JPH0717466A - 船舶の荷役方法および船舶 - Google Patents

船舶の荷役方法および船舶

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JPH0717466A
JPH0717466A JP16824493A JP16824493A JPH0717466A JP H0717466 A JPH0717466 A JP H0717466A JP 16824493 A JP16824493 A JP 16824493A JP 16824493 A JP16824493 A JP 16824493A JP H0717466 A JPH0717466 A JP H0717466A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷役時間を大幅に短縮することが可能な船舶
の荷役方法及び船舶を提供することを目的とする。 【構成】 船体9内部に多数のコンテナ等の貨物を一括
搭載した貨物収納倉10が積み込まれてなる船舶8を、
埠頭7に横付けする。そして、前記船体9の幅方向両側
すなわち船体側壁9c、9dから、貨物収納倉10を埠
頭7の貨物陸揚げ部7a、7bに向けて水平移動させて
いくことにより、貨物収納倉10の積降ろし若しくは積
込み作業が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンテナ等の貨物の荷
役作業の改善化が図られる船舶の荷役方法及び船舶に関
する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、貨物倉1にコンテ
ナ、バラ積等の貨物2…を搭載している船舶3は、埠頭
4に設置されたクレーン5を使用して、数個づつ貨物2
が引き上げられ、埠頭4の所定位置に積み降されるよう
になっている。また、埠頭4に積み上げられている貨物
2も、クレーン5により数個づつ引き上げられ、貨物倉
1内に積み込まれるようになっている。なお、クレーン
は船舶に設置されている場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クレー
ンを使用した従来の船舶の荷役作業は、一回の貨物の積
込み量に制限があるので、荷役作業に非常に多くの時間
を費やさなければならない。そのため、荷役作業の完了
まで船舶を長期に渡って埠頭に停泊させる必要があり、
他の船舶の荷役作業の日程に影響を与えてしまうととも
に、船舶の海運スケジュール全体に多大な影響を与えて
いるのが現状であった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、荷役時間を大幅に短縮することが可能な船舶の荷役
方法及び船舶を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
ものは、船体内部に多数のコンテナ等の貨物を一括搭載
した貨物収納倉が積み込まれてなる船舶を、埠頭に横付
けし、船体の幅方向両側すなわち船体側壁から、貨物収
納倉を埠頭の貨物陸揚げ部に向けて水平移動させていく
ことにより、貨物収納倉の積降ろし若しくは積込み作業
を行うことを特徴とする船舶の荷役方法である。
【0006】また、請求項2記載のものは、船体側壁に
開口部が設けられることにより幅方向に連通する貨物空
間が設けられた船体と、多数のコンテナ等の貨物を内部
に一括搭載し、かつ貨物空間内に積み込まれる貨物収納
倉とを備え、貨物収納倉は、内部への海水浸入が防止さ
れる水密構造とされ、その幅方向の側壁が、船体側壁の
一部となる船腹形状に形成されているとともに、この貨
物収納倉の少なくとも側壁及び底面には、自身を船体の
幅方向へ移動せしめるスライド機構が設けられているこ
とを特徴とする船舶である。
【0007】
【作用】本発明によれば、船体の幅方向両側、すなわち
船体側壁側から水平方向に貨物収納倉をスライド移動さ
せていくことにより、多数のコンテナ等の貨物を一括し
て埠頭の貨物陸揚げ部に積降ろし、若しくは、貨物陸揚
げ部から船体に積み込むことができるので、荷役時間の
大幅な短縮化が図られる。また、船舶を長期に渡って埠
頭に停泊させる必要がなくなるので、他の船舶の荷役作
業の日程に影響を与えることがない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1から
図5を参照して説明する。図1は、埠頭7に横付けされ
た船舶8を示す平面図であり、図2は、船舶8の側面視
を示すものである。
【0009】符号8a側が船首とされ、符号8b側が船
尾とされた船舶8は、船体9に、水密性が保持された貨
物収納倉10…が積み込まれてなるものである。
【0010】すなわち、船体9には、図1及び図2に示
すように、その内部の幅方向に仕切壁9a、9aが設け
られることにより複数の貨物空間9b…が形成され、か
つ船体側壁9c、9dに複数の矩形状の開口部9e、9
f、9gが形成されている。これにより、各貨物空間9
bは船体9の幅方向に連通した構造とされている。
【0011】一方、貨物収納倉10は、多数のコンテナ
等の貨物が内部に一括して搭載され、内部への海水浸入
が防止されたボックス形状に形成されている。そして、
貨物収納倉10の側壁10a及び底面10bには、スラ
イド機構11が配設されており、このスライド機構11
は、貨物空間9bを画成している側壁及び底面上を転動
するローラ11aと、このローラ11aを回転自在に支
