JPH0717408U - 微細孔加工装置 - Google Patents

微細孔加工装置

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JPH0717408U
JPH0717408U JP5262593U JP5262593U JPH0717408U JP H0717408 U JPH0717408 U JP H0717408U JP 5262593 U JP5262593 U JP 5262593U JP 5262593 U JP5262593 U JP 5262593U JP H0717408 U JPH0717408 U JP H0717408U
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cartridge
hole
shadow mask
microscope
axis drive
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JP5262593U
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静雄 中野
雅英 市川
康久 大竹
誠 山田
雅夫 斉藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テレビのブラウン管のシャドウマスクのよう
なシャドウマスクに腐蝕加工された多数個の微細孔の欠
陥孔を高精度に、かつ容易に修正加工する微細孔加工装
置を提供する。 【構成】 シャドウマスク2を水平に固持するカートリ
ッジ3をX,Y軸駆動機構部4によりX,Y方向に移動
位置決めし、装置の固定側に配置される顕微鏡5により
欠陥孔位置を発見した後、顕微鏡5とシャドウマスク2
を挾んで相対向して配置される孔明け装置6により、欠
陥孔の孔加工を行う。これ等は制御装置7により自動制
御される。なお、操作盤26とCRT27が付設され作
業性の向上が図れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、多数個の微細孔を有する薄板の加工欠陥部を加工する微細孔加工装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
金属薄板アルマイト材等の平板の周縁部を除くほぼ全面に0.1[mm]乃至 2[mm]の微細孔が極めて多数個開口形成された薄板がある。この微細孔は加 工により形成され、加工された薄板は全数検査により微細孔の有無が確認される 。極めて多数の微細孔の内、例えば、1箇所でも開孔していなかったり、開孔に 欠陥があるとその薄板は不良品となるが従来では当該不良品は適当な修正装置が ないためそのまま廃却されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記薄板は比較的高価な物のため、修正可能な不良品をそのまま廃却すること は不経済でコストアップにつながる。一方、欠陥孔のある不良品の薄板を修正加 工する手段としては、例えば図5に示すものが上げられる。すなわち、被加工物 の薄板29を自動工具交換装置を有する工作機械のテーブル(図略)上に固定す る。一方、スピンドル30には、例えば、自動工具交換装置(図略)内に収納さ れていた顕微鏡31を装着し、前記テーブルおよびスピンドル30をX,Y,Z 軸方向に移動させ欠陥孔とその位置を検出する。次に、顕微鏡31と孔明け具3 2とを自動交換し、前記位置に孔明け具32のスピンドルを位置合わせして孔明 け加工を行う。以上の手段により欠陥孔の孔修整が可能であるが作業が極めて煩 雑であり、位置合わせを高精度に行うことが難しいという問題点がある。また、 スピンドル30に装着された顕微鏡31を電気系に連結する作業が必要になり、 エアータービンのスピンドルを有する孔明け具32の場合には空気源(図略)と 連結する必要があり極めて面倒である。また、欠陥孔をルーベなどでのぞきなが ら修整針を用いて手で修整する方法もあるが高度な技能を有すると共に目的の寸 法及び形状の修正孔を形成することは極めて困難である。
【0004】 本考案は、以上の事情に鑑みて創案されたものであり、欠陥孔の発見とその修 整加工が迅速で容易に、かつ高精度に出来、作業効率の向上が図れると共に、コ ンパクトにまとめられる微細孔加工装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の目的を達成するために、薄板に形成された多数個の高精度孔 ピッチの微細孔の加工欠陥部を孔明け加工する装置であって、加工済の前記薄板 の孔明部を露出させてそれ以外の周縁部を固持する平板状のカートリッジと、当 該カートリッジを平面方向(X,Y方向)に移動させるX,Y軸駆動機構部と、 前記カートリッジを挾んで装置の固定側に垂直方向(Z方向)に沿って配設され る顕微鏡および孔明け装置と、前記各構成要素をコントロールする制御装置を設 けてなる微細孔加工装置を構成するものである。また、更に具体的には当該孔明 け装置のスピンドルは微細孔加工が高精度に出来るエアータービンを用いること を特徴とするものである。
【0006】
【作用】
