JPH07174972A - 複写用変倍レンズ - Google Patents

複写用変倍レンズ

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JPH07174972A
JPH07174972A JP5322555A JP32255593A JPH07174972A JP H07174972 A JPH07174972 A JP H07174972A JP 5322555 A JP5322555 A JP 5322555A JP 32255593 A JP32255593 A JP 32255593A JP H07174972 A JPH07174972 A JP H07174972A
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JP
Japan
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lens
lens group
positive
negative
positive lens
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JP5322555A
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English (en)
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Toshihiko Ueda
歳彦 上田
Hiroki Kinoshita
博喜 木下
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Publication date
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/16Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective with interdependent non-linearly related movements between one lens or lens group, and another lens or lens group
    • G02B15/177Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective with interdependent non-linearly related movements between one lens or lens group, and another lens or lens group having a negative front lens or group of lenses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/143Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having three groups only
    • G02B15/1435Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having three groups only the first group being negative
    • G02B15/143503Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having three groups only the first group being negative arranged -+-

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、共役長を固定にし、変倍時にレンズ
全系を移動させるとともにレンズ群間隔を変化させて焦
点距離を可変にし、負正負の3群よりなる複写用変倍レ
ンズにおいて、0.5×〜2.0×という広い倍率範囲
においても歪曲収差、コマ収差、倍率色収差等の収差補
正が良好な複写用変倍レンズを提供することを目的とす
る。 【構成】原稿側より、少なくとも1枚の負レンズよりな
る第1負レンズ群、少なくとも4枚のレンズよりなる第
2正レンズ群、少なくとも1枚の負レンズよりなる第3
負レンズ群より構成され、第2正レンズ群はレンズ群の
中央に対して非対称であり、変倍時に、第1負レンズ群
と第2正レンズ群の間隔および第2正レンズ群と第3負
レンズ群の間隔を変化させるとともにレンズ全系を移動
させることにより、共役長を一定に保ったまま投影倍率
を変化させ、さらに各レンズ群間の間隔を所定の条件で
規定した複写用変倍レンズ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共役長固定で変倍を行
う複写用の変倍レンズに関し、特に、負正負といった3
レンズ群構成の複写用変倍レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写用変倍レンズとして、共
