JPH07172653A - 折丁整列集積装置 - Google Patents

折丁整列集積装置

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JPH07172653A
JPH07172653A JP32423293A JP32423293A JPH07172653A JP H07172653 A JPH07172653 A JP H07172653A JP 32423293 A JP32423293 A JP 32423293A JP 32423293 A JP32423293 A JP 32423293A JP H07172653 A JPH07172653 A JP H07172653A
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air cylinder
support plate
connecting arm
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Application number
JP32423293A
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English (en)
Inventor
Hideki Mori
秀樹 森
Yukio Konaka
行雄 小中
Jun Kikuchi
順 菊池
Yasuo Toda
保男 戸田
Tomoe Matsunami
智江 松涛
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】マニュアル補給方式又は自動補給方式等を用い
て、製本機フィーダの折丁給紙部(折丁ホッパー部)に
折丁を搬送供給する場合において、所定部数の折丁(折
丁群又は折丁束)を予め揃えて縦集積状態に集積する装
置であって、一方集積あるいは切り違い集積それぞれの
場合における集積準備操作を容易にする。 【構成】装置本体フレームFに、エアシリンダ7によっ
て動作する一対の揺動アーム1,2と、連結アーム3と
によるリンク機構を設け、連結アーム3の支軸6aと連
結アーム3に支持した伸縮動作するエアシリンダ5とに
支持された折丁バケット8を設けたので、リンク機構を
動作させることによって、折丁バケット8を平行を維持
しながら昇降動作でき、エアシリンダ5を伸縮動作させ
ることによって、支軸6aを支点として折丁バケット8
を水平乃至傾斜姿勢に変換できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、折丁搬送手段に所定部
数の縦集積折丁群を受け渡す前に、予め起立姿勢の縦集
積折丁群を形成準備するための折丁整列集積装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的に製本工程においては、印刷工
程、折形成工程にて形成された折丁を所定の製本機フィ
ーダの折丁給紙部(折丁ホッパー部)に搬送供給し、供
給した折丁を折丁給紙部より丁合工程(送行するギャザ
リングチェーン等)に1部ずつ給紙して頁順に丁合し、
本1冊分毎に丁合された折丁を形成し、続いて、丁合さ
れた1冊分毎の丁合された折丁(表示を含む、又は含ま
ない)の背部をバインダー(綴)工程にて綴じる(表紙
を含まない場合は、その後に表紙付けを行う)ことによ
って、中綴、平綴、無線綴等の本を製本している。
【0003】折丁を、製本機フィーダの折丁給紙部まで
搬送供給する場合は、予め揃えて集積しておいた所定部
数の折丁(折丁群又は折丁束)を、マニュアルにて製本
機フィーダの折丁給紙部に補給するマニュアル補給方式
がある。また、自動補給方式として、予め揃えて集積し
ておいた所定部数の折丁(折丁群又は折丁束)を、連続
送行コンベアベルト等を用いて、表裏一対のコンベアベ
ルトの間に折丁を1枚ずつずれ重ね状態で挟持して、折
丁給紙部まで自動搬送供給するオートローダー方式があ
る。また、予め揃えて集積しておいた所定部数の折丁