薄板をカートリッジに固着した後、制御装置の指令によりX,Y軸駆動機構部 を動作しカートリッジをX,Y方向に移動する。装置の固定側に配設される顕微 鏡により、欠陥位置を確認し、カートリッジをその位置に固定する。カートリッ ジを挾んで顕微鏡と相対向する位置に配置される孔明け装置のスピンドルをZ軸 方向に移動し欠陥孔の孔明け加工を行う。以上のように、本考案の場合には欠陥 孔を検出する顕微鏡視野の十字マーク中心部と孔明け装置のスピンドルに取付け られる孔明け具の先端が同じZ軸上の所定位置になるように取り付けられるため 、カートリッジの移動のみで加工洩れ位置を発見することが出来、そのままの状 態で孔明け加工が行われる。そのため、加工時間が短く、かつ高精度な加工が行 われる。また、孔明け装置はエアータービンのスピンドルを採用するため、0. 1[mm]程度の超微細孔の加工が可能である。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。図1は本実施例の全体構成 図、図2は薄板と顕微鏡および孔明け装置との係合状態を説明する拡大部分断面 図、図3は被加工物の薄板の斜視図、図4は図3の丸印Aの拡大平面図である。
【0008】 まず、図1により微細孔加工装置1の構成要素を説明する。すなわち、構成要 素としては、シャドウマスク2を固持するカートリッジ3と、カートリッジ3を X,Y方向に移動するX,Y軸駆動機構部4と、装置の固定側に固定される顕微 鏡5および孔明け装置6と、制御装置7等からなる。なお、これ等は箱体(図略 )内にコンパクトに配置される。
【0009】 シャドウマスク2はリムド鋼又はアルミキルド鋼の金属板からなり図3に示す ように無孔の周縁部28と微細孔8を有する孔明け面9から形成される。図4に 示すように孔明け面9には極めて多数個の微細孔8がフォトエッチング技術によ り形成される。例えば、具体的には17型ディスプレー管用シャドウマスクで微 細孔8の各々の間隔が0.25[mm]の場合、その開孔の直径は約0.1[m m]でその数が130万個以上形成される。これら膨大な微細孔8の中にはシャ ドウマスクを製造する工程中の異物付着等により図4に示すように孔なし部が形 成される場合がある。
【0010】 カートリッジ3は平板状の枠体からなり、シャドウマスク2の周縁部28が当 接係合する枠部10と、微細孔8を形成する孔明け面9を露出させる露出部11 (図2)から形成される。なお、カートリッジ3はその一端側をX,Y軸駆動機 構部4に連結し水平状態に片持ち支持される。
【0011】 図1に示すように、X,Y軸駆動機構部4はカートリッジ3を支持するナット 部材12と、ナット部材12に螺合し、X方向に沿って配置されるX軸送りねじ 軸13と、これに連結するX軸駆動サーボモータ14と、ナット部材12等を搭 載する支持板15に固定されるナット部材12と、これに螺合しY軸方向に沿っ て配置されるY軸送りねじ軸16と、これに連結するY軸駆動サーボモータ17 等から構成される。X軸およびY軸駆動サーボモータ14,17を作動すること によりカートリッジ3はX,Y方向に移動する。カートリッジ3を移動する際に はシャドウマスクに傷をつけないようにカートリッジ3を空気力で浮上させる。 なお、加工時には空気を抜くことによりカートリッジ3とシャドウマスク2は密 着する。
【0012】 顕微鏡5は図1および図2に示すようにシャドウマスク2およびカートリッジ 3の水平面と直角の垂直方向に沿って配置され、装置の不動側の支持台18に固 定される。また、顕微鏡5側には観察部を明光するスポットライト19が配置さ れる。
【0013】 孔明け装置6は図1および図2に示すように、微細直径の孔明け具20と、こ れを支持して回転するスピンドル21と、孔明け具20およびスピンドル21を Z軸方向に移動させるZ軸駆動機構部22等からなる。Z軸駆動機構部22はZ 軸送りねじ軸23,Z軸駆動サーボモータ24等からなる。なお、本実施例では スピンドル21はエアタービンで駆動されるものが採用されエアー源25に連結 する。
【0014】 制御装置7はX軸駆動サーボモータ14,Y軸駆動サーボモータ17,顕微鏡 5,Z軸駆動機構部22,エアー源25等と連結しこれ等の自動制御を行う。制 御装置7には操作盤26および孔明け位置等を画像表示するCRT27が付設さ れる。シャドウマスク2の欠陥孔を表示する表示マーク(図略)を基に操作盤2 6からの指令によりX軸およびY軸方向にシャドウマスク2を移動させる。次に 、表示マーク近傍に写し出す顕微鏡の視野画面に基づき欠陥孔位置を正しい孔加 工位置に微少調整する。次に、エアー源25を介してエアータービンを作動し、 スピンドル21の回転制御を行うと共にZ軸駆動機構部22をコントロールし孔 明け加工を行う。
