JPH07174026A - 内燃機関の吸気制御装置 - Google Patents

内燃機関の吸気制御装置

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JPH07174026A
JPH07174026A JP5322095A JP32209593A JPH07174026A JP H07174026 A JPH07174026 A JP H07174026A JP 5322095 A JP5322095 A JP 5322095A JP 32209593 A JP32209593 A JP 32209593A JP H07174026 A JPH07174026 A JP H07174026A
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JP
Japan
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valve
intake
intake control
closing timing
internal combustion
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JP5322095A
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English (en)
Inventor
Shigeo Nomura
重夫 野村
Yurio Nomura
由利夫 野村
Tokio Kohama
時男 小浜
Akio Yoshimatsu
昭夫 吉松
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関の運転状態が変化しても安定した出
力を維持することのできる内燃機関の吸気制御装置を提
供する。 【構成】 クランクカウンタCCNは30°CA毎にイ
ンクリメントし、1から24まで変化する。CCN=2
3となる時点からCCN=11となる時点まで(第1気
筒の吸気弁開弁期間を包含)、クランクカウンタCCN
がインクリメントする毎(30°CA毎)に閉弁時期T
Cを算出し、その値に応じて閉弁カウンタHCNをセッ
トし直す。そして、HCN=0となったとき、すなわち
CCN=6のときに算出された最新の閉弁時期TC6に
吸気制御弁2を閉弁する。このため、吸気制御弁2の閉
弁時期はそのときの内燃機関の運転状態に良好に対応す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各気筒に連通する複数
の吸気通路毎に、該吸気通路を開閉する複数の吸気制御
弁を配設した内燃機関の吸気制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、吸気通路毎にこうした吸気制
御弁を設けることで、吸気の逆流を防止するといったこ
とが行われている。例えば、内燃機関の吸気行程開始時
には吸気弁と排気弁とが同時に開状態となる(いわゆる
バルブオーバーラップ)。すると排気通路の燃焼ガスが
吸気通路へ逆流して吸気の充填効率が低下したり、燃費
が悪化したりしてしまう。そこで、このような吸気制御
弁を設けて吸気の逆流を防止し、内燃機関の運転性能を
高めることが行われているのである(例えば、特開昭6
3−65138号)。また、この吸気制御弁の開閉時期
は内燃機関の運転状態に応じて随時算出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の吸
気制御装置では、例えば特開平3−124925号公報
に記載のように、各吸気制御弁の開閉時期を720°C
A手前の時点で算出し、これに基づいて各吸気制御弁を
駆動している。このため、内燃機関の運転状態が大きく
変化する加減速時などには、そのときの運転状態と吸気
制御弁の開閉時期とが対応しなくなり、内燃機関の出力
が不安定になることがあった。
【0004】このような課題を解決するため、例えば、
各吸気制御弁の開閉時期を、その吸気制御弁が駆動され
る直前の排気行程などで算出することも考えられる。し
かしながら、この場合も加減速に伴う運転状態の変化に
追従しきれず、出力が不安定となる可能性がある。
【0005】そこで、本発明は、内燃機関の運転状態が
変化しても安定した出力を維持することのできる内燃機
関の吸気制御装置を提供することを目的としてなされ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するために
なされた本発明は、図8に例示するように、内燃機関の