(折丁群又は折丁束)を、ロボットハンド、クランパー
(挟持手段)等を備えたバッチ(束)搬送手段を用いて
所定部数の折丁(折丁群)毎に折丁を挟持して、製本機
フィーダの折丁給紙部まで自動搬送供給するバッチ搬送
方式等がある。
【0004】上記マニュアル補給方式又は自動補給方式
のいずれの方式を用いるにしても、前述したように、初
期の段階で、所定部数の折丁(折丁群又は折丁束)を揃
えて集積して、縦集積折丁群として予め準備しておく工
程がある。
【0005】一般的に折形成された折丁は、比較的厚味
のある閉塞する折目側端部と、該折目側端部に相対して
比較的薄い開放側端部を備えている。この折丁の複数部
を集積して折丁群とした折丁群の集積厚さ(集積長さ)
は、当然のことながら折目側端部の厚味の方が、開放側
端部の厚味より増大する傾向がある。この傾向は折丁に
用いられる用紙の厚さが厚くなるほど顕著に現れる。
【0006】そこで、一般的に、用紙の厚さが比較的厚
い折丁の場合は、図6(a)に示すように、折丁群Pの
開放側端部aと折目側端部bのそれぞれ集積厚さを平均
化するため、複数部の折丁p(折丁群P1 )毎に折丁p
の向きを相違させ、折丁pの開放側端部aと折目側端部
bとを一方側に交互に重ね合わせ積載する切り違い集積
(駒返し集積)方式が採用されている。また、用紙の厚
さが比較的薄い折丁の場合は、図6(b)に示すよう
に、折丁pの開放側端部a又は折目側端部bのいずれか
一方側を一方向に揃え、折丁の向きを同一方向に集積し
て折丁群Pとする一方向集積(一方集積)方式が採用さ
れており、折丁群Pを適宜結束紐等にて結束する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記一方集積の場合
は、折丁の向きを変換せずにそのまま一括して集積し、
切り違い集積の場合は、複数部毎に向きの違う折丁を、
一々同一方向に揃え直す作業を必要とし、一方集積の場
合と、切り違い集積の場合とでそれぞれ異なる操作を必
要としている。
【0008】本発明は、マニュアル補給方式又は自動補
給方式等を用いて、製本機フィーダの折丁給紙部(折丁
ホッパー部)に折丁を搬送供給する場合において、所定
部数の折丁(折丁群又は折丁束)を予め揃えて縦集積状
態に集積する装置であって、一方集積あるいは切り違い
集積それぞれの場合における集積準備操作を容易にでき
るようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、装置本体フレ
ームFに回転可能に軸支した一対の揺動アーム1,2
と、両揺動アーム1,2上端部の同一半径相当部に軸支
した連結アーム3と、該連結アームに一体的に回転可能
に軸支した整列集積用の折丁バケット8と、該バケット
8の一端部と前記連結アーム3とを連結するエアシリン
ダ5と、両揺動アーム1,2のいずれか一方の揺動アー
ム下端部を揺動動作するエアシリンダ7とを設け、前記
バケット8の後端部に支軸16bを介して下端部16a
を軸支された垂直な後支持板16を駆動開閉可能に設
け、前記バケット8底部に前記バケット8後端部と前端
部との間を駆動移動可能な垂直な可動前支持板17を設
けたことを特徴とする折丁整列集積装置である。
【0010】
【実施例】本発明の折丁整列集積装置を実施例に従って
詳細に説明すれば、図1は本発明装置の一実施例におけ
る側面図であり、図2はその平面図である。本発明装置
の一実施例は、図1及び図2に示すように、装置本体幅
方向両側のフレームFにそれぞれ揺動アーム1が支軸1
cを介して回転可能に取付け支持され、同フレームFに
それぞれ揺動アーム2が支軸2cを介して回転可能に取
付け支持されている。揺動アーム1上端部1aには、支
軸1dを介して連結アーム3の一端部3aが回動可能に
取付け支持され、揺動アーム2上端部2aには支軸2d
を介して前記連結アーム3の他端部3bが回動可能に取
付け支持されている。支軸1cと1dとの離間距離(揺
動アーム1の支軸1dにおける回転半径)と、それに対
向する支軸2cと2dとの離間距離(揺動アーム2の支
