JPH07175198A - 感光材料供給装置 - Google Patents

感光材料供給装置

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Publication number
JPH07175198A
JPH07175198A JP32285493A JP32285493A JPH07175198A JP H07175198 A JPH07175198 A JP H07175198A JP 32285493 A JP32285493 A JP 32285493A JP 32285493 A JP32285493 A JP 32285493A JP H07175198 A JPH07175198 A JP H07175198A
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JP
Japan
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hanger
photosensitive material
box body
holding
developing device
Prior art date
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Pending
Application number
JP32285493A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nakamura
敬 中村
Daiji Kenmochi
大次 剱持
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保持部材に装着した感光材料を保持部材と共
に感光材料処理装置へ供給する。 【構成】 ケーシング14によって内部が遮光された現
像装置10の挿入口20は、カラーフィルムを装着した
多数のハンガー22を収容するハンガー収容装置24の
箱体44によって覆われる。この箱体内では、無端ベル
ト58によって支持しているハンガーを挿入口側へ移動
する。現像装置内には、ハンガー引き入れ装置26が配
置されており、このハンガー引き入れ装置のブラケット
94を箱体内へ挿入してハンガーを持ち上げて現像装置
内へ引き入れる。装置内へ引き入れられたハンガーは、
搬送装置115のハンガーハンドル100に受け渡さ、
吊り下げ状態で処理液処理部16内を搬送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光材料をハンガー等
に吊り下げ保持しながら処理液に浸漬して処理する感光
材料処理装置へ感光材料を供給可能な感光材料供給装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一度に多量のフィルムを処理する現像装
置には、フィルムをハンガー等の吊り下げ手段に取付け
て、このハンガーに吊り下げた状態で、フィルム所定時
間処理液に浸漬するものがある。このような現像装置で
は、フィルムを搬送するときに、ハンガーを持ち上げて
フィルムを吊り下げた状態にして、ハンガーごと次の処
理工程へ搬送するようになっている。
【0003】このため、この現像装置へフィルムを供給
するときにも、ハンガーにフィルムを吊り下げた状態と
し、ハンガーと共にフィルムを上下に大きく移動しなが
ら搬送しなければならず、現像装置へのフィルムの挿入
口を比較的大きく形成する必要がある。また、挿入部の
所定の位置にフィルムを吊り下げたハンガーを配置し、
このハンガーが持ち上げされて装置内部へ送り込まれる
と、フィルムを吊り下げた次のハンガーを挿入部の所定
の位置に配置するようになっている。
【0004】ところで、この現像装置では、ハンガーに
吊り下げた状態でフィルムが挿入されるため、フィルム
の挿入口を大きく開口する必要がある。しかし、フィル
ムの挿入口を大きく形成した場合、装置内部の遮光を完
全に行なうことは難しい。このため、一般にこのような
現像装置では、装置内部を一体で覆って遮光するケーシ
ングを設けずに暗室に配置して使用されている。これに
よって、現像装置での未処理又は処理中のフィルムが不
必要に露光されてしまうのを防止するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記現
像装置が設けられた暗室の中で、フィルムを装着したハ
ンガーを現像装置の処理の進行に合わせて一つ一つ装填
する作業は容易ではなく、また、多量のフィルムを処理
するときには長時間の暗室での作業が強いられるため、
作業環境の改善が要求されている。
【0006】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
であり、ハンガー等によって感光材料を吊り下げて搬送
しながら処理する感光材料処理装置への感光材料の装填
作業を容易にする感光材料の供給方法及び感光材料供給
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
感光材料供給装置は、感光材料を保持部材により吊り下
げ保持しながら搬送手段によって搬送して処理する感光
材料処理装置へ感光材料を供給する感光材料供給装置で
あって、中央部に前記感光材料が吊り下げられた前記保
持手段の両端部を支持して多数の保持手段を装填可能な
装填部と、前記装填部に支持された前記保持部材を順次
前記感光材料処理装置の挿入側まで移動する移動手段