各気筒に連通する複数の吸気通路毎に配設され、該各吸
気通路を開閉する複数の吸気制御弁と、上記内燃機関の
運転状態を検出する運転状態検出手段と、該検出された
運転状態に基づき、上記吸気制御弁の開弁時期および閉
弁時期の少なくともいずれか一方を算出する算出手段
と、該算出された開弁時期または閉弁時期に基づき上記
各吸気制御弁を駆動する駆動手段と、を備えた内燃機関
の吸気制御装置において、上記算出手段が、上記内燃機
関の吸気弁開弁期間内に配設される上記開弁時期または
閉弁時期を、該吸気弁開弁期間中に複数回算出し、上記
駆動手段が、上記算出手段が算出した最新の開弁時期ま
たは閉弁時期に基づき上記各吸気制御弁を駆動すること
を特徴とする内燃機関の吸気制御装置を要旨としてい
る。
【0007】
【作用】このように構成された本発明では、算出手段
は、内燃機関の吸気弁開弁期間内に配設される吸気制御
弁の開弁時期または閉弁時期を、次のように算出してい
る。すなわち、当該開弁時期または閉弁時期が配設され
る吸気弁開弁期間中に、運転状態検出手段が検出する内
燃機関の運転状態に基づいて複数回算出するのである。
すると、駆動手段は、上記算出手段が算出した最新の開
弁時期または閉弁時期に基づき各吸気制御弁を駆動す
る。
【0008】このため、上記開弁時期または閉弁時期
が、その時期にきわめて近い時期に検出された運転状態
に対応したものとなる。また、上記開弁時期または閉弁
時期は、吸気弁の開弁期間内に配設されるので、内燃機
関の出力に直接影響を与える。従って、本発明では、各
吸気制御弁の開弁時期または閉弁時期をそのときの内燃
機関の運転状態に良好に対応させ、内燃機関の出力を安
定化することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の実施例の概略構成を表すブロック
図である。図1において、4気筒のエンジン1には第1
〜第4気筒5,6,7,8毎に吸気弁11と排気弁12
が設けられている。また、各吸気弁11の上流位置の吸
気マニホールド13は、各気筒5〜8に各々連通する四
本の吸気通路13aに分岐しており、各吸気通路13a
内にはそれぞれ吸気制御弁2が設けられる。
【0010】吸気制御弁2は、吸気通路13a内に配設
されたバタフライ型の弁板2aと、弁板2aを90°
(全開)から0°(全閉)までの任意の角度に揺動させ
る駆動手段としてのアクチュエータ2bとからなり、各
吸気通路13aを個々に開閉するものである。なお、本
実施例で使用した吸気制御弁2の構成は、例えば特開平
5−222940号に詳しいので、ここではその構成の
詳細な説明を省略する。
【0011】また、吸気マニホールド13の上流には、
図示しないアクセルペダルを介して操作されエンジン1
に吸入される空気量を調整するスロットルバルブ14が
配設される。スロットルバルブ14は、アクセルペダル
が操作されていないときも所定のクリアランスを有し、
アイドリングに必要な所定の吸気流路を確保可能に構成
されている。吸気制御弁2は、CPU31を内蔵した算
出手段としての制御回路3の、入出力部32からの駆動
信号により開閉制御される。なお、制御回路3には、制
御プログラム記憶用のROM33および制御データ記憶
用のRAM34が設けられる。
【0012】エンジン1には、各気筒5〜8のピストン
が上死点(TDC)に位置するときにパルス信号を出力
するクランク角センサ35、30°CA(クランク角)
毎にパルス信号を出力する回転速度センサ36、気筒毎
の燃焼温度を検出する燃焼温度センサ37、気筒毎のノ
ッキングを検出するノックセンサ38、アクセルの踏込
み量TA、すなわちエンジン1の負荷状態を検出するス
ロットルセンサ39、エンジン1全体の吸入空気量を検
出する吸入空気量センサ40、エミッションの状態を検
出するエミッションセンサ41など、運転状態検出手段
としての種々のセンサが配設される。またスロットルバ
ルブ14近傍には、スロットルバルブ14のアイドル位
置を検出するアイドルスイッチを備え、スロットルバル
ブ14の開度を検出するスロットルポジションセンサ4
2が配設される。
【0013】本実施例では上記各センサからの信号に基
づいて各吸気制御弁2を開閉制御し、各気筒5〜8に吸
入される混合気量を調整することによってエンジン1の
出力を制御している。次にこのように構成された本実施
例の動作について説明する。図2は、実施例における吸
気制御弁2の制御パターンを表すタイムチャートであ
る。なお、図2では、第2気筒6,第4気筒8に関する
制御パターンを省略している。
【0014】制御回路3は、クランク角センサ35と回
転速度センサ36との出力信号に基づき、次のように駆