軸2dにおける回転半径)は互いに同一距離に設定され
ている。また支軸1cと2cとの離間距離と、それに対
向する支軸1dと2dとの離間距離は互いに同一距離に
設定されている。
【0011】揺動アーム1と揺動アーム2と連結アーム
3とによって平行四辺形のリンク機構が構成される。な
お図1に示すように、一実施例においては、前記支軸1
cと2cとを結ぶ直線(所謂支軸1dと2dとを結ぶ直
線)は水平となっているが、本発明装置においては必ず
しも水平である必要はなく多少傾斜していてもよい。
【0012】上記リンク機構を構成する揺動アーム1の
下端部1b又は揺動アーム2の下端部2bのいずれか一
方には、リンク機構を動作させるエアシリンダ7の作動
ロッド7a先端部が取付けられている。図1に示す一実
施例においては、揺動アーム2の下端部2bに支軸2e
を介して作動ロッド7a先端部が取付けられている。ま
た必要に応じて、図1に示すように、前記下端部1bと
2bとを連結する連結シャフト4をそれぞれ支軸1e,
2eを介して取付け支持するように設けてもよい。
【0013】図1に示すように、縦集積用の折丁バケッ
ト8は、二個所で取付け支持されており、一個所はその
中央部付近にて、前記連結アーム3に一体の上部凸部6
(ブラケット)に、支軸6aを介して回動可能に取付け
支持され、もう一個所は、該折丁バケット8の後端部付
近にて、前記連結アーム3に一体の下部ブラケット3c
に、支軸3dを介して取付け支持したエアシリンダ5の
作動ロッド5a先端部に支軸8aを介して取付け支持さ
れている。
【0014】図1に示すように、前記折丁バケット8
は、前記エアシリンダ5の作動ロッド5aを伸長動作す
ることによって、支軸6aを支点にして傾斜線Aの姿勢
に傾斜(前傾)し、一方、作動ロッド5aを短縮動作す
ることによって傾斜線Bの姿勢に傾斜(後傾)する。
【0015】エアシリンダ5は、中間停止点(折丁バケ
ット8の水平姿勢を形成するもの)を備えた上止点、中
間点、下止点の三段停止式のエアシリンダを使用する
か、あるいは、図2の平面図に示すように、エアシリン
ダ5として二個のロッドエアシリンダを組み合わせたダ
ブルエアシリンダ方式を採用する。
【0016】ダブルエアシリンダ方式のエアシリンダ5
は、図1又は図2に示すように、第1エアシリンダ15
と第2エアシリンダ25とを備える。折丁バケット8を
支持する連結アーム3下部(図1に示す一実施例では支
軸1d下方の連結アーム3)に一体的に設けられたブラ
ケット3cに一体的に取付けた支軸3dを介して回動可
能に第1エアシリンダ15が取付け支持され、該第1エ
アシリンダ15の作動ロッド15a先端部に接続板15
bにより第2エアシリンダ25が取付け支持され、該第
2エアシリンダ25の作動ロッド25a先端部が、支軸
8aを介して折丁バケット8に接続支持されている。
【0017】図1、又は図2に示すように、第1エアシ
リンダ15の作動ロッド15aが短縮動作し、且つ第2
エアシリンダ25の作動ロッド25aが伸長動作してい
る場合(又は第1エアシリンダ15と第2エアシリンダ
25のいずれか一方が短縮動作し、他方が伸長動作して
いる場合)は折丁バケット8は水平姿勢を保持する。ま
た第1エアシリンダ15と第2エアシリンダ25の両方
が伸長動作している場合は、折丁バケット8は傾斜線A
の状態に前端部側を低くした傾斜姿勢を保持する。また
第1エアシリンダ15と第2エアシリンダ25の両方が
短縮動作している場合は、折丁バケット8は傾斜線Bの
状態に後端部側を低くした傾斜姿勢を保持する。
【0018】図3は、揺動アーム1,2及び連結アーム
3によるリンク機構の該連結アーム3に支軸6a及びエ
アシリンダ5によって取付け支持された折丁バケット8
の平行移動動作、及び水平姿勢乃至傾斜姿勢への姿勢変
換動作を説明する模式図である。水平姿勢にある折丁バ
ケット8は、リンク機構によって水平を保持しながら前
後移動及び昇降移動が可能である。またエアシリンダ5
が伸縮動作することによって折丁バケット8は水平乃至
傾斜動作する。
