JPH07175029A - 液晶光学システム - Google Patents

液晶光学システム

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JPH07175029A
JPH07175029A JP4251184A JP25118492A JPH07175029A JP H07175029 A JPH07175029 A JP H07175029A JP 4251184 A JP4251184 A JP 4251184A JP 25118492 A JP25118492 A JP 25118492A JP H07175029 A JPH07175029 A JP H07175029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
liquid crystal
crystal panel
dichroic
dichroic coating
Prior art date
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Pending
Application number
JP4251184A
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English (en)
Inventor
Masataka Izawa
正隆 伊澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
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Publication of JPH07175029A publication Critical patent/JPH07175029A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶光学システムにおける液晶パネルの出射
側への迷光の入射を遮断する。 【構成】 液晶パネル84,88,91の出射面からク
ロスダイクロイックミラー間にダイクロイックコート膜
dc2 、dc4 、dc6 を形成し、光合成ミラー装置8
5のガラスケーシング1と各液晶パネル84,88,9
1間に冷却液層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶プロジェクター等
におけるアモルファスシリコン薄膜トランジスタを用い
た液晶パネルを使用する液晶光学システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶プロジェクションテレビに
おいては、光源からのカラー光をダイクロイックミラー
で分離した後に合成し、投影レンズを通してスクリーン
上に画像を形成するようにしている。すなわち、図3に
示すようにハロゲンランプ又はメタルハライドランプ等
の光源151aを有する集光リフレクタ151から投射
された白色光Cw は紫外線及び赤外線を除去されたの
ち、三色分離ミラー装置79に入射する。ダイクロイッ
クミラー80で分離されたレッド光CR は、全反射鏡8
2,83で反射されたのち液晶としての液晶パネル84
を通過後、三色合成ミラー装置85に入射する。三色分
離ミラー装置79を直進したグリーン光CGは液晶パネ
ル88の通過後、三色合成ミラー装置85に入射する。
三色分離ミラー装置79のダイクロイックミラー81で
分離されたブルー光CB は、全反射鏡89,90で反射
された後液晶パネル91を通過後、三色合成ミラー装置
85に入射する。この三色合成ミラー装置85に入射し
た各色光CR 、CG 、CB はダイクロイックミラーによ
り合成されたのち、投影レンズ95を有するレンズ部9
6から三色(R,G,B)を含む光線Lとして出射さ
れ、スクリーンS上に画像を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記合
成ミラー装置85においては、図4に示すように、例え
ばレッド光用の液晶パネル84の出射側から他の分離光
が迷光ro として入射し、他の液晶パネルについても同
様のことが言える。液晶パネルとしてはアモルファスシ
リコン薄膜トランジスタ(a−SiTFT)および多結
晶シリコン薄膜トランジスタ(p−SiTFT)を用い
たものがあるが、一般にa−SiTFTが多く用いられ
ている。しかしながら、a−SiTFTには、パネルの
出射側から光を当てると、抵抗が下がり光電効果が生じ
コントラストが低下する。これは、アモルファス太陽電
池における光学反応と同様に、TFTが出射側からの光
に反応し、その動作抵抗が変化して液晶の容量により応
答速度が変化して、コントラストが低下する。又、他の
要因によっても低下する。したがって、上述の合成ミラ
ー装置85においては、レッド光、ブルー光、グリーン
光の完全なる合成が不可能となり、色純度が低下してス
クリーン上に良好な画像を投影できない。
【0004】また、各ダイクロイックミラーへの入射角
度はそれぞれ45°近辺であり、ダイクロイックミラー
の角度シェーディング量(光波長/角度変化)が、S偏
向とP偏向で異なり、反射すべき色光を透過してしま
い、液晶パネルの出射側に反対色(ブルー対レッド)が
入射し、結局コントラスト悪化の要因ともなっている。
【0005】本発明は、かかる点に鑑み、液晶パネルへ
の出射側への迷光の入射を防止して液晶パネルの作用を
完全に発揮しうるような液晶光学システムを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、ダイ
クロイックミラーと液晶パネルを組合せて光を分離合成
して画像を形成する液晶光学システムにおいて、分離さ
れた色光に対応した液晶パネルの出射側にその液晶パネ
ルを透過する分離された色光のみを透過し、他の色光を
遮蔽するフィルタを形成した。
【0007】
【作用】液晶パネルの出射面又は液晶パネルと組合せて
使用されるダイクロイックミラーと液晶パネル間に、例
えば、ダイクロイックミラー面に形成された蒸着膜すな
わちダイクロコート又は冷却液層を設ける。このダイク
ロコート面はその液晶パネルが透過すべき光に対応して
形成され、例えば、液晶パネルがレッド光を透過する場
合には、対応ダイクロコート面はレッド光のみを透過す
るが、ブルー光およびグリーン光は反射するように形成
されている。また、冷却液層は迷光の液晶パネル面への
入射を防止する。
【0008】このように、液晶パネルの出射側にその液
晶パネルが透過すべき光のみを透過し、他の光は反射す
るフィルタを形成すれば液晶パネルの出射側からの迷光
の入射を有効に防止できる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。図1において、本発明の液晶光学システ
ムは、例えば光合成ミラー装置85に適用される。前記
光合成ミラー装置85は互いに直交配置されたダイクロ
イックミラー92,93と、このダイクロイックミラー
92,93を収納するためのガラスケーシング1を備え
ている。ガラスケーシング1とダイクロイックミラー9