役長を固定にし、変倍時にレンズ全系を移動させるとと
もにレンズ群間隔を変化させて焦点距離を変える可変焦
点レンズ(ズームレンズ)について種々提案されてい
る。例えば、原稿側より順に、第1負レンズ群、第2正
レンズ群、第3負レンズ群から構成され、変倍時に、第
1・2レンズ群の間隔と第2・3負レンズ群の間隔を変
化させ変倍するズームレンズが、特開昭63−1809
27号公報、63−180928号公報、特開平1−1
23210号公報、4−328708号公報、4−32
8711号公報で提案されている。
【0003】特開昭63−180927号公報、63−
180928号公報に記載のズームレンズは、第2レン
ズ群をほぼ対称的なパワー配置にし、変倍に際し第1・
2レンズ群の間隔と第2・3レンズ群の間隔をほぼ対称
的に変化させ、基本的に全系として変倍時にも対称的な
構成をとるようにしている。また、特開平1−1232
10号公報、特開平4−328708号公報、特開平4
−328711号公報に記載のズームレンズは、変倍に
際し第1・2レンズ群の間隔と第2・3レンズ群の間隔
を非対称的に変化させ、全系として変倍時にも非対称的
な構成をとるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術において、第1・2レンズ群の間隔と第2・3レ
ンズ群の間隔をほぼ対称に変化させるものは、全系とし
て変倍時にも対称的な構成であるため、変倍時において
歪曲収差の変動は少ないものの、倍率色収差、コマ収差
の発生量が大きくなる。また、このような収差は、倍率
範囲を0.5×〜2.0×と大きくしたり、Fナンバー
を明るくすると特に顕著になる。
【0005】また、上記先行技術において、第1・2レ
ンズ群の間隔と第2・3レンズ群の間隔を非対称に変化
させるものは、変倍時においてコマ収差の発生量は減る
ものの、歪曲収差の変動が大きくなる。また、このよう
な収差は、倍率範囲を0.5×〜2.0×と大きくした
り、Fナンバーを明るくすると特に顕著になる。このよ
うに、従来の負正負といった3群よりなるズームレンズ
は、それぞれに一長一短があり、特に倍率範囲が大きい
場合、全域にわたって良好な収差補正がなされていなか
った。
【0006】
【目的】本発明は、上記課題を解決するため、共役長を
固定にし、変倍時にレンズ全系を移動させるとともにレ
ンズ群間隔を変化させて焦点距離を可変にし、負正負の
3群よりなる複写用変倍レンズにおいて、0.5×〜
2.0×という広い倍率範囲においても歪曲収差、コマ
収差、倍率色収差等の収差補正が良好な複写用変倍レン
ズを提供することを目的とする。
【0007】
【発明を解決する手段】このような目的を達成するため
に、請求項1の発明は、原稿側より、少なくとも1枚の
負レンズよりなる第1負レンズ群、少なくとも4枚のレ
ンズよりなる第2正レンズ群、少なくとも1枚の負レン
ズよりなる第3負レンズ群より構成され、第2正レンズ
群はレンズ群の中央に対して非対称であり、変倍時に、
第1負レンズ群と第2正レンズ群の間隔および第2正レ
ンズ群と第3負レンズ群の間隔を変化させるとともにレ
ンズ全系を移動させることにより、共役長を一定に保っ
たまま投影倍率を変化させ、さらに各レンズ群の間隔を
所定の範囲に規定したことを特徴としている。
【0008】また、請求項2の発明は、原稿側より、少
なくとも1枚の負レンズよりなる第1負レンズ群、少な
くとも3枚のレンズよりなる第2正レンズ群、少なくと
も1枚の負レンズよりなる第3負レンズ群より構成さ
れ、第2正レンズ群はレンズ群の中央に対して非対称で
あり、全レンズ系のうちに少なくとも1つの非球面を有
し、変倍時に、第1負レンズ群と第2正レンズ群の間隔
および第2正レンズ群と第3負レンズ群の間隔を変化さ
せるとともにレンズ全系を移動させることにより、共役
長を一定に保ったまま投影倍率を変化させ、さらに各レ
ンズ群の間隔を所定の範囲に規定したことを特徴として
いる。
【0009】また、請求項3の発明は、原稿側より、少
なくとも1枚の負レンズよりなる第1負レンズ群、少な
くとも4枚のレンズよりなる第2正レンズ群、少なくと
も1枚の負レンズよりなる第3負レンズ群より構成さ
れ、第2正レンズ群はレンズ群の中央に対して非対称で
あり、変倍時に、第1負レンズ群と第3負レンズ群を第
2正レンズ群に対して略対称的に移動させるとともにレ
ンズ全系を移動させ、かつ、第2正レンズ群中のレンズ
間隔を少なくとも1つ変化させることにより共役長を一
定に保ったまま投影倍率を変化させ、さらに第2正レン
ズ群中のレンズ間隔を所定の範囲に規定したことを特徴
としている。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明の複写用変倍レンズを適用した複写機の光学系を
示す。原稿台ガラス10上に載置される原稿像は、原稿
を照明する照明系11と第1ミラー12よりなる第1ス
ライダー1と、第2ミラー21、第3ミラー22よりな
る第2スライダー2により走査され、変倍(ズーム)レ
ンズ3により変倍され、第4ミラ−41、第5ミラー4
2、第6ミラー5を介して感光体6上に投影結像され
る。この光学系は、共役長が固定であり、変倍レンズ3
の全系移動とともにレンズ群間隔を変化させ、レンズの