【0019】図2の平面図に示すように、折丁バケット
8は、平面形状として細長い矩形状であって、中央部に
長手方向(前後方向)に延びるメインフレーム10と、
そのメインフレーム10両側に、間隙部d(後述する前
支持板17が送行移動するための空間)をおいてサブフ
レーム11,11がそれらの長手方向両端部にてブロッ
ク板12,13によってネジ止め、溶接等によって接続
されて取付け固定されている。メインフレーム10上面
及びサブフレーム11,11上面は、折丁群をスライド
移動できるような平坦面を備え、また各々上面は同一平
面内に含まれるように形成されている。サブフレーム1
1,11の外側には、互いに対向して側板18,18が
ネジ止め等によって取付け固定されている。そして、前
記折丁バケット8を支持する二個所の前記支軸6a、及
び8aは、該側板18に取付け支持されている。
【0020】側板18,18の対向間隔wは、折丁の幅
と同じ間隔、又はそれより僅少広い間隔に設定されてい
る。また図1の側面図に示すように、メインフレーム1
0上面からの側板18の高さhは、折丁の起立姿勢の高
さ、又はそれより低く、又は高く設定されている。
【0021】図1に示すように、折丁バケット8の後端
部には垂直乃至水平に開閉可能な後支持板16が設けら
れ、該後支持板16より前端部側には、前後に移動可能
な後支持板17が設けられている。後支持板16は、そ
の下端部16aが、ブロック板12に支軸16bを介し
て軸支され、該後支持板16は、該支軸16bがロータ
リーエアシリンダ(図示せず)によって正転又は逆転回
転することによって垂直乃至水平に開閉動作する。前支
持板17は、前記メインフレーム10とサブフレーム1
1との間の間隙部d内より該フレーム10,11上面に
垂直に突出して設けられている。該前支持板17は、メ
インフレーム10下側に平行に後端部ブロック板12と
前端部ブロック板13の下部に取付け支持されたロッド
レスエアシリンダのガイドシャフト14に沿って前後に
移動可能な可動体17aに取付けられている。
【0022】なお、ガイドシャフト14は1本乃至2本
設けることができる。また後端部ブロック板12上面に
は、後支持板16間に突起部12aが設けられ、該突起
部12a前端部と後支持板16前端部とは同一線上に並
ぶように形成されている。
【0023】次に、上記本発明装置を用いて縦集積状態
に折丁群を集積形成する場合の操作について、図6
(a)に示すような所定部数の折丁群P1 毎に切り違い
集積し、適宜紐にて結束した折丁群Pを、本発明装置の
折丁バケット8内に装架して縦集積状態を形成する場合
について以下に説明する。
【0024】まず、図1に示すエアシリンダ7を短縮動
作させて、リンク機構によって折丁バケット8を下止点
(図1の実線にて示すバケット位置)に保持し、エアシ
リンダ5を伸長動作(第1エアシリンダ15と第2エア
シリンダ25の両方を伸長動作)して、折丁バケット8
の前端部側が低い傾斜姿勢(傾斜線Aの姿勢)に保持す
る。
【0025】図5(a)は、折丁バケット8の前端部側
を低い傾斜姿勢(傾斜線Aの姿勢)に保持した状態を示
す。ロータリーアシリンダ(図示せず)にて開閉動作可
能な後支持板16を図5(a)に示すように開放動作す
る。続いて、所定部数の折丁群P1 毎に切り違い結束さ
れている折丁群Pの結束紐を切断して結束を解き、全て
の折丁群P1 を折目側端部bを下にして起立状態で、傾
斜する折丁バケット8のメインフレーム10(及びその
両側のサブフレーム11,11)上面に、前支持板17
に支持させて、突起部12a内側と前支持板17との間
に順次集積し、起立姿勢の折丁群P1 ,P1 ,P1 ,・
・・からなる折丁群Pを集積する。(図5(a)参照)
【0026】必要に応じて順次上記同じ操作を繰り返し
て、折丁バケット8内に折丁群P,P,P,・・・を集
積した後、後支持板16を閉鎖動作することによって、
後支持板16と前支持板17とによって集積された折丁
群Pを前後より挟持し、その後、必要に応じて、エアシ
