JPH07173419A - インクセット及びこれを用いたインクジェット記録方法 - Google Patents
インクセット及びこれを用いたインクジェット記録方法Info
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- JPH07173419A JPH07173419A JP31811893A JP31811893A JPH07173419A JP H07173419 A JPH07173419 A JP H07173419A JP 31811893 A JP31811893 A JP 31811893A JP 31811893 A JP31811893 A JP 31811893A JP H07173419 A JPH07173419 A JP H07173419A
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Abstract
トを提供する。 【構成】 イエロー、シアン及びマゼンタの3色のカラ
ーインクを含むインクセットであって、各インクは色材
として顔料を含み、且つステキヒトサイズ度が20〜6
0secの紙を使用したときのブリストウ法における各
インクの浸透係数が1〜10ml/m2・s1/2であるこ
とを特徴とするインクセットである。
Description
クジェット記録方法に関し、詳しくは、普通紙に対して
高品位印字及び高画質なカラー画像が得られるインクセ
ット及びこれを用いたインクジェット記録方法に関す
る。
(インク)の小滴を飛翔させ、紙などの被記録材に付着
させて記録を行うものである。特に、本出願人が特公昭
61−59911号公報、特公昭69−59912号公
報、特公昭61−59914号公報において開示した、
吐出エネルギー供給手段として電気熱変換体を用い、熱
エネルギーをインクに与えて気泡を発生させることによ
り液滴を吐出させる方法によれば、記録ヘッドの高密度
マルチオリフィス化が容易に実現でき、高解像度、高品
質の画像を高速で記録できる。
に用いられるインクは一般に水を主成分とし、これに乾
燥防止、目詰まり防止などの目的でグリコールなどの水
溶性高沸点溶剤を含有したものが一般的で、このような
インクを用いて普通紙に記録を行った場合、インクが記
録紙の内部に浸透してしまい十分な画像濃度が得られな
かったり、記録紙表面の填料、サイズ剤の不均一な分布
によると思われる画像濃度の不均一が生じたりした。ま
た、特にカラー画像を得ようとした場合には、複数の色
のインクがインクが定着する以前に次々と重ねられるこ
とから、異色の画像の境界の部分では、色がにじんだ
り、不均一に混じり合って(以下ブリーディングとい
う)満足すべき画像が得られなかった。
5−65269号公報に示すインク中に界面活性剤等の
浸透性を高める化合物を添加するインクを用いること、
また、特開昭55−66976号公報には揮発性溶媒を
主体としたインクを用いることが開示されている。しか
し、前者の方法では、インクの記録紙への浸透性が向上
し、ブリーディングはある程度抑えられるもののインク
が着色剤諸共記録紙奥深くまで浸透してしまうため、画
像濃度が低下したり、画像の鮮明性が低下したりするな
どの不都合があった。また、記録紙表面に対する濡れ性
が向上するためインクが広がり易く、解像性の低下をき
たしたり、にじみが発生し、特に黒文字を表現する場合
に品位の低下が起こり好ましくないものであった。一方
後者の場合には、前者の不都合に加え、記録ヘッドのノ
ズル部での溶剤の蒸発による目詰まりが発生し易く好ま
しくないものであった。
画像を良好にせしめる液体を付着させる方法が開示され
ている。特開昭63−29971号公報には、1分子当
り2個以上のカチオン性基を有する有機化合物を含有す
る液体を付着させた後、アニオン染料を含有したインク
を記録する方法が、特開昭64−9279号公報には、
コハク酸等含有した酸性液体を付着させた後、インクを
記録する方法が、特開昭64−63185号公報には、
染料を不溶化する液体を記録前に付着させる方法が開示
されている。前記これらの方法は、いずれもインク中の
染料自体の折出により記録画像の定着性、耐水性等を向
上させるものである。しかし、前記何れの場合において
もブリーディングはある程度抑えられ、黒文字品位の低
下もそれほど起こらないものの、折出した染料が記録紙