焦点距離を可変して変倍する。
【0011】以下、実施例1〜11を説明する。実施例
1〜4、9〜11の変倍レンズは、各々図3〜6、11
〜13に示すように、原稿側より、少なくとも1枚のレ
ンズよりなる第1負レンズ群、少なくとも4枚のレンズ
よりなる第2正レンズ群、少なくとも1枚の負レンズよ
りなる第3負レンズ群より構成され、第2正レンズ群は
レンズ群の中央に対して非対称であって、変倍時には第
1負レンズ群と第2正レンズ群との間隔と第2正レンズ
群と第3負レンズ群との間隔を変化させるとともにレン
ズ全系を移動させることにより、共役長を一定に保った
まま投影倍率を変化させるようにした複写用変倍レンズ
である。第2正レンズ群を少なくとも4枚のレンズで構
成することで、Fナンバーが明るく、倍率範囲が大きな
場合でも、主に球面収差、像面湾曲等の歪曲収差以外の
収差補正を容易にするとともに、第2正レンズ群に非対
称性をもたせることでコマ収差の補正を良好にしてい
る。実施例1〜4、9〜11の変倍レンズは、さらに以
下の条件式を満たしている。 (1) 0.3<d12E/d12R<1.5 (2) 0.5<d23E/d23R<3.0 d12E;拡大端での第1負レンズ群、第2正レンズ群間
の間隔 d12R;縮小端での第1負レンズ群、第2正レンズ群間
の間隔 d23E;拡大端での第2負レンズ群、第3正レンズ群間
の間隔 d23R;縮小端での第2負レンズ群、第3正レンズ群間の
間隔 これらの条件式(1)、(2)は歪曲収差の変動を抑え
るための条件で、上限、下限を越えると、0.5×〜
2.0×の大きい倍率範囲では、歪曲収差の変動が大き
くなる。例えば、実施例1の如く、拡大時に第1・2レ
ンズ群の間隔を小さく、第2・3レンズ群の間隔を大き
くさせるとともに、縮小時に第1・2レンズ群の間隔を
大きく、第2・3レンズ群の間隔を小さくするようなレ
ンズ群の移動方法のように(例えば、図14参照)、第
1・3レンズ群を第2レンズ群に対し非対称的に変化さ
せる場合、変倍時にレンズ全系があまり強い非対称性を
もつと歪曲収差の変動が大きくなり、それを抑える必要
がある。この変動は倍率範囲が大きくなると特に顕著と
なる。そこで、条件式(1)により、レンズ全系の非対
称性をあまり強くしないよう規定し、変倍時の歪曲収差
の変動を抑えている。また、例えば、実施例2〜4、9
〜11の如く、第1・第3レンズ群を第2レンズ群に対
してほぼ対称的に移動させる(拡大時、縮小時に第1・
2レンズ群の間隔を大きくし、等倍時に第1・2レンズ
群の間隔を小さくする)とともに、倍率m時と1/m時
の第1・2レンズ群の間隔がほぼ同じとなるように、そ
して、倍率m時と1/m時の第2・3レンズ群の間隔が
ほぼ同じとなるようにレンズ群を移動させる場合(例え
ば、図15参照)、変倍時の歪曲収差の変動は抑えるこ
とができるもの、歪曲収差以外の収差、特にコマ収差の
発生が大きくなり、それを抑える必要がある。倍率範囲
が大きくなると、この収差の発生は特に顕著となる。こ
の場合、第2正レンズ群をレンズ群の中央に対して対称
的なパワー配置にすると特に収差補正が困難となる。
【0012】そこで、実施例1〜4、9〜11では第2
正レンズ郡のパワー配置に非対称性にするとともに、第
2正レンズ郡の構成枚数を4枚として、コマ収差等の収
差補正を良好に行うようにしている。このように、実施
例1〜4、9〜11の変倍レンズは変倍時も極端に非対
称的なパワー配置とならないため歪曲収差の変動が大き
くならず、また完全対称的なパワー配置ともならず、さ
らに、第2正レンズ群の構成枚数も4枚あるためコマ収
差等の収差発生も大きくならない。
【0013】第2正レンズ群の非対称なパワー配置につ
いてさらに説明する。実施例1、2、9〜11では、第
2正レンズ群を原稿側より順に、第1正レンズ、第2正
レンズ、像側に強い凹面を向けた負レンズ、第3正レン
ズより構成することにより、第2正レンズ群を非対称な
パワー配置にして、Fナンバーが比較的明るい場合、例
えば5.6〜6.5においても諸収差を良好に補正して
いる。実施例1、2の変倍レンズは、第2正レンズ群を
原稿側より順に、凸面を原稿側に向けた2枚の正メニス
カスレンズ、凹面を像側に向けた負メニスカスレンズ、
両凸レンズより構成している。
【0014】実施例9〜11の変倍レンズは、第2正レ
ンズ群を原稿側より順に、凸面を原稿側に向けた2枚の
正メニスカスレンズ、両凹レンズ、両凸レンズより構成
している。実施例3では、第2正レンズ群を原稿側より
順に 両凸レンズ、両凹レンズ、原稿側に凹面を向けた
正メニスカスレンズ、両凸レンズより構成して、第2正
レンズ群を非対称なパワー配置にし、比較的広い画角に
おいてもコマ収差、像面湾曲を良好に補正している。実
施例4では、第2正レンズ群を原稿側より順に、両凸レ
ンズ、両凹レンズ、原稿側に凹面を向けた負メニスカス
レンズ、両凸レンズより構成して、第2正レンズ群を非
対称な配置にし、比較的広い画角においてもコマ収差、
像面湾曲を良好に補正している。
【0015】実施例5〜8の変倍レンズは、図7〜10
に示すように、原稿側より、少なくとも1枚の負レンズ
よりなる第1負レンズ群、少なくとも3枚のレンズより
