25を設置している点が異な
っている。図2に見られるような水中モータポンプの場
合、水中ケーブル26やサーマルプロテクタ27を取付
けるのが通例である。このとき、本構造によると、モー
タの外形寸法を比較的小形にまとめることができる。
又、サーマルプロテクタ27を固定子巻線に比較的近づ
けやすいので、固定子巻線の温度を検出し易く、従って
モータ保護の上で条件が良い。なお、符号28はモータ
カバーである。
【0033】また、モータMの主軸11の一端にある結
合部11aには、ボルテックス形の羽根車20が固定さ
れている。そして、羽根車20はポンプケーシング21
に収容されている。本実施例においても、図1に示す実
施例と同様の作用効果が得らられる。
【0034】図3は本発明の第3実施例を示す図であ
る。本実施例のモータMは、固定子組立体30と、回転
子組立体40とから構成され、このモータMはインライ
ン型ポンプ内に収容され、キャンドモータポンプを構成
している。
【0035】固定子組立体30は、カップ形状のモータ
フレーム31と、このモータフレーム31内に配置され
た固定子32と、この固定子32の内周側に設けられた
固定子キャン33と、固定子キャン33の1側にあるキ
ャン固定板34と、固定子キャン33の他側にあるノズ
ル35と、ノズル35の先端に固着されたノズルリング
39とから構成されている。
【0036】また、回転子組立体40は、主軸41と、
主軸41の一端に回転子支持環49を介して固定された
回転子42と、主軸41に固着された軸スリーブ43,
44と摺接するとともに主軸41を支承する軸受45,
46と、これら軸受45,46を保持する軸受ブラケッ
ト47と、主軸41の他端にある結合部41aとから構
成されている。また主軸41には軸受45,46に摺接
するスラストカラー36,37が固定されている。
【0037】前記軸受ブラケット47には戻り羽根38
が設けられるとともに水抜き用の孔47aが形成されて
いる。また回転子支持環49は主軸41に嵌合固定され
るボス部49aと、回転子42の内周部に係合された外
輪部49bと、外輪部49bとボス部49aとを接続す
るリブ49cとからなっている。そして、回転子支持環
49の外輪部49bと回転子42のキャン側板42aと
は密封溶接され、且つ、回転子キャン42bとキャン側
板42aとは密封溶接されている。また、回転子42の
エンドリング42cの内周側に添って、キャン側板42
aをテーパー状に形成している。
【0038】上述のように構成されたモータMを使用し
てキャンドモータポンプが構成されている。即ち、キャ
ンドモータポンプは、モータMとポンプ組立体Pとから
構成されている。ポンプ組立体PはモータMの主軸41
の一端にある結合部41aに設けられた羽根車48と、
この羽根車48を収容するためのポンプ外ケーシング5
1と、このポンプ外ケーシング51に溶接により固定さ
れたポンプ内ケーシング52及びノズルリング53と、
ポンプ内ケーシング52に保持されたライナーリング5
4とから構成されている。
【0039】しかして、固定子組立体30と回転子組立
体40と羽根車48を除くポンプ組立体Pとは、各々独
立した工程で組立可能であり、図3に示されるように3
つの組立体30,40,Pはボルト55及びOリング5
6等の締結用部材により締結されている。また、3つの
組立体30,40,Pをポンプ組立体として組立てる際
には、固定子組立体30を基準にして、羽根車48を固
定した回転子組立体40及びポンプ組立体Pを同一方向
から組立て可能になっている。また、モータ固定子32
の電源用口出線58はポンプ部側に設けられている。
【0040】本実施例においては、羽根車48から吐出
された流体は戻り羽根38を介して軸芯側に集まり、ノ
ズル35を介して吐出される。本実施例においては、モ
ータ内部において、負荷側と反負荷側を液体を連通でき
るため、各部の冷却条件を均一にできる。その他の作用
効果は図1及び図2に示した実施例と同様である。
【0041】図4は本発明の第4実施例を示す図であ
る。本実施例のモータMは固定子組立体60と回転子組
立体80とから構成され、このモータMを使用してライ
ン型のキャンドモータポンプを構成している。
【0042】固定子組立体60は、略円筒状のモータフ
レーム61と、このモータフレーム61内に配置された
固定子62と、この固定子62の内周側に設けられた固
定子キャン63と、固定子キャン63の1側にあるキャ
ン固定板64とから構成されている。前記モータフレー
ム61の上部開口は端板65により閉塞されており、こ
の端板65にはエア抜き及び手廻し確認用キャップ66
が固定されている。
【0043】また、回転子組立体80は、主軸81と、
主軸81の一端に回転子支持環89を介して固定された
回転子82と、主軸81に固着された軸スリーブ83,
84と摺接するとともに主軸81を支承する軸受85,
86と、これら軸受85,86を保持する軸受ブラケッ
ト90と、主軸81の他端にある結合部81aとから構
成されている。また主軸81には軸受85に摺接するス
ラストカラー86が固定され、回転子支持環89には軸
受86に摺接するスラストカラー87が固定されてい
る。
【0044】また回転子支持環89は主軸81に嵌合固
定されるボス部89aと、回転子82の内周部に係合さ
れた外輪部89bと、外輪部89bとボス部89aとを
接続する穴89c付きの円板89dとからなっている。
そして、回転子支持環89の外輪部89bと回転子82
のキャン側板82aとは密封溶接され、且つ、回転子キ
ャン82bとキャン側板82aとは密封溶接されてい
る。また、回転子82のエンドリング82cの内周側に
添って、キャン側板82aをテーパー状に形成してい
る。
【0045】上述のように構成されたモータMを使用し
てライン型のキャンドモータポンプが構成されている。
即ち、キャンドモータポンプは、モータMとポンプ組立
体Pとから構成されている。ポンプ組立体PはモータM
の主軸81の一端にある結合部81aに設けられた羽根
車88と、この羽根車88を収容するためのポンプ外ケ
ーシング91と、このポンプ外ケーシング91内に配設
されたポンプ内ケーシング92及び仕切板93と、ポン