と、挿入側に移動された前記保持部材を前記装填部から
持ち上げて取出し所定のタイミングで前記感光材料処理
装置の所定位置へ受け渡す供給手段と、を有することを
特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に係る感光材料供給装置
は、感光材料を保持部材により吊り下げ保持しながら搬
送手段によって搬送して処理する感光材料処理装置へ感
光材料を供給する感光材料供給装置であって、中央部に
前記感光材料が吊り下げられた前記保持手段の両端部を
支持して多数の保持手段を装填可能な装填部と、前記装
填部を遮光可能に設けられ前記感光材料処理装置の挿入
側に対向する面に前記保持手段と共に前記感光材料が通
過可能な開口が設けられた箱体と、前記箱体の開口を閉
止したときに箱体内部を遮光する開閉手段と、前記箱体
を移動自在に支持する車輪と、前記装填部の前記保持部
材を前記箱体の開口へ向けて順次移動する移動手段と、
前記箱体の開口側に移動された前記保持部材を前記感光
材料と共に持ち上げて取出し所定のタイミングで前記感
光材料処理装置の所定位置へ受け渡す供給手段と、を有
することを特徴とする。
【0009】本発明の請求項3に係る感光材料供給装置
は、請求項2に感光材料供給装置であって、前記感光材
料処理装置がケーシング内に収容されているときに、前
記箱体が前記感光材料処理装置の感光材料挿入用の開口
を覆い、前記感光材料処理装置内を遮光することを特徴
とする。
【0010】
【作用】本発明の請求項1に記載の感光材料供給装置
は、感光材料処理装置に隣接して複数の保持部材を装填
する装填部と配置し、この装填部から供給手段によって
感光材料が装着されている保持部材を感光材料処理装置
へ供給する。このとき、移動手段は、装填されている保
持部材を順次供給手段によって持ち上げる位置へ移動さ
せている。
【0011】これによって、暗室に配置した感光材料処
理装置に、感光材料の処理の進行に合わせて感光材料を
装着した保持部材を一つ一つ手作業での供給を行なう必
要がなくなる。
【0012】本発明の請求項2に記載の感光材料供給装
置は、箱体内部に保持部材と共に感光材料を収容し、車
輪によってこの箱体を移動自在にしている。このため、
多数の感光材料が装填された箱体を明室、暗室に拘らず
自在に移動させ、この箱体を感光材料処理装置に装着す
るだけで、感光材料処理装置の処理の進行に合わせて保
持部材と共に感光材料を感光材料処理装置内へ供給する
ことができる。
【0013】本発明の請求項3に記載の感光材料供給装
置では、箱体を感光材料処理装置の所定の位置に装着し
た状態で、この箱体が感光材料処理装置への感光材料挿
入口を覆うことができるようにしている。これによっ
て、例えば、感光材料処理装置をケーシング等によって
内部を遮光可能として、暗室ではなく明室に配置するこ
とができる。このとき、暗室で感光材料を保持部材に装
着して箱体へ装填してから、明室に配置した感光材料処
理装置まで運搬して、この箱体を感光材料処理装置へ装
着すればよい。これにより、暗室での作業を極力減らす
ことができ、作業環境を向上させることができる。
【0014】なお、本発明の感光材料供給装置は、箱体
内に装填部と移動手段を一体で設け、供給手段を感光材
料処理装置に設けた構成であってもよく、また、感光材
料処理装置とは別に箱体内に装填部、移動手段及び供給
手段を一体で設ける構成であってもよい。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図2には、感光材料処理装置として本実施例
に適用した現像装置10を示している。この現像装置1
0は、感光材料として画像露光されたカラーフィルム1
2(図3参照)を現像処理する。
【0016】この現像装置10は、ケーシング14の内
部にカラーフィルム12を処理液に浸漬して処理する処
理液処理部16及び、処理液処理されたカラーフィルム
12を乾燥処理する乾燥部18を備えている。また、ケ
ーシング14の挿入口20には、カラーフィルム12が
装着されたハンガー22を収容したハンガー収容装置2
4が配置され、挿入口20と処理液処理部16との間に
は、ハンガー引き入れ装置26が設けられている。
【0017】さらに、ケーシング14の排出口28に
は、ハンガー収容装置24が配置され乾燥部18との間
で現像装置10からハンガー収容装置24へハンガー2
2を送り出す送り送り出し装置30を構成している。な
お、本実施例では、現像装置10の挿入口20及び排出
口28のそれぞれに同一形状のハンガー収容装置24を
装着するようにしている。
【0018】現像装置10では、挿入口20に設けたハ
ンガー収容装置24からハンガー引き入れ装置26によ
ってカラーフィルム12が装着されたハンガー22を取
り出して処理液処理部16へ送り込み、乾燥部18から
ハンガー送り出し装置30によって、乾燥処理の終了し
たカラーフィルム12が装着されたハンガー22をハン
ガー収容装置24へ送り出すようになっている。なお、
挿入口20及び排出口28のそれぞれには、シャッター
20A、28Aが設けられており、ハンガー収容装置2
4が装着されていないときには、シャッター20A、2
8Aによって挿入口20、排出口28を閉止して、ケー
シング14の内部を遮光している。
【0019】図3には、現像装置10で用いられるハン
ガー22を示している。このハンガー22は、中央部が
開口された略矩形状のフレーム32の上部(図3の紙面
上方側)両側に、腕部34が延設されている。また、腕
部34のフレーム32への付け根部分には、溝部36が
