JPH07176339A - 電気接続端子 - Google Patents

電気接続端子

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JPH07176339A
JPH07176339A JP5320337A JP32033793A JPH07176339A JP H07176339 A JPH07176339 A JP H07176339A JP 5320337 A JP5320337 A JP 5320337A JP 32033793 A JP32033793 A JP 32033793A JP H07176339 A JPH07176339 A JP H07176339A
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JP
Japan
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male tab
elastic
piece
male
elastic clamping
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Application number
JP5320337A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Sasaki
啓之 佐々木
Masaaki Ishiguro
雅章 石黒
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 雄タブの挿入初期の挿入力を小さくし、挿入
しやすくする。 【構成】 雄タブ6を受け入れる受筒部11を有すると
共に、雄タブ入口12側から前記受筒部11の中に延び
かつ挿入された雄タブ6に接触して雄タブを挟持する一
対の弾性挟持片13、15を持つ電気接続端子におい
て、前記一方の弾性挟持片13の雄タブとの接触部13
bを雄タブの挿入経路14に略平行に配置し、他方の弾
性挟持片15の雄タブとの接触部15bを雄タブの挿入
経路14に斜めに交差するよう配置し、かつこの他方の
弾性挟持片15の先端部に、該他方の弾性挟持片15が
雄タブに押されて所定量以上弾性変位した際に一方の弾
性挟持片13の先端部に係合する係合部15cを設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雄タブを受け入れる受
筒部とその中に配置された一対の弾性挟持片を有した電
気接続端子に関する。
【0002】
【従来の技術】図9、10は実開昭62−165681
号公報に記載の従来のプリント基板用雌端子Aを示す。
この雌端子Aは、図示しない雄タブを受け入れる受筒部
1と、雄タブの入口側から受筒部1の中に延びかつ挿入
された雄タブに接触して雄タブを挟持する一対の弾性挟
持片2、2と、プリント基板に対して係合するリード端
子部3、3と、受筒部1とリード端子3とをつなぐ弾性
屈曲部3a、3aとを有し、一対の弾性挟持片2,2の
間に雄タブの挿入口4を確保したものである。この場合
の弾性挟持片2、2は、奥に行く程相互の間隔が狭まる
ように、雄タブの挿入経路と斜めに交差する姿勢で配置
されている。
【0003】図11はこの雌端子Aの使用状況を示す。
Bは相手側の雄端子、6はその雄タブ、6aはその先端
の面取部である。7は雌端子Aを取り付けるプリント基
板、8は導通孔であり、雌端子Aのリード端子部3、3
を係合する部分である。
【0004】プリント基板7に固定した雌端子Aの受筒
部1には、図11に示すように雄端子Bの雄タブ6が挿
入される。この雄タブ6は、挿入されるに従い、弾性挟
持片2、2と摺接しつつ、弾性挟持片2、2を押し開い
て前進し、弾性挟持片2、2との接触圧を得ながら、電
気的に接続される。
【0005】この雌端子Aでは、雄タブ6との接触圧を
得るために、雄タブ6の挿入経路と斜めに交差する弾性
挟持片2、2を用いているから、雄タブ6の挿入の際に
は相応の抵抗力が働く。よって、雄端子Bを接続する際
には、その抵抗力に見合った挿入力が必要となる。図1
2は雄タブ6の挿入時の状態を示す断面図であり、この
図において、Sで示すものが雄タブ6の挿入長である。
【0006】図13は挿入長Sと挿入力の関係を示す。
この図から分かるように、雌端子Aの受筒部1に雄タブ