プ内ケーシング92に保持されたライナーリング94と
から構成されている。ポンプ内ケーシング92と仕切板
93との間には弾性体シール96が介装されている。
【0046】しかして、固定子組立体60と回転子組立
体80と羽根車88を除くポンプ組立体Pとは、各々独
立した工程で組立可能であり、図4に示されるように3
つの組立体60,80,Pはボルト及びOリング等の締
結用部材により締結されている。また、3つの組立体6
0,80,Pをポンプ組立体として組立てる際には、固
定子組立体60を基準にして、羽根車88を固定した回
転子組立体80及びポンプ組立体Pを同一方向から組立
て可能になっている。
【0047】本実施例においては、モータ内部におい
て、負荷側と反負荷側を液体を連通できるため、各部の
冷却条件を均一にできる。その他の作用効果は図1及び
図2に示した実施例と同様である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、軸
受の同芯度確保が容易であり、又、モータフレームの生
産性が良く、小形のモータを構成できる。また、本発明
によれば、固定子組立体と回転子組立体を独立して組立
てることができるため、作業工程を分離化でき、生産性
が良い。また、モータの分解及び組立が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る片持軸受型モータ及び該モータを
使用したポンプ装置の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明に係る片持軸受型モータ及び該モータを
使用したポンプ装置の他の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明に係る片持軸受型モータ及び該モータを
使用したポンプ装置の更に他の実施例を示す断面図であ
る。
【図4】本発明に係る片持軸受型モータ及び該モータを
使用したポンプ装置の更に他の実施例を示す断面図であ
る。
【図5】従来のモータ及び該モータを使用したポンプ装
置の断面図である。
【符号の説明】
M モータ 1 固定子組立体 2 モータフレーム 3 固定子 10 回転子組立体 11 主軸 12 回転子 13,14 軸受 17 軸受ブラケット 18 軸受カバー 19 回転子支持環 20 羽根車 P ポンプ組立体 21 ポンプケーシング 22 メカニカルシール 23 メカニカルシールカバー 30 固定子組立体 31 モータフレーム 32 固定子 33 固定子キャン 35 ノズル 36,37 スラストカラー 38 戻り羽根 40 回転子組立体 41 主軸 42 回転子 45,46 軸受 47 軸受ブラケット 49 回転子支持環 51 ポンプ外ケーシング 52 ポンプ内ケーシング
フロントページの続き (72)発明者 三宅 良男 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内 (72)発明者 伊勢本 耕司 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内 (72)発明者 上井 圭太 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸の一端に動力伝達のための結合部を
    設け、主軸の他端にモータ回転子を固定し、上記結合部
    とモータ回転子の中間部分に全ての軸受を設けたことを
    特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 前記軸受の一部をモータ回転子の内周側
    に入り込ませて配置したことを特徴とする請求項1記載
    のモータ。
  3. 【請求項3】 前記軸受を収納する軸受ブラケットと、
    モータ固定子を収納するモータ固定子組立体を、独立し
    て分解・組立できるように構成したことを特徴とする請
    求項1又は2に記載のモータ。
  4. 【請求項4】 前記モータ回転子内周部に回転子支持環
    の外輪部を係合させ、該回転子支持環のボス部を主軸に
    固定し、且つ、上記外輪部とボス部を複数のリブ又は、
    穴のあいた円板で接合したことを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれか1項に記載のモータ。
  5. 【請求項5】 前記回転子支持環のリブに軸方向の流れ
    を発生させる羽根形状を付与したことを特徴とする請求
    項1乃至4のいずれか1項に記載のモータ。
  6. 【請求項6】 前記モータのモータフレームをカップ形
    状とし、その開放端側から軸受ブラケットを取付けるよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    か1項に記載のモータ。
  7. 【請求項7】 前記モータフレームをカップ形状とし、
    その底部に穴を設けたことを特徴とする請求項6記載の
    モータ。
  8. 【請求項8】 前記モータフレーム底部の穴にターミナ
    ルボックスを設け、電気的配線の接続を行えるように構
    成したことを特徴とする請求項7記載のモータ。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の
    モータと、該モータの主軸の一端にある結合部に固定さ
    れた羽根車と、該羽根車を収容するポンプケーシングと
    を備えたことを特徴とするポンプ装置。
JP5346246A 1993-12-08 1993-12-22 片持軸受型モータ及び該モータを使用したポンプ装置 Pending JPH07177699A (ja)

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EP94119440A EP0657653B1 (en) 1993-12-08 1994-12-08 Canned motor pump
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