形成されている。このハンガー22の腕部34又は腕部
34の付け根に設けられた溝部36は、ハンガー22を
吊り下げて保持するときに用いられる。
【0020】このフレーム32の上部には、矩形孔38
が対で穿設されている。これらの矩形孔34は、現像装
置10の内部で搬送されるときの保持用の爪部が挿入さ
れる。また、フレーム32の上端部には、切欠40が形
成されている。ハンガー22はカラーフィルム12の種
類等に合わせて選択されるようになっており、そのとき
に、この切欠40の有無及び位置を変えたものを使用す
るようにし、この切欠40の有無及び位置を現像装置1
0で読み取ることにより、現像装置10では、該当する
ハンガー22に装着されているカラーフィルム12の種
類を判断することができ、その種類に応じて処理時間等
が設定可能となっている。
【0021】このハンガー22には、フレーム32の上
下に対で複数個のクリップ42が取付けられている。こ
のクリップ42には、ハンガー22に装着されるカラー
フィルム12が挟み込まれる。すなわち、本実施例に適
用したハンガー22は、カラーフィルム12として35
mm等の長尺のフィルムや所定大きさのシートフィルム
(カットフィルム)等の種々のフィルムを装着可能とな
っている。なお、本実施例には、ハンガー22の一例と
して、4インチ×5インチのシートフィルムを2枚を表
面が撓まないようにして装着可能な大きさとしている。
【0022】図1及び図4には、ハンガー収容装置24
を示している。このハンガー収容装置24は、後述する
ハンガー引き入れ装置26と合わせて現像装置10へハ
ンガー22を供給する本発明に係る感光材料供給装置を
構成している。
【0023】このハンガー収容装置24は、上方が開放
された長尺矩形状の箱体44を備えている。この箱体4
4には、蓋48が図示しないヒンジによって連結されて
おり、この蓋48によって内部が遮光可能となると共
に、把手46を把持して蓋48を回動させれば、箱体4
4の上部を開放することができる、この開放部分から箱
体44へのハンガー22の挿入及び取出しを容易に行な
うことができる。また、箱体44は、床面側に複数個の
キャスタ52が設けられた架台50の上面側に取付けら
れている。このため、ハンガー収容装置24は、キャス
タ52によって床面上を自在に移動可能となっている。
【0024】またハンガー収容装置24の箱体44に
は、一方の面にシャッター54によって閉止可能な開口
56が設けられている。この開口56は、カラーフィル
ム12を装着したハンガー22が通過可能な大きさとな
っている。また、図4に示されるように、シャッター5
4は、箱体44の内部に設けたモータ54Aの駆動によ
って開閉できるようになっている。蓋48及びシャッタ
ー54を閉止すれば箱体44の内部を遮光できるように
なっている。
【0025】図1及び図4に示されるように、ハンガー
収容装置24の内部には、幅方向の両側に対で無端ベル
ト58が設けられている。それぞれの無端ベルト58の
上部側が、複数の小プーリー60(図1参照)によって
略水平状態となるように延設されている。この無端ベル
ト58の間には、箱体44の内部に収容されるハンガー
22が配置される。ハンガー22は、両側の腕部34を
それぞれ無端ベルト58の上部側に当接させて、無端ベ
ルト58の間に掛け渡されるように配置されて吊り下げ
られる。この箱体44はが長尺であるため、多数のハン
ガー22を収容することが可能となっている。なお、図
3に示されるように、ハンガー22のフレーム32は、
幅方向(図3の紙面左右方向)の両端にリブ32Aが屈
曲されて延設されており、多数のハンガー22を無端ベ
ルト58の間に掛け渡しても、このリブ32Aによって
互いに隣接するハンガー32の間が一定間隔以上となる
ようになっている。
【0026】図4に示されるように、箱体44の内部に
は、無端ベルト58が巻掛けられたプーリー62に駆動
力を伝達するモータ64が設けられている。無端ベルト
58は、このモータ64の駆動によって支持しているハ
ンガー22を開口56側(矢印A方向側)又は開口56
と反対側(矢印B方向側)へ向けて移動させるようにな
っている。なお、無端ベルト58の開口56側及び開口
56と反対側の端部近傍には、ストッパ66が設けられ
ており、無端ベルト58の駆動によって移動したハンガ
ー22が無端ベルト58から外れるのを防止すると共
に、開口56側に設けたストッパ66が、現像装置10
へのハンガー22の受け渡し位置を決定している。
【0027】次に、露光済のカラーフィルム12を収容
したハンガー収容装置24を装着する現像装置10につ
いて説明する。
【0028】図2に示されるように、この現像装置10
の処理液処理部16には、カラーフィルム12を装着し
たハンガー22の搬送方向(図2の矢印C方向)に沿っ
て順に、現像液槽68、水洗槽70、反転浴槽72、カ
ラー現像浴槽74、調整液槽76、漂白液槽78、定着
液槽80、水洗槽82及び安定液槽84が設けられ(以
下、総称するときには「処理液槽86」と言う)、それ
ぞれに現像液、水洗水、反転液、カラー現像液、調整
液、漂白液、定着液、水洗水が貯留されている。なお、
それぞれの処理液槽86には、底部からエアーや窒素ガ
スを噴出して貯留している処理液を攪拌しながらカラー
フィルム12の処理を安定に促進するための処理液攪拌
手段が設けられている。なお、この処理液処理部16の
構成は一例を示すもので、本発明が適用される感光材料
処理装置の構成を限定するものではない。
【0029】図4にも示されるように、処理液処理部1