上で不均一に折出するため、記録紙の紙繊維の被覆性が
悪く、白いボイドが目立つ画像となってしまい好ましい
ものではなかった。また、これらの記録方法では、記録
インクの噴射に先立って、記録紙上に画像を良好にせし
める液体を付着させることが必要であり、前記液体を付
着させる装置あるいは手段が必要となるため、やや記録
装置が複雑化する等の不都合があった。
実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、普通紙
記録において、十分な画像濃度が得られ、画像濃度の均
一性が高く、特にカラー画像におけるブリーディングを
防止し、また、高い黒文字品位が得られ、耐水性も高
く、さらに、記録装置の簡素化がはかれるインクセット
及びこれを用いたインクジェット記録方法を提供するこ
とである。
明によって達成される。
マゼンタの3色のカラーインクを含むインクセットであ
って、各インクは色材として顔料を含み、且つステキヒ
トサイズ度が20〜60secの紙を使用したときのブ
リストウ法における各インクの浸透係数が1〜10ml
/m2・s1/2であることを特徴とするインクセットであ
り、好ましくは各インクの浸透係数が3〜10ml/m
2・s1/2であり、各インクが顔料の分散剤として水溶性
樹脂を含む。
タの3色のカラーインクとブラックインクを含むインク
セットであって、各インクは色材として顔料を含み、且
つステキヒトサイズ度が20〜60secの紙を使用し
たときのブリストウ法における各カラーインクの浸透係
数が1〜10ml/m2・s1/2であり、ブラックインク
の浸透係数が0.1〜3ml/m2・s1/2であることを
特徴とするインクセットであり、好ましくは各カラーイ
ンクの浸透係数が3〜10ml/m2・s1/2であり、前
記ブラックインクの浸透係数が0.1〜1ml/m2・
s1/2である。
使用してインクジェット方式によりステキヒトサイズ度
が20〜60secの範囲にある紙に記録を行うことを
特徴とするインクジェット記録方法であり、好ましくは
インクに熱エネルギーを作用させてインク滴を吐出させ
るインクジェット方式を採用したインクジェット記録方
法である。
ゼンタ、シアンの各カラーインク、更にはブラックのイ
ンクを用い、インクを普通紙上に吐出し、カラー画像を
記録する方法において、前記イエロー、マゼンタ、シア
ンの各カラーインクが色材として、顔料を含有し、且つ
各カラーインクがステキヒトサイズ度が20〜60se
cの紙を使用した時のブリストウ法における浸透係数が
1〜10ml/m2・s1/2である組合せからなるインク
セットとすることによって、ブラックのインクとカラー
インクが記録紙上で混合した場合でも、前記ブラックの
インクを記録紙上に着弾した直後に紙の表面において凝
集させるようにすれば、前記目的に叶う記録画像が得ら
れることを確かめた。
ラーインク(以下カラーインクという)とブラックのイ
ンク(以下ブラックインクという)が顔料インクであ
り、且つカラーインクがステキヒトサイズ度が20〜6
0secの紙を使用した時のブリストウ法における浸透
係数が1〜10ml/m2・s1/2、好ましくは3〜10
ml/m2・s1/2であれば、前記カラーインクの記録紙
に対する浸透性が向上し、ほぼ瞬時的にカラーインクは
紙に浸透する。したがって、前記カラーインク間のブリ
ーディングは防止できる。また、ブラックインクとして
顔料インクを用いることによってインクが、記録紙上に
着弾した直後に記録紙上で凝集し、顔料成分を記録紙上
の表面近傍に固定させることによって、前記カラーイン
クが接触した場合においてカラーインクとブラックイン
ク間のブリーディングを防止し、高い画像濃度、鮮明で
均一な高画質画像が得られることを見出し、本発明に至
った。
ズ度が20〜60secの紙を使用した時のブリストウ
法における浸透係数が0.1〜3ml/m2・s1/2、よ
り好ましくは0.1〜1ml/m2・s1/2であれば、十
分な画像濃度が得られ、カラー画像におけるブリーディ
ングを防止し、且つ黒文字品位の良好な画像が得られ
る。
術協会(J’TAPPI)の定める試験方法であり、
J’TAPPI No.51、紙、板紙の液体吸収性試
験方法にその詳細が述べられている。ブリストウ法は、
液体の紙への接触時間の1/2乗(sec1/2)に対
する、液体の浸透深さ(ml/m2)を求めたものであ
る。
としては、顔料分散に用いられる水溶性樹脂を使用する