【0015】 次に、本実施例の作用を説明する。まず、被加工物のシャドウマスク2をカー トリッジ3の下面に当接して固定する。固定方法は図に示していないが機械的固 定手段と図1および図2に示すようにエアー源25からのエアー圧により行う。 シャドウマスク2には予め欠陥孔位置の概略場所がマークされているため、この マークを基にしてカートリッジ3をX軸およびY軸方向に移動する。この移動は 制御装置7に付設される操作盤26により行われる。次に、顕微鏡5で前記マー ク位置近傍を観察し、その中心位置と欠陥孔位置とを合致させるべく操作盤26 および制御装置7を動作してX,Y位置を決める。位置決定したらX,Y軸駆動 機構部4を図略のロック手段によりロックする。制御装置7はロック信号に基づ きエアー源25を介してスピンドル21を回転すると共にZ軸駆動機構部22を 作動し孔明け加工を行う。その状態はCRT27に画像表示される。以上の繰り 返しによりシャドウマスク2の欠陥孔の加工が行われる。
【0016】 以上の実施例において、カラーテレビのディスプレイ用ブラウン管内に内蔵さ れるシャドウマスクを用いて説明したが欠陥孔を有するものはこれに限定するも のではない。また、X,Y軸駆動機構部4およびZ軸駆動機構部22の構造も本 実施例に限定するものではない。また、孔明け装置6のスピンドル21もエアー タービン駆動のものに限らない。
【0017】
【考案の効果】
本考案によれば、次のような顕著な効果を奏する。 1)被加工物のシャドウマスクのみを所定位置に移動し、固定位置にある顕微 鏡で加工箇所を確認し、顕微鏡と相対向して固定側に配置される孔明け装置によ り加工欠陥部を加工する構造により、高精度の孔加工が行われる。 2)従来技術のように、顕微鏡と孔明け装置を交換する必要がないため、作業 が極めて簡単に行われ、作業効率の向上が図れる。 3)操作盤および表示用のCRTを付設する制御装置により各部が自動制御さ れるため特に熟練を要することなく誰でもが孔加工することが出来る。 4)各構成要素が共通の箱体内に収納および搭載されるためコンパクトにまと められ、省スペース化が図れる。 5)不良品のシャドウマスクを廃却処分する必要がないため資源無駄使いが防 止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体構成図。
【図2】本実施例のシャドウマスクとそれに係合する顕
微鏡および孔明け装置の概要構造を示す拡大一部断面
図。
【図3】本実施例のシャドウマスクの概要構造を示す斜
視図。
【図4】図3の丸印Aの拡大平面図。
【図5】従来の欠陥孔の加工手段の概要を示す部分正面
図。
【符号の説明】
1 微細孔加工装置 2 シャドウマスク 3 カートリッジ 4 X,Y軸駆動機構部 5 顕微鏡 6 孔明け装置 7 制御装置 8 微細孔 9 孔明け面 10 枠部 11 露出部 12 ナット部材 13 X軸送りねじ軸 14 X軸駆動サーボモータ 15 支持板 16 Y軸送りねじ軸 17 Y軸駆動サーボモータ 18 支持台 19 スポットライト 20 孔明け具 22 Z軸駆動機構部 23 Z軸送りねじ軸 24 Z軸駆動サーボモータ 25 エアー源 26 操作盤 27 CRT 28 周縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中野 静雄 神奈川県川崎市川崎区塩浜2丁目8番1号 株式会社三精工作所内 (72)考案者 市川 雅英 神奈川県川崎市川崎区塩浜2丁目8番1号 株式会社三精工作所内 (72)考案者 大竹 康久 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番2号 株式 会社東芝深谷電子工場内 (72)考案者 山田 誠 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番2号 株式 会社東芝深谷電子工場内 (72)考案者 斉藤 雅夫 東京都中央区八丁掘三丁目18番9号 第2 直平ビル3F 東京化成株式会社

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板に形成された多数個の高精度孔ピッ
    チの微細孔の加工欠陥部を孔明け加工する装置であっ
    て、加工済の前記薄板の孔明部を露出させてそれ以外の
    周縁部を固持する平板状のカートリッジと、当該カート
    リッジを平面方向(X,Y方向)に移動させるX,Y軸
    駆動機構部と、前記カートリッジを挾んで装置の固定側
    に垂直方向(Z方向)に沿って配設される顕微鏡および
    孔明け装置と、前記各構成要素をコントロールする制御
    装置を設けることを特徴とする微細孔加工装置。
  2. 【請求項2】 前記孔明け装置は、エアータービンのス
    ピンドルを有し、Z軸方向に移動自在に形成されてなる
    請求項1の微細孔加工装置。
JP5262593U 1993-09-03 1993-09-03 微細孔加工装置 Pending JPH0717408U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5214701U (ja) * 1971-11-04 1977-02-02

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5214701U (ja) * 1971-11-04 1977-02-02
JPS5421841Y2 (ja) * 1971-11-04 1979-08-02

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