6と挿入口20との間に設けられたハンガー引き入れ装
置26は、ベース88の上面側にロッドレスシリンダ9
0が配置されており、このロッドレスシリンダ90の駆
動部にブラケットベース92が立設されている。ブラケ
ットベース92の挿入口20側には、一対のブラケット
94(図4では一方のみ図示)が配設されている。この
一対のブラケット94は、ブラケットベース92側で互
いに連結されており、ブラケットベース92の上方にリ
ブ94Aが延設されると共にブラケットベース92を挟
んで設けたガイドローラ94Bによってブラケットベー
ス92に沿って上下に移動可能となっている。また、リ
ブ94Aには、ブラケットベース92に取付けられたエ
アーシリンダ96が連結されている。
【0030】このため、ブラケット94は、ロッドレス
シリンダ90の駆動によって先端部が挿入口20からハ
ンガー収容装置24の内部へ挿入されると共に、エアー
シリンダ96の駆動によって上下に移動する。
【0031】このブラケット94の先端部には、ハンガ
ー22の溝部36に対向する切欠98が形成されてい
る。これにより、ハンガー収容装置24内に挿入したブ
ラケット94を上方移動させると、ストッパ66に当接
して移動が停止しているハンガー22の溝部36と切欠
98とが嵌合してハンガー22を無端ベルト58上から
持ち上げることができる。この後、ロッドレスシリンダ
90を駆動してブラケット94を現像装置10内へ戻す
ことにより、露光済のカラーフィルム12が装着された
ハンガー22を現像装置10内へ引き入れることができ
る。なお、ブラケット94には、それぞれ2つの切欠9
8が形成されており、同時に2枚のハンガー22を引き
入れることができるようになっている。また、それぞれ
の切欠98の近傍には、ハンガー22を持ち上げたか否
かを検出するハンガー検出センサ99が設けられてい
る。
【0032】このハンガー引き入れ装置26の上方に
は、複数(本実施例では、一例として4台)のハンガー
ハンドル100を備えた搬送装置115が設けられてい
る。ハンガーハンドル100には、ベース102を挟ん
で両面に爪部104が設けられており、エアーシリンダ
101(図8参照)等の駆動手段の駆動力によってベー
ス102と爪部104との間隙を開閉するようになって
いる。
【0033】このベース102は、ハンドルブラケット
106に取付けられている。このハンドルブラケット1
06のベース108には、ロッドレスシリンダ110と
ガイドロッド112が対で上下方向に沿って取付けられ
ており、ハンガーハンドル100のベース102が、ロ
ッドレスシリンダ110とガイドロッド112との間に
掛け渡されて取付けられ、ロッドレスシリンダ110の
駆動によって上下移動するようになっている。
【0034】このハンガーハンドル100は、ベース1
02と爪部104との間を開いた状態で、ロッドレスシ
リンダ110の駆動によってブラケット94に保持され
ているハンガー22へ向けて下方移動して、ベース10
2と爪部104との間にハンガー22の上部を挟持する
ようになっている。このとき、爪部104がハンガー2
2に穿設された矩形孔38へ入り込んで、ハンガー22
を安定した状態で保持し、さらに、上方移動することに
よりハンガー22をハンガー引き入れ装置26から取り
出すことができる。
【0035】一方、図2及び図4に示されるように、搬
送装置115は、現像装置10の内部側壁で挿入口20
の近傍から乾燥部18の手前の間に上下に対で配置され
たガイドレール114を備えている。ガイドレール11
4の間には、個々のハンドルブラケット106に対応し
た複数のロッドレスシリンダ116がガイドレール11
4と平行に配置されている。ハンドルブラケット106
のベース108は、ガイドレール114に摺動可能に連
結されロッドレスシリンダ116の駆動によって、挿入
口20の近傍から乾燥部18の手前の間を移動可能とな
っている。このため、現像装置10では、ハンガーハン
ドル100にハンガー22を保持して処理液処理部86
内を移動させて、各処理槽にハンガー22と共にカラー
フィルム12を浸漬して、カラーフィルム12の処理液
処理を行なうよう。
【0036】図2及び図5に示されるように、処理液処
理部16と乾燥部18との間には、一対のガイドブラケ
ット118が設けられている。図5に示す如く、ガイド
ブラケット118の上縁部は、処理液処理部16側が高
く乾燥部18側が低くなるように傾斜されており、乾燥
部16内の先端部が上方に屈曲されている。
【0037】このガイドブラケット118には、処理液
処理部16内をハンガーハンドル100によって搬送さ
れたハンガー22が、ハンガーハンドル100から受け
渡される。このとき、ハンガーハンドル100は、所定
の位置でベース102と爪部104とによるハンガー2
2の挟持を解除して、ハンガー22の溝部36にガイド
ブラケット118の上縁が入り込むようにして受け渡
す。これによって、ハンガー22は、ガイドブラケット
118の上縁部の傾斜に沿って乾燥部16内へ向けて滑
り落ち、乾燥部18内の上方に屈曲された先端部の手前
の所定の位置で停止するようになっている。
【0038】一方、図2に示されるように、乾燥部18
内には、ハンガー22の搬送幅方向の両側に対向して一
対のチェーン120が設けられている(図2では一方の
み図示)。このチェーン120は、複数のスプロケット
122に巻き掛けられて上下方向に沿って複数回反転さ
れ、排出口28の近傍から処理液処理部16側へ戻され
ている。