ことが出来るが、かかる水溶性樹脂としては、アミンあ
るいは塩基を溶解させた水溶液に可溶で重量平均分子量
が3,000〜30,000の範囲が好ましい。更に好
ましくは5,000〜15,000の範囲であるものな
らどの様なものでも使用することが可能である。
ック等の天然高分子、ポリアクリル酸、スチレン−アク
リル酸共重合体、スチレン−アクリル酸−アクリル酸エ
チル共重合体等のスチレン−アクリル酸−アクリル酸ア
ルキルエスエル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合
体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタ
クリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチ
レン−マレイン酸ハーフエステル共重合体、ビニルナフ
タレン−アクリル酸共重合体、ビニルナフタレン−マレ
イン酸共重合体、スチレン−マレイン酸ハーフエステル
−無水マレイン酸共重合体、あるいはこれらの塩等が挙
げられる。
サイズ度が20〜60secの紙を使用した時のブリス
トウ法における浸透係数が1〜10ml/m2・s1/2で
あることを特徴とするため、浸透性を付与する界面活性
剤、又は浸透性溶剤を含有する場合がある。
のカラーインクに浸透性を付与するものであれば特に限
定されないが、非イオン性界面活性剤、例えば、高級ア
ルコールのエチレンオキサイド付加物、アルキルフェノ
ールのエチレンオキサイド付加物、エチレンオキサイド
−プロピレンオキサイド共重合体、アセチレングリコー
ルのエチレンオキサイド付加物等が好ましく用いられ
る。
トラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、エチレ
ングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチル
エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル
類、エタノール、イソプロピルアルコール等が好ましく
用いられる。
剤の他に、通常、水、及び必要に応じて水溶性有機溶剤
を配合してなる。水溶性有機溶剤としては、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類、アセ
トン等のケトン類、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール等のポリアルキレングリコール類、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、ブチレング
リコール、トリエチレングリコール、1,2,6−ヘキ
サントリオール、チオジグリコール、ヘキシレングリコ
ール、ジエチレングリコール等のアルキレングリコール
類、エチレングリコールメチルエーテル、ジエチレング
リコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコール
モノメチルエーテル等の多価アルコールの低級アルキル
エーテル類、エタノール、イソプロピルアルコール等の
1価アルコール類、そのほか、グリセリン、N−メチル
−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリ
ジノン、トリエタノールアミン、スルホラン、ジメチル
サルフォキサイド等が用いられる。
調整剤、防腐剤、酸化防止剤、蒸発促進剤等の添加剤を
配合してもかまわない。
度が20〜60secの紙を使用した時のブリストウ法
における浸透係数が0.1〜3ml/m2・s1/2、より
好ましくは0.1〜1ml/m2・s1/2であるようにす
るために、浸透性を付与する界面活性剤、又は浸透性溶
剤を含有する場合には、カラーインクのそれと同様のこ
とがいえる。
インクで使用される顔料について説明する。
に使用される顔料の含有量はインク全重量に対して1〜
20重量%、好ましくは2〜12重量%の範囲であるこ
とが好ましい。本発明で色材として使用する顔料は上記
性能を満足するものならばどのようなものでも使用可能
だが、黒インクに使用されるカーボンブラックとして
は、ファーネス法、チャネル法で製造されたカーボンブ
ラックで、一次粒子径が15から40mμ、BET法に