動するクランクカウンタCCNを構成している。すなわ
ち、図2に例示するようにクランクカウンタCCNは、
第1気筒5の吸気行程上死点(TDC)より5°CA手
前の時点でCCN=1に設定され、続いて30°CA毎
に1づつインクリメントする。そしてCCN=24の次
は再びCCN=1に設定される。制御回路3では、吸気
行程中のCCN=3の時点で、第1気筒5の吸気制御弁
2の開弁時期算出処理を実行している。この開弁時期算
出処理は、次の吸気行程における吸気制御弁2の開弁時
期を、エンジン1の回転数NEなどに基づいて算出する
周知の処理である。
【0015】なお、本実施例では、吸気制御弁2の開弁
時期を吸気弁11の開弁時期より手前に設定している。
このため、吸気制御弁2の開弁時期は吸気弁11の開弁
時期より手前であればよく、さほど正確な演算は必要な
い。従って、開弁時期算出処理はきわめて短時間で終了
し、後述の閉弁時期算出処理の間に割込処理として実行
される。また、第3気筒7の開弁時期算出処理は、図に
示すようにCCN=9の時点で実行され、この他、第2
気筒6,第4気筒8の開弁時期算出処理は、CCN=2
1,15の時点で実行される。
【0016】一方、本実施例では、吸気制御弁2の閉弁
時期TCを吸気弁11の閉弁時期より手前に設定してお
り、この閉弁時期TCはエンジン1の出力に直接影響を
与える。このため、閉弁時期算出処理は、前述の開弁時
期算出処理と異なり、エンジン1の運転状態に応じて厳
密に実行する必要がある。次に、本発明の主要部である
この閉弁時期算出処理について詳述する。
【0017】図3は、制御回路3が実行する閉弁時期算
出処理のメインルーチンを表すフローチャートである。
なお、制御回路3は、クランクカウンタCCNがインク
リメントする毎にこの処理を実行する。先ず、処理を開
始すると、ステップ100,101にてCCN≧23ま
たはCCN≦11であるか否かを判断する。ステップ1
00またはステップ101で肯定判断するとステップ1
02へ移行し、後述する第1気筒の閉弁時期算出ルーチ
ンを実行する。ここで、第1気筒5の吸気弁11は、C
CN=1となる直前に開弁し、CCN=9となる時点と
CCN=10となる時点との中間で閉弁する。また、第
1気筒5の吸気制御弁2の閉弁時期もほぼこの期間に配
設される。そこで、上記吸気弁11の開弁期間を包含す
るCCN=23からCCN=11に至る期間において、
第1気筒5の吸気制御弁2の閉弁時期を算出するのであ
る。
【0018】ステップ102の次はステップ103へ移
行する。また、クランクカウンタCCNの値が12≦C
CN≦22の範囲にあり、ステップ100,101にて
共に否定判断した場合は直接ステップ103へ移行す
る。ステップ103では、クランクカウンタCCNの値
が5≦CCN≦17の範囲にあるか否かを判断する。こ
の期間は第3気筒7の吸気弁11の開弁期間を包含して
おり、ステップ103にて肯定判断した場合は、ステッ
プ104にて第3気筒の閉弁時期算出ルーチンを実行
し、続くステップ105へ移行する。また、ステップ1
03にて否定判断した場合は直接ステップ105へ移行
する。
【0019】以下同様に、ステップ105では11≦C
CN≦23(第4気筒8の吸気弁11開弁期間を包含)
であるか否かを判断し、肯定判断したときのみ第4気筒
の閉弁時期算出ルーチンを実行する(ステップ10
6)。また、ステップ107,108にてCCN≧17
またはCCN≦5(第2気筒6の吸気弁11開弁期間を
包含)であるか否かを判断し、肯定判断したときのみ第
2気筒の閉弁時期算出ルーチンを実行して(ステップ1
09)処理を終了する。
【0020】次に、前述の第1気筒の閉弁時期算出ルー
チンを、図4のフローチャートに基づき説明する。な
お、前述の第2〜第4気筒の閉弁時期算出ルーチンもこ
れとほぼ同様に構成されている。処理を開始すると、先
ず、ステップ111にて、第1気筒5の吸気制御弁2が
開弁中であるか否かを判断する。閉弁中であれば、閉弁
時期を算出する必要がないので、否定判断してそのまま
メインルーチンへ復帰する。また、開弁中であれば、肯
定判断して続くステップ113へ移行する。ステップ1
13では、下記の表1に例示するようなマップを用い
て、エンジン1の回転数NEと、アクセルの踏込み量T
Aに応じた負荷状態とに対応する基本閉弁時期TCBA
SEを算出する。なお、表1では、基本閉弁時期TCB
ASEを吸気行程の下死点(BDC)に対する進角量で
表している。
【0021】
【表1】
【0022】続くステップ115では、基本閉弁時期T
CBASEを、以下の補正係数によって補正し、閉弁時