なる第2正レンズ群、少なくとも1枚の負レンズよりな
る第3負レンズ群より構成され、第2正レンズ群はレン
ズ群の中央に対して非対称であって、全レンズ系のうち
に少なくとも1つの非球面を有し、変倍時には第1負レ
ンズ群と第2正レンズ群との間隔と第2正レンズ群と第
3負レンズ群との間隔を変化させるとともにレンズ全系
を移動させることにより、共役長を一定に保ったまま投
影倍率を変化させるようにした複写用変倍レンズであ
る。全レンズ系のうちの少なくとも1つのレンズ面を非
球面とすることで、Fナンバーが明るい場合において
も、倍率範囲が大きな場合においても、諸収差の補正を
良好にしている。また、第2正レンズ群に非対称性をも
たせることで主にコマ収差の補正を可能にしている。さ
らに、実施例5〜8の変倍レンズは、前記条件式
(1)、(2)を満たしている。
【0016】これらの条件式(1)、(2)は、前述し
たように、歪曲収差の変動を抑えるための条件で、上
限、下限を越えると、0.5×〜2.0×の大きい倍率
範囲では、拡大端、縮小端での歪曲収差の変動が大きく
なる。例えば、実施例6の如く、拡大時に第1・2レン
ズ群の間隔を小さくし、第2・3レンズ群の間隔を大き
くするとともに、縮小時に第1・2レンズ群の間隔を大
きくし、第2・3レンズ群の間隔を小さくするレンズ群
の移動方法のように(例えば、図14参照)、第1・3
レンズ群を第2レンズ群に対し非対称的に移動させる場
合、変倍時にあまり強い非対称性をもつと歪曲収差の変
動が大きくなるたり、それを抑える必要がある。この変
動は倍率範囲が大きくなると特に顕著となる。そこで、
条件式(1)により、レンズの非対称性をあまり強くし
ないよう規定し、変倍時の歪曲収差の変動を抑えてい
る。
【0017】また、例えば、実施例5、7、8の如く、
前述した図15(なお、この図15は、各実施例のレン
ズ群の動きのみを示したものであって、レンズ構成は一
つの実施例のものを代表させて記載している)にように
レンズ群を移動させる場合、変倍時の歪曲収差の変動は
抑えられるものの、歪曲収差以外の収差、特にコマ収差
の発生が大きくなるため、それを抑える必要がある。こ
の収差の発生は、倍率範囲が大きくなると特に顕著とな
る。この場合に、第2正レンズ群をレンズ群の中央に対
して対称的なパワー配置にすると特に収差補正が困難と
なる。そこで、実施例5、7、8では、第2正レンズ郡
のパワー配置に非対称性をもたせ、コマ収差等の収差補
正を良好にしている。このように、実施例5、7、8の
レンズは変倍時も極端な非対称的なパワー配置とならな
いため歪曲収差の変動が大きくならず、また完全対称的
なパワー配置ともならなず、コマ収差等の収差発生も大
きくならない。
【0018】第5実施例の第2正レンズ群は原稿側より
順に、凸面を原稿側に向けた2枚正メニスカスレンズ、
凹面を像側に向けた負メニスカスレンズ、両凸レンズよ
り構成され、正正負正のパワー配置により非対称性をも
たせている。実施例6、7、8の第2正レンズ群は、原
稿側より順に、原稿側に凸面を向けた正メニスカスレン
ズ、両凹レンズ、両凸レンズより構成され、正負正のパ
ワー配置により非対称性をもたせている。
【0019】実施例5〜8の変倍レンズは、等倍時に第
1・2レンズ群の間隔、第2・3レンズ群の間隔が小さ
くなり、拡大時と縮小時とで第1・2レンズ群の間隔、
第2・3レンズ群の間隔が大きくなり、第1・3レンズ
群が第2レンズ群から離れ、絞りが第2レンズ群に配置
されるため、この変倍時のレンズ群配置では第1・3レ
ンズ群のレンズの軸外主光線入射位置が光軸から離れる
ため、変倍時の歪曲収差の変動が大きくなったり、他の
収差の発生が大きくなったりする。この収差補正をする
ため、実施例5、6では、第1・3レンズ群に非球面を
配置し、軸外主光線の入射位置を各倍率において異なる
位置にして、変倍時の歪曲収差の変動を抑えている。ま
た、実施例6〜8では、また第2レンズ群に非球面を配
置して歪曲収差以外の収差、例えば、コマ、球面収差等
の補正を少ないレンズ枚数で可能にしている。
【0020】図15のように第1・3レンズ群を第2レ
ンズ群に対して略対称的に移動させる場合と、図14の
ように非対称的に移動させる場合について、これらの移
動方法、非球面の配置、および、第2レンズ群のレンズ
枚数に関して説明する。実施例5、7、8の変倍レンズ
は、拡大時、縮小時に第1・3レンズ群を第2レンズ群
に対し略対称的に移動させることで、歪曲収差の変動を
抑えるようにしている。
【0021】この構成において、実施例5では、第2レ
ンズ群のレンズ構成枚数を4枚として歪曲収差以外の収
差補正を良好にし、また実施例7、8においては、第2
レンズ群の少なくとも1面に非球面を配置して少ないレ
ンズ枚数で歪曲収差以外の諸収差の補正を良好にしてい
る。また、実施例6の変倍レンズは拡大時に第1・2レ
ンズ群の間隔が小さく、第2・3レンズ群の間隔が大き
く、縮小時に第1・2レンズ群の間隔が大きく、第2・
3レンズ群の間隔が大きく、変倍時に第1・3レンズ群
を第2レンズ群に対して非対称的に移動させている。こ
のような構成での歪曲収差の変動を抑えるため、第1・
3レンズ群に非球面を配置するとともに、第2レンズ群