2,93間には、4つの3角形の空間S1 、S2 …S4
が形成され、これら空間内にはガラスの屈曲率とほぼ同
等の屈折率の液体が充填されている。レッド光反射用の
前記ダイクロイックミラー92に対応してレッド光用の
液晶パネル84が設けられるとともに、前記ダイクロイ
ックミラー93に対応してブルー光用の液晶パネル91
が設けられ、更にグリーン光用の液晶パネル88が前記
両液晶パネル84,91に対応して設けられている。
【0010】前記各液晶パネル84,88,91に対応
するガラスケーシング面にダイクロイックコート膜dc
2 、dc6 、dc4 が形成されている。なお、これらダ
イクロイックコート膜dc2 、dc6 、dc4 の代りに
前記各液晶パネル84,88,91の各光の出射側には
ダイクロイックコート膜dc1 、dc5 、dc3 がそれ
ぞれ蒸着形成されてもよい。これらダイクロイックコー
ト膜dc1 、dc6 は光学ガラス面に屈折率の小さい薄
膜と大きい薄膜を、10〜20層程度交互に積み重ねて
形成され、これらの材質としては主に屈折率nの大きい
材料としてTiO2 (n=2.55)、小さい材料とし
てはSiO2 (n=1.46)が用いられる。それらの
厚み、層数をコントロールしてダイクロイックコート膜
dc1 、dc2 はレッド光CR のみを透過し、他の光す
なわちグリーン光CG 、ブルー光CB は反射し、ダイク
ロイックコート膜dc5 、dc6 はグリーン光CG のみ
を透過し、レッド光CR 、ブルー光CB は反射し、ダイ
クロイックコート膜dc3、dc4 はブルー光CB のみ
を透過し、グリーン光CG 、レッド光CR を反射するよ
うに形成される。
【0011】また、上述のダイクロイックコート膜dc
1 、dc2 、dc3 は液晶パネルを三色共通化した場合
には適切ではない。これらダイクロイックコート膜は各
ダイクロイックミラーの出射面からダイクロイックミラ
ー迄の間であれば良く、特に、ダイクロイックミラーの
交差部分によるスクリーン上のボケを排除する為の液体
を封入した図1の場合には、ダイクロイックコート膜d
2 、dc6 、dc4が形成される。このダイクロイッ
クコート膜dc2 、dc6 、dc4 に加えて上述のダイ
クロイックコート膜dc1 、dc5 、dc3 を形成する
ようにしてもよい。
【0012】このようなダイクロイックコート膜からな
るフィルタを液晶パネルの出射面と、ダイクロイックミ
ラーの間に設ければ、出射側に透過すべき色光以外の迷
光又は希望しない透過光による液晶パネルへの入射を有
効に防止できる。
【0013】なお、フィルタとしては、図2に示すよう
にガラスケーシング1の隅部が外方に取付片2,2…2
を張出させ、これら取付片2間に各液晶パネル84,8
8,91の側面を密封状態で保持し、各液晶パネルの出
射面とガラスケーシング間の収納空間S10、S11、S12
内に例えばエチレングリコールとグリセリンとの混合冷
却液を充填し、この冷却液により迷光を遮断するように
してもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
三色光を分離合成する液晶パネルを使用した光学システ
ムにおいて、液晶パネルの出射側に入射する迷光を完全
に遮断でき、液晶パネルのコントラストおよび色純度を
低下させることがなく、三色光の分離合成が完全に行わ
れ得るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶光学システムの構成図である。
【図2】本発明の液晶光学システムの他の構成図であ
る。
【図3】従来の光分離合成システムを示す構成図であ
る。
【図4】従来の光分離合成システムの問題点を示す説明
図である。
【符号の説明】
dc1 、dc2 、dc6 …ダイクロイックコート膜 S10、S11、S12…冷却液収納空間 1…ガラスケーシング 2…取付片 84,88,91…液晶パネル 92,93…ダイクロイックミラー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイクロイックミラーと液晶パネルを組
    合せて光を分離又は合成して画像を形成する液晶光学シ
    ステムにおいて、分離された色光に対応した液晶パネル
    の出射面からダイクロイックミラー間にその液晶パネル
    を透過する色光を透過し、他の色光を遮蔽するフィルタ
    を形成したことを特徴とする液晶光学システム。
JP4251184A 1992-09-21 1992-09-21 液晶光学システム Pending JPH07175029A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4251184A JPH07175029A (ja) 1992-09-21 1992-09-21 液晶光学システム

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JP4251184A JPH07175029A (ja) 1992-09-21 1992-09-21 液晶光学システム

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JPH07175029A true JPH07175029A (ja) 1995-07-14

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ID=17218936

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JP4251184A Pending JPH07175029A (ja) 1992-09-21 1992-09-21 液晶光学システム

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JP (1) JPH07175029A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6155685A (en) * 1996-10-31 2000-12-05 Minolta Co., Ltd. Projector
JP2002173373A (ja) * 2000-12-07 2002-06-21 Toshiba Corp 窒化アルミニウム焼結体およびその製造方法、並びにそれを用いた電子用部品
US7717566B2 (en) 2006-08-25 2010-05-18 Casio Computer Co., Ltd. Light source and projector employing light source

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JP2002173373A (ja) * 2000-12-07 2002-06-21 Toshiba Corp 窒化アルミニウム焼結体およびその製造方法、並びにそれを用いた電子用部品
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