【0039】図5に示されるように、一対のチェーン1
20には、所定間隔でホルダ124が対向して取付けら
れている。ホルダ124は、三角溝状の保持部126が
溝方向が一致するように互いに対向して突設されて、チ
ェーン120に回動自在に取付けられている。このホル
ダ124は、保持部126の溝面が常に上方へ向けられ
るようにバランスが取られている。
【0040】この乾燥部18に設けた一対のチェーン1
20の間には、前記したガイドブラケット118の先端
部が入り込んでいる。このため、チェーン120が処理
液処理部16側を上方移動することにより、ガイドブラ
ケット118の先端部で停止しガイドブラケット118
の両側に突出しているハンガー22の腕部34がホルダ
124の保持部126に収容される。この状態でチェー
ン120がさらに上方移動することによりハンガー22
がガイドブラケット118から持ち上げられ、チェーン
12の移動によって乾燥部18内を移動する。
【0041】また、この乾燥部18内には、処理液処理
されたカラーフィルム12を乾燥する温風が、図示しな
いヒータとファンによって発生されて供給されるるよう
になっており、ハンガー22に装着されて搬送されるカ
ラーフィルム12は、この温風によって処理液処理部1
6で付着した水分が除去されて乾燥される。
【0042】図2及び図6に示されるように、乾燥部1
8の排出口28側には、一対のガイドブラケット128
が設けられている。このガイドブラケット128は、一
対のチェーン120の間からケーシング14の排出口2
8へ向けて配置されており、ブラケット128の先端部
は、排出口28に装着されたハンガー収容装置24の箱
体44の内部に入り込むようになっている。また、図7
にも示すように、一対のガイドブラケット128は、上
縁部が乾燥部18側が高く排出口28側が低くなるよう
に傾斜されている。この一対のガイドブラケット128
の間隔は、ハンガー22の溝部36の間隔に合わせてあ
る。
【0043】このため、ハンガー22を保持して乾燥部
18内を搬送しているホルダ124がこのガイドブラケ
ット128の両側を通過するときに、ハンガー22の溝
部36へガイドブラケット128の上縁が入り込んで、
ハンガー22がガイドブラケット128へ受け渡され
る。ガイドブラケット128へ受け渡されたハンガー2
2は、ガイドブラケット128の傾斜している上縁に沿
って排出口28へ向けて滑る落ちるようになっている。
【0044】図7に示すように、ガイドブラケット12
8の先端部は、排出口28に装着されたハンガー収納装
置24の一対の無端ベルト58の間へ入り込んで、ガイ
ドブラケット128の先端部が、無端ベルト58の上側
よりも低い位置に達している。このため、ガイドブラケ
ット128の上縁を滑り落ちたハンガー22が、無端ベ
ルト58の間に掛け渡されるようになっている。この状
態で、ハンガー収容装置24内のモータ64が無端ベル
ト58を開口56と反対方向(矢印B方向)へ駆動させ
ることにより、ハンガー22は箱体44の奥方へ送り込
まれる。なお、ガイドブラケット128は、シャッター
28Aによって排出口28を閉止するときには、図示し
ない駆動手段によって装置内部へ引き入れられて、排出
口28の閉止を妨げることがないようになっている。
【0045】図8には、現像装置10の挿入口20及び
排出口28に装着されたハンガー収容装置24との間の
接続を示すブロック図を示している。現像装置10で
は、挿入口20及び排出口28にハンガー収容装置24
が装着されると、ハンガー収容装置24のコネクタ13
0と挿入口20、排出口28に設けたコネクタ132、
134とが接続されるようになっている。このコネクタ
130、132、134が接続されることにより、現像
装置10の制御装置136にハンガー収容装置24のモ
ータ54A、64が接続される。
【0046】一方、制御装置136には、挿入口20及
び排出口28のシャッター20A、28Aを作動させる
シャッターモータ20B、28B、ハンガー引き入れ装
置26、個々の搬送装置115、乾燥部18のチェーン
120を駆動させるモータ138等が接続されている。
ハンガー引き入れ装置26は、制御装置136から信号
によって図示しない電磁弁を操作してロッドレスシリン
ダ90及びエアーシリンダ96を作動させる。また、ブ
ラケット94に設けられているハンガー検出センサ99
によってハンガー22を持ち上げたか否かを制御装置1
36へ出力するようになっている。
【0047】搬送装置115では、制御装置136から
の信号によってロッドレスシリンダ110、116及び
エアーシリンダ101を作動させるようになっている。
なお、搬送装置115のハンガーハンドル100には、
ハンガー22の切欠40の有無及び位置を読み取るセン
サ140が設けられており、このセンサ140からの出
力を読み取って該当するハンガー22の搬送条件(例え
ば各処理液に浸漬している時間など)を設定するように
している。
【0048】また、ハンガー収容装置24には、連結解
除スイッチ142(図1も参照)が設けられており、こ
の連結解除スイッチ142を操作することによりシャッ
ター54によって開口56を閉止すると共に、現像装置
10へ連結を解除する旨の信号を出力する。現像装置1
0では、この連結解除の信号が入力されると、対応する
挿入口20又は排出口28を閉止するようになってい
る。
【0049】次に本実施例の作用を図9に示すフローチ
ャートを参照しながら説明する。この現像装置10で
は、挿入口20にハンガー収容装置24が配置されてい