にも非球面を設けて諸収差の補正をするようにしてい
る。このように実施例5〜8では、レンズ群の移動方
法、非球面の配置位置、第2レンズ群のレンズ枚数の設
定を収差補正上バランスの良い構成にして、大きな倍率
範囲での、歪曲収差、歪曲収差以外の収差の補正を良好
にしている。
【0022】実施例5〜8の非球面の配置、非球面形状
は以下のようになっている。実施例5では、第1レンズ
群の原稿側に凹面を向けた負メニスカスレンズの原稿側
の面を周辺にいくに従って曲率がゆるくなる非球面で形
成するとともに、第3レンズ群の像側に凹面を向けた負
メニスカスレンズの像側の面を周辺にいくに従って曲率
のきつくなる非球面で形成している。
【0023】実施例6では、第1レンズ群の原稿側に凹
面を向けた負メニスカスレンズの原稿側の面を周辺にい
くに従って曲率がゆるくなる非球面で形成し、第2レン
ズ群の原稿側に凸面を向けた正メニスカスレンズの原稿
側の面を周辺にいくに従って曲率のゆるくなる非球面で
形成し、第3レンズ群の像側に凹面を向けた負メニスカ
スレンズの原稿側の面を周辺にいくに従って曲率のゆる
くなる非球面で形成している。
【0024】実施例7では、第2レンズ群の両凹レンズ
の原稿側の面を周辺にいくに従って曲率がきつくなる非
球面で形成している。実施例8では、第1レンズ群の原
稿側に凸面を向けた正メニスカスレンズの原稿側の面を
周辺にいくに従って曲率がゆるくなる非球面で形成して
いる。実施例9〜11の変倍レンズは、図11〜13に
示すように、原稿側より順に、少なくとも1枚の負レン
ズよりなる第1負レンズ群、少なくとも4枚のレンズよ
りなる第2正レンズ群、少なくとも1枚の負レンズより
なる第3負レンズ群より構成され、第2正レンズ群はレ
ンズ群の中央に対して非対称であって、変倍時には第1
負レンズ群と第2正レンズ群の間隔および第2正レンズ
群と第3負レンズ群の間隔を変化させるとともにレンズ
全系を移動させることにより共役長を一定に保ったまま
投影倍率を変化させるようにした複写用変倍レンズであ
る。第2正レンズ群を少なくとも4枚のレンズで構成す
ることで、Fナンバーが明るく、倍率範囲が大きな場合
でも、主に球面収差、像面湾曲等の収差補正を容易にす
るとともに、第2正レンズ群に非対称性をもたせること
で主にコマ収差の補正を良好にしている。実施例9〜1
1の変倍レンズは、さらに、変倍時には第1・3レンズ
群を第2レンズ群に対し略対称的に移動させることで変
倍時の歪曲収差の変動を少なくしている。また、この変
倍レンズは、変倍時に第2正レンズ群中の少なくとも1
つのレンズとレンズの間隔を変化させ、変倍時に発生す
るコマ収差等をフロ−ティングで補正している。この構
成は、変倍時に第1・3レンズ群を第2レンズ群に対し
略対称的に移動させるような、変倍時のコマ収差の発生
の大きいレンズ群構成に対して、特に有効である。ま
た、この変倍レンズは、さらに以下の条件式を満たして
いる。 (3)0.01<|△dn/dn|<1.5 △dn;変倍時に第2正レンズ群中で変化するレンズと
レンズとの間隔の変倍時の間隔と等倍時の間隔との差 dn ;変倍時に第2正レンズ群中で変化するレンズと
レンズの間隔の等倍時の間隔 この条件式(3)の下限を越えると変倍時に発生するコ
マ収差の補正が不充分となり、上限を越えるとコマ収差
の補正が過剰となって像面性が悪くなる。
【0025】実施例9〜11の第2正レンズ群は原稿側
より順に凸面を原稿側に向けた2枚の正メニスカスレン
ズ、強い凹面を像側に向けた両凹レンズ、両凸レンズに
より構成され、正正負正のパワー配置により非対称性を
もたせている。さらに、実施例9〜11の変倍レンズ
は、変倍時に、第2正レンズ群中の少なくとも1つのレ
ンズとレンズの間隔を変化させ、変倍時に発生するコマ
収差等をフロ−ティングで補正しているが、フローティ
ングするレンズについて説明する。
【0026】実施例9では第2正レンズ群の両凹レンズ
(G4)をフローティングし、実施例10では第2正レ
ンズ群の正メニスカスレンズ(G3)と両凹レンズ(G
4)を一体的にフロ−ティングし(正メニスカスレン
ズ、両凹レンズの間隔は不変)、実施例11では、第2
正レンズ群の両凸レンズをフロ−ティングしている。
【0027】ところで、実施例1〜11の変倍レンズ
は、レンズ全系の前側主点位置をレンズ全系の原稿側に
もってくるようなテレフォトタイプにすることで、共役
長距離(原稿面と結像面との距離)の短縮、複写機光学
系の小型化を図っている。この点を図1、2を用いて説
明する。図1に示すような複写機光学系では、第2スラ
イダー2と変倍レンズ3の接触や干渉を防ぐために原稿
面Oから変倍レンズ3の原稿側端面Fまでの距離は、図
2(A)、(B)に示すように、原稿走査開始位置での
原稿面Oから第3ミラーの位置M3までの距離をL1
(機械的制約により定まる)とし、原稿走査長により決
まる第3ミラーの移動距離をL2(原稿走査長の1/2
と予備の走査長に相当する)とすると、L1+L2以上
にする必要がある。この制約から等倍時の原稿面Oから
レンズの原稿側端面Fまでの距離は、等倍時のレンズ3
の焦点距離をfβ=-1、等倍時の変倍レンズ3の等倍時
の前側主点位置Hから変倍レンズ3の原稿側端面Fまで