リンダまたはチェーン送行動作によって前支持板17
(可動体17a)をガイドシャフト14に沿って後支持
板16側に僅かに駆動移動動作して、集積された折丁群
Pを後支持板16と前支持板17とによって前後より挟
持し、続いて、エアシリンダ5(第1シリンダ15、又
は第2シリンダ25のいずれか一方)を短縮動作するこ
とにより、折丁バケット8を支軸6aを支点にして水平
姿勢に変換し、続いてエアシリンダ7を伸長動作してリ
ンク機構により折丁バケット8を水平のまま上方(図3
の点線で示すバケット位置)に移動させて、本発明装置
による集積操作を終了する。
【0027】折丁バケット8内に後支持板16と前支持
板17とによって挟持され集積された折丁群Pは、その
後、折丁バケット8上側からロボットハンド等の適宜折
丁群Pを挟持する挟持搬送手段によって挟持して、縦集
積状態を保持した状態で製本機フィーダの折丁ホッパー
部等の他所に搬送されるものである。
【0028】なお、本発明装置においては、図4に示す
ように、折丁バケット8内に起立姿勢で折丁群P1 ,P
1 ,P1 ,・・・を順次集積する際は、前支持板17が
折丁バケット8の前端部方向へ順次移動できるようにし
てある。前支持板17が折丁バケット8の前端部方向へ
順次移動する方式は、例えば前支持板17を取付けた可
動体17aとそれに沿って摺動移動するガイドシャフト
14との間に所定の摺動フリクションを付与することに
よって、該摺動フリクションに抗してマニュアルにて自
由な位置に前支持板17を摺動移動可能にしてもよい。
また、例えば、可動体17aを、別に設けたエアシリン
ダ(図示せず)によってガイドシャフト14に沿って所
定距離ずつ自動的に駆動移動させるようにしてもよい。
【0029】また、他の方式としては、例えば、起立姿
勢で折丁群P1 ,P1 ,P1 ,・・・を順次集積する際
に、集積する折丁群P1 によって前支持板17を折丁バ
ケット8前端部方向に軽い力で押圧することによって、
該前支持板17は、ガイドシャフト14(図1又は図2
参照)に沿って、予め設定した距離(一例では、ほぼ折
丁群P1 の厚さに相当する距離)だけ移動できるように
してもよい。なお、軽い力で設定距離だけ移動させる方
式については、ガイドシャフト14がロッドレスエアシ
リンダのガイドシャフトである場合は、該ガイドシャフ
トに沿ってエアにて駆動移動する可動ブラケット17a
(可動体)の自由移動量を、エアレギュレータによって
エアドレイン(エア排気)量の調整をすることによって
設定できるものである。
【0030】また、ガイドシャフト14がガイドシャフ
トであって、該ガイドシャフトに沿って可動体17aを
これと平行にモーターにて駆動送行するチェーン等(図
示せず)によって牽引して前支持板17を移動動作させ
る方式の場合は、送行チェーンを巻回するスプロケット
と、該スプロケットを駆動回転させる駆動軸とを、互い
に接続固定したり、その固定を解除してフリクション係
合させたりするロック機構(図示せず)を設け、固定解
除後のフリクションに抗して前支持板17をガイドシャ
フトに沿ってマニュアル移動できるようにしてもよい。
【0031】次に、上記本発明装置を用いて、縦集積状
態に折丁群を集積形成する場合において、図6(b)に
示すような一方向集積方式にて集積し、適宜紐sにて結
束した折丁群Pを、本発明装置の折丁バケット8内に装
架して縦集積状態を形成する場合について以下に説明す
る。
【0032】まず、図1に示すエアシリンダ7を短縮動
作させ、リンク機構によって折丁バケット8を下止点
(図1の実線にて示すバケット位置)に保持し、エアシ
リンダ5を短縮動作(第1エアシリンダ15と第2エア
シリンダ25の両方を短縮動作)して、折丁バケット8
の後端部側が低い傾斜姿勢(傾斜線Bの姿勢)に保持す
る。
【0033】図5(b)は、折丁バケット8の後端部側
を低い傾斜姿勢(傾斜線Bの姿勢)に保持した状態を示
す。ロータリーアシリンダ(図示せず)にて開閉動作可
能な後支持板16を、図5(b)に示すように閉鎖動作