よる比表面積が50から300平方m/g、DBP吸油
量が40から150ml/100g、揮発分が0.5か
ら10%、pH値が2から9を有し、例えば、NO.2
300、NO.900、MCF88、NO.33、N
O.40、NO.45、NO.52、MA7、MA8、
NO.2200B(以上三菱化成製)、RAVEN12
55(コロンビア製)、REGAL400R、REGA
L330R、REGAL660R、MOGUL L(キ
ャボット製)、Color Black FW1、CO
LOR Black FW18、Color Blac
k S170、Color Black S150、P
rintex 35、Printex U(デグッサ)
等の市販品を使用することが出来る。本発明のカラーイ
ンク及びブラックインクには顔料の分散するために分散
剤が含有される。分散剤は、水溶性樹脂ならどんなもの
でも使用可能だが、重量平均分子量が1000から30
000の範囲のものが好ましい。さらに、好ましくは3
000から15000の範囲である。具体的には、スチ
レン、スチレン誘導体、ビニルナフタレン、ビニルナフ
タレン誘導体、α、β−エチレン性不飽和カルボン酸の
脂肪族アルコールエステル等、アクリル酸、アクリル酸
誘導体、マレイン酸、マレイン酸誘導体、イタコン酸、
イタコン酸誘導体、フマール酸、フマール酸誘導体等か
ら選ばれた少なくとも2つ以上の単量体(このうち少な
くとも1つは親水性単量体)からなるブロック共重合
体、あるいは、ランダム、グラフト共重合体、また、こ
れらの塩等が挙げられる。これらの樹脂は、塩基を溶解
させた水溶液に可溶でアルカリ可溶型樹脂である。さら
に、親水性単量体からなるホモポリマー、また、それら
の塩でも良い。また、ポリビニルアルコール、カルボキ
ジメチルセルロース、ナフタレンスルホン酸ホルムアル
デヒド縮合物等の水溶性樹脂も使用することが可能であ
る。しかし、アルカリ可溶型の樹脂を用いた場合の方
が、分散液の低粘度化が可能で、分散も容易であるとい
う利点が有る。さらに、pH6以下で、凝集を開始する
樹脂が、印字濃度の向上、及び、ブリーディングの防止
には、特に好ましい。尚、前記水溶性樹脂はインク全重
量に対して0.1〜5重量%の範囲で含有される事が好
ましい。さらに、本発明のカラーインク及びブラックイ
ンクは、好ましくはインク全体が中性またはアルカリ性
に調整されていると、前記水溶性樹脂の溶解性を向上さ
せ、一層の長期保存性に優れたインクとすることができ
るので望ましい。但し、この場合、インクジェット記録
装置に使われている種々の部材の腐食の原因となる場合
があるので7〜10のpH範囲とすることが望ましい。
タノールアミン、トリエタノールアミン等の各種有機ア
ミン、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カリ
ウム等のアルカリ金属の水酸化物等の無機アルカリ剤、
有機酸や、鉱酸があげられる。以上のごとき、顔料及び
水溶性樹脂は水溶性媒体中に分散または溶解される。
において好適な水性媒体は、水及び水溶性有機溶剤の混
合溶媒であり、水としては種々のイオンを含有する一般
の水ではなく、イオン交換水(脱イオン水)を使用する
のが好ましい。
として水と混合して使用される水溶性有機溶剤として
は、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n
−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−
ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、ter
t−ブチルアルコール等の炭素数1−4のアルキルアル
コール類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド等のアミド類;アセトン、ジアセトンアルコール等の
ケトンまたはケトアルコール類;テトラヒドロフラン、
ジオキサン等のエーテル類;ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリコー
ル類;エチレングリコール、プロピレングリコール、ブ
チレングリコール、トリエチレングリコール、1,2,
6−ヘキサントリオール、チオジグリコール、ヘキシレ
ングリコール、ジエチレングリコール等のアルキレン基