の距離をFHβ=-1、とすると、 2fβ=-1−FHβ=-1 >L1+L2β=-1 となる。(Hがレンズ原稿側端面より像側にあるときF
H>0、原稿側端面より原稿側にあるときFH<0とな
る。) 本発明のような共役距離固定のズームレンズ系では、共
役距離Lは等倍時の変倍レンズ3の像側端面Bから像面
である感光体までの距離をL3、等倍時の後側主点位置
H’からレンズの像側端面Bまでの距離をBH'β=-1、
等倍時の前側主点位置Hから後側主点位置H’までの距
離をHH'β=-1とすると、 L=2fβ=-1+HH'β=-1+2fβ=1 となる。一方、2.0×時は変倍レンズ3を原稿側に2
fβ=1/3移 動させる必要がある。2.0×時の変倍
レンズ3の焦点距離をfβ=-2、変倍レンズ3の2.0
×時の前側主点位置Hから変倍レンズ3の原稿側端面F
までの距離をFHβ=-2、とすると、第2スライダの移
動距離をL2β=-2とすると、 2fβ=-1−(2/3)fβ=1−FHβ=-2 >L1+L2β=-2 にする必要がある。
【0028】ところで、複写機光学系全体のスペースす
るには共役長距離Lを短縮する必要がある。共役長Lを
短縮するには、式よりfβ=-1、HH'β=-1を小さく
すればよいが、式、の制約条件により、焦点距離を
小さくするには、FHβ=-1、FHβ=-2を小さくする、
または負にする、即ち、レンズの前側主点位置Hをレン
ズの原稿側端面側、または原稿側端面より原稿側に位置
させる必要がある。一般的な完全対称型の共役長距離の
可変焦点距離の変倍レンズでは、FHβ=-1=0.25
fβ=-1程度であり(特開昭62−123412号参
照)、レンズ焦点距離、共役長距離が大きくなって複写
機光学系が大型化するが、レンズの前側主点位置が変倍
時、等倍時にレンズの原稿側端面に近い位置に位置す
る、または原稿側端面より原稿側に位置するようなレン
ズにおいては、大きくレンズ焦点距離、共役長距離を短
縮し、複写機光学系の小型化を図れる。実施例1〜11
では、FHβ=-1/fβ=-1を下表の如く設定すること
で、レンズの前側主点位置をレンズ全系の原稿側に配置
し(実施例1〜3、5についてはレンズの前側主点位置
はレンズの原稿側端面に非常に近い位置に位置してい
る。)、fβ=-1を短縮し、共役長距離の短縮化を可能
にしている。
【0029】
【表1】
【0030】実施例1〜11の変倍レンズはレンズの前
側主点位置が等倍時、変倍時にレンズ全系の原稿側に位
置するため、レンズ焦点距離、共役長距離を短縮でき
る。さらに、これらの複写用変倍レンズは、原稿側よ
り、少なくとも1枚の負レンズよりなる第1負レンズ
群、少なくとも3枚のレンズよりなる第2正レンズ群、
少なくとも1枚の負レンズよりなる第3負レンズ群より
構成され、第2正レンズ群はレンズ群の中央に対して非
対称であって、変倍時には第1負レンズ群と第2正レン
ズ群の間隔と第2正レンズ群と第3負レンズ群の間隔を
変化させるとともにレンズ全系を移動させることにより
共役長を一定に保ったまま投影倍率を変化させるように
し、さらに以下の条件式を満たす。 (4)0.5>FH2/Σd2 (5)0.2>FHβ=-1/fβ=-1>−0.10 FH2 ;等倍時の第2正レンズ群の前側主点位置 Σd2 ;等倍時の第2正レンズ群の軸上厚 FHβ=-1 ;等倍時のレンズ全系の前側主点位置 fβ=-1 ;等倍時のレンズ全系の焦点距離 条件式(4)の上限を越えると第2正レンズ群自体の非
対称性が弱まり、レンズ全系の前側主点位置を原稿側端
面に近付けることが困難となったり、コマ収差等の補正
が困難となる。条件式(5)の上限を越えると、レンズ
の前側主点位置がレンズの原稿側端面から遠ざかるため
焦点距離の短縮が困難となる。また、下限を越えると、
レンズ全系が強い非対称性をもつため、変倍時の歪曲収
差の変動が大きくなる。
【0031】なお、実施例1〜11の如く、さらに以下
の条件式(6)を満たせば、さらにレンズ焦点距離、共
役長距離の短縮が可能である。 (6)0.1>FHβ=-1/fβ=-1 なお、実施例1〜11の如く、さらに以下の条件式
(7)を満たせば、さらにレンズ焦点距離、共役長距離
の短縮が可能である。 (7)0.06>FHβ=-1/fβ=-1 なお、実施例1〜3、5、7の如く、レンズ全系の前側
主点位置を原稿側端面の非常に近くに配置し、以下の条
件式(8)を満たせば、さらにレンズ焦点距離、共役長
距離の短縮が可能である。 (8)0.04>FHβ=-1/fβ=-1 次に、本発明の実施例1〜7について、具体的なレンズ
設計例を説明する。尚、レンズ設計例中の記号につい
て、以下のように定義する。
【0032】ri(i=1〜13)は原稿側から数えて
第i番目のレンズ面の曲率半径、di(i=1〜12)
は第i番目と第i+1番目のレンズ面の軸上面間隔、N
i(i=1〜6)は原稿側から数えて第i番目のレンズ
のd線に対する屈折率とし、レンズとレンズの間の屈折
率は1.00とし、νi(i=1〜6)は拡大側から数
えて第i番目のレンズのアッベ数、また、fはズームレ
ンズ系の焦点距離で、焦点距離はβ=−1.0、β=−
0.5、β=−2.0での焦点距離を順に記載してい
る。FNOはズームレンズ系のFナンバーで、β=−1.