6を挿入した場合、最初は弾性挟持片2、2を押し開く
ための挿入力が必要であり、押し開いてからは一様に大
きな挿入力が挿入完了まで必要となる。
【0007】なお、一対の弾性挟持片2、2を用いたの
は、雄タブ6の挿入方向のずれを吸収する上で有効だか
らである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電気接続の
信頼性を向上させるためには、弾性挟持片2、2と雄タ
ブ6との接触圧を上げることが有効であるが、接触圧を
上げるためには弾性挟持片2、2のバネ力を強くする必
要がある。しかし、弾性挟持片2、2のバネ力を強くす
ると、挿入抵抗が大きくなり、雄タブ6の挿入時に無理
な力がかかるおそれがある。特に、従来の雌端子Aは、
最初から挿入完了まで一様の挿入抵抗がかかるようにな
っているから、挿入当初に大きな挿入力を加えなければ
ならず、挿入しづらいという問題があった。このため、
多極コネクタに適用した場合は、極数分だけ挿入力が必
要となり、挿入困難になることがあった。また、挿入し
始めの段階から大きな挿入力を加える必要があったの
で、雄タブの未挿入部が曲がる危険性も高かった。
【0009】本発明は、上記事情を考慮し、雄タブとの
接触圧の増大を図る場合でも、雄タブの挿入し始めの段
階での挿入力を小さく押さえて、雄タブの挿入容易化と
雄タブの曲りの危険性低下を図ることのできる電気接続
端子を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、雄タ
ブを受け入れる受筒部を有すると共に、雄タブ入口側か
ら前記受筒部の中に延びかつ挿入された雄タブに接触し
て雄タブを挟持する一対の弾性挟持片を持つ電気接続端
子において、前記一方の弾性挟持片の雄タブとの接触部
を雄タブの挿入経路に略平行に配置し、他方の弾性挟持
片の雄タブとの接触部を雄タブの挿入経路に斜めに交差
するよう配置し、かつこの他方の弾性挟持片の先端部
に、該他方の弾性挟持片が雄タブに押されて所定量以上
弾性変位した際に一方の弾性挟持片の先端部に係合する
係合部を設けたことを特徴としている。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載の電気接
続端子において、前記他方の弾性挟持片の雄タブとの接
触部に、雄タブに対して局部的に接触する突部を設けた
ことを特徴としている。
【0012】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の電気接続端子において、前記係合部は、前記一方の弾
性挟持片の先端部の裏面側に回り込むコ字状の係合部か
らなることを特徴としている。
【0013】請求項4の発明は、請求項1、2または3
記載の電気接続端子において、前記一方の弾性挟持片の
バネ力よりも、他方の弾性挟持片のバネ力を小さく設定
したことを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1の発明では、雄タブを受筒部の入口側
から挿入すると、最初に他方の弾性挟持片の接触部に雄
タブが当たり、他方の弾性挟持片を撓ませるだけの挿入
抵抗がかかる。この際、一方の弾性挟持片の雄タブとの
接触部は、雄タブの挿入経路に沿った方向に向いている
ので、雄タブがこの一方の弾性挟持片にたとえ接触した
としても、極めて小さい摩擦抵抗しかかからない。接触
していない場合は全く一方の弾性挟持片からの挿入抵抗
は全くかからない。よって、挿入当初は、挿入長の増大
に従い、他方の弾性挟持片を撓ませるだけの挿入力のみ
が必要となり、小さな挿入力ですむ。
【0015】ついで、挿入長が増大すると、他方の弾性
挟持片が所定量以上弾性変位することになる。そうする
と、他方の弾性挟持片の係合部が一方の弾性挟持片の先
端部に係合し、一方の弾性挟持片が他方の弾性挟持片に
引っ張られて、雄タブ側に変位する。最初から第1の弾
性挟持片が雄タブに接触していないものの場合は、雄タ
ブ側に一方の弾性挟持片が接触するまでは、係合されて
一緒に変形する両方の弾性挟持片の弾性力のみが作用す
るので、この段階での挿入抵抗はほとんど増えない。
【0016】そして、一方の弾性挟持片が雄タブに押圧
接触すると、一方の弾性挟持片に対する挿入摩擦抵抗が
押圧接触力に比例して増加し、それに加えて、互いに連
結状態になされた2つの弾性挟持片の接触部間の間隔を