が2〜6個の炭素原子を含むアルキレングリコール類;
グリセリン;エチレングリコールモノメチル(またはエ
チル)エーテル、ジエチレングリコールメチル(または
エチル)エーテル、トリエチレングリコールメチル(ま
たはエチル)エーテル等の多価アルコールの低級アルキ
ルエーテル類;N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロ
リドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等が
あげられる。これら多くの水溶性有機溶剤の中でもジエ
チレングリコール等の多価アルコール、トリエチレング
リコールモノメチル(またはエチル)エーテル等の多価
アルコールの低級アルキルエーテルが好ましい。
ノール、あるいは、イソプロピルアルコールを1%以上
添加することが効果的である。これはこれら溶剤を添加
することによって記録液の薄膜抵抗体上での発泡をより
安定に行うことができるからと考えられる。
中の上記水溶性有機溶剤の含有量は、一般にはインク全
重量の3〜50重量%の範囲で有り、好ましくは3〜4
0重量%の範囲で有り、使用する水はインク全重量の1
0〜90重量%、好ましくは30〜80重量%の範囲で
ある。
ンクは、上記の成分のほかに必要に応じて所望の物性値
を持つインクとするために、界面活性剤、消泡材、防腐
剤等を添加することができ、さらに、市販の水溶性染料
などを添加することもできる。
安定性等の悪影響を及ぼさないものであれば限られるも
のではなく、例えば、脂肪酸塩類、弗素系界面活性剤、
高級アルコール硫酸エステル塩類、液体脂肪油硫酸エス
テル塩酸、アルキルアリルスルホン酸塩類等の陰イオン
界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、
ポリオキシエチレンアルキルエステル類、ポリオキシエ
チレンソルビタンアルキルエステル類、アセチレンアル
コール、アセチレングリコール等の非イオン性界面活性
剤があり、これらの1種または、2種以上を適宜選択し
て使用できる。その使用量は分散剤により異なるがイン
ク全重量に対して0.01から5重量%が望ましい。
の調製方法は、はじめに、分散樹脂、水を少なくとも含
有する水溶液に顔料を添加し、撹拌した後、後述の分散
手段を用いて分散を行い、必要に応じて遠心分離処理を
行い、所望の分散液を得る。次に、この分散液に本発明
において使用される化合物、上記で挙げたような成分を
加え、攪拌しインクとする。
樹脂を溶解させるために塩基を添加することが必要であ
る。
にプレミキシングを30分間以上行うことが効果的であ
る。このプレミキシング操作は、顔料表面の濡れ性を改
善し、顔料表面への吸着を促進するものである。
液に添加される塩基類としては、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、アミ
ンメチルプロパノール、アンモニア等の有機アミン、あ
るいは、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等の無機塩
基が好ましい。
インクを調製するために使用する分散機は、一般に使用
される分散機なら、如何なるものでも良いが、例えば、
ボールミル、ロールミル、サンドミルなどが挙げられ
る。
く、例えば、スーパーミル、サンドグラインダー、ビー
ズミル、アジテータミル、グレンミル、ダイノーミル、
パールミル、コボルミル(いずれも商品名)等が挙げら
れる。
顔料を得る方法としては、分散機の粉砕メディアのサイ
ズを小さくする、粉砕メディアの充填率を大きくする、
また処理時間を長くする、吐出速度を遅くする、粉砕後
フィルターや遠心分離機分等で分級するなどの手法が用
いられる。またはそれらの手法の組合せが挙げられる。
る。本発明には記録ヘッドの記録インクに記録信号を与
え、発生した熱エネルギーにより液滴を吐出する方式が
好ましい。また電気機械交換素子を使用した記録ヘッド
も使用することができる。熱エネルギーを使用したその
装置の主要部である記録ヘッドの構成を図1、図2、図
3に示す。
ス、セラミック、又はプラスチック等と感熱記録に用い
られる発熱抵抗体を有する発熱ヘッド15(図ではヘッ
ドが示されているが、これに限定されるものではない)
とを接着して得られる。発熱ヘッド15は酸化シリコン
等で形成される保護膜16、アルミニウム電極17−