0、β=−0.5、β=−2.0でのFナンバーを順に
記載している。また、d12Eは拡大端(β=−2.0)
での第1負レンズ群と第2正レンズ群間の間隔、d12R
は縮小端(β=−0.5)での第1負レンズ群と第2正
レンズ群間の間隔、d23Eは拡大端(β=−2.0)で
の第2負レンズ群と第3正レンズ群間の間隔、d23Rは
縮小端(β=−0.5)での第2負レンズ群と第3正レ
ンズ群間の間隔、△dnは変倍時に第2正レンズ群中で
変化するレンズとレンズとの間隔の変倍時の間隔と等倍
時の間隔との差、dnは変倍時に第2正レンズ群中で変
化するレンズとレンズの間隔の等倍時の間隔、FH2は等
倍時の第2正レンズ群の前側主点位置(等倍時のレンズ
第1面からの距離で示す)、Σd2は第2正レンズ群の
軸上厚で、β=−1.0、β=−0.5、β=−2.0
でのΣd2を順に記載している。FHβ=-1は等倍時のレ
ンズ全系の前側主点位置、fβ=-1は等倍時のレンズ全
系の焦点距離である。また、レンズ設計例中、面曲率半
径に(*)印を付した面は非球面で形成された面である
ことを示し、非球面のレンズ面形状は、次式で表される
ものとする。
【0033】 x=(CoΦ2)/(1+(1−εCo2Φ2)1/2) +ΣAiΦi 但し、xはレンズ面頂点から光軸方向の座標、Coは非
球面のレンズ面の近軸曲率、Φは光軸からの高さ、Ai
(i=2〜10)は高次パラメータ、εは2次曲面パラ
メータである。
【0034】
【実施例1】実施例1は、請求項1、4、5、6の構成
を満たし、条件式(1)、(2)、(4)、(5)、
(6)を満たす。
【0035】
【表2】
【0036】
【実施例2】実施例2は、請求項1、4、5、6の構成
を満たし、条件式(1)、(2)、(4)、(5)、
(6)を満たす。
【0037】
【表3】
【0038】
【実施例3】実施例1は、請求項1、4、5、7の構成
を満たし、条件式(1)、(2)、(4)、(5)、
(6)を満たす。
【0039】
【表4】
【0040】
【実施例4】実施例1は、請求項1、4、5、8の構成
を満たし、条件式(1)、(2)、(4)、(5)、
(6)を満たす。
【0041】
【表5】
【0042】
【実施例5】実施例5は、請求項2、4、5の構成を満
たし、条件式(1)、(2)、(4)、(5)、(6)
を満たす。
【0043】
【表6】
【0044】
【表7】
【0045】
【実施例6】実施例6は、請求項2、4、5の構成を満
たし、条件式(1)、(2)、(4)、(5)、(6)
を満たす。
【0046】
【表8】
【0047】
【表9】
【0048】
【実施例7】実施例7は、請求項2、4、5の構成を満
たし、条件式(1)、(2)、(4)、(5)、(6)
を満たす。
【0049】
【表10】
【0050】
【表11】
【0051】
【実施例8】実施例8は、請求項2、4、5の構成を満
たし、条件式(1)、(2)、(4)、(5)、(6)
を満たす。
【0052】
【表12】
【0053】
【表13】
【0054】
【実施例9】実施例9は、請求項1、3、4、5、6の
構成を満たし、条件式(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)、(6)を満たす。
【0055】
【表14】
【0056】
【実施例10】実施例10は、請求項1、3、4、5、
6の構成を満たし、条件式(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)、(6)を満たす。
【0057】
【表15】
【0058】
【実施例11】実施例11は、請求項1、3、4、5、
6の構成を満たし、条件式(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)、(6)を満たす。
【0059】
【表16】
【0060】
【効果】以上のように、本発明の複写用変倍レンズによ
れば、変倍時においてもレンズ全系が極端に非対称な配
置にならないため、倍率範囲が大きな場合でも、Fナン
バーが比較的明るい場合でも、諸収差を良好に補正でき
る。又、レンズ全系の前側主点位置をレンズの原稿側に
位置させるようにした場合には、レンズの焦点距離、共
役長距離を短縮することが可能で、複写機光学系を小型
化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複写機用変倍レンズが適用された複写
機の光学系の概略を示す図。
【図2】本発明の複写機用変倍レンズが適用された複写
機の光学系における変倍時の様子を示す図。
【図3】実施例1の変倍レンズの構成示す図。
【図4】実施例2の変倍レンズの構成示す図。
【図5】実施例3の変倍レンズの構成示す図。
【図6】実施例4の変倍レンズの構成示す図。
【図7】実施例5の変倍レンズの構成示す図。
【図8】実施例6の変倍レンズの構成示す図。
【図9】実施例7の変倍レンズの構成示す図。
【図10】実施例8の変倍レンズの構成示す図。
【図11】実施例9の変倍レンズの構成示す図。
【図12】実施例10の変倍レンズの構成示す図。
【図13】実施例11の変倍レンズの構成示す図。
【図14】本発明の変倍レンズの変倍時におけるレンズ
群の非対象的な移動を示す図。
【図15】本発明の変倍レンズの変倍時におけるレンズ
群の対象的な移動を示す図。
【図16】実施例1における変倍レンズの収差図。
【図17】実施例2における変倍レンズの収差図。
【図18】実施例3における変倍レンズの収差図。