期TCを算出する。すなわち、ステップ115では次式
により閉弁時期TCを算出する。 TC=TCBASE+TTC+FTC+TRTC+BTC+
NTC+NETC+TDC 但し、TTC :過渡時の
A/F補正進角量 FTC :燃焼温度の補正進角量 TRTC:トラクション制御の補正進角量 BTC :減速時の吸気ブレーキ制御の補正進角量 NTC :ノック時の補正進角量 NETC:空気量制御の補正進角量 TDC :アクチュエータの経時変化補正進角量 続くステップ117では、現時点がステップ115にて
算出した閉弁時期TCより手前であるか否かを判断す
る。閉弁時期TCより手前である場合、肯定判断してス
テップ121へ移行し、現時点が閉弁時期TCまで30
°CA以内の時点にあるか否かを判断する。30°CA
以内である場合、肯定判断してステップ123へ移行
し、現時点から閉弁時期TCまでの時間に対応する値を
閉弁カウンタHCNにセットしてメインルーチンへ復帰
する。すると、閉弁カウンタHCNは、エンジン1が3
0°CA回転する時間より充分短い所定時間毎にデクリ
メントする。そして、HCN=0となると、制御回路3
は図示しない他のルーチンにより吸気制御弁2を駆動し
て閉弁する。
【0023】例えば、図2に例示するように、CCN=
6となった時点で閉弁時期TC6を算出し、このTC6
は次にCCN=7となる時点より手前にあるとする。す
ると、ステップ117,121にて共に肯定判断し、そ
の時点からTC6までの時間に対応する値を閉弁カウン
タHCNにセットする。すると、閉弁カウンタHCNは
徐々に減少し、時点TC6にてHCN=0となる。これ
を受けて、制御回路3はアクチュエータ2bに駆動信号
を出力し、吸気制御弁2を閉弁するのである。
【0024】図4に戻って、ステップ115にて算出し
た閉弁時期TCが現時点より30°CA以上先である場
合、ステップ121にて否定判断してそのままメインル
ーチンへ復帰する。これは、閉弁時期TCが30°CA
以上先であるので、次回の処理時に閉弁カウンタHCN
をセットすればよいからである。
【0025】更に、ステップ115にて算出した閉弁時
期TCが現時点より手前である場合、ステップ117に
て否定判断してステップ125へ移行し、吸気制御弁2
を即時閉弁する。これは、例えば次のような事態が発生
したときなされる処理である。すなわち、図5に例示す
るように、CCN=6となった時点で算出した閉弁時期
TC6が、その時点より30°CA先のCCN=7とな
る時点より先であったとする。前述したように、この場
合閉弁カウンタHCNのセットは行わない。ところが、
その後エンジン1の運転状態が変化し、CCN=7とな
った時点で算出した閉弁時期TC7がその時点より手前
になったとする。すると、この場合、吸気制御弁2の閉
弁が既に手遅れになっているので、閉弁カウンタHCN
をセットせず、即座に閉弁するのである。
【0026】このように構成された本実施例では、吸気
弁11の開弁期間中、エンジン1の負荷,回転数などの
運転状態に基づき吸気制御弁2の閉弁時期TCを30°
CA毎に算出している。そして、算出された最新の閉弁
時期TCに基づき、吸気制御弁2を駆動して閉弁するこ
とができるのである。このため、エンジン1の出力に直
接影響を与える吸気制御弁2の閉弁時期TCを、そのと
きのエンジン1の運転状態に良好に対応させることがで
きる。従って、加減速時などのようにエンジン1の運転
状態が大きく変化する場合にも、追従性よく上記閉弁時
期TCを制御して、安定したエンジン1の出力を維持す
ることができる。
【0027】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の態
様で実施することができる。例えば、図6のフローチャ
ートに例示するように、上記実施例の第1気筒の閉弁時
期算出ルーチンにおいてステップ121は省略してもよ
い。この場合、図7のタイムチャートに例示するよう
に、当該ルーチンの処理期間中、閉弁カウンタHCNが
30°CA毎にセットし直される。このように構成して
も、上記実施例と同様の作用・効果が得られる。なお、
このように構成した場合、当該ルーチンの処理期間中に
エンジン1の運転状態が変化すると、閉弁カウンタHC
Nの値は図に示すように、30°CA毎にスキップ状に
変化する。
【0028】また、上記各実施例では、30°CA毎に
吸気制御弁2の閉弁時期TCを算出しているが、30°
CAに対応する時間はエンジン1の回転数NEが増加す
るに伴って短くなる。このため、回転数NEが高いと制
御回路3の負担が大きくなることがある。そこで、閉弁
時期TCの演算周期を、例えば、NE<2000r.p.m.