1、17−2、ニクロム等で形成される発熱抵抗体層1
8、畜熱層19、アルミナ等の放熱性のよい基板20よ
りなっている。
来ており、圧力Pによりメニスカス23を形成してい
る。
号が加わると、発熱ヘッド15のnで示される領域が急
激に発熱し、ここに接しているインク21に気泡が発生
し、その圧力でメニスカスが吐出し、オリフィス22よ
り記録液滴24となり、被記録材25に向かって飛翔す
る。図3には図1に示したノズルを多数並べた記録ヘッ
ドの概略図を示す。該記録ヘッドは多数の流路を有する
ガラス板等27と図1において説明したものと同様の発
熱ヘッド28を密着して作られる。
の断面図であり、図2は図1のA−B線での断面図であ
る。
ット記録装置の一例を示す。
てのブレードで、その一端はブレード保持部材によって
保持されて固定端となり、カレンチレバーの形態をな
す。ブレード61は記録ヘッドによる記録領域に隣接し
た位置に配置され、記録ヘッドの移動方向と垂直な方向
に移動して吐出口面と当接し、キャッピングを行う構成
を備える。さらに63はブレード61に隣接して設けら
れるインク吸収体であり、ブレード61と同様、記録ヘ
ッドの移動経路中に突出した形態で保持される。前記ブ
レード61、キャップ62、吸収体63によって吐出回
復部64が構成され、ブレード61、及び吸収体63に
よってインク吐出口面に水分、塵等の除去が行われる。
出口を配した吐出口面に対向する被記録材にインクを吐
出して記録を行う記録ヘッド、66は記録ヘッド65を
搭載して記録ヘッド65の移動を行うためのキャリッジ
である。キャリッジ66はガイド軸67とよう動可能に
係合し、キャリッジ66の一部はモータ68によって駆
動されるベルト69と接続(図示せず)している。これ
によりキャリッジ66はガイド軸67に沿った移動が可
能となり、記録ヘッド65による記録領域及びその隣接
した領域の移動が可能となる。
52はモータ(図示せず)により駆動される紙送りロー
ラーである。これらの構成によって記録ヘッドの吐出口
面と対向する位置へ被記録材が給紙され、記録が進行す
るにつれて、排紙ローラー53を配した排紙部へ排紙さ
れる。
了等でホームポジションに戻る際、ヘッド回復部64の
キャップ62は記録ヘッド65の移動経路から退避して
いるが、ブレード61は移動経路中に突出している。こ
の結果、記録ヘッド65の吐出口面がワイピングされ
る。尚、キャップ62が記録ヘッド65の吐出口面に当
接してキャッピングを行う場合、キャップ62は記録ヘ
ッドの移動経路中に突出するように移動する。
録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード
61は前記したワイピング時の位置と同一の位置にあ
る。この結果、この移動においても記録ヘッド65の吐
出口面はワイピングされる。
移動は、記録終了時や吐出回復時ばかりではなく、記録
ヘッドが記録のために記録領域を移動する間に所定の間
隔で記録領域に隣接したホームポジションへ移動し、こ
の移動に伴って上記ワイピングが行われる。
チューブを介して供給されるインクを収容したインクカ
ートリッジの一例を示す図である。ここで40は供給用
インクを収容したインク収容部、例えばインク袋であ
り、その先端にはゴム製の栓42が設けられている。こ
の栓42に針(図示せず)を挿入することにより、イン
ク袋40中のインクをヘッドに供給可能ならしめる。4
4は廃インクを受容する吸収体である。
がポリオレフィン、特にポリエチレンで形成されている
ものが好ましい。
置としては、前記の如きヘッドとインクカートリッジが
別体となったものに限らず、図6に示す如きそれらが一
体となったものも好適に用いられる。
て、この中にインクを収容したインク収容部、例えばイ
ンク吸収体が収納されており、かかるインク吸収体中の
インクが複数のオリフィスを有するヘッド部71からイ
ンク滴として吐出される構成になっている。インク吸収
体の材料としては、例えばポリウレタンを用いることが
できる。72は記録ユニット内部を大気に連通させるた
めの大気連通口である。この記録ユニット70は、図4
で示す記録ヘッドに変えて用いられるものであって、キ
ャリッジ66に対し脱着自在になっている。尚、本発明
に使用する記録装置において、上記ではインクに熱エネ
ルギーを作用させてインク液滴を吐出するインクジェッ
ト記録装置を例に挙げたが、そのほか圧電素子を使用す