し、続いて前支持板17を移動させて、後支持板16と
前支持板17との間隔が折丁群Pの集積厚さ(集積長
さ)相当になるように設定する。続いて、一方集積方式
にて集積され結束されている折丁群Pを結束紐sによっ
て結束された状態で、折目側端部bを下にして起立状態
で、傾斜する折丁バケット8のメインフレーム10(及
びその両側のサブフレーム11,11)上面と後支持板
16に支持させて積載する。その後、折丁群Pの結束紐
sを切断して結束を解くことによって、折丁群Pは折目
側端部bを下にして起立状態で、傾斜する折丁バケット
8の後支持板16と前支持板17との間に収納される。
【0034】例えば、上記収納した折丁群Pに続いて次
の折丁群Pを収納集積する場合は、前支持板17を折丁
バケット8前端部方向に移動して、先の折丁群P前端部
と前支持板17との間隔が折丁群Pの集積厚さ(集積長
さ)相当になるように設定した後、先の折丁群P前端部
側に、順次、次の折丁群Pを集積する。
【0035】その後、エアシリンダまたはチェーン送行
動作によって前支持板17(可動体17a)をガイドシ
ャフト14に沿って後支持板16側に僅かに駆動移動動
作して、集積された折丁群Pを後支持板16と前支持板
17とによって前後より挟持し、続いて、エアシリンダ
5(第1シリンダ15、又は第2シリンダ25のいずれ
か一方)を伸長動作することにより、折丁バケット8を
支軸6aを支点にして水平姿勢に変換し、続いてエアシ
リンダ7を伸長動作してリンク機構により折丁バケット
8を水平のまま上方(図3の点線で示すバケット位置)
に移動させて、本発明装置による集積操作を終了する。
【0036】折丁バケット8内に後支持板16と前支持
板17とによって挟持され集積された折丁群Pは、その
後、折丁バケット8上側からロボットハンド等の適宜折
丁群Pを挟持する挟持搬送手段によって挟持して、縦集
積状態を保持した状態で製本機フィーダの折丁ホッパー
部等の他所に搬送されるものである。
【0037】なお、折丁バケット8内に起立姿勢で上記
折丁群P,P,P,・・・を順次集積する際において
も、前支持板17が折丁バケット8の前端部方向へ順次
移動できるようにしてあり、所定の摺動フリクションを
付与することによって、該摺動フリクションに抗してマ
ニュアルにて自由な位置に前支持板17を摺動移動可能
にしてもよいし、エアシリンダ(図示せず)によってガ
イドシャフト14に沿って所定距離ずつ自動的に駆動移
動させるようにしてもよいし、ガイドシャフト14に沿
ってエアにて駆動移動する可動ブラケット17a(可動
体)の自由移動量を、エアレギュレータによってエアド
レイン(エア排気)量の調整をすることによって設定し
てもよいし、ガイドシャフト14に沿って移動する可動
体17aの駆動送行するチェーンを巻回するスプロケッ
トと駆動軸とを、互いにバネ等によってフリクション係
合させて、フリクションに抗して前支持板17をマニュ
アル移動できるようにしてもよい。
【0038】
【作用】本発明装置は、装置本体フレームFに、エアシ
リンダ7によって動作する一対の揺動アーム1,2と、
連結アーム3とによるリンク機構を設け、連結アーム3
の支軸6aと連結アーム3に支持した伸縮動作するエア
シリンダ5とに支持された折丁バケット8を設けたの
で、リンク機構を動作させることによって、折丁バケッ
ト8を平行を維持しながら昇降動作でき、エアシリンダ
5を伸縮動作させることによって、支軸6aを支点とし
て折丁バケット8を水平乃至傾斜姿勢に変換できる。
【0039】折丁バケット8をその前端部を低くした傾
斜姿勢にすることによって、折丁群P1 毎に切り違い集
積されていた折丁群Pの折丁の向きを、前支持板17に
支持させながら同一方向に揃えて縦集積状態に集積する
ことが容易にでき、また、折丁バケット8をその後端部
を低くした傾斜姿勢にすることによって、一方向集積さ
れていた折丁群Pを、後支持板16に支持させて積載
し、順次折丁群Pの折丁の向きを同一方向に揃えて縦集
積状態に集積することが容易にできる。
【0040】また、折丁バケット8の後支持板16は、