押し開こうとする力が発生する。よって、これらの力の
合力相応の挿入抵抗力が発生し、それに応じた接触抵抗
を生じる。よって、この段階では、雄タブが両方の弾性
挟持片に押圧接触し、両方の弾性挟持片から挿入抵抗を
受けて、相応の接触抵抗を持って両弾性挟持片と電気的
に接続されることになる。なお、2つの弾性挟持片を用
いているので、雄タブとの位置のずれを両弾性挟持片で
吸収することができる。
【0017】請求項2の発明では、他方の弾性挟持片の
雄タブとの接触部に突部を設け、雄タブと局部的に接触
するようにしたので、雄タブを挿入する際の摺動抵抗が
小さくなる。
【0018】請求項3の発明では、他方の弾性挟持片の
先端部にコ字状の係合部を設けたので、この係合部が一
方の弾性挟持片の裏面側から該一方の弾性挟持片を押圧
することになる。また、両方の弾性挟持片に雄タブが摺
動する段階では、このコ字状の係合部を介して両弾性挟
持片が連結されることになるため、より強い接触圧を雄
タブに与えることができる。また、このコ字状の係合部
のバネ力により、両弾性挟持片の連結強度がほぼ決まる
ことになるので、同係合部の形状等を変化させることに
より、簡単に接触圧を調整することもできる。
【0019】請求項4の発明では、他方の弾性挟持片を
弾性変位させる際の力は小さくてすむが、係合部が一方
の弾性挟持片に係合した後は、大きな力が必要となる。
よって、初期の挿入力を小さくしながら、後期の挿入力
は大きくすることができ、結果として大きな接触力を得
ることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0021】図1は実施例の雌端子10を示す断面図、
図2は同雌端子10の外観を示す斜視図、図3は同雌端
子10を半割りした状態を示す斜視図である。この雌端
子10は、従来例で示したものと同様に、プリント基板
と雄端子を接続するための中継端子として用いられるも
のである。
【0022】この雌端子10は、図示しない雄タブを受
け入れる受筒部11と、雄タブの入口12側から受筒部
11の中に延び、かつ挿入された雄タブに接触して雄タ
ブを挟持する第1、第2の一対の弾性挟持片13、15
と、プリント基板に対して係合するリード端子部3、3
と、受筒部11とリード端子3とをつなぐ弾性屈曲部3
a、3aとを有するものである。
【0023】一方の弾性挟持片としての第1の弾性挟持
片13は、その基端部13aが受筒部11の入口12側
の壁に連結され、自由端である先端部が受筒部11の奥
に延びている。そして、先端側に形成された雄タブとの
接触部13bが、雄タブの挿入経路14に沿ってほぼ平
行に配置され、この接触部13bと基端部13aとの間
に傾斜した連結部13cが設けられている。前記接触部
13bは、雄タブの挿入経路14にほぼ接していても良
いが、この実施例では挿入経路13bよりわずかに離れ
ている。
【0024】他方の弾性挟持片としての第2の弾性挟持
片15は、雄タブの挿入経路14を挟んで第1の弾性挟
持片13と対向する位置に配置されている。この第2の
弾性挟持片15の基端部15aは、第1の弾性挟持片1
3と対向する側の受筒部11の入口12側の壁に連結さ
れている。この第2の弾性挟持片15の雄タブとの接触
部15bは、雄タブの挿入経路14に斜めに交差するよ
う配置されている。
【0025】この接触部15bは先端部に行くほど挿入
経路14側に倒れている。そして、第2の弾性挟持片1
5の先端部に、第1の弾性挟持片13の先端部の裏面側
に回り込んだ形のコ字状の爪部(係合部)15cが設け
られている。この爪部15cは、第2の弾性挟持片15
の接触部15bが雄タブの挿入経路14から離れる方向
に所定量以上弾性変位した場合に、第1の弾性挟持片1
3の先端部裏面に当接するようになっている。また、第
2の弾性挟持片15の雄タブとの接触部15bには、雄
タブに対して局部的に接触する突部15dが設けられて
いる。
【0026】次に作用を図4を参照しながら説明する。
【0027】図(a)に示すように雄タブ6を受筒部1
1の入口12側から挿入すると、最初に、第2の弾性挟
持片15の接触部15bの突部15dに、雄タブ6の先
端が当たる。さらに挿入して行くと、雄タブ6が突部1
5dを押し、第2の弾性挟持片15がそれに応じて撓
む。よって、第2の弾性挟持片15を撓ませるだけの挿
入抵抗が雄タブ6にかかる。
【0028】この際、雄タブ6は第1の弾性挟持片13