ないときには、シャッター20Aによって挿入口20を
閉止している。また、排出口28にハンガー収容装置2
4が配置されていないときには、シャッター28Aによ
って排出口28を閉止し、ケーシング14内を確実に遮
光している。
【0050】この現像装置10の挿入口20に装着され
るハンガー収容装置24には、予め暗室でカラーフィル
ム12を装着したハンガー22を無端ベルト58の間に
掛け渡して収容し、この後、現像装置10の挿入口20
に装着される。このハンガー収容装置24は、架台50
に設けたキャスター52によって移動が自在であると共
に、カラーフィルム12を装着した多数のハンガー22
を収容することができる。
【0051】すなわち、カラーフィルム12が露光され
ないように、予め暗室等でハンガー収容装置24に収容
させてから現像装置10まで運搬してくれば、現像装置
10を明室に配置してもハンガー収容装置24の内部及
び現像装置10の内部を遮光しているため、現像装置1
0による処理前又は処理中のカラーフィルム12が不必
要に露光されることがない。
【0052】現像装置10は、挿入口20に露光済のカ
ラーフィルム12を収容したハンガー収容装置24が装
着されるとこのハンガー収容装置24からハンガー22
を引出して処理を開始する。なお、現像装置10では、
処理の開始に先立って例えば各処理液の温度、乾燥部1
8内の温風の温度がカラーフィルム12を最適な状態に
処理可能に立ち上げられている。また、排出口26に
は、処理されたカラーフィルム12が装着されたハンガ
ー22を収容するハンガー収容装置24が装着されてい
る。
【0053】図9に示すフローチャートの最初のステッ
プ200では、挿入口20にハンガー収容装置24が装
着されたかを確認し、ハンガー収容装置24が装着され
ているときには、ハンガー収容装置24のシャッター5
4及び挿入口20のシャッター20Aを開いてハンガー
収容装置24内と現像装置10の内部を連通する(ステ
ップ202)。この後、次のステップ204では、ハン
ガー収容装置24のモータ64を駆動して、ハンガー2
2を開口56側へ移動させる。
【0054】次のステップ206では、ハンガー引き入
れ装置26のロッドレスシリンダ90を駆動してブラケ
ット94の先端をハンガー収容装置24の内部に挿入
し、さらに、エアーシリンダ96を作動させてハンガー
22を持ち上げ、さらに、ロッドレスシリンダ90を作
動させて、ブラケット94と共にカラーフィルム12が
装着されたハンガー22を現像装置10内へ引き入れ
る。
【0055】次のステップ208では、ブラケット94
に設けたハンガー検出センサ99によって、ハンガー引
き入れ装置26でハンガー22を持ち上げているかを確
認する。ここで、ブラケット94によってハンガー22
が持ち上げられていないときには、ステップ112へ移
行して、ハンガー収容装置24内にハンガー22が無く
なったことを報知する。なお、このときに、ハンガー2
2の持ち上げ動作を複数回行い、間違いなくハンガー収
容装置24内にハンガー22が無くなったことを確認す
るようにしてもよく、また、ハンガー検出センサ99に
代えてハンガー収容装置24の箱体44内にハンガー2
2の有無を検出するセンサを設けて確認するようにして
もよい。
【0056】次のステップ210では、ハンガーハンド
ル100のエアーシリンダ101を駆動して、ハンガー
ハンドル100のベース102と爪部104との間隙を
開いた状態で、搬送装置115のロッドレスシリンダ1
10を駆動してハンガーハンドル100を下降させて、
ベース102と爪部104との間でハンガー22を挟み
込んで、ブラケット94からハンガー22を取り出す。
【0057】このハンガー22のブラケット94からの
取出し動作は、現像装置10内での処理の進行に合わせ
て行なわれる。なお、現像装置10内での処理の進行に
合わせてハンガー引き入れ装置26を作動させて、この
ハンガー引き入れ装置26の動作に連続させてハンガー
ハンドル100を作動させてもよい。
【0058】この後、現像装置10では、搬送装置11
5のロッドレスシリンダ110、116駆動させてハン
ガーハンドル100を移動させ、ハンガー22と共にカ
ラーフィルム12を処理液処理部16内を搬送しなが
ら、順次各処理液に所定時間浸漬して、カラーフィルム
12の処理液処理を行なう。このとき、ハンガーハンド
ル100に設けたセンサ140によってハンガー22の
切欠40の有無及び位置を読み取って、この読み取り結
果に応じた処理を進行させる。
【0059】さらに、現像装置10では、カラーフィル
ム12の処理液処理部16での処理が終了すると、ハン
ガー22を乾燥部18へ送り込み、乾燥部18でのカラ
ーフィルム12の乾燥処理を行なう。この乾燥部18で
は、チェーン120に取付けたホルダ124によってハ
ンガー22を保持しなが搬送して、ハンガー22に装着
されたカラーフィルム12へ温風を吹き付けてカラーフ
ィルム12の乾燥処理を行なう。
【0060】このハンガー22が乾燥部18内を搬送さ
れて、排出口28の近傍に達し、ホルダ124が、ガイ
ドブラケット128の外方を上方から下方へ移動する
と、このホルダ124に支持されているハンガー22の
溝部36にガイドブラケット128の上縁部が入り込ん
で、ホルダ124からハンガー22を取り出す。この状
態で、さらにホルダ124が下方へ退避すると、ハンガ
ー22がガイドブラケット128に支持されて受け渡さ
れる。
【0061】ガイドブラケット128へ受け渡されたハ
ンガー22は、ガイドブラケット128の上縁を傾斜に