るピエゾ方式のインクジェット記録装置でも同様に利用
できる。
は、例えば、前記図3に示した記録ヘッドを4つのキャ
リッジ上に並べた記録装置を使用する。図7はその一例
である。81、82、83、84はそれぞれイエロー、
マゼンタ、シアン、ブラック各色の記録インクを吐出す
るための記録ヘッドである。該ヘッドは前記した記録装
置に配置され、記録信号に応じて、各色の記録インクを
吐出する。また、図7では記録ヘッドを4つ使用した例
を示したが、これに限定されるものではなく、図8に示
したように1つの記録ヘッドでイエロー、マゼンタ、シ
アン、ブラックを液流路を分けて行う場合も好ましい。
詳細に説明する。
例3、比較例1で使用するインクを、本文中に記載した
方法で作成した。これらのインクを用いインクジェット
方式でカラー画像を作成し、画像について以下の評価を
行った。評価結果を表3に示す。
ノン製)を用い、印字する普通紙としてNP−DRYコ
ピー用紙(商品名:キヤノン製、ステキヒトサイズ度2
5sec)及びXEROX4024(商品名:ステキヒ
トサイズ度35sec)を用い、印字を行った。得られ
た画像を目視により観察し、ブリーディング及び黒文字
の品位について、下記の基準で夫々評価した。
った。
ており、実用上問題ある。
り、実用上問題ある。
部 ・樹脂A 0.8部 ・モノエタノールアミン 0.3部 ・グリセリン 8部 ・エチレングリコール 13部 ・ジエチレングリコール 3部 ・イソプロピルアルコール 3部 ・イオン交換水 68.9部 (イエローインク) ・C.I.ピグメントイエロー 4 3部 ・樹脂A 0.8部 ・モノエタノールアミン 0.3部 ・グリセリン8部 ・エチレングリコール 13部 ・ジエチレングリコール 3部 ・イソプロピルアルコール 3部 ・ノイゲンET−150E 3部 ・イオン交換水 65.9部 (マゼンタインク)イエローインクで使用した顔料に代
えてC.I.ピグメントレッド49を用いた他は、イエ
ローインクと同じ組成。
た顔料に代えてC.I.ピグメントブルー17を用いた
他は、イエローインクと同じ組成。
えてC.I.ピグメントイエロー4を使用し、且つ界面
活性剤であるノイゲンET−150Eを4.2部とし、
イオン交換水を69部としたことを除いて、ブラックイ
ンクと同じ組成。
した顔料に代えてC.I.ピグメントレッド49を使用
したことを除いて、イエローインクと同じ組成。
た顔料に代えてC.I.ピグメントブルー17を使用し
たことを除いてイエローインクと同じ組成。
えてC.I.ピグメントレッド49を使用したことを除
いて、イエローインクと同じ組成。
た顔料に代えてC.I.ピグメントブルー17を使用し
たことを除いてイエローインクと同じ組成。
した顔料をC.I.ピグメントイエロー4に代えた他
は、ブラックインクと同じ組成。
した顔料をC.I.ピグメントレッド49に代えた他
は、ブラックインクと同じ組成。
た顔料をC.I.ピグメントブルー17に代えた他は、
ブラックインクと同じ組成。
Cは表1に示した特性を有する。
における浸透係数を表2に示す。
は、東洋精機製の動的浸透性測定装置を使用して、 インク量:60μリットル、 インクと紙の接触時間:10〜360msec/c
m2、 測定環境:25℃ 60%RH、 の条件で行った。
いた。速度は、種々の接触時間(msec)とインク転
移量(ml/m2)のグラフから計算して求めた。
いて使用する色材は、それぞれいずれも同一レベルで、
溶媒体中における保存安定性に優れるため、一般のイン
クジェット方式の水性インクとしての適性、特にバブル
ジェット方式での吐出性を具備しており、コート紙のみ
ならず、普通紙において、バランスのとれた優れた性能
を有し、品位の高いカラー画像を提供することができ
る。
である。
である。
図である。
ある。
配列した記録部を示した斜視図である。
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 イエロー、シアン及びマゼンタの3色の
カラーインクを含むインクセットであって、各インクは
色材として顔料を含み、且つステキヒトサイズ度が20
〜60secの紙を使用したときのブリストウ法におけ
る各インクの浸透係数が1〜10ml/m2・s1/2であ
ることを特徴とするインクセット。 - 【請求項2】 各インクの浸透係数が3〜10ml/m