のときは30°CA毎、2000r.p.m.≦NE<400
0r.p.m.のときは60°CA毎、4000r.p.m.≦NE
のときは90°CA毎、などと順次変化させることによ
って、制御回路3の負担を軽減してもよい。また、閉弁
時期TCの演算周期を時間によって設定してもよく、こ
の場合も同様の作用・効果が得られる。
【0029】更に、上記各実施例では、各気筒の閉弁時
期算出ルーチンを当該気筒の吸気弁11開弁以前から実
行しているが、開弁時期算出処理と同様、720°CA
前におおよその閉弁時期TCを算出しておき、その閉弁
時期TCより所定時間手前から閉弁時期算出ルーチンを
開始してもよい。この場合、制御回路3の負担を一層軽
減することができる。
【0030】一方、上記各実施例では、吸気制御弁2の
閉弁時期TCを複数回算出する例について説明したが、
吸気制御弁2の開弁時期が当該気筒の吸気弁11開弁期
間中に配設される場合は、その開弁時期を厳密に算出し
なければならない。この場合も、上記各実施例の閉弁時
期算出処理と同様、吸気弁11開弁期間中に開弁時期の
算出処理を複数回実行することにより、開弁時期をその
ときのエンジン1の運転状態に良好に対応させることが
できる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の内燃機関
の吸気制御装置では、内燃機関の出力に直接影響を与え
る各吸気制御弁の開弁時期または閉弁時期を、そのとき
の内燃機関の運転状態に良好に対応させることができ
る。このため、加減速時などのように内燃機関の運転状
態が大きく変化する場合にも、追従性よく上記開弁時期
または閉弁時期を制御して、安定した内燃機関の出力を
維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の概略構成を表すブロック図である。
【図2】実施例の吸気制御弁制御パターンを表すタイム
チャートである。
【図3】実施例の閉弁時期算出処理のメインルーチンを
表すフローチャートである。
【図4】実施例の第1気筒の閉弁時期算出ルーチンを表
すフローチャートである。
【図5】その閉弁時期算出ルーチンで即時閉弁する場合
を表すタイムチャートである。
【図6】他の実施例の第1気筒の閉弁時期算出ルーチン
を表すフローチャートである。
【図7】その実施例の吸気制御弁制御パターンを表すタ
イムチャートである。
【図8】本発明の構成例示図である。
【符号の説明】
1…エンジン 2…吸気制御弁 3
…制御回路 5,6,7,8…気筒 11…吸気弁 1
3…吸気マニホールド 13a…吸気通路 14…スロットルバルブ 3
5…クランク角センサ 36…回転速度センサ 37…燃焼温度センサ
38…ノックセンサ 39…スロットルセンサ 40…吸入空気量センサ 4
1…エミッションセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小浜 時男 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 吉松 昭夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の各気筒に連通する複数の吸気
    通路毎に配設され、該各吸気通路を開閉する複数の吸気
    制御弁と、 上記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段
    と、 該検出された運転状態に基づき、上記吸気制御弁の開弁
    時期および閉弁時期の少なくともいずれか一方を算出す
    る算出手段と、 該算出された開弁時期または閉弁時期に基づき上記各吸
    気制御弁を駆動する駆動手段と、 を備えた内燃機関の吸気制御装置において、 上記算出手段が、上記内燃機関の吸気弁開弁期間内に配
    設される上記開弁時期または閉弁時期を、該吸気弁開弁
    期間中に複数回算出し、 上記駆動手段が、上記算出手段が算出した最新の開弁時
    期または閉弁時期に基づき上記各吸気制御弁を駆動する
    ことを特徴とする内燃機関の吸気制御装置。
JP5322095A 1993-12-21 1993-12-21 内燃機関の吸気制御装置 Pending JPH07174026A (ja)

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