持するように側壁10a及び底面10bに取付けられた
ローラ支持部材11bとで構成されている。そして、底
面10bに配設されたスライド機構11には、図示しな
い駆動装置が連設されており、遠隔操作等によりローラ
11aが自動転動するようになっている。これにより、
貨物収納倉10は、船体9の幅方向に移動自在とされて
いる。
【0012】ここで、貨物収納倉10の幅方向の側壁1
0c、10dは、図5に示すように、各貨物空間9bに
各貨物収納倉10が積み込まれると、船体側壁9c、9
dの一部となるような船腹形状に形成されている。ま
た、図4に示すように、貨物収納倉10の側壁10c、
10cの外周縁部には、航海時の船体側壁の流体抵抗を
低減させるフェアリング12が設けられている。
【0013】次に、上記実施例の船舶を使用した荷役方
法について、図1及び図3を参照しながら説明する。
【0014】なお、埠頭7には、船舶8が横付けされた
際に、船体側壁の開口部9e、9f、9g(貨物収納倉
10の側壁10c、10d)の底部と略同一の水平レベ
ルに設定された貨物陸揚げ部7a、7bが構築されてい
る。なお、この貨物陸上げ部7a、7bの底部は浸水し
ている。
【0015】まず、船体9に積み込まれている貨物収納
倉10Aを、貨物空間9b内において、スライド機構1
1を使用しながら貨物陸揚げ部7a側へスライドさせて
いく。そして、底面10bのスライド機構11を貨物陸
揚げ部7aに当接させた後、さらにスライドさせていく
ことにより、貨物収納倉10Aを貨物陸揚げ部7a上に
積降ろしする。ここで、貨物収納倉10Aが貨物陸揚げ
部7aに積降ろしされる場合には船体9は浮力増大によ
り上昇して荷役作業に支障をきたすおそれがあるが、貨
物収納倉10Aの貨物陸揚げ部7aへの積降ろし作業と
同時に、貨物陸揚げ部7bから同一重量の貨物収納倉1
0A´を貨物空間9bに積み込んでいくことにより、船
体9は上昇せず荷役作業に支障をきたすおそれがない。
また、船体9に積み込まれている他の貨物収納倉10
B、10Cも、同様の手順により貨物陸揚げ部7aに積
降ろししていく。
【0016】したがって、本実施例においては、船体9
の幅方向両側、すなわち船体側壁9c、9d側から水平
方向に貨物収納倉10…をスライド移動させていくこと
により、多数のコンテナ等の貨物を一括して貨物陸揚げ
部7a、7bに積降ろし、若しくは、貨物陸揚げ部7
a、7bから船体9に積み込むことができるので、荷役
時間を大幅に短縮することができる。また、貨物収納倉
10…を陸揚げした船舶9を長期に渡って埠頭に停泊さ
せる必要がなくなるので、他の船舶の荷役作業の日程に
影響を与えることがなくなる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、船体の
幅方向両側、すなわち船体側壁側から水平方向に貨物収
納倉をスライド移動させていくことにより、多数のコン
テナ等の貨物を一括して貨物陸揚げ部に積降ろし、若し
くは、貨物陸揚げ部から船体に積み込むことができるの
で、荷役時間を大幅に短縮することができ、また、貨物
収納倉を陸揚げした船舶を長期に渡って埠頭に停泊させ
る必要がなくなるので、他の船舶の荷役作業の日程に影
響を与えることがない。したがって、従来のような、埠
頭や船舶に設置されたクレーンを使用する荷役作業と比
較して、コンテナ等の貨物の荷役時間を大幅に短縮で
き、海運作業の効率化を大幅に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】埠頭に横付けされた船舶を示す平面図である。
【図2】図1のIIーII矢視断面図である。
【図3】図1のIIIーIII矢視断面図である。
【図4】貨物収納倉の側壁にもうけられたフェアリング
を示す図である。
【図5】船体の船体側壁の一部を構成する貨物収納倉の
側壁を示す側面図である。
【図6】従来の船舶の荷役方法を示す斜視図である。
【符号の説明】
7 埠頭 7a、7b 貨物陸揚げ部 8 船舶 9 船体 9b 貨物空間 9c、9d 船体側壁 9e、9f、9g 開口部 10、10A、10B、10C 貨物収納倉 10a 貨物収納倉の側壁 10b 貨物収納倉の底面 11 スライド機構 11a ローラ 11b ローラ支持部材 12 フェアリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体内部に多数のコンテナ等の貨物を一
    括搭載した貨物収納倉が積み込まれてなる船舶を、埠頭
    に横付けし、前記船体の幅方向両側すなわち船体側壁か
    ら、前記貨物収納倉を埠頭の貨物陸揚げ部に向けて水平
    移動させていくことにより、前記貨物収納倉の積降ろし
    若しくは積込み作業を行うことを特徴とする船舶の荷役
    方法。
  2. 【請求項2】 船体側壁に開口部が設けられることによ
    り幅方向に連通する貨物空間が設けられた船体と、多数
    のコンテナ等の貨物を内部に一括搭載し、かつ前記貨物
    空間内に積み込まれる貨物収納倉とを備え、 前記貨物収納倉は、内部への海水浸入が防止される水密
    構造とされ、その幅方向の側壁が、船体側壁の一部とな
    る船腹形状に形成されているとともに、 この貨物収納倉の少なくとも側壁及び底面には、自身を
    船体の幅方向へ移動せしめるスライド機構が設けられて
    いることを特徴とする船舶。
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