開閉動作するものの折丁バケット8本体に対しては相対
移動せず固定であり、折丁バケット8上に集積された折
丁群Pの後端部は常に後支持板16の定位置に設定され
る。そのため、ロボットハンド、クランパーなどを用い
たバッチ方式の折丁搬送手段による折丁保持ステーショ
ンの位置決め設定や、保持タイミングの設定が容易であ
る。
【0041】
【発明の効果】本発明装置は、製本機フィーダの折丁給
紙部(折丁ホッパー部)に折丁群を予め向きを揃えて縦
集積状態に集積準備する場合、切り違い集積折丁群の場
合は、複数部毎に向きの違う折丁を同一方向に揃え直す
作業台として使用でき、一方集積折丁群の場合は、折丁
の向きを変換せずにそのまま一括して集積する作業台と
して使用でき、一方集積あるいは切り違い集積それぞれ
の場合における集積準備操作を容易にできる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の側面図である。
【図2】本発明装置の平面図である。
【図3】本発明装置における折丁バケットの動作を説明
する動作模式図である。
【図4】本発明装置の概要を説明する斜視図である。
【図5】(a)は本発明装置による切り違い集積折丁を
縦集積折丁群に形成する場合の動作を説明する概略側面
図、(b)は本発明装置による一方向集積折丁を縦集積
折丁群に形成する場合の動作を説明する概略側面図であ
る。である。
【図6】(a)は折丁の一般的な切り違い集積形態を説
明する概要斜視図、(b)は折丁の一般的な一方向集積
形態を説明する概要斜視図である。
【符号の説明】
1…揺動アーム 2…揺動アーム 3…連結アーム 4
…連結シャフト 5…エアシリンダ 6…連結アーム上部 7…エアシリ
ンダ 8…折丁ブラケット 10…メインフレーム 11…サブフレーム 12,1
3…接続ブロック 14…ガイドシャフト 15…エアシリンダ 16…後
支持板 17…前支持板 18…側板 a…開放側端部 b…折目側端部 P…折丁群 P1 …折丁群 p…折丁 s…結束紐 w
…側板の対向間隔 h…メインフレーム上面から側板上端までの高さ
フロントページの続き (72)発明者 戸田 保男 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 松涛 智江 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体フレームFに回転可能に軸支した
    一対の揺動アーム1,2と、両揺動アーム1,2上端部
    の同一半径相当部に軸支した連結アーム3と、該連結ア
    ームに一体的に回転可能に軸支した整列集積用の折丁バ
    ケット8と、該バケット8の一端部と前記連結アーム3
    とを連結するエアシリンダ5と、両揺動アーム1,2の
    いずれか一方の揺動アーム下端部を揺動動作するエアシ
    リンダ7とを設け、前記バケット8の後端部に支軸16
    bを介して下端部16aを軸支された垂直な後支持板1
    6を駆動開閉可能に設け、前記バケット8底部に前記バ
    ケット8後端部と前端部との間を駆動移動可能な垂直な
    可動前支持板17を設けたことを特徴とする折丁整列集
    積装置。
JP32423293A 1993-12-22 1993-12-22 折丁整列集積装置 Pending JPH07172653A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012232848A (ja) * 2011-05-03 2012-11-29 Mueller Martini Holding Ag 印刷物のロッド状の束状体を製造するための方法
JP2013006701A (ja) * 2011-06-22 2013-01-10 Mueller Martini Holding Ag 印刷物のロッド状の束状体を製造するための方法

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