には接触していないので、第1の弾性挟持片13から挿
入抵抗を受けない。よって、挿入当初は、挿入長の増大
に従い、第2の弾性挟持片15を撓ませるだけの挿入力
のみが必要となり、小さな挿入力ですむ。
【0029】ついで、挿入長が増大すると、第2の弾性
挟持片15が所定量以上撓むことになる。そうすると、
図(b)に示すように、第2の弾性挟持片15の爪部1
5cが第1の弾性挟持片13の先端部裏面に当たる。さ
らに挿入すると、図(c)に示すように、第1の弾性挟
持片13が第2の弾性挟持片15の変形に引きずられて
雄タブ6側に変位する。
【0030】そして、さらに挿入することにより、図
(d)に示すように、第1の弾性挟持片13の接触部1
3bが雄タブ6に押圧接触するようになり、この段階
で、雄タブ6が両方の弾性挟持片13、15に押圧接触
し、両方の弾性挟持片13、15から挿入抵抗を受け
る。特に、第1の弾性挟持片13の接触部13bとは面
接触に近い形で接触することになるから、大きな摩擦抵
抗を受けることになる。そして、この段階から図(e)
に示す挿入完了まで、ほぼ一定の挿入抵抗力を受け、結
果として所定の高い接触圧を持って、雄タブ6と弾性挟
持片13、15とが接触し、電気的接続が達成される。
【0031】特に、爪部15cによって、第1の弾性挟
持片13と第2の弾性挟持片15とが連結されてから
は、両弾性挟持片13、15の先端が閉じた形となるの
で、接触部13b、15b間の間隔を開こうとするかな
り大きな挿入力が必要になり、それ相応の接触圧を発生
させることができて、電気接続の信頼性を大きく高める
ことができる。
【0032】なお、両弾性挟持片13、15の連結強度
は、爪部15cのバネ力によるところが大きいので、こ
の爪部15cのバネ力を加減することにより、接触圧を
調節することも可能である。また、上記のように2つの
弾性挟持片13、15により雄タブ6を挟持するので、
雄タブ6と雌端子10の位置が、製造上、組立上、熱膨
張差などの理由で相互にずれていても、両方の弾性挟持
片13、15でその位置ずれを吸収することができる。
【0033】図5は、実際にプリント基板7に対してこ
の実施例の雌端子10を取り付けて使用する手順を示し
ている。
【0034】まず、図(a)に示すように、プリント基
板7に対して雌端子10を取り付ける。次いで、図
(b)に示すように、ハウジング20を受筒部11に被
せる。この際、ハウジング20の端子収容室21内に受
筒部11を入れる。そして、最後に図(c)に示すよう
に、ハウジング20に形成した相手端子挿入口22から
雄タブ6を受筒部11内に挿入して接続する。
【0035】図6は実施例の雌端子10に対する雄タブ
6の挿入時の状態を示す図であり、この図において、S
で示すものが雄タブ6の挿入長である。
【0036】図13はこの実施例の雌端子10における
雄タブ6の挿入長Sと挿入力の関係を示す図である。こ
の図から分かるように、雌端子10の受筒部11に雄タ
ブ6を挿入した場合、最初は小さな挿入力しか必要とせ
ず、途中から挿入力が大きくなって、挿入完了直前に最
大の挿入力となる。従って、挿入当初の挿入力は小さく
てすむため、雄タブが挿入しやすくなる。また、挿入長
の小さい段階で挿入力が小さくてすむので、未挿入部に
かかる撓みモーメントが小さくなり、雄タブ6が曲りに
くくなる。
【0037】図8は実施例の雌端子10と従来例の雌端
子に対する雄タブ6の挿入時の状態を比較して示す。
【0038】図(a)は実施例の雌端子10の場合、図
(b)は従来の雌端子の場合の、同じ挿入力がかかる時
点での挿入長の違いを示している。この図から明らかな
ように、従来の雌端子の場合(b)は、大きな挿入力が
かかる時点で、挿入長が小さくなっているので、未挿入
部にかかる撓みモーメントが大きく、曲りやすい。
【0039】しかし、本発明の実施例の場合(a)は、
大きな挿入力がかかる時点で、挿入長が大きくなってい
る。従って、未挿入部にかかる撓みモーメントが小さ
く、曲りにくい。
【0040】なお、上記実施例では特に言及しなかった
が、最初に雄タブ6に接触する第2の弾性挟持片15の
バネ力を、第1の弾性挟持片13のバネ力よりも小さく
なるように構成すれば、挿入当初の挿入力をより小さく
することができ、挿入時の問題の解消にさらに寄与する
ことができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、雄タブの挿入長が小さい段階では挿入力が小さ
くてすみ、挿入長が大きくなった段階で主たる挿入力が
かかるようになっているので、接触圧を増大させるため
に弾性挟持片のバネ力を高めた場合でも、雄タブが挿入
しやすくなる上、雄タブが曲りにくくなる。
【0042】請求項2の発明によれば、雄タブと他方の
弾性挟持片との摺動抵抗が小さくなるので、初期挿入力
をより低減することができ、請求項1の効果をさらに高
めることができる。
【0043】請求項3の発明によれば、雄タブの挿入完
了段階で、係合部によって連結された状態の2つの弾性
挟持片から接触圧を受けるので、大きな接触圧を得るこ
とができる。また、係合部のバネ力によって、雄タブと
両弾性挟持片の接触圧を調節することも可能である。
【0044】請求項4の発明によれば、初期の挿入力を
小さくしながら、後期の挿入力は大きくすることができ
るので、請求項1の効果をさらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の雌端子の断面図である。
【図2】本発明の一実施例の雌端子の斜視図である。
【図3】図2のIII−III矢視断面図である。
【図4】本発明の一実施例の雌端子に対して雄端子を接
続する場合の動作を順を追って示す断面図である。
【図5】本発明の一実施例の雌端子の使用手順の説明に
用いる断面図である。
【図6】本発明の一実施例の雌端子に対する雄タブの挿
入長の説明に用いる断面図である。
【図7】本発明の一実施例の雌端子に対する雄タブの挿
入長と挿入力との関係を示す特性図である。
【図8】本発明の一実施例と従来例の作用の比較に用い
る断面図である。
【図9】従来のプリント基板用の雌端子を示す斜視図で
ある。
【図10】従来のプリント基板用の雌端子を示す側面図
(a)および側断面図(b)である。
【図11】従来のプリント基板用の雌端子の使用状況を
示す斜視図である。
【図12】従来のプリント基板用の雌端子に対する雄タ
ブの挿入長の説明に用いる断面図である。
【図13】従来のプリント基板用の雌端子に対する雄タ
ブの挿入長と挿入力との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
6 雄タブ 11 受筒部 12 入口 13 第1の弾性挟持片(一方の弾性挟持片) 13b 接触部 14 雄タブの挿入経路 15 第2の弾性挟持片(他方の弾性挟持片) 15b 接触部 15c 爪部(係合部、コ字状の係合部) 15d 突部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄タブを受け入れる受筒部を有すると共
    に、雄タブ入口側から前記受筒部の中に延びかつ挿入さ
    れた雄タブに接触して雄タブを挟持する一対の弾性挟持
    片を持つ電気接続端子において、前記一方の弾性挟持片
    の雄タブとの接触部を雄タブの挿入経路に略平行に配置
    し、他方の弾性挟持片の雄タブとの接触部を雄タブの挿
    入経路に斜めに交差するよう配置し、かつこの他方の弾
    性挟持片の先端部に、該他方の弾性挟持片が雄タブに押
    されて所定量以上弾性変位した際に一方の弾性挟持片の
    先端部に係合する係合部を設けたことを特徴とする電気
    接続端子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気接続端子において、
    前記他方の弾性挟持片の雄タブとの接触部に、雄タブに
    対して局部的に接触する突部を設けたことを特徴とする
    電気接続端子。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電気接続端子に
    おいて、前記係合部は、前記一方の弾性挟持片の先端部
    の裏面側に回り込むコ字状の係合部からなることを特徴
    とする電気接続端子。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の電気接続端
    子において、前記一方の弾性挟持片のバネ力よりも、他
    方の弾性挟持片のバネ力を小さく設定したことを特徴と
    する電気接続端子。
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