沿って排出口28へ向けて滑り落ち、排出口28を通過
して、排出口28に装着されたハンガー収容装置24へ
移動する。排出口28に設けたハンガー収容装置24で
は、現像装置10から乾燥処理の終了したカラーフィル
ム12が装着されたハンガー22が送り込まれると、モ
ータ64を駆動して、無端ベルト58に掛け渡して保持
したハンガー22を箱体44の奥方へ送り込んで収容し
ていく。
【0062】排出口28に装着したハンガー収容装置2
4には、このようにして、順次、現像装置10で現像処
理の終了したカラーフィルム12が装着されたハンガー
22が送り込まれて収容される。このため、現像装置1
0で処理の終了したハンガー22を一つ一つ、手作業で
取り出す必要がなくなる。また、現像装置10の挿入口
20に設けたハンガー収容装置24と同一であるので、
挿入口20でハンガー22の供給の終了したハンガー収
容装置24を排出口28に装着しなおすようにして、ハ
ンガー収容装置24を効率的に使用することができる。
【0063】ここで、挿入口20に装着しているハンガ
ー収容装置24を現像装置10から取り外すときには、
ハンガー収容装置24に設けた連結解除スイッチ142
を操作する。この連結解除スイッチ142の操作によっ
て、ハンガー収容装置24では、シャッター54を作動
させて開口56を閉止する。一方、現像装置10では、
連結解除スイッチが操作されると、シャッター20Aを
作動させて挿入口20を閉止する。また、排出口28に
装着しているハンガー収容装置24を現像装置10から
取り外すときにも、同様にして連結解除スイッチ142
を操作して、ハンガー収容装置24の開口56を閉止す
る。このとき現像装置10では、排出口28から突出し
ているガイドブラケット128を装置内部へ引き入れた
後、シャッター28Aによって排出口28を閉止する。
【0064】このようにして、現像装置10の挿入口2
0又は排出口28からハンガー収容装置24を取り外せ
ば、ハンガー収容装置24内は勿論、現像装置10を明
室内に配置しても、現像装置10の内部に不必要に光が
入り込むことがなく、挿入口20、排出口28から現像
装置10のケーシング14内に入り込んだ光が、処理液
処理部16で処理中のカラーフィルム12を不必要に露
光してしまうと言う問題が生じることがない。これと共
に、現像装置10を明室に配置しているため、カラーフ
ィルム12の現像作業を行なうために暗室内での作業を
極力減らすことができ、作業環境を大幅に改善すること
ができる。
【0065】なお、本実施例は、本発明の構成を限定す
るものではない。例えば、現像装置10にハンガー引き
入れ装置26を設けたが、このハンガー引き入れ装置2
6の代えて、ハンガー収容装置24にハンガー送り込み
機構を設けてもよい。また、箱体44の内部でハンガー
22を移動させる構造としては、無端ベルト58に限ら
ず、チェーンやローラを用いてもよい。さらに、本実施
例では、搬送装置115とは別に現像装置10内にハン
ガー引き入れ装置26を設けたが、現像装置10内での
ハンガー22の搬送装置115にハンガー収容装置24
からハンガー22を引き出す機能を併設させたものであ
ってもよい。
【0066】さらに、本発明は、一般的構成の保持部材
及び感光材料処理装置に適用が可能である。例えば保持
部材としては、一般に市販されているハンガーの適用も
可能であり、また、図10に示す如きハンガー150の
適用も勿論可能である。
【0067】図10には、保持部材の例として上部(図
10の紙面上方)の腕部152に略コ字状のフレーム1
54を連結して構成したハンガー150を示している。
このハンガー150のフレーム154には、複数のクリ
ップ42が取付けられており、このクリップ42に例え
ば8インチ×10インチのカットシートフィルムである
カラーフィルム12の周縁部を挟んでカラーフィルム1
2を吊り下げることができる。なお、ハンガー150の
腕部152には、この検出板156の有無及び位置を検
出することにより、ハンガー150に吊り下げているカ
ラーフィルム12の種類を特定可能となっている。
【0068】このハンガー150は、腕部152を無端
ベルト58の間に掛け渡した状態でハンガー収容装置2
4内に収容可能となっている。なお、ハンガー150
は、フレーム154に設けたガイド板155等によって
吊り下げているカラーフィルム12が不必要に周囲の部
材と接触するのを防止している。
【0069】本発明を適用可能な感光材料処理装置とし
ては、搬送装置115に限らず、他の搬送機構を備えた
ものであってもよい。例えば図11には、現像装置10
にハンガー150の搬送が可能な搬送装置162を設け
たものである。この搬送装置162は、略ノコギリ歯状
の固定枠164と移動枠166を備えており、固定枠1
64の谷状の保持部168にハンガー150の腕部15
2の両端部を掛け渡して保持する。また、移動枠166
は、図示しないリンク機構によって円弧状に回転移動し
て、固定枠164の上流側の保持部168からハンガー
150を持ち上げて、下流側の保持部168へ順に移し
て搬送する。なお、上流側の処理槽から下流側の処理槽
へカラーフィルム12を送り込むときは、移動枠166
とは別に大きくハンガー150を上昇させて、上流側の
処理槽からカラーフィルム12と共にハンガー150を
引き出して下流側の処理槽へ挿入する昇降手段を備えて
いる(図示省略)。
【0070】この搬送装置162へハンガー150を受
け渡すハンガー引き入れ装置26には、ブラケット94
の先端部にハンガー150の腕部152を保持する切欠