2・s1/2である請求項1に記載のインクセット。 - 【請求項3】 各インクが顔料の分散剤として水溶性樹
脂を含む請求項1に記載のインクセット。 - 【請求項4】 イエロー、シアン及びマゼンタの3色の
カラーインクとブラックインクを含むインクセットであ
って、各インクは色材として顔料を含み、且つステキヒ
トサイズ度が20〜60secの紙を使用したときのブ
リストウ法における各カラーインクの浸透係数が1〜1
0ml/m2・s1/2であり、ブラックインクの浸透係数
が0.1〜3ml/m2・s1/2であることを特徴とする
インクセット。 - 【請求項5】 各カラーインクの浸透係数が3〜10m
l/m2・s1/2である請求項4に記載のインクセット。 - 【請求項6】 前記ブラックインクの浸透係数が0.1
〜1ml/m2・s1/2である請求項4に記載のインクセ
ット。 - 【請求項7】 請求項1乃至6に記載のインクセットを
使用してインクジェット方式によりステキヒトサイズ度
が20〜60secの範囲にある紙に記録を行うことを
特徴とするインクジェット記録方法。 - 【請求項8】 インクに熱エネルギーを作用させてイン
ク滴を吐出させるインクジェット方式を採用した請求項
7に記載のインクジェット記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31811893A JP3576582B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | インクセット、インクジェット記録方法、ブリード低減方法及びインクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31811893A JP3576582B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | インクセット、インクジェット記録方法、ブリード低減方法及びインクジェット記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07173419A true JPH07173419A (ja) | 1995-07-11 |
JP3576582B2 JP3576582B2 (ja) | 2004-10-13 |
Family
ID=18095700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31811893A Expired - Fee Related JP3576582B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | インクセット、インクジェット記録方法、ブリード低減方法及びインクジェット記録装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3576582B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998029513A1 (en) * | 1996-12-31 | 1998-07-09 | Avecia Limited | Multicolour ink jet printing method |
US6336721B1 (en) | 1996-12-31 | 2002-01-08 | Zeneca Limited | Multicolor ink jet printing method |
US6637876B2 (en) * | 2001-05-11 | 2003-10-28 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Ink-jet printer, ink cartridge for the same |
WO2006043695A1 (ja) * | 2004-10-21 | 2006-04-27 | Sony Corporation | インク、インクカートリッジ、およびインクジェット記録方法 |
-
1993
- 1993-12-17 JP JP31811893A patent/JP3576582B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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