【図19】実施例4における変倍レンズの収差図。
【図20】実施例5における変倍レンズの収差図。
【図21】実施例6における変倍レンズの収差図。
【図22】実施例7における変倍レンズの収差図。
【図23】実施例8における変倍レンズの収差図。
【図24】実施例9における変倍レンズの収差図。
【図25】実施例10における変倍レンズの収差図。
【図26】実施例11における変倍レンズの収差図。
【符号の説明】
3・・・変倍レンズ 6・・・感光体 10・・・原稿台ガラス

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿側より、少なくとも1枚の負レンズ
    よりなる第1負レンズ群、少なくとも4枚のレンズより
    なる第2正レンズ群、少なくとも1枚の負レンズよりな
    る第3負レンズ群より構成され、 第2正レンズ群はレンズ群の中央に対して非対称であ
    り、 変倍時に、第1負レンズ群と第2正レンズ群の間隔およ
    び第2正レンズ群と第3負レンズ群の間隔を変化させる
    とともにレンズ全系を移動させることにより、共役長を
    一定に保ったまま投影倍率を変化させ、 さらに以下の条件式を満たすことを特徴とする複写用変
    倍レンズ。 (1)0.3<d12E/d12R<1.5 (2)0.5<d23E/d23R<3.0 d12E;拡大端での第1負レンズ群、第2正レンズ群間
    の間隔 d12R;縮小端での第1負レンズ群、第2正レンズ群間
    の間隔 d23E;拡大端での第2負レンズ群、第3正レンズ群間
    の間隔 d23R;縮小端での第2負レンズ群、第3正レンズ群間
    の間隔
  2. 【請求項2】 原稿側より、少なくとも1枚の負レンズ
    よりなる第1負レンズ群、少なくとも3枚のレンズより
    なる第2正レンズ群、少なくとも1枚の負レンズよりな
    る第3負レンズ群より構成され、 第2正レンズ群はレンズ群の中央に対して非対称であ
    り、 全レンズ系のうちに少なくとも1つの非球面を有し、 変倍時に、第1負レンズ群と第2正レンズ群の間隔およ
    び第2正レンズ群と第3負レンズ群の間隔を変化させる
    とともにレンズ全系を移動させることにより、共役長を
    一定に保ったまま投影倍率を変化させ、 さらに以下の条件式を満たすことを特徴とする複写用変
    倍レンズ。 (1)0.3<d12E/d12R<1.5 (2)0.5<d23E/d23R<3.0 d12E;拡大端での第1負レンズ群、第2正レンズ群間
    の間隔 d12R;縮小端での第1負レンズ群、第2正レンズ群間
    の間隔 d23E;拡大端での第2負レンズ群、第3正レンズ群間
    の間隔 d23R;縮小端での第2負レンズ群、第3正レンズ群間
    の間隔
  3. 【請求項3】 原稿側より、少なくとも1枚の負レンズ
    よりなる第1負レンズ群、少なくとも4枚のレンズより
    なる第2正レンズ群、少なくとも1枚の負レンズよりな
    る第3負レンズ群より構成され、 第2正レンズ群はレンズ群の中央に対して非対称であ
    り、 変倍時に、第1負レンズ群と第3負レンズ群を第2正レ
    ンズ群に対して略対称的に移動させるとともにレンズ全
    系を移動させ、かつ、第2正レンズ群中のレンズ間隔を
    少なくとも1つ変化させることにより共役長を一定に保
    ったまま投影倍率を変化させ、 さらに以下の条件式を満たすことを特徴とする複写用変
    倍レンズ。 (3)0.01<|△dn/dn|<1.5 △dn;変倍時に第2正レンズ群中で変化するレンズと
    レンズとの間隔の変倍時の間隔と等倍時の間隔との差 dn ;変倍時に第2正レンズ群中で変化するレンズと
    レンズの間隔の等倍時の間隔
  4. 【請求項4】 以下の条件式を満たすことを特徴とする
    請求項1〜3に記載の複写用変倍レンズ。 (4)FH2/Σd2<0.50 (5)−0.10<FHβ=-1/fβ=-1<0.20 FH2 ;等倍時の第2正レンズ群の前側主点位置 Σd2 ;等倍時の第2正レンズ群の軸上厚 FHβ=-1;等倍時のレンズ全系の前側主点位置 fβ=-1 ;等倍時のレンズ全系の焦点距離
  5. 【請求項5】 以下の条件式を満たすことを特徴とする
    請求項4に記載の複写用変倍レンズ。 (6)−0.10<FHβ=-1/fβ=-1<0.10 FHβ=-1 ;等倍時のレンズ全系の前側主点位置 fβ=-1 ;等倍時のレンズ全系の焦点距離
  6. 【請求項6】 第2正レンズ群は、原稿側より順に、第
    1正レンズ、第2正レンズ、像側に強い凹面を向けた負
    レンズ、第3正レンズより構成されることを特徴とする
    請求項1に記載の複写用変倍レンズ。
  7. 【請求項7】 第2正レンズ群は、原稿側より順に、第
    1正レンズ、像側に強い凹面を向けた負レンズ、第2正
    レンズ、第3正レンズより構成されることを特徴とする
    請求項1に記載の複写用変倍レンズ。
  8. 【請求項8】 第2正レンズ群は、原稿側より順に、第
    1正レンズ、像側に強い凹面を向けた第1負レンズ、第
    1負レンズより弱い負パワーの第2負レンズ、第2正レ
    ンズより構成されることを特徴とする請求項1に記載の
    複写用変倍レンズ。
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