98Aを形成し、この切欠98Aに保持したハンガー1
50を固定枠164の最上流の保持部186Aへ受け渡
すようにすればよい。
【0071】なお、保持部材及び感光材料処理装置は、
処理する感光材料に合わせたものであることは言うまで
もないが、感光材料、保持部材及び感光材料処理装置に
合わせて箱体44の大きさを決定する必要があることは
勿論である。例えば、現像装置10で長尺のカラーフィ
ルム12を処理するときには、吊り下げたときに長くな
るので、保持部材の上下の移動量を大きくした搬送装置
を構成する必要があり、現像装置10の挿入口20、ケ
ーシング14等も高さ寸法を大きくする必要がある。さ
らに、ハンガー収容装置24においても箱体44の上下
方向の寸法も大きくしなければならない。即ち、処理す
る感光材料に合わせて感光材料処理装置及び保持部材を
選択すると共に、感光材料供給装置の構造も処理する感
光材料に合わせるようにすればよい。
【0072】また、本実施例では、カラーフィルム12
を現像処理する現像装置10に本発明を適用してが、印
画紙等の他の感光材料を処理する感光材料処理装置に適
用することができ、処理する感光材料の形状に合わせた
保持部材及びこの保持部材の収容部を構成するものであ
ってよい。
【0073】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の感光材料供
給装置によれば、感光材料を保持部材に装着して、この
保持部材を吊り下げた状態で搬送する感光材料処理装置
への感光材料を供給作業を簡略化することができる。ま
た、箱体によって感光材料処理装置への感光材料の挿入
口を覆うことができるため、感光材料処理装置の内部を
遮光して明室に配置することができる。これによって、
感光材料処理装置での現像処理を行なうための作業環境
を大きく改善することができる優れて効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に適用したハンガー収容装置を示す斜
視図である。
【図2】本実施例に適用した現像装置の概略構成図であ
る。
【図3】本実施例に適用したハンガーを示す正面図であ
る。
【図4】現像装置の挿入口近傍を示す概略側面図であ
る。
【図5】処理液処理部と乾燥部とのハンガーの受け渡し
機構を示す要部斜視図である。
【図6】現像装置の排出口近傍を示す概略側面図であ
る。
【図7】現像装置からのハンガーの排出機構を示す要部
斜視図である。
【図8】現像装置とハンガー収容装置との接続を示すブ
ロック図である。
【図9】現像装置へのカラーフィルムの供給の一例を示
すフローチャートである。
【図10】保持部材として感光材料の処理に適用可能な
ハンガーの一例を示す正面図である。
【図11】図11に示すハンガーを用いたときの本発明
の適用例を示す現像装置の挿入口近傍の概略側面図であ
る。
【符号の説明】
10 現像装置(感光材料処理装置) 12 カラーフィルム(感光材料) 14 ケーシング 20 挿入口 20A シャッター 22 ハンガー(保持部材) 24 ハンガー収容装置(感光材料供給装置) 26 ハンガー引き入れ装置(感光材料供給装置、供
給手段) 44 箱体 52 キャスター 54 シャッター 56 開口 58 無端ベルト(装填部、移動手段) 115 搬送装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を保持部材により吊り下げ保持
    しながら搬送手段によって搬送して処理する感光材料処
    理装置へ感光材料を供給する感光材料供給装置であっ
    て、中央部に前記感光材料が吊り下げられた前記保持手
    段の両端部を支持して多数の保持手段を装填可能な装填
    部と、前記装填部に支持された前記保持部材を順次前記
    感光材料処理装置の挿入側まで移動する移動手段と、挿
    入側に移動された前記保持部材を前記装填部から持ち上
    げて取出し所定のタイミングで前記感光材料処理装置の
    所定位置へ受け渡す供給手段と、を有することを特徴と
    する感光材料供給装置。
  2. 【請求項2】 感光材料を保持部材により吊り下げ保持
    しながら搬送手段によって搬送して処理する感光材料処
    理装置へ感光材料を供給する感光材料供給装置であっ
    て、中央部に前記感光材料が吊り下げられた前記保持手
    段の両端部を支持して多数の保持手段を装填可能な装填
    部と、前記装填部を遮光可能に設けられ前記感光材料処
    理装置の挿入側に対向する面に前記保持手段と共に前記
    感光材料が通過可能な開口が設けられた箱体と、前記箱
    体の開口を閉止したときに箱体内部を遮光する開閉手段
    と、前記箱体を移動自在に支持する車輪と、前記装填部
    の前記保持部材を前記箱体の開口へ向けて順次移動する
    移動手段と、前記箱体の開口側に移動された前記保持部
    材を前記感光材料と共に持ち上げて取出し所定のタイミ
    ングで前記感光材料処理装置の所定位置へ受け渡す供給
    手段と、を有することを特徴とする感光材料供給装置。
  3. 【請求項3】 前記感光材料処理装置がケーシング内に
    収容されているときに、前記箱体が前記感光材料処理装
    置の感光材料挿入用の開口を覆い、前記感光材料処理装
    置内を遮光することを特徴とする請求項2の感光材料